JP3941804B2 - 画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ブラック成分の光沢と他の成分の光沢とが異なることにより発生する疑似輪郭を防止することができる画像処理方法に関するものである。
フルカラー画像における色再現は、理想的にはシアン(以下「C」という)、マゼンタ(以下「M」という)、イエロー(以下「Y」という)の3原色インクで実現できるが、C、M、Yの3原色インクを合成することによって再現される「グレースケール」は、C、M、Yの3原色のバランスにより作られているため全ての階調で完全なバランスを取ることが難しく、グレースケールが色味を帯びたり、黒色としての濃度が不足するといった問題がある。また、重ね打ちされるC、M、Yの3原色の画素が相互に位置ずれを起こすことによって画素の周囲に色が付く等、「黒」としての品位を充分に確保することができない。このため、現在使用されているカラープリンタ等の多くの画像記録装置では、C、M、Yの3原色にK(ブラック成分)を含めたC、M、Y、Kの4色インクを用いてフルカラー画像を記録することが一般的に行われている。このように、C、M、Yの3原色インクに加えてKインクを使用することにより、記録されたカラー画像の「黒」の品位を確保することができるが、一方で、淡色部分にKインクによるドットが直接形成されると、淡色部分に対するKインクによるドットの「ザラツキ」が目立って、不自然なカラー画像になるといった問題点があった。
このようなKインクによるドットの「ザラツキ」の問題を解決するために、特開2001−203901号公報(特許文献1)において、RGBの3原色成分またはCMYKの4色成分からなる入力画像データに基づいて無彩色成分を算出する。そして、この無彩色成分と入力画像データに基づいて、有彩色成分に分配するための分配データと実際に出力すべき無彩色成分とをGCR変換等を用いて算出し、この分配データを有彩色成分に合成することで、入力画像データをCMYKの4色成分からなる画像データに変換することが開示されている。このようにして変換された画像データに基づいてカラー画像を記録すると、淡色部分におけるKインクのドットの生成が抑えられ、淡色部分において目障りであったKインクの「ザラツキ」を解消することができる。
特開2001−203901号公報
しかしながら、4色成分からなるカラー画像の記録においては、CMYK成分全て染料のインク材料を用いるプリンタ以外にCMY成分は染料インク、一方、K成分は顔料インクといった異なる性質のインク材料を用いるプリンタがある。このK成分が顔料インクを用いるプリンタにおいては、CMYKに基づいて4色成分からなるカラー画像を記録する際にインク材料の光沢度の差により、特に濃色部分において「擬似輪郭」が発生し、違和感のない自然なカラー画像を実現することができないという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、ブラック成分の光沢と他の成分の光沢との差により発生する擬似輪郭を防止することができる画像処理方法を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の画像処理方法は、画像情報が有する複数の基本色の組み合わせの入力値を、印刷に用いられるブラック成分を含む複数成分の出力値に変換する変換ステップを有するものであって、ブラック成分を含まない複数成分の色により形成される濃色の色見本と、ブラック成分とブラック成分を含まない複数成分との合成比率が徐々に変化する濃色の色見本とを印刷する印刷ステップと、その印刷ステップにより印刷された色見本のうち、光沢度が印刷に用いられるブラック成分を含まない複数成分により形成された濃色の光沢度と同一である色見本を判定する光沢度判定ステップと、その光沢度判定ステップにより判定された光沢度が同一である色見本のうち、ブラック成分が最も多く含まれる合成比率に基づいてブラック成分の最大値を決定する最大値決定ステップとを有し、前記変換ステップは、ブラック成分の出力値が、前記最大値決定ステップにより決定された最大値以下に変換するように設定されるように構成されている。
