JP3946493B2 - 電源ジャック及びこれを用いた電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源ジャック及びこれを使用した電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電源ジャックは特開平5−159826、実開平6−23176、特開平9−63689に見られるように、プラグを挿抜する開口部からなるベースと前記プラグおよび基板と接続する電極端子からなり、ジャックの電極端子を基板にはんだ付けすることで、固定していた。また、電子機器の防水をする場合、電源ジャックの開口部にゴム蓋をしたり、開口部周辺にパッキンを保持する構造が知られている。
【0003】
さらに詳細に、従来の電源ジャックついて、図11および図12に示した説明する。図11は従来例の断面図であり、図12は図11の平面図である。図11と図12に示すように、ケース1には基板10が収納され電源ジャク14を挿入する挿入穴1aと本体パッキン10を収納するパッキン溝があり、前記本体パッキン10を介してケースをねじ11で止められている。
電源プラグ13を挿抜する電源ジャック14はベース14aとマイナス電極14bとプラス電極14dとから構成される。
ベース14aは、基板10の位置決め穴10dに挿入する凸部14gと第一のパッキン8を取り付ける溝部14fがり、ベース部より露出するマイナス電極14bの端部にあるマイナス接続部14cおよびプラス電極14dの端部にあるプラス接続部14eはそれぞれ基板9のマイナス穴10bとプラス穴10cにはんだ付け固定されている構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の携帯機器に使用される電源ジャックにおいては、以下の課題がある。▲1▼電源ジャックの凸部を基板の穴に挿入し電源ジャックを基板に取り付けるため、基板には電源ジャックの取り付け穴を含む電源ジャック取り付け部のスペースが必要となる。▲2▼電源ジャックの接続端子を基板にはんだ付けし接続していたため、基板に取り付けパターンが必要なる。▲3▼電源ジャック自体の防水は、接続端子をベースに貫通して密着固定(インサート成型や接着)が必要となる。
【0005】
以上のように、ベース14aとマイナス電極14bとプラス電極14dとから構成する電源ジャック14を、基板上に実装するため携帯機器の小型化・薄型化ができないという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電源ジャックは、固定させるとともに他の部品と導通させるための固定片に係合するための溝を外周に有する中空部材と、前記中空部材の内側にその一部を固定し、電源プラグの外周と接触する弾性を有する第1の端子と、前記電源プラグの内周と接触する第2の端子と、前記第2の端子を前記中空部材に固定させるとともに、前記第1の端子と前記第2の端子とを絶縁させる絶縁部材と、を有するものである。
【0007】
本発明に係る電源ジャックは、前記パイプが前記パイプの外周に前記パイプと他の機器との間に液体の侵入を防ぐ第1のパッキンを有し、前記パイプの内側と前記第2の端子との間に液体の侵入を防ぐ第2のパッキンを有するものである。
【0008】
本発明に係る電子機器は、電源ジャックと、その一端が基板に固定され、前記電源ジャックの外周を固定し、前記電源ジャックと前記基板とを導通する固定片とを有するものである。
【0009】
ケースの穴にパッキンを介しパイプを挿入し、パイプの貫通穴にパッキンを介しピンを挿入する固定手段および防水手段と、前記パイプとピンが電源プラグより基板に導通する導通手段を有する電源ジャックとし、電源ジャックのベースを削除した。さらに、パイプおよびピンと基板の接続をばねによって着脱できる構成とした。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明は、電源プラグのプラス電極に接続されるピンと電源マイナスばねを介し電源プラグのマイナス電極に接続されるパイプの固定構造とピンおよびパイプにパッキンを装着することによる防水構造。
