JP3937845B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光ディスク装置、特に半導体レーザ(レーザダイオード)の駆動電流に高周波信号を重畳する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザ光を用いて光ディスクに記録あるいは再生を行う光ディスク装置において、半導体レーザ(レーザダイオード:LD)を駆動する駆動電流にはノイズを抑制するために高周波信号(HF)が重畳されている。LDから射出したレーザ光は光ディスクに照射され、光ディスクで反射されてその一部がLDに戻るが、この戻り光によりノイズが発生する。そこで、LDの駆動電流に300MHz程度のHFを重畳して戻り光による発振を抑え、再生特性を安定化させている。図12には、HFが重畳されたLD駆動信号波形の一例が示されている。
【0003】
ここで、HFの重畳量が少なすぎると十分なノイズ抑制効果が得られず、HFの重畳量が多すぎるとLDの最大射出パワーが制限される。そこで、特開平6−274919号公報では、低パワー発光時にはHFの重畳量を多くしてノイズを抑制するとともに、高パワー発光時にはHFの重畳量を少なくすることでLDの最大射出パワーを越えることがないように設定する技術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、LDの特性はLD毎、すなわちLDを備える光ディスク装置毎に異なり、ある光ディスク装置においてHFの重畳量を最適化したとしても、別の光ディスク装置においてはその重畳量が必ずしも最適値ではなく、所定の重畳量でHFを重畳したとしてもその重畳量が少なすぎ、戻り光によってノイズが発生してしまう問題があった。
【0005】
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みなされたものであり、その目的は、LD毎の特性ばらつきによらず、常に最適のHF重畳量を設定することができる光ディスク装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
発明は、レーザ光射出手段と、前記レーザ光射出手段に高周波成分が重畳された駆動電流を供給する駆動手段とを備える光ディスク装置であって、前記レーザ光射出手段から射出されたレーザ光量を検出する検出手段と、前記レーザ光量に応じて前記高周波成分の重畳量を調整する制御手段とを有し、前記検出手段は、前記レーザ光射出手段近傍に設けられ、合焦状態において前記レーザ光射出手段からのレーザ光量を検出する受光手段を有し、前記制御手段は、前記重畳量を変化させたときの前記受光手段で検出されたレーザ光量の変化に基づき、レーザ光量の変化量が所定値以下となるまで前記重畳量を順次増大調整することを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、レーザ光射出手段と、前記レーザ光射出手段に高周波成分が重畳された駆動電流を供給する駆動手段と、を備える光ディスク装置であって、前記レーザ光射出手段から射出されたレーザ光量を検出する検出手段と、前記レーザ光量に応じて前記高周波成分の重畳量を調整する制御手段とを有し、前記検出手段は、合焦状態において前記レーザ光射出手段から射出され光ディスクで反射されたレーザ光量を検出する受光手段を有し、前記制御手段は、前記重畳量を変化させたときの前記受光手段で検出されたレーザ光量(すなわち反射光量)の変化に基づき、レーザ光量の変化量が所定値以下となるまで前記重畳量を順次増大調整することを特徴とする
【0008】
また、本発明は、レーザ光射出手段と、前記レーザ光射出手段に高周波成分が重畳された駆動電流を供給する駆動手段と、を備える光ディスク装置であって、前記レーザ光射出手段から射出されたレーザ光量を検出する検出手段と、前記レーザ光量に応じて前記高周波成分の重畳量を調整する制御手段とを有し、前記検出手段は、合焦状態及び非合焦状態において前記レーザ光射出手段から射出され光ディスクで反射されたレーザ光量を検出する受光手段を有し、前記制御手段は、前記合焦状態における前記受光手段で検出されたレーザ光量(すなわち反射光量)が前記非合焦状態におけるレーザ光量に対して所定値より大なる場合に前記高周波成分の重畳量を増大させることを特徴とする
【0009】
また、本発明は、レーザ光射出手段と、前記レーザ光射出手段に高周波成分が重畳された駆動電流を供給する駆動手段と、を備える光ディスク装置であって、前記レーザ光射出手段から射出されたレーザ光量を検出する検出手段と、前記レーザ光量に応じて前記高周波成分の重畳量を調整する制御手段とを有し、前記検出手段は、前記レーザ光射出手段近傍に設けられ、合焦状態及び非合焦状態において前記レーザ光射出手段からのレーザ光量を検出する受光手段を有し、前記制御手段は、前記合焦状態における前記受光手段で検出されたレーザ光量(すなわち射出光量)が前記非合焦状態におけるレーザ光量に対して所定値より大なる場合に前記高周波成分の重畳量を増大させることを特徴とする