請求項1記載の画像処理方法によれば、印刷ステップによりブラック成分を含まない複数成分の色により形成される濃色の色見本と、ブラック成分とブラック成分を含まない複数成分との合成比率が徐々に変化する濃色の色見本とを印刷し、その色見本のうち、ブラック成分を含まない複数成分により形成された濃色の光沢度と同一である色見本を光沢度判定ステップにより判定し、その判定された光沢度が同一である色見本のうち、ブラック成分が最も多く含まれる合成比率に基づいて最大値決定ステップがブラック成分の最大値を決定する。このように、色見本に基づいて光沢度の差が発生せず、且つ、ブラック成分が最も多く含まれるブラック成分の最大値を決定するので、擬似輪郭が生じないブラック成分の最大値を決定することができるという効果がある。
以下、本発明の第1の実施例について、図面を参照して説明する。図1は、パーソナルコンピュータ20(以下「PC」という)とプリンタ1の電気的構成を示すブロック図である。このプリンタ1は、PC20から入力する画像情報またはプリンタ20に備えられている外部メディアスロット6に装着される外部メディア40に記録された画像情報を印刷することができるように構成されている。
プリンタ1は、CPU2と、RAM3と、ROM4と、USBインターフェイス5と、USB接続端子7と、切替スイッチ9と、外部メディアスロット6と、操作パネル30と、印字ヘッド8とを備えている。
CPU2は、ROM4に記録された各種プログラムを実行するマイクロプロセッサであり、RAM3は、CPU2が各種プログラムを実行する際、変数などを一時記憶するワークエリアを有するメモリである。ROM4は、CPU2により実行される各種プログラムや、そのプログラムを実行する際に参照する定数やテーブルを記憶する読み出し専用のメモリである。ROM4には、制御プログラムである色変換プログラム4a及び印刷制御プログラム4bと、変換テーブルであるUCRカーブ1(4c)、UCRカーブ2(4d)及びルックアップテーブルであるLUT1−M(4e)とLUT2−M(4f)等が記憶されている。
色変換プログラム4aは、入力される印刷情報に含まれるRGBなどの値を、このプリンタにおいて最適な状態で印刷を行うことができるように変換するプログラムであって、印刷に使用するインクや印刷されるシート材の種類や印刷の解像度などに適合するように、最適なUCRカーブやルックアップテーブルを用いて変換するものである。
印刷制御プログラム4bは、色変換プログラム4aにより変換された印刷を行うための画像情報に応じて、印字ヘッド8や図示しない印字ヘッド8を搭載するキャリッジやシート材を駆動する駆動装置を制御するものである。
UCRカーブ1(4c)、UCRカーブ2(4d)は、C、M、Yの3成分からK(ブラック)成分を生成する際に使用される変換カーブで、印刷に使用するインクや印刷されるシート材の種類や印刷の解像度などに応じてKの値の最大値であるMaxKが設定された複数のUCRカーブが記憶されている。
ルックアップテーブルであるLUT1−M(4e)、LUT2−M(4f)は、メディアに記憶された画像情報が有する3色の基本色(RGB)の組み合わせの値を入力し、PC20から入力した画像情報により印刷された画像と同等の画像を得ることができるようにCMYに変換する変換テーブルである。UCRカーブと同様に、印刷に使用するインクや印刷されるシート材の種類や印刷の解像度などに応じて複数のルックアップテーブルが記憶されている。
USBインターフェイス5は、USB接続端子7に接続されたUSBケーブルを通じてPC20と通信を行うもので、ここでは、PC20から印刷を行うための印刷データ(C、M、Y、K)を入力する。
外部メディアスロット6は、デジタルカメラなどで撮影された画像情報(イメージデータ)を記憶する外部メディア40を着脱自在に装着することができ、装着された外部メディア40から直接画像情報(R、G、B)を入力する。
スイッチ9は、USBインターフェイス5の出力と外部メディアスロット6の出力とを切り替えるスイッチで、外部メディアスロット6に外部メディアが装着された場合には、外部メディアスロット6に切り替えられるようにしてもよく、ユーザが任意に切り替えるようにしてもよい。
印字ヘッド8は、図示しないキャリッジに搭載され、印刷を行うシート材の上を移動してシート材の所定の位置に所定のインクを吐出するものである。
操作パネル30は、プリンタ1の各種設定をユーザが行うことができるものであり、図2を参照して後述する。
