JP3935721B2 - ラベル材料 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ストレッチラベル等を構成するラベル材料に関し、更に詳しくは、ストレッチラベル等を構成する長尺状の原反フィルムが、カット性に優れてラベル製造時の作業性を著しく向上させることができ、更に、ストレッチ性、耐熱性、強靱性、耐防傷性、印刷適性等に優れ、フィルムの自己伸縮性を利用してボトル胴部の外周表面に強固に密接着して装着し得る極めて美麗なストレッチラベル等を構成するラベル材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、プラスチック、ガラス、あるいは、金属等からなる各種の包装用容器の外周表面に装着されるラベルとしては、種々の形態のものが開発され、提案されているが、それらの一つに、フィルムの自己伸縮性を利用して、包装用容器の外周表面に装着されるストレッチラベルが知られている。
このものは、自己伸縮性を有するものであることから、包装用容器の寸法変化等に対し追従することができ、包装用容器の外周表面に密着状態を保持することができる、他方、使用後においては、包装用容器とラベルとの分離が容易であり、分別回収が可能であり、環境対応に適する、安価にラベルを製造することができる等の種々の利点を有するものである。
而して、現在、ストレッチラベルを構成する原反フィルムとしては、例えば、酢酸ビニル含有量が3〜8重量%位であって、自己伸縮性を有するエチレン−酢酸ビニル共重合体フィルムからなる原反フィルムが最も一般的に使用されているものである。
更には、自己伸縮性を有する低密度ポリエチレンフィルム等からなる原反フィルム等も使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなストレッチラベルにおいて、該ストレッチラベルを構成する自己伸縮性を有するエチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、あるいは、低密度ポリエチレンフィルム等の長尺状の原反フィルムは、ラベルを製造する際にラベルを複数個取りするために、スリッタ−(カッタ−)等を用いて長尺状の原反フィルムを縦方向あるいは横方向等に切断するカット性に劣ることから、ラベル製造時の作業適性に著しく欠け、その生産性に劣るという問題点があり、更に、そのカット性に劣ることから、ラベルを構成する端部のカット面を美麗に仕上げることが困難であるという問題点がある。
通常、ストレッチラベルは、まず、図4に示すように、長尺状の原反フィルム11の上に、ストレッチラベルを複数個取りするために、縦方向(印刷方向)X、横方向Yに、それぞれ所定の間隔Xa、Yaをおいて、例えば、グラビア印刷方式、オフセット印刷方式、凸版印刷方式、その他等の印刷方式により、文字、図形、記号、絵柄、その他等からなる所望の印刷模様層12、12、12、12・・・・・を多列に繰り返して形成して、長尺状のラベル原反フィルムPを製造する。
次に、図5に示すように、上記で製造した長尺状のラベル原反フィルムPについて、スリッタ−等を使用し、所定の間隔Xa、Yaの中心線La、La(図2参照)からなるカット線L、Lでカットして、ストレッチラベルを構成する原反フィルム11aの上に、ストレッチラベルを構成する印刷模様層12aを有するると共にストレッチラベルを構成する原反フィルム11aの上下および左右の端部に、ストレッチラベルを構成する原反フィルム11aの生地面からなり、かつ、上記の所定の間隔Xa、Yaの1/2の間隔を有する領域13a、13bを有する、ストレッチラベルを構成するラベルフィルムQを製造する。
次いで、図6、図7に示すように、上記で製造したラベルフィルムQについて、そのラベル原反フィルム11aの印刷模様層12aの面を内面側にして、その印刷模様部12aを有する内面側の端部に接着剤層14を形成し、他方、ラベル原反フィルム11aの表面側の端部にコロナ放電処理を施してコロナ放電処理面15を形成し(図5)、しかる後、その両端部を、上記の接着剤層14とコロナ放電処理面15の面とを対向させて重ね合わせ、しかる後、その重合部の両端部を、上記の接着剤層14等を介して接合して接合部16を形成することにより、ボトル胴部の外周表面に密接着させて装着することができる筒状のストレッチラベルRを製造するものである(図7)。
【0004】
なお、上記において、図示しないが、上記で製造した長尺状の原反フィルムPについて、スリッタ−等を使用し、まず、所定の間隔Yaの中心線Laからなるカット線L(図2参照)で縦方向にカットして、ストレッチラベルを構成する印刷模様層12aが1列に並列している長尺状のラベル原反フィルム11aを製造し、次いで、これを、その長尺状のラベル原反フィルム11aの印刷模様層12aの面を内面側にして、その印刷模様層12aを有する内面側の端部に接着剤層14を形成し、他方、長尺状のラベル原反フィルム11aの表面側の端部にコロナ放電処理を施してコロナ放電処理面15を形成し、しかる後、その両端部を、上記の接着剤層14とコロナ放電処理面15の面とを対向させて重ね合わせ、しかる後、その重合部の両端部を、上記の接着剤層14等を介して接合して接合部16を形成して筒貼りすると共に所定の間隔Xaの中心線Laからなるカット線Lで横方向にスリッタ−等を使用してカットして、ボトル胴部の外周表面に密接着させて装着することができる筒状のストレッチラベルRを製造することもできるものである(図4〜7参照)。
而して、上記のようなストレッチラベルの製造法において、長尺状のラベル原反フィルムを横方向および/または縦方向に、スリッタ−等を使用してカットする場合、その長尺状のラベル原反フィルムが、スリッタ−等を用いて縦方向および/または横方向等に切断するカット性に劣ると、ラベル製造時の作業適性に欠け、その作業能率を著しく低下させ、その生産性に劣ることになり、更に、そのカット性に劣ることから、ラベルを構成する端部のカット面を美麗に仕上げることが極めて困難になるものであり、ひいては、大量のラベル不良品等を発生させることになり兼ねないものものであり、終極的には、その生産性を阻害するとういことになるものである。
そこで本発明は、ストレッチラベルを構成する長尺状のラベル原反フィルムが、カット性に優れてラベル製造時の作業性を著しく向上させることができ、更に、ストレッチ性、耐熱性、強靱性、耐防傷性、印刷適性等に優れ、フィルムの自己伸縮性を利用してボトル胴部の外周表面に強固に密接着して装着し得る極めて美麗なストレッチラベル等を構成し得るラベル材料を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、ストレッチラベルに関する上記のような問題点を解決すべく種々検討の結果、原反フィルムの両端部を重ね合わせ、その重合部を接合して接合部を形成し、かつ、ボトル胴部の外周表面に装着する筒状のストレッチラベルにおいて、長尺状の原反フィルムとして、プラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体を使用し、該プラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムの上に、ストレッチラベルを複数個取りするために、縦方向(印刷方向)および/または横方向に、それぞれ所定の間隔をおいて、所望の印刷模様層を多列に繰り返して形成して、長尺状のラベル原反フィルムを製造し、次いで、該長尺状のラベル原反フィルムを、上記の横方向に設けた所定の間隔の部分であって、その横方向にスリッタ−等を用いてカットするカット線を含むカット部領域に、上記のプラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムを構成する全ての樹脂よりも硬度が高く、かつ、融点の高い樹脂をビヒクルの主成分とする樹脂組成物によるカット性付与樹脂層を設けてストレッチラベル等を構成する長尺状のラベル原反フィルムからなるラベル材料を製造し、しかる後、該ラベル材料を構成する長尺状のラベル原反フィルムを、その長尺状のラベル原反フィルムの縦方向にスリッタ−等を用いてカット線に沿ってカットすると共に上記のカット性付与樹脂層を介して、その長尺状のラベル原反フィルムの横方向にスリッタ−等を用いてカット線に沿ってカットして、ストレッチラベル等を構成するラベルフィルムを製造し、次いで、該ラベルフィルムを、その両端部を重ね合わせて、その重合部を接着剤等を介して接合して接合部を形成して筒状のストレッチラベルを製造したところ、ストレッチラベルを構成する長尺状のラベル原反フィルムを縦方向および/または縦方向に、スリッタ−等を使用してカットする場合に、その長尺状のラベル原反フィルムが、スリッタ−等を用いて縦方向あるいは横方向等に切断するカット性に優れ、ラベル製造時の作業適性に何らの支障もなく、その作業能率を著しく向上させ、その生産性を高めることができ、更に、そのカット性に優れていることから、ラベルを構成する端部のカット面を美麗に仕上げることができ、大量のラベル不良品等の発生を阻止し、終極的には、その生産性を阻害することなく、更に、ストレッチ性、耐熱性、強靱性、耐防傷性、印刷適性等に優れ、フィルムの自己伸縮性を利用してボトル胴部の外周表面に強固に密接着して装着し得る極めて美麗なストレッチラベル等を構成し得るラベル材料を見出して本発明を完成したものである。
