JP3942471B2 - データ編集方法、データ編集装置、データ記録装置および記録媒体 - Google Patents

データ編集方法、データ編集装置、データ記録装置および記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ編集方法、データ編集装置、データ記録装置および該データ記録装置に用いる記録媒体に関し、より詳しくは、録画したマルチメディアデータに対して付加データ或いは部分データを任意点から任意の長さ合成することが可能なデータ編集方法、データ編集装置、データ記録装置および該データ記録装置に用いる記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、運動会や結婚式等の画像を記録する機器として、ムービーカメラやデジタルカメラ等が広く普及している。また、記録した画像をパーソナルコンピュータを用いて編集できるようになっており、より簡単にマルチメディアデータを編集することが求められている。このような状況の下に、マルチメディアデータに対して簡単かつ迅速に、エフェクト、グラフィック、テキスト、BGM等を自動的に付加できる装置および方法が提案されている。
その代表的なものとして、次の2つを挙げることができる。
【0003】
第1に、特開2001−309298号公報に記載された技術がある。
この特開2001−309298号公報には、「シェーカ」と呼ばれる自動編集機能が開示されている。この自動編集機能は、予め1つまたは複数のマルチメディアデータを用意し、5つある効果シナリオの中から1つを選択して自動編集ボタンを押すと、そのシナリオに従って抜き出された元マルチメディアデータの一部に効果が付加されるものである。元マルチメディアデータのどの部分をどの順序で使うかは、乱数計算で自動的に選択される。
例えば、静止画2つと動画1つを用意し、1つのシナリオを選択し、自動編集ボタンを押すと、元マルチメディアデータをランダムに繰り返したり、ランダムにトリミングし、エフェクト、グラフィック、テキスト、BGM等が付加された約30秒のマルチメディアデータが生成される。
【0004】
第2に、特開2001−202082号公報に記載された技術がある。
この特開2001−202082号公報に記載された技術は、個々の映像にBGMを付加するもので、マルチメディアデータの属性と付加したいBGMのジャンルを指定すると、そのジャンルに応じたBGMが自動的に付加されるようになっている。
例えば、マルチメディアデータの属性と、BGMのジャンルを選択すると、元マルチメディアデータの長さに応じたBGMが生成されて付加される。
【0005】
図16に、従来の動画編集システムの一例を示す。
従来の動画編集システムの一例である動画編集用サーバ23は、図16に示すように、パーソナルコンピュータ21−1,21−2の要求に対応して、任意の時間の複数のシーンからなるシナリオを取得し、シナリオにおいて利用の対象とされる任意の数の素材データを編集用テンポラリスペース26から取得する。動画編集用サーバ23は、取得された素材データの中から所定のものを選択し、取得されたシーンに対応させ、シナリオのシーンとの対応付けに応じて、素材データを修正する。この場合のシナリオとは、ユーザが選択した編集効果の集合を意味する。
なお、図16において、22はインターネット、23は動画編集用サーバ、24はユーザ映像管理データベース、25は共有映像管理データベース、27はユーザ情報管理データベース、28−1,28−2はパーソナルコンピュータ21−1,21−2にインストールされたブラウザプログラムを示す。
【0006】
図17に、従来の動画編集システムの他の例を示す。
この従来の動画編集システムは、図17に示すように、特徴抽出部32により記録媒体31から特徴情報を抽出し、抽出された特徴情報は、編集部33へ出力される。編集部33は、指示情報に基づいて音楽データ蓄積部34から対応する音楽データを抽出し、特徴情報に基づいて当該抽出した音楽データ等の構成/編集を行い、編集対象映像に合った新たな音楽データを生成する。音源部35は、編集部33が出力するMIDI規格の編集音楽データを取得し、編集音楽データに基づいてスピーカ等へ入力できる音楽信号を生成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術は、元マルチメディアデータ全体、若しくはランダムに切り貼りされた元マルチメディアデータ全体に対して付加したい付加データを選択するものである。また、元マルチメディアデータの、時間的に連続した映像で構成される内容は考慮せず、ランダムに付加データを付加しているものもある。このため、例えば、結婚式のように「ケーキ入刀」「花束贈呈」等の部分的なシーンに意味があり、各シーン毎に違った付加データを付加したい場合には対応できない。
敢えて付加データを付加しようとすれば、すべて手動で選択して付加しなければならない。
このため、元マルチメディアデータのそれぞれのシーンの内容にあった付加データを付加することができないという問題があった。
【0008】
本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、内容的なシナリオのあるマルチメディアデータに対して、簡単な操作で効果的な付加データ又は部分データを任意点から任意の長さ付加することが可能なデータ編集方法、データ編集装置、データ記録装置、および該データ記録装置で用いる記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るデータ編集方法は、元データに対して、予め用意された付加データ、或いは予め用意された部分データを選択して、元データの任意点から任意の長さ付加するデータ編集方法であって、前記付加データは、各種時系列内容に応じて整理された部分データの集合であり、前期部分データは、各種時系列内容に応じて整理された単体データの集合であり、前記元データのデータ再生時間長に応じて前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長を調整し、前記元データに対して、前記付加データ又は前記部分データを自動的に付加することを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明に係るデータ編集装置は、前記元データのデータ再生時間長に応じて前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長を調整するにあたって、前記元データ全体のデータ再生時間長に応じて、前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長の再生区間を調整することを特徴とするものである。
