JP3937593B2 - 変位情報検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、変位情報検出装置に関し、特に変位物体の位置情報、変位量情報、変位方向等の変位情報を該変位物体によって位相の変動を加えられた可干渉性光束の重ね合せによって直線偏光方位の回転に変換し、該直線偏光方位の回転量及び方向を検出することにより該変位物体の変位情報を検出するようにした変位情報検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より変位物体の変位情報を検出する装置としてロータリーエンコーダやリニアエンコーダ等の変位情報検出装置が使用されている。
【0003】
図14(A)は従来のロータリーエンコーダなる変位情報検出装置の全体の構成を示す平面図であり、図14(B)は側面図、図15は図14(A)の一部の光路を展開したときの要部概略図である。
【0004】
図中、131はディスクであり、透明の円板状の部材より成り変位物体に固定して変位物体とともに回転する。ディスク131の表面には1つの輪帯上に放射状の回折格子128を備えており、該回折格子128を介した光を検出することによって変位物体の変位情報を検出することができる。
【0005】
121は光源であり、半導体レーザで構成している。122はコリメータレンズであり、光源121からの放射光を平行光に変換する。123は偏光ビームスプリッタであり、プリズム123Aとプリズム123Bとを接合面124で接合して構成している。
【0006】
接合面124は偏光分割面であり、入射光の直線偏光の方向によって光を遮光若しくは反射する。127A、127Bはプリズムである。129A、129Bは1/4波長板、130A、130Bは反射手段である。102は1/4波長板、103は光分割手段であり、格子方向が2次元の位相型回折格子である。110a、110b、110c、110dは偏光素子、111a、111b、111c、111d(111)は受光素子(光検出手段)である。
【0007】
図15は図14の1/4波長板102から受光素子111までの光学系の各要素の配置を示す斜視図である。
【0008】
この従来例の光学的作用を説明する。光源121より射出された光束はコリメータレンズ122によって略平行光となり、偏光ビームスプリッタ(偏光分割手段)123に入射後、偏光分割面124に導光し、等光量の反射光束125と透過光束126に分割する。
【0009】
このうち、例えば偏光分割面124に対して垂直方向の直線偏光の反射光束125はプリズム123Aとプリズム127Aを介してディスク131上の回折格子128の位置M101に入射・回折し、特定次数の回折光光束が1/4波長板129Aを経て円偏光となり、反射手段130Aで反射後、逆回りの円偏光として同一光路を逆進し、再度1/4波長板129Aを通過後、入射時とは偏光方位が90°異なる直線偏光の光束となって回折格子128の位置M101に再入射・回折し、プリズム127Aを介して偏光ビームスプリッタ123に再入射し、今度は偏光分割面124を透過後、該ビームスプリッタ123から光束101aとして射出する。
【0010】
また、偏光分割面124に対して平行方向の直線偏光の透過光束126はプリズム123Bとプリズム127Bを介してディスク131の回折格子128の位置M102(回転軸に対して位置M101の対称位置)に入射・回折し、特定次数の回折光光束が1/4波長板129Bを経て円偏光となり、反射手段130Bで反射後、逆回りの円偏光として同一光路を逆進し、再度1/4波長板129Bを通過後、入射時とは偏光方位が90°異なる直線偏光の光束となって回折格子128の位置M102に再入射・回折し、プリズム127Bを介して偏光ビームスプリッタ123に再入射し、今度は偏光分割面124を反射後、該ビームスプリッタ123から光束101bとして射出する。
【0011】
これら2つの光束101a、101bは重ね合わされて光束101となり、1/4波長板102を透過し、直線偏光に変換される。この直線偏光の方位は、ディスク131の回折格子128の変位に伴って回転し、回折格子128の1ピッチ分の変位当たり2回転する。
