JP3944400B2 - 虫籠 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、把手やベルト等の持ち運び手段を備えている虫籠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、昆虫等を収容する虫籠として、種々の構造のものが提案されている。例えば、実開昭51−84988号公報に示された虫籠は、薄膜ヒンジ部を介して互いに嵌合できるように連設した2つ割りの籠構成体から成り、この籠構成体の開放上面のそれぞれに環部を設けている。この虫籠は、籠構成体の開放上面に設けた環部同士を接合させ、この接合状態にある環部に吊紐を結び付けることで、虫籠の持ち運びを容易に行なうと共に、2つ割りの籠構成体の上面が開放しないように固定するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の虫籠においては、籠構成体の環部から吊紐が外れてしまう様な事態が頻繁に生じていた。例えば、籠構成体の環部に、その両端を結び付けている吊紐を肩に掛けて虫籠を持ち運んでいるときに、昆虫等を追って野山を走ると、虫籠に激しい振動が生じて、環部に結び付けている吊紐がほどけてしまうのである。その結果、2つ割りの籠構成体の上面が不意に開放された状態となり、収容している昆虫等が逃げ出してしまうことがあった。
【0004】
そこで本発明は、叙上のような従来存した問題点に鑑み創出されたもので、把手やベルト等の持ち運び手段を備えている虫籠であって、この持ち運び手段は、昆虫等を収容する空間を形成する周壁の開口縁部同士を閉止する固定具を有することで、昆虫等を収容する空間を形成している周壁が不意に開放される様な事態の発生を確実に防止しつつ、把手やベルトを取り付けることのできる虫籠を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明にあっては、把手やベルト等の持ち運び手段を備えている虫籠であって、この持ち運び手段は、昆虫等を収容する空間を形成する周壁の開口縁部同士を閉止する固定具を有し、昆虫等を収容する空間を形成する周壁の開口縁部同士に係合突起を設け、持ち運び手段の固定具を、両係合突起に跨がるように嵌装させたことで、上述した課題を解決した。
【0007】
さらに、持ち運び手段の固定具は、両係合突起に跨がるように嵌装する挿通溝を有することで、同じく上述した課題を解決した。
【0008】
また、持ち運び手段の固定具は、横方向にスライド移動して両係合突起に跨がるように嵌装することで、同じく上述した課題を解決した。
【0009】
加えて、係合突起の一端に立設板を備え、係合突起の他端側における開口縁部に係止リブを備え、係合突起に跨がるように嵌装している固定具の両端部を、立設板と係止リブとで挟み込み、係合突起に嵌装している固定具の離脱を阻止したことで、同じく上述した課題を解決した。
【0010】
また、2つの籠構成体の開口縁部同士に係合突起を設け、両籠構成体を嵌合させた虫籠であって、虫籠の長手方向の2ヶ所に係合突起を配する一方、湾曲して外側に向けて弾性力が働いている把手の両端部に固定具を配し、把手の両固定具を、2ヶ所に配した両係合突起の内側から外側に向けてスライド移動させ、両固定具を両係合突起に嵌装させたことで、同じく上述した課題を解決した。
【0011】
この他、2つの籠構成体の開口縁部同士に係合突起を設け、両籠構成体を嵌合させた虫籠であって、虫籠の長手方向の2ヶ所に係合突起を配する一方、ベルトの両端部に固定具を配し、ベルトの両固定具を、2ヶ所に配した両係合突起の外側から内側に向けてスライド移動させ、両固定具を両係合突起に嵌装させたこで、同じく上述した課題を解決した。
【0012】