【0012】
また、本発明に係るデータ編集方法は、前記元データのデータ再生時間長に応じて、前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長を調整するにあたって、前記元データ全体のデータ再生時間長に応じて、前記付加データ又は前記部分データのデータ再生割合を調整することを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明に係わるデータ編集方法は、前記任意点が、前記元データの連続性を区切ることが可能なことを特徴とするものである。
【0014】
また、本発明に係わるデータ編集方法は、前記任意点が、前記元データの強調したい点であることを特徴とするものである。
【0015】
また、本発明に係るデータ編集方法は、前記付加データ、又は、前記部分データが、前記任意点の種別によって切り替えられることを特徴とするものである。
【0016】
また、本発明に係るデータ編集方法は、前記元データのデータ再生時間長に応じて前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長を調整するにあたって、前記元データにおける所定の任意点と任意点で区切られるデータ再生時間長に応じて、前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長を調整することを特徴とするものである。
【0017】
また、本発明に係るデータ編集方法は、前記元データのデータ再生時間長に応じて前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長を調整するにあたって、前記元データにおける所定の任意点と任意点で区切られるデータ再生時間長に応じて、前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長の再生区間を調整することを特徴とするものである。
【0018】
また、本発明に係るデータ編集方法は、前記元データのデータ再生時間長に応じて前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長を調整するにあたって、前記元データにおける所定の任意点と任意点で区切られるデータ再生時間長に応じて、前記付加データ又は前記部分データのデータ再生割合を調整することを特徴とするものである。
【0019】
また、本発明に係るデータ編集方法は、前記付加データ又は前記部分データが、予め用意された複数のテーマ毎に時系列順にそれぞれ整理されており、前記元データのテーマに応じて、前記付加データ又は前記部分データを選択することを特徴とするものである。
【0020】
また、本発明に係るデータ編集方法は、前記複数の各テーマには、それぞれサブ情報が用意されており、前記テーマとともにサブ情報を選択することにより、前記付加データ又は前記部分データを絞り込んで選択することを特徴とするものである。
【0021】
また、本発明に係るデータ編集方法は、前記複数の付加データ又は前記複数の部分データをランダムに組み合わせて前記元データに付加することを特徴とするものである。
【0022】
また、本発明に係るデータ編集方法は、前記付加データに含まれる部分データの時系列順序を変更可能としたことを特徴とするものである。
【0023】
また、本発明に係るデータ編集方法は、前記付加データが、部分データ単位で追加・削除を可能としたことを特徴とするものである。
【0024】
また、本発明に係るデータ編集方法は、前記元データに対して任意点が設定された場合に、予め用意された時系列内容に応じて整理された部分データ、又は、単体データを示す付加部品インデックスを表示して、該付加部品インデックスに基づいて任意の付加部品を選択可能としたことを特徴とするものである。
【0025】
また、本発明に係るデータ編集装置は、元データに対して、予め用意された付加データ、或いは予め用意された部分データを選択する選択手段と、前記選択した付加データ又は部分データを元データの任意点から任意の長さ付加する付加手段とを備えたデータ編集装置であって、
前記付加データは、各種時系列内容に応じて整理された部分データの集合であり、前記部分データは、各種時系列内容に応じて整理された1つ以上の単体データの集合であり、前記元データのデータ再生時間長に応じて前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長を調整し、前記元データに対して、前記付加データ又は前記部分データを自動的に付加することを特徴とするものである。
【0026】
また、本発明に係るデータ記録装置は、元データに対して、予め用意された付加データ、或いは予め用意された部分データを選択する選択手段と、前記選択した付加データ又は部分データを元データの任意点から任意の長さ付加する付加手段と、少なくとも前記付加手段を用いて元データに前記付加データ又は前記部分データを付加したデータを記録する記録手段を備えたデータ記録装置であって、
前記付加データは、各種時系列内容に応じて整理された部分データの集合であり、前記部分データは、各種時系列内容に応じて整理された1つ以上の単体データの集合であり、前記元データのデータ再生時間長に応じて前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長を調整し、前記元データに対して、前記付加データ又は前記部分データを自動的に付加することを特徴とするものである。
【0027】
また、本発明に係る記録媒体は、元データに対して、予め用意された付加データ、或いは予め用意された部分データが選択されて、元データの任意点から任意の長さ付加して記録可能な記録媒体であって、
前記付加データは、各種時系列内容に応じて整理された部分データの集合であり、前記部分データは、各種時系列内容に応じて整理された1つ以上の単体データの集合であり、前記元データのデータ再生時間長に応じて前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長を調整し、前記元データに対して、前記付加データ又は前記部分データを付加して記録可能であることを特徴とするものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るデータ編集方法、データ編集装置、データ記録装置および該データ記録装置で用いる記録媒体の一実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0029】