【0006】
すなわち、本発明は、プラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムの上に、ストレッチラベルを複数個取りするために、縦方向および/または横方向に、それぞれ所定の間隔をおいて、所望の印刷模様層を繰り返して形成した長尺状のラベル原反フィルムからなり、更に、該長尺状のラベル原反フィルムを、上記の横方向等に設けた所定の間隔の部分であって、その横方向にスリッタ−を用いてカットするカット線を含むカット部領域に、上記のプラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムを構成する全ての樹脂よりも硬度が高く、かつ、融点の高い樹脂をビヒクルの主成分とする樹脂組成物によるカット性付与樹脂層を設けたことを特徴とするラベル材料に関するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
上記の本発明について図面等を用いて以下に更に詳しく説明する。
まず、図1、図2および図3は、本発明にかかるストレッチラベルを構成するラベル材料についてその構成の概略を示す概略的平面図であり、図4、図5、図6および図7は、従来のストレッチラベルの製造法についてその各工程における概略の構成を示す概略的構成図である。
【0008】
本発明にかかるラベル材料は、図1に示すように、長尺状の原反フィルム1として、プラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体(1a)を使用し、該プラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体(1a)からなる長尺状の原反フィルム1の上に、ストレッチラベルを複数個取りするために、縦方向(印刷方向)Xおよび/または横方向Yに、それぞれ所定の間隔Xa、Yaをおいて、例えば、グラビア印刷方式、オフセット印刷方式、凸版印刷方式、その他等の印刷方式により、文字、図形、記号、絵柄、その他等からなる所望の印刷模様層2を多列に繰り返して形成して、長尺状のラベル原反フィルムPを製造する。
次いで、本発明においては、図2に示すように、上記の長尺状のラベル原反フィルムPから個々のストレッチラベルを構成するラベルフィルムを製造するために、該長尺状のラベル原反フィルムPについて、スリッタ−等を使用し、上記の縦方向Xおよび/または横方向Yに、その縦方向Xおよび/または横方向Y等に設けた所定の間隔Xa、Yaの中心線La、Laからなるカット線L、Lでカットする際に、そのスリッタ−等によるカット性を改良すべく、所定の間隔Xaの中心線Laからなるカット線Lを含むカット部領域(横方向)に、上記のプラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムを構成する全ての樹脂よりも硬度が高く、かつ、融点の高い樹脂をビヒクルの主成分とする樹脂組成物によるカット性付与樹脂層3を設けて、ストレッチラベル等を構成する長尺状のラベル原反フィルムPからなるラベル材料Paを製造するものである。
【0009】
次いで、本発明においては、上記で製造したラベル材料Paについて、図3に示すように、スリッタ−等を使用し、上記の縦方向Xおよび/または横方向Yに、その縦方向Xおよび/または横方向Y等に設けた所定の間隔Xa、Yaの中心線La、Laからなるカット線L、Lでカットして、ストレッチラベルを構成する原反フィルム1(1a)の上に、ストレッチラベルを構成する印刷模様層2aを有すると共にストレッチラベルを構成する原反フィルム1(1a)の上下の端部に、ストレッチラベルを構成する原反フィルム1(1a)の生地面とカット性付与樹脂層3からなり、かつ、ストレッチラベルを構成する原反フィルム1(1a)の左右の端部に、ストレッチラベルを構成する原反フィルム1(1a)の生地面からなるストレッチラベルを構成するラベルフィルムQを製造する。
【0010】
而して、本発明においては、図示しないが、上記で製造したラベルフィルムQについて、その原反フィルムの印刷模様層2aの面を内面側にして、その印刷模様層2aを有する内面側の左右の端部の一方に接着剤層を形成し、他方、原反フィルムの表面側の端部の他方にコロナ放電処理を施してコロナ放電処理面を形成し、しかる後、その両端部を、上記の接着剤層とコロナ放電処理面の面とを対向させて重ね合わせ、しかる後、その重合部の両端部を、上記の接着剤層等を介して接合して接合部を形成することにより、ボトル胴部の外周表面に密接着させて装着することができる筒状のストレッチラベルを製造するものである(前述の図6、図7参照)。
【0011】
また、本発明においては、図示しないが、上記で製造したラベル材料について、スリッタ−等を使用し、まず、縦方向の所定の間隔の中心線からなるカット線で縦方向にカットして、ストレッチラベルを構成する長尺条のラベル原反フィルムを製造し、次いで、これを、その長尺条のラベル原反フィルムの印刷模様層の面を内面側にして、その印刷模様層を有する内面側の端部の一方に接着剤層を形成し、他方、長尺条のラベル原反フィルムの表面側の端部の他方にコロナ放電処理を施してコロナ放電処理面を形成し、しかる後、その両端部を、上記の接着剤層とコロナ放電処理面の面とを対向させて重ね合わせ、しかる後、その重合部の両端部を、上記の接着剤層等を介して接合して接合部を形成して筒貼りすると共に横方向の所定の間隔の中心線からなるカット線で横方向にスリッタ−等を使用してカットして、ボトル胴部の外周表面に密接着させて装着することができる筒状のストレッチラベルを製造することができるものである。
【0012】
而して、本発明においては、図示しないが、上記で製造した筒状のストレッチラベルを使用し、これを、例えば、引き伸ばし機等を使用し、10〜25%位に引き伸ばした状態でボトル胴部の外周表面に装着させて、ストレッチラベルを構成する印刷模様層は勿論のこと、原反フィルムの生地面およびカット性付与樹脂層からなる領域が、ボトル胴部の外周表面に、強固に緊張して、密接着してなるストレッチラベル付きボトルを製造することがてきるものである。
【0013】
次に、上記の本発明にかかるラベル材料について、該ラベル材料等を構成する材料、製造法等について説明すると、まず、プラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムを樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン(マルチサイト触媒を使用して重合したポリマ−、LLDPE)、メタロセン触媒(シングルサイト触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン樹脂、エチレン−ボリプロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸あるいはメタクリル酸等の不飽和カルボン酸共重合体、その他等の樹脂の1種ないしそれ以上を使用することができる。
【0014】
而して、本発明において、上記の樹脂の中でも、特に、メタロセン触媒(シングルサイト系触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体を使用することが好ましいものである。
上記のメタロセン触媒(シングルサイト系触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体としては、例えば、二塩化ジルコノセンとメチルアルモキサンの組み合わせによる触媒等のメタロセン錯体とアルモキサンとの組み合わせによる触媒、すなわち、メタロセン触媒を使用して重合してなるエチレン−α−オレフィン共重合体を使用することができる。
上記のメタロセン触媒は、現行の触媒が、活性点が不均一でマルチサイト系触媒と呼ばれているのに対し、活性点が均一であることからシングルサイト系触媒とも呼ばれているものである(以下、メタロセン触媒と、シングルサイト系触媒とは、同等の意味である。)。
【0015】
上記のメタロセン触媒(シングルサイト系触媒)を用いて重合したエチレン−α−オレフィン共重合体について更に詳述すると、具体的には、例えば、メタロセン系遷移金属化合物と有機アルミニウム化合物との組み合わせによる触媒、すなわち、メタロセン触媒(いわゆるカミンスキ−触媒を含む)を使用して重合してなるエチレン−α−オレフィン共重合体を使用することができる。
なお、上記のメタロセン触媒は、無機物に担持されて使用されることもあるものである。
