JP3933672B2 - 軟質眼内レンズ折り畳み機能を有する収納容器 - Google Patents

軟質眼内レンズ折り畳み機能を有する収納容器 Download PDF

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本発明は、白内障手術等に使用する軟質眼内レンズを収納・保管し、手術に際しては、この軟質眼内レンズを折り畳む機能も有している、軟質眼内レンズ折り畳み機能を有する収納容器に関する。
たとえば、白内障手術においては、白内障で濁った水晶体の代わりに人工的なレンズである眼内レンズを挿入する外科的処置によって視力回復がはかられる。
この眼内レンズは、円形の光学レンズ部と、このレンズ部を眼内で安定させるためにレンズ縁部から外方へ弧状に延長されている腕状の支持部とを有する。
この眼内レンズとして、近年、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ハイドロゲルなどの素材により、光学レンズ部を二つ折りに変形させることができる軟質の眼内レンズが提供されるようになってきた。
この軟質眼内レンズは、レンズ部を折り畳んだ状態で患者の眼内に挿入できるため、手術時の切開創口を小さくして手術後の回復を早めるなどの臨床上の利点が多い。
この軟質眼内レンズの装着に際しては、眼内に挿入する前にあらかじめレンズ部を折り畳む作業が必要となる。
この折り畳み作業を行う方法として、従来は、鑷子(せっし)と呼ばれるピンセット状の特殊器具を用いる方法、インジェクター(挿入器)と呼ばれる専用治具を用いる方法があった。
鑷子を用いる方法の一例として、2本の鑷子を使用する方法を説明する。まず、1本目の鑷子を利き手に持ち、レンズ部の端または支持部を挟み、レンズケースよりレンズを取り出す。次に、反対の手に持った2本目の鑷子にてレンズ部の中心部を挟み、利き手に持った1本目の鑷子にてレンズ部を折り曲げる。レンズ部が完全に折り曲げられる前に、レンズ部の中央部を挟んでいる2本目の鑷子を抜く。さらに1本目の鑷子にてレンズ部を完全に折り曲げ、レンズを眼内に挿入する。
インジェクターを用いる方法は、インジェクター内に眼内レンズをセットしてから、そのインジェクターの先端を眼の挿入部分に挿入し、インジェクターの押出口を操作してそのインジェクターの先端から眼内にレンズを挿入する(たとえば、特開平4−212350号公報参照)。
さらに、他の方法として、特表平9−501574号公報に記載の眼内レンズ折曲げ器を用いる方法が提案されている。この眼内レンズ折曲げ器は、プライヤ状をなす一対のレバーハンドルにそれぞれに相対向する2対のジョーを形成して、この2対のジョーが形成する4つの支持個所にレンズ縁部を載せて保持させるようにするとともに、そのレバーハンドルの握りしめ操作によって、一方のジョー対の間隙を狭めさせると同時に、他方のジョー対の間隙を拡げさせるようにしたものである。
この器具を使えば、2対のジョーで保持されたレンズ部を一方のジョー対で挟み込んで折り曲げる際に、他方のジョー対をその折り曲げの障害とならないように開いて後退させることができるため、レンズを保持したまま折り畳みを行なうことができる。
しかしながら、上述した技術には、次のような問題のあることが本発明者らによってあきらかとされた。
すなわち、第1に述べた、2本の鑷子を用いる方法は、作業が煩雑であるとともに、レンズ部の中心を正確に挟むことが難しく、また、鑷子の持ち替え時やレンズの挟み替え時にレンズを落とすおそれがある等の問題があった。さらには、レンズの中心部を鑷子で挟んで保持するので、光学上最も重要なレンズの中心部を鑷子で傷つけやすいという問題もあった。
第2に述べた、インジェクターを用いる方法は、一見簡単で確実そうであるが、実際は、インジェクターの機構上、眼内レンズがインジェクター内に正確にセットされていないと、インジェクター内でレンズが引っ掛かってしまって、挿入できなくなったり、正しい位置に挿入されなかったりするおそれがあった。さらにインジェクター内に眼内レンズを正確にセットすることも必ずしも容易ではない、という問題があった。