【0010】
また、本発明は、レーザ光射出手段と、前記レーザ光射出手段に高周波成分が重畳された駆動電流を供給する駆動手段と、を備える光ディスク装置であって、前記レーザ光射出手段から射出されたレーザ光量を検出する検出手段と、前記レーザ光量に応じて前記高周波成分の重畳量を調整する制御手段とを有し、前記検出手段は、前記レーザ光射出手段から射出され光ディスクのピット及びランドで反射されたレーザ光量を検出する受光手段を有し、前記制御手段は、前記ランドにおける前記受光手段で検出されたレーザ光量が前記ピットにおけるレーザ光量に対して所定値より大なる場合に前記高周波成分の重畳量を増大させることを特徴とする
【0011】
また、本発明は、レーザ光射出手段と、前記レーザ光射出手段に高周波成分が重畳された駆動電流を供給する駆動手段と、を備える光ディスク装置であって、前記レーザ光射出手段から射出されたレーザ光量を検出する検出手段と、前記レーザ光量に応じて前記高周波成分の重畳量を調整する制御手段とを有し、前記検出手段は、前記レーザ光射出手段近傍に設けられ、光ディスクのピット及びランドにおいて前記レーザ光射出手段から射出されたレーザ光量を検出する受光手段を有し、前記制御手段は、前記ランドにおける前記受光手段で検出されたレーザ光量(すなわち射出光量)が前記ピットにおけるレーザ光量に対して所定値より大なる場合に前記高周波成分の重畳量を増大させることを特徴とする
【0012】
本装置において、前記レーザ光射出手段から射出されるレーザ光量を一定に維持する調整手段とをさらに有し、前記制御手段は、前記調整手段の動作を実質的に停止させて前記重畳量を調整することも好適である。
【0013】
また、本発明は、レーザ光射出手段と、前記レーザ光射出手段に高周波成分が重畳された駆動電流を供給する駆動手段とを備える光ディスク装置であって、前記レーザ光射出手段から射出されるレーザ光量を一定に維持すべく駆動電流を調整する調整手段と、前記駆動電流が基準値以下である場合に前記高周波成分の重畳量を増大させるように調整する制御手段とを有することを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、レーザ光射出手段と、前記レーザ光射出手段に高周波成分が重畳された駆動電流を供給する駆動手段と、を備える光ディスク装置であって、合焦状態及び非合焦状態において前記レーザ光射出手段から射出されるレーザ光量を一定に維持すべく駆動電流を調整する調整手段と、前記合焦状態における駆動電流が前記非合焦状態における駆動電流よりも所定値以上小なる場合に前記高周波成分の重畳量を増大させる制御手段とを有することを特徴とする
【0015】
このように、本発明の光ディスク装置では、高周波信号(HF)の重畳量が適用でない、より詳しくはレーザダイオードなどの特性ばらつきにより重畳量が不足している場合には、戻り光の影響によりレーザダイオードから射出されるレーザ光量が増大するという事実に着目し、このレーザ光量に基づき重畳量を最適化するものである。
【0016】
図13には、HFが重畳されない場合(HFOFF)とHFが適当量だけ重畳された場合(HFON)の駆動電流Iと射出レーザパワーPとの関係が示されている。HFを重畳しない場合(HFが重畳されていても不足している場合も含まれる)にはレーザダイオードに入射する戻り光の影響で同一駆動電流であってもレーザパワーPが増大し、しきい電流Ithも低下する。したがって、射出レーザ光量(あるいは射出レーザパワー)の大小を評価し、基準値よりも大なる場合に重畳量を増大させることで、レーザダイオードに特性ばらつきがあってもその特性に応じた最適の重畳量に自動設定できる。
【0017】
なお、戻り光の影響によるレーザ光量の増大は、戻り光自体の光量が大きい程顕著となる。したがって、戻り光量の大きいジャストフォーカス状態を用いてレーザ光量を評価することが望ましい。
【0018】
また、レーザ光量を常に基準光量に維持するコントロール回路を有する場合、レーザ光量に基づき重畳量の過不足を判定することはできないが、コントロール回路により調整される駆動電流自体が射出レーザ光量に応じて増減するため、レーザ光量ではなく駆動電流の大小により重畳量を最適化できる。より詳しくは、重畳量が不足してレーザ光量が増大すると、この光量増大を抑制するように駆動電流は小さく制御されるため、駆動電流が基準値より小さい場合に重畳量を増大調整すればよい。
【0019】
本発明は、CD−ROMドライブやCD−R/RWドライブ、DVD−ROMドライブ、DVD−R/RW、DVD−RAMドライブなどに広く適用することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
【0021】
