JP3938545B2 - 現像装置取付状態判定システム,画像形成装置 - Google Patents

現像装置取付状態判定システム,画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,プリンタ,ファクシミリ或は複写機等の電子写真方式あるいは静電記録方式の多色画像形成装置を含む画像形成装置及び画像形成装置に用いられる現像装置の適否を判断するシステムに関するものであり,特に,カートリッジ式,或いはトナー補給式を採用する現像装置に設けられた静電容量を検出して,正しい現像装置が所定の位置に確実に装着されたか否かを判断することのできる現像装置取付状態判定システム及びこのシステムを備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記のようなプリンタ,ファクシミリ或は複写機等の画像形成装置では,感光体に形成された静電潜像をトナーで顕像化させるために現像装置を用いる。このような現像装置はそれ自身ユニット化されていたり,或は現像装置に収容されるトナー収容器がユニット化され,画像形成装置或は現像装置に着脱自在に装着される。これにより,トナーの少なくなった現像装置やトナー収容器の交換が容易になるという重要なメリットがある反面,現像装置やトナー収容器の取付けミス或は,多色画像形成装置の場合には,所定の色の現像装置やトナー収容器が間違った場所に装着されてしまうといった問題が生じる。
このような現像装置等の装着ミスを防ぐために,装着部の形状を各種現像装置或はトナー収容器などに応じて異ならせることで,現像装置等が間違った装着部に装着できないようにする機械的な装着ミス防止手段が知られている。
或いは現像装置等とこれを装着する側とにコネクタやスイッチを備え,電気的に装着ミスを検出する方法もある。
更には,現像装置等に抵抗器を取り付けて,これに流れる電流を測定して装着ミスを検出する方法,或いは現像装置等に識別コードを取り付け,これを読み取って装着ミスを判断する方法などが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の技術は,次のような問題点を有していた。
例えば,上記のような機械的に現像装置等の装着ミスを防止する方法では,多色画像形成装置の場合,各色毎に部品の構造を変える必要があり,現像装置を同一金型で作れないといった問題や,別部品を追加して対応する必要があり,コスト高となる欠点があった。
又コネクタ等を利用する方法であれば,Y,M,C,BKの四色の現像装置に対応させる為に2進コード化するにしても,未装着の場合の'00',或いは'11'は共通コードとして必要であるので最低3本の線材が必要となり,配線のコスト高を回避することができない。
更に,スイッチを実装する方法は,画像形成装置に現像装置を装着する度にコネクタを差し込む必要があり,手間のかかる方法であると共に,コネクタ又は記憶素子を用いる方法でも同様の問題がある。又,近年の小型化によって,スペースも問題となる。
従って本発明は,上記したような従来の現像装置取付状態判定システム及びこれを具備する画像形成装置が内蔵する問題点の解決を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために,本発明として,
静電容量が異なるコンデンサを有する複数の現像装置と,
上記複数の現像装置に直流電圧及び交流電圧を与える電源と,
上記電源から前記現像装置に与えられる上記直流電圧を,該現像装置により現像が行われる際に与えられる第一の電圧値及び該第一の電圧値よりも低い第二の電圧値のいずれかに切り換える電圧切換手段と,
上記電圧切換手段により上記第二の電圧値に切り換えられた上記直流電圧及び上記交流電圧を上記複数の現像装置の現像ローラのうちのいずれか一又は複数に与える電圧印加手段と,
