JP3939414B2 - 高強度アルミニウム合金製ねじおよびその製造方法 - Google Patents

高強度アルミニウム合金製ねじおよびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高強度の6000系アルミニウム合金製ねじおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
アルミニウム合金製構造物の組立てに用いる鋼製ねじ(ボルトを含む、以下ねじで代表する)は、強度的には問題ないが、腐食環境では電食が起きるためZnまたはNiをめっきして用いられる。しかしめっきが剥がれたり或いは腐食環境が特に悪いときは電食を防止することができない。鋼製のねじについてはJIS−B−1051-1991 「鋼製ボルト・小ねじの機械的性質」で規格されている。ステンレス製ねじはアルミニウム合金と相性が良く電食し難いので、A6063合金の窓用サッシを始めとする多くのアルミニウム合金製構造物に用いられている。ステンレス製ねじについてはJIS−B−1054-1985 「ステンレス鋼製耐食ねじ部品の機械的性質」で規格されている。
【0003】
ところで、近年、地球資源の有効活用、省エネルギー、環境の清浄化等の観点から、材料のリサイクルが強く叫ばれている。
アルミニウムは、原料のボーキサイトを精錬し地金にするには莫大な電気エネルギーを要するが、アルミニウムは低融点のためアルミスクラップの再溶解にはそれほどエネルギーを要さずリサイクル効果が大きい。
しかし、アルミニウム合金製構造物のスクラップは、そのまま再溶解すると鋼製またはステンレス製ねじが溶解するため、得られるアルミニウム合金の純度が低下する。ねじを外して再溶解するのは手間を要しリサイクル効果が半減する。
【0004】
前記再溶解による純度低下の問題はアルミニウム合金製ねじを用いることにより解決でき、現にアルミニウム合金製ねじは市販されている。リサイクルの点からは、例えば、A6063合金製窓用サッシには、同じ6000系合金のねじを使用することが望ましい。アルミニウム合金製ねじについてはJIS−B−1057-1989 「非鉄金属製ねじ部品の機械的性質」で規格されている。
【0005】
一方、自動車産業では省エネルギーや環境清浄化に対して努力が続けられ、その最も有力な対策は、車体をアルミ化して軽くすることに落ち着きつつある。
アルミ車体の構造は、プレス加工板に強度メンバーを兼用させた従来のモノコック式から、骨となる形材にボディーを載せるスペースフレーム式が検討されている。前記形材には高強度で押出性にも優れるJIS−A6000系合金が採用される公算が高い。形材とボディの接合には、従来の抵抗スポット溶接に代わって信頼性が高く省エネ的なねじを用いた機械的接合が大々的に採用される見通しである。アルミ車体の自動車にもリサイクル性が要求され、そこには当然アルミ合金製ねじが使用され、その合金には形材と同じ6000系合金が望ましい。
【0006】
ところで、JIS−B−1057-1989 「非鉄金属製ねじ部品の機械的性質」には、アルミニウム合金製ねじとして、AL1(A5052)、AL2(A5056)、AL3(A6061)、AL4(A2024)、AL5(7N01)、AL6(A7075)の6種類が規格化されている。
ねじ(ボルトを含む)の規格を表1に示す。
【0007】
【表1】
Figure 0003939414
(注)▲1▼M4のねじり強さ、単位:N・M。ねじり強さは各ねじ径ごとに規定 されている。
【0008】
次に、前記ねじの従来の製造工程を示す。
Figure 0003939414
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前記工程で作製した従来のねじを窓用サッシや自動車に用いる場合の問題点は次の通りである。
(1)AL1(A5052)は6000系合金ではないのでリサイクル性に劣る。切削加工材は強度が低く(300N/mm2 以下)、加工コストが高い。ヘッダー加工・ねじ転造加工材は強度が低い(300N/mm2 以下)。
(2)AL2(5056)は6000系でないのでリサイクル性に劣る。切削加工材はコストが高い。ヘッダー加工・ねじ転造加工材は加工性が悪いので加工中に割れ易い。
