JP3941410B2 - プリント基板およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体基板と捨て基板との間の切断箇所に溝およびスリットを有するプリント基板およびその製造方法に係る。特に、本体基板と捨て基板とを切断する際に、本体基板に生じるバリを効果的に低減することができるプリント基板およびその形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に、従来用いられるプリント基板の一例を示す。ここでは、本体基板15と一対の対向する捨て基板16とからなる例について説明する。
【0003】
一般に、本体基板15には使用目的に応じた電子部品が最終的に実装される。ここで、本体基板15に部品を実装する工程において、本体基板15を固定する必要がある。しかしながら、本体基板15の端部にまで電子部品を実装する際には、本体基板15を固定するための領域を確保することが困難となる。そこで、プリント基板14は、本体基板15に電子部品を実装した後で、本体基板15と分離できるように加工された捨て基板16を備える必要がある。
【0004】
図4に示すように、本体基板15と捨て基板16との切断箇所には、切断作業を容易にするために、溝が設けられる。ここでは、溝として断面がV字型のV字型溝18を備えるプリント基板14を示す。さらに、プリント基板14は、対向する一方の長辺が切断箇所に位置すると共に他方の長辺が捨て基板16側に位置したスリット17を断続的に備える。このように構成することにより、切断作業をより容易に行うことができる。ここで、スリット17は主に、特殊形状のドリルをプリント基板14の所定の位置に貫通させ所定の方向にスライドさせるルーター加工により形成される。
【0005】
図5は、図4におけるスリット17の先端部付近17aの概略を示す拡大図である。本体基板15と捨て基板16との切断箇所に形成されるスリット17は、ルーター加工により形成される場合は図5に示すように、両先端部がそれぞれ半円形状となっている。すなわち、特殊形状のドリルをプリント基板の所定の位置に貫通させ所定の方向にスライドさせるルーター加工が行われるために、スリットの両先端部がスリットの幅を直径とした半円形状となる。
【0006】
ここで、一般に、ルーター加工に用いられるドリルの直径が小さくなると、本体基板15から捨て基板16を分離した後に本体基板15にバリとして残る可能性のある領域19(図5に示す網目状斜線部)は減少するがドリル自体の強度が低下する。また、ドリルの直径が大きくなると、ドリル自体の強度は向上するが本体基板15にバリとして残る可能性のある領域19は大きくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4に示すプリント基板14を、本体基板15と捨て基板16とに実際に切断すると、最悪の場合、網目状斜線部19全域がバリとして本体基板15に残ってしまうという問題があった。もちろん、スリットの形成に一般に用いられるルーター加工用のドリルの直径を小さくすれば、本体基板15にバリとして残る可能性のある領域19は小さくなるが、ルーター加工用のドリルの強度が低下してしまい、最悪の場合、ドリルが切断されてしう可能性があった。
【0008】
一方、本体基板15に発光ダイオードなどの発光素子を複数配置したものを樹脂などからなる筐体内部に配置することによりディスプレイユニットとする際は、バリが大きく発生した場合には、本体基板15を筐体内部に実際に配置できない可能性があった。この場合、バリを削る必要があるが、バリを削るための作業時間が新たに生じ、さらには費用の拡大となる。
【0009】
また、バリの発生を考慮すると、筐体内部における本体基板の配置スペースを、配置する本体基板に対してある程度大きめに形成する必要があった。このために、ディスプレイユニットの最端部に配置された発光素子とそれに隣接する筐体側壁との距離が必要以上に大きくなってしまう。このため、複数のディスプレイユニットを組み合わせて1つのディスプレイとする場合には、隣り合う各ディスプレイユニットの最端部に配置される発光素子間の距離が、1つのディスプレイユニット内における隣接する発光素子間の距離よりも大きくなってしまうために、複数のディスプレイユニットにより構成される1つのディスプレイとして、発光素子間の距離を均一にできない、すなわち発光素子を高密度に配置できないという問題があった。