【0012】
この直線偏光の光束を光分割手段103と偏光ビームスプリッタ107により、反射光と透過光の全体として4つの光束109a、109b、109c、109dに分割する。分割された光束109a、109b、109c、109dは偏光方位が互いに45°異なるように設定した偏光素子110a、110b、110c、110dに入射する。そして光束109a、109b、109c、109dの直線偏光の偏光方位は変位物体の変位に伴って回転するので、受光素子(光検出手段)111a、111b、111c、111dが受光する偏光素子110a、110b、110c、110dを透過した光束の光量は変位物体の変位に伴って正弦波上に変化し、受光素子111a、111b、111c、111dからは位相差が90°の4つの正弦波信号(プッシュプル信号)が出力される。この4つの正弦波信号を利用してディスク131を固定している変位物体の回転角や変位方向等の変位情報を検出している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
図14,図15に示すような変位物体(ディスク)の変位量を直線偏光方位の回転に変換する装置において、位相差が90°の4つの正弦波信号(プッシュプル信号)を検出する手段として、4分割された光束を互いに偏光方向が45°異なる偏光素子を介して受光素子で受光する方法がある。この方法は、1つの受光素子から得られる最大振幅は4分割する前の光束の振幅を1とすると1/4であり、さらなる光の利用効率の向上を求められていた。
【0014】
本発明は、変位物体の変位情報を位相差が90°の4つの正弦波信号(プッシュプル信号)に変換して検出することにより光の利用効率を高め、高精度の変位情報を得ることができる変位情報検出装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の変位情報検出装置は、
(1−1) 変位物体の変位量を該変位物体を介した直線偏光の直線偏光方位の回転情報を検出して求める変位情報検出装置において、該変位物体を介したP偏光成分およびS偏光成分に対して45°の角度をなす方向に進相軸方向を配置し、該P偏光成分およびS偏光成分をそれぞれ互いに逆回りの円偏光に変換する1/4波長板と、入射光束を2分割する光分割手段と、P偏光またはS偏光の振動方向に対して22.5°の角度をなす方向に進相軸方向を配置し、2分割した入射光束のうちの一方の直線偏光方位を変化させる1/2波長板と、2分割した光束のP偏光成分を透過しS偏光成分を反射する偏光ビームスプリッタと、2分割した光束のそれぞれのP偏光成分とS偏光成分を受光する4つの受光素子によって、位相差が90°の4つの正弦波信号を検出し、該正弦波信号を利用して変位物体の変位情報を検出することを特徴としている。
【0016】
特に、
(1−1−1) 前記偏光ビームスプリッタの2つの光出射面の一方に直角プリズムを接着し、前記偏光ビームスプリッタから出射される4つの光束の出射方向を同じにすることにより、4つの光束を受光する受光素子を同一平面上に配置したこと。
【0017】
(1−1−2) 前記偏光ビームスプリッタから出射される4つの光束を受光する受光素子は4分割センサであること。
等を特徴としている。
【0018】
(1−2) 変位物体の変位量を該変位物体を介した直線偏光の直線偏光方位の回転情報を検出して求める変位情報検出装置において、該変位物体を介したP偏光成分とS偏光成分を2分割する光分割手段と、P偏光成分またはS偏光成分と一致した方向に進相軸を配置した1/4波長板とP偏光成分およびS偏光成分に対して45°の角度をなす方向に進相軸方向を配置し、入射するP偏光成分およびS偏光成分をそれぞれ互いに逆回りの円偏光に変換する1/4波長板と、2分割した光束のP偏光成分を透過しS偏光成分を反射する偏光ビームスプリッタと、2分割した光束のそれぞれのP偏光成分とS偏光成分を受光する4つの受光素子によって、位相差が90°の4つの正弦波信号を検出し、該正弦波信号を利用して変位物体の変位情報を検出することを特徴としている。
【0019】