さらに、プラス電極とマイナス電極の接続部を有するばねによる導通構造によって、電源ジャックおよび基板の小型化・薄型化をして携帯機器のコンパクト化が可能となる。
【0011】
【実施例】
以下、図面に示す実施例に基づき本発明を具体的に説明する。
【0012】
<実施例1>
図1から図4は、本発明の電源ジャックを搭載した携帯機器の形態を示す。図1は、電源ジャックに電源プラグを挿入する前の断面図である。図2は、電源ジャックに電源プラグを挿入した後の断面図である。図3は、図1示した電源プラグの挿抜方向から見た携帯機器における電源ジャック周辺の垂直方向部分断面図である。図4は、図3に示した携帯機器における電源ジャック周辺の裏平面部分透視図である。
【0013】
図1において、ケース1は、下側ケースと上側ケースにより構成される。下側ケースは、上側ケースを止めるねじ穴と、基板を止めるねじ穴をあけておく。また、下ケースは、上ケースと組み合わせたときに、水などの進入を防ぐためのパッキン溝を上ケースと接触する面に設けておく。一方、上ケースは、下ケースを固定するために段付きの穴をあけておく。また、上ケースは、下ケースとの接触面から段部1cを設けて、基板10と接触しないようにする。さらに、上ケースは、電源ジャックを挿入するための挿入穴1aを水平方向にあけておく。挿入穴1aの一部には、基板10と接続する電源ばね7を逃がすための度決め部1bを設ける。上ケースとしたケースは、パッキン12を下ケースのパッキン溝に挿入後、ねじ13によって固定される。
【0014】
基板10は、2つの電源ばね7と接続する。接続は、電源ばね7に設けた基板コンタクト部7bを基板側に折り曲げて、基板と接触させることで行う。電源ばね7は、基板10と反対方向に伸びており、電源ジャックと接触する。ねじ13によって、基板10は、下ケースに固定される。
【0015】
電源ジャックはパイプ2、ブシュ4、電源マイナスばね3、ピン5、絶縁パイプ9、第1のパッキン8及び第2のパッキン9からなる。パイプ2の内側は、電源プラグ11が挿入される方向に第1及び第2の段部、それとは反対側に第3の段部を設けてある。第1の段部には、先端部を「く」の字に曲げた電源マイナスばね3を、ブシュ4に挿入して固定する。電源マイナスばね3は、電源プラグ11を電源ジャックに挿入したときに、電源プラグ11のマイナス極と接触する。第2の段部は、電源プラグ11を電源ジャックに挿入したときに、電源マイナスばね3がたわんで変形しても、パイプ2と接触しないようにするためのものである。第3の段部には、第2のパッキン9を挿入する。第2のパッキン9を押さえるとともに、ピン5を固定するために、中空の絶縁パイプ6を電源プラグ11が挿入される方向とは反対の方向から、パイプ2に打ち込む。ピン5を絶縁パイプ6に挿入して、ピン5を固定する。このとき、第2のパッキン9と絶縁パイプ6により、ピン5とパイプ2は導通することはない。ピン5は、その最外周に止め輪溝5aを有している。また、パイプ2の外周には、第1のパッキン採り付け溝2bと止め輪溝2aを設けてある。
【0016】
電源ジャックは、2つの電源ばね7がピン5に設けた止め輪溝5aとパイプ2の止め輪溝2aはまることで固定されるとともに、基板10と電源ジャックとが接続される。このとき、第1のパッキン溝2bに第1のパッキン8を挿入しておくと、パイプ2と挿入穴1a間からの水等の浸入を防ぐことができる。
【0017】
図1に示すように電源プラグ11の挿入方向にブシュ4によって、電源マイナスばね3が止め輪溝2aと第一のパッキン8を第一のパッキン取り付け溝2bに装着したパイプ2に嵌合される。また、その反対方向に絶縁パイプ6と第二パッキン9を挿入した止め輪溝5bを有すピン5がパイプ2挿入される構成の電源ジャックがケース1の外側より挿入穴1aに挿入される。
さらにケース内にある二つの度決め部1bとパイプの止め輪溝2aとピンの止め輪溝5aを合わせて電源リードばね7の止め輪部7aが係合されることで電源ジャックが電源プラグ抜き方向に規制される。電源ジャックが電源プラグ押し込み方向については、ケース1の段部1cとピン5の隙間が詰まり規制される。
一方、ねじ13で固定した基板10の電源パターン10aに前記電源リードばね7の 基板コンタクト部7bと接続される。