<第1実施形態>
図1には、本実施形態に係る光ディスク装置の構成ブロック図が示されている。CD−R/RWやDVD−R/RW等の光ディスク10は、図示しないスピンドルモータにより回転駆動される。
【0022】
ピックアップ(PU)12は、光ディスク10に対向配置され、光ディスク10の表面にレーザ光を照射するレーザダイオード(LD)を含む。レーザダイオードは、レーザダイオード駆動回路(LDD)32により駆動され、データを再生する際には再生パワーのレーザ光を照射し、記録する際には記録パワー(記録パワー>再生パワー)のレーザ光を照射する。また、ピックアップ12は、光ディスク10から反射したレーザ光を電気信号に変換するフォトディテクタを有し、再生信号をサーボ検出部14及びRF検出部20に出力する。
【0023】
LDD32は、コントローラ30からのパルスに基づき駆動電流信号を生成してLDを駆動する。駆動電流には、従来と同様に300MHz程度の高周波信号(HF)が重畳されるが、本実施形態における重畳量は固定ではなく、コントローラ30により適宜調整される。LDD32の構成についてはさらに後述する。
【0024】
サーボ検出部14は、ピックアップ12からの信号に基づきトラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号を生成してそれぞれトラッキング制御部16及びフォーカス制御部18に出力する。トラッキング制御部16は、トラッキングエラー信号に基づきピックアップ12を光ディスク10のトラック方向に駆動してオントラック状態とする。また、フォーカス制御部18はフォーカスエラー信号に基づきピックアップ12をフォーカス方向に駆動して合焦状態(ジャストフォーカス状態)とする。例えば4分割フォトディテクタの場合、半径方向に分割されたディテクタの差分からトラッキングエラー信号が生成され、4分割フォトディテクタの対角和の差分からフォーカスエラー信号が生成される。もちろん、他の方式も可能である。
【0025】
RF検出部20は、ピックアップ12からの信号を増幅して再生RF信号を生成してイコライザ(EQ)22に出力する。イコライザ22は、再生RF信号の所定周波数、具体的には3T信号の振幅をブーストして二値化器24に出力する。二値化器24は、ブーストされたRF信号を二値化し、デコーダ26に出力する。デコーダ26は、入力した二値化信号を復調してコントローラ30に出力する。また、RF信号は、4分割フォトディテクタの全ての和の信号(RF和信号)をコントローラ30に出力する。RF和信号は、LDから射出したレーザ光量を評価する信号として用いられる。
【0026】
コントローラ30は、サーボ検出部14やRF検出部20、LDD32等の各部の動作を制御するとともに、デコーダ26からの復調データをパーソナルコンピュータ等の上位装置に出力する。また、コントローラ30は、RF和信号に基づきレーザ光量を評価し、レーザ光量の大小によりHF重畳量の過不足を判定して重畳量が適正量となるように制御する。
【0027】
図2には、図1におけるLDD32の構成ブロック図が示されている。LDD32は、LD駆動電流生成部32a、高周波生成部32b及び加算器を有して構成される。LD駆動電流生成部32a及び高周波生成部32bはともにコントローラ30からの制御信号により制御される。LD駆動電流生成部32aはコントローラ30からの制御信号に基づき記録レベルあるいは再生レベルの駆動電流信号を生成して出力する。一方、高周波生成部32bは、300MHz程度のHFを発生して加算器に出力する。加算器では、駆動電流信号にHFを重畳してLDに供給する。高周波生成部32bからのHFのレベルはコントローラ30からの信号により増減調整される。具体的には、コントローラ30は、LDからのレーザ光量が大なる場合には、HFの重畳量が不足していると判定して重畳量を増大させる。レーザ光量の大小は、合焦状態におけるRF和信号のレベルで評価する。
【0028】
図3には、フォーカス状態とRF和信号レベルの関係が示されている。(a)はフォーカスエラー信号であり、対物レンズが光ディスク10に近すぎる場合、あるいは遠すぎる場合のいずれにおいてもエラー信号の振幅が増大し、ジャストフォーカス状態においてゼロレベル(S字カーブのゼロクロス)となる。そして、ジャストフォーカス状態においては(b)に示されるようにRF和信号もデフォーカス状態に比べてレベルが大きくなる。本実施形態においては、コントローラ30は、このジャストフォーカス状態におけるRF和信号のレベルの大小、言い換えればジャストフォーカス状態とデフォーカス状態におけるRF和信号のレベル変化に基づきHF重畳量の過不足を判定する。すなわち、ジャストフォーカス状態においては戻り光量も増大するから、HF重畳量が不足している場合には戻り光の影響でLDから射出されるレーザ光量が急増し、RF和信号も急増することになる。一方、重畳量が適当であれば、ジャストフォーカス状態において戻り光量が増大してもLDから射出されるレーザ光量は急増せず、デフォーカス状態との差異が大きくならない。したがって、ジャストフォーカス時におけるRF和信号が基準値よりも大きい場合(デフォーカス状態よりもジャストフォーカス状態のレベルが所定値以上大きい場合と等価)には重畳量は不足しており、ジャストフォーカス時におけるRF和信号が基準値以下である場合(デフォーカス状態とジャストフォーカス状態のレベル差が許容範囲内にある場合と等価)には重畳量が適当であると判定できる。