特に、
(1−2−1) 前記偏光ビームスプリッタの2つの光出射面の一方に直角プリズムを接着し、前記偏光ビームスプリッタから出射される4つの光束の出射方向を同じにすることにより、4つの光束を受光する受光素子を同一平面上に配置したこと。
【0020】
(1−2−2) 前記偏光ビームスプリッタから出射される4つの光束を受光する受光素子は4分割センサであること。
等を特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のロータリーエンコーダなる光学式の変位情報検出装置の実施形態1の要部概略図である。図2は図1の一部分の光路を展開した斜視図である。図1(A)は全体の構成を示す平面図、図1(B)は側面図である。図中、31はディスクであり、透明の円板状の部材より成り変位物体に固定して変位物体とともに回転する。ディスク31の表面には1つの輪帯上に放射状の回折格子28を備えており、回折格子28を介した光束を検出することによって変位物体の変位情報を検出する。
【0027】
21は光源であり、半導体レーザやレーザダイオード等で構成している。22はコリメータレンズであり、光源21からの放射光を平行光に変換する。23は偏光ビームスプリッタであり、プリズム23Aとプリズム23Bとを接合面24で接合して構成している。接合面24は偏光分割面より成り、入射光の直線偏光の方向によって光を透過若しくは反射する。27A、27Bは3角形状のプリズムであり、図1(B)に示すようにプリズム23A,23Bに接合している。29A、29Bは1/4波長板、30A、30Bは反射手段である。2は1/4波長板、3は光分割手段であり、例えば格子を一次元方向に配列した位相型の回折格子である。5は1/2波長板(図1では不図示)、7は偏光ビームスプリッタ、11a、11b、11c、11dは受光素子(光検出手段)である。図2は図1の1/4波長板2から受光素子11までの光路を展開した斜視図である。
【0028】
本実施形態の光学作用を説明する。光源21より射出された光束はコリメータレンズ22によって略平行光となり、偏光ビームスプリッタ(偏光分割手段)23に入射後、偏光分割面24に入射し、等光量の反射光束25と透過光束26に分割される。
【0029】
このうち、例えば偏光分割面24に対して垂直方向の直線偏光の反射光束25はプリズム23Aとプリズム27Aを介してディスク31上の回折格子28の位置M1に入射・回折し、特定次数の回折光光束が1/4波長板29Aを経て円偏光となり、反射手段30Aで反射後、逆回りの円偏光として同一光路を逆進し、再度1/4波長板29Aを通過後、入射時とは偏光方位が90°異なる直線偏光の光束となって回折格子28の位置M1に再入射・回折し、プリズム27Aを介してプリズム23Aに再入射し、今度は偏光方向が90°回転しているので偏光分割面24を透過後、該プリズム23Bから光束1aとして射出する。
【0030】
また、偏光分割面24に対して平行方向の直線偏光の透過光束26はプリズム23Bとプリズム27Bを介してディスク31の回折格子28の位置M2(回折格子28(変位物体)の回転軸に対して位置M1の対称位置)に入射・回折し、特定次数の回折光光束が1/4波長板29Bを経て円偏光となり、反射手段30Bで反射後、逆回りの円偏光として同一光路を逆進し、再度1/4波長板29Bを通過後、入射時とは偏光方位が90°異なる直線偏光の光束となって回折格子28の位置M2に再入射・回折し、プリズム27Bを介してプリズム23Bに再入射し、今度は偏光方向が90°回転しているので偏光分割面24を反射後、該プリズム23Bから光束1bとして光束1aと重なって射出する。
【0031】
図2に示すようにこれら2つの光束(直線偏光)1a、1bは重ね合わされて光束1となり、進相軸(F軸)方向をP偏光成分およびS偏光成分に対して45°の角度をなす方向に配置されている1/4波長板2を透過し、右回りと左回りの円偏光に変換している。この右回りと左回りの円偏光の合成により、所定方向に偏光軸を有する直線偏光に変換される。この直線偏光の方位は、ディスク31の回折格子28の変位に伴って回転し、回折格子28の1ピッチ分の変位当たり2回転する。