上記において、メタロセン系遷移金属化合物としては、例えば、IVB族から選ばれる遷移金属、具体的には、チタニウム(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)に、シクロペンタジエニル基、置換シクロペンタジエニル基、インデニル基、置換インデニル基、テトラヒドロインデニル基、置換テトラヒドロインデニル基、フルオニル基またと置換フルオニル基が1ないし2個結合しているか、あるいは、これらのうちの二つの基が共有結合で架橋したものが結合しており、他に水素原子、酸素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アリ−ル基、アセチルアセトナ−ト基、カルボニル基、窒素分子、酸素分子、ルイス塩基、ケイ素原子を含む置換基、不飽和炭化水素等の配位子を有するものを使用することができる。
【0016】
また、上記において、有機アルミニウム化合物としては、アルキルアルミニウム、または鎖状あるいは環状アルミノキサン等を使用することができる。
ここで、アルキルアルミニウムとしては、例えば、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、ジメチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド、メチルアルミニウムジクロリド、エチルアルミニウムジクロリド、ジメチルアルミニウムフルオリド、ジイソブチルアルミニウムハイドライド、ジエチルアルミニウムハイドライド、エチルアルミニウムセスキクロリド等を使用することができる。
また、鎖状あるいは環状アルミノキサンとしては、例えば、アルキルアルミニウムと水を接触させて生成することができる。
例えば、重合時に、アルキルアルミニウムを加えておき、後に水を添加するか、あるいは、錯塩の結晶水または有機・無機化合物の吸着水とアルキルアルミニウムとを反応させることで生成することができる。
次にまた、上記において、メタロセン触媒を担持させる無機物としては、例えば、シリカゲル、ゼオライト、珪素土等を使用することができる。
【0017】
次に、上記において、重合方法としては、例えば、塊状重合、溶液重合、懸濁重合、気相重合等の各種の重合方法で行なうことができる。
また、上記の重合は、バッチ式あるいは連続式等のいずれの方法でもよい。
上記において、重合条件としては、重合温度、−100〜250℃、重合時間、5分〜10時間、反応圧力、常圧〜300Kg/cm2 位である。
更に、本発明において、エチレンと共重合されるコモノマ−であるα−オレフィンとしては、例えば、プロピレン、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、デセン等を使用することができる。
上記のα−オレフフィンは、単独で使用してもよく、また、2以上を組み合わせて使用することもできる。
また、上記のα−オレフフィンの混合比率は、例えば、1〜50重量%、望ましくは、10〜30重量%とすることが好ましい。
而して、本発明において、上記のメタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α−オレフィン共重合体の物性は、例えば、分子量、5×103 〜5×106 、密度、0.905〜0.940g/cm3 、メルトフロ−レ−ト〔MFR〕、0.1、好ましくは、1.0〜6.0g/10分位である。
なお、本発明においては、上記のメタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α−オレフィン共重合体には、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、滑剤(脂肪酸アミド等)、難燃化剤、無機ないし有機充填剤、染料、顔料等を任意に添加して使用することができる。
【0018】
本発明において、上記のメタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α−オレフィン共重合体としては、具体的には、三菱化学株式会社製の商品名「カ−ネル」、三井石油化学工業株式会社製の商品名「エボリュ−」、米国、エクソン・ケミカル(EXXON CHEMICAL)社製の商品名「エクザクト(EXACT)」、米国、ダウ・ケミカル(DOW CHEMICAL)社製の商品名「アフィニティ−(AFFINITY)、商品名「エンゲ−ジ(ENGAGE)」等のエチレン−α−オレフィン共重合体を使用することができる。
【0019】
また、本発明において、ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、遷移金属触媒から合成され、長鎖分岐を持たない直鎖状(線状)低密度ポリエチレンを使用することも好ましいものである。
なお、本発明において、上記のような直鎖状(線状)ポリエチレンとしては、エチレンと、例えば、プロピレン、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、デセン等のα−オレフィンとの共重合体等を使用することができる。
而して、本発明において、上記の直鎖状(線状)ポリエチレンの物性としては、例えば、密度、0.905〜0.940g/cm3 、メルトフロ−レ−ト〔MFR〕、0.5〜6.0g/10分位の特性を有するものを使用することが好ましいものである。
【0020】
次に、本発明において、上記のような樹脂を使用し、本発明にかかるラベル材料を構成するプラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムを製造する方法について説明すると、かかる方法としては、まず、前述の樹脂の1種ないし2種以上を使用し、これを、例えば、Tダイ押出機、Tダイ共押出機、インフレ−ション押出機、インフレ−ション共押出機、その他等を使用して単層ないし共押出成形して、プラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムを製造するものである。
本発明において、プラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムの膜厚としては、20μm〜200μm位、好ましくは、30μm〜100μm位が望ましいものである。
【0021】
特に、本発明において、本発明にかかるラベル材料を構成するプラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムを樹脂としては、例えば、表面層から、シングルサイト系触媒(メタロセン系触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体からなる第1層、高圧法低密度ポリエチレン30〜100重量%とシングルサイト系触媒(メタロセン系触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体0〜70重量%とからなる第2層、および、高圧法低密度ポリエチレン30〜100重量%とシングルサイト系触媒(メタロセン系触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体0〜70重量%とからなる第3層の多層共押し出し樹脂フィルムを使用することが好ましいものである。
【0022】
而して、本発明において、上記の多層共押し出し樹脂フィルムを成形する方法について説明すると、かかる方法としては、例えば、前述の第1層を構成するシングルサイト系触媒(メタロセン系触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体、第2層を構成する高圧法低密度ポリエチレン30〜100重量%とシングルサイト系触媒(メタロセン系触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体0〜70重量%とからなる混合物、および、第3層を構成する高圧法低密度ポリエチレン30〜100重量%とシングルサイト系触媒(メタロセン系触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体0〜70重量%とからなる混合物を使用し、これらを、Tダイ共押出機、インフレ−ション共押出機、その他等を使用して共押し出し成形して、自己弾性伸縮性を有する多層共押し出し樹脂フィルムを製造することができるものである。
【0023】
次に、本発明において、上記の多層共押し出し樹脂フィルムの膜厚としては、20μm〜200μm位、好ましくは、30μm〜100μm位が望ましいものである。
而して、上記の多層共押し出し樹脂フィルムにおいて、該多層共押し出し樹脂フィルムを構成する第1層と第2層と第3層との膜厚としては、第1層:第2層:第3層=2:5:2位の範囲内の割合からなることが好ましいものである。
更に、上記の多層共押し出し樹脂フィルムの膜厚としては、第1層が、膜厚4μm〜40μm、第2層が、膜厚10μm〜100μm、第3層が、膜厚4μm〜40μm位の範囲からなることが好ましいものである。
