JP3945097B2 - インクジェット式記録ヘッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体にインク滴を吐出して記録画像を形成するインクジェット式記録ヘッド、詳細には圧力発生室やリザーバ等の流路を形成する流路基板の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10に従来のインクジェット式記録ヘッドの実施例を示し、これを用いて説明する。
【0003】
従来のインクジェット式記録ヘッド2、例えば圧電素子1を加圧手段として用いたインクジェット式記録ヘッド2においては、複数のノズル開口部11を有するノズルプレート9の上に流路基板8と封止板としての機能を有する弾性板10とを積層して流路ユニット5を構成し、この流路ユニット5をケース3に接合する。すなわち、流路基板8には、ノズル開口部11にそれぞれ連通する圧力室13と、各圧力室13に供給するインクを貯蔵するリザーバ15と、リザーバ15とそれぞれの圧力室13との間を連通するインク供給口14などが隔壁部によって区画することにより形成してあり、この流路基板8の一方の面にノズルプレート9を、他方の面に弾性板10を接着することにより流路ユニット5が形成されている。そして、圧力室13に対応させて圧電素子1をケース3側に配置固定し、上記流路ユニット5をケース3に取り付けることにより各圧電素子1を対応した圧力室13の弾性板10に固定する。この様に構成されたインクジェット式記録ヘッド2は、外部のインク容器からリザーバ15にインクを補給し、リザーバ15からインクを各圧力室13内に供給して圧電素子1の伸長により、弾性板10を押圧して圧力室13内を加圧し、この圧力によりノズル開口部11からインク滴を吐出する。
【0004】
圧電素子1の押圧により圧力室13内の圧力を高めるとノズル開口部11からインク滴が吐出するだけでなく、圧力室13とリザーバ15とを連通しているインク供給口14からリザーバ15側にもインク噴流が生じ、リザーバ15内の圧力が変動し、これにより隣接したノズルの圧力室13に圧力が伝播して吐出特性が変化してしまい、クロストークが発生する。
【0005】
さらに、吐出ノズル数や吐出周波数が急激に変化した場合、インクの流量が急激に変化するために外部インク容器に接続するインク導入口16内に水撃作用による圧力波が発生する。この圧力波はリザーバ15からインク供給口14を介して圧力室13内にも伝播するので、吐出特性にも影響を及ぼす。このため、前記圧力波の振動周期に応じて印字濃度の濃淡となって現れてしまう。
【0006】
上記の問題を回避軽減するために、弾性板10は、厚さが2〜10μmのPPS(ポリフェニレンサルファイト)やポリイミドなどの高分子膜からなる弾性体膜(薄膜部)18と厚さが数十μmのステンレス板17との二層構造であり、ステンレス板17をエッチング加工して圧電素子1を当接固定するための島部23を形成するとともに、リザーバ開口部に対応する部分のステンレス板17を除去してある。これにより弾性板10のリザーバ開口部に対応する部分のステンレス板17を除去して弾性体膜(薄膜部)18のみとし、リザーバ15のコンプライアンスを大きくしている。これにより、インク供給効率を高め、インク噴流によるリザーバ15内の圧力変動をステンレス板除去領域で吸収し、流量変化を緩和することによって隣接ノズル間のクロストークを防止するとともに、印字濃淡の発生を防止している。
【0007】
つまり弾性体膜(薄膜部)18の露出面積が大きいほど、換言すればリザーバ開口部の面積が大きいほどコンプライアンスが大きくなり、高い印字品質での印刷が可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のインクジェット式記録ヘッドにおいては、リザーバ15のコンプライアンスはまだ不足しており、クロストークや印字濃度の濃淡むらを確実に防止することはできてはいないのが現状である。
【0009】