第3に述べた、レンズ折曲げ器を用いる方法は、2対のジョーにおいて一方の間隙を狭めると同時に他方の間隙を広めるという2つの異なる連係動作を行わせるために、どうしても構造が複雑で高コストになりやすい、という問題があった。 これに加えて、レバーハンドルを手動操作してレンズ部を折り曲げる際に、そのハンドル操作の力加減を誤まったりすると、レンズ部に無理な力が加わってレンズ部を傷つけやすい、という問題もあった。さらに、レンズ部の折り曲げは、2対のジョーが形成する4つの支持個所上にレンズ縁部を正しい位置で保持させて行う必要があるが、この作業も意外と面倒で、これを正しく行うためにはかなりの注意が強いられる、という問題もあった。レンズ部の保持位置が不正確だと、レンズ部を正確に折り畳むことができないばかりか、折り曲げ時にレンズが脱落してしまうおそれも生じるからである。
上述の問題点は、眼科手術という状況下では深刻な問題点である。
何となれば、眼科手術中の手術者には、できるだけ短時間で、限りなく正確な操作を行わなければならないプレッシャーが常にかかっているからである。従って手術者にとって、患者への手術操作以外の操作は、できるだけ短時間、且つ軽負担にする必要がある。
さらにレンズを折り畳む目的のために、複数の器具を用い、複数段階の操作を必要とすることは、レンズの衛生状態を保つ点や、レンズに傷を付けない点においても好ましくない影響を与える可能性がある。
すなわち、用いられる器具の数が増え形状も複雑になる程、滅菌作業が困難になる上、器具から器具へレンズを移動させるたびに、レンズに傷が付く可能性も増加するからである。
そこで、本発明の目的は、信頼性および量産性にすぐれた構造を有し、製造ラインで製造された眼内レンズを、手術の際まで無菌的且つ傷つけることなく保管することができ、手術者が保管されたレンズを鑷子にて抓む操作を容易かつ確実に行うことを可能とする、軟質眼内レンズ折り畳み機能を有する収納容器を提供することにある。
上述の課題を解決するための第1の発明は、
基台部と、可動部と、蓋部とを有し、
前記基台部は、前記可動部と摺動可能に接合する基台部側接合部と、軟質眼内レンズを支える基台部側把持部と、前記軟質眼内レンズを押圧する基台部側レンズ押圧部と、前記蓋部と脱着可能に嵌合する基台部側嵌合部とを有し、
前記可動部は、前記基台部と摺動可能に接合する可動部側接合部と、レバー部と、前記軟質眼内レンズを支える可動部側把持部と、前記軟質眼内レンズを押圧する可動部側レンズ押圧部とを有し、
前記蓋部は、前記基台部と脱着可能に嵌合する蓋部側嵌合部を有し、
前記蓋部は、前記基台部と嵌合することで、前記基台部側把持部と前記可動部側把持部とに把持された前記軟質眼内レンズと、前記可動部とを保護するものであり、
前記蓋部を前記基台部から外し、前記レバー部を押圧すると、前記基台部側把持部と前記可動部側把持部とに把持された前記軟質眼内レンズが、前記基台部側レンズ押圧部と前記可動部側レンズ押圧部とによって押圧され、適宜に折り畳まれることを特徴とする軟質眼内レンズ折り畳み機能を有する収納容器である。
上述の構成を採ることにより、前記レバー部を押圧してレンズを折り畳むことで、レンズを抓みとる際の負担を軽減し、且つ、レンズ収納と折り畳み機能とを一体化することで、レンズを収納容器から折り畳み装置へ移動させる操作を不要とし、レンズの移動の際にレンズが傷つく可能性を削除した。
第2の発明は、基台部と、可動部と、蓋部とを有し、
前記基台部は、前記可動部と摺動可能に接合する基台部側接合部と、軟質眼内レンズを支える基台部側把持部と、前記軟質眼内レンズを押圧する基台部側レンズ押圧部と、前記蓋部と脱着可能に嵌合する基台部側嵌合部とを有し、
前記可動部は、前記基台部と摺動可能に接合する可動部側接合部と、レバー部と、前記レバー部が押圧された際に前記レバー部と前記基台部との間で適宜な弾性反発力を発生させるためのバネ部と、前記軟質眼内レンズを支える可動部側把持部と、前記軟質眼内レンズを押圧する可動部側レンズ押圧部とを有し、