なお、以下の説明において、「元データ」とは、ビデオカメラやデジタルカメラで撮影したりビデオデッキで録画した動画などのマルチメディアデータを意味し、「単体データ」とは、画像を編集するために用意した、グラフィック、エフェクト、テキスト、BGM等を意味し、「部分データ」とは、単体データまたはそれらを組み合わせたものを意味し、「付加データ」とは、部分データを時系列内容に合わせて組み合わせたものを意味する。
【0030】
詳しくは、付加データとは、単体データの元データと合成する起点、終点、長さ、表示する座標、ファイル名(種類)の管理情報の集合である複数の部分データを、時系列内容に合わせて整理したデータである。
また、「任意点」とは、起点、終点、強調したい点、区切り点など、元データの任意の個所に任意の1以上の個数設定することのできる特徴点である。
【0031】
図1及び図2は、元データおよび付加データの一例を示す模式図である。
本発明に係るデータ編集装置では、図1に示すように、元データに付加する付加データが、元データの内容を複数想定して、時系列的に整理されている。想定される時系列内容をテーマと呼ぶ。テーマとして、例えば、運動会、誕生会、結婚式、入学式、旅行、海水浴、山登り、クリスマス、お正月、お花見などがある。ここでは「結婚式」を例に、元データと付加データの例を示している。
【0032】
図1において、符号1は結婚式の元データの一例を示している。この元データ1は、式場への入場に始まり披露宴会場からの退場までを撮影したものである。また、図2において、符号4は結婚式をテーマに用意した付加データの一例を示している。さらに、想定される結婚式中のイベント5-0、5-1、5-2、5-3、5-4を時系列順に並べ、各イベント5-0、5-1、5-2、5-3、5-4毎に、グラフィック6、テキスト7、エフェクト8、BGM9を、そのイベント5-0、5-1、5-2、5-3、5-4と時系列の流れに合うように結婚式用の部分データの集合である付加データを用意している。
【0033】
例えば結婚式の中の「入場」の部分データの場合には、付加データ4の単体データのグラフィック6として、ハート6−a、星6−b、光6−c、花6−d、丸6−e、リボン6−fが表示され、グラフィックを元データに合成表示する区間の起点、終点、長さが線で、位置が座標で設定されている。テキスト7では、「花嫁入場」が表示され、その起点、終点、長さが線で、位置が座標で設定され、エフェクト8では、「ワイプアウト」という種類のエフェクトが表示され、その起点、終点、長さが線で設定され、BGM9では、「ウェディングマーチ」という曲が流れ、その起点、終点、長さが矢印で設定されている。
また、上述した「入場」の例と同様に、その他のイベントに対してそれぞれ部分データの詳細が設定されている。
【0034】
図3は、本実施形態に係るデータ編集装置及び、データ記録装置を示す機能ブロック図である。
図3において、11は元データが格納された記録媒体、12は記録媒体11の格納内容を読み取るための読み取り部、13は制御部、14は付加データを内容別に分類したテーマインデックス、15は記録媒体11から読み込んだ元データに付加するための付加データ、16は制御部13で制御されたデータを表示するための表示部、17はデータを入力するための入力部、18は制御部13で制御されたデータを記録媒体11に書き込むための書き込み部である。なお、制御部13は、読み取り部12で読み込まれたデータ、付加データ15、テーマインデックス14および入力部17からの入力データを制御するためのものである。
【0035】
このような構成からなるデータ編集装置では、記録媒体11に格納されている元データを、読み取り部12で読み込み、制御部13に送る。制御部13では、元データに付加するためのデータのテーマをテーマインデックス14で選択し、その情報が付加データ15に送られ、そのテーマと合致する付加データが制御部13に送られる。また、入力部17で入力されたデータも制御部13に送られる。制御部13では、元データに対して付加データ15と入力データを付加し、表示部16に表示する。また、制御部13で付加されたデータは、書き込み部18により記録媒体11に書き込まれる。
【0036】
この場合、テーマインデックス14でテーマを選択する時、表示部16でテーマインデックスを表示し、マウスやキーボードで任意のテーマを選択する。また、表示部16にタッチパネル機能を付加し、タッチパネル上でデータ入力選択を行えるようにしてもよい。また、タッチパネル上で、元データに付加するデータの配置調整等を行えるようにしてもよい。さらに、ペン型入力装置を用いてもよい。
【0037】
図4は、マルチメディアデータを自動編集する場合の手順を示すフローチャートである。
マルチメディアデータを自動編集するには、図4に示すように、元データを読み込み(#1)、そのデータに合うテーマをテーマインデックスの中から選択する(#2)。この場合、選択したテーマに加えて、サブ情報を選択(#3)してもよい。サブ情報を選択することにより、よりテーマを絞り込むことができる。
上記ステップ1〜3(#1〜#3)により、付加データが選択される(#4)。次に、元データ(動画像)と付加データのデータ再生時間長を比較し(#5)、元データ(動画像)のデータ再生時間長が付加データのデータ再生時間長よりも長い場合には、付加データの再生時間長を時間的に伸ばし(または繰り返すなどして足し)(#6)、付加データのデータ再生時間長を元データのデータ再生時間長と同じ長さにする。
【0038】
この付加データの再生時間長を伸ばす時、付加データの再生時間長と、元データ全体の再生時間長や、後述する任意点と任意点で区切られるデータの再生時間長と比較して、付加データを構成している部分データ中の各単体データの表示時間長を伸長したり、部分データ内の単位データを繰り返すなどして単位データ数を増やしたりすることにより、再生時間割合を調整する。
また、付加データを繰り返して元データに付加したり、足りない時間分、付加データの一部を抜き出して付加したりしてもよい。
【0039】
一方、元データ(動画像)のデータ再生時間長が付加データのデータ再生時間長よりも短い場合には、付加データの再生時間長を時間的に縮め(または付加データの再生時間長を、後の方で再生される単位データを省くなどして、途中で切り)(#7)、付加データのデータ再生時間長を元データのデータ再生時間長と同じ長さにする。
【0040】