【0029】
図4には、HFを重畳しない場合のRF和信号と、HFを適当な量だけ重畳した場合のRF和信号の変化が示されている。なお、参考のため(a)にはフォーカスエラー信号が示されている。ジャストフォーカス状態においてはRF和信号が極大となるが、HFが重畳されていない場合、(b)に示されるように戻り光の影響により同一駆動電流でもLDからのレーザ光量が急激に増大してその変化がRF和信号に現れる。一方、HFが適度に重畳されている場合、(c)に示されるようにジャストフォーカス状態においてRF和信号は極大となるものの比較的穏やかに増大するだけで、急峻にレーザ光量が増大することはない。このように、HF重畳量が不足する場合にはレーザ光量が急峻に増大するため、ジャストフォーカス状態におけるレーザ光量の急激な増大(RF和信号の急激な増大)が消失するまで順次重畳量を増大させていくことで、最適な重畳量に調整することが可能となる。
【0030】
図5には、以上の原理に基づく本実施形態の処理フローチャートが示されている。まず、LDを駆動するとともに、パラメータKを設定する(S110)。パラメータKは、HF重畳量が不足していると判定するための基準値である。
【0031】
次に、LDから射出されるレーザ光量を一定に維持するALPC(オートレーザパワーコントロール)の動作を停止する(S102)。ALPCは、例えばLD近傍にフォトディテクタを設け、レーザ光量に比例する電流信号あるいは電圧信号を出力し、信号レベルを所定値と比較しその差に基づき駆動電流値を調整することで実行できる。ALPCの動作を停止するのは、本実施形態においてはレーザ光量の変化に基づきHF重畳量の過不足を評価するため、ALPCをONすると重畳量が評価できなくなるからである。なお、ALPCは動作させるものの、その応答性を十分遅く設定してもよく、要はALPCの動作を実質的に停止させればよい。
【0032】
そして、HFの重畳量IをIo(mA)に初期化し(S103)、ジャストフォーカス時のRF和信号のレベルMP1を測定する(S104)。次に、HFの重畳量Iを1mAだけ増大させ(S105)、再びジャストフォーカス時のRF和信号レベルMP2を測定する(S106)。そして、MP1とMP2の差分値の絶対値|MP1−MP2|がパラメータKより大きいか否かを判定する(S107)。
【0033】
差分値の絶対値がパラメータK以下である、すなわちHFの重畳量を1mAだけ増大させてもパラメータKの範囲内で変化がない場合には、十分な重畳量が得られていると判定し、現在のHF重畳量ImAを最適量とする(S108)。
【0034】
一方、差分値の絶対値がパラメータKより大きい、すなわちHF重畳量Iを1mAだけ増大させた場合にジャストフォーカス時のRF和信号レベルが前回の値に比べて大きく減少した場合、高周波信号の重畳量が未だ不足していると判定して現在のMP2を新たなMP1とし(S109)、再びS105の処理に移行してHF重畳量をさらに1mAだけ増大させる。以上の処理を繰り返すことで、高周波信号の重畳量ImAを増大させてもほとんど変化がなくなった場合、十分な重畳量が得られたものと判定してその時の重畳量ImAを最適重畳量とする(S108)。
【0035】
なお、初期値Ioはある程度の重畳量とすることが望ましい。その理由は、仮にI=0mAからスタートすると、次にI=1mAに増大させても同様に重畳量が不足しているため結果としてRF和信号レベルに大きな差が生じないおそれもあるからである。したがって、例えばIoは従来技術において固定値として用いていた重畳量、あるいは当該重畳量より所定値だけ小さい重畳量を採用することができる。重畳量Iの増分を1mAではなく、RF和信号レベルに差が生じるのに十分な増分としてもよい。
【0036】
また、デフォーカス状態(ジャストフォーカス状態から微小量だけずれた状態を意味する)のRF和信号のレベルをMP1、フォーカス状態のRF和信号のレベルをMP2とし、両レベルの差分値の絶対値をパラメータKと大小比較しても良い。この場合、差分値の絶対値がパラメータKより大きい場合(言い換えればジャストフォーカス状態のRF和信号レベルがデフォーカス状態のRF和信号レベルに対して所定値より大である)には未だHF重畳量が未だ不足していると判定してS109の処理を行うことなくS105の処理に移行し、重畳量Iを1mAだけ増大させて再びジャストフォーカス状態におけるRF和信号のレベルMP2を測定し再度差分値の絶対値をパラメータKと比較すればよい。差分値の絶対値がパラメータK以下となった(言い換えればジャストフォーカス状態のRF和信号レベルがデフォーカス状態のRF和信号レベルに対して所定値以下となった)時点で、HF重畳量が適正量になったものと判定する。