本発明において、上記のような材料を使用し、かつ、上記のような膜厚とする理由は、まず、第1層は、表層であり、防傷、滑り性等に優れている必要性があり、かつ、高密度化が要求されることによるものであり、また、第2層は、ストレッチラベル自体の物性を大きく左右するものであり、そのため、伸びに強く、カット性に適さないシングルサイト系触媒(メタロセン系触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体を少なくし、かつ、低いメルトフロレ−ト(MFR、高分子量)の高圧法低密度ポリエチレンを用いることで、カット性とストレッチラベル適性とを両立させているものであり、更に、第3層は、第2層におけるストレッチラベル適性とカット性を更に補い、かつ、印刷適性等を重視するためである。
【0024】
次に、本発明において、上記の多層共押し出し樹脂フィルムを形成する第2層、あるいは、第3層における高圧法低密度ポリエチレンとしては、例えば、連続反応装置等を用いて、圧力、1200〜3000atm、温度、130〜350℃等の高圧高温下で、開始剤としては、酸素あるいは有機過酸化物等を使用し、まず、段階的圧縮、ラジカル開始剤の導入、エチレンの部分的重合、ポリエチレンからエチレンの分離、溶融ポリエチレンの押し出し、最後にエチレンの冷却等の工程を経て、重合時間を短くして製造される高圧法低密度ポリエチレンを使用することができる。
なお、本発明において、上記のような高圧法低密度ポリエチレンとしては、エチレンの単独重合体、あるいは、エチレンと、例えば、プロピレン、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、デセン等のα−オレフィンとの共重合体等を使用することができる。
而して、本発明において、上記の高圧法低密度ポリエチレンの物性としては、例えば、密度、0.90〜0.935g/cm3 、メルトフロ−レ−ト〔MFR〕、0.1〜3.0g/10分位の特性を有するものを使用することが好ましいものである。
【0025】
なお、本発明において、上記の多層共押し出し樹脂フィルムを形成するには、第1層、第2層、あるいは、第3層を構成する樹脂中に、必要ならば、例えば、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレンと酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、若しくは、メタクリル酸メチル等との共重合体、アイオノマ−樹脂、ポリプロピレン、プロピレンとエチレン、ブテン、若しくは、ヘキセン等との共重合体、その他等のポリオレンフィン系樹脂を添加し、ブレンドして使用することができる。
上記の添加し、ブレンドする量としては、0.1〜10重量%程度の少量であることが望ましいものである。
【0026】
更に、本発明においては、上記の多層共押し出し樹脂フィルムを構成する第1層は、ストレッチラベルの最表面となることから、強度、表面硬度等を有し、強靱性、耐熱性、耐殺傷性等に優れ、更に、その光沢性に優れ、かつ、ストレッチ性に優れているものであり、次に、多層共押し出し樹脂フィルムを構成する第2層は、スリッタ−等を使用し、横方向、あるいは、縦方向等にカットするカット性に優れ、更に、ストレッチ性に優れているものであり、更に、多層共押し出し樹脂フィルムを構成する第3層は、ボトル胴部の外周表面に対する密接着性に優れ、ストレッチラベルのボトル胴部の外周表面からの脱落を防止し、更に、所望の印刷模様部等を形成する印刷適性等に優れ、かつ、ストレッチ性に優れているものである。
【0027】
また、本発明においては、上記のストレッチラベルを構成するプラスチックフィルムの1層または2層の積層体からなる長尺状の原反フィルム中には、例えば、単独ないし共押出して製膜化する際に、フィルムの加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗カビ性、電気的特性、強度、その他等を改良、改質する目的で、種々のプラスチック配合剤や添加剤等を添加することができ、その添加量としては、極く微量から数十%まで、その目的に応じて、任意に添加することができる。
上記において、配合剤ないし添加剤としては、例えば、滑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、充填剤、補強剤、帯電防止剤、難燃剤、耐炎剤、発泡剤、防カビ剤、顔料、分散剤、界面活性剤、ブロッキング防止剤、その他等を使用することができ、更には、改質用樹脂等も使用することがてきる。
また、本発明においては、上記のストレッチラベルを構成する単独ないし多層共押出樹脂フィルムとしては、成膜後、一軸あるいは二軸方向に延伸加工し、次いで、熱固定されているフィルム等を使用することができ、好ましくは、一軸方向に5〜15%位延伸加工し、次いで、熱固定されている単独ないし多層共押出樹脂フィルムを使用することが好ましいものである。
【0028】
上記において、配合剤や添加剤等としては、具体的には、それ自身が滑性を有し、かつ、樹脂中における移行が少ない滑剤を使用することができ、例えば、流動パラフィン、白色ワセリン、石油系ワックス、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワックス、ポリエチレンワックス等のワックス類、炭素数が8〜22の高級脂肪酸、または、高級脂肪酸アルミニウム、高級脂肪酸カルシウム、高級脂肪酸マグネシウム高級脂肪酸亜鉛、高級脂肪酸リチウム等の高級脂肪酸またはその金属塩、炭素数が8〜18の直鎖脂肪族1価アルコ−ル、グリセリン、ソルビト−ル、プロピレングリコ−ル、ペンタエリスリト−ル、トリエチレングリコ−ル等の脂肪族アルコ−ル類、炭素数が4〜22の高級脂肪酸と炭素数が8〜18の直鎖脂肪族1価アルコ−ルとのエステル類、アセチルクエン酸ドリブチル、アジピン酸ジ−2エチル−ヘキシル、アゼライン酸−n−ヘキシル、エタンジオ−ルモンタン酸エステル、ポリ(1.3−ブタンジオ−ルアジピン酸)エステル、アセチルリシノ−ル酸メチル、ポリ(1.3−ブチレングリコ−ル、1.4−ブチレングリコ−ル、アジピン酸オクチルアルコ−ル)エステル、糖ろう糖のアルコ−ルと脂肪酸とのエステル類、水添食用油脂、ひまし油、スパ−ムアセチワックス、アセチル化モノグリセライド糖のグリセライド類、炭素数が16〜18の例えばエチレンビスオレイルアミドに代表されるエチレンビス脂肪酸アミド、炭素数が8〜22の高級脂肪酸アミド、ステアリルエルカアミド、エルカ酸アミド、オレイルパルミトアミド等の高級脂肪酸アミド類、その他、メチルヒドロジエンポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・ジメチルポリシロキサン等のシリコ−ン油ヤロジンやマレイン酸変性ロジンのグリセリンエステル等の1種ないし2種以上を使用することができる。
なお、本発明においては、上記のような滑剤の中でも、特に、エルカ酸アミドやエチレンビスオレイルアミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド等は、それ自身が滑性をもち、極めて有効な材料である。
上記の滑剤の添加量としては、樹脂100重量部に対し0.08重量%〜10.0重量%位の割合で添加することが好ましいものである。
【0029】
また、本発明においては、その他、例えば、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、シリカ、酸化カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛等の酸化物、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等の水酸化物、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の炭酸塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウム等の硫酸塩、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、アルミノケイ酸等のケイ酸塩、その他、カオリン、タルク、けいそう土等の無機化合物系のブロッキング防止剤、あるいは、高密度ポリエチレン、分子量300000以上の超高分子ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカ−ボネ−ト、ポリアミド、ポリエステル、メラミン樹脂、ジアリルフタレ−ト樹脂、アクリル系樹脂、その他等の微粉末等からなる有機化合物系のブロッキング防止剤の1種ないし2種以上を添加することができる。
その添加量としては、樹脂100重量部に対し0.01〜3重量%位が好ましい。
【0030】
次に、本発明において、本発明にかかるラベル材料を構成する印刷模様層について説明すると、かかる印刷模様層は、例えば、通常のグラビア印刷インキ、オフセット印刷インキ、凸版印刷インキ、その他等を用いて、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、転写印刷、その他等の通常の印刷方式により、文字、図形、記号、絵柄、その他等からなる所望の印刷模様を印刷して形成することができるものである。