また、前記本体パッキン10を介してケースをねじ11で止める構成である。
【0018】
図2に示すように、電源プラグ11がケース1に有する挿入部1aに挿入されることで、前記電源プラグ11の穴(図示せず)にピン先端部5aが挿勘されると供にピン5は電源プラグ挿入方向に移動するが、ケース段部1cとピン5の隙間が詰まりピン5は停止する。また、電源プラグ11のマイナス電極に電源マイナスばね3が係合する構成である。
【0019】
次に電源プラグ挿抜方向の垂直方向の断面図である図3説明する。図3は、図1のA−A´断面図である。図3に示すように、ケース1の挿入穴1aにパイプ2と電源マイナスばね3とブシュ4とピン5と絶縁パイプ6と第一のパッキン8および第二のパッキン9で構成する(ブシュ4と絶縁パイプ6と第一のパッキン8および第二のパッキン9は図示せず。)電源ジャックが挿入される。さらに、電源ばね7の止め輪部7aがパイプの止め輪溝2aに支持すると供に電源ばね7の 基板コンタクト部7b基板10に接続される。また、上ケースと下ケースの間に本体パッキン12配置される。
【0020】
図4に示すように、電源プラグ11の挿入方向のケースの挿入穴1aにパイプ2と電源マイナスばね3とブシュ4とピン5と絶縁パイプ6と第一のパッキン8および第二のパッキン9で構成する電源ジャックがある。(電源マイナスばね3と絶縁パイプ6と第二のパッキン9は図示せず。)で構成する電源ジャックが挿入される。さらに、電源ばね7はパイプの止め輪溝2aに支持すると供に基板の電源パターン10aに接続される。
また、もう一つの電源ばね7はピンの止め輪溝5aに支持すると供に基板の電源パターン10aに接続される。
【0021】
ここで、本発明の実施例の電源ジャック部での組み立て方法について説明する。
パイプ2の電源プラグ挿入方向の内径には、はじめから内径にブシュ4と電源マイナスばね3を嵌合されている。パイプ2の外径ある第一のパッキン取り付け溝2bに第一のパッキン8を取り付ける。
また、ピン5の先端部5b方向より絶縁パイプ6と第二のパッキン9を挿入する。次にパイプ2の電源プラグ挿入逆方向の内径にピン5を先端部5bから挿入することで電源ジャックが組み立てられる。
【0022】
さらに、ケース1の挿入穴1aに電源ジャックを段部1c近傍まで挿入することでケース1の度決め部1bとパイプ2の止め輪溝2aおよび ピン5の止め輪溝5aの挿入位置が一致する。ここで、パイプ2とピン5の止め輪溝に電源ばね7の止め輪部7aを係合することで電源ジャックがケースに固定される。
次に、電源ジャックがケース固定されたケースと本体パッキン12を介して基板10がねじ13で固定された一方のケースをねじ止めすることで電源ばね7の基板コンタクト部7bと基板10の電源パターン10aが接続される。
以上が電源ジャック部の組み立て方法であり上記によりパイプ2とピン5が第一のパッキン8と第二のパッキン9によって封止固定されることでケース1の
挿入穴1aとパイプ2の貫通穴からの入水がなくなる。
【0023】
また、本発明の実施例の電源ジャックでの電気信号の導通経路について説明する。電源プラグ11が電源ジャックの挿入部に挿入すると
電源プラグ13のマイナス信号は電源マイナスばね3の先端部からパイプ2に導通しパイプ2の止め輪溝2aから電源ばね7に導通し電源ばね7の先端部にある基板コンタクト部7bが基板10の電源パターン10aに接続し電子回路に導通される。
【0024】
一方電源プラグ11のプラス信号は先端部5bからピン5に導通しピン5の 止め輪溝5aから電源ばね7に導通し電源ばね7の先端部にある基板コンタクト部7bが基板10の電源パターン10aに接続し電子回路に導通される。 このとき、パイプ2とパイプ2の貫通穴に挿入するピン5は絶縁パイプ6によって絶縁される。
【0025】
<実施例2>
次に、本発明の他の実施例に基づき具体的に説明する。図5から図7は、本発明の電源ジャックを搭載した携帯機器の形態を示す。図5は、携帯機器に電源プラグ挿入前の断面図で図6は図5の裏ケースとねじを取り除いた平面図で図7は携帯機器に電源プラグ挿入後の断面図である。
【0026】