上記電圧印加手段により上記第二の電圧値の上記直流電圧及び上記交流電圧が上記複数の現像装置のうちのいずれか一又は複数に与えられたときに該一又は複数の現像装置から上記電源に入力される交流電圧に応じた検知電圧を検出し,該検出された検知電圧に基づいて該一又は複数の現像装置が適正に装着されているか否かを判断する適否判断手段とを備えてなることを特徴とする現像装置取付状態判定システムが提供される。
このように,現像装置毎に異なる静電容量のコンデンサを付設するだけでそれ以外のコネクタや線材を設ける事なく,又,特別な検知電極とか記憶素子を用いる事無く,或いは色毎に現像装置の形状を変えることなく現像装置の未装着,不完全装着,誤装着,異物での短絡などの検知を高い信頼性でもって,安価なコストで実現することが可能となる。
本発明は,例えば多色カラー複写機等に適用することが考えられる。
また,上記一又は複数の現像装置の装着の有無や,上記一又は複数の現像装置が適正な位置に装着されているか否かを判断することも可能である。
ここで,上記複数の現像装置のうちのいずれか一又は複数の現像装置が適正に装着された状態で,該一又は複数の現像装置に上記電圧印加手段により上記第二の電圧値の上記直流電圧及び上記交流電圧が与えられたときに,該一又は複数の現像装置から上記電源に入力される交流電圧に応じた検知電圧が予め記憶された記憶手段を設けておき,上記適否判断手段が,上記電圧印加手段により上記第二の電圧値の上記直流電圧及び上記交流電圧が上記複数の現像装置のうちのいずれか一又は複数に与えられたときに該一又は複数の現像装置から上記電源に入力される交流電圧に応じた検知電圧と,上記記憶手段に記憶された上記検知電圧とを比較することにより,該一又は複数の現像装置が適正に装着されているか否かを判断するように構成すれば,処理が簡素化される。
【0005】
また,上記電圧印加手段が,上記直流電圧及び上記交流電圧を与える上記複数の現像装置を順次変更するものであって,上記適否判断手段が,上記電圧印加手段により上記直流電圧及び上記交流電圧が与えられる上記一又は複数の現像装置が変更される毎に,該複数の現像装置から上記電源に入力される交流電圧に応じた検知電圧を検出し,該検出された検知電圧に基づいて該複数の現像装置が適正に装着されているか否かを判断するように構成することが考えられる。
このような現像装置取付状態判定システムは,当然ながら画像形成装置全般に適用可能である。
上記構成中の電源は,通常の画像形成装置に備わっているものを流用できる。
従って,現像装置として必要な現像装置の現像バイアス電源に基本的に備わっている機能を利用して現像装置等の検出を行なうので,コストアップにならない。
また,上記電圧印加手段が,上記直流電圧及び上記交流電圧を与える上記複数の現像装置を順次変更するものであって,上記適否判断手段が,上記電圧印加手段により上記直流電圧及び上記交流電圧が与えられる上記一又は複数の現像装置が変更される毎に,該複数の現像装置から上記電源に入力される交流電圧に応じた検知電圧を検出し,該検出された検知電圧に基づいて該複数の現像装置が適正に装着されているか否かを判断するように構成することにより,どの現像装置が未装着,或いは誤装着,異物等による短絡かを各色同一手法で検知できるので,構成が簡単となり,コストアップとならない。
この装置であれば現像装置を特別な形状にすることもなく,コネクタや線材を使用することが無いために,取り扱いの容易な信頼性の高い,安価な商品を提供することが可能となる。
また,本発明は,現像装置を交換する場合のみでなく,トナー収容器を交換するような場合にも適用できる。従って,この発明にいう現像装置は,トナー収容器を含む概念である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に,図面を参照して,本発明を具体化した実施形態について詳細に説明し,本発明の理解に供する。図1は,本発明の一実施形態にかかる現像装置取付状態判断システムの概念図,図2は,同機能ブロック図,図3は,同実施形態に用いることのできる現像バイアス電源の回路図,図4は現像装置に取り付けた静電容量と検知電圧VSの関係を示すグラフ,図5は,4色画像形成装置における各現像装置への現像バイアス電圧の給電状態を示す図表,図6は,初期設定を行なうためのフローチャート,図7は,実際の検出手順を示すフローチャートである。