この付加データの再生時間長を縮める時、付加データの再生時間長と、元データ全体の再生時間長や、後述する任意点と任意点で区切られるデータの再生時間長と比較して、付加データを構成している部分データ中の各単体データの表示時間長を収縮したり、単体データを部分データ内のある一定割合で間引くことにより、再生時間割合を調整する。
また、付加データの再生時間長の余る部分に割り当てられている単位データを省くなどして切ったり、付加データの一部を抜き出して付加したりしてもよい。
【0041】
そして、元データと同一のデータ再生時間長となった付加データを、元データに対して付加(合成編集)し(#8)、編集結果を再生して(#9)、確認する。
また、元データと付加データの表示時間を合致させなくてもいい場合は、#5〜#7の手順を省き、#4の次は#8へ進み処理を行ってもよい。
なお、サブ情報とは、テーマをより細かく絞り込み、元データに合致するテーマテンプレートを選択するためのものである。
【0042】
例えば、図2における「結婚式」テーマで、「神式」「教会式」「人前式」などをサブ情報として選択すると、式の形態にあった付加データテンプレートを選択することができる。また、雰囲気として、「にぎやかに」「おごそかに」「若々しく」「大人っぽく」などからサブ情報を選択すると、よりユーザの好みにあった付加データを選択することができる。さらに、サブ情報の選択によって、付加データの付加割合を変更してもよい。このサブ情報選択によって、編集の精度がより高くなる。
【0043】
図5は、元データ中の任意点を任意の個数を1以上に予め設定し、その任意点を利用して自動編集を行い、必要ならば複数のシーンを結合する場合の手順を示すフローチャートである。
元データに任意点を予め設定して自動編集を行うには、図5に示すように元データを読み込み(#11)、その元データに合うテーマをテーマインデックスの中から選択する(#12)。この場合、選択したテーマに加えて、サブ情報を選択(#13)しても良い。サブ情報を選択することにより、よりテーマを絞り込むことができる。上記ステップ(#11〜#13)により、選択したテーマとして用意された部分データの集合が選択される(#14)。ここまでの処理は図4に示す処理と同様である。
【0044】
次に、全ての任意点の設定が完了していない場合(#15)、元データ中の任意点を選択する。この処理を全ての任意点の設定が完了するまで繰り返す。
この時、設定する任意点の種類や個数は、選択したテーマに対応する部分データ管理情報で管理される。例えば部分データ管理情報として、部分データを元データに対して合成する合成時間の長さ、合成する座標情報、該部分データが自動的に元データに対して付加されるべきものなのか、ユーザが指定した任意点を基準に付加されるべきものなのかを管理する。また、元データ中の任意点を選択する場合、ユーザにどのような任意点を選択して欲しいのかを示すメッセージを併せて管理する。例えば、徒競走のスタートと言った任意点を選択して欲しい場合は、「徒競走のスタートを選択してください」と言ったメッセージを用意し、ユーザにこのメッセージを提示することによって、元データの中から徒競走のスタート点に対応する任意点を選択可能とする。
なお、全ての部分データを全自動で付加する場合は、設定する任意点の数は0となる。
上記#15〜#16を踏まえて部分データを元データのどの個所からどの長さだけ付加するか調整され(#17)、調整された部分データを元データに対して付加(合成編集)し(#18)、編集結果を再生し(#19)、内容を確認する。
【0045】
例えば元データが図8及び図9に示すような場合、テーマとして「運動会」、サブ情報として「徒競走」を選択する。この例では、選択したテーマおよびサブ情報に対応する部分データ管理情報の集合に、4つの部分データが用意されている。徒競走のスタートとゴールの箇所を任意点としてユーザに選択させるように設定されている。ユーザは、「徒競走のスタートを選択してください」というメッセージに従い、元データの中から徒競走のスタートの箇所を選択する。例えば、元データを再生し目的の任意点の個所で一時停止し、選択処理を行うことで選択、あるいは元データから等間隔で抽出したサムネイル画像を一覧表示し、その中から選択してもよい。図8及び図9の例では、最初のグラフィックと最後のグラフィックがそれぞれユーザによって選択された徒競走のスタートとゴールに対応する任意点に部分データ管理情報で管理される合成時間長だけ付加され、2つ目のグラフィックとテキストに関しては、徒競走のスタート点とゴール点の時間の関係より自動的に付加点を決定し管理されている合成時間長だけ付加される。また、スタートとゴール以外の間の部分データ2つを、スタートゴール間に時間的に均等に合成されるように付加してもよい。このような場合は、部分データ管理情報で管理している部分データを元データに合成付加する時間長情報として自動付加を表す情報を管理することになる。
【0046】
このように、徒競走のスタートとゴールと言った元データ中のキーイベントとなる任意点のみをユーザに指定してもらうことによって自動編集の精度を高めることが可能となる。図の例では自動で付加する部分データはスタートとゴールの間に定義された2つだけであるが、例えばスタート点とゴール点の間や前後に任意の数の部分データを自動付加するようにしてもよい。
ユーザに選択させる任意点は任意の個数でよく、この徒競走の場合であれば、スタート点のみの指定、ゴール点のみの指定、あるいはスタートやゴールと併せて徒競走の中盤も選択するようにしてもよい。更に部分データ管理情報において任意点をユーザ指定してもらうようになっていても、ユーザの指示によってその任意点を選択せずに自動的に付加するようにしてもよい。
【0047】
また、編集結果確認後、違うシーンを編集するかどうかを選択する(#22)。
編集する場合は、ステップ11(#11)に戻り前記フローを繰り返す。
編集しない場合は、他のシーンの結合するかどうかを選択する(#21)。他のシーンがない場合やシーンを結合しない場合は、終了する。
【0048】
他のシーンと結合する場合は、他のシーンとの順序を調整し(#22)、複数のシーンを結合する(#23)。結合結果を再生し(#19)、確認する。その後は、前述の通り、終了するまで繰り返す。
【0049】
例えば、複数の異なる競技で構成されている運動会の映像を撮った場合は、徒競走、玉入れ、騎馬戦など複数の競技を、それぞれ競技毎のシーンでテーマを選択し、起点、終点、特徴点を付加して個別に編集し、最後に競技の順序に合わせて結合することができる。