なお、本発明において、プラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムの内面の上下あるいは左右の側端部の面には、その生地面からなる領域が、巾1mm〜10mm位で、全域にわたって形成されていると、本発明にかかるストレッチラベルをボトル胴部の外周表面に装着した際に、その生地面とボトル胴部の外周表面とが密接着することができ、ラベルの脱落防止等の作用効果を奏することから好ましいものである。
【0031】
次に、本発明において、本発明にかかるラベル材料を構成するカット性付与樹脂層について説明すると、かかるカット性付与樹脂層としては、例えば、前述のプラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムを構成する全ての樹脂よりも硬度が高く、かつ、融点の高い樹脂をビヒクルの主成分とする樹脂組成物を使用し、これを印刷ないし塗布して形成することができる。
本発明において、上記のカット性付与樹脂層としては、具体的には、前述のプラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムを構成する全ての樹脂よりも硬度が高く、かつ、融点の高い樹脂をビヒクルの主成分とするインキ組成物を使用し、これを、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、転写印刷、その他等の通常の印刷方式により印刷して、カット性付与印刷膜からなるカット性付与樹脂層を形成することができる。
【0032】
上記において、プラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムを構成する全ての樹脂よりも硬度が高く、かつ、融点の高い樹脂としては、例えば、ロジン、コ−パル、ダンマル、シェラック、硬化ロジン、ロジンエステル、その他等の天然樹脂ないしその加工樹脂、ロジン変性フェノ−ル樹脂、100%フェノ−ル樹脂、マレイン酸樹脂、アルキッド樹脂、石油系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、アミノアルキッド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、その他等の合成樹脂ないしその加工樹脂、ニトロセルロ−ス、エチルセルロ−ス、その他等の繊維素誘導体、塩化ゴム、環化ゴム、その他等のゴム誘導体、膠、カゼイン、デキストリン、ゼイン、その他等の1種ないし2種以上の混合物を使用することができる。
而して、本発明においては、上記のような樹脂の中から、前述のプラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムを構成する全ての樹脂と比較し、それよりも硬度が高く、かつ、融点の高い樹脂を選択し、その1種ないし2種以上の混合物をビヒクルの主成分としてインキ組成物を調製し得るものである。
【0033】
なお、本発明において、上記のインキ組成物を調製するに際しては、必要ならば、例えば、可塑剤、安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、硬化剤、架橋剤、滑剤、帯電防止剤、充填剤、スリップ剤、染料・顔料等の着色剤、その他等の添加剤の1種ないし2種以上を任意に添加し、更に、溶媒、希釈剤等で充分に混練し、調製してインキ組成物を製造することができる。
本発明においては、上記で製造したインキ組成物を使用し、例えば、長尺状の原反フィルムの上記の印刷模様層と同調ないし非同調させて、例えば、グラビア印刷方式、オフセット印刷方式、凸版印刷方式、フレキソ印刷方式、シルクスクリ−ン印刷方式、その他等の印刷方式により印刷して、カット性付与印刷膜からなるカット性付与樹脂膜を形成するものである。
本発明は、上記の説明で明らかなように、カット性付与印刷膜からなるカット性付与樹脂膜について、プラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムを構成する全ての樹脂と比較し、それよりも硬度が高く、かつ、融点の高い樹脂を使用することにより、プラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムとカット性付与樹脂膜との物性を変化させ、これにより、スリッタ−等を使用してカットする際のカット性を向上させるものである。
【0034】
次にまた、上記の本発明にかかるラベル材料において、ラベルフィルムを、その印刷模様部を内面側にして、その両端部を重ね合わせて、しかる後、その重合部の両端部を、例えば、接着剤等を使用して接合して接合部を形成して、ストレッチラベルを製造する際に、例えば、その相互の接合面には、例えば、コロナ放電処理、オゾン処理、プラズマ放電処理、フレ−ム処理、サンドブラスト処理、化学薬品処理、プレヒ−ト処理、紫外線照射処理、高周波加熱処理、電磁誘導加熱処理、マイクロウエ−ブ処理、アンカ−コ−ト剤コ−ト処理、その他等の前処理を任意に行うことができるものである。
また、本発明において、ラベルフィルムの両端部を接合する際に使用する接着剤としては、例えば、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、セルロ−ス系樹脂、エポキシ系樹脂、その他等の樹脂をビヒクルの主成分とする樹脂系接着剤等を使用することができる。
【0035】
次に、本発明において、ストレッチラベルを構成する筒状の外径としては、ボトル胴部の外径よりやや小さい外径を構成して、筒状のストレッチラベルを形成することが好ましいものである。
本発明において、上記の筒状のストレッチラベルをボトル胴部の外周表面に装着するに際しては、筒状のストレッチラベルの外径を、引き伸ば機等を使用して緊張し、拡開した状態で装着するものである。
而して、ストレッチラベルが、ボトル胴部の外周表面に装着されると、該ストレッチラベルは、ストレッチラベルを構成する樹脂フィルムの自己弾性伸縮力により、ボトル胴部の外周表面に緊密に密接着した状態で装着されるものである。
【0036】
なお、本発明において、上記のようにボトル胴部の外周表面にストレッチラベルを装着した後、ボトル内に炭酸飲料、果汁、その他等の内容物を充填包装し、次いで、キャッピングして密閉し、しかる後、例えば、約70℃位の熱水シャワ−等を10数分間放散して殺菌処理(低温殺菌)を施しても、ボトル胴部の外表面に対するストレッチラベルの密接着性は劣ることなる、その両者は強固に密接着し、ストレッチラベルが、ボトル胴部の外表面から滑り易くなって脱落するということはなく、これにより、強靱性、耐表面殺傷性、その他等の特性に優れたストレッチラベルを極めて良好にボトル胴部の外表面に装着し得ることができものである。
なお、本発明においては、上記において、内容物を充填し、殺菌処理後、ストレッチラベルを装着し得ることは勿論である。
而して、本発明においては、ボトルを使用後において、ボトルとストレッチラベルとを極めて容易に、かつ、簡単に分離して、分別回収することができるというものである。
【0037】
なお、本発明において、本発明にかかるストレッチラベルは、例えば、プラスチック製、ガラス製、金属製、その他等の種々の形態からなるボトル容器に適用することができ、特に、本発明においては、ポリエチレンテレフタレ−ト樹脂、ポリプロピレン樹脂、あるいは、ポリエチレン系樹脂等からなる延伸ブロ−成形容器等に適用することが好ましいものである。
また、本発明において、ボトル内に充填包装する内容物としては、炭酸飲料、果汁、調味料、その他等の種々の飲食物、化学品ないし医薬品、その他等を挙げることができる。
【0038】
【実施例】
次に、本発明について更に具体例を挙げて更に詳しく説明する。
実施例1
(1).まず、下記の(イ)〜(ハ)の樹脂組成物を調製した。
(イ).シングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.928g/m3 )100.0重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とエチレンビスオレイルアミド(滑剤)0.05重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ロ).高圧法低密度ポリエチレン(HPLDPE、密度、0.924g/m3 )100.0重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ハ).高圧法低密度ポリエチレン(HPLDPE、密度、0.924g/m3 )30.0重量部とシングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.917g/m3 )70.0重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