本実施形態を実施するための装置概要を図1を用いて説明する。
図1に示すように,この装置は,着脱可能な現像装置1に識別用の静電容量,即ちコンデンサ10を取り付けたものである。現像装置1は,従来の通常の画像形成装置と同様,マグネットローラ21の金属シャフト22に現像バイアス電源3より現像バイアス電圧が印加される。即ち,現像装置1をフレームFに装着することによって,フレームFに取り付けられ,現像バイアス電源3に接続された板バネなどよりなる接点14に上記金属シャフト22が押圧される。
また,現像装置1の樹脂ケースには,前記金属シャフト22とブラシ23を介して電気的に接続された中継電極11と,グランドに接地された板バネなどよりなる接点15に押し付けられるグランド電極12とが設けられ,上記中継電極11とグランド電極12間には前記コンデンサ10が接続されている。これによって,上記コンデンサ10には,中継電極11を介してマグネットローラ21の金属シャフト22に本来的に供給される交流電圧を含むバイアス電圧が印加される。上記のように,現像装置1は,画像形成装置本体に対して,上記接点14,15を介して電気的に着脱自在である。
尚,コンデンサ10の実装方法については,種々考えられるが,要は現像装置1或はトナー収容器に静電容量を加えることにある。
【0007】
次に現像装置の取付適否の判断をなす制御装置,現像バイアス電源3及び各現像装置側の上記コンデンサの接続状態を図2を参照して説明する。
この実施形態は多色画像形成装置に用いる現像バイアス電源3でY.M.C.BKの4色に対応している場合であるが,以下の説明ではイエロー(Y)についてのみ説明する。他の色についても同様である
図2に示した画像形成装置内のコントロール基板31内のCPU32は,マクロとして内蔵するタイマー機能を使い,バイアス電源3用の交流入力信号となるHVCLK(Y)信号を生成する。上記HVCLK(Y)信号は現像バイアス電源3に送られる。現像バイアス電源3はこのHVCLK(Y)信号に後記する所定の処理を施して現像バイアス電圧VSL(Y)を生成し,前記図1に示した接点14を経て現像装置1のマグネットローラ21に現像バイアス電圧VSL(Y)を与える。この電圧は,更に中継電極11,コンデンサ10,グランド電極12,接点15を経て上記現像バイアス電源3に入力され,該現像バイアス電源3のグランドに流入する。
現像バイアス電源3では,図3に示すように,HVCLK(Y)信号はコンデンサC1で直流成分がカットされ,増幅器U1で交流増幅される。抵抗R1,R2は増幅器U1を片側電源で駆動する為,商用電圧VCCを分圧する抵抗器である。通常は1/2VCCとなる様に設定される。増幅器U1はこの電圧を中心にして,交流電圧を増幅する。
増幅された交流電圧は再びコンデンサC5で直流成分をカットされ,高圧トランスT1を駆動する。このトランスの一次巻き線と二次巻きの巻き線比を例えば1:160とすれば10VP−Pの入力電圧が1600VP−Pの出力電圧として,取り出すことが可能となる。この現像バイアス電圧VSL(Y)は,前記したように図1の板バネ接点14を介して現像装置内のマグネットローラの金属シャフト22とコンデンサ10に印加される。
印加された電圧VSL(Y)によって,交流電流はマグネットローラ21から図示しない感光ドラムのグランドシャフトを通りフレームグランド4へ流れる。コンデンサ10に流れる電流はグランド電極12から接点15を介してフレームグランド4に流れ込む。従って,最終的には現像バイアス電源3のトランスT1から流れ出した電流は全てトランスT1に戻ることになる。この戻り電流を測定すれば静電容量10を知る事ができる。
【0008】
静電容量10の検知原理を図3で説明する。一旦グランドに流れ込んだ交流電流は抵抗R8,C9を通りトランスT1に戻る。抵抗R8に対しコンデンサC9の容量性リアクタンスを十分に低い値にしておけば交流電流IS(A)×R8(Ω)=検知電圧VS(S)を得ることが出来る。