(3)AL3(A6061)については、切削加工材は加工コストが高い。ヘッダー加工・ねじ転造加工材は加工性が悪く加工中に割れ易い。
(4)AL4(A2024)は6000系でないのでリサイクル性に劣る。また腐食し易い。切削加工材は加工コストが高い。ヘッダー加工・ねじ転造加工材は加工性が悪く加工中に割れ易い。
(5)AL5(A7N01)は6000系でないのでリサイクル性に劣る。また腐食し易い。切削加工材は加工コストが高い。ヘッダー加工・ねじ転造加工材は加工性が悪く加工中に割れ易い。
(6)AL6(A7075)は6000系でないのでリサイクル性に劣る。また腐食し易い。切削加工材は加工コストが高い。ヘッダー加工・ねじ転造加工材は加工性が悪く加工中に割れ易い。
【0010】
前記ねじ規格の中に6000系合金を求めるとAL3がある。
AL3(A6061−T6)は、引張強さ320N/mm2 、耐力250N/mm2 、伸び7%、ねじり強さ(M4)1.4N・mが規格値である。
自動車の組立構造に用いられるねじには、引張強さ350N/mm2 以上、耐力300N/mm2 以上、伸び6%以上が要求され、ねじり強さは従来のボルト・ナット式からタッピングねじ式に移行する傾向が見られるためAL3の規格値の10%以上高い値が望まれている。さらに、錆びないこと、低コストなことも望まれる。
本発明は、引張強さ350N/mm2 以上、耐力300N/mm2 以上、伸び6%以上、ねじり強さがAL3規格値の10%以上高く、自動車の組立構造に十分耐える機械的性質を有し、しかも錆び難く、低コストの高強度アルミニウム合金製ねじの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、Mg:0.5〜1.5wt%、Si:0.5〜1.5wt%、Cu:0.5〜1.5wt%、Mn:0.2〜0.5wt%、Ti:0.005〜0.1wt%、B:0.001〜0.05wt%、Zr:0.05〜0.25wt%を含有し、残部アルミニウムおよび不可避不純物からなり、引張強さが350N/mm 2 以上、耐力が300N/mm 2 以上、伸びが6%以上、ねじり強さがJIS−B−1057 -1989 のAL3(A6061−T6)のねじ強さより10%以上高い値であることを特徴とする高強度アルミニウム合金製ねじである。
【0012】
請求項2記載の発明は、Mg:0.5〜1.5wt%、Si:0.5〜1.5wt%、Cu:0.5〜1.5wt%、Mn:0.2〜0.5wt%、Ti:0.005〜0.1wt%、B:0.001〜0.05wt%、Zr:0.05〜0.25wt%を含有し、かつ、Sc、希土類元素、Vのうち少なくとも1種を含み、それぞれを単独で添加する場合は、Sc:0.05〜1wt%、希土類元素:0.05〜1wt%、V:0.05〜0.5wt%とし、2種類以上を同時に添加する場合は、それぞれの添加量の総和が0.05〜0.7wt%とし、残部アルミニウムおよび不可避不純物からなり、引張強さが350N/mm 2 以上、耐力が300N/mm 2 以上、伸びが6%以上、ねじり強さがJIS−B−1057 -1989 のAL3(A6061−T6)のねじ強さより10%以上高い値であることを特徴とする高強度アルミニウム合金製ねじである。
【0013】
請求項3記載の発明は、Mg:0.5〜1.5wt%、Si:0.5〜1.5wt%、Cu:0.5〜1.5wt%、Mn:0.2〜0.5wt%、Ti:0.005〜0.1wt%、B:0.001〜0.05wt%、Zr:0.05〜0.25wt%を含有し、残部アルミニウムおよび不可避不純物からなるアルミニウム合金を溶解、鋳造し、得られる鋳塊を均質化処理し、次いで、適宜焼鈍を入れながら、押出法、抽伸法、または圧延法のいずれかによりねじ用素線に加工し、このねじ用素線の最終焼鈍後の加工率を40%以上とし、次いでこのねじ用素線を所定温度で焼鈍したのち、前記素線をねじに成形し、このねじ成形体を溶体化処理後急冷し、次いで人工時効硬化処理を行って、長手方向の結晶粒長さを200μm以下、引張強さを350N/mm2 以上、耐力を300N/mm2 以上、伸びを6%以上、ねじり強さをJIS−B−1057-1989 のAL3(A6061−T6)のねじ強さより10%以上高い値にすることを特徴とする高強度アルミニウム合金製ねじの製造方法である。