次に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これらを、マルチマニフォ−ルドタイプのTダイ共押出機を用いて、(イ)の樹脂組成物による層を20μm、(ロ)の樹脂組成物による層を50μm、(ハ)の樹脂組成物による層を20μmにそれぞれ共押出して3層からなる未延伸の樹脂フィルムを製造し、しかる後、該未延伸の樹脂フィルムを加熱ロ−ル間を通しながら10%程度1軸方向に延伸し、次いで、熱固定して、長尺状の多層共押出樹脂フィルムを製造した。
(2).次に、上記で製造した長尺状の多層共押出樹脂フィルムの片面に、まず、カ−ボンブラックを顔料としたポリウレタン樹脂系墨インキ(ザ・インクテック株式会社製、商品名、991墨)を使用し、所望の文字を印刷し、次いで、藍、紅、黄の顔料を使用したウレタン系樹脂色インキ(ザ・インクテック株式会社製、商品名、639藍、212紅、423黄)を使用し、グラビア印刷方式にて,文字、記号、図形、絵柄等からなる所定の絵柄印刷を3列に、かつ、列毎に、ラベルを構成する模様単位毎に、繰り返して印刷し、しかる後、その上に、デザインの背景、および、内溶液隠蔽を主目的とし、チタンホワイトを顔料としたウレタン樹脂系白インキ(大日本インキ化学工業株式会社製、商品名、ファインラップNTV/XOX1392コンク白)を使用し、白ベタインキ層(乾燥膜厚、4μm)を印刷して、長尺状のラベル原反フィルムを製造した。
次いで、上記で製造した長尺状のラベル原反フィルムの白ベタインキ層の上であって、カッタ−(ラベラ−)を用いてカットするカット線を含むカット予定部のみのカット部領域(横方向)に、カット性促進を考慮したポリアミド系樹脂をビヒクルとして使用して調製した透明インキ組成物(大日本インキ化学工業株式会社製、商品名、ファインラップNTVシ−ル防止メジュ−ム)を使用し、透明インキ層(乾燥膜厚、2μm)を印刷して、カット性付与インキ膜を形成して、本発明にかかるラベル材料を製造した。
(3).次に、上記で製造したラベル材料を、ギロチンタイプスリッタ−を使用して、縦方向と横方向に、各列を隔てる間隔の中心線で、そのカット性付与インキ膜を介してカットして、1つのストレッチラベルを構成するラベルフィルムを製造した。
更に、上記で製造したラベルフィルムについて、その印刷模様層の面を内面側にして、その印刷模様層を有する内面側の端部に2液硬化型のポリウレタン系樹脂からなる接着剤(ポリエステルポリオ−ルと脂肪族ジイソシアネ−トとを主体とする接着剤)を施して接着剤層を形成し、他方、そのフィルムの表面側の端部にコロナ放電処理を施してコロナ放電処理面を形成し、しかる後、その両端部を、上記の接着剤層とコロナ放電処理面の面とを対向させて重ね合わせ、しかる後、その重合部の両端部を、上記の接着剤層等を介して接合して接合部を形成することにより、ボトル胴部の外周表面に密接着させて装着することができる筒状のストレッチラベルを製造した。
次に、上記で製造した筒状のストレッチラベルを使用し、これを、引き伸ばし機を用いて、約15%程度拡開し、ポリエチレンテレフタレ−ト製の延伸ブロ−成形容器の胴部の外周表面に装着した。
更に、上記でストレッチラベルを装着したポリエチレンテレフタレ−ト製の延伸ブロ−成形容器内に、炭酸飲料を充填包装し、キャッピング後、約70℃の熱水を10分間放散して殺菌処理したところ、ラベルは、ボトル胴部の外周表面に強固に密接着して、その脱落は認められなかった。
ボトル使用後、ストレッチラベルを持って引き剥がしたところ、ストレッチラベルは、その部分から引き剥がされて、簡単に、ボトルとスチレッチラベルとに分別することができた。
なお、上記において、長尺状のラベル原反フィルムを、ラベラ−内カッタ−を使用して、横方向にカットする場合、カットによる圧着、フィルム糸引き等の不具合はなく、支障なくカットすることができ、かつ、高いカット適性を示し、口開き良好で、カット面をシャ−プにし、かつ、美麗にカットすることができた。
【0039】
なお、上記において、上記で印刷模様を施して製造した長尺状のラベル原反フィルムを、ギロチンタイプスリッタ−を使用して、縦方向に、各列を隔てる間隔の中心線で、長尺状のラベル原反フィルムを製造し、次いで、その印刷模様部の面を内面側にして、その印刷模様部を有する内面側の端部に、上記と同様に2液硬化型のポリウレタン系樹脂からなる接着剤を施して接着剤層を形成し、他方、そのフィルムの表面側の端部にコロナ放電処理を施してコロナ放電処理面を形成し、しかる後、その両端部を、上記の接着剤層とコロナ放電処理面の面とを対向させて重ね合わせ、しかる後、その重合部の両端部を、上記の接着剤層等を介して接合して接合部を形成して筒状体を製造しながらラベル装着機内のギロチンタイプカッタ−を使用して横方向にカットして、ボトル胴部の外周表面に密接着させて装着することができる筒状のストレッチラベルを連続式に製造した。
次に、上記で製造した筒状のストレッチラベルを使用し、これを、引き伸ばし機を用いて、約15%程度拡開し、ポリエチレンテレフタレ−ト製の延伸ブロ−成形容器の胴部の外周表面に装着した。
更に、上記でストレッチラベルを装着したポリエチレンテレフタレ−ト製の延伸ブロ−成形容器内に、炭酸飲料を充填包装し、キャッピング後、約70℃の熱水を10分間放散して殺菌処理したところ、ラベルは、ボトル胴部の外周表面に強固に密接着して、その脱落は認められなかった。
ボトル使用後、ストレッチラベルを持って引き剥がしたところ、ストレッチラベルは、その部分から引き剥がされて、簡単に、ボトルとスチレッチラベルとに分別することができた。
なお、上記において、長尺状のラベル原反フィルムを、カッタ−を使用して、横方向にカットする場合、カットによる圧着、フィルム糸引き等の不具合はなく、支障なくカットすることができ、かつ、高いカット適性を示し、口開き良好で、カット面をシャ−プにし、かつ、美麗にカットすることができた。
【0040】
実施例2
(1).まず、下記の(イ)〜(ハ)の樹脂組成物を調製した。
(イ).シングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.928g/m3 )100.0重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とエチレンビスオレイルアミド(滑剤)0.05重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ロ).高圧法低密度ポリエチレン(HPLDPE、密度、0.924g/m3 )100.0重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ハ).高圧法低密度ポリエチレン(HPLDPE、密度、0.924g/m3 )30.0重量部とシングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.917g/m3 )70.0重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
次に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これらを、マルチマニフォ−ルドタイプのTダイ共押出機を用いて、(イ)の樹脂組成物による層を20μm、(ロ)の樹脂組成物による層を50μm、(ハ)の樹脂組成物による層を20μmにそれぞれ共押出して3層からなる未延伸の樹脂フィルムを製造し、しかる後、該未延伸の樹脂フィルムを加熱ロ−ル間を通しながら10%程度1軸方向に延伸し、次いで、熱固定して、長尺状の多層共押出樹脂フィルムを製造した。
(2).次に、上記で製造した長尺状の多層共押出樹脂フィルムの片面に、まず、カ−ボンブラックを顔料としたポリウレタン樹脂系墨インキ(ザ・インクテック株式会社製、商品名、991墨)を使用し、所望の文字を印刷し、次いで、藍、紅、黄の顔料を使用したウレタン系樹脂色インキ(ザ・インクテック株式会社製、商品名、639藍、212紅、423黄)を使用し、グラビア印刷方式にて,文字、記号、図形、絵柄等からなる所定の絵柄印刷を3列に、かつ、列毎に、ラベルを構成する模様単位毎に、繰り返して印刷し、しかる後、その上に、デザインの背景、および、内溶液隠蔽を主目的とし、チタンホワイトを顔料としたウレタン樹脂系白インキ(大日本インキ化学工業株式会社製、商品名、ファインラップNTV/XOX1392コンク白)を使用し、白ベタインキ層(乾燥膜厚、4μm)を印刷して、長尺状のラベル原反フィルムを製造した。
次いで、上記で製造した長尺状のラベル原反フィルムの白ベタインキ層の上であって、スリッタ−を用いてカットするカット線を含むカット予定部のみのカット部領域(横方向)に、カット性促進を考慮したポリアミド系樹脂をビヒクルとして使用して調製した透明インキ組成物(大日本インキ化学工業株式会社製、商品名、ファインラップNTVシ−ル防止メジュ−ム)を使用し、透明インキ層(乾燥膜厚、2μm)を印刷して、カット性付与インキ膜を形成して、本発明にかかるラベル材料を製造した。
(3).次に、上記で製造したラベル材料を、ロ−タリ−タイプ(ラベル装着機内カッタ−)を使用して、横方向に、各列を隔てる間隔の中心線で、そのカット性付与インキ膜を介してカットして、1つのストレッチラベルを構成するラベルフィルムを製造した。