また、ベルトの中間部分を持ち上げて虫籠を吊り下げた際、ベルトの両端部に配した固定具に、内側へ向く力が作用することで、同じく上述した課題を解決した。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。本発明に係る虫籠1は、図1に示すように、2つの籠構成体1A・1Bの開口縁部同士を嵌合させて昆虫等を収容する所定の空間を形成している。虫籠1を構成する2つの籠構成体1A・1Bは、例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等のプラスチック製の部材を用いて形成されている。具体的には、熱可塑性樹脂として、好ましくはポリプロピレン、スチロール樹脂、ハイインパクトスチロール樹脂等を用いてそれぞれが一体成形されている。また、籠構成体1A・1Bの周壁には、複数の細長い孔2が並列状に開穿されている。さらに、一方の籠構成体1Aには、開閉式の扉3が取り付けられている。
【0014】
虫籠1を構成する2つの籠構成体1A・1Bは、図1に示すように、その下方において、両開口縁部同士が連結可能となっている。この連結の手段としては、例えば、一方の籠構成体1Aの下方における開口縁部に、一対の係合孔4を設ける。また、他方の籠構成体1Bの下方における開口縁部に、フック状に形成された一対の係合片5を設ける。そして、一方の籠構成体1Aの係合孔4に他方の籠構成体1Bの係合片5を係合させることで、2つの籠構成体1A・1Bの下方における開口縁部同士を連結するのである。また、連結の手段として、例えば、一方の籠構成体1Bの係合片5を、他方の籠構成体1Aの周壁に設けた細長い孔2の下端部に係合させるものであってもよい。
【0015】
この他、2つの籠構成体1A・1Bが当接する開口縁部の全体に、係合する段差を設けておくと、より強固な連結状態を維持できる。また、図1に示すように、虫籠1の下方には、一対の脚6が設けられている。この脚6は、2つの籠構成体1A・1Bのそれぞれに、略半円状の脚構成体が付設されており、両籠構成体1A・1Bが連結されたとき、略円形の脚6を形成するものである。そして、両脚構成体が当接する開口縁部の全体にも係合する段差を設けておくと、前記籠構成体1A・1Bの段差と同様に、両籠構成体1A・1Bのより強固な連結状態を維持できる。
【0016】
尚、籠構成体1A・1Bの下方における連結の手段は、図1に示すものに限定されず、例えば、薄肉ヒンジ等を介して両籠構成体1A・1Bを連結させる等、どの様な手段を用いても差し支えない。また、虫籠1自体の形状も図に示すものに限定されず、例えば、所定の周壁により昆虫等を収容する空間を形成するものであれば、どの様な形状の虫籠1であっても差し支えない。
【0017】
本発明に係る虫籠は、図1・図5に示すように、把手7やベルト8等の持ち運び手段Pを備えていることに特徴がある。そして、持ち運び手段Pは、両籠構成体1A・1Bの開口縁部同士を閉止する固定具9・10を備えている。この固定具9・10は、嵌合している両籠構成体1A・1Bの開口縁部同士が不意に開放される様な事態の発生を確実に防止するものである。
【0018】
具体的には、図2・図4に示すように、2つの籠構成体1A・1Bの上方における開口縁部同士に係合突起11A・11Bを設け、この係合突起11A・11Bに跨がるように、把手7の固定具9・ベルト8の固定具10を嵌装させている。この把手7の固定具9は、湾曲している把手7の両端部において、互いに内側を向くようにして一体的に付設されている。一方、ベルト8の固定具10は、その上面に環部12が設けられ、この環部12にベルト8が巻回されてベルト8に固定されている。
【0019】
把手7の固定具9・ベルト8の固定具10が嵌装する係合突起11A・11Bは、図2・図4に示すように、2つの籠構成体1A・1Bの開口縁部のそれぞれに設られている。すなわち、両籠構成体1A・1Bの開口縁部における隣り合う位置に、両係合突起11A・11Bが互いに接合可能となるように設けられている。それぞれの係合突起11A・11Bは、例えば、図4に示すように、垂設片11cと、垂設片11cの上端に固定した外向きの横設片11dとで、全体が略逆L字板状に形成されている。そして、両籠構成体1A・1Bの開口縁部を互いに嵌合させて係合突起11A・11Bの垂設片11c同士を接合させると、両係合突起11A・11Bは、正面から見て、全体が略T字状となる。また、図2に示すように、係合突起11A・11Bの先端部分を半円形状にすると、係合突起11A・11Bに固定具9を滑らかに嵌装できる。さらに、図6(a)・図7(a)に示すように、係合突起11A・11Bの横設片11dは、垂設片11cよりも若干長く形成されている。