シーン毎のテーマに応じて編集し、結合するので、より元データの内容に則した編集をすることが可能となる。
【0050】
図6、図7は、マルチメディアデータを半自動編集する場合の手順を示すフローチャートである。
マルチメディアデータを半自動編集するには、図6、図7に示すように、元データを読み込み(#31)、そのデータに合うテーマをテーマインデックスの中から選択する(#32)。この場合、選択したデータに加えて、サブ情報を選択(#33)してもよい。サブ情報を選択することにより、よりテーマを絞り込むことができる。
上記ステップ(#31〜#33)により、付加データが選択される(#34)。ここまでの処理は、図4に示す処理と同様である。
【0051】
その後、選択された付加データに関するテーマ時系列リストが表示される(#35)。次に、付加データにおける部分データ単位の再生時間長の調整の有無を判断し(#36)、調整が必要な場合には、部分データ単位での削除あるいは追加を選択する(#37)。
【0052】
削除を選択した場合には、部分データ単位の削除を行う(#38)。一方、追加を選択した場合には、部分データ単位の追加を行う(#39)。ここでの部分データとは、図2で示す「入場」「神父の言葉」「指輪の交換」等の時系例毎の項目に合わせた付加データ中の1イベントのことである。部分データの集合が付加データである。
【0053】
部分データ単位の削除あるいは追加(#38,#39)が終了し、あるいは部分データ単位の調整が不必要な場合には、図7に示すように、元データに任意点を用いて区切りを入れるかどうかを選択する(#40)。ここで、元データに区切りを入れない場合は、元データと付加データの全体再生時間長を比較し(#41)、元データのデータ再生時間長が付加データのデータ再生時間長よりも長い場合には、付加データの再生時間長を伸ばすか、あるいは付加データを繰り返すなどして足して(#42)、付加データのデータ再生時間長を元データのデータ再生時間長と同じ長さにする。
【0054】
この付加データの再生時間長を伸ばす時、付加データの再生時間長と、元データ全体の再生時間長と比較して、付加データを構成している部分データ中の各単体データの表示時間長を伸長したり、部分データ内の単位データを繰り返すなどして単位データ数を増やすことにより、再生時間割合を調整する。
また、付加データを繰り返して元データに付加したり、足りない時間分、付加データの一部を抜き出して付加したりしてもよい。
【0055】
一方、元データのデータ長が付加データのデータ再生時間長よりも短い場合には、付加データを構成している部分データ内の単位データの表示時間を全体的に縮めるか、または付加データの再生時間長を、付加データを構成する部分データ内の後ろの方に位置する単位データを省くなどして、途中で切り(#43)、付加データのデータ再生時間長を元データのデータ再生時間長と同じ長さにする。
【0056】
この付加データの再生時間長を縮める時、付加データの再生時間長と、元データ全体の再生時間長と比較して、付加データを構成している部分データ中の各単体データの表示時間長を収縮したり、単体データを部分データ内のある一定割合で間引くことにより、再生時間割合を調整する。
また、付加データの再生時間長の余る部分に割り当てられている単位データを省くなどして切ったり、付加データの一部を抜き出して付加したりしてもよい。
【0057】
このようにして、元データ全体の再生時間長に対して付加データ全体の再生時間長を揃える。
もし、元データと付加データの表示時間を揃えない場合には、データ再生時間長の調整はせずにデータ付加(#47)に進む。
【0058】
また、任意点を用い元データに区切りを入れる場合は、元データの任意の個所に任意の数の任意点を設定して元データを区切り、又は、時系列項目毎に任意点を設定して区切りを入れた後、元データの再生時間長と付加データの再生時間長を、その項目部分ごとに比較する(#44)。ここで、元データのデータ再生時間長が付加データの対応部分データのデータ再生時間長よりも長い場合には、付加データの再生時間長を部分的に伸ばすか繰り返すなどして足して(#45)、付加データのデータ再生時間長を元データのデータ再生時間長と同じ長さにする。
【0059】
この付加データを伸ばす時、付加データの再生時間長と、元データの任意点と任意点で区切られるデータの再生時間長と比較して、付加データを構成している部分データ中の各単体データの表示時間長を時間的に伸長したり、部分データ内の単位データを繰り返すなどして単位データ数を増やすことにより、再生時間割合を調整する。
また、付加データを繰り返して元データに付加したり、足りない時間分、付加データの一部を抜き出して付加したりしてもよい。
【0060】
一方、元データのデータ再生時間長が付加データの対応部分データのデータ再生時間長よりも短い場合には、付加データを構成する部分データ内の単体データの再生時間長を部分的に縮めるか単位データを省くなどして切り(#46)、付加データのデータ再生時間長を元データのデータ再生時間長と同じ長さにする。
【0061】
この付加データの再生時間長を縮める時、付加データの再生時間長と、元データの任意点と任意点で区切られるデータの再生時間長と比較して、付加データを構成している部分データ中の各単体データの表示時間長を時間的に収縮したり、部分データ内のある一定割合で単体データを間引くことにより、再生時間割合を調整する。
【0062】
また、付加データの再生時間長の余る部分に割り当てられている単体データを省くことで付加データの再生時間長を切ったり、付加データの一部を抜き出して付加したりしてもよい。
このようにして、元データの任意点と任意点で区切られたデータの再生時間長に対して付加データの再生時間長を揃える。
もし、元データと付加データの再生時間長を揃えない場合には、データ再生時間長の調整はせずにデータ付加(#47)に進む。
【0063】
また、元データに任意点を用いてシーン区切りを入れる場合には、図1に示すように、元データの時系列に従って、シーン区切り3を付加して、元データの各イベント2毎に区切っていく。ここでは、2-2、2-3のイベントをシーン区切り3で区切っている。なお、任意点の他に、フラグ、ブックマークを用いることもできる。
【0064】
また、シーンチェンジではなく、任意に区切りを入れたい個所(例えば運動会競技でのスタートとゴールなど)に、フラグ、もしくはブックマークなどを挿入することも可能である。
なお、「シーン区切り」とは、元データの時系列内容が次へ進む時の前後の区切りであり、ここでは、任意点を設定することによってシーン区切りを表している。
【0065】