前記蓋部は、前記基台部と脱着可能に嵌合する蓋部側嵌合部を有し、
前記蓋部は、前記基台部と嵌合することで、前記基台部側把持部と前記可動部側把持部とに把持された前記軟質眼内レンズと、前記可動部とを保護するものであり、
前記蓋部を前記基台部から外し、前記レバー部を押圧すると、前記基台部側把持部と前記可動部側把持部とに把持された前記軟質眼内レンズが、前記基台部側レンズ押圧部と前記可動部側レンズ押圧部によって押圧され、適宜に折り畳まれることを特徴とする軟質眼内レンズ折り畳み機能を有する収納容器である。
上述の構成を採ることにより、前記レバー部を押圧してレンズを折り畳み始めると前記レバー部と前記基台部との間にある前記バネ部の効果で適宜な弾性反発力が生じることから、その感触を確認しながら所望の速度でレンズを折り畳むことができるので、レンズを抓みとる際の負担を軽減し、且つ、レンズ収納と折り畳み機能とを一体化することで、レンズを収納容器から折り畳み装置へ移動させる操作を不要とし、レンズの移動の際にレンズが傷つく可能性を削除した。
第3の発明は、前記レバー部が押圧された際、前記レバー部の移動距離と、前記可動部側レンズ押圧部の移動距離とが等しいことを特徴とする第1または第2の発明に記載の軟質眼内レンズ折り畳み機能を有する収納容器である。
この前記レバー部の移動距離と、前記可動部側レンズ押圧部の移動距離とを等しくする構成を採ることで、レバー部を押圧する際、可動部側レンズ押圧部の動きと、押圧操作の動きとを等価なものとして、常に直感的、直接的に把握できることから、この部分への意識集中を大きく削減できる。
第4の発明は、前記基台部と、前記可動部とは軟質眼内レンズ支持ピンを有し、
前記レバー部が押圧されないとき、前記軟質眼内レンズ支持ピンは前記軟質眼内レンズを支持し、
前記レバー部が押圧されたとき、前記基台部側軟質眼内レンズ支持ピンは前記可動部側レンズ押圧部に収納され、前記可動部側軟質眼内レンズ支持ピンは前記基台部側レンズ押圧部に収納されることを特徴とする第1から第3の発明のいずれかに記載の軟質眼内レンズ折り畳み機能を有する収納容器である。
この構成を採ることで、基台部側および可動部側の両レンズ支持ピンとも対向するレンズ押圧部に収納されてしまい鑷子の動きを妨害することがなくなるので、レンズを容易且つ確実に抓むことができる。
第5の発明は、前記基台部側レンズ押圧部と、前記可動部側レンズ押圧部とにおいて、前記軟質眼内レンズを把持する部分は、前記基台部側把持部と前記可動部側把持部とが形成する面に対してオーバーハングしていることを特徴とする第1から第4の発明のいずれかに記載の軟質眼内レンズ折り畳み機能を有する収納容器である。
この構成を採ることで、レバー部を押圧した際に、前記軟質眼内レンズは基台部側レンズ押圧部のオーバーハング面と、可動部側レンズ押圧部のオーバーハング面とに捕まり、安定した状態で上に凸の形へ折り畳まれていく。
第6の発明は、前記基台部側レンズ押圧部と、前記可動部側レンズ押圧部とにおいて、前記折り畳まれた軟質眼内レンズを鑷子にて抓む際に、前記鑷子が接触する面に鑷子ガイドが設けられていることを特徴とする第1から第5の発明のいずれかに記載の軟質眼内レンズ折り畳み機能を有する収納容器である。
この構成を採ることで、レンズを抓む際の、わずかな手の震え等に起因する鑷子の先端の不規則な動きが除去されるので、正確且つ容易に折り畳まれた軟質眼内レンズを抓むことができる。
第7の発明は、前記蓋部が、前記基台部と嵌合することで、前記軟質眼内レンズと、前記可動部とを保護している状態において、前記収納容器の外側より前記軟質眼内レンズに光を照射し、前記軟質眼内レンズの検査および/または測定をおこなうための光貫通孔が、前記基台部と前記蓋部とに設けられていることを特徴とする第1から第6の発明のいずれかに記載の軟質眼内レンズ折り畳み機能を有する収納容器である。
この構成を採ることにより、蓋部を外すことなく収納容器に収納されたレンズの光学特性の確認を行うことが可能になる。