【0020】
そして、把手7の両端部に付設された固定具9は、図1・図2に示すように、係合突起11A・11Bに跨がるように嵌装する挿通溝13を備えている。同様に、ベルト8の固定具10は、図4に示すように、係合突起11A・11Bに跨がるように嵌装する挿通溝14を備えている。これらの固定具9・10における挿通溝13・14は、いずれも係合突起11A・11Bを構成する横設片11dを保持する横溝部分と、垂設片11cを保持する縦溝部分を備え、正面から見て、全体が略T字状に形成されている。
【0021】
尚、係合突起11A・11Bと固定具9・10の挿通溝13・14等の形状は、図に示すものに何ら限定されることはない。例えば、係合突起11A・11Bを構成する横設片11dと垂設片11cを、ほぼ同じ長さに形成してもよい。また、両係合突起11A・11Bを所定の凸部により形成し、固定具9・10が、両凸部の離隔を阻止する凹部を備えるように形成してもよい。さらに、籠構成体1A・1Bの開口縁部に所定の凹部を設け、固定具9・10が、両凹部の離隔を阻止する凸部を備えるように形成してもよい。すなわち、両係合突起11A・11Bに固定具9・10が跨がるように嵌装して、両籠構成体1A・1Bの開口縁部同士が不意に開放される様な事態の発生を防止できるものであれば、係合突起11A・11Bと固定具9・10は、どの様な形状であっても差し支えない。さらに、本発明は、籠構成体1A・1Bの開口縁部に所定の部材を設け、所定の固定具9・10が、両部材の離隔を阻止する全ての形状を含むものである。
【0022】
また、図2・図4に示すように、係合突起11A・11Bの一端には、立設板15を設け、係合突起11A・11Bの他端側における籠構成体1A・1Bの開口縁部には、突出した係止リブ16を設けている。そして、図2に示すように、把手7の固定具9を横方向にスライド移動させて、固定具9を両係合突起11A・11Bに跨がるように嵌装させる。この際、図3に示すように、把手7における固定具9の両端部を、立設板15と係止リブ16とで挟み込み、係合突起11A・11Bに嵌装している固定具9の離脱を確実に阻止している。この係止リブ16は、上方に向けて若干突出して滑らかな傾斜面を備えており、固定具9のスライド移動を助けている。同様に、図4・図5に示すように、ベルト8の固定具10を横方向にスライド移動させて、固定具10を係合突起11A・11Bに嵌挿させたときも、固定具10の両端を、立設板15と係止リブ16とで挟み込み、係合突起11A・11Bに嵌装している固定具10の離脱を確実に阻止している。
【0023】
そして、本発明に係る虫籠1は、図1・図3に示すように、係合突起11A・11Bを、虫籠1の長手方向における2ヶ所に配している。この2ヶ所に配された把手7用の係合突起11A・11Bにおいて、立設板15は、図3に示すように、いずれも虫籠1の長手方向における外側に設けられている。よって、持ち運び手段Pとして、湾曲して外側に向けて弾性力が働いている把手7を用いたときには、図3・図6(a)に示すように、把手7の固定具9を、虫籠1における内側から外側に向けてスライド移動させて係合突起11A・11Bに嵌装させるのに好ましいものとなる。この際、図6(a)・(b)に示すように、内側を向いている固定具9の先端部に所定の段部17を設けたときには、この段部17と係止リブ16が係合状態となり、係合突起11A・11Bに嵌装している固定具9の離脱が確実に阻止されている。
【0024】
一方、図5(a)に示すように、2ヶ所に配された係合突起11A・11Bにおいて、立設板15を、いずれも虫籠1の長手方向における内側に設けてもよい。この場合、図5(a)に示すように、ベルト8の固定具10を、虫籠1における外側から内側に向けてスライド移動させて係合突起11A・11Bに嵌装させるのに好ましいものとなる。この際、図7(a)・(b)に示すように、固定具10の先端部に所定の段部18を設けたときには、この段部18と係止リブ16が係合状態となり、係合突起11A・11Bに嵌装している固定具10の離脱が確実に阻止されている。また、固定具10の基端部における上方に所定の段部19を設けたときには、図7(b)に示すように、固定具10の段部19と立設片15が一体化し、係合突起11A・11Bに嵌装している固定具10の装着状態をきれいに仕上げることができる。