このようにして元データのデータ再生時間長に対して付加データのデータ再生時間長を揃えた後、または、データ再生時間長の調整をしない場合はその後、元データに付加データを付加(合成編集)する(#47)。そして、付加データが付加されたデータを再生し(#48)、その処理結果に満足するか否かを判断させて(#49)、処理結果に満足が得られた場合には処理を終了する。
【0066】
一方、処理結果に満足が得られなかった場合には、元データに対して付加した付加データにおいて、部分データの順序の不一致があるかどうかを確認し(#50)、部分データの順序の不一致が確認された場合には、部分データの順序を入れ替えて(#51)、部分データの順番を合わせ、ステップ47(#47)に戻って、元データに付加データを付加(合成編集)し直す。
【0067】
例えば、図1及び図2において、元データ1と付加データ4を比較してみると、元データのスピーチ2−2、出し物2−4と、付加データのスピーチ5−4、出し物5−3の順序が違っている。これを元データ1の順序に合わせ、付加データの出し物5−3とスピーチ5−4の順序を入れ替える。このような入れ替えを行った結果を図10に示す。なお、図1では、フラワーシャワー2−1や歓談2−3のように、付加データに存在しないイベントがあるが、これについては後述する。
【0068】
編集結果に満足が得られず、その原因が部分データの順序の不一致ではない場合には、元データに対して不必要な部分データや足りない部分データがあるか否かを判断し、部分データを差替える(#52)。その後、ステップ47(#47)に戻って、元データに付加データを付加(合成編集)し直す。
【0069】
ここで、ステップ52(#52)の部分データの差し替えについて、図1及び図2を用いて説明する。
図1及び図2において、元データ1と付加データ4を比較すると、元データには、付加データに存在しないフラワーシャワー2−1、歓談2−3があり、付加データには、元データに存在しないお色直し5−1、再入場5−2がある。ここで、付加データを元データに合わせるため、お色直し5−1、再入場5−2を削除し、フラワーシャワー5−5、歓談5−6を追加する。付加データにないイベントを追加する場合には、イベントリストを表示し、その中から任意のイベントを選択できるようにする。この場合、任意のイベントを選択するのには、マウスやキーボード、或いはタッチパネル機能付きの表示装置を用いる。このような付加データの削除、追加を行った結果を図11に示す。
このように、マルチメディアデータを半自動編集するには、上述した手順を、編集結果に満足を得られ終了するまで繰り返す。
【0070】
図12は、テーマなし付加データの一例を示す模式図である。
本実施形態に係るデータ編集装置では、元データの任意点と任意点で区切られたシーンのいずれにも適合するような付加データセット(付加データ1,2)を複数用意し、元データのシーン区切り毎にランダム付加(合成編集)することができる。図12に示す付加データセットでは、元データの内容や長さに関係なく、全自動でデータの編集を行うことができる。
この時、図5に示すステップ15(#15)以下のような手順で、任意点を用いて、任意点を追加して合成編集してもよい。
前述の任意点は、前述の様々な調整後、それら調整に合わせて座標や時間などの設定が変化してもよい。
【0071】
図13は、ビデオカメラにおける操作GUIの一例を示す説明図である。
本実施形態に係るデータ編集装置でデータ編集を効率よく行う為に、画像撮影機器(ここではビデオカメラ43)に対して、録画ボタン42とは別に、任意点付加ボタン41を設けている。そして、画像撮影最中に特徴を付加したいシーンとなった時に、任意点付加ボタン41を押すことにより、撮影画像データに任意点を付加することができる。
【0072】
例えば、図13に示す画面1では、画像撮影時にシーンの区切り目を付けたい場合に、任意点付加ボタン41を押すことにより、シーンチェンジマーク付加ウィンドウ44が表示され、画像データにシーンチェンジマーク(あるいはフラグ)が付加される。このようにシーンチェンジマークを付加することにより、画像編集時にシーン区切りをつける手間が省け、編集が便利になる。
【0073】
画面2では、画像撮影時に撮影中のシーンのイベント内容を付加することができる。画像撮影前にこれから撮影する画像のテーマを選択しておくと、シーンチェンジ毎に、イベント内容選択ウィンドウ45が表示されるとともに、このイベント内容選択ウィンドウ45内にテーマ関連のイベントインデックスが表示され、ユーザはその中から撮影中のシーンに合ったイベント内容を選択することができる。この時、画面がタッチパネル機能を備えている場合には、タッチパネル方式で画面操作をすることができる。また、ペン型入力装置46を使って操作してもよい。
【0074】
画面3は、画像撮影中のシーンにグラフィックを付加した例である。画像撮影前に選択したテーマや、シーンチェンジ時に選択したイベント内容によって、撮影中のシーンに即したグラフィック付加ウィンドウ47が表示されるとともに、このグラフィック付加ウィンドウ47内にグラフィックインデックスが表示され、ユーザは任意のグラフィックを選択して付加することができる。この時、ペン型入力装置46を使って、グラフィックの位置を移動させるようにしてもよい。また、この時、グラフィック以外にテキスト、エフェクト、BGMなどの付加部品データインデックスを表示し、選択できるようにしてもよい。
【0075】
画面4は、画像撮影時に任意点付加ボタン41を押した場合に、任意点付加ウィンドウ48が表示されるとともに、当該シーンに対して任意点マーク49が付加された例である。
画像撮影機器43で画像撮影終了後、データ編集装置で前記画像再生中にも、前記図13の画像撮影機器における操作と同様の操作をすることが可能である。
【0076】
また、わざわざシーンチェンジ区切りを任意点付加ボタンで付加しなくとも、画像撮影中に一時停止、または撮影停止した点を、シーン区切りと認識してもよい。
さらに、一時停止または撮影停止中に、テーマ関連のイベントインデックスが表示され、ユーザは任意のグラフィックを選択して付加することができてもよい。
【0077】
任意点付加ボタン41は、ボタンの押圧度を区別して記録することが可能である。より強調したいシーンではより強くボタンを押し、また、少し強調したいシーンではボタンを弱く押すことにより、押圧の度合が区別される。
【0078】
図14は、ビデオカメラ43における、任意点付加ボタン41の押圧度と強調度合の関係を示す説明図である。