金属板に比べて薄い膜を容易に作成可能であってコンプライアンスを大きくすることが可能な弾性体膜としてPPS等の高分子膜を採用するが、この高分子膜は、流路基板8を構成しているシリコンウェハーや弾性板10上に厚肉部を形成するステンレス板17と比較すると、線膨張係数が大きい。このため、フォトエッチング加工でドライフィルム現像後にポストベークした後や流路基板8と弾性板10を高温で接着した後、室温に戻ると高分子膜に張力が発生してしまう。さらに、ほとんどの高分子膜は、ある室温以上になると収縮し、温度が戻っても元の大きさに戻らない特性がある。これらに起因して、接着した後の高分子膜に張力が作用してコンプライアンスが低下してしまい、これがクロストークや印字濃度のむらの原因となる。このため所定のコンプライアンスを確保するためにはリザーバ開口面積をさらに大きくしなければならない。
【0010】
しかし、流路基板8のリザーバ開口部を拡大すると、インク流に淀みが生じやすくなり、インク充填時における気泡の排除性が低下する。
【0011】
本発明では上記した問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、気泡の排除性を低下させることなく、リザーバ15のコンプライアンスを増大させることができるインクジェット式記録ヘッドを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このような問題を解決するために、本発明においては、複数のノズル開口部と、
前記ノズル開口部とそれぞれ連通して圧力室隔壁を隔てて列設された複数の圧力室と、各圧力室の少なくとも一端に連通する複数のインク供給口が連通するリザーバと、を形成した流路基板と、
前記流路基板の前記リザーバの開口側に接合される弾性板と、
前記弾性板の前記流路基板の接合される面とは反対側の面に接合されるケースと、
前記圧力室のそれぞれに対応して設けられて前記圧力室内の圧力を変化させる圧力発生手段と、を備え、前記リザーバには外部からインクの供給を受けるインク導入口が設けられているインクジェット式記録ヘッドにおいて、
前記リザーバは、長手方向の一端側に前記インク導入口が連通され、また他端側は端部が先細りに形成され、
前記リザーバの前記インク導入口が形成された長手方向の前記一端側には、前記インク導入口側から前記圧力室側にかけて、前記弾性板との間に隙間を有するように段差と、
前記ケースの前記リザーバの開口部に対応した部分に設けられた凹部と、を有し、
前記段差の領域幅は、前記インク導入口側から前記圧力室側に向かうにつれて広くなることを特徴とする。
【0013】
また、複数のノズル開口を有するノズルプレートが、流路基板の弾性板が接合される面とは反対側の面に接合されていることを特徴とし、インク供給口が流路基板と接合される側及びノズルプレートと接合される側の両方に形成されたことも特徴とする。
【0014】
さらに、前記インクジェット式記録ヘッドにおいて、流路基板はシリコンウェハーをエッチング処理にて形成されることを特徴とする。また、流路基板は流路基板凹部の底面を境にするように厚み方向に複数の層に分解し、各層の貫通孔に一致する貫通孔を形成したエッチングフィルムを積層することによって形成されることを特徴とする。
【0015】
さらに、前記インクジェット式記録ヘッドにおいて、加圧手段は圧電振動子であることを特徴とし、また、加圧手段は圧力発生室のインクを加圧気化させる発熱素子であることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
図1は圧力発生手段としてピエゾ素子等の圧電素子1を用いたインクジェット式記録ヘッド2(以下、ヘッドという。)の一実施形態の断面図、図2は図1に示すヘッド2の要部を示す拡大断面図である。
【0018】
ヘッド2は、図1に示すように、例えばプラスチックからなる箱体状のケース3の表面(下面)に流路ユニット5を接合させ、ケースの裏面(上面)より収納室4内に圧電素子1を挿入して、圧電素子1の櫛歯状先端をそれぞれの流路ユニット5の所定部位に当接固定することにより構成されている。なお、図1中、6はフレキシブルケーブル、7は固定基板である。
【0019】
流路ユニット5は、流路基板8を間に挟んでノズルプレート9と弾性板10を両側に積層することにより構成されている。
