JP3943150B2 - G3プロトコル測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はG3ファクシミリの交信プロトコルを測定して適否を判定するG3プロトコル測定装置、特にデジタルハンドシェーキングコマンドNSSの機能情報が不明又はメーカーコード情報が不明な交信プロトコルデータの測定と異常原因の解析に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ITU−T勧告T.30に準拠しているファクシミリ装置やFTZ18TR53規格に準拠しているファクシミリ装置の交信プロトコルやファクシミリ装置のメーカーが独自に行なっている交信プロトコルの適否を判定するためにG3プロトコル測定装置が使用されている。従来のG3プロトコル測定装置はファクシミリ装置の交信プロトコルを測定可能なモニタ機能を有し、ファクシミリ装置で送受信しているときの交信プロトコルを検出し、画面や記録紙に表示している。このモニタした結果を解析者が解析して交信プロトコルの適否を判定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、モニタした交信プロトコルデータがITU−T勧告T.30に定められている規格値や、FTZ18TR53規格に定められている規格値や、ITU−T勧告T.30やFTZ18TR53規格に準拠して各ファクシミリ装置のメーカー毎に定められている規格値に一致しているかどうかを解析することは容易でなく、解析のために専門的な知識とかなり長い時間を必要とした。また、交信プロトコルの解析が容易でないため、解析した結果に、解析者毎にバラツキや解析洩れも発生し、交信不具合の原因の一つになることもある。
【0004】
また、解析した結果を再確認したり、交信不具合の要因について対策を行うためにモニタした結果を再現することが簡単にできないため、交信不具合が生じたときにその原因を究明して対策を迅速にすることが困難であった。
【0005】
さらに、デジタルハンドシェーキングコマンドNSSの機能情報が不明な場合や、デジタルハンドシェーキングコマンドNSSのメーカーコードが不明な場合には交信プロトコルデータを測定することはできず、交信プロトコルの適否を判定することはできなかった。
【0006】
この発明はかかる短所を改善するためになされたものであり、測定した交信プロトコルを自動的に解析し、ITU−T勧告T.30やFTZ18TR53規格に定められている規格値や、各ファクシミリ装置のメーカー毎に定められている規格値と異なる項目毎にエラ−表示して交信プロトコルの適否を明確にするとともに、デジタルハンドシェーキングコマンドNSSの機能情報が不明な場合や、デジタルハンドシェーキングコマンドNSSのメーカーコードが不明な場合には交信プロトコルデータを測定して適否を判定することができるG3プロトコル測定装置を得ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るG3プロトコル測定装置は、ファクシミリ装置の交信プロトコルを検出するモニタ用通信制御部と、あらかじめメーカー別に各メーカーにより設定された非標準手順交信プロトコルシーケンスとITU−T勧告T.30に準拠した交信プロトコルシーケンスとが格納されたプロトコルシーケンステーブル格納部と、前記モニタ用通信制御部で検出した交信プロトコルデータと前記プロトコルシーケンステーブル格納部から抽出したプロトコルシーケンスとを比較判定するモニタ用演算処理部と、前記モニタ用演算処理部の判定結果を表示する表示部と、前記モニタ用通信制御部で検出した交信プロトコルデータをモデムコントロール情報を含むシミュレーションデータに変換するシミュレーション用演算処理部と、前記シミュレーション用演算処理部で変換したシミュレーションデータにより回線を締結し交信プロトコルを実行するシミュレータ用通信制御部と、モデムを制御するモデムコントロール部と、DISやNSS,DCSのファクシミリ情報フィールド(FIF)の機能情報に付加するモデムの変調方式(V.27 ter ,V,29等)とデータ信号速度( 4800bps , 9600bps 等) ( 以下、高速モデムのコントロール情報という ) をあらかじめ設定して格納するモデムコントロールテーブル格納部及びCPUとを備え、
前記CPUは、前記モデムコントロール部が前記モニタ用通信制御部で交信プロトコルを測定するとき、デジタルハンドシェーキングコマンドNSSを検出し、その機能情報が不明の場合には、あらかじめ前記モデムコントロールテーブル格納部に設定された高速モデムのコントロール情報により前記モニタ用通信制御部のモデムを切り換えて交信プロトコルデータを測定し、測定した交信プロトコルデータを前記プロトコルシーケンステーブル格納部に格納され、メーカー別に各メーカーにより設定された非標準手順交信プロトコルシーケンスあるいはITU−T勧告T.30に準拠した交信プロトコルシーケンスと比較してその適否を判定させることと、
前記交信プロトコルデータを前記シミュレーション用演算処理部によりシミュレーションデータに変換させ、変換したシミュレーションデータを前記シミュレータ用通信制御部に送り、シミュレーションデータにより回線を締結させて交信を行っていたファクシミリ装置と同等の交信プロトコルを実行させる制御を行うことを特徴とする。
【0008】
第2の発明に係るG3プロトコル測定装置は、ファクシミリ装置の交信プロトコルを検出するモニタ用通信制御部と、あらかじめメーカー別に各メーカーにより設定された非標準手順交信プロトコルシーケンスとITU−T勧告T.30に準拠した交信プロトコルシーケンスとが格納されたプロトコルシーケンステーブル格納部と、前記モニタ用通信制御部で検出した交信プロトコルデータと前記プロトコルシーケンステーブル格納部から抽出したプロトコルシーケンスとを比較判定するモニタ用演算処理部と、前記モニタ用演算処理部の判定結果を表示する表示部と、前記モニタ用通信制御部で検出した交信プロトコルデータをモデムコントロール情報を含むシミュレーションデータに変換するシミュレーション用演算処理部と、前記シミュレーション用演算処理部で変換したシミュレーションデータにより回線を締結し交信プロトコルを実行するシミュレータ用通信制御部と、モデムを制御するモデムコントロール部と、DISやNSS,DCSのファクシミリ情報フィールド(FIF)の機能情報に付加するモデムの変調方式(V.27 ter ,V,29等)とデータ信号速度( 4800bps , 9600bps 等) ( 以下、高速モデムのコントロール情報という ) をあらかじめ設定して格納するモデムコントロールテーブル格納部及びCPUとを備え、