図5に示すように、電源プラグ11の穴(図示せず)にあるプラス電極に接続されるピン先端部5aと二つの第二のパッキン9を取り付ける二つの第二パッキン取り付け溝5cとプラス線細工ばね16を取り付ける止め輪溝5aを有するピン5が第二のパッキン9を介してパイプ2の貫通穴に挿勘される。第二のパッキン9により、ピン5とパイプ2は絶縁されると供に着脱可能に封止固定される。
【0027】
電源プラグ11のマイナス電極に接続される先端部と止め輪部3aからなる電源マイナスばね3を取り付ける電源マイナスばね止め輪溝2eと第一のパッキン8を取り付ける第一のパッキン取り付け溝2bとケース1に設けたパイプ挿入穴1cに挿入位置を係止する鍔部2cとマイナス線細工ばね15を取り付ける止め輪溝2aを有するパイプ2の外周部が第一のパッキン8を介してケース1に設けたパイプ挿入穴1cに挿勘される。第一のパッキン8によりパイプ2とケース1は着脱可能に封止固定される。
【0028】
つまりパイプ2の前方は電源マイナスばね3の止め輪部3aで着脱可能に電源プラグ挿入方向を固定し、さらにパイプ2の後方はケース1と鍔部2cで着脱可能に電源プラグ抜き方向を固定する。
【0029】
さらに、電源プラグ11を挿入する挿入穴1aと本体パッキン12を取り付ける裏ケースにはマイナス線細工ばね16およびプラス線細工ばね16を挿勘した基板10が収納されると供にマイナス線細工ばね15およびプラス線細工ばね16を収納する保持溝A1dと保持溝B1eを有する裏ケースがねじ13で止められる構成である。
【0030】
つまりピン5の止め輪溝5aにプラス線細工ばね16を取り付けることで、プラス線細工ばね16は基板10と裏ケースにある保持溝B1eにより着脱可能に固定されることで、ピン5の電源プラグ挿抜方向を固定する。
図6に示すように、電源プラグ11の挿入方向には、ピン5のピン先端部があり、またその先には電源マイナスばね3が配置される。
さらにケース1に有する本体パッキン溝内にはパイプ2の鍔部2cとパイプ2と接続するマイナス線細工ばね15およびピン5と接続するプラス線細工ばね16を挿勘するマイナス穴10bとプラス穴10cを有する基板10を取り囲むように本体パッキン12が設置される構成である。
【0031】
図7に示すように、電源プラグ11がケース1に有する挿入穴1aに挿入されることで、電源プラグ11の穴(図示せず)にプラス電極にピン先端部5aが挿勘されると供にピン5は電源プラグ挿入方向に移動するが、プラス線細工ばね16と裏ケースにある保持溝B1eの隙間が詰まりピン5は停止する。また、電源プラグ11のマイナス電極に電源マイナスばね3の先端部が係合する構成である。 次に、電源プラグ挿抜方向の垂直方向の断面図である図8から図10について説明する。図8は図5のB−B´断面図であり、図9は図5のC−C´断面図であり、図10は図5のD−D´断面図である。
【0032】
図8に示すように、ケース1および裏ケースで構成する電源プラグ挿入口内部であり、電源マイナスばね3の止輪形状をした止め輪部4aが挿入される止め輪溝2aおよびピン5を貫通穴で支持するパイプ2がケース1にあるパイプ挿入穴1fによって支持される構成である。
【0033】
図9に示すように、ピン5を貫通穴で支持するパイプ2がケース1によって支持されと供にマイナス線細工ばね15によって支持される。
マイナス線細工ばね15はパイプ2にある止め輪溝2aに挿入するパイプコンタクト部15aと基板10にある二つのマイナス穴10bに挿入される基板マイナスコンタクト部15bと裏ケースにある保持溝A1dに支持されるマイナス線細工ばね頭部15cからなる構成である。
【0034】
図10に示すように、ピン5がプラス線細工ばね16によって支持される。
プラス線細工ばね16はピン5にある止め輪溝5aに挿入するピンコンタクト部16aと基板10にある二つのプラス穴10cに挿入される基板マイナスコンタクト部16bと裏ケースにある保持溝B1eに支持されるプラス線細工ばね頭部16cからなる構成である。
【0035】
ここで、本発明の他の実施例である電源ジャック部の組み立て方法について説明する。はじめにケース1のパイプ挿入穴1fに第一のパッキン8を装着したパイプ2を電源プラグ抜き方向よりパイプの鍔部2cがケースに接触するまで挿入する。
【0036】