【0020】
ノズルプレート9は、ドット形成密度に対応したピッチで複数のノズル開口部11を列状に開設したプレートであり、本実施形態ではノズル開口部列(以下、ノズル列という。)を2列(短い列を縦に3列並べ、それを大きな1列とする)配置してある。
【0021】
弾性板10は、ノズルプレート9とは反対側になる流路基板8の他方の面に積層される。本実施形態では、ステンレス板17上にPPS等の高分子体フィルムを弾性体膜形成材としてラミネート加工した二層構造である。そして、弾性板として機能する領域、すなわち圧力室13に対応した部分は、ステンレス板17をエッチング加工して圧電素子1を当接固定する為の厚肉部(島部23)と圧力室の容積を変化させる薄肉部とを形成し、リザーバ15に対応する部分(リザーバ開口部位)は、ステンレス板17をフォトエッチング加工で除去して弾性体膜(薄膜部)18の両面を露出させる。これにより、少なくとも上記圧力室13の一方の開口面を封止する弾性板として機能し、同じく流路基板8の他方の面に積層され、少なくともリザーバ15の一方の開口面を封止する弾性体膜(薄膜部)18として機能する。
【0022】
ノズルプレート9と弾性板10の間に介装される流路基板8は、ノズル開口部11にそれぞれ連通して圧力室隔壁12を隔てて列設された複数の圧力室13と、各圧力室13の少なくとも一端に連通する複数のインク供給口14が連通するリザーバ15を形成した板材である。本実施形態では、図3に示すように、所定厚に切り出されたシリコンウェハーを用い、リザーバ15やインク導入口16を異方性フルエッチングにより貫通孔として形成し、また圧力室13やインク供給口14を異方性ハーフエッチングで凹部を形成することで構成している。シリコンウェハーをエッチング加工することによりリザーバ15を2列6個所所定の間隔を空けて形成し、各列のリザーバ15の長手方向に沿って圧力室13をノズル開口部11のピッチに合わせて形成し、各圧力室13とリザーバ15との間に溝状のインク供給口14を形成してある。なお、圧力室13の一端にインク供給口14が接続し、このインク供給口14とは反対側の端部近傍でノズル開口部11が位置するように配置してある。
【0023】
また、流路基板8はエッチング可能で、かつ耐食性を持つ金属やガラス等の部材を用い、これに貫通領域や凹部をエッチングにより形成したり、また少なくとも凹部の底面を境とするように厚み方向に複数の層に分解し、各層の貫通孔に一致する貫通孔を形成したエッチングフィルムを積層することにより構成することができる。
【0024】
上記の弾性板10、流路基板8、及びノズルプレート9を積層して流路ユニット5を構成する場合には、流路基板8を間に挟んで、ノズル開口部11の小さい口が外側に向く状態でノズルプレート9を流路基板8の一方の面に接着するとともに、ステンレス板17が外側に位置する状態で弾性板10を流路基板8の他方の面に接着する。この様にして流路基板8を組み立てると、流路基板8の各圧力室13およびリザーバ15の一方の開口面がそれぞれ弾性体膜(薄膜部)18により封止されるとともに、溝状インク供給口14の上面開口が弾性体膜(薄膜部)18で覆われ、また、各圧力室13およびリザーバ15の他方の開口面がノズルプレート9によって閉鎖される。
【0025】
なお、図1および図2に示すように、流路ユニット5を接合するケース3の表面のうち、リザーバ開口部に対応した部分に外部連通孔20により大気に連通された凹部19を形成して、弾性体膜(薄膜部)18部分がケース3に対して接触しないように流路ユニット5を固定する。この凹部19は弾性体膜(薄膜部)18が膨張側に変形した場合における移動空間として機能する空部である。
【0026】
以下に、本実施例の特徴についてさらに説明する。
流路基板8にて形成されるリザーバ15はインクカートリッジ等のインク容器に貯蔵されたインクを圧力室13に供給するための室であり、図4に示すようにインク導入口16をリザーバ15の長手方向の一方の端部に位置させ、インク導入口16とは反対のリザーバ端部は先細りとなっている。従来の形態では図5イ)のようにリザーバ開口部は両端側が先細りの羽型の形状をしており長手方向の中心にインク導入口16が形成されている。しかし、従来の羽型形状のリザーバ15を図5ロ)に示すように縦に配列した場合、長手方向の長さが短縮されてしまいコンプライアンスが非常に小さくなってしまうのである。