【0037】
もちろん、HF重畳量をさらに増大させることも可能であるが、HF重畳量はLDの最大射出パワーを制限する要因となるため、できるだけ小さく設定することが望ましい。
【0038】
このように、本実施形態においては、HF重畳量が不足している場合にはジャストフォーカス状態においてRF和信号レベルが著しく増大し、HF重畳量が適正値に近づくにつれRF和信号レベルが小さくなる事実を利用してHF重畳量を調整するものであり、LDの特性ばらつきが生じていても、そのLD特性に合致したHF重畳量が得られる。
【0039】
<第2実施形態>
図6には、本実施形態に係る光ディスク装置の構成ブロック図が示されている。上述した第1実施形態との相違は、ピックアップ12内のLD近傍にモニタ用のフォトディテクタ及びフォトディテクタからの検出電流信号を電圧信号に変換するI/V変換回路42が設けられる点である。なお、これらフォトディテクタ及びI/V変換回路42は、上述したALPC用の部品をそのまま援用できる。LDから射出したレーザ光量に比例する電圧信号はコントローラ30に供給される。コントローラ30は、この電圧信号の大小に基づきHF重畳量の過不足を判定して重畳量を調整する。
【0040】
図7には、フォーカスエラー信号とHFが重畳されない場合のI/V出力、及びHFが重畳された場合のI/V出力が示されている。なお、参考のため(a)にはフォーカスエラー信号が示されている。第1実施形態で述べたように、ジャストフォーカス状態においては光ディスク10からの戻り光量が増大する。HFが重畳されていない場合には、(b)に示されるように戻り光の影響により同一駆動電流でもLDから射出されるレーザ光量が急増し、その変化がI/V出力として現れる。一方、HFが適当に重畳されている場合、(c)に示されるように戻り光量が増大しても同一駆動電流に対してLDから射出されるレーザ光量は急増せず、I/V出力も急増しない。したがって、I/V出力を監視し、その出力値の大小によりHF重畳量の過不足を判定でき、また、ジャストフォーカス状態においてI/V出力が急増しない程度までHF重畳量を増大させることで、HF重畳量を調整することができる。
【0041】
図8には、以上の原理に基づく本実施形態の処理フローチャートが示されている。S201〜S203の処理は図5におけるS101〜S103と同一であり、パラメータKを設定するとともにALPC(オートレーザパワーコントロール)の動作を停止してHF重畳量の調整に備える。なお、ALPCの動作を停止するとは、コントローラ30にはI/V出力が供給されるが、コントローラ30はI/V出力を用いてレーザ光量の調整は行わないことを意味する。
【0042】
そして、デフォーカス時のフロントモニタレベル、すなわちI/V出力レベルMP1を測定する(S204)。また、ジャストフォーカス時のフロントモニタレベル、すなわちI/V出力レベルMP2を測定し(S205)、両レベルの差分の絶対値|MP1−MP2|をパラメータKと比較する(S206)。差分値の絶対値がパラメータK以下、すなわち両レベルに大きな差異がない場合には、HF重畳量Iが適当なレベルにあると判定し、HF重畳量を現在の設定であるImAとする(S207)。
【0043】
一方、差分値の絶対値がパラメータKより大きい場合、すなわちジャストフォーカス時のI/VレベルMP2がデフォーカス時のレベルよりも著しく大きい場合には、HF重畳量が未だ不足していると判定し、重畳量Iを1mAだけ増大させ(S208)、再びジャストフォーカス時のI/VレベルMP2を測定して両レベルを大小比較する。以上の処理を繰り返し実行し、両レベルの差分の絶対値がパラメータK以下となり、デフォーカス時とジャストフォーカス時でI/V出力レベルに大きな差異が生じなくなった時点で適当なHF重畳量が得られたと判定する(S206でNO)。
【0044】
本実施形態によっても、LD特性のばらつきがあっても順次重畳量が調整されて最適量に設定されるため、戻り光によるノイズを抑制して再生特性やサーボ性能を安定化することができる。
【0045】
<第3実施形態>
CD−ROMやDVD−ROMの場合、光ディスク10にはピットが予め記録されており、LDから射出したレーザ光はピットで回折されピックアップ12に入射する。一方、CD−RやDVD−Rの場合でも、既に記録済みの光ディスク10ではピットが存在するため、同様にLDからのレーザ光はピットで回折されてピックアップ12に入射する。したがって、ピット領域ではレーザ光が回折されるため反射光量は減少し、ピットが存在していないランド領域では光ディスク10は平坦であるためその反射光量は増大する。ランド領域において反射光量が増大すると、HFが適度に重畳されていない場合、その戻り光の影響によりLDから射出されるレーザ光量は増大する。本実施形態においては、このようにピットとランドが形成された光ディスクにおいて、ランドにおける戻り光の影響によるレーザ光量の大きさに基づきHFの重畳量を評価する。