この検知電圧VSをダイオードD5で整流してコンデンサC13で平滑し,抵抗器R12,R13で1mAあたり1Vになる様に検知電圧を補正する。U5は検知電圧をコントロール基板のA/D変換回路に送りこむ為の緩衝増幅器である。こうして装着された現像装置或はトナー収容器の適否を判断するための検知電圧VSENが得られる。
さて現像バイアス電源は,300V〜500V程度の直流電圧に交流電圧が重畳されているのは,前記の通りであるが,図3で直流電流の流れについても説明する。
【0009】
トランスT1の両端に発生した交流電圧を正の半サイクルのみダイオードD1を通過させると,この交流電圧は,トランジスタQ1がOFFの場合は抵抗R4に流れる。ダイオードD1に流れる電流ID×R4で発生する直流電圧に交流電圧が重畳されることになる。従って直流はR4,交流はC9を流れることとなる。
後述するように上記トランジスタQ1は,現像装置の適否判断時に感光ドラムへのトナー付着を防ぐ為の半導体スイッチである。現像装置1のマグネットローラ21に流れる直流電流は2〜3μAと微小電流であるので,直流電流としてはダイオードD1から抵抗R4に流れる電流が殆んどである。
今仮にダイオードD1に流れる電流を50μAに設定して500V(第一の電圧値の一例)の直流電圧を得るには,抵抗R4を10MΩにすれば良いことになる。従ってトランジスタQ1のオン時における直流電圧を他に影響を与えない電圧である50V(第二の電圧値の一例)以下にするのには抵抗R14を1MΩにすれば良い。
一方,交流電流源からみれば抵抗R14の1MΩは自分の持つインピーダンスの100倍以上もなる。従って,測定する交流電流値に与える影響は極めて少ないと考えることが出来る。
【0010】
続いて,検知電圧VSを用いた装着した現像装置或はトナー収容器の適否識別方法についてまず図6の初期値設定方法を説明する。
この初期設定ルーチンは個々の現像装置が持つ,静電容量のバラツキを補正するルーチンであり,工場出荷時及び現像装置交換時に行なう。もっとも経時的変化に対応するために,ある程度定期的に実行することも意味がある。
初期設定ルーチンは,所定のコマンドをフロントパネル又はパソコンから入力することでS1から開始される。ここにS1,S2…は処理手順(ステップ)の番号である。以下フローチャートを示す図6に基づき説明する。 最初は図5のようにモード1即ち現像装置の(Y)のみに交流電圧HVCLK(Y)を印加(S1)して,検知電圧VSENをA/D変換した値を得る(S2)。検知電圧VSENは,現像装置1側のコンデンサ10の静電容量に基づき,図4に示すように既知である。
ここに図4は,現像装置1に設けられた静電容量10に対する検出電圧VSENの対応関係を示す図で,図5に示すようにHVCLK(Y)をONした時(モード1),HVCLK(Y),HVCLK(M)の両方がON(モード2),HVCLK(Y),HVCLK(M),HVCLK(C)の全てがON(モード3),HVCLK(Y),HVCLK(M),HVCLK(C),HVCLK(BK)の全てがON(モード4)の4つのモードの時に,加算された静電容量に対応して得られるべき検知電圧VSENの関係を示している。
S3において得られた変換値VSENが正常範囲内かどうかを判断し,正常範囲内と判断した場合は,その変換値をCPU32に接続された不揮発性記憶素子MのVY番地に格納する。以下順次モード2,モード3,モード4とA/D変換を行ない(S6,S10,S14),正常範囲内と判断したら(S7,S11,S15),各変換値VSENを前記の記憶素子MのVM,VC,VK番地に順次格納して(S8,S12,S16)このルーチンを終了する。この場合,モード2では,図5に示すように,HVCLK(Y)とHVCLK(M)の両方を出力しこれにより,図4に示すように,検知電圧VSEN=0.9Vを得る。このようにしてモード3,4では,検知電圧1.4V,1.9Vを得て,この電圧から若干の誤差の幅(この実施形態では±0.1V)を正常とする。
【0011】
次に装着された現像装置の適否判断手順の説明を図7を参照して行なう。