前記CPUは、前記モデムコントロール部が前記モニタ用通信制御部で交信プロトコルを測定するとき、デジタルハンドシェーキングコマンドNSSを検出し、その機能情報に設定されているメーカーコードが不明又は存在しない場合には、あらかじめ前記モデムコントロールテーブル格納部に設定された高速モデムのコントロール情報により前記モニタ用通信制御部のモデムを切り換えて交信プロトコルデータを測定し、測定した交信プロトコルデータを前記プロトコルシーケンステーブル格納部に格納され、メーカー別に各メーカーにより設定された非標準手順交信プロトコルシーケンスあるいはITU−T勧告T.30に準拠した交信プロトコルシーケンスと比較してその適否を判定させることと、
前記交信プロトコルデータを前記シミュレーション用演算処理部によりシミュレーションデータに変換させ、変換したシミュレーションデータを前記シミュレータ用通信制御部に送り、シミュレーションデータにより回線を締結させて交信を行っていたファクシミリ装置と同等の交信プロトコルを実行させる制御を行うことを特徴とする。
【0009】
第3の発明に係るG3プロトコル測定装置は、ファクシミリ装置の交信プロトコルを検出するモニタ用通信制御部と、あらかじめメーカー別に各メーカーにより設定されたFTZ18TR53規格に準拠した交信プロトコルシーケンスが格納されたプロトコルシーケンステーブル格納部と、前記モニタ用通信制御部で検出した交信プロトコルデータと前記プロトコルシーケンステーブル格納部から抽出したプロトコルシーケンスとを比較判定するモニタ用演算処理部と、前記モニタ用演算処理部の判定結果を表示する表示部と、前記モニタ用通信制御部で検出した交信プロトコルデータをモデムコントロール情報を含むシミュレーションデータに変換するシミュレーション用演算処理部と、前記シミュレーション用演算処理部で変換したシミュレーションデータにより回線を締結し交信プロトコルを実行するシミュレータ用通信制御部と、モデムを制御するモデムコントロール部と、DISやNSS,DCSのファクシミリ情報フィールド(FIF)の機能情報に付加するモデムの変調方式(V.27 ter ,V,29等)とデータ信号速度( 4800bps , 9600bps 等) ( 以下、高速モデムのコントロール情報という ) をあらかじめ設定して格納するモデムコントロールテーブル格納部及びCPUとを備え、
前記CPUは、前記モデムコントロール部が前記モニタ用通信制御部で交信プロトコルを測定するとき、デジタルハンドシェーキングコマンドNSSを検出し、その機能情報が不明の場合には、あらかじめ前記モデムコントロールテーブル格納部に設定された高速モデムのコントロール情報により前記モニタ用通信制御部のモデムを切り換えて交信プロトコルデータを測定し、測定した交信プロトコルデータを前記プロトコルシーケンステーブル格納部に格納され、メーカー別に各メーカーにより設定されたFTZ18TR53規格に準拠した交信プロトコルシーケンスと比較してその適否を判定させることと、
前記交信プロトコルデータを前記シミュレーション用演算処理部によりシミュレーションデータに変換させ、変換したシミュレーションデータを前記シミュレータ用通信制御部に送り、シミュレーションデータにより回線を締結させて交信を行っていたファクシミリ装置と同等の交信プロトコルを実行させる制御を行うことを特徴とする。
【0010】
第4の発明に係るG3プロトコル測定装置は、ファクシミリ装置の交信プロトコルを検出するモニタ用通信制御部と、あらかじめメーカー別に各メーカーにより設定されたFTZ18TR53規格に準拠した交信プロトコルシーケンスが格納されたプロトコルシーケンステーブル格納部と、前記モニタ用通信制御部で検出した交信プロトコルデータと前記プロトコルシーケンステーブル格納部から抽出したプロトコルシーケンスとを比較判定するモニタ用演算処理部と、前記モニタ用演算処理部の判定結果を表示する表示部と、前記モニタ用通信制御部で検出した交信プロトコルデータをモデムコントロール情報を含むシミュレーションデータに変換するシミュレーション用演算処理部と、前記シミュレーション用演算処理部で変換したシミュレーションデータにより回線を締結し交信プロトコルを実行するシミュレータ用通信制御部と、モデムを制御するモデムコントロール部と、DISやNSS,DCSのファクシミリ情報フィールド(FIF)の機能情報に付加するモデムの変調方式(V.27 ter ,V,29等)とデータ信号速度( 4800bps , 9600bps 等) ( 以下、高速モデムのコントロール情報という ) をあらかじめ設定して格納するモデムコントロールテーブル格納部及びCPUとを備え、
前記CPUは、前記モデムコントロール部が前記モニタ用通信制御部で交信プロトコルを測定するとき、デジタルハンドシェーキングコマンドNSSを検出し、その機能情報に設定されているメーカーコードが不明又は存在しない場合には、あらかじめ前記モデムコントロールテーブル格納部に設定された高速モデムのコントロール情報により前記モニタ用通信制御部のモデムを切り換えて交信プロトコルデータを測定し、測定した交信プロトコルデータを前記プロトコルシーケンステーブル格納部に格納され、メーカー別に各メーカーにより設定されたFTZ18TR53規格に準拠した交信プロトコルシーケンスと比較してその適否を判定させることと、