【0046】
図9には、ピットとランドにおけるRF和信号のレベル変化とHFが重畳されない場合のI/V出力、及びHFが重畳された場合のI/V出力が示されている。(a)に示されるようにRF和信号はランドにおいて極大となり、ピットにおいて極小となる。そして、HFが重畳されない場合、(b)に示されるようにランドにおける戻り光の影響によりLDから射出されるレーザ光量も増大してI/V出力レベルも増大する。一方、HFが適当に重畳されている場合、(c)に示されるようにランドにおいて戻り光が増大してもLDから射出されるレーザ光量に大きな変化はない(ピットにおけるよりもレベルは増大するが、HF無しの場合よりもその増分は十分小さい)。本実施形態では、このようにランドにおけるレーザ光量の変化に基づきHF重畳量の過不足を判定して重畳量を調整する。
【0047】
なお、図9(a)には、HFが重畳されない場合(一点鎖線)とHFが適当に重畳された場合(実線)のRF和信号も示されている。LDから射出されるレーザ光量が増大するとその戻り光のRF和信号も増大し、特にランドにおいて顕著となる。したがって、I/V出力ではなく、RF和信号レベルによってもHF重畳量の過不足を判定することができる。
【0048】
図10には、以上の原理に基づく本実施形態の処理フローチャートが示されている。この処理は、LDから射出されるレーザ光量のI/V出力に基づいてHF重畳量を調整する場合である。S301〜S303はS101〜S103と同様であり、パラメータKを設定するとともにALPCの動作を停止させHF重畳量の調整に備える。次に、ピットにおけるフロントモニタレベル、すなわちI/VレベルMP1を測定し(S304)、さらにランドにおけるフロントモニタレベル、すなわちI/VレベルMP2を測定する(S305)。ピット及びランドにおけるI/Vレベルは例えばRF信号のピーク値及びボトム値と同期をとることで検出できる。そして、両レベルの差分値の絶対値|MP1−MP2|をパラメータKと大小比較し、差分値の絶対値がパラメータK以下の場合には十分なHF重畳量が得られていると判定して現在の重畳量Iを最適値として設定する(S307)。一方、差分値の絶対値がパラメータKより大なる場合には、HF重畳量が未だ不足していると判定してHF重畳量Iを1mAだけ順次増大させ(S308)、再びピットのI/VレベルMP1とランドのI/VレベルMP2を測定して両レベルの差分値の絶対値をパラメータKと比較する。差分値の絶対値がパラメータK以下となった場合、HF重畳量が適当量となり、ピットとランドにおけるI/Vレベルに大きな相違がなくなったと判定して現在のHF重畳量Iを最適値として設定する。
【0049】
一方、光ディスク10からの反射光のRF和信号によりHF重畳量を調整する場合には、S304にてピットのRF和信号レベルMP1を測定し、S305にてランドのRF和信号レベルMP2を測定して両レベルを比較すればよい。
【0050】
本実施形態においても、LDの特性ばらつきがあってもその特性に応じてHF重畳量が調整されるため、ノイズを抑え再生性能やサーボ性能を安定化することができる。
【0051】
<第4実施形態>
上述した第1〜第3実施形態においては、LDから射出されるレーザ光量の大小に応じてHF重畳量の過不足を判定しているが、ALPCの動作をONした場合、レーザ光量が基準値よりも増大している場合にはレーザ光量を減らすように駆動電流を小さくし、レーザ光量が基準値よりも小さい場合には光量を増大させるべく駆動電流を大きくする。したがって、HF重畳量が不足しており、戻り光の影響によりLDからのレーザ光量が増大した場合、この増大を抑えるように駆動電流を小さく制御ため、駆動電流値の大小に基づきHF重畳量の過不足を判定することも可能である。
【0052】
図11には、以上のような原理に基づく本実施形態の処理フローチャートが示されている。まず、LDをONするとともにパラメータKを設定する(S401)。次に、ALPCの動作をONし(S402)、LDから射出されるレーザ光量を一定とするように駆動電流を増減調整する。具体的には、フロントモニタで検出された光量に比例する電流信号を電圧信号に変換し、この電圧信号レベルを基準値(基準光量に対応する電圧値)と比較し、その差分値に基づき駆動電流を増減調整する。
【0053】