【0027】
コンプライアンスはリザーバ開口部の狭い側の幅の3乗に概ね比例する。ある一定の長手方向長と幅の場合、図5イ)のような羽型形状で長手方向の中心にインク導入口16が存在するリザーバ15ではコンプライアンスは1X10-233/Paであった。しかし、図4に示す本発明のようにインク導入口16をリザーバ端部に位置させた場合、コンプライアンスはおおよそ3X10-233/Paとなり従来のものの約3倍の値を示していた。
【0028】
周知のごとく、インクカートリッジ等のインク容器に貯蔵されたインクが消費されて交換されると、インク容器の挿脱により気泡がリザーバ15内に侵入する。その場合、ノズルプレート9をキャップ部材で封止して吸引ポンプの負圧を作用させて、インク容器からヘッド2にインクを強制的に吸引してノズル開口部11から排出させる動作、いわゆるクリーニング操作が行われる。
【0029】
図6は、クリーニング操作時におけるリザーバ15のインクの流れを示すものであって、端部Aで吸引ポンプによりインクがインク供給口14に引き込まれていく流速は、リザーバ中央部Cにおいてインク供給口14に流れ込んでいくインク流速よりも早い。そのため、端部A付近の気泡は早いインク流に乗って、一気にインク供給口14へ引き込まれていく。
【0030】
端部Bにおいては端部Aやリザーバ15中央部Cと同数のインク供給口14でインクを吸引し気泡を引き込もうとした場合においても、インク導入口16からインク供給口14に向かうまでのインク流路幅が広いため、必然的にインク流速が遅くなる。この場合、端部Bに流れていくインク流には気泡をインク供給口に引き込む力が弱く、気泡がインク導入口16からインク供給口14までの途中の壁に停滞してしまうかインク供給口14を塞ぐように気泡が入り込んでしまう。この様な気泡の残留を防ぐため、図7に示すようにリザーバ15端部の壁を気泡がインク供給口14側に規制できる程度の厚みにハーフエッチングした段差21が、インク供給口14とリザーバ15の境界線に向かうにつれて領域幅が広くなるように形成されている。この段差21を別の方向から見た図を図8に示す。この場合、気泡は図7中の矢印で示す方向に段差21によって規制されて流れていき、リザーバ15中央から先細りとなる先端部に運ばれる。そして前述のように、先細り方向に向かうに連れてインク流は速くなる為、リザーバ15先端部に運ばれた気泡はインク供給口14に問題なく引き込まれていく。仮に段差21と弾性板10の間の隙間22にごく小さな気泡が入り込んだとしても、その隙間22に侵入する気泡の大きさはインク供給口14の幅と比較しても小さい為、気泡がリザーバ15に停滞することはない。段差21とリザーバ15を封止する弾性板10との間に隙間22が確保されていて、この領域の弾性板10が弾性変形できるので、実質的に図6に示したリザーバ15のコンプライアンスを確保することができる。また、圧力室13が加圧されてインクを吐出した際にインク供給口14から逆流するインクによる端部領域の圧力上昇を、弾性板10の変位として吸収することが可能となり、コンプライアンスが低くなりがちな端部領域のコンプライアンスの確保に寄与できる。
【0031】
また、上述の形態においては、インク供給口14が弾性板10の側のみに存在する場合について説明したが、図9に示したように、インク供給口14が弾性板10側とノズルプレート9側の両面に存在する場合であっても、隙間22も両面に形成すれば同様の効果を奏する。
【0032】