PC20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、ハードディスク24(以下「HDD」という)と、USBインターフェイス25等により構成されている。CPU21は、ROM22やHDD24に記憶された各種プログラムを実行するマイクロプロセッサであり、RAM23は、CPU21が各種プログラムを実行する際、変数などを一時記憶するワークエリアを有するメモリである。
HDD24は、不揮発性の大記憶容量を有するメモリであり、いわゆるOS(オペレーティングシステム)や各種アプリケーションプログラムなどが記憶される。本発明に関する記憶内容としては、デジタルカメラなどで撮影されたイメージデータ24a、色変換プログラム24b、ルックアップテーブルであるLUT1−PC(24c)とLUT2−PC(24d)が記憶されている。
イメージデータ24aは、デジタルカメラからUSBインターフェイス25を介して入力され、HDD24に記憶される。色変換プログラム24aは、イメージデータ24aなどの印刷を行うために、イメージデータ24aを構成しているRGB値からルックアップテーブル24cまたは24dを参照して、CMYK値に変換するプログラムである。
ルックアップテーブル24c,24dは、RGB値で表される3次元のデータをCMYKの4次元のデータに変換するものである。これらの色変換プログラム24b及びルックアップテーブル24c,24dは、使用するプリンタ1に対応する処理を行うように設定されるものであり、プリンタ1に添付されたCD−ROMなどにより供給され、PC20においては、図示しないCD−ROMドライブによりこれらのデータを読み込んでハードディスク24に記憶される。なお、これらのデータは、図示しない通信インターフェイスを装備し、インターネットなどのネットワークを介して受信するようにしてもよい。
USBインターフェイス25は、USB端子26に接続されるUSBケーブルを通じて外部機器と通信を行うインターフェイスで、デジタルカメラなどが撮影した画像情報を入力したり、プリンタ1に印刷を行うための印刷情報を出力したり、プリンタ1のスキャナ機能により取り込まれた画像情報を受信するものである。
図2(a)は、プリンタ1の操作パネル30の部分平面図であり、(b)は、その正面図である。このプリンタ1は、ファックス、コピー、スキャンなどを行うことができる複合機であり、スイッチ33により、これらの機能が選択される。PC20から画像情報を受信した場合は、いずれの機能が選択されていても印刷を実行するように構成されている。
各機能における各種設定は、設定スイッチ31を操作することにより行われ、ダイヤルボタン部32は、ファックスを送信する場合に相手のファックス番号を入力するなどに使用される。表示部34は、液晶により構成され、設定状態を表示したり、この液晶に表示される機能の中からカーソルを移動することなどにより選択することができる。
カーソルキー35は、表示部34に表示されたカーソルを移動したり、表示された機能の中から選択を行う際に使用されるものである。ストップボタン37は、各種機能を実行している場合に、その機能の実行の開始を指示するボタンである。フラットベッド39は、コピー、ファックス、スキャンを行う際に、資料の画像を読み込むために資料を配置する面である。
プリンタ1の正面には、印刷が終了したシート材を排出する排出トレイ50と、各種外部メディアを装着する外部メディアスロットが形成されている。この図では、コンパクトフラッシュ(登録商標)用のスロット41、メモリスティック(登録商標)用のスロット42、スマートメディア(登録商標)用のスロット43が備えられている。
図3(a)は、PC20において画像情報から印刷データが生成される処理(PCプリント)を示すフローチャートであり、(b)は、プリンタ1において、装着された外部メディアに記憶された画像情報から印刷情報を生成する処理(メディアプリント)を示すフローチャートである。
PC20においては、まず、デジタルカメラ等により撮影されHDD24に取り込まれたRGB(レッド、グリーン、ブルーの光の3原色)値により形成された画像情報の読み出しを行う(S1)。
次に、RGB値により形成される画像情報は、RGBをCMYK成分へ変換するルックアップテーブル24cを参照することにより、CMYK成分に変換される(S2)。入力値であるRGBは、各R、G、Bが1バイトで表され、10進数で0から255の範囲をとる。ルックアップテーブル24cは、入力値であるそれぞれのRGBについて、0から255の範囲を16に等分割し、この分割点であるグリッドの交点に出力値を記憶するものである。したがって、各R軸、G軸、B軸は17のグリッドを有し、グリッドの交点の総数は、17の3乗あり、その交点に対応して、CMYK値が記憶されている。このK値は後述するブラック成分の最大であるMaxKの値以下に設定されている。なお、入力値が隣り合うグリッドの間の中間の値である場合には、隣り合うグリッドの出力値を線形補間などの方法により補間して出力値が求められる。