【0032】
この直線偏光の光束を光分割手段3により2つの光束4a、4bに分割する。光分割手段3は例えば位相型回折格子である。分割された光束4a、4bの一方(例えば光束4a)を進相軸(F軸)方向がP偏光またはS偏光の振動方向に対して22.5°の角度をなす方向に配置されている1/2波長板5を透過させる。すると光束4aは光束4bに対して直線の偏光方位が45°ずれる。
【0033】
この直線偏光方位のずれた、偏光方位が回転する2光束4a,4bを偏光ビームスプリッタ7に入射させると、反射するS偏光成分9a、9cと透過するP偏光成分9b、9dに分離され、受光素子11a、11c、11b、11dによって各成分が受光される。尚、偏光ビームスプリッタ7でS偏光成分を透過させ、P偏光成分を反射するようにしても良い。以下の各実施形態で全て同じである。
【0034】
この回転する直線偏光方位のずれと受光素子によって受光される出力変化の様子を図3,図4に示す。ただし、図3においては、変化する様子を離散的に4つの状態で示しているが、実際は連続的に変化するものである。図4より、変位物体(ディスク)の変位に伴って、位相が90°ずれた4つの正弦波信号(プッシュプル信号)11a,11b,11c,11dが得られることがわかる。この4つの正弦波信号を利用してディスク31を固定している変位物体の回転角及び変位方向を検出することができる。この場合、各受光素子11a〜11dにて受光する最大振幅は、光分割手段3に入射する光束の振幅を1とすると、1/2であり、従来例に比べて光の利用効率を高くすることができ、検出精度を向上させることができる。
【0035】
このように直線偏光方位の回転量と回転方向を求めて変位物体の変位情報を検出している。
【0036】
図5は本発明の実施形態2の光学系の一部を展開したときの説明図である。実施形態2の光学式の変位情報検出装置は、実施形態1において、偏光ビームスプリッタ7を透過した成分を折り返す為の直角プリズム8を偏光ビームスプリッタ7に接着し、受光素子11a、11b、11c、11dが同一平面上に構成されている他は、実施形態1の光学式の変位検出装置と同様に構成したものである。実施形態1と共通する部材には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0037】
実施形態2の光学式の変位情報検出装置は、直線偏光方位のずれた、偏光方位が回転する2光束4a、4bを偏光ビームスプリッタ7に入射させ、反射するS偏光成分9a、9cと透過するP偏光成分9b、9dに分離する。その内、透過したP偏光成分9b、9dは、偏光ビームスプリッタ7に接着された直角プリズム8によって、S偏光成分の出射方向と同じ方向に折り返される。こうすることにより、各成分9a〜9dを受光する受光素子11a、11c、11b、11dを同一平面上に構成することができ、装置全体を小型化することができる。
【0038】
図6は本発明の実施形態3の光学系の一部を展開したときの説明図である。実施形態3の光学式の変位情報検出装置は、実施形態1に対して、偏光ビームスプリッタ7の偏光面7aの向きが異なり、偏光ビームスプリッタ7を透過した成分を折り返す直角プリズム8が偏光ビームスプリッタ7に接着され、受光素子11a、11b、11c、11dが同一平面上に構成されていて、受光素子11a〜11dが所謂4分割センサにて構成されている他は、実施形態1の光学式の変位情報検出装置と同様である。図6において実施形態1と共通する部材には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0039】
実施形態3の光学式の変位情報検出装置は、直線偏光方位のずれた、偏光方位が回転する2光束4a、4bを偏光ビームスプリッタ7に入射させ、反射するS偏光成分9a、9cと透過するP偏光成分9b、9dに分離する。その内、透過したP偏光成分9b、9dは、偏光ビームスプリッタ7に接着された直角プリズム8によって、S偏光成分の出射方向と同じ方向に折り返される。こうすることにより、各成分を受光する受光素子11a、11c、11b、11dを同一平面上に構成することができ、装置全体を小型化することが出来る。この時、偏光ビームスプリッタ7の偏光面7aを、光束分割方向がX軸方向に対して、YZ平面に配置することにより、受光素子11a、11c、11b、11dを所謂4分割センサにて構成することができ、汎用品の流用が可能になり、装置のコストダウンが図れる。