【0014】
請求項4記載の発明は、Mg:0.5〜1.5wt%、Si:0.5〜1.5wt%、Cu:0.5〜1.5wt%、Mn:0.2〜0.5wt%、Ti:0.005〜0.1wt%、B:0.001〜0.05wt%、Zr:0.05〜0.25wt%を含有し、かつ、Sc、希土類元素、Vのうち少なくとも1種を含み、それぞれを単独で添加する場合は、Sc:0.05〜1wt%、希土類元素:0.05〜1wt%、V:0.05〜0.5wt%とし、2種類以上を同時に添加する場合は、それぞれの添加量の総和が0.05〜0.7wt%とし、残部アルミニウムおよび不可避不純物からなるアルミニウム合金を溶解、鋳造し、得られる鋳塊を均質化処理し、次いで、適宜焼鈍を入れながら、押出法、抽伸法、または圧延法のいずれかによりねじ用素線に加工し、このねじ用素線の最終焼鈍後の加工率を40%以上とし、次いでこのねじ用素線を所定温度で焼鈍したのち、前記素線をねじに成形し、このねじ成形体を溶体化処理後急冷し、次いで人工時効硬化処理を行って、長手方向の結晶粒長さを200μm以下、引張強さを350N/mm2 以上、耐力を300N/mm2 以上、伸びを6%以上、ねじり強さをJIS−B−1057-1989 のAL3(A6061−T6)のねじ強さより10%以上高い値にすることを特徴とする高強度アルミニウム合金製ねじの製造方法である。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明において、MgとSiは本発明ねじの主要構成元素で、強度向上に寄与する。MgとSiが共存するときは、焼入れおよび人工時効硬化処理によってMg2 Siが析出して強度が向上する。
本発明において、Mgを0.5〜1.5wt%、Siを0.5〜1.5wt%にそれぞれ規定する理由は、いずれが0.5wt%未満でもその強度が十分向上せず、またいずれが1.5wt%を超えても引張特性、ねじり強さ、ヘッダー加工性、および転造加工性が低下するためである。
【0016】
Cuは、Mg、Siと共に強度向上に寄与する。その含有量を0.5〜1.5wt%に規定する理由は、0.5%未満ではその効果が十分に得られず、1.5wt%を超えると、引張特性、ねじり強さ、ヘッダー加工性、転造加工性、耐蝕性が低下するためである。
【0017】
Mnは一部マトリックスに固溶して強度向上に寄与する。また不純物として含有されるAl−Fe系化合物と結合してAl−Fe−Mn系のロッド状化合物を形成しヘッダー加工性および転造加工性の向上に寄与する。さらにMnはMg2 Siの析出を促進する。
Mnは0.2wt%未満ではその効果が十分に得られず、1.5wt%を超えると巨大な介在物が生成して、引張特性、ねじり強さ、ヘッダー加工性、および転造加工性が低下する。従ってMnは0.2〜0.5wt%含有させる。
【0018】
Tiまたは/およびBは鋳造割れ性を改善し、またヘッダー加工性および転造加工性を向上させる。Tiが0.005wt%未満、或いはBが0.001wt%未満ではその効果が十分に得られず、Tiが0.1wt%を超え、或いはBが0.05wt%を超えると粗大な介在物が生成して引張特性、ねじり強さ、ヘッダー加工性、および転造加工性が低下する。従って、Tiは0.005〜0.1wt%、Bは0.001〜0.05wt%含有させる。
【0019】
Zrは熱処理時の結晶粒の粗大化を防止し、特にヘッダー加工性および転造加工性を向上させる。Zrの含有量は、0.05wt%未満ではその効果が十分に得られず、0.25wt%を超えると粗大な介在物が生成して、引張特性、ねじり強さ、ヘッダー加工性、および転造加工性が低下する。
【0020】
Sc、希土類元素、Vは、いずれも結晶組織の微細化を助長し、また引張強さ、ねじり強さ、ヘッダー加工性、転造加工性を改善する。
Sc、希土類元素、Vを単独で用いる場合は、それぞれ、0.05wt%未満ではその効果が十分に得られず、Sc、希土類元素の含有量が1wt%を超えると、またVの含有量が0.5wt%を超えると粗大介在物が生成し、引張特性、ねじり強さ、ヘッダー加工性、および転造加工性が低下する。