第8の発明は、前記軟質眼内レンズが回転するのを規制する、規制部を有することを特徴とする第1から第7の発明のいずれかに記載の軟質眼内レンズ折り畳み機能を有する収納容器である。
この構成を採ることで、前記軟質眼内レンズが、例えば外界からの振動や衝撃等により回転することを規制するので、前記軟質眼内レンズは、好ましい位置で折り畳まれる。
第9の発明は、前記規制部は、前記基台部に設けられた柱状の突起であって、前記軟質眼内レンズに設けられた腕状の支持部の動きを規制することを特徴とする請求項8に記載の軟質眼内レンズ折り畳み機能を有する収納容器である。
この構成を採ることで、前記軟質眼内レンズの光学面には何ら接触することなく、前記軟質眼内レンズの回転を規制することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。尚、各図面の対応する部分については同一の符号を付して示した。
図1は、本発明の実施の形態にかかる軟質眼内レンズ折り畳み機能を有する収納容器(以下、収納容器と記載する。)を構成する基台部10、可動部40、蓋部70とを上方から見た分解斜視図であり、図2は前記基台部10、可動部40、蓋部とを下方から見た分解斜視図である。
図2は前記基台部10と可動部40とを接合させた状態の上面図であり、図4に示す図3のC−C断面図、および図5に示す図3のD−D断面図の切断面位置を示す図である。
図6は、前記基台部10と可動部40とを接合させた状態の斜視図であり、図7は図6に示す基台部10と可動部40とへ、さらに蓋部70を嵌合させた状態の斜視図である。
図8は前記基台部10と可動部40とを接合させた収納容器に軟質眼内レンズ(以下、レンズと記載する。)Lを収納した状態の斜視図であり、図9は図8に示すレンズLを収納した収納容器において、後述するレバー部42を押圧してレンズLを折り畳み終えた状態の斜視図である。
図10は異なる実施の形態に係る前記基台部10と可動部40とを接合させた状態の斜視図であり、図11は、図10に示す前記基台部10と可動部40とを接合させた収納容器にレンズLを収納した状態の斜視図であり、図12は第11図に示すレンズLを収納した収納容器において、後述するレバー部42を押圧してレンズLを折り畳み終えた状態の斜視図である。
まず図1〜図5を参照しながら、実施の形態の一例に係る収納容器の各部の構造について説明する。
図1に示す、上方から見た収納容器は、基台部10、可動部40および蓋部70を有している。以下、各部に分けて説明する。
まず、基台部10には可動部40と接合する基台部側接合部11、基台部10と蓋部70とを脱着可能に嵌合するための基台部側嵌合部12、後述するレバー部42を押圧するための基台凹部13、後述する可動部40の動きを規制するストッパー接合孔14、レンズLを把持する基台部側把持部20が設けられている。この基台部側把持部20にはさらに基台部側レンズ押圧部21、基台部側レンズ支持ピン22、後述するレンズLを押圧する際にこれを捕まえる基台部側レンズ押圧部のオーバーハング面23、レンズLを摘もうとする手術者の鑷子をガイドする基台部側鑷子ガイド24、基台部光貫通孔26が設けられている。
次に、可動部40には基台部10と接合する可動部側接合部41、レンズLを折り畳む際、手術者の手指によって押圧されるレバー部42、レバー部42が押圧される際、基台凹部13と接触して適宜な弾性反発力を発生するバネ部43、レンズLを把持する可動部側把持部50が設けられている。この可動部側把持部50には、可動部側レンズ押圧部51、可動部側レンズ支持ピン52、後述するレンズLを押圧する際にこれを捕まえる可動部側レンズ押圧部のオーバーハング面53、レンズLを摘もうとする手術者の鑷子をガイドする可動部側鑷子ガイド54が設けられている。
さらに、蓋部70には、蓋部光貫通孔72、ガス滅菌の際、ガスが流通する蓋部通気口73が設けられている。
図2により、下方から見た収納容器の各部について説明する。但し、上述した図1にて説明した部分については、説明を省略する。
可動部40には可動部ストッパー44が設けられているが、これは半球型の凸部であって、上述したストッパー接合孔14と協同して可動部40の動きを規制する。