CMYK成分が求められると、次にハーフトーン処理が行われる(S3)。ハーフトーン処理では、CMYK値から、インクを吐出する大きさである、大ドット、中ドット、小ドットあるいはインクを吐出しないを決定する誤差拡散処理またはディザ処理が行われる。このようにして形成されたCMYK値の印刷情報をプリンタへ出力する(S4)。
一方、メディアプリントの場合は、まず外部メディアスロット6に装着された外部メディア40に記憶されているRGB値の画像情報の読み出しを行う(S5)。次に、RGB値により形成される画像情報は、RGBをCMY成分へ変換するルックアップテーブル4eを参照することにより、CMY成分に変換される(S6)。なお、RGBをCMYK成分へ変換するルックアップテーブル24cのデータ量は、RGBをCMY成分へ変換するルックアップテーブル4eのデータ量と比べて非常に大きい。そのため、ROM4(図1参照)にはRGBをCMY成分へ変換するルックアップテーブルを記憶している。
次に、CMY成分により形成される画像情報からUCRカーブ4cを参照し、K値を求め、そのK値に応じてCMYの各値を変更する(S7)。後述するようにUCRカーブ4cは、ブラック成分の値をブラック成分の最大値MaxK以下になるように設定されている。CMYK成分が求められると、PCプリントの場合と同様にハーフトーン処理が行われ(S8)、印刷処理(S9)により印刷が行われる。
続いて、図4から6を参照してブラック成分の最大値であるMaxKの決定方法について説明する。ブラック成分の光沢とブラック成分以外の光沢が異なることにより、濃色部分において擬似輪郭が発生するのを防止するために、ブラック成分以外の成分により形成される濃色の光沢と、ブラック成分を含む成分により形成される濃色の光沢とが、同一となるブラック成分を含む成分のうちで、最大のブラック成分を含むものを抽出し、そのブラック成分の値を最大値とするものである。そのために、ブラック成分とブラック成分以外の成分の量を少しずつを変えた色見本を印刷し、その色見本の光沢を目視あるいは測定することにより、ブラック成分を含まない成分による光沢と同一の光沢で、ブラック成分を最も多く含む色見本を見いだし、その色見本に含まれるブラック成分の量を最大値、MaxKとする。
図4は、色見本の形成方法を示す図であって、CMY成分とK成分のそれぞれのインク量の変化を表すグラフと、このグラフの下方で横軸に平行に帯状のCMY成分とK成分とのインク量をそれぞれ変化させて印刷した色見本を示している。
このグラフにおいて、横軸は、CMY成分とK成分のインクの量が17段階に変化する変化を、縦軸に、インクの量を0から255の値で示している。右方向へ向かうに従ってインクの量が増加する直線(細い実線)はCMY成分のインク量を、一方、右方向へ向かうに従ってインクの量が減少する直線(太い実線)はK成分のインク量を示している。グラフの下に示された色見本は、左端の(No.1)は、K成分の値を255とし、C、M、Yの各成分は0として印刷されたものであり、左から2番目の(No.2)は、K成分の値は240とし、C、M、Yの各成分は16として印刷されたものである。3番目以降の色見本も同様にC、M、Yの各成分は16ずつ増加し、一方、K成分は16ずつ減少して印刷されたもので、最終的に17の色見本が形成されている。ただし、各成分を8ずつ増加または減少させて33の色見本にしてもよいし、4ずつ増加または減少させて65の色見本にしてもよい。
このようにして色見本を形成すると顔料であるK成分と染料であるCMY成分とのインク材料の違いによる光沢度の違いを目視により確認することができる。すなわち、最右側の色見本が、ブラック成分を含まないCMYのみにより形成される色見本であるので、右端から順に、各色見本の光沢と、右端の色見本の光沢と比較し、同一の光沢を有する色見本のうち最も左側に位置する色見本を抽出する。そして、その色見本が含むブラック成分の値をMaxKに決定する。