Sc、希土類元素、Vのうちの2以上を含有させる場合は、各含有量(wt%)の和が0.05wt%未満ではその効果が十分に得られず、Sc、希土類元素、Vの含有量の和が0.7wt%を超えると粗大介在物が生成して、引張特性、ねじり強さ、ヘッダー加工性、および転造加工性が低下する。
【0021】
希土類元素としては、La、Ce、Pr、Nd、Sm等のうち1種又は2種以上用いることができ、これらのうちいずれか1種の含有量、あるいは2種以上の合計の含有量が0.05〜1wt%の範囲であれば良い。
前記諸元素のうちの2種以上を含む合金として、例えば、Ce、Laを主成分とするミッシュメタル(通常、Ce45〜50wt%、La20〜40wt%、残部その他の希土類元素(Pr、Nd、Sm等)と不可避不純物からなる)がある。
前記の各希土類元素やミッシュメタルは、いずれも同等の効果を示すが、価格的には、ミッシュメタルの方が希土類元素単体より安く有利である。
【0022】
本発明では、前記合金を、常法により、溶解、鋳造し、得られる鋳塊に均質化処理を施したのち、押出、抽伸、または圧延のいずれかの方法により、焼鈍を入れながら、ねじ用素線に加工する。
本発明において、ねじ用素線の最終焼鈍後の加工率を40%以上にする理由は、加工率が40%未満では、その後の焼鈍で、Zrが添加されているとは言え、結晶粒が粗大化し、ヘッダー加工性および転造加工性が低下し、ねじ加工中に割れ等の欠陥が発生し易くなるためである。ねじ用素線の最終焼鈍後の加工度を40%以上にすると、Zrとの相乗効果でその後の焼鈍でも結晶粒が粗大化せず、結晶粒は微細なままで、ねじのヘッダー加工および転造加工中に割れ等の欠陥が発生せず、加工が容易に行われる。
【0023】
ねじ用素線は、ねじ加工などがし易くなるように焼鈍したのち、ヘッダー加工および転造加工によりねじ形状に加工される。次いで焼入れ、人工時効硬化処理を施して強度を高めてねじが完成する。
このような工程で加工することにより、ねじの長手方向の結晶粒の平均長さが200μm以下に押さえられる。また引張強さを350N/mm2 以上、耐力を300N/mm2 以上、伸びを6%以上、ねじり強さをJIS−B−1057-1989 のAL3(A6061−T6)の10%以上高い値にすることができる。
本発明で、ねじの長手方向の結晶粒の平均長さを200μm以下に押さえる理由は、200μmを超えると靱性が低下し、ねじの締め付け時に割れたりするためである。前記結晶粒の平均長さは100μm以下が特に望ましい。
【0024】
【実施例】
(実施例1)
表2のNo.1〜27に示す本発明組成のアルミニウム合金を半連続鋳造法で219mmφのビレットに鋳造し、得られた鋳塊を長さ300mmに切断し、これを540℃で4時間均質化処理し、次いで470℃で熱間押出して9mmφの線材とし、この線材を表4に示す製造工程Aにより3.46mmφの素線に加工した。次いでこの素線1を切断機2で所定長さに切断し(図1イ)、これをヘッダー加工機3により頭部4を形成し(図1ロ)、ねじ転造加工機5によりねじ部6を形成し(図1ハ、ニ)た。次に540℃で1時間加熱後水焼き入れしたのち、180℃で8時間人工時効硬化処理を行ってM4のねじを製造した。M4ねじ7の寸法を図2に示す。
なお、加工性の悪いものは、前記頭部形成時に、頭部の付け根や十字溝部に割れが発生し、前記転造加工時に、ねじ部に割れが発生した。
【0025】
(比較例1)
表3の No.28〜49に示す本発明組成以外のアルミニウム合金を半連続鋳造法で219mmφのビレットに鋳造し、得られた鋳塊を長さ300mmに切断し、これを540℃で4時間均質化処理し、次いで470℃で熱間押出して9mmφの線材とし、この線材を表4に示す製造工程Bにより3.46mmφの素線とし、この素線を実施例1と同じように加工してM4のねじを製造した。
【0026】
(従来例1)
表3の No.50〜54に示す従来合金(A6061、A5052、A5056、A2024、A7N01)を半連続鋳造法で219mmφのビレットに鋳造し、得られた鋳塊を比較例1と同じように加工してM4のねじを製造した。
【0027】
得られた各々のねじについて、ねじ加工性(ヘッダー加工性、ねじ転造性)を調べた。また引張試験、ねじり試験、長手方向の断面のミクロ組織観察、腐食試験を行った。結果を表4〜7に示す。