【0010】
さらに、バリが生じた本体基板を筐体内部に配置できたとしても、雨水などの浸入を防ぐシリコーン樹脂などからなる封止剤を表示面側に充填する際には、バリにより生じる筐体内壁と本体基板との隙間から封止材が漏洩してしまうという問題もあった。
【0011】
そこで、本発明は、上述した点に鑑み、切断後の本体基板に発生するバリを効果的に軽減することができるプリント基板およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、本体基板と捨て基板との切断箇所に溝を備えており、一方の長辺が上記切断箇所に位置すると共に対向する他方の長辺が上記捨て基板側に位置したスリットを有するプリント基板である。特に、上記スリットが、その各先端部に、直径が上記スリットの幅よりも小さい円弧部を有しており、その円弧部が上記切断箇所と接する。
【0013】
さらに、上記スリットの各先端部は、上記スリットの幅よりも小さい直径を有する第1の円弧部と、上記スリットの幅を直径とし、上記切断箇所に対向するスリットの長辺に接する第2の円弧部と、を備えており、上記第1の円弧部と上記第2の円弧部との接線は、上記切断箇所に対して略垂直であることを特徴とする。
【0014】
本発明は、本体基板となる第1の基板と捨て基板となる第2の基板とから構成され、第1の基板と第2の基板との切断箇所に溝を備え、さらに対向する一方の長辺が切断箇所に一致すると共に他方の長辺が第2の基板側に位置したスリットを有するプリント基板の製造方法に関する。特に、切断箇所と接すると共に第2の基板側に位置する穴を形成する第1の工程と、穴の直径よりも幅が大きく各先端部が半円形状である貫通溝を、穴の一部が半円形状に重複するように形成してスリットとする第2の工程と、を含むことを特徴とする。これにより、本体基板から捨て基板を切断する際に生じるバリを効果的に低減させることができる。また、穴の一部が半円形状に重複するように形成することにより、穴および半円形状の大きさを適度な関係とすることができ、作業効率を低下させることなく行うことができる。
【0015】
また、第1の工程における穴の第2の工程における貫通溝と重複していない円弧部と、第2の工程における半円形状の第1の工程における穴と重複していない円弧部との接線が、切断箇所に対して略垂直に位置するように穴および貫通溝を形成することが好ましい。これにより、本体基板から捨て基板を切断する際に生じるバリをより効果的に低減させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(実施の形態)
図1に、本実施の形態におけるプリント基板1の概略図を示す。ここでは、プリント基板1が、本体基板2となる第1の基板と捨て基板3となる第2の基板とから構成される例について説明する。
【0017】
図1に示すプリント基板は、本体基板2と捨て基板3との切断箇所に溝として断面がV字型のV字型溝5を備え、さらに所定の部位にスリット4を備える。ここで、スリット4は、対向する一方の長辺が本体基板2と捨て基板3との切断箇所に位置すると共に他方の長辺が捨て基板3側に位置している。また、V字型溝5はプリント基板1に回転カッターなどにより形成される。なお、V字型溝5はプリント基板の片面または両面に形成することができるが、好ましくは両面に形成するとよい。これにより、本体基板2と捨て基板3とを切断箇所にてより容易に切断することができる。
【0018】
図2に、図1のプリント基板におけるスリット4の先端部付近4aの拡大図を示す。ここで、本発明のプリント基板1は、スリット4の各先端部がそれぞれ、切断箇所と接する第1の円弧部41と、切断箇所に対向するスリット4の長辺に接すると共にスリット4の幅を直径する第2の円弧部43を備える。さらに、第1の円弧部41の直径は、第2の円弧部43の直径よりも小さいことを特徴とする。
【0019】