そして、HF重畳量を0mAに初期化し(S403)、デフォーカス時のLD駆動電流I1を測定する(S404)。また、ジャストフォーカス時のLD駆動電流I2を測定し(S405)、I1とI2の差分の絶対値|I1−I2|をパラメータKと大小比較する(S406)。両駆動電流に大きな差が生じていない場合、HF重畳量が適当であってLDから射出されるレーザ光量に大きな変化がないと判定し、現在のHF重畳量Iを最適量とする(S407)。一方、差分値の絶対値がパラメータKより大なる場合、HF重畳量が未だ不足しており、ジャストフォーカス時においてLDから射出されるレーザ光量が著しく大きく、このためLD駆動電流I2が著しく小さくなったものと判定してHF重畳量Iを1mAだけ増大させて(S408)、再びジャストフォーカス時のLD駆動電流I2を測定して両駆動電流の差分値をパラメータKと比較する。以上の処理を繰り返し実行することにより、差分値がパラメータK以下となった時点でHF重畳量が最適量であると判定される。
【0054】
本実施形態によっても、LDの特性のばらつきによらず、その特性に応じて最適なHF重畳量が設定され、ノイズを抑制することができる。
【0055】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変更が可能である。
【0056】
例えば、第3実施形態においては、ピットにおけるフロントモニタレベルとランドにおけるフロントモニタレベルの相違に基づいてHF重畳量を調整しているが、CD−RやDVD−R等の記録可能な光ディスクにおいて未だデータが記録されておらずピットが存在していない場合には、トラッキング及びフォーカスをONした状態で順次HF重畳量を増大させながらフロントモニタレベルを監視し、フロントモニタレベルが所定値よりも大なる場合には未だ重畳量が不足していると判定して所定値以下となるまで増大調整することも可能である。
【0057】
また、第4実施形態では、デフォーカス状態における駆動電流I1とジャストフォーカス状態における駆動電流I2との差分を用いてHF重畳量の過不足を評価しているが、ジャストフォーカス状態における駆動電流I2自体を所定の基準値と大小比較し、基準値以上となるまで重畳量を順次増大調整することもできる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によればレーザダイオード(半導体レーザ)に特性ばらつきが生じていても、高周波信号(HF)の重畳量を最適化し、再生特性やサーボ性能を安定化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の構成ブロック図である。
【図2】 図1におけるLDDの構成ブロック図である。
【図3】 フォーカスエラー信号とRF和信号の変化説明図である。
【図4】 高周波信号重畳の有無によるRF和信号変化説明図である。
【図5】 第1実施形態の処理フローチャートである。
【図6】 第2実施形態の構成ブロック図である。
【図7】 高周波信号の重畳の有無によるフロントモニタレベル(I/V出力)変化説明図である。
【図8】 第2実施形態の処理フローチャートである。
【図9】 ピットとランドにおける高周波信号重畳の有無によるフロントモニタレベル変化説明図である。
【図10】 第3実施形態の処理フローチャートである。
【図11】 第4実施形態の処理フローチャートである。
【図12】 高周波信号重畳説明図である。
【図13】 高周波信号重畳有無による駆動電流と出力パワーとの関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
10 光ディスク、12 ピックアップ(PU)、14 サーボ検出部、16トラッキング制御部、18 フォーカス制御部、20 RF検出部、22 イコライザ(EQ)、24 二値化器、26 デコーダ、30 コントローラ、32 LDD(レーザダイオードドライバ)。

Claims (9)

  1. レーザ光射出手段と、
    前記レーザ光射出手段に高周波成分が重畳された駆動電流を供給する駆動手段と、
    を備える光ディスク装置であって、
    前記レーザ光射出手段から射出されたレーザ光量を検出する検出手段と、
    前記レーザ光量に応じて前記高周波成分の重畳量を調整する制御手段と、
    を有し、
    前記検出手段は、前記レーザ光射出手段近傍に設けられ、合焦状態において前記レーザ光射出手段からのレーザ光量を検出する受光手段を有し、
    前記制御手段は、前記重畳量を変化させたときの前記受光手段で検出されたレーザ光量の変化に基づき、レーザ光量の変化量が所定値以下となるまで前記重畳量を順次増大調整することを特徴とする光ディスク装置。
  2. レーザ光射出手段と、
    前記レーザ光射出手段に高周波成分が重畳された駆動電流を供給する駆動手段と、を備える光ディスク装置であって、
    前記レーザ光射出手段から射出されたレーザ光量を検出する検出手段と、
    前記レーザ光量に応じて前記高周波成分の重畳量を調整する制御手段と、
    を有し、
