JP3942706B2 - 充填装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、充填装置に関するもので、特に連続ピッチ、及び倍ピッチで容器を搬送して充填できるようにした充填バルブ部を有する充填装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ロータリ式の充填装置であって円周方向に所定のピッチで配置された充填バルブに対し、一つ飛ばし、すなわち倍ピッチ分の充填バルブを用い充填を行うことにより、径の大きな大型容器に対応するようにしたものとして、一定のピツチで配置され、かつ容器とともに搬送されてそれぞれ容器内に充填液を充填する複数の充填機構と、各充填機構の下方にそれぞれ配設され、載置された容器を各充填機構に向けて上昇させる複数の昇降テーブルとを備えた充填装置において、上記各昇降テーブルの搬送方向における幅を交互に異ならせた充填装置(特公平3−14720号公報参照)が存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来技術の充填装置は、昇降テーブルの昇降で容器を持ち上げ、容器口部を充填バルブの下端に押し付けて充填バルブを押し上げることによりバルブの開閉を行うようにしたものを対象としているため、いわゆるガス詰めフィラ等のようにレバー操作によりバルブの開閉、若しくは充填動作の開始を行うものについては採用することができなかったという問題があった。
【0004】
本発明は、この事情に鑑み、充填バルブを作動させるシフターレバーを備えた充填装置においても倍ピッチ充填を可能にすることにより兼用範囲を広げた充填装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、次のような技術手段を採用した。請求項1記載の発明においては、円周方向等間隔に設けられた充填バルブと、該充填バルブを作動させるシフターレバーと、該シフターレバーに係合して充填動作を開始するバルブオープナーとを備えた充填装置において、1バルブごとに連続ピッチ用シフターレバーと倍ピッチ用シフターレバーを設けるとともに、全てのシフターレバーに連続的に係合するバルブオープナーと、一つ飛ばしの倍ピッチ用シフターレバーに係合するバルブオープナーとを設け、いずれかのバルブオープナーを選択して用いるという技術手段を採用した。
【0006】
請求項2記載の発明においては、円周方向等間隔に設けられた充填バルブと、該充填バルブを作動させるシフターレバーと、該シフターレバーに係合して充填動作を開始するバルブオープナーとを備えた充填装置において、1バルブごとに連続ピッチ用シフターレバーと倍ピッチ用シフターレバーを設けるとともに、上記バルブオープナーを全てのシフターレバーに連続的に係合する位置と、一つ飛ばしの倍ピッチ用シフターレバーに係合する位置とに移動可能に設け、いずれかの位置を選択してバルブオープナーを位置させるという技術手段を採用した。
【0007】
【実施例】
次に、本発明の一実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の要部を示す概略断面図で、充填タンク1の円周方向等間隔に設けられた充填バルブ2のうち、倍ピッチ用充填バルブ2Aを1個取り出して示したもので、充填機の回りに固定されたリング体4に固設されたシリンダ5によって倍ピッチ用バルブオープナー6Aを作動させて、倍ピッチ用シフターレバー7に係合させることにより充填バルブ2の開閉を行うものである。
【0008】
図2は本実施例の倍ピッチ用バルブオープナー6Aと倍ピッチ用シフターレバー7の関係性を示す正面図である。
【0009】
図3に示したものは、充填タンク1に円周方向等間隔で設けられた充填バルブ2に対応させて設けた連続ピッチ用バルブオープナー6Bと連続ピッチ用シフターレバー9、及び倍ピッチ用バルブオープナー6Aと倍ピッチ用シフターレバー7との関係を示す平面図である。
【0010】
ここで、本発明について図1〜図3に基づいて詳細を説明する。
各充填バルブ2には、バルブの開閉を操作するシフターレバー7、9が充填タンク1の側部に回動自在に突出して設けられている。そして、充填タンク1の側方所定位置に固設されたバルブオープナー6A、6Bの作動によりこれに係合して回動され、充填動作を開始するようになっている。
【0011】
また、バルブオープナー6A、6Bは、リング体4に固着された支持プレート3に回転自在に取り付けられた回転ロッド8に固定されているとともに、シリンダ5のロッドと連結され、シリンダ5の作動により回転ロッド8を支点に回動動作するようになっている。
【0012】
さらに充填タンク1は、その内部に充填液が貯溜され、図示しない垂直軸線の回りを回転するようになっており、下面外周側には、円周方向等間隔で複数の充填バルブ2が設けられている。
【0013】
図1、図3に示すように倍ピッチ用シフターレバー7は、連続ピッチ用シフターレバー9の側部にプレート部10を一体的に形成したものであって、1バルブごとに連続ピッチ用シフターレバー9、倍ピッチ用シフターレバー7を連続ピッチ用充填バルブ2B、倍ピッチ用充填バルブ2Aに組み付け、充填タンク1の側部に回動自在に設けている。
【0014】
一方シフターレバー7、9に係合してこれを回転させるバルブオープナー6A、6Bは、充填区間の始端である所定位置に充填タンク1の側方であって、シフターレバー7、9の上方に位置するように配置されており、その回動に伴う上下動により上方位置と下方位置のいずれかに位置するようになっている。つまり、上方位置ではシフターレバーに係合せず、下方位置にて係合するようになっているものである。本実施例においては、連続ピッチ用シフターレバー9と倍ピッチ用シフターレバー7のいすれにも係合する位置に配置された連続ピッチ用バルブオープナー6Bに加え、倍ピッチ用シフターレバー7のプレート部10にのみ係合する位置に配置された倍ピッチ用バルブオープナー6Aを充填タンク1の回転方向に前後に併設して設けている。
【0015】
次に、上記構成よりなる充填装置の充填動作について説明する。
先ず、各充填バルブ2のピッチ間より小さい径の容器に対して充填を行う場合には、連続ピッチ用バルブオープナー6Bを選択して下降させ、連続ピッチ用シフターレバー9と倍ピッチ用シフターレバー7の両方、つまり全てのシフターレバーに連続的に係合可能として充填動作を開始させるようにする。