また、第1の円弧部41、第2の円弧部43の大きさおよび位置関係によって、本体基板2から捨て基板3を分離した際に、本体基板2に捨て基板3の残留部分が生じる場合がある。そこで、この捨て基板の残留部分を除去するために、第1の円弧部41と異なる他の円弧部42を切断箇所に沿って捨て基板3側に1つ以上備えることが好ましい。これにより、本体基板2に残る捨て基板3の残留部分をさらに小さくすることができる。また、円弧部42の直径は特に限定されるものではないが、作業効率を考慮すると、第1の円弧部41の直径と同じであることが好ましい。
【0020】
また、第1の円弧部41と第2の円弧部43との接線は、本体基板2と捨て基板3との切断箇所に対して略垂直であることが好ましい。
【0021】
またここでは、本体基板2に、対向する一対の捨て基板3を備えたプリント基板について説明したが、本発明はこれに限定されず、本体基板のいずれの辺に捨て基板を備えてもよい。特に、本体基板の1つの角を介して隣接する各辺に捨て基板を備える場合、本体基板は角に沿って折れ曲がったスリットが施されることが好ましい。すなわち、バリを発生しやすい角に例えばL字型のスリットを形成することにより、角におけるバリの発生を完全に防止することができる。さらに、隣接する各捨て基板が連続して形成される場合、切断方向に延びた溝を捨て基板自体に備えることが好ましい。これにより、本体基板から捨て基板を容易に切断することができる。
【0022】
次に、本発明におけるプリント基板の製造方法の一例を図3に示す。図3に示すように、プリント基板は、切断箇所8を介して、第1の基板である本体基板6と第2の基板である捨て基板7とに分別される。ここで、本発明におけるプリント基板の製造方法は、切断箇所8と接すると共に捨て基板7側に位置する穴9を形成する第1の工程と、穴9の直径よりも幅が大きく各先端部が半円形状である貫通溝11を、穴9の一部が貫通溝11の半円形状に重複するように形成してスリットとする第2の工程と、を含むことを特徴とする。なお、図3においては、第1の工程が工程(a)に相当し、第2の工程が工程(c)に相当する。また、図3に示す(a)〜(d)は、最終的に形成されるスリット12の先端部付近の拡大図である。
【0023】
まず、本体基板6と捨て基板7との切断箇所8と接すると共に捨て基板7側に位置するように、穴9(以下、第1の穴ともいう)をドリルなどにより形成する(図3の工程(a)に相当する)。
【0024】
さらに、切断箇所8、工程(a)にて形成した穴9、および後に工程(c)にて形成する貫通溝11により囲まれた本体基板6に残る捨て基板7の残留部分が、作業上あるいは機能上好ましくない程度に大きい場合は、その残留部分に重複するように、工程(a)にて形成した第1の穴9と異なる第2の穴10を切断箇所8に沿って捨て基板7側にさらに形成することができる(図3の工程(b)に相当する)。これにより、切断箇所8、工程(a)にて形成した穴9、および後に形成される貫通溝11とに囲まれる捨て基板7の残留部分を効果的に除去することができる。また、工程(b)にて形成する第2の穴10は1つである必要はなく、複数形成することができる。これにより、より効果的に捨て基板7の残留部分を除去することができる。また、第2の穴10の直径は特に限定されるものではないが、作業効率を考慮すると第1の穴9の直径と同じであることが好ましい。
【0025】
また、穴あけ工程(a)、(b)は、本体基板6に電子部品の実装あるいは各層を接続するスルーホールを備える場合には、スルーホールの穴あけ工程内で行われることが好ましい。これにより、作業工程を増加させることなく、すなわち作業効率を低下させることなく、工程(a)における第1の穴9さらには工程(b)における第2の穴10を形成することができる。
【0026】
次に、工程(a)における穴9の直径よりも幅が大きく各先端部が半円形状である貫通溝11を、工程(a)における穴9の一部が貫通溝11の先端部の半円形状に重複するように形成する(図3の工程(c)に相当する)。ここで、貫通溝11は、対向する一方の長辺が本体基板6と捨て基板7との切断箇所8に位置すると共に他方の長辺が捨て基板7側に位置している。本実施の形態では、このように工程(a)〜(c)を経ることにより工程(a)における第1の穴9、工程(b)における第2の穴10、および工程(c)における貫通溝11が形成され、除去された全ての部分により1つのスリット12が形成される。
【0027】