更に、上記で製造したラベルフィルムについて、その印刷模様層の面を内面側にして、その印刷模様層を有する内面側の端部に2液硬化型のポリウレタン系樹脂からなる接着剤(ポリエステルポリオ−ルと脂肪族ジイソシアネ−トとを主体とする接着剤)を施して接着剤層を形成し、他方、そのフィルムの表面側の端部にコロナ放電処理を施してコロナ放電処理面を形成し、しかる後、その両端部を、上記の接着剤層とコロナ放電処理面の面とを対向させて重ね合わせ、しかる後、その重合部の両端部を、上記の接着剤層等を介して接合して接合部を形成することにより、ボトル胴部の外周表面に密接着させて装着することができる筒状のストレッチラベルを製造した。
次に、上記で製造した筒状のストレッチラベルを使用し、これを、引き伸ばし機を用いて、約15%程度拡開し、ポリエチレンテレフタレ−ト製の延伸ブロ−成形容器の胴部の外周表面に装着した。
更に、上記でストレッチラベルを装着したポリエチレンテレフタレ−ト製の延伸ブロ−成形容器内に、炭酸飲料を充填包装し、キャッピング後、約70℃の熱水を10分間放散して殺菌処理したところ、ラベルは、ボトル胴部の外周表面に強固に密接着して、その脱落は認められなかった。
ボトル使用後、ストレッチラベルを持って引き剥がしたところ、ストレッチラベルは、その部分から引き剥がされて、簡単に、ボトルとスチレッチラベルとに分別することができた。
なお、上記において、長尺状のラベル原反フィルムを、カッタ−を使用して、横方向にカットする場合、カットによる圧着、フィルム糸引き等の不具合はなく、支障なくカットすることができ、かつ、高いカット適性を示し、口開き良好で、カット面をシャ−プにし、かつ、美麗にカットすることができた。
【0041】
実施例3
エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量5wt%)100.0重量部とエルカ酸アマイド(滑剤)0.05重量部とエチレンビスオレイルアミド(滑剤)0.05重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
次に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これらを、Tダイ共押出機を用いて、膜厚80μmからなる未延伸の樹脂フィルムを製造し、しかる後、該未延伸の樹脂フィルムを加熱ロ−ル間を通しながら10%程度1軸方向に延伸し、次いで、熱固定して樹脂フィルムを製造した。
次に、上記で製造した樹脂フィルムを使用し、以下、上記の実施例1と全く同様にして、本発明にかかるラベル材料を製造し、更に、該ラベル材料を使用し、上記の実施例1と全く同様にして、上記の実施例1と同様な作用効果を有するストレッチラベルを製造することができた。
【0042】
実施例4
まず、高圧法低密度ポリエチレン(LDPE、密度、0.925g/m3 )100.0重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とエチレンビスオレイルアミド(滑剤)0.05重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
次に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これらを、マルチマニフォ−ルドタイプのTダイ押出機を用いて、単層フィルム80μmからなる未延伸の樹脂フィルムを製造し、しかる後、該未延伸の樹脂フィルムを加熱ロ−ル間を通しながら10%程度1軸方向に延伸し、次いで、熱固定して、長尺状の樹脂フィルムを製造した。
次に、上記で製造した樹脂フィルムを使用し、以下、上記の実施例1と全く同様にして、本発明にかかるラベル材料を製造し、更に、該ラベル材料を使用し、上記の実施例1と全く同様にして、上記の実施例1と同様な作用効果を有するストレッチラベルを製造することができた。
【0043】
比較例1
(1).まず、下記の(イ)〜(ハ)の樹脂組成物を調製した。
(イ).シングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.928g/m3 )100.0重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とエチレンビスオレイルアミド(滑剤)0.05重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ロ).高圧法低密度ポリエチレン(HPLDPE、密度、0.924g/m3 )100.0重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ハ).高圧法低密度ポリエチレン(HPLDPE、密度、0.924g/m3 )30.0重量部とシングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.917g/m3 )70.0重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
次に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これらを、マルチマニフォ−ルドタイプのTダイ共押出機を用いて、(イ)の樹脂組成物による層を20μm、(ロ)の樹脂組成物による層を50μm、(ハ)の樹脂組成物による層を20μmにそれぞれ共押出して3層からなる未延伸の樹脂フィルムを製造し、しかる後、該未延伸の樹脂フィルムを加熱ロ−ル間を通しながら10%程度1軸方向に延伸し、次いで、熱固定して、長尺状の多層共押出樹脂フィルムを製造した。
(2).次に、上記で製造した長尺状の多層共押出樹脂フィルムの片面に、まず、カ−ボンブラックを顔料としたポリウレタン樹脂系墨インキ(ザ・インクテック株式会社製、商品名、991墨)を使用し、所望の文字を印刷し、次いで、藍、紅、黄の顔料を使用したウレタン系樹脂色インキ(ザ・インクテック株式会社製、商品名、639藍、212紅、423黄)を使用し、グラビア印刷方式にて,文字、記号、図形、絵柄等からなる所定の絵柄印刷を3列に、かつ、列毎に、ラベルを構成する模様単位毎に、繰り返して印刷し、しかる後、その上に、デザインの背景、および、内溶液隠蔽を主目的とし、チタンホワイトを顔料としたウレタン樹脂系白インキ(大日本インキ化学工業株式会社製、商品名、ファインラップNTV/XOX1392コンク白)を使用し、白ベタインキ層(乾燥膜厚、4μm)を印刷して、長尺状のラベル原反フィルムを製造した。
(3).次に、上記で製造した長尺状のラベル原反フィルム、ギロチンタイプカッタ−を使用して、横方向に、各列を隔てる間隔の中心線でカットして、1つのストレッチラベルを構成するラベルフィルムを製造した。
更に、上記で製造したラベルフィルムについて、その印刷模様層の面を内面側にして、その印刷模様層を有する内面側の端部に2液硬化型のポリウレタン系樹脂からなる接着剤(ポリエステルポリオ−ルと脂肪族ジイソシアネ−トとを主体とする接着剤)を施して接着剤層を形成し、他方、そのフィルムの表面側の端部にコロナ放電処理を施してコロナ放電処理面を形成し、しかる後、その両端部を、上記の接着剤層とコロナ放電処理面の面とを対向させて重ね合わせ、しかる後、その重合部の両端部を、上記の接着剤層等を介して接合して接合部を形成することにより、ボトル胴部の外周表面に密接着させて装着することができる筒状のストレッチラベルを製造した。
次に、上記で製造した筒状のストレッチラベルを使用し、これを、引き伸ばし機を用いて、約15%程度拡開し、ポリエチレンテレフタレ−ト製の延伸ブロ−成形容器の胴部の外周表面に装着した。
更に、上記でストレッチラベルを装着したポリエチレンテレフタレ−ト製の延伸ブロ−成形容器内に、炭酸飲料を充填包装し、キャッピング後、約70℃の熱水を10分間放散して殺菌処理した。
また、ギロチンカッタ−にてカット(横方向)したところ、カット面が若干粗雑になった。
【0044】
比較例2
(1).まず、下記の(イ)〜(ハ)の樹脂組成物を調製した。
(イ).シングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.928g/m3 )100.0重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とエチレンビスオレイルアミド(滑剤)0.05重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ロ).高圧法低密度ポリエチレン(HPLDPE、密度、0.924g/m3 )100.0重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ハ).高圧法低密度ポリエチレン(HPLDPE、密度、0.924g/m3 )30.0重量部とシングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.917g/m3 )70.0重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