【0016】
さらに、各充填バルブ2のピッチ間より大きい径の容器に対して充填を行う場合には、連続ピッチ用バルブオープナー6Bを上昇させ、倍ピッチ用バルブオープナー6Aを選択して下降させる。これにより連続ピッチ用シフーレバー9は、バルブオープナーに係合できず、充填バルブ2のうち連続ピッチ用充填バルブ2Bについては充填動作が開始されず、倍ピッチ用シフターレバー7のプレート部10が係合して一つ飛ばしの倍ピッチ用充填バルブ2Aについてのみ充填動作が開始されるものである。この場合、倍ピッチ用充填バルブ2Aの下方に位置を合わせて容器が供給されていることは言うまでもないことである。
【0017】
図4は本発明に係る第2の実施例を示すものであって、上記第1実施例との相違点はバルブオープナー6の数を1個とし、連続ピッチ用シフターレバー9と倍ピッチ用シフターレバー7のいずれにも係合可能な位置(図中Aの位置)と、倍ピッチ用シフターレバー7のプレート部10にのみ係合可能な位置(図中仮想線で示すBの位置)に移動可能に構成したものである。全ての充填バルブ2の充填動作を開始させる場合にはAの位置を選択して位置させ、一つ飛ばしの充填バルブ2のみ充填動作を開始させる場合にはBの位置を選択して位置させるようにする。
【0018】
なお、移動可能とするための構成としては、(1)支持プレート3に取り付けた回転ロッド8を伸縮自在に構成する。(2)長さの異なる回転ロッド8を選択して取り付けるようにする。(3)バルブオープナー6を回転ロッド8に対してスライド自在に構成する等いずれの手段を採用することもできる。要は、バルブオープナー6の位置を選択して位置させるように設定することができればよいものである。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、以上の構成に基づいて次の効果を得ることができる。
(1)倍ピッチ搬送可能により扱い品種の胴径の兼用範囲が広がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における第1実施例の要部を示す概略断面図である。
【図2】 本発明における第1実施例の倍ピッチ用バルブオープナーと倍ピッチ用シフターレバーの関係を示す正面図である。
【図3】 本発明における第1実施例の連続ピッチ用バルブオープナーと連続ピッチ用シフターレバー、及び倍ピッチ用バルブオープナーと倍ピッチ用シフターレバーとの関係性を示す平面図である。
【図4】 本発明における第2実施例のバルブオープナーとシフターレバーとの関係性を示す平面図である。
【符号の説明】
1・・・・充填タンク 2・・・・充填バルブ
2A・・・・倍ピッチ用充填バルブ 2B・・・・連続ピッチ用充填バルブ
3・・・・支持プレート 4・・・・リング体
5・・・・シリンダ 6・・・・バルブオープナー
6A・・・・倍ピッチ用バルブオープナー 6B・・・・連続ピッチ用バルブオープナー
7・・・・倍ピッチ用シフターレバー 8・・・・回転ロッド
9・・・・連続ピッチ用シフターレバー 10・・・・プレート部
Claims (2)
- 円周方向等間隔に設けられた充填バルブと、該充填バルブを作動させるシフターレバーと、該シフターレバーに係合して充填動作を開始するバルブオープナーとを備えた充填装置において、1バルブごとに連続ピッチ用シフターレバーと倍ピッチ用シフターレバーを設けるとともに、全てのシフターレバーに連続的に係合するバルブオープナーと、一つ飛ばしの倍ピッチ用シフターレバーに係合するバルブオープナーとを設け、いずれかのバルブオープナーを選択して用いることを特徴とする充填装置。
- 円周方向等間隔に設けられた充填バルブと、該充填バルブを作動させるシフターレバーと、該シフターレバーに係合して充填動作を開始するバルブオープナーとを備えた充填装置において、1バルブごとに連続ピッチ用シフターレバーと倍ピッチ用シフターレバーを設けるとともに、上記バルブオープナーを全てのシフターレバーに連続的に係合する位置と、一つ飛ばしの倍ピッチ用シフターレバーに係合する位置とに移動可能に設け、いずれかの位置を選択してバルブオープナーを位置させることを特徴とする充填装置。
Priority Applications (1)
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JP28779897A JP3942706B2 (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 充填装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28779897A JP3942706B2 (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 充填装置 |
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JPH11105988A JPH11105988A (ja) | 1999-04-20 |
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ID=17721894
Family Applications (1)
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JP28779897A Expired - Fee Related JP3942706B2 (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 充填装置 |
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JP (1) | JP3942706B2 (ja) |
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-
1997
- 1997-10-03 JP JP28779897A patent/JP3942706B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11105988A (ja) | 1999-04-20 |
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