この色見本を目視するという簡単な作業により、ブラック成分を含まない色見本と光沢度に差異がなく、且つ、最もK成分のインク量が多く含まれる色見本を見いだし、ブラック成分の最大値MaxKを設定することができる。
目視により、光沢の差異判別が難しい場合は、色見本の光沢度を測定器により測定し、測定結果に基づいて、ブラック成分の最大値MaxKを決定することができる。
図5は、図4に示す色見本の光沢度を測定器により測定し、その結果をグラフにしたものである。光沢度の測定にはスガ試験機のデジタル変角光沢計(UGV−5K)を用い、測定角度を45度としている。このグラフは、図4と同様に、横軸に、色見本の並びを表し、C、M、Yの各成分は左から右へ向かって一定割合で増加し、一方、K成分は左から右へ向かって一定割合で減少する。縦軸は、光沢度を%で示している。このグラフから分かるように、CMYのみより形成された右端の色見本の光沢度は、0.4%であり、この色見本から左方の色見本であるCMKが各64、Kが192という値で印刷された色見本まで、同じ光沢度であり、この色見本よりKの成分が多い色見本の光沢度は、大きくなっている。したがって、この場合は、MaxKの値を192に決定する。
図6は、各色見本の光沢度を比較してMaxKを設定するフローチャートである。
まず、グロス0に光沢度の比較の基準値としてK0、CMY255の光沢度を代入する(S10)。上記のグラフの場合は、この光沢度は、0.4%である。続いて変数mに1を代入し(S11)、右端の色見本から順にその色見本の光沢度とグロス0の光沢度を比較する(S12)。すなわち、まずK16、CMY240の光沢度とK0、CMY255の光沢度との比較を行い、これらの光沢度が等しければ(S12:Yes)、mの値を1加算する(S13)。そして、mの値が17か否かを判断し(S14)、mの値が17でない場合は(S14:No)S12の処理に戻り、2番目の色見本の光沢度とグロス0の光沢度との比較が行われる。
S12の比較処理において、色見本の光沢度とグロス0の光沢度とが異なると判断した場合は(S12:No)、mから1を引いた色見本のKの値をMaxKとして決定する(S16)。S14の判断処理において、mの値が17に達した場合は(S14:Yes)、すべての色見本の光沢度が同一であるのでMaxKを255と設定し(S15)、この処理を終了する。
以上のようにしてブラック成分の最大値MaxKが決定されると、この値に基づいて、UCRカーブを補正し、ブラック成分の値が最大値MaxKを超えないように設定する。
図7は、UCRカーブ4cの一例を示している。前述したように、メディアプリントでは、ルックアップテーブル4eにより変換されたCMY成分をUCRカーブ4cを用いてK成分の値を求める。このカーブは、横軸にC、M、Yの最小値であるmin(CMY)を、縦軸にKを表示したものであり、min(CMY)をxとし、K=xとする場合や、図7に示す曲線のようにxが小さい範囲ではKの値は0とし、xが大きくなるに従ってKの値が増加するカーブなどが用いられる。このMaxKの値は、印刷に用いるインクの種類、印刷されるシート材の種類、印刷の解像度により異なり、これらの種々の条件において、MaxKの値が決定される。
図7において、太い実線で示されるカーブは、最大値がMaxK1である場合のUCRカーブである。最大値がMaxK1より小さいMaxK2である場合には、実線で示すUCRカーブの最大値がMaxK2を超えないように、図7において示す直線A(一点鎖線)を超えないような特性としてもよいし、図7においてB(二点鎖線)で示すようにMaxK2の値を最大値とするカーブをUCRカーブとしてもよい。このUCRカーブ4eを用いてK成分の値が決定すると、各C、M、Y成分の値は、それぞれ次式により補正される。
C=C−K
M=M−K
Y=Y−K
このように、MaxKの値が設定されたUCRカーブ4cを用いることにより、光沢度の差が発生しない範囲でC、M、Y、Kの各成分の値が決定されるので、擬似輪郭を生じることなく印刷を行うことができる。
なお、印刷が行われるシート材の種類、インクの種類および印刷の解像度などにそれぞれ応じたMaxKの値を設定し、そのMaxKの値を有する複数のUCRカーブをROM4に記憶させて、ユーザーが使用するシート材の種類、インクの種類、解像度に応じて操作パネル30により選択できるようにしてもよい。