図14に示す例では、結婚式を撮影した場合に、そのシーン毎の感動度をボタンの押圧度によって記録している。例えば、フラワーシャワーのシーンでは感動して「8」の強さでボタンを押したのに対し、主賓の挨拶では退屈だったためボタンを押していない。また、一番感動したケーキ入刀と花束贈呈では、最高値の「10」の押圧度が記録されている。
【0079】
図15は、任意点付加ボタン41の押圧度に対する重要度の関係を示す説明図である。
図15に示す例では、押圧度1以上3未満の場合には「少し重要」、押圧度3以上6未満の場合には「重要」、押圧度6以上8未満の場合には「かなり重要」、押圧度8以上10までの場合には「最重要」に分類している。このように分類することにより、編集内容を区別することが可能である。
【0080】
例えば、「少し重要」に分類されたシーンでは、付加データの表示頻度を少なくし、逆に「最重要」に分類されたシーンでは、付加データの表示頻度を最高にするなどである。
任意点付加ボタン41のボタン押圧度による区別記録機能は、録画ボタン42に備わっていてもよいし、画面上で選択可能としてもよい。
【0081】
本実施形態に係るデータ編集装置における編集結果は、各種の記録媒体に記録して保存することが可能である。記録媒体は、例えばビデオテープ、CD−ROM、DVD−ROM、DVD−RAM、データ編集装置に対して着脱可能とした板状あるいはスティック状のRAM等を使用することができる。
【0082】
また、上述した編集作業に合わせて、以下の自動編集機能を加えることも可能である。すなわち、元データにおけるシーンのバックの音色もしくは色調に応じて、編集サブ情報を追加することができる。また、シーンチェンジを手動で行わずに、自動的に一定区間毎に区切りの挿入を行うことができる。また、画像撮影の月日や時刻などで季節感などを判別し、編集サブ情報に追加することができる。さらに、画像認識(顔認識)の機能を用いて、元データに撮影されている人数を把握し、人数に合わせた編集サブ情報を追加することができる。例えば、1人しか認識されなかった場合は、サブ情報が「1人」となり、「1人」のサブ情報が追加されると、付加データの効果の頻度が高くなり、画面の余白が目立たないようにする。また、10人などの大人数が認識された場合は、サブ情報が「大人数」となり、「大人数」のサブ情報が追加されると、付加データの効果頻度が下がったり、テキストが「ワイワイ」「ガヤガヤ」などの大人数の特色をもったものが出てくるようにする、などである。
【0083】
【発明の効果】
本発明においては、上述した構成を備えているため、元データに対して、予め用意された付加データ、或いは予め用意された部分データを選択して、元データの任意点から任意の長さ付加することができる。
前記付加データは、各種時系列内容に応じて整理された部分データの集合であり、前記部分データは、各種時系列内容に応じて整理された1つ以上の単体データの集合である。
したがって、簡単かつ迅速に、元データの内容に即した編集を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るデータ編集方法で用いる元データの一例を示す模式図である。
【図2】本実施形態に係るデータ編集方法で用いる付加データの一例を示す模式図である。
【図3】本実施形態に係るデータ編集装置、及びデータ記録装置を示す機能ブロック図である。
【図4】マルチメディアデータを自動編集する場合の手順を示すフローチャートである。
【図5】マルチメディアデータの任意点を予め設定して自動編集を行い、必要ならば複数のシーンを結合する場合の手順を示すフローチャートである。
【図6】マルチメディアデータを半自動編集する場合の手順を示すフローチャートである。
【図7】マルチメディアデータを半自動編集する場合の手順を示すフローチャートである。
【図8】マルチメディアデータの1シーンに起点、終点、任意点を付加した一例を示す模式図である。のち、付加データを付加する。
【図9】図8に示すマルチメディアデータの1シーンに付加した付加データの一例を示す模式図である。
【図10】付加データに対して部分データ調整を行った後の模式図である。
【図11】付加データに対して部分データ調整を行った後の模式図である。
【図12】テーマなし付加データの一例を示す模式図である。
【図13】ビデオカメラにおける操作GUIの一例を示す説明図である。
【図14】ビデオカメラにおける任意点付加ボタンの押圧度と強調度合の関係を示す説明図である。
【図15】任意点付加ボタンの押圧度に対する重要度の関係を示す説明図である。
【図16】従来の動画編集システムの一例を示すブロック図である。
【図17】従来の動画編集システムの他の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 結婚式の元データ
2 元データのイベント(部分データ)
3 シーンチェンジ区切り
4 結婚式をテーマに用意した付加データ
5 付加データのイベント(部分データ)
6 グラフィック
7 テキスト
8 エフェクト
9 BGM
11 記録媒体
12 読み取り部
13 制御部
14 テーマインデックス
15 付加データ
16 表示部
17 入力部
18 書き込み部
21 パーソナルコンピュータ
22 インターネット
23 動画編集用サーバ
24 ユーザ映像管理データベース
25 共有映像管理データベース
26 編集用テンポラリスペース
27 ユーザ情報管理データベース
28 ブラウザプログラム
29 動画編集プログラム
31 記録媒体
32 特徴抽出部
33 編集部
34 音楽データ蓄積部
35 音源部
41 任意点付加ボタン
42 録画ボタン
43 ビデオカメラ
44 シーンチェンジマーク付加ウィンドウ
45 イベント内容選択ウィンドウ
46 ペン型入力装置
47 グラフィック付加ウィンドウ
48 任意点付加ウィンドウ
49 任意点マーク

Claims (18)

  1. 元データに対して、予め用意された付加データ、或いは予め用意された部分データを選択して、元データの任意点から任意の長さ付加するデータ編集方法であって、
    前記付加データは、各種時系列内容に応じて整理された部分データの集合であり、前記部分データは、各種時系列内容に応じて整理された1つ以上の単体データの集合であり、
    前記元データのデータ再生時間長に応じて前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長を調整し、前記元データに対して、前記付加データ又は前記部分データを自動的に付加することを特徴とするデータ編集方法。