次に前方のケース1のパイプ挿入穴1cより露出したパイプ2の電源マイナスばね止め輪溝2eに電源マイナスばね3の止輪形状をした止め輪部3aを挿入する。さらにパイプ2の貫通穴に二つ第二のパッキン9を二つ装着したピン5を電源プラグ挿入方向よりピン5にある止め輪溝5aを基板10のプラス穴10c位置まで挿入する。
【0037】
次に後方のケース1のパイプ挿入穴1cより露出したパイプ2の止め輪溝2a近傍にある基板10のマイナス穴10bにマイナス線細工ばね15の基板マイナスコンタクト部15cを挿入することでパイプ2の止め輪溝2aにマイナス線細工ばね15のパイプコンタクト部15aが係合される。
【0038】
さらにパイプ2の止め輪溝2a後方より露出したピン5の止め輪溝5a近傍にある基板10のプラス穴10cにプラス線細工ばね16の基板プラスコンタクト部16bを挿入することでピン5の止め輪溝5aにプラス線細工ばね16のピンコンタクト部16aが係合される。以上が電源ジャック部の組み立て方法であり上記によりパイプ2とピン5が第一のパッキン8と第二のパッキン9によって封止固定されることでパイプ挿入穴1cとパイプ2の貫通穴からの入水がなくなる。
【0039】
また、本発明の実施例の電源ジャックでの電気信号の導通経路について説明する。電源プラグ11がケース1に有する挿入穴1aに挿入すると電源プラグ11のマイナス信号は電源マイナスばね3の先端部から止め輪部3aへパイプ2の 電源マイナスばね止め輪溝2eからマイナス線細工ばねの止め輪溝2aへ、さらにマイナス線細工ばね15のパイプコンタクト部15aから基板マイナスコンタクト部15bへ最後に基板10のスルホールのマイナス穴10bより電子回路に導通される。
【0040】
一方電源プラグ11のプラス信号はピン5のピン先端部5bからプラス線細工ばねを止める止め輪溝5aへプラス線細工ばね16のピンコンタクト部16aから基板プラスコンタクト部16bへ最後に基板10のスルホールの プラス穴10cより電子回路に導通される。
【0041】
このとき、パイプ2とパイプ2の貫通穴に挿入するピン5は二つ第二のパッキン9によって絶縁される。
【0042】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように、以下の効果を有する。▲1▼基板には電源ジャックの取り付け穴を含む電源ジャック取り付け部のスペースが不要であり基板を小型化できる。▲2▼電源ジャックのベースを削除することで、基板の実装高さを制限できる。▲3▼ばねで基板との導通をとることで、面倒なはんだ付け作業が不要でありはんだパターンないことで基板を小型化できる。またばねは、基板より着脱可能なため容易に電源ジャックを分解できる。▲4▼ピン外周とパイプ外周の二重パッキン構造によって、容易に電源ジャック自体の防水を提供し、接続端子をベースに貫通して密着固定(インサート成型や接着)を不要とした。
【0043】
さらに、この発明によれば従来の電源ジャックとまったく別の構成によって、電源ジャックの防水と従来の電源ジャックのベースを削除することが可能となり小型・薄型の電源ジャックを提供し携帯機器のコンパクト化が達成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である携帯機器に電源プラグ挿入前の形態を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例である携帯機器に電源プラグ挿入後の形態を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例である電源プラグ挿抜方向より垂直方向の側面図であり、図1のA−A´断面図である。
【図4】本発明の実施例である図3の裏平面部分透視図である。
【図5】本発明の他の実施例である携帯機器に電源プラグ挿入前の形態を示す断面図である。
【図6】本発明の他の実施例である図5の裏ケースとねじを取り除いた平面図である。
【図7】本発明の他の実施例である携帯機器に電源プラグ挿入後の形態を示す断面図である。
【図8】本発明の他の実施例である図5のB−B´断面図である。
【図9】本発明の他の実施例である図5のC−C´断面図である。