次に第2の実施例について説明する。第1の実施例では、プリンタ1に備えられているUCRカーブの最大値をMaxKに設定することにより、ブラック成分の最大値をMaxK以下に変換するものであったが、第2の実施例では、PC20において、ブラック成分の値がMaxKの値を超えないように設定するものである。すなわち、PCプリントで用いられるルックアップテーブル24cを補正することにより、Kの値が最大値MaxKを超えないようにする。
図8は、PCプリントにおけるルックアップテーブル24cを補正する処理を示すフローチャートである。ルックアップテーブルは、入力値であるRGBそれぞれの軸について、入力値である0から255の範囲を16等分し(この分割点をグリッドという)、各グリッドの交点に出力値を記憶するものであり、グリッドの全ての交点について記憶されているCMYK値について処理を行う。例えばRGB値が(0、0、0)のグリッドの交点をグリッドナンバー0とし、RGB値が(1、0、0)の交点をグリッドナンバー1というように、全ての交点に番号を付ける。0〜255の入力値を16に分割すると、R軸、G軸、B軸それぞれは17個(16+1)のグリッドを有する。したがって、これらのグリッドの交点の総数は、17の3乗個存在する。
フローチャートにおいて、まず、グリッドナンバー示す変数Numを0に設定する(S20)。次に、mの値が、17の3乗より小さいかまたは等しいかを確認する(S21)。mの値が17の3乗より小さいまたは等しい場合は(N21:Yes)、まだ全ての点についての処理が終わっていないので、mの値が示す点に対応して記憶されている出力値CMYKのうち、Kの値がMaxKより大きいかを確認する(S22)。Kの値がMaxKの値より大きい場合には(S22:Yes)、C、M、Y、Kの各成分の値は、それぞれ次式により変換される(S23)。
C=C+(K−MaxK)
M=M+(K−MaxK)
Y=Y+(K−MaxK)
K=MaxK
一方、Kの値がMaxKの値よりも小さい場合には(S22:No)、変換を行わずNumが1加算され(S24)、S21の処理に戻る。S21の判断処理で、mの値が17の3乗より大きい場合は(S21:No)このルックアップテーブル24cを補正する処理を終了する。
このようにして補正されたMaxKの値が設定されたルックアップテーブル24cを用いることにより、光沢度の差が発生しない範囲で、C、M、Y、Kの各成分の値が決定されるので、擬似輪郭を生じることなくPCプリントを行うことができる。
なお、メディアプリントの場合と同様に、印刷が行われるシート材の種類、インクの種類および印刷の解像度などにそれぞれ応じたMaxKの値を設定し、そのMaxKの値を有する複数のルックアップテーブルをHDD24に記憶させて、ユーザーが使用するシート材の種類、インクの種類、解像度に応じて操作パネル30により選択できるようにしてもよい。
つぎに、第3の実施例について説明する。第1実施例では、プリンタ1に備えられているUCRカーブを、変換されたブラック成分の値が最大値MaxKを超えないように設定し、第2実施例では、PCに備えられたルックアップテーブルに記憶されてるKの出力値を最大値MaxKを超えないように設定した。この第3実施例は、印刷データとしてCMYK値を入力すると、その都度、Kの値がMaxKの値を超えるかを判断し、MaxKの値を超える場合は、CMYKの値を補正するものである。
図9は、CMYKの値を入力した場合に実行されるフローチャートである。
まず、入力したCMYKのうちのKの値が、設定されたMaxKの値よりも大きいかを確認する(S30)。Kの値の方がMaxKの値より大きい場合には(S30:Yes)、C、M、Y、Kの各成分の値は、それぞれ次式により変換される(S31)。
C=C+(K−MaxK)
M=M+(K−MaxK)
Y=Y+(K−MaxK)
K=MaxK
一方、MaxKの値よりもK成分の値が小さい場合には(S30:No)、C、M、Y、Kの各成分の値は変換されずに終了する。
この処理を実行するプログラムをプリンタ1またはPC20に記憶させておくことにより、PCプリントの場合ではルックアップテーブルを、そしてメディアプリントの場合ではUCRカーブを一つ記憶させ、印刷条件に合うMaxKを設定し、そのMaxKに応じたC、M、Y、Kの各成分を変換することができる。
以上のように、ブラック成分以外の成分により形成される画像の光沢と、ブラック成分を含む成分により形成される画像の光沢が同一であるブラック成分の最大値を求め、この最大値を超えないようにブラック成分の値を設定することにより、ブラック成分と他の成分の光沢の違いにより発生する疑似輪郭を防止することができる。