【0040】
図7は本発明の実施形態4の光学系の一部を展開したときの説明図である。実施形態4の光学式の変位情報検出装置は、実施形態1に対して、ディスク31の回折格子28の変位に伴って偏光方位が回転する2光束の、直線偏光方位をずらす方法の他は、実施形態1の光学式の変位情報検出装置と同様に構成したものであるので、実施形態1と共通する部材には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0041】
図7において偏光ビームスプリッタ23から射出した光束1を光分割手段3により2つの光束4a、4bに分割する。光束分割手段3は例えば位相型回折格子である。分割された光束4a、4bの一方(例えば光束4a)を進相軸(F軸)方向がP偏光またはS偏光の振動方向と一致した方向に配置されている1/4波長板6を透過させる。この2光束4aと4bを進相軸方向がP偏光成分およびS偏光成分に対して45°の角度をなす方向に配置されている1/4波長板2を通過させ、直線偏光に変換する。1/4波長板2を透過した2光束の直線偏光の方位は、光束4aのみ1/4波長板6を透過していることから、互いに45°ずれている。
【0042】
以下、実施形態1と同様の受光手段により、従来例に比べて光の利用効率を高めた光学式の変位情報検出装置を達成している。
【0043】
図8は本発明の実施形態5の光学系の一部を展開したときの説明図である。実施形態5の光学式の変位情報検出装置は、図7の実施形態4において、偏光ビームスプリッタ7を透過した成分を折り返す直角プリズム8を偏光ビームスプリッタ7に接着し、受光素子11a、11b、11c、11dが同一平面上に構成されている他は、実施形態4の光学式の変位情報検出装置と同様に構成したものであるので、実施形態4と共通する部材には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0044】
実施形態5の光学式の変位情報検出装置は、直線偏光方位のずれた、偏光方位が回転する2光束4a、4bを偏光ビームスプリッタ7に入射させ、反射するS偏光成分9a、9cと透過するP偏光成分9b、9dに分離している。その内、透過したP偏光成分9b、9dは、偏光ビームスプリッタ7に接着された直角プリズム8によって、S偏光成分の出射方向と同じ方向に折り返される。こうすることにより、各成分を受光する受光素子11a、11c、11b、11dを同一平面上に構成することができ、装置全体を小型化することができる。
【0045】
図9は本発明の実施形態6の光学系の一部を展開したときの説明図である。実施形態6の光学式の変位情報検出装置は、図8の実施形態5に対して、偏光ビームスプリッタ7の偏光面7aの向きが異なり、偏光ビームスプリッタ7を透過した成分を折り返す直角プリズム8が偏光ビームスプリッタ7に接着され、受光素子11a、11b、11c、11dが同一平面上に構成されていて、所謂4分割センサにて構成されている他は、実施形態5の光学式の変位情報検出装置と同様に構成したものであるので、実施形態5と共通する部材には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0046】
実施形態6の光学式の変位情報検出装置は、直線偏光方位のずれた、偏光方位が回転する2光束4a、4bを偏光ビームスプリッタ7に入射させ、反射するS偏光成分9a、9cと透過するP偏光成分9b、9dに分離する。その内、透過したP偏光成分9b、9dは、偏光ビームスプリッタ7に接着された直角プリズム8によって、S偏光成分の出射方向と同じ方向に折り返される。こうすることにより、各成分を受光する受光素子11a、11c、11b、11dを同一平面上に構成することができ、装置全体を小型化することが出来る。この時、偏光ビームスプリッタ7の偏光面7aを、光束分割方向がX軸方向に対して、YZ平面と配置することにより、受光素子11a、11c、11b、11dを所謂4分割センサにて構成することができ、汎用品の流用が可能になり、装置のコストダウンが図れる。