このルーチンでも前記図6の初期設定と同様に図5のモード1からモード4まで,即ち,順次現像装置に交流電圧HVCLK(Y)〜(BK)を順次印加して(S101,105,109,113),VSENの検知を行なう(S102,106,110,114)と共に,この検知電圧VSENを,図6の初期設定ルーチンで不揮発記憶素子Mに記憶した(Y)〜(BK)に関する正常値としてのVSENと比較して(S103,107,111,115),適切なコンデンサ10を備えた現像装置1が装着されているかどうかを判断する。検知電圧が上記した不揮発性記憶素子Mに記憶された(Y)〜(BK)に対応する値に対して誤差±0.1V内であれば,適切な現像装置10が装着されていると判断し(S104,108,112,116),誤差を上回る差分が検出された場合には,エラー処理のルーチン(117)に移行する。エラー処理のルーチンは,例えば現像装置が間違っていることを示す警告を画像形成装置の操作部に表示するなどの処理である。
【0012】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように,本発明によれば,
静電容量が異なるコンデンサを有する複数の現像装置と,
上記複数の現像装置に直流電圧及び交流電圧を与える電源と,
上記電源から前記現像装置に与えられる上記直流電圧を,該現像装置により現像が行われる際に与えられる第一の電圧値及び該第一の電圧値よりも低い第二の電圧値のいずれかに切り換える電圧切換手段と,
上記電圧切換手段により上記第二の電圧値に切り換えられた上記直流電圧及び上記交流電圧を上記複数の現像装置の現像ローラのうちのいずれか一又は複数に与える電圧印加手段と,
上記電圧印加手段により上記第二の電圧値の上記直流電圧及び上記交流電圧が上記複数の現像装置のうちのいずれか一又は複数に与えられたときに該一又は複数の現像装置から上記電源に入力される交流電圧に応じた検知電圧を検出し,該検出された検知電圧に基づいて該一又は複数の現像装置が適正に装着されているか否かを判断する適否判断手段とを備えてなることを特徴とする現像装置取付状態判定システムが提供される。
このように,現像装置毎に異なる静電容量のコンデンサを付設するだけでそれ以外のコネクタや線材を設ける事なく,又,特別な検知電極とか記憶素子を用いる事無く,或いは色毎に現像装置の形状を変えることなく現像装置の未装着,不完全装着,誤装着,異物での短絡などの検知を高い信頼性でもって,安価なコストで実現することが可能となる。
本発明は,例えば多色カラー複写機等に適用することが考えられる。
また,上記一又は複数の現像装置の装着の有無や,上記一又は複数の現像装置が適正な位置に装着されているか否かを判断することも可能である。
ここで,上記複数の現像装置のうちのいずれか一又は複数の現像装置が適正に装着された状態で,該一又は複数の現像装置に上記電圧印加手段により上記第二の電圧値の上記直流電圧及び上記交流電圧が与えられたときに,該一又は複数の現像装置から上記電源に入力される交流電圧に応じた検知電圧が予め記憶された記憶手段を設けておき,上記適否判断手段が,上記電圧印加手段により上記第二の電圧値の上記直流電圧及び上記交流電圧が上記複数の現像装置のうちのいずれか一又は複数に与えられたときに該一又は複数の現像装置から上記電源に入力される交流電圧に応じた検知電圧と,上記記憶手段に記憶された上記検知電圧とを比較することにより,該一又は複数の現像装置が適正に装着されているか否かを判断するように構成すれば,処理が簡素化される。
また,上記電圧印加手段が,上記直流電圧及び上記交流電圧を与える上記複数の現像装置を順次変更するものであって,上記適否判断手段が,上記電圧印加手段により上記直流電圧及び上記交流電圧が与えられる上記一又は複数の現像装置が変更される毎に,該複数の現像装置から上記電源に入力される交流電圧に応じた検知電圧を検出し,該検出された検知電圧に基づいて該複数の現像装置が適正に装着されているか否かを判断するように構成することが考えられる。