前記交信プロトコルデータを前記シミュレーション用演算処理部によりシミュレーションデータに変換させ、変換したシミュレーションデータを前記シミュレータ用通信制御部に送り、シミュレーションデータにより回線を締結させて交信を行っていたファクシミリ装置と同等の交信プロトコルを実行させる制御を行うことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明においては、G3プロトコル測定装置にモニタ用通信制御部と制御部及びシミュレータ用通信制御部とを設けておく。そして、ITU−T勧告T.30やFTZ18TR53規格に準拠しているファクシミリ装置の交信プロトコルやITU−T勧告T.30やFTZ18TR53規格に準拠して各ファクシミリ装置のメーカーが独自で行なっている交信プロトコルをモニタ用通信制御部で受信して検出して制御部に送る。この各ファクシミリ装置のメーカーが独自で行なっている交信プロトコルを検出するときに、デジタルハンドシェーキングコマンドNSSの機能情報が不明な場合、あるいはデジタルハンドシェーキングコマンドNSSの機能情報に設定されているメーカーコードが不明な場合又は存在しない場合に、あらかじめモデムコントロールテーブル格納部に設定されたコントロール情報によりモニタ用通信制御部のモデムを切り換えて交信プロトコルを検出する。
【0012】
制御部のモニタ用演算処理部は検出した交信プロトコルデータとあらかじめ記憶した規格値とを比較し、交信プロトコルの適否を各項目毎に解析し、解析した結果を表示する。
【0013】
また、制御部の原稿サイズ演算処理部はモニタ用通信制御部で検出した交信プロトコルデータの画情報データの原稿サイズを演算し、送信側のスキャナ−の読取誤差の有無を検出する。
【0014】
さらに、制御部のシミュレーション用演算処理部は、測定した交信プロトコルデータをシミュレーションデータに変換し、シミュレーション用通信制御部に送り、測定した交信プロトコルを再現させる。
【0015】
シミュレータ用通信制御部はシミュレーション用演算処理部からシミュレーションデータが送られたときに、送られたシミュレーションデータにより交信を行なっていたファクシミリ装置と同等の交信プロトコルを実行して交信不具合の状況を再現し、交信不具合が生じた原因を明確にする。
【0016】
【実施例】
図1はこの発明の一実施例に係るG3プロトコル測定装置を示すブロック図である。図に示すように、G3プロトコル測定装置は制御部1とフロッピディスク等のデータ蓄積メモリ2と表示部3とモニタ用通信制御部(モニタ用CCU)4及びシミュレータ用通信制御部(シュミレ−タ用CCU)5を有する。
【0017】
制御部1は装置全体を管理するCPU11と、ROM12,RAM13,モニタ用演算処理部14,シミュレーション用演算処理部15,機能情報テーブル格納部16,プロトコルシーケンステーブル格納部17,モデムコントロールテーブル格納部18,原稿サイズ演算処理部19及びモデムコントロール部20を有する。機能情報テーブル格納部16にはITU−T勧告T.30に準拠した交信プロトコルの各種機能情報やITU−T勧告T.30に準拠して各ファクシミリ装置のメーカー毎に設定された異なる非標準手順交信のプロトコルの各種機能情報があらかじめ格納され、プロトコルシーケンステーブル格納部17にはITU−T勧告T.30に準拠した交信プロトコルシーケンスやメーカー毎に設定された非標準手順交信プロトコルシーケンスが格納されている。モデムコントロールテーブル格納部18にはシミュレーションを実行する送出側(送信側又は受信側)のデジタルハンドシェーキングコマンドの機能情報を格納するとともに、ITU−T勧告T.30に規定しているDISやNSS,DCSのファクシミリ情報フィールド(FIF)の機能情報に付加するモデムの変調方式(V.27 ter ,V,29等)とデータ信号速度( 4800bps , 9600bps 等) ( 以下、高速モデムのコントロール情報という ) をユーザーにより設定されている。この高速モデムのコントロール情報は、FTZ18TR53規格においても、DISやDCSのファクシミリ情報フィールド(FIF)の機能情報に付加するモデムの変調方式の部分は同じで、ITU−T勧告T.30とは異なるプロトコルシーケンスで交信する点が相違する。このユーザーにより設定された高速モデムのコントロール情報は簡単に設定変更できるようになっている。モデムコントロール部20はデジタルハンドシェーキングコマンドNSSの機能情報が不明な場合、あるいはデジタルハンドシェーキングコマンドNSSの機能情報に設定されているメーカーコード情報が不明な場合又は存在しない場合に、あらかじめモデムコントロールテーブル格納部18に設定されたコントロール情報によりモニタ用通信制御部4のモデム42を切り換える。原稿サイズ演算処理部19はモニタした交信プロトコルの画像データの原稿サイズすなわち原稿長さを演算する。
【0018】
モニタ用通信制御部4は網制御部41とモデム42,デジタルハンドシェーキングコマンドフラグ監視部43,トーナル信号検出部44を有し、ファクシミリ装置8の交信プロトコルを受信して検出する。シミュレータ用通信制御部5も網制御部51とモデム52,デジタルハンドシェーキングコマンドフラグ監視部53,トーナル信号検出部54及び通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)を有し、交換機7との回線を締結してシミュレーションを実行する。
【0019】
上記のように構成されたG3プロトコル測定装置でファクシミリ装置の交信プロトコルを測定するときの動作を図2のフローチャートを参照して説明する。
【0020】
制御部1のCPU11はモニタ用通信制御部4で画情報データを含んだ交信プロトコルデータを受信するとモデム42の低速モデム(300bps)により、デジタルハンドシェーキングコマンドNSFが受信がされたか否かを確認する(ステップS1)。NSFを検出したら、NSFのファクシミリ情報フィールド(FIF)の17〜28ビットによりメーカーコードを検出しRAM13にセットする(ステップS2)。そしてNSFに対する応答信号であるデジタルハンドシェーキングコマンドNSSを検出したら(ステップS3)、セットしたメーカーコードに基づき、そのメーカーにより定められているNSSのファクシミリ情報フィールド(FIF)の機能情報を機能情報テーブル格納部16から抽出する(ステップS4,S5)。その後、抽出したメーカー毎の機能情報に基づき、そのメーカーにより定められている独自交信プロトコルシーケンスをプロトコルシーケンステーブル格納部17から抽出し、モデムモ−ドをコントロールして交信プロトコルデータを測定しRAM13に記憶する(ステップS6)。