また、工程(a)の穴9における工程(c)の貫通溝11と重複していない円弧部と、工程(c)の半円形状における工程(a)の穴9と重複していない円弧部との接線が、切断箇所8に対して略垂直に位置するように工程(a)の穴9および工程(c)の貫通溝11を形成することが好ましい。
【0028】
最後に、回転カッターなどにより切断箇所8に溝を形成する(図3の工程(d)に相当する)。ここでは、溝を断面がV字型のV字型溝13とする。なお、V字型溝13はプリント基板の片面または両面に形成することができるが、好ましくは両面に形成するとよい。これにより、本体基板6と捨て基板7とを切断箇所8にてより容易に切断することができる。またここでは、溝としてV字型溝を形成したが、もちろん、片刃の回転カッターなどにより他の断面形状を有する溝を形成してもよい。
【0029】
このように工程(a)〜(d)を経ることにより、本発明のプリント基板を形成することができる。また、本実施の形態では、工程(a)〜(d)の順に作業を行ったが本発明はこれに限定されず、各工程を任意の順で行うことができる。
【0030】
また、本実施の形態では、工程(a)の穴9と工程(c)の貫通溝11を形成することにより生じる切断方向でありスリット内部に突起した捨て基板の突起部を除去していないが、もちろん除去してもよい。
【0031】
また、工程(a)の第1の穴9、工程(b)の第2の穴10を形成するために用いられるドリルの直径は特に限定されるものではないが、0.3〜0.9mmが好ましく、さらに好ましくは0.5〜0.7mmとするとよい。これにより、切断箇所8、工程(a)の穴9、および工程(c)の貫通溝11により囲まれた本体基板6に残る捨て基板7の残留部分を除去するために、工程(b)を必要以上に多く行わなくてよい。すなわち、作業効率を低下させずに、本体基板6と捨て基板7とを切断した後に本体基板6に残る可能性がある領域を効果的に減少させることができる。
【0032】
さらに、工程(c)の貫通溝11に用いるルーター加工用のドリルの直径は特に限定されるものではないが、1.0〜2.0mmが好ましく、さらに好ましくは1.3〜1.7mmとするとよい。これにより、ルーター加工を行うドリル自体の強度を確保することができると共に、本体基板6と捨て基板8とを切断した後に本体基板6にバリとして残る可能性がある領域を適度に減少させることができる。
(実施例)
以下に、本発明の実施例について説明する。
【0033】
まず、第1の基板である本体基板と第2の基板である捨て基板との切断箇所に接すると共に捨て基板側に位置するように、直径0.6mmの穴(以下、第1の穴ともいう)をドリルにより形成した(図3の工程(a)に相当する)。次に、切断箇所、第1の穴、および後に形成する貫通溝により囲まれた本体基板に残る捨て基板の残留部分の大部分を除去するために、第1の穴と異なる第2の穴を、捨て基板側に切断箇所に沿って形成した(図3の工程(b)に相当する)。
【0034】
なお、第2の穴の直径は本実施例では第1の穴の直径と同じとする。また、このような穴あけ作業は、本体基板にスルーホールを形成する必要がある場合には、スルーホールの形成と同時に行う。また、第2の穴は、形成位置を少しずつずらしてより多く形成する方が、切断箇所、第1の穴、および後に形成する貫通溝により囲まれた本体基板に残る捨て基板の残留部分をより完全に除去することができるが、本実施例では第2の穴を1つのみ形成した。本実施例のように、第1の穴および第2の穴の直径を0.6mmとし、後に形成する貫通溝の幅を1.5mmとした場合は、第2の穴を1つ設けただけでも、切断箇所、第1の穴、および後に形成する貫通溝により囲まれた本体基板に残る捨て基板の残留部分を十分に除去することができる。
【0035】
次に、特殊形状のドリルをプリント基板に貫通させ所定の方向にスライドさせるルーター加工により、切断箇所に沿って貫通溝を捨て基板側に形成した(図3の工程(c)に相当する)。ここで、貫通溝は、第1の穴および第2の穴の一部と重複している。このように、第1の穴、第2の穴、および貫通溝を形成することにより、1つのスリットとなる。また、貫通溝の両先端部はルーター加工のために半円形状となるが、半円形状の円弧部と、第1の穴の貫通溝と重複していない円弧部との接線が、切断箇所に対して略垂直になるように形成した。また、本実施例では、貫通溝の幅を1.5mmとした。すなわち、貫通溝の両先端部の半円形状の直径は1.5mmとなる。