【図10】本発明の他の実施例である図5のD−D´断面図である。
【図11】従来例を示す断面図である。
【図12】従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ケース
1a 挿入穴
1b 度決め部
1c 段部
1d 保持溝A
1e 保持溝B
1f パイプ挿入穴
2 パイプ
2a 止め輪溝
2b 第一のパッキン取り付け溝
2c 鍔部
2e 電源マイナスばね止め輪溝
3 電源マイナスばね
3a 止め輪部
4 ブシュ
5 ピン
5a 止め輪溝
5b 先端部
5c 第二のパッキン取り付け溝
6 絶縁パイプ
7 電源ばね
7a 止め輪部
7b 基板コンタクト部
8 第一のパッキン
9 第二のパッキン
10 基板
10a 電源パターン
10b マイナス穴
10c プラス穴
10d 位置決め穴
11 電源プラグ
12 本体パッキン
13 ねじ
14 電源ジャック
14a ベース 14b マイナス電極
14c マイナス接続部
14d プラス電極
14e プラス接続部
14f 溝部
14g 凸部
15 マイナス線細工ばね
15a パイプコンタクト部
15b 基板マイナスコンタクト部
15c マイナス線細工ばね頭部
16 プラス線細工ばね
16a ピンコンタクト部
16b 基板プラスコンタクト部
16c プラス線細工ばね頭部

Claims (4)

  1. 電子機器のケースの挿入穴に電源ジャックを固定させるとともに他の部品と導通させるための第1の固定片と、
    前記第1の固定片の止め輪部に係合する溝と前記挿入穴の内面に接する第1のパッキンを挿入する溝とを外周に有する中空部材と、
    前記中空部材にその一部を固定し、電源プラグの外周に係合するばねと、
    前記中空部材の端部に第2のパッキンと絶縁パイプを介して固定され、前記電源プラグの内周に接触するピンと、
    前記ピンの外周部に止め輪部を介して係合し、前記他の部品と導通するための第2の固定片と、
    を有する電源ジャック。
  2. ケースと、
    前記ケース内に配置され電子回路を有する基板と、
    前記ケースの挿入穴に固定され、前記基板のコンタクト部と導通する第1の固定片と、前記第1の固定片の止め輪部に係合する溝と前記挿入穴の内面に接する第1のパッキンを挿入する溝とを外周に有する中空部材と、前記中空部材にその一部を固定し、電源プラグの外周に係合するばねと、前記中空部材の端部に第2のパッキンと絶縁パイプを介して固定され、前記電源プラグの内周に接触するピンと、前記ピンの外周部に止め輪部を介して係合し、前記基板の他のコンタクト部と導通するための第2の固定片からなる電源ジャックと、
    を有する電子機器。
  3. 電子機器のケースの挿入穴に電源ジャックを固定させるとともに他の部品と導通するための第1の固定片と、
    前記第1の固定片の止め輪部に係合する溝と前記挿入穴の内面に接する第1のパッキンを挿入する溝とを外周に有する中空部材と、
    前記中空部材にその一部を固定し、電源プラグの外周に係合するばねと、
    前記中空部材の内側に第2のパッキンと第3のパッキンを介して接続され、電源ジャックの内周に接触する先端部を有するピンと、
    前記ピンの外周部に止め輪部を介して係合し、前記他の部品と導通するための第2の固定片と、
    を有する電源ジャック。
  4. ケースと、
    前記ケース内に配置され電子回路を有する基板と、
    電子機器のケースの挿入穴に固定され、前記基板のコンタクト部と導通するための第1の固定片と、前記第1の固定片に止め輪部を介して係合する溝と前記挿入穴の内面に接する第1のパッキンを挿入する溝とを外周に有する中空部材と、前記中空部材にその一部を固定し、電源プラグの外周に係合するばねと、前記中空部材の内側に第2のパッキンと第3のパッキンを介して接続され、電源ジャックの内周に接触する先端部を有するピンと、前記ピンの外周部に止め輪部を介して係合し、前記基板の他のコンタクト部と導通するための第2の固定片からなる電源ジャックと、
    を有する電子機器。
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