【0021】
NSFに対する応答信号であるデジタルハンドシェーキングコマンドNSSを検出してから(ステップS3)、セットしたメーカーコードに基づき、そのメーカーにより定められているデジタルハンドシェーキングコマンドNSSのファクシミリ情報フィールド(FIF)の機能情報を機能情報テーブル格納部16から抽出しようとしたときに、機能情報テーブル格納部16にそのメーカーにより定められているデジタルハンドシェーキングコマンドNSSのファクシミリ情報フィールド(FIF)の機能情報が存在しない場合、あるいはメーカーコードが不明又は存在しない場合には(ステップS4)、モデムコントロール部20は、モデムコントロールテーブル格納部18に、ユーザーにより高速モデムのコントロール情報が設定されているかを確認し(ステップS7)、ユーザーにより高速モデムのコントロール情報が設定されている場合は、モデムコントロールテーブル格納部18に設定された高速モデムのコントロール情報によりモニタ用通信制御部4のモデム42をコントロールして交信プロトコルデータを測定しRAM13に記憶する(ステップS8)。
【0022】
また、機能情報テーブル格納部16にそのメーカーにより定められているNSSのファクシミリ情報フィールドの機能情報が存在しなかったり、メーカーコードが不明又は存在しなく(ステップS4)、かつモデムコントロールテーブル格納部18にユーザーにより高速モデムのコントロール情報が設定されていない場合(ステップS7)、NSSの次にデジタルハンドシェーキングコマンドDCSがない場合や、NSSとDCSがない場合は、測定を終了して再び交信プロトコルデータの測定を繰り返す(ステップS10,S15)。
また、機能情報テーブル格納部16にそのメーカーにより定められているNSSのファクシミリ情報フィールドの機能情報が存在しなかったり、メーカーコードが不明又は存在しなく(ステップS4)、かつモデムコントロールテーブル格 納部18にユーザーにより高速モデムのコントロール情報が設定されていなく(ステップS7)、測定した交信プロトコルデータの中にNSSの次にDCSがある場合(ステップS10)、RAM13にセットされているデータがある場合には、セットされているデータをリセットし(ステップS11,S12)、ITU−T勧告T.30に定められている機能情報テーブルを機能情報テーブル格納部16から抽出する(ステップS13)。この抽出した機能情報テーブルに基づきモニタ用通信制御部4のモデム42のモデムモ−ドを切り換え、交信プロトコルデータを測定しRAM13に記憶する(ステップS14)。また、受信した交信プロトコルデータからNSFを検出せずDISを検出し(ステップS9)、引き続いてDCSを検出したら(ステップS10)、ITU−T勧告T.30により定められている機能情報テーブルを抽出し、上記と同様に交信プロトコルデータを測定する(ステップS11〜S14)。CPU11は上記処理を繰返し、交信プロトコルデータの測定が終了したら(ステップS15)、RAM13に記憶した測定データをフロッピディスク等からなるデータ蓄積メモリ2に記憶させる(ステップS16)。このようにして、メーカーにより定められているデジタルハンドシェーキングコマンドNSSのファクシミリ情報フィールドの機能情報が存在しない場合、あるいはメーカーコードが不明又は存在しない場合でも交信プロトコルデータの画情報を確実に測定することができる。
【0023】
次ぎに、上記のようにして測定した交信プロトコルデータの画情報データの原稿サイズを検出する場合の処理を図3のフローチャートを参照して説明する。
【0024】
交信プロトコルデータの画情報データの原稿サイズの算出動作に入ると(ステップS21)、制御部1のCPU11はデータ蓄積メモリ2に格納してある指定された交信プロトコルの測定データを抽出しRAM13に格納する(ステップS22)。原稿サイズ演算処理部19はRAM13に格納した交信プロトコルの測定データの高速モデムで検出された画情報データの中のライン終端信号EOLを抽出し、抽出したライン終端信号EOLの数を制御復帰符号RTCが出現するまでカウントする(ステップS23,S24)。次に交信プロトコルの測定データ中にモニタ用CCU4の低速モデムにより検出されたデジタルハンドシェーキングコマンドNSSがある場合には(ステップS25)、NSSのファクシミリ情報フィールド(FIF)の17〜28ビットによりメーカーコードを検出する(ステップS26)。このメーカーコードに基づき、そのメーカーにより定められているデジタルハンドシェーキングコマンドNSSのファクシミリ情報フィールド(FIF)の機能情報を機能情報テーブル格納部16から抽出し、抽出した機能情報の中の副走査の線密度情報を抽出する(ステップS27)。この抽出した副走査の線密度情報を基に、検出された画情報データのライン終端信号EOLの数から画情報の原稿サイズを演算してRAM13に記憶する(ステップS32)。
【0025】
また、交信プロトコルの測定データ中にデジタルハンドシェーキングコマンドNSSがなく、デジタルハンドシェーキングコマンドDCSがある場合には(ステップS25,S28)、RAM13にセットされているメーカーコード等のデータがある場合には、セットされているデータをリセットし(ステップS28,S29)、ITU−T勧告T.30に定められているファクシミリ情報フィールドの機能情報を機能情報テーブル格納部16から抽出し、抽出した機能情報の中の副走査の線密度情報を抽出する(ステップS31)。この抽出した副走査の線密度情報を基に、検出された画情報データのライン終端信号EOLの数から画情報の原稿サイズを演算してRAM13に記憶する(ステップS32)。
【0026】
1ペ−ジ分の原稿サイズを算出してから(ステップS33),マルチペ−ジ信号MPSを検出すると、次ペ−ジの画情報データからライン終端信号EOLの数を検出し、次ペ−ジの原稿サイズを演算する(ステップS34,S36〜S38、S32)。この演算処理を繰り返してメッセ−ジ終了信号EOMを検出すると算出した原稿サイズを表示部3に表示して原稿サイズの演算処理を終了する(ステップS35)。
【0027】