試験、観察方法、或いは良、不良の判定基準を下記に示す。
(1)ヘッダー加工性:ヘッダー加工が問題なくできたもの…良(○)。
ヘッダー加工中割れたもの…………不良(×)。
(2)転造加工性:M4のねじ加工が問題なくできたもの……良(○)。
M4のねじ転造中に割れたもの…………不良(×)。
(3)引張特性:図3に示すように、M4ねじ7を上チャック8と下チャック9で挟んで引張試験した。
引張強さが350N/mm2 以上のもの………良(○)。
引張強さが350N/mm2 未満のもの……不良(×)。
耐力が300N/mm2 以上のものを…………良(○)。
耐力が300N/mm2 未満のものを………不良(×)。
伸びが6%以上のもの……………………………良(○)。
伸びが6%未満のもの…………………………不良(×)。
(4)ねじり強さ:図4に示すように、M4ねじ7を固定治具10にハンドル11を回してしっかり固定したのち、M4ねじ7をトルクメーター12に取付けたプラスドライバー13で破断するまで回し、破断時のトルク値(ねじり強さ)を求めた。ねじり強さの基準値はAL3の規格値1.4N・mより10%以上高い1.54N・mとした。
ねじり強さが1.54N・m以上のもの………良(○)。
ねじり強さが1.54N・m未満のもの……不良(×)。
(5)結晶粒長さの測定:図5(イ)、(ロ)に示すように、M4ねじ7を縦に切断し、その断面を研磨したのち、エッチングして、金属顕微鏡で14の部分を観察し、各結晶粒の長手方向の長さ15を50個の結晶粒について測定した。
平均値が200μm以下のもの…………………良(○)。
平均値が200μmを超えたもの……………不良(×)。
(6)腐食試験方法:図6に示すように、M4ねじ7と同じ材質のナット16でA6063合金板(3×100×100mm)17を締めつけて試験体とし、これをステンレス製の槽18中の5%食塩水19中に浸漬した。前記試験体は絶縁性のベークライト台20上に配置した。
1000時間経過後、試験体を取出し腐食状況を調べた。
耐食性がA6061製ボルトと同等のもの………………良(○)。
耐食性がA6061製ボルトより劣るもの……………不良(×)。
【0028】
【表2】
Figure 0003939414
【0029】
【表3】
Figure 0003939414
【0030】
【表4】
Figure 0003939414
【0031】
【表5】
Figure 0003939414
【0032】
【表6】
Figure 0003939414
【0033】
【表7】
Figure 0003939414
【0034】
【表8】
Figure 0003939414
【0035】
【表9】
Figure 0003939414
【0036】
【表10】
Figure 0003939414
【0037】
【表11】
Figure 0003939414
【0038】
表5〜11より明らかなように、本発明例のNo.1〜54(表5〜8)はいずれも、加工性、ねじの引張試験、ねじり試験、ミクロ組織、腐食試験において良好な特性を示し、総合的に、従来例の No.77〜86(表11) より優れるものであった。また製造工程(表4)については、ねじの引張試験、ねじり試験、ミクロ組織に関し、Aの方がBより良好な特性を示した。
これに対し、比較例の No.55〜76(表9、10)は、合金組成が本発明組成外のため、いずれかの特性が不良となり、総合評価に劣るものとなった。
【0039】
(実施例2)
表2のNo.1〜27に示す本発明組成のアルミニウム合金を半連続鋳造法で219mmφのビレットに鋳造し、得られた鋳塊を長さ300mmに切断し、これを540℃で4時間均質化処理し、次いで470℃で熱間押出して10mmφの線材とし、この線材を表9に示す製造工程Cにより7.1mmφの素線に加工した。
次にこの素線21を切断機2で所定長さに切断し(図7イ)、これを丸頭→6角頭の2段階でヘッダー加工して頭部24を形成し(図7ロ、ハ)、ねじ転造加工機によりねじ部26を形成し(図7ニ)、次いで540℃で1時間加熱後水焼入れしたのち、180℃で8時間人工時効硬化処理を行ってM8ボルト27を製造した。M8ボルト27の寸法を図8に示す。
なお、加工性の悪いものは、頭部形成時に、頭部の付け根や十字溝部に割れが発生し、転造加工時に、ねじ部に割れが発生した。