    前記検出手段は、合焦状態において前記レーザ光射出手段から射出され光ディスクで反射されたレーザ光量を検出する受光手段を有し、
    前記制御手段は、前記重畳量を変化させたときの前記受光手段で検出されたレーザ光量の変化に基づき、レーザ光量の変化量が所定値以下となるまで前記重畳量を順次増大調整することを特徴とする光ディスク装置。
  3. レーザ光射出手段と、
    前記レーザ光射出手段に高周波成分が重畳された駆動電流を供給する駆動手段と、を備える光ディスク装置であって、
    前記レーザ光射出手段から射出されたレーザ光量を検出する検出手段と、
    前記レーザ光量に応じて前記高周波成分の重畳量を調整する制御手段と、
    を有し、
    前記検出手段は、合焦状態及び非合焦状態において前記レーザ光射出手段から射出され光ディスクで反射されたレーザ光量を検出する受光手段を有し、
    前記制御手段は、前記合焦状態における前記受光手段で検出されたレーザ光量が前記非合焦状態におけるレーザ光量に対して所定値より大なる場合に前記高周波成分の重畳量を増大させることを特徴とする光ディスク装置。
  4. レーザ光射出手段と、
    前記レーザ光射出手段に高周波成分が重畳された駆動電流を供給する駆動手段と、を備える光ディスク装置であって、
    前記レーザ光射出手段から射出されたレーザ光量を検出する検出手段と、
    前記レーザ光量に応じて前記高周波成分の重畳量を調整する制御手段と、
    を有し、
    前記検出手段は、前記レーザ光射出手段近傍に設けられ、合焦状態及び非合焦状態において前記レーザ光射出手段からのレーザ光量を検出する受光手段を有し、
    前記制御手段は、前記合焦状態における前記受光手段で検出されたレーザ光量が前記非合焦状態におけるレーザ光量に対して所定値より大なる場合に前記高周波成分の重畳量を増大させることを特徴とする光ディスク装置。
  5. レーザ光射出手段と、
    前記レーザ光射出手段に高周波成分が重畳された駆動電流を供給する駆動手段と、を備える光ディスク装置であって、
    前記レーザ光射出手段から射出されたレーザ光量を検出する検出手段と、
    前記レーザ光量に応じて前記高周波成分の重畳量を調整する制御手段と、
    を有し、
    前記検出手段は、前記レーザ光射出手段から射出され光ディスクのピット及びランドで反射されたレーザ光量を検出する受光手段を有し、
    前記制御手段は、前記ランドにおける前記受光手段で検出されたレーザ光量が前記ピットにおけるレーザ光量に対して所定値より大なる場合に前記高周波成分の重畳量を増大させることを特徴とする光ディスク装置。
  6. レーザ光射出手段と、
    前記レーザ光射出手段に高周波成分が重畳された駆動電流を供給する駆動手段と、を備える光ディスク装置であって、
    前記レーザ光射出手段から射出されたレーザ光量を検出する検出手段と、
    前記レーザ光量に応じて前記高周波成分の重畳量を調整する制御手段と、
    を有し、
    前記検出手段は、前記レーザ光射出手段近傍に設けられ、光ディスクのピット及びランドにおいて前記レーザ光射出手段から射出されたレーザ光量を検出する受光手段を有し、
    前記制御手段は、前記ランドにおける前記受光手段で検出されたレーザ光量が前記ピットにおけるレーザ光量に対して所定値より大なる場合に前記高周波成分の重畳量を増大させることを特徴とする光ディスク装置。
  7. 請求項2〜6のいずれかに記載の装置において、
    前記レーザ光射出手段から射出されるレーザ光量を一定に維持する調整手段と、
    をさらに有し、前記制御手段は、前記調整手段の動作を実質的に停止させて前記重畳量を調整することを特徴とする光ディスク装置。
  8. レーザ光射出手段と、
    前記レーザ光射出手段に高周波成分が重畳された駆動電流を供給する駆動手段と、
    を備える光ディスク装置であって、
    前記レーザ光射出手段から射出されるレーザ光量を一定に維持すべく駆動電流を調整する調整手段と、
    前記駆動電流が基準値以下である場合に前記高周波成分の重畳量を増大させるように調整する制御手段と、
    を有することを特徴とする光ディスク装置。
  9. レーザ光射出手段と、
    前記レーザ光射出手段に高周波成分が重畳された駆動電流を供給する駆動手段と、
    を備える光ディスク装置であって、
    合焦状態及び非合焦状態において前記レーザ光射出手段から射出されるレーザ光量を一定に維持すべく駆動電流を調整する調整手段と、
    前記合焦状態における駆動電流が前記非合焦状態における駆動電流よりも所定値以上小なる場合に前記高周波成分の重畳量を増大させる制御手段と、
    を有することを特徴とする光ディスク装置。
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