このようにしてモニタした交信プロトコルデータの画情報の原稿サイズ(長さ)を算出することにより、送信側のファクシミリ装置6のスキャナ−の読取誤差を検出することができ、送信側のファクシミリ装置6のスキャナ−の異常の有無を判定することができる。
【0028】
次ぎに、上記のようにして測定した交信プロトコルデータの適否を判定する場合の処理を図4のフローチャートを参照して説明する。
【0029】
交信プロトコルデータの適否の判定動作に入ると(ステップS41)、制御部1のCPU11はデータ蓄積メモリ2に格納してある指定された交信プロトコルの測定データを抽出しRAM13に格納する(ステップS42)。モニタ用演算処理部14はRAM13に格納した交信プロトコルの測定データからNSFを確認すると(ステップS43)、NSFのファクシミリ情報フィールド(FIF)の17〜28ビットによりメーカーコードを検出しセットする(ステップS44)。そしてNSFに対する応答信号であるNSSを検出したら(ステップS45)、検出したメーカーコードを基に、そのメーカーにより定められている非標準手順交信(独自交信)プロトコルシーケンスをプロトコルシーケンステーブル格納部17から抽出する(ステップS46)。メーカーにより定められている非標準手順交信プロトコルシーケンスを抽出した後、交信プロトコルの測定データにDCSがないときは、抽出した非標準手順交信プロトコルシーケンスと交信プロトコルの測定データとを各項目毎に逐次比較する(ステップS48,S52)。この比較の結果、交信プロトコルの測定データがそのメーカーにより定められている非標準手順交信プロトコルシーケンスと異なる場合には、異なる部分にエラ−メッセ−ジを発生して表示部3に表示する(ステップS53,S54)。また比較した結果、交信プロトコルの測定データがそのメーカーにより定められている非標準手順交信プロトコルシーケンスと同一の場合には正常のメッセ−ジを発生し表示部3に表示する(ステップS53,S55)。
【0030】
また、モニタ用演算処理部14はRAM13に格納した交信プロトコルの測定データからNSSを検出してメーカーにより定められている非標準手順交信プロ トコルシーケンスを抽出した後(ステップS45,S46)、交信プロトコルの測定データからNSSの次ぎにDCSを検出したら(ステップS48)、セットしたメーカーコードをリセットしてITU−T勧告T.30により定められているプロトコルシーケンスを制御部1のプロトコルシーケンステーブル格納部17から抽出する(ステップS49,S50,S51)。この抽出したITU−T勧告T.30により定められているプロトコルシーケンスと交信プロトコルの測定データとを各項目毎に逐次比較し、交信プロトコルの測定データがITU−T勧告T.30により定められているプロトコルシーケンスと異なる場合にはエラ−メッセ−ジを発生して表示部3に表示する(ステップS52,S53,S54)。また、比較した結果、交信プロトコルの測定データがITU−T勧告T.30により定められているプロトコルシーケンスと同一の場合には正常のメッセ−ジを発生し表示部3に表示する(ステップS52,S53,S55)。
【0031】
交信プロトコルの測定データからNSFを検出せずDISを検出し(ステップS43,S47)、引き続いてDCSを検出した場合(ステップS48)、あるいは交信プロトコルの測定データからNSFを検出してNSSを検出せずにDCSを検出した場合(ステップS43〜S45,S48)、上記と同様に交信プロトコルの測定データとITU−T勧告T.30により定められているプロトコルシーケンスを比較し、測定した交信プロトコルデータの適否を判定する(ステップS49〜S55)。
【0032】
このように測定した交信プロトコルデータの適否を自動的に判定して、プロトコルシーケンスにしたがって異常の有無を表示するから、交信プロトコルの適否を簡単に、かつ正確に確認することができる。
【0033】
次ぎに上記のように測定した交信プロトコルデータの適否を判定した結果、交信不具合の状況を再現して確認したり、交信不具合の理由を確認してその対策を行うために、交信を行っていたファクシミリ装置6と同等の交信プログラムデータを実行する場合のシミュレーション処理の動作を図5のフローチャートを参照して説明する。
【0034】
シミュレーション処理に入ると(ステップS61)、制御部1のCPU11はデータ蓄積メモリ2に格納してある交信プロトコルの測定データを抽出しRAM13に格納する(ステップS62)。シミュレーション用演算処理部15はRAM13に格納された交信プロトコルの測定データからNSFを確認すると(ステップS63)、NSFのファクシミリ情報フィールド(FIF)の17〜28ビットによりメーカーコードを検出しRAM13にセットする(ステップS64)。そしてNSFに対する応答信号であるNSSを検出したら(ステップS65)、検出したメーカーコードに基づき、そのメーカーにより定められている非標準手順交信(独自交信)プロトコルシーケンスをプロトコルシーケンステーブル格納部17から抽出する(ステップS66)。メーカーにより定められている非標準手順交信プロトコルシーケンスを抽出した後、交信プロトコルの測定データにDCSがないときは、交信プロトコルの測定データ中のデジタルハンドシェーキングコマンドを抽出したメーカーにより定められている非標準手順交信プロトコルシーケンスに基づきシ−ケンシャルに送信側コマンドと受信側コマンドに分離する(ステップS68,S72)。この分離したデジタルハンドシェーキングコマンドの機能情報により機能情報テーブル格納部16から、シミュレータ用通信制御部5のモデム52をコントロールして高速データを送信又は受信するためのモデムコントロール情報を抽出してシミュレーションデータとしてモデムコントロールテーブル格納部18にセットする(ステップS73)。交信プロトコルの測定データの全てのデジタルハンドシェーキングコマンドの分離とモデムコントロール情報の抽出が終了した後、シミュレーション用演算処理部15はシミュレーションデータのセ−ブが指定されているときは、モデムコントロールテーブル格納部18にセットされたシミュレーションデータをデータ蓄積メモリ2に記録するとともに、そのデータをシミュレータ用通信制御部5に転送する(ステップS74,S75)。シミュレータ用通信制御部5は送られたシミュレーションを実行する送出側(送信側又は受信側)のシーケンスに基づき回線を締結してシミュレーションを実行する(ステップS76,S77)。そして実行されたシミュレーションの結果はモニタ用通信制御部4で測定され、モニタ用演算処理部14で交信プロトコルの適否が判定されて表示部3にシーケンスにしたがって表示される。