【0040】
(比較例2)
表3の No.28〜49に示す本発明組成以外のアルミニウム合金を半連続鋳造法で219mmφのビレットに鋳造し、得られた鋳塊を長さ300mmに切断し、これを540℃で4時間均質化処理し、次いで470℃で熱間押出して10mmφの線材とし、この線材を表9に示す製造工程Dにより7.1mmφの素線とし、この素線を実施例2と同じように加工してM8のボルトを製造した。
【0041】
(従来例2)
表3の No.50〜54に示す従来合金(A6061、A5052、A5056、A2024、A7N01)を半連続鋳造法で219mmφのビレットに鋳造し、得られた鋳塊を比較例2と同じように加工してM8のボルトを製造した。
【0042】
得られた各々のねじについて、ねじ加工性(ヘッダー加工性、ねじ転造性)を調べた。またねじの引張試験、長手方向の断面のミクロ組織観察、腐食試験を実施例1と同じ方法により行った。結果を表10〜15に示す。
【0043】
【表12】
Figure 0003939414
【0044】
【表13】
Figure 0003939414
【0045】
【表14】
Figure 0003939414
【0046】
【表15】
Figure 0003939414
【0047】
【表16】
Figure 0003939414
【0048】
【表17】
Figure 0003939414
【0049】
【表18】
Figure 0003939414
【0050】
表12〜18より明らかなように、本発明例の No.87〜140(表12〜15) はいずれも加工性、ねじの引張試験、ミクロ組織、腐食試験において良好な特性を示し、総合的に従来例のNo.163〜167(表18) より優れるものであった。また製造工程(表9)については、ねじの引張試験、ねじり試験、ミクロ組織に関し、Cの方がDより良好な特性を示した。
これに対し、比較例のNo.141〜162(表16〜17) は、合金組成が本発明組成外のため、いずれかの特性が不良となり、総合評価に劣るものとなった。
【0051】
以上、アルミニウム合金製ねじ(ボルトを含む)について説明したが、本発明は、ナット類に適用しても同様の効果が得られ、本発明のねじ(ボルトを含む)と組み合わせて用いることにより、より大きい効果が得られる。
【0052】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明の高強度アルミニウム合金製ねじ(ボルトを含む)は、引張強さが350N/mm2 以上、耐力が300N/mm2 以上、伸びが6%以上、ねじり強さがJIS−B−1057-1989 のAL3(A6061−T6)の10%以上、長手方法の平均結晶粒長さが200μm以下のもので、アルミニウム合金製構造物を接合するためのねじ・ボルトとして十分な引張特性、ねじり強さ、および耐応力腐食割れ性を有し、安定した高い継手強度が得られる。またヘッダー加工性、ねじ転造加工性にも優れ加工が容易である。また本発明のねじは6000系合金なので、例えば、サッシ、自動車などの6000系合金製構造物の接合に用いたとき、スクラップの再溶解で純度の低下が少なく、リサイクル性に優れるものである。さらに、本発明のねじは、製造条件を一部規定した通常の製造方法により容易に製造することができる。依って、工業上顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)〜(ニ)は、M4ねじの成形加工説明図である。
【図2】M4のねじの寸法説明図である。
【図3】ねじの引張試験の模式図である。
【図4】ねじり試験機の斜視図である。
【図5】(イ)は結晶粒長さ測定用試験片、(ロ)は結晶粒長さの測定方法の説明図である。
【図6】腐食試験方法の説明図である。
【図7】(イ)〜(ニ)は、M8ボルトの成形加工説明図である。
【図8】M8ボルトの寸法説明図である。
【符号の説明】
1 M4ねじ用素線
2 切断機
3 ヘッダー加工機
4 M4ねじの頭部
5 ねじ転造加工機
6 M4ねじのねじ部
7 M4ねじ
8 上チャック
9 下チャック
10 固定治具
11 ハンドル
12 トルクメーター
13 プラスドライバー