次に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これらを、マルチマニフォ−ルドタイプのTダイ共押出機を用いて、(イ)の樹脂組成物による層を20μm、(ロ)の樹脂組成物による層を50μm、(ハ)の樹脂組成物による層を20μmにそれぞれ共押出して3層からなる未延伸の樹脂フィルムを製造し、しかる後、該未延伸の樹脂フィルムを加熱ロ−ル間を通しながら10%程度1軸方向に延伸し、次いで、熱固定して、長尺状の多層共押出樹脂フィルムを製造した。
(2).次に、上記で製造した長尺状の多層共押出樹脂フィルムの片面に、まず、カ−ボンブラックを顔料としたポリウレタン樹脂系墨インキ(ザ・インクテック株式会社製、商品名、991墨)を使用し、所望の文字を印刷し、次いで、藍、紅、黄の顔料を使用したウレタン系樹脂色インキ(ザ・インクテック株式会社製、商品名、639藍、212紅、423黄)を使用し、グラビア印刷方式にて,文字、記号、図形、絵柄等からなる所定の絵柄印刷を3列に、かつ、列毎に、ラベルを構成する模様単位毎に、繰り返して印刷し、しかる後、その上に、デザインの背景、および、内溶液隠蔽を主目的とし、チタンホワイトを顔料としたウレタン樹脂系白インキ(大日本インキ化学工業株式会社製、商品名、ファインラップNTV/XOX1392コンク白)を使用し、白ベタインキ層(乾燥膜厚、4μm)を印刷して、長尺状のラベル原反フィルムを製造した。
(3).次に、上記で製造したラベル材料を、ロ−タリ−タイプスリッタ−を使用して、縦方向と横方向に、各列を隔てる間隔の中心線でカットして、1つのストレッチラベルを構成するラベルフィルムを製造した。
更に、上記で製造したラベルフィルムについて、その印刷模様層の面を内面側にして、その印刷模様層を有する内面側の端部に2液硬化型のポリウレタン系樹脂からなる接着剤(ポリエステルポリオ−ルと脂肪族ジイソシアネ−トとを主体とする接着剤)を施して接着剤層を形成し、他方、そのフィルムの表面側の端部にコロナ放電処理を施してコロナ放電処理面を形成し、しかる後、その両端部を、上記の接着剤層とコロナ放電処理面の面とを対向させて重ね合わせ、しかる後、その重合部の両端部を、上記の接着剤層等を介して接合して接合部を形成することにより、ボトル胴部の外周表面に密接着させて装着することができる筒状のストレッチラベルを製造した。
次に、上記で製造した筒状のストレッチラベルを使用し、これを、引き伸ばし機を用いて、約15%程度拡開し、ポリエチレンテレフタレ−ト製の延伸ブロ−成形容器の胴部の外周表面に装着した。
更に、上記でストレッチラベルを装着したポリエチレンテレフタレ−ト製の延伸ブロ−成形容器内に、炭酸飲料を充填包装し、キャッピング後、約70℃の熱水を10分間放散して殺菌処理した。
また、ギロチンカッタ−にてカット(横方向)したところ、カット面が若干粗雑になった。
【0045】
実験例
上記の実施例1〜4と、比較例1〜2とで製造したストレッチラベルについて、ストレッチラベルを製造する際のカット性について、カット面状態を光学顕微鏡観察(×75倍)によりそのカッティング適性を判別し、また、カット面圧着状態を目視・触覚により、その開口性を判別した。
その結果、実施例1〜5にかかるものは、スリッタ−を使用して、横方向と縦方向にカットする場合、カットによる圧着、フィルム糸引き等の不具合はなく、支障なくカットすることができ、かつ、高いカット適性を示し、また、口開きも良好で、カット面をシャ−プにし、かつ、美麗にカットすることができた。
これに対し、比較例1〜2のものは、フィルム引裂性が極端に悪く、そのカット性に支障をきたし、そのカット面は不揃いであった。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明は、原反フィルムの両端部を重ね合わせ、その重合部を接合して接合部を形成し、かつ、ボトル胴部の外周表面に装着する筒状のストレッチラベルにおいて、長尺状の原反フィルムとして、プラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体を使用し、該プラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムの上に、ストレッチラベルを複数個取りするために、縦方向(印刷方向)および/または横方向に、それぞれ所定の間隔をおいて、所望の印刷模様層を多列に繰り返して形成して、長尺状のラベル原反フィルムを製造し、次いで、該長尺状のラベル原反フィルムを、上記の横方向等に設けた所定の間隔の部分であって、その縦方向等にスリッタ−等を用いてカットするカット線を含むカット部領域に、上記のプラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムを構成する全ての樹脂よりも硬度が高く、かつ、融点の高い樹脂をビヒクルの主成分とする樹脂組成物によるカット性付与樹脂層を設けて、ストレッチラベル等を構成する長尺状のラベル原反フィルムからなるラベル材料を製造し、しかる後、該ラベル材料を構成する長尺状のラベル原反フィルムを、縦方向にスリッタ−等を用いてカット線に沿ってカットし、かつ、上記のカット性付与樹脂層を介して、その長尺状のラベル原反フィルムの横方向にスリッタ−等を用いてカット線に沿ってカットして、ストレッチラベル等を構成するラベルフィルムを製造し、次いで、該ラベルフィルムを、その両端部を重ね合わせて、その重合部を接着剤等を介して接合して接合部を形成して筒状のストレッチラベルを製造して、ストレッチラベルを構成する長尺状のラベル原反フィルムを縦方向および/または縦方向に、スリッタ−等を使用してカットする場合に、その長尺状のラベル原反フィルムが、スリッタ−等を用いて縦方向あるいは横方向等に切断するカット性に優れ、ラベル製造時の作業適性に何らの支障もなく、その作業能率を著しく向上させ、その生産性を高めることができ、更に、そのカット性に優れていることから、ラベルを構成する端部のカット面を美麗に仕上げることができ、大量のラベル不良品等の発生を阻止し、終極的には、その生産性を阻害することなく、更に、ストレッチ性、耐熱性、強靱性、耐防傷性、印刷適性等に優れ、フィルムの自己伸縮性を利用してボトル胴部の外周表面に強固に密接着して装着し得る極めて美麗なストレッチラベル等を構成し得るラベル材料を製造し得るというものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるストレッチラベルを構成するラベル材料についてその構成の概略を示す概略的平面図である。
【図2】本発明にかかるストレッチラベルを構成するラベル材料についてその構成の概略を示す概略的平面図である。
【図3】本発明にかかるストレッチラベルを構成するラベル材料についてその構成の概略を示す概略的平面図である。
【図4】従来のストレッチラベルの製造法についてその各工程における概略の構成を示す概略的構成図である。
【図5】従来のストレッチラベルの製造法についてその各工程における概略の構成を示す概略的構成図である。
【図6】従来のストレッチラベルの製造法についてその各工程における概略の構成を示す概略的構成図である。
【図7】従来のストレッチラベルの製造法についてその各工程における概略の構成を示す概略的構成図である。
【符号の説明】
1 長尺状の原反フィルム
1a プラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体
2 印刷模様層
2a 印刷模様層
3 カット性付与樹脂層
X 縦方向(印刷方向)
Y 横方向
Xa 間隔
Ya 間隔
La 中心線
L カット線
P 長尺状のラベル原反フィルム
Pa ラベル材料
Q ラベルフィルム

Claims (3)

  1. プラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムの上に、ストレッチラベルを複数個取りするために、縦方向および/または横方向に、それぞれ所定の間隔をおいて、所望の印刷模様層を繰り返して形成した長尺状のラベル原反フィルムからなり、更に、該長尺状のラベル原反フィルムの、上記の横方向に設けた所定の間隔の部分であって、その横方向にスリッタ−を用いてカットするカット線を含むカット部領域に、上記のプラスチックフィルムの1層または2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムを構成する全ての樹脂よりも硬度が高く、かつ、融点の高い樹脂をビヒクルの主成分とする樹脂組成物によるカット性付与樹脂層を設けたことを特徴とするラベル材料。
  2. 長尺状の原反フィルムが、ポリエチレン系樹脂フィルムの1層ないし2層以上の積層体からなる長尺状の原反フィルムであることを特徴とする上記の請求項1に記載するラベル材料。
  3. カット性付与樹脂層が、長尺状の原反フィルムを構成する全ての樹脂よりも硬度が高く、かつ、融点の高い樹脂をビヒクルの主成分とするインキ組成物によるカット性付与印刷膜からなることを特徴とする上記の請求項1〜2のいずれか1項に記載するラベル材料。
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