【0035】
また、シミュレーション用演算処理部15はRAM13に格納した交信プロトコルの測定データからNSSを検出してメーカーにより定められている非標準手順交信プロトコルシーケンスを抽出した後(ステップS65,S66)、DCSを検出したら(ステップS68)、セットアップデータをリセットしてITU−T勧告T.30により定められているプロトコルシーケンスをプロトコルシーケンステーブル格納部17から抽出する(ステップS69,S70,S71)。次ぎに、交信プロトコルの測定データのデジタルハンドシェーキングコマンドを抽出したITU−T勧告T.30により定められているプロトコルシーケンスに基づきシ−ケンシャルに送信側コマンドと受信側コマンドに分離する(ステップS72)。この分離したデジタルハンドシェーキングコマンドの機能情報により機能情報テーブル格納部16から、シミュレータ用通信制御部5のモデム52をコントロールして高速データを送信又は受信するためのモデムコントロール情報を抽出してシミュレーションデータとしてモデムコントロールテーブル格納部18にセットする(ステップS73)。交信プロトコルの測定データの全てのデジタルハンドシェーキングコマンドの分離とモデムコントロール情報の抽出が終了した後、上記と同様にシミュレーション用演算処理部15はモデムコントロールテーブル格納部18にセットされたシミュレーションデータをデータ蓄積メモリ2に記録するとともにシミュレータ用通信制御部5に転送してシミュレーションを実行する(ステップS74〜S77)。また、交信プロトコルの測定データからNSFを検出せずDISを検出し(ステップS63,S67)、引き続いてDCSを検出した場合(ステップS68)、あるいは交信プロトコルの測定データからNSFを検出してNSSを検出せずにDCSを検出した場合(ステップS63〜S65,S68)、上記と同様にITU−T勧告T.30により定められているプロトコルシーケンスに基づきシミュレーションデータを抽出して、シミュレーションを実行する(ステップS69〜S77)。
【0036】
このように測定した交信プログラムデータにより各ファクシミリ装置と同等の交信プロトコルを実行するから、交信不具合の状況を再現して確認することができ、交信不具合の理由を明確にしてその対策を確実に行うことができる。
【0037】
上記シミュレーション処理は測定した交信プロトコルデータの適否を判定した結果、その判定結果を直ちに再現して確認する場合について説明したが、複数のファクシミリ装置の交信プロトコルを測定して、その適否を判定した後に、シミュレーション処理したシミュレーションデータをフロッピディスク等のデータ蓄積メモリ2に格納しておき、複数の交信プロトコルデータを一括して連続的に再現し、各ファクシミリ装置と同等の交信プログラムデータを実行して、交信不具合の理由を確認してその対策を行うようにすることもできる。この場合の動作を図6のフローチャートを参照して説明する。
【0038】
シミュレーションの連続実行処理が指示されると(ステップS81)、制御部1のCPU11はシミュレーションデータが記録されているデータ蓄積メモリ2から1交信分のシミュレーションデータを抽出しRAM13に格納する(ステップS82)。CPU11は1交信分のシミュレーションデータがRAM13に格納されると、そのシミュレーションデータをシミュレータ用通信制御部5に転送する。シミュレータ用通信制御部5は送られた交信用シミュレーションデータに基づき回線を締結してシミュレーションを実行する(ステップS83、S84)。この実行されたシミュレーションの結果はモニタ用通信制御部4で測定され、モニタ用演算処理部14で交信プロトコルの適否が判定される。この測定結果は実行された交信用シミュレーションデータのデータ名称と同じ名称を付けて交信プロトコルの判定結果とともにデータ蓄積メモリ2に記録される(ステップS85)。1交信分のシミュレーションが実行され、その測定結果がデータ蓄積メモリ2に記録されると(ステップS86)、CPU11はシミュレーションデータが記録されているデータ蓄積メモリ2から次ぎの交信分のシミュレーションデータを抽出しRAM13に格納し(ステップS87)、抽出した交信用シミュレーションデータの基づき上記と同様にシミュレーションを実行する(ステップS88,S83〜S86)。この処理をデータ蓄積メモリ2に記録された全ての交信用シミュレーションデータに付いて自動的に繰返し、全ての交信用シミュレーションデータによるシミュレーション結果をデータ蓄積メモリ2に記録したら処理を終了する(ステップS88)。
【0039】
このようにデータ蓄積メモリ2に記録した交信用シミュレーションデータの全てについて自動的にシミュレーションを実行し、その結果をデータ蓄積メモリ2に記録するから、人手を要せずに交信試験を行うことができ、通常の交信に支障がない深夜等に交信試験を行うことができる。また、データ蓄積メモリ2に記録された交信用シミュレーションデータとシミュレーションの実行結果を迅速に確認することができるから、解析作業に要する時間を大幅に短縮できるとともに交信不具合の原因を正確に確認することができ、その対策を迅速に行うことができる。
【0040】
なお、上記実施例はITU−T勧告T.30に準拠しているファクシミリ装置の交信プロトコルを測定して適否を判定し、交信不具合の理由を明確にするとともにその対策を行うための再現処理について説明したが、FTZ18TR53規格に準拠しているファクシミリ装置の交信プロトコルの適否の判定や再現も同様にして行うことができる。