  2. 前記元データのデータ再生時間長に応じて前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長を調整するにあたって、前記元データ全体のデータ再生時間長に応じて、前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長の再生区間を調整することを特徴とする、請求項記載のデータ編集方法。
  3. 前記元データのデータ再生時間長に応じて前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長を調整するにあたって、前記元データ全体のデータ再生時間長に応じて、前記付加データ又は前記部分データのデータ再生割合を調整することを特徴とする、請求項記載のデータ編集方法。
  4. 前記元データのデータ再生時間長に応じて前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長を調整するにあたって、前記元データにおける所定の任意点と任意点で区切られるデータ再生時間長に応じて、前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長を調整することを特徴とする請求項項記載のデータ編集方法。
  5. 前記元データのデータ再生時間長に応じて前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長を調整するにあたって、前記元データにおける所定の任意点と任意点で区切られるデータ再生時間長に応じて、前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長の再生区間を調整することを特徴とする請求項記載のデータ編集方法。
  6. 前記元データのデータ再生時間長に応じて前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長を調整するにあたって、前記元データにおける所定の任意点と任意点で区切られるデータ再生時間長に応じて、前記付加データ又は前記部分データのデータ再生割合を調整することを特徴とする請求項記載のデータ編集方法。
  7. 前記任意点は、前記元データの連続性を区切る点であることを特徴とする、請求項1〜のうちのいずれか1項記載のデータ編集方法。
  8. 前記任意点は、前記元データの強調したい点であることを特徴とする、請求項1〜のうちのいずれか1項記載のデータ編集方法。
  9. 前記付加データ、又は、前記部分データは、前記任意点の種別によって切り替えられることを特徴とする、請求項7又は8記載のデータ編集方法。
  10. 前記付加データ又は前記部分データは、予め用意された複数のテーマ毎に時系列順にそれぞれ整理されており、前記元データのテーマに応じて、前記付加データ又は前記部分データを選択することを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項記載のデータ編集方法。
  11. 前記複数の各テーマには、それぞれサブ情報が用意されており、前記テーマとともにサブ情報を選択することにより、前記付加データ又は前記部分データを絞り込んで選択することを特徴とする請求項10項記載のデータ編集方法。
  12. 複数の前記付加データ又は複数の前記部分データをランダムに組み合わせて前記元データに付加することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載のデータ編集方法。
  13. 前記付加データに含まれる部分データの時系列順序を変更可能としたことを特徴とする請求項1〜12のうちのいずれか1項記載のデータ編集方法。
  14. 前記付加データは、部分データ単位で追加・削除を可能としたことを特徴とする請求項1〜13のうちのいずれか1項記載のデータ編集方法。
  15. 前記元データに対して任意点が設定された場合に、予め用意された時系列内容に応じて整理された部分データ、又は、単体データを示す付加部品インデックスを表示して、該付加部品インデックスに基づいて任意の付加部品を選択可能としたことを特徴とする請求項1〜14のうちのいずれか1項記載のデータ編集方法。
  16. 元データに対して、予め用意された付加データ、或いは予め用意された部分データを選択する選択手段と、前記選択した付加データ又は部分データを元データの任意点から任意の長さ付加する付加手段とを備えたデータ編集装置であって、
    前記付加データは、各種時系列内容に応じて整理された部分データの集合であり、前記部分データは、各種時系列内容に応じて整理された1つ以上の単体データの集合であり、
    前記元データのデータ再生時間長に応じて前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長を調整し、前記元データに対して、前記付加データ又は前記部分データを自動的に付加することを特徴とするデータ編集装置。
  17. 元データに対して、予め用意された付加データ、或いは予め用意された部分データを選択する選択手段と、前記選択した付加データ又は部分データを元データの任意点から任意の長さ付加する付加手段と、少なくとも前記付加手段を用いて元データに前記付加データ又は前記部分データを付加したデータを記録する記録手段を備えたデータ記録装置であって、
    前記付加データは、各種時系列内容に応じて整理された部分データの集合であり、前記部分データは、各種時系列内容に応じて整理された1つ以上の単体データの集合であり、
    前記元データのデータ再生時間長に応じて前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長を調整し、前記元データに対して、前記付加データ又は前記部分データを自動的に付加することを特徴とするデータ記録装置。
  18. 元データに対して、予め用意された付加データ、或いは予め用意された部分データが選択されて、元データの任意点から任意の長さ付加して記録可能な記録媒体であって、
    前記付加データは、各種時系列内容に応じて整理された部分データの集合であり、前記部分データは、各種時系列内容に応じて整理された1つ以上の単体データの集合であり、
    前記元データのデータ再生時間長に応じて前記付加データ又は前記部分データのデータ再生時間長を調整し、前記元データに対して、前記付加データ又は前記部分データを付加して記録可能であることを特徴とする記録媒体。
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