【0025】
尚、図5(b)に示すように、係合突起11A・11Bにおいて、立設板15を、いずれも虫籠1の長手方向における外側に設け、ベルト8の固定具10を、虫籠1における内側から外側に向けてスライド移動させて係合突起11A・11Bに嵌装させるものであってもよい。
【0026】
【発明の効果】
本発明は、把手7やベルト8等の持ち運び手段Pを備えている虫籠1であって、この持ち運び手段Pは、昆虫等を収容する空間を形成する周壁の開口縁部同士を閉止する固定具9・10を有することから、虫籠1の周壁が不意に開放されてしまうような事態の発生を確実に防止できる。すなわち、持ち運び手段Pは、虫籠1の持ち運びを容易に行なうと共に、昆虫等を収容する空間を形成する周壁の開口縁部同士を確実に閉止するものである。
【0027】
また、昆虫等を収容する空間を形成する周壁の開口縁部同士に係合突起11A・11Bを設け、持ち運び手段Pの固定具9・10を、両係合突起11A・11Bに跨がるように嵌装させているため、隣り合うように接っしている両係合突起11A・11Bの接合状態が、固定具9・10により確実に維持される。従って、把手7やベルト8を介して虫籠1を持ち運んでいるときに、昆虫等を追って野山を走り回った場合であっても、昆虫等を収容する空間を形成している周壁の開口縁部同士を確実に閉止できる。
【0028】
さらに、持ち運び手段Pの固定具9・10は、両係合突起11A・11Bに跨がるように嵌装する挿通溝13・14を有することから、この挿通溝13・14により両係合突起11A・11Bを確実に保持できる。そのため、昆虫等を収容する空間を形成している周壁の開口縁部同士が不意に離れて虫籠1が開放された状態となり、収容している昆虫等が逃げ出してしまう事態の発生を確実に防止できる。
【0029】
また、持ち運び手段Pの固定具9・10は、横方向にスライド移動して両係合突起11A・11Bに跨がるように嵌装するため、誰もが簡単に、固定具9・10を両係合突起11A・11Bに嵌装できる。
【0030】
加えて、係合突起11A・11Bの一端に立設板15を備え、係合突起11A・11Bの他端側における開口縁部に係止リブ16を備え、係合突起11A・11Bに跨がるように嵌装している固定具9・10の両端部を、立設板15と係止リブ16とで挟み込んでいるため、係合突起11A・11Bに嵌装している固定具9・10の離脱を確実に阻止できる。
【0031】
また、2つの籠構成体1A・1Bの開口縁部同士に係合突起11A・11Bを設け、両籠構成体1A・1Bを嵌合させた虫籠1であって、虫籠1の長手方向の2ヶ所に係合突起11A・11Bを配する一方、湾曲して外側に向けて弾性力が働いている把手7の両端部に固定具9を配し、把手7の両固定具9を、2ヶ所に配した両係合突起11A・11Bの内側から外側に向けてスライド移動させ、両固定具9を両係合突起11A・11Bに嵌装させたことから、把手7の固定具9を籠構成体1A・1Bの係合突起11A・11Bに嵌装させた状態を確実に維持できる。すなわち、把手7は、その全体が内側に向けて湾曲しているため、把手7には弾性力が働いてその両端部が外側に向けて元に戻ろうとする作用が生じる。よって、この弾性力が働いている状態で把手7を虫籠1から取り外すには、把手7の両端部を内側に向けて湾曲させる強い力が必要となる。虫籠1の使用中において、この様な強い力が把手7に加えられることは到底考えられないため、係合突起11A・11Bに嵌装している固定具9の離脱が確実に阻止されるのである。
【0032】