14 M4ねじの結晶粒長さ測定箇所
15 結晶粒の長さ
16 ナット
17 A6063合金板
18 ステンレス製の槽
19 食塩水
20 ベークライト台
21 M8ボルト用素線
24 M8ボルトの頭部
26 M8ボルトのねじ部
27 M8ボルト

Claims (4)

  1. Mg:0.5〜1.5wt%、Si:0.5〜1.5wt%、Cu:0.5〜1.5wt%、Mn:0.2〜0.5wt%、Ti:0.005〜0.1wt%、B:0.001〜0.05wt%、Zr:0.05〜0.25wt%を含有し、残部アルミニウムおよび不可避不純物からなり、引張強さが350N/mm 2 以上、耐力が300N/mm 2 以上、伸びが6%以上、ねじり強さがJIS−B−1057 -1989 のAL3(A6061−T6)のねじ強さより10%以上高い値であることを特徴とする高強度アルミニウム合金製ねじ。
  2. Mg:0.5〜1.5wt%、Si:0.5〜1.5wt%、Cu:0.5〜1.5wt%、Mn:0.2〜0.5wt%、Ti:0.005〜0.1wt%、B:0.001〜0.05wt%、Zr:0.05〜0.25wt%を含有し、かつ、Sc、希土類元素、Vのうち少なくとも1種を含み、それぞれを単独で添加する場合は、Sc:0.05〜1wt%、希土類元素:0.05〜1wt%、V:0.05〜0.5wt%とし、2種類以上を同時に添加する場合は、それぞれの添加量の総和が0.05〜0.7wt%とし、残部アルミニウムおよび不可避不純物からなり、引張強さが350N/mm 2 以上、耐力が300N/mm 2 以上、伸びが6%以上、ねじり強さがJIS−B−1057 -1989 のAL3(A6061−T6)のねじ強さより10%以上高い値であることを特徴とする高強度アルミニウム合金製ねじ。
  3. Mg:0.5〜1.5wt%、Si:0.5〜1.5wt%、Cu:0.5〜1.5wt%、Mn:0.2〜0.5wt%、Ti:0.005〜0.1wt%、B:0.001〜0.05wt%、Zr:0.05〜0.25wt%を含有し、残部アルミニウムおよび不可避不純物からなるアルミニウム合金を溶解、鋳造し、得られる鋳塊を均質化処理し、次いで、適宜焼鈍を入れながら、押出法、抽伸法、または圧延法のいずれかによりねじ用素線に加工し、このねじ用素線の最終焼鈍後の加工率を40%以上とし、次いでこのねじ用素線を所定温度で焼鈍したのち、前記素線をねじに成形し、このねじ成形体を溶体化処理後急冷し、次いで人工時効硬化処理を行って、長手方向の結晶粒長さを200μm以下、引張強さを350N/mm2 以上、耐力を300N/mm2 以上、伸びを6%以上、ねじり強さをJIS−B−1057-1989 のAL3(A6061−T6)のねじ強さより10%以上高い値にすることを特徴とする高強度アルミニウム合金製ねじの製造方法。
  4. Mg:0.5〜1.5wt%、Si:0.5〜1.5wt%、Cu:0.5〜1.5wt%、Mn:0.2〜0.5wt%、Ti:0.005〜0.1wt%、B:0.001〜0.05wt%、Zr:0.05〜0.25wt%を含有し、かつ、Sc、希土類元素、Vのうち少なくとも1種を含み、それぞれを単独で添加する場合は、Sc:0.05〜1wt%、希土類元素:0.05〜1wt%、V:0.05〜0.5wt%とし、2種類以上を同時に添加する場合は、それぞれの添加量の総和が0.05〜0.7wt%とし、残部アルミニウムおよび不可避不純物からなるアルミニウム合金を溶解、鋳造し、得られる鋳塊を均質化処理し、次いで、適宜焼鈍を入れながら、押出法、抽伸法、または圧延法のいずれかによりねじ用素線に加工し、このねじ用素線の最終焼鈍後の加工率を40%以上とし、次いでこのねじ用素線を所定温度で焼鈍したのち、前記素線をねじに成形し、このねじ成形体を溶体化処理後急冷し、次いで人工時効硬化処理を行って、長手方向の結晶粒長さを200μm以下、引張強さを350N/mm2 以上、耐力を300N/mm2 以上、伸びを6%以上、ねじり強さをJIS−B−1057-1989 のAL3(A6061−T6)のねじ強さより10%以上高い値にすることを特徴とする高強度アルミニウム合金製ねじの製造方法。
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