【0036】
最後に、プリント基板の両面における切断箇所に回転カッターにより断面がV字型のV字型溝を形成した(図3の工程(d)に相当する)。ここでは、V字角が30°の回転カッターを用いて、V字型溝の頂点と切断箇所とが一致するようにV字型溝を形成した。本実施例では、溝としてV字型溝を形成したが、もちろん、片刃の回転カッターなどにより他の断面形状を有する溝を形成してもよい。
【0037】
このようにすることにより、スリットの両先端部が本体基板から捨て基板に向かってそれぞれ、直径0.6mmの第1の円弧部と、直径1.5mmの第2の円弧部を備えたプリント基板を得た。
【0038】
【発明の効果】
以上に示すように、本発明の本体基板と捨て基板から構成されるプリント基板は、本体基板と捨て基板を切断した後における本体基板に残るバリの発生を効果的に低減させることができる。
【0039】
特に、本体基板に発光ダイオードなどの発光素子を実装したものを筐体内部に配置して、ディスプレイユニットとする場合、最端部に位置する発光素子と筐体の側壁との距離を最小にすることができる。すなわち、複数のディスプレイユニットを隣接して配置させ1つのディスプレイとする場合において、全ての発光素子を均一にかつ高密度に配置することができる。
【0040】
また、筐体内部に本体基板を配置した後、雨水などの浸入を防止する封止剤を充填する場合においては、バリにより生じる筐体内壁と本体基板との隙間を最小限に抑えることができるので、隙間から封止材が漏洩するのを効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプリント基板の概略を示す平面図である。
【図2】 本発明のプリント基板におけるスリットの先端部の概略を示す拡大図である。
【図3】 本発明のプリント基板の製造方法を示すスリットの先端部の拡大図である。
【図4】 従来から用いられるプリント基板の概略を示す平面図である。
【図5】 従来から用いられるプリント基板におけるスリットの先端部の概略を示す拡大図である。
【符号の説明】
1、14・・・プリント基板
2、6、15・・・本体基板(第1の基板)
3、7、16・・・捨て基板(第2の基板)
4、12、17・・・スリット
4a、17a・・・スリットの先端部付近
41・・・第1の円弧部
42・・・第1の円弧部と異なる他の円弧部
43・・・第2の円弧部
5、13、18・・・V字型溝
8・・・切断箇所
9・・・第1の穴
10・・・第2の穴
11・・・貫通溝
19・・・バリとして本体基板に残る可能性のある領域
Claims (3)
- 本体基板と捨て基板との切断箇所に溝を備えており、一方の長辺が前記切断箇所に位置すると共に対向する他方の長辺が前記捨て基板側に位置したスリットを有するプリント基板において、
前記スリットの各先端部は、前記スリットの幅よりも小さい直径を有し、前記切断箇所と接する第1の円弧部と、前記スリットの幅を直径とし、前記切断箇所に対向するスリットの長辺に接する第2の円弧部と、を備えており、
前記第1の円弧部と前記第2の円弧部との接線は、前記切断箇所に対して略垂直であることを特徴とするプリント基板。 - 本体基板となる第1の基板と捨て基板となる第2の基板とから構成され、前記第1の基板と前記第2の基板との切断箇所に溝を備え、さらに対向する一方の長辺が前記切断箇所に一致すると共に他方の長辺が前記第2の基板側に位置したスリットを有するプリント基板の製造方法において、
前記切断箇所と接すると共に前記第2の基板側に位置する穴を形成する第1の工程と、
前記穴の直径よりも幅が大きく各先端部が半円形状である貫通溝を、前記穴の一部が前記半円形状に重複するように形成してスリットとする第2の工程と、を含むことを特徴とするプリント基板の製造方法。 - 前記第1の工程における穴の前記第2の工程における貫通溝と重複していない円弧部と、前記第2の工程における半円形状の前記第1の工程における穴と重複していない円弧部との接線が、前記切断箇所に対して略垂直に位置するように前記穴および前記貫通溝を形成することを特徴とする請求項2に記載のプリント基板の製造方法。
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