本発明では,現像装置の適否判断時には交流電圧の周波数を高くして,重畳されている直流電圧を感光ドラムの帯電電位より低くする事によりドラムへのトナー付着を防ぐようなことも可能である。
このような現像装置取付状態判定システムは,当然ながら画像形成装置全般に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる現像装置取付状態判断システムの概念図。
【図2】同機能ブロック図。
【図3】同実施形態に用いることのできる現像バイアス電源の回路図。
【図4】現像装置に取り付けた静電容量と検知電圧VSの関係を示すグラフ。
【図5】4色画像形成装置における各現像装置への現像バイアス電圧の給電状態を示す図表。
【図6】初期設定を行なうためのフローチャート。
【図7】現像装置が装着された時の現像装置の適否判断手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…現像装置
3…現像バイアス電源
10…コンデンサ(静電容量)
11…中継電極
12…グランド電極
14,15…接点
21…マグネットローラ
22…金属シャフト
23…ブラシ

Claims (5)

  1. 静電容量が異なるコンデンサを有する複数の現像装置と,
    上記複数の現像装置に直流電圧及び交流電圧を与える電源と,
    上記電源から前記現像装置に与えられる上記直流電圧を,該現像装置により現像が行われる際に与えられる第一の電圧値及び該第一の電圧値よりも低い第二の電圧値のいずれかに切り換える電圧切換手段と,
    上記電圧切換手段により上記第二の電圧値に切り換えられた上記直流電圧及び上記交流電圧を上記複数の現像装置の現像ローラのうちのいずれか一又は複数に与える電圧印加手段と,
    上記電圧印加手段により上記第二の電圧値の上記直流電圧及び上記交流電圧が上記複数の現像装置のうちのいずれか一又は複数に与えられたときに該一又は複数の現像装置から上記電源に入力される交流電圧に応じた検知電圧を検出し,該検出された検知電圧に基づいて該一又は複数の現像装置が適正に装着されているか否かを判断する適否判断手段とを備えてなることを特徴とする現像装置取付状態判定システム。
  2. 上記適否判断手段が,上記一又は複数の現像装置の装着の有無及び上記一又は複数の現像装置が適正な位置に装着されているか否かを判断するものである請求項1記載の現像装置取付状態判定システム。
  3. 上記複数の現像装置のうちのいずれか一又は複数の現像装置が適正に装着された状態で,該一又は複数の現像装置に上記電圧印加手段により上記第二の電圧値の上記直流電圧及び上記交流電圧が与えられたときに,該一又は複数の現像装置から上記電源に入力される交流電圧に応じた検知電圧が予め記憶された記憶手段を更に備えてなり,
    上記適否判断手段が,上記電圧印加手段により上記第二の電圧値の上記直流電圧及び上記交流電圧が上記複数の現像装置のうちのいずれか一又は複数に与えられたときに該一又は複数の現像装置から上記電源に入力される交流電圧に応じた検知電圧と,上記記憶手段に記憶された上記検知電圧とを比較することにより,該一又は複数の現像装置が適正に装着されているか否かを判断するものである請求項1或は請求項2のいずれかに記載の現像装置取付状態判定システム。
  4. 上記電圧印加手段が,上記直流電圧及び上記交流電圧を与える上記複数の現像装置を順次変更するものであって,
    上記適否判断手段が,上記電圧印加手段により上記直流電圧及び上記交流電圧が与えられる上記複数の現像装置が変更される毎に,該複数の現像装置から上記電源に入力される交流電圧に応じた検知電圧を検出し,該検出された検知電圧に基づいて該複数の現像装置が適正に装着されているか否かを判断するものである請求項1〜3のいずれかに記載の現像装置取付状態判定システム。
  5. 前記請求項1〜4のいずれかに記載の現像装置取付状態判定システムを備えてなる画像形成装置。
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