【0041】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、ITU−T勧告T.30やFTZ18TR53規格に準拠して各ファクシミリ装置のメーカーが独自で行なっている交信プロトコルを測定し、測定した交信プロトコルデータとあらかじめ記憶した規格値とを比較し、測定した交信プロトコルの適否を各項目毎に解析して、解析結果を表示するようにしたから、交信プロトコルの適否を簡単かつ正確に確認することができ、交信プロトコルの解析を専門的な知識のない人でも短時間で精度良く行うことができる。したがって解析者ごとの解析精度のばらつきや解析もれが生じることを防止することができ、安定した解析を行うことができる。
【0042】
また、各ファクシミリ装置のメーカーが独自で行なっている交信プロトコルを検出するときに、デジタルハンドシェーキングコマンドNSSの機能情報が不明な場合、あるいはデジタルハンドシェーキングコマンドNSSの機能情報に設定されているメーカーコードが不明な場合又は存在しない場合には、あらかじめモデムコントロールテーブル格納部に設定されたコントロール情報によりモニタ用通信制御部のモデムを切り換えて交信プロトコルを検出するから、交信プロトコルデータの画情報を確実に測定することができる。
【0043】
また、測定した交信プロトコルデータを交信用シミュレーションデータに変換し、測定した交信プロトコルを実行することにより、交信不具合の要因を正確に再現させることができ、交信不具合の要因に対する対策を確実に行うことができるとともに、対策した結果も容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】上記実施例の交信プロトコル測定処理を示すフローチャートである。
【図3】上記実施例の画情報の原稿サイズ演算処理を示すフローチャートである。
【図4】上記実施例の交信プロトコルの自動判定処理を示すフローチャートである。
【図5】上記実施例のシミュレーション処理を示すフローチャートである。
【図6】上記実施例のシミュレーション連続実行処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御部
2 データ蓄積メモリ
3 表示部
4 モニタ用通信制御部(モニタ用CCU)
5 シュミレータ用通信制御部(シュミレータ用CCU)
6 ファクシミリ装置
11 CPU
13 RAM
14 モニタ用演算処理部
15 シュミレーション用演算処理部
16 機能情報テーブル格納部
17 プロトコルシーケンステーブル格納部
18 モデムコントロールテーブル格納部
19 原稿サイズ演算処理部
20 モデムコントロール部
Claims (4)
- ファクシミリ装置の交信プロトコルを検出するモニタ用通信制御部と、あらかじめメーカー別に各メーカーにより設定された非標準手順交信プロトコルシーケンスとITU−T勧告T.30に準拠した交信プロトコルシーケンスとが格納されたプロトコルシーケンステーブル格納部と、前記モニタ用通信制御部で検出した交信プロトコルデータと前記プロトコルシーケンステーブル格納部から抽出したプロトコルシーケンスとを比較判定するモニタ用演算処理部と、前記モニタ用演算処理部の判定結果を表示する表示部と、前記モニタ用通信制御部で検出した交信プロトコルデータをモデムコントロール情報を含むシミュレーションデータに変換するシミュレーション用演算処理部と、前記シミュレーション用演算処理部で変換したシミュレーションデータにより回線を締結し交信プロトコルを実行するシミュレータ用通信制御部と、モデムを制御するモデムコントロール部と、DISやNSS,DCSのファクシミリ情報フィールド(FIF)の機能情報に付加するモデムの変調方式(V.27 ter ,V,29等)とデータ信号速度( 4800bps , 9600bps 等) ( 以下、高速モデムのコントロール情報という ) をあらかじめ設定して格納するモデムコントロールテーブル格納部及びCPUとを備え、
前記CPUは、前記モデムコントロール部が前記モニタ用通信制御部で交信プロトコルを測定するとき、デジタルハンドシェーキングコマンドNSSを検出し、その機能情報が不明の場合には、あらかじめ前記モデムコントロールテーブル格納部に設定された高速モデムのコントロール情報により前記モニタ用通信制御部のモデムを切り換えて交信プロトコルデータを測定し、測定した交信プロトコルデータを前記プロトコルシーケンステーブル格納部に格納され、メーカー別に各メーカーにより設定された非標準手順交信プロトコルシーケンスあるいはITU−T勧告T.30に準拠した交信プロトコルシーケンスと比較してその適否を判定させることと、
前記交信プロトコルデータを前記シミュレーション用演算処理部によりシミュレーションデータに変換させ、変換したシミュレーションデータを前記シミュレータ用通信制御部に送り、シミュレーションデータにより回線を締結させて交信を行っていたファクシミリ装置と同等の交信プロトコルを実行させる制御を行うことを特徴とするG3プロトコル測定装置。 - ファクシミリ装置の交信プロトコルを検出するモニタ用通信制御部と、あらかじめメーカー別に各メーカーにより設定された非標準手順交信プロトコルシーケンスとITU−T勧告T.30に準拠した交信プロトコルシーケンスとが格納されたプロトコルシーケンステーブル格納部と、前記モニタ用通信制御部で検出した交信プロトコルデータと前記プロトコルシーケンステーブル格納部から抽出したプロトコルシーケンスとを比較判定するモニタ用演算処理部と、前記モニタ用演算処理部の判定結果を表示する表示部と、前記モニタ用通信制御部で検出した交信プロトコルデータをモデムコントロール情報を含むシミュレーションデータに変換するシミュレーション用演算処理部と、前記シミュレーション用演算処理部で変換したシミュレーションデータにより回線を締結し交信プロトコルを実行するシミュレータ用通信制御部と、モデムを制御するモデムコントロール部と、DISやNSS,DCSのファクシミリ情報フィールド(FIF)の機能情報に付加するモデムの変調方式(V.27 ter ,V,29等)とデータ信号速度( 4800bps , 9600bps 等) ( 以下、高速モデムのコントロール情報という ) をあらかじめ設定して格納するモデムコントロールテーブル格納部及びCPUとを備え、