【0047】
図10は本発明の実施形態7の光学系の一部を展開したときの説明図である。実施形態7の光学式の変位情報検出装置は、偏光ビームスプリッタ23から光束1が射出するまでは実施形態1と同様であるので重複説明を省略する。
【0048】
偏光ビームスプリッタ23から射出した光束1を、進相軸(F軸)方向がP偏光またはS偏光の振動方向に対して22.5°の角度をなす方向に配置されている1/2波長板14を透過させて、光束1のS偏光成分とP偏光成分の振動方向を45°回転させる。回転後の成分をそれぞれS’偏光成分、P’偏光成分とする。
【0049】
光束1を光分割手段3により、2つの光束4a、4bに分割する。分割した光束4a、4bの一方(例えば光束4a)を進相軸方向がS’偏光成分またはP’偏光成分と一致した方向に配置された1/4波長板13を透過させる。
【0050】
この2光束の振動方向の変化の様子を図11に示す。ただし、ここでは離散的に状態(1)→(2)→(3)→(4)と変化する様に示しているが、実際は連続的に変化するものである。
【0051】
また、光束4aと4bの関係は、光束4aが状態(1)の時、光束4bは状態(2)、光束4aが状態(2)の時、光束4bは状態(3)、光束4aが状態(3)の時、光束4bは状態(4)、光束4aが状態(4)の時、光束4bは状態(1)、または光束4aが状態(1)の時、光束4bは状態(4)、光束4aが状態(2)の時、光束4bは状態(1)、光束4aが3の時、光束4bは状態(2)、光束4aが状態(4)の時、光束4bは状態(3)となるように1/4周期(位相差90°)ずれていて、1/4波長板13をS’成分かP’成分のどちらに一致させるかによってずれ方が変わってくる。
【0052】
状態(1)においては、X軸方向に振動する成分が相殺されて、X軸方向に振動する直線偏光になり、状態(2)においては、進行方向のZ軸を中心に右’回りに回転する円偏光になり、状態(3)においては、Y軸方向に振動する成分が相殺されて、Z軸方向に振動する直線偏光になり、状態(4)においては、進行方向のZ軸を中心に左回りに回転する円偏光になる。
【0053】
この2光束4a、4bをX軸方向に振動する成分を透過し、Y軸方向に振動する成分を反射する偏光面7aをもつ偏光ビームスプリッタ7に入射させる。光束4a、4bの反射成分を9a、9c、透過成分を9b、9dとし、それぞれ受光素子11a、11c、11b、11dに入射する。すると、ディスク31の変位に伴って、光束の状態が(1)→(2)→(3)→(4)と変化し、各受光素子で受光する強度が変化する。光束4aと4bの変化の周期が1/4周期(位相差90°)ずれていることと、各光束の透過する成分と反射成分は逆相(位相差180°)になるので、受光素子11a、11c、11b、11dからは位相が90°ずれた4つの正弦波信号(プッシュプル信号)が得られる。
【0054】
また、この場合、各受光素子にて受光する最大振幅は、光分割手段3に入射する光束の振幅を1とすると、1/2であり、従来例に比べて光の利用効率を高くすることができる。
【0055】
また、本実施形態においては、光束1を1/2波長板14を透過させる代わりに、光束分割手段3と1/4波長板13と偏光ビームスプリッタ7をZ軸を回転軸にして45°回転させても同様の効果が得られる。
【0056】
図12は本発明の実施形態8の光学系の一部を展開したときの説明図である。実施形態8の光学式の変位情報検出装置は、図10の実施形態7において、偏光ビームスプリッタ7を透過した成分を折り返す直角プリズム8を偏光ビームスプリッタ7に接着し、受光素子11a、11b、11c、11dが同一平面上に構成されている他は、実施形態7の光学式の変位情報検出装置と同様に構成したものであるので、実施形態7と共通する部材には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0057】