この他、2つの籠構成体1A・1Bの開口縁部同士に係合突起11A・11Bを設け、両籠構成体1A・1Bを嵌合させた虫籠1であって、虫籠1の長手方向の2ヶ所に係合突起11A・11Bを配する一方、ベルト8の両端部に固定具10を配し、ベルト8の両固定具10を、2ヶ所に配した両係合突起11A・11Bの外側から内側に向けてスライド移動させ、両固定具10を両係合突起11A・11Bに嵌装させたことから、ベルト8の固定具10を籠構成体1A・1Bの係合突起11A・11Bに嵌装させた状態を確実に維持できる。すなわち、ベルト8の中間部分を持ち上げて虫籠1を吊り下げた際には、ベルト8の両端部に配した固定具10には、共に内側へ向く力が作用する。よって、この内側へ向く力が作用している状態でベルト8の固定具10を虫籠1から取り外すには、ベルト8の固定具10を虫籠1の外側に向けて引っ張る力が必要となる。虫籠1をベルト8により吊り下げている状態において、この様な力がベルト8の固定具10に加えられることは到底考えられないため、係合突起11A・11Bに嵌装しているベルト8の固定具10の離脱が確実に阻止されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示したもので、2つの籠構成体からなる虫籠に把手を取り付けた状態を示す一部分解した斜視図である。
【図2】把手の固定具を、虫籠の係合突起に嵌装する状態を示す一部拡大した斜視図である。
【図3】虫籠に把手を固定した状態を示す側面図である。
【図4】ベルトの固定具を、虫籠の係合突起に嵌装する状態を示す一部拡大した斜視図である。
【図5】虫籠にベルトを固定した状態を示しており、(a)はベルトの両固定具を、虫籠の長手方向における外側から内側に向けてスライド移動させ、その固定具を係合突起に嵌装させる状態の側面図、(b)はベルトの両固定具を、虫籠の内側から外側に向けてスライド移動させ、その固定具を係合突起に嵌装させる状態の側面図である。
【図6】虫籠に把手を固定する状態を示しており、(a)は把手の固定具を係合突起に嵌装させる状態の一部拡大した側面図、(b)は把手の固定具が立設板と係止リブとで挟み込まれた固定状態の一部拡大した側面図である。
【図7】虫籠にベルトを固定する状態を示しており、(a)はベルトの固定具を係合突起に嵌装させる状態の一部拡大した側面図、(b)はベルトの固定具が立設板と係止リブとで挟み込まれた固定状態の一部拡大した側面図である。
【符号の説明】
P…持ち運び手段
1…虫籠
1A…籠構成体
1B…籠構成体
2…孔
3…扉
4…係合孔
5…係合片
6…脚
7…把手
8…ベルト
9…固定具
10…固定具
11A…係合突起
11B…係合突起
11c…垂設片
11d…横設片
12…環部
13…挿通溝
14…挿通溝
15…立設板
16…係止リブ
17…段部
18…段部
19…段部

Claims (7)

  1. 把手やベルト等の持ち運び手段を備えている虫籠であって、この持ち運び手段は、昆虫等を収容する空間を形成する周壁の開口縁部同士を閉止する固定具を有し、昆虫等を収容する空間を形成する周壁の開口縁部同士に係合突起を設け、持ち運び手段の固定具を、両係合突起に跨がるように嵌装させたことを特徴とする虫籠。
  2. 持ち運び手段の固定具は、両係合突起に跨がるように嵌装する挿通溝を有する請求項に記載の虫籠。
  3. 持ち運び手段の固定具は、横方向にスライド移動して両係合突起に跨がるように嵌装する請求項またはに記載の虫籠。
  4. 係合突起の一端に立設板を備え、係合突起の他端側における開口縁部に係止リブを備え、係合突起に跨がるように嵌装している固定具の両端部を、立設板と係止リブとで挟み込み、係合突起に嵌装している固定具の離脱を阻止した請求項乃至のいずれかに記載の虫籠。
  5. 2つの籠構成体の開口縁部同士に係合突起を設け、両籠構成体を嵌合させた虫籠であって、虫籠の長手方向の2ヶ所に係合突起を配する一方、湾曲して外側に向けて弾性力が働いている把手の両端部に固定具を配し、把手の両固定具を、2ヶ所に配した両係合突起の内側から外側に向けてスライド移動させ、両固定具を両係合突起に嵌装させたことを特徴とする虫籠。
  6. 2つの籠構成体の開口縁部同士に係合突起を設け、両籠構成体を嵌合させた虫籠であって、虫籠の長手方向の2ヶ所に係合突起を配する一方、ベルトの両端部に固定具を配し、ベルトの両固定具を、2ヶ所に配した両係合突起の外側から内側に向けてスライド移動させ、両固定具を両係合突起に嵌装させたことを特徴とする虫籠。
  7. ベルトの中間部分を持ち上げて虫籠を吊り下げた際、ベルトの両端部に配した固定具に、内側へ向く力が作用する請求項に記載の虫籠。
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