前記CPUは、前記モデムコントロール部が前記モニタ用通信制御部で交信プロトコルを測定するとき、デジタルハンドシェーキングコマンドNSSを検出し、その機能情報に設定されているメーカーコードが不明又は存在しない場合には、あらかじめ前記モデムコントロールテーブル格納部に設定された高速モデムのコントロール情報により前記モニタ用通信制御部のモデムを切り換えて交信プロトコルデータを測定し、測定した交信プロトコルデータを前記プロトコルシーケンステーブル格納部に格納され、メーカー別に各メーカーにより設定された非標準手順交信プロトコルシーケンスあるいはITU−T勧告T.30に準拠した交信プロトコルシーケンスと比較してその適否を判定させることと、
前記交信プロトコルデータを前記シミュレーション用演算処理部によりシミュレーションデータに変換させ、変換したシミュレーションデータを前記シミュレータ用通信制御部に送り、シミュレーションデータにより回線を締結させて交信を行っていたファクシミリ装置と同等の交信プロトコルを実行させる制御を行うことを特徴とするG3プロトコル測定装置。 - ファクシミリ装置の交信プロトコルを検出するモニタ用通信制御部と、あらかじめメーカー別に各メーカーにより設定されたFTZ18TR53規格に準拠した交信プロトコルシーケンスが格納されたプロトコルシーケンステーブル格納部と、前記モニタ用通信制御部で検出した交信プロトコルデータと前記プロトコルシーケンステーブル格納部から抽出したプロトコルシーケンスとを比較判定するモニタ用演算処理部と、前記モニタ用演算処理部の判定結果を表示する表示部と、前記モニタ用通信制御部で検出した交信プロトコルデータをモデムコントロール情報を含むシミュレーションデータに変換するシミュレーション用演算処理部と、前記シミュレーション用演算処理部で変換したシミュレーションデータにより回線を締結し交信プロトコルを実行するシミュレータ用通信制御部と、モデムを制御するモデムコントロール部と、DISやNSS,DCSのファクシミリ情報フィールド(FIF)の機能情報に付加するモデムの変調方式(V.27 ter ,V,29等)とデータ信号速度( 4800bps , 9600bps 等) ( 以下、高速モデムのコントロール情報という ) をあらかじめ設定して格納するモデムコントロールテーブル格納部及びCPUとを備え、
前記CPUは、前記モデムコントロール部が前記モニタ用通信制御部で交信プロトコルを測定するとき、デジタルハンドシェーキングコマンドNSSを検出し、その機能情報が不明の場合には、あらかじめ前記モデムコントロールテーブル格納部に設定された高速モデムのコントロール情報により前記モニタ用通信制御部のモデムを切り換えて交信プロトコルデータを測定し、測定した交信プロトコルデータを前記プロトコルシーケンステーブル格納部に格納され、メーカー別に各メーカーにより設定されたFTZ18TR53規格に準拠した交信プロトコルシーケンスと比較してその適否を判定させることと、
前記交信プロトコルデータを前記シミュレーション用演算処理部によりシミュレーションデータに変換させ、変換したシミュレーションデータを前記シミュレータ用通信制御部に送り、シミュレーションデータにより回線を締結させて交信を行っていたファクシミリ装置と同等の交信プロトコルを実行させる制御を行うことを特徴とするG3プロトコル測定装置。 - ファクシミリ装置の交信プロトコルを検出するモニタ用通信制御部と、あらかじめメーカー別に各メーカーにより設定されたFTZ18TR53規格に準拠した交信プロトコルシーケンスが格納されたプロトコルシーケンステーブル格納部と、前記モニタ用通信制御部で検出した交信プロトコルデータと前記プロトコルシーケンステーブル格納部から抽出したプロトコルシーケンスとを比較判定するモニタ用演算処理部と、前記モニタ用演算処理部の判定結果を表示する表示部と、前記モニタ用通信制御部で検出した交信プロトコルデータをモデムコントロール情報を含むシミュレーションデータに変換するシミュレーション用演算処理部と、前記シミュレーション用演算処理部で変換したシミュレーションデータにより回線を締結し交信プロトコルを実行するシミュレータ用通信制御部と、モデムを制御するモデムコントロール部と、DISやNSS,DCSのファクシミリ情報フィールド(FIF)の機能情報に付加するモデムの変調方式(V.27 ter ,V,29等)とデータ信号速度( 4800bps , 9600bps 等) ( 以下、高速モデムのコントロール情報という ) をあらかじめ設定して格納するモデムコントロールテーブル格納部及びCPUとを備え、
前記CPUは、前記モデムコントロール部が前記モニタ用通信制御部で交信プロトコルを測定するとき、デジタルハンドシェーキングコマンドNSSを検出し、その機能情報に設定されているメーカーコードが不明又は存在しない場合には、あらかじめ前記モデムコントロールテーブル格納部に設定された高速モデムのコントロール情報により前記モニタ用通信制御部のモデムを切り換えて交信プロトコルデータを測定し、測定した交信プロトコルデータを前記プロトコルシーケンステーブル格納部に格納され、メーカー別に各メーカーにより設定されたFTZ18TR53規格に準拠した交信プロトコルシーケンスと比較してその適否を判定させることと、
前記交信プロトコルデータを前記シミュレーション用演算処理部によりシミュレーションデータに変換させ、変換したシミュレーションデータを前記シミュレータ用通信制御部に送り、シミュレーションデータにより回線を締結させて交信を行っていたファクシミリ装置と同等の交信プロトコルを実行させる制御を行うことを特徴とするG3プロトコル測定装置。
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JP24053895A Expired - Lifetime JP3943150B2 (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | G3プロトコル測定装置 |
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- 1995-08-28 JP JP24053895A patent/JP3943150B2/ja not_active Expired - Lifetime
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