実施形態8の光学式の変位情報検出装置は、偏光ビームスプリッタ7を透過(または反射)する振動方向に対して、光束の振動方向が45°ずれていて、その2光束4a、4bを偏光ビームスプリッタ7に入射させ、反射する成分9a、9cと透過する成分9b、9dに分離する。その内、透過した成分9b、9dは、偏光ビームスプリッタ7に接着された直角プリズム8によって、偏光ビームスプリッタ7によって反射される成分の出射方向と同じ方向に折り返される。こうすることにより、各成分を受光する受光素子11a、11c、11b、11dを同一平面上に構成することができ、装置全体を小型化することができる。
【0058】
図13は本発明の実施形態9の光学系の一部を展開したときの説明図である。
実施形態9の光学式の変位情報検出装置は、図12の実施形態8に対して、偏光ビームスプリッタ7の偏光面7aの向きが異なり、偏光ビームスプリッタ7を透過した成分を折り返す直角プリズム8が偏光ビームスプリッタ7に接着され、受光素子11a、11b、11c、11dが同一平面上に構成されていて、所謂4分割センサにて構成されている他は、実施形態8の光学式の変位情報検出装置と同様に構成したものであるので、実施形態8と共通する部材には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0059】
実施形態9の光学式の変位情報検出装置は、偏光ビームスプリッタ7を透過(または反射)する振動方向に対して、光束の振動方向が45°ずれていて、その2光束4a、4bを偏光ビームスプリッタ7に入射させ、反射する成分9a、9cと透過する成分9b、9dに分離する。その内、透過した9b、9dは、偏光ビームスプリッタ7に接着された直角プリズム8によって、偏光ビームスプリッタ7によって反射される成分の出射方向と同じ方向に折り返される。こうすることにより、各成分を受光する受光素子11a、11c、11b、11dを同一平面上に構成することができ、装置全体を小型化することが出来る。この時、偏光ビームスプリッタ7の偏光面7aを、光束分割方向がX軸方向に対して、YZ平面と配置することにより、受光素子11a、11c、11b、11dを所謂4分割センサにて構成することができ、汎用品の流用が可能になり、装置のコストダウンが図れる。
【0060】
尚、以上の各実施形態の構成は図1(A),(B)に示す構成を流用している。
【0061】
以上の各実施形態においては、ロータリーエンコーダに適用した例を説明したが、本発明はロータリーエンコーダだけでなく、リニアエンコーダ等の他の光学式の変位情報検出装置にも同様に適用できる。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば以上のように、各要素を設定し、変位物体の変位情報を位相差が90°の4つの正弦波信号(プッシュプル信号)に変換して検出することにより光の利用効率を高め、高精度の変位情報を得ることができる変位情報検出装置を達成することができる。
【0063】
特に本発明によれば、変位物体の変位量を位相差が90°の4つの正弦波信号(プッシュプル信号)に変換して検出する手段において、従来の方式に比べて装置の小型化ならびに光の利用効率を高めることができ、検出精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の要部概略図
【図2】図1の一部分の光路を展開した説明図
【図3】実施形態1における直線偏光の回転方向の変位を示す説明図
【図4】実施形態1における4つの出力信号の説明図
【図5】本発明の実施形態2の一部分を示す斜視図
【図6】本発明の実施形態3の一部分を示す斜視図
【図7】本発明の実施形態4の一部分を示す斜視図
【図8】本発明の実施形態5の一部分を示す斜視図
【図9】本発明の実施形態6の一部分を示す斜視図
【図10】本発明の実施形態7の一部分を示す斜視図
【図11】本発明の実施形態7の説明図
【図12】本発明の実施形態8の一部分を示す斜視図
【図13】本発明の実施形態9の一部分を示す斜視図
【図14】従来の変位情報検出装置の全体の構成を示す平面図