さらに、上述の実施例においては、圧力発生室の容積を圧電素子1の伸縮によってインクを加圧するものに例をとって説明したが、本発明はリザーバ15の形状およびこの形状におけるリザーバ15の気泡排除に関して述べているもので、気泡の排除には圧力発生室の加圧方法は何ら関与しないため、圧力発生室のインクを加熱して気化させる加圧素子を圧力発生手段とするヘッドのリザーバ15に適用しても同様の効果を奏することは明らかである。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、リザーバ15は長手方向の一端にインク導入口16を連通し、他端側は先細りに形成し、インク導入口16からインク供給口14へ向かう方向に弾性板10との間に隙間を設けるように段差21を設け、流路面積を小さくすることによって、気泡の排除性を低下させることなくリザーバ15のコンプライアンスを増大させることが可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェット式記録ヘッドの断面図である。
【図2】 図1に示すヘッドの要部の拡大断面図である。
【図3】 リザーバおよび圧力室等の配置を示す説明図である。
【図4】 実施形態におけるリザーバの開口部の形状の拡大図である。
【図5】 図(イ)は従来のリザーバ形状例。図(ロ)は従来のリザーバ形状例において、リザーバを長手方向に縦列配置した時のモデル図である。
【図6】 実施形態におけるインクの流れのモデル、及びリザーバ端部の位置を示した図である。
【図7】 図(イ)、(ロ)、(ハ)はそれぞれ本発明の実施形態をリザーバ端部の構造で示す平面図と、A−A線、B−B線での断面図である。
【図8】 実施形態におけるリザーバに設けられた段差を示す斜視図である。
【図9】 図(イ)、(ロ)、(ハ)はそれぞれ本発明のリザーバ構造が適用可能な他の記録ヘッドの実施形態をリザーバの端部の構造で示す平面図と、 C−C線、D−D線での断面図である。
【図10】 従来のインクジェット式記録ヘッドの断面図である。
【符号の説明】
1 圧電素子
2 インクジェット式記録ヘッド
3 ケース
4 収納室
5 流路ユニット
6 フレキシブルケーブル
7 固定基板
8 流路基板
9 ノズルプレート
10 弾性板
11 ノズル開口部
12 圧力室隔壁
13 圧力室
14 インク供給口
15 リザーバ
16 インク導入口
17 ステンレス板
18 弾性体膜(薄膜部)
19 凹部
20 外部連通孔
21 段差
22 隙間
23 島部

Claims (4)

  1. 複数のノズル開口部と、
    前記ノズル開口部とそれぞれ連通して圧力室隔壁を隔てて列設された複数の圧力室と、各圧力室の少なくとも一端に連通する複数のインク供給口が連通するリザーバと、を形成した流路基板と、
    前記流路基板の前記リザーバの開口側に接合される弾性板と、
    前記弾性板の前記流路基板の接合される面とは反対側の面に接合されるケースと、
    前記圧力室のそれぞれに対応して設けられて前記圧力室内の圧力を変化させる圧力発生手段と、を備え、前記リザーバには外部からインクの供給を受けるインク導入口が設けられているインクジェット式記録ヘッドにおいて、
    前記リザーバは、長手方向の一端側に前記インク導入口が連通され、また他端側は端部が先細りに形成され、
    前記リザーバの前記インク導入口が形成された長手方向の前記一端側には、前記インク導入口側から前記圧力室側にかけて、前記弾性板との間に隙間を有するように段差と、
    前記ケースの前記リザーバの開口部に対応した部分に設けられた凹部と、を有し、
    前記段差の領域幅は、前記インク導入口側から前記圧力室側に向かうにつれて広くなることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  2. 前記インク供給口が、前記流路基板の前記弾性板と接合される側にのみ形成された請求項1記載のインクジェット式記録ヘッド。
  3. 前記複数のノズル開口を有するノズルプレートが、前記流路基板の前記弾
    性板が接合される面とは反対側の面に接合されていることを特徴とする請求項1記載のインクジェット式記録ヘッド。
  4. 前記インク供給口が、前記流路基板と接合される側及び前記ノズルプレートと接合される側の両方に形成された請求項3記載のインクジェット式記録ヘッド。
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