なお、請求項でいう入力ステップおよび入力手段は、ハードディスクおよび外部メディアからRGBイメージデータを読み出す処理であり、図3(a)に示すPCプリント処理のフローチャートにおけるS1および図3(b)に示すメディアプリント処理のフローチャートにおけるS5が該当する。
また、請求項でいうシート材種類設定ステップおよびシート材種類設定手段またはインク種類設定ステップおよびインク種類設定手段または解像度設定ステップおよび解像度設定手段は、シート材の種類またはインクの種類または印刷の解像度に応じたMaxKを設定する処理であり、図1のLUT1−PC(24c)やLUT2−PC(24d)、UCRカーブ1(4c)やUCRカーブ2(4d)に記憶されている。
また、請求項でいうブラック成分設定ステップまたはブラック成分設定手段は、図7に示すUCRカーブのminCMY=255におけるK成分の値を設定する処理が該当し、ブラック成分最大値記憶手段はそのK成分の値を記憶する手段が該当する。
また、ブラック成分変更ステップおよびブラック成分変更手段は、図9のMaxKによりCMYK成分を変換するプログラムのフローチャートにおけるS30のMaxKの値を変更する処理が該当する。
また、光沢度判定ステップおよび光沢度判定手段は、図6のMaxKを設定するフローチャートのS12の処理が該当し、最大値決定ステップおよび最大値決定手段はS15およびS16の処理が該当する。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱いない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できる。
例えば、上記実施例では、CMYKの4色のインクを用いて印刷を行うものとしたが、4色より多い、あるいは少ないインクの種類により印刷を行う場合にも、本発明を適用してもよい。
本発明の第1の実施例におけるPCおよびプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 (a)は、プリンタの操作パネルの部分平面図であり、(b)は、その正面図である。 (a)は、PCプリントにおける印刷処理のフローチャートであり、(b)はメディアプリントにおける印刷処理のフローチャートである。 CMY成分とK成分のインク量変化による色見本を示すグラフである。 CMY成分とK成分のインク量変化による光沢度を示すグラフである。 MaxKを設定する処理のフローチャートである。 UCRカーブを示すグラフである。 第2の実施例におけるルックアップテーブルの出力値を設定する処理を示すフローチャートである。 第3の実施例におけるMaxKによりCMYK成分を変換する処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 プリンタ
4a,24b 色変換プログラム(変換ステップ、変換手段)
4b 印刷制御プログラム(印刷ステップ、印刷手段)
4e LUT1−M(色変換ステップ、色変換手段)
4f LUT2−M(色変換ステップ、色変換手段)
20 パーソナルコンピュータ
24c LUT1−PC(変換テーブル)
24d LUT2−PC(変換テーブル)

Claims (1)

  1. 画像情報が有する複数の基本色の組み合わせの入力値を、印刷に用いられるブラック成分を含む複数成分の出力値に変換する変換ステップを有する画像処理方法において、
    ブラック成分を含まない複数成分の色により形成される濃色の色見本と、ブラック成分とブラック成分を含まない複数成分との合成比率が徐々に変化する濃色の色見本とを印刷する印刷ステップと、
    その印刷ステップにより印刷された色見本のうち、光沢度が印刷に用いられるブラック成分を含まない複数成分により形成された濃色の光沢度と同一である色見本を判定する光沢度判定ステップと、
    その光沢度判定ステップにより判定された光沢度が同一である色見本のうち、ブラック成分が最も多く含まれる合成比率に基づいてブラック成分の最大値を決定する最大値決定ステップとを有し、
    前記変換ステップは、ブラック成分の出力値が、前記最大値決定ステップにより決定された最大値以下に変換するように設定されていることを特徴とする画像処理方法。
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