【図15】図14の一部分の要部斜視図
【符号の説明】
1,101 光束
2,102 1/4波長板
3,103 光分割手段
4a,4b 光分割手段3によって分割された2 光束
5,105 1/2波u 長板
6 1/4波長板
7 偏光ビームスプリッタ
8 直角プリズム
9a 光束4aのS偏光成分
9b 光束4aのP 偏光成分
9c 光束4bのS偏光成分
9d 光束4bのP 偏光成分
11a,11b,11c,11d 受光素子
13 1/4波長板
14 1/2波長板
21 光源
22 コリメータレンズ
23 偏光ビームスプリッタ(偏光光分割手段)
24 偏光分割面
27 プリズム
28 回折格子
29 1/4波長板
30 反射手段
31 ディスク
104a,104b 光分割手段3によって分割された2 光束
107 非偏光ビームスプリッタ
109a 光束104aのS偏光成分
109b 光束104aのP 偏光成分
109c 光束104bのS偏光成分
109d 光束104bのP 偏光成分
110a,110b,110c,110d 偏光板
111a,111b,111c,111d 受光素子
P21 光源
122 コリメータレンズ
123 偏光ビームスプリッタ(偏光光分割手段)
124 偏光分割面
127 プリズム
128 回折格子
129 1/4波長板
130 反射手段
131 ディスク

Claims (6)

  1. 変位物体の変位量を該変位物体を介した直線偏光の直線偏光方位の回転情報を検出して求める変位情報検出装置において、該変位物体を介したP偏光成分およびS偏光成分に対して45°の角度をなす方向に進相軸方向を配置し、該P偏光成分およびS偏光成分をそれぞれ互いに逆回りの円偏光に変換する1/4波長板と、入射光束を2分割する光分割手段と、P偏光またはS偏光の振動方向に対して22.5°の角度をなす方向に進相軸方向を配置し、2分割した入射光束のうちの一方の直線偏光方位を変化させる1/2波長板と、2分割した光束のP偏光成分を透過しS偏光成分を反射する偏光ビームスプリッタと、2分割した光束のそれぞれのP偏光成分とS偏光成分を受光する4つの受光素子によって、位相差が90°の4つの正弦波信号を検出し、該正弦波信号を利用して変位物体の変位情報を検出することを特徴とする変位情報検出装置。
  2. 前記偏光ビームスプリッタの2つの光出射面の一方に直角プリズムを接着し、前記偏光ビームスプリッタから出射される4つの光束の出射方向を同じにすることにより、4つの光束を受光する受光素子を同一平面上に配置したことを特徴とする請求項1に記載の変位情報検出装置。
  3. 前記偏光ビームスプリッタから出射される4つの光束を受光する受光素子は4分割センサであることを特徴とする請求項2に記載の変位情報検出装置。
  4. 変位物体の変位量を該変位物体を介した直線偏光の直線偏光方位の回転情報を検出して求める変位情報検出装置において、該変位物体を介したP偏光成分とS偏光成分を2分割する光分割手段と、P偏光成分またはS偏光成分と一致した方向に進相軸を配置した1/4波長板とP偏光成分およびS偏光成分に対して45°の角度をなす方向に進相軸方向を配置し、入射するP偏光成分およびS偏光成分をそれぞれ互いに逆回りの円偏光に変換する1/4波長板と、2分割した光束のP偏光成分を透過しS偏光成分を反射する偏光ビームスプリッタと、2分割した光束のそれぞれのP偏光成分とS偏光成分を受光する4つの受光素子によって、位相差が90°の4つの正弦波信号を検出し、該正弦波信号を利用して変位物体の変位情報を検出することを特徴とする変位情報検出装置。
  5. 前記偏光ビームスプリッタの2つの光出射面の一方に直角プリズムを接着し、前記偏光ビームスプリッタから出射される4つの光束の出射方向を同じにすることにより、4つの光束を受光する受光素子を同一平面上に配置したことを特徴とする請求項4に記載の変位情報検出装置。
  6. 前記偏光ビームスプリッタから出射される4つの光束を受光する受光素子は4分割センサであることを特徴とする請求項5に記載の変位情報検出装置。
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