蓋部70には、基台に設けられた基台部側嵌合部12と脱着可能に嵌合する蓋部側嵌合部71、後述するレンズLを支持する蓋部レンズ支持ピン74が設けられている。
基台部10、可動部40および蓋部70は、たとえばフッ素樹脂やポリアミド樹脂、などのような、適度の弾性と剛性を持たせることができる材質を用いて構成されている。なお、このような材料としては、他に、ポリアリレート、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリサリフォン、ポリスチレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等の樹脂類、ジュラルミン、ステンレス、チタン等の金属類、あるいは、上記樹脂類、金属類、セラミックを結合した複合材料であってもよい。
特に、射出成形が可能な樹脂や複合材料を用いた場合は、基台部10、可動部40および蓋部70の3部品を成形するだけでよいので、低コストで量産ができる。
図3は、基台部10へ可動部40を取り付けた際の平面図であるが、次に図4(C−C断面図)、図5(D−D断面図)として示す断面図の切断面位置を示すための図であるので、説明は省略する。
次に、図4を用いて、基台部10と可動部40との接合と、その動作とについて説明する。尚、図4では、基台部10を図面上側、可動部40を図面下側に記載している。
図4に示すように、可動部40に設けられた基台部10と接合するための可動部側接合部41は底面側が拡大するテ−パーを有しており、一方の基台部10に設けられた可動部40との接合部である基台部側接合部11は上面側が窄まるテーパーを有していることから、可動部40は基台部10と接合し前後方向にのみ移動可能である。
さらに図1、図2にて説明したように、可動部40の裏面には半球型の凸部である可動部ストッパー44が設けられ、この可動部ストッパー44と、基台部10側のストッパー接合孔14とが接合する。そして、一旦、基台部10と可動部40とが接合した後は、可動部40の基台部10に対する動作範囲は規制される。例えばレバー部42が基台部10の外縁より突出するような動きは規制されるが、この状態においてバネ部43が基台凹部13と接触して発生する弾性反発力により、可動部40はレバー部42の位置が基台部10の外縁と一致するところに保持される。
次に、図5を用いて、基台部10と可動部40との接合と、そこに載置されたレンズLについて説明する。
基台部10と接合した可動部40は、上述したように、可動部ストッパー44とストッパー接合孔14との協同により基台部10に対する動作範囲は規制されるので、レンズLが必要以上に折り畳まれたり、或いは、基台部側把持部20や可動部側把持部50より落下する事態を防いでいる。
そして基台部10のレンズL直下には、基台部光貫通孔26が設けられ、後述する、レンズLの光学特性を再確認する際は試験光の通路となり、レンズLのガス滅菌の際は滅菌ガスの通路となる。
さらに基台部側把持部20には、図1にて説明したように、図面左側より基台部側レンズ押圧部21、基台部側鑷子ガイド24および基台部側レンズ押圧部のオーバーハング面23が設けられているが、この基台部側レンズ押圧部21と基台部側鑷子ガイド24との間には、わずかな基台部側段差25が設けられている。
同様に可動部側把持部50にも、図1にて説明したように、図面右側より可動部側レンズ押圧部51、可動部側鑷子ガイド54および可動部側レンズ押圧部のオーバーハング面53が設けられているが、この可動部側レンズ押圧部51と可動部側鑷子ガイド54との間にも、わずかな可動部側段差55が設けられている。
次に、図6、図7を参照しながら、実施の形態の一例に係る収納容器の外観について説明する。
図6に示す基台部10へ可動部40を接合した状態において、可動部40に設けられたレバー部42の上面と隣接する基台部10の上面とは、ほぼ同一平面となり、同じくレバー部42の側面と、そこに隣接する基台部10の側面とは、ほぼ同一平面となる。バネ部43は適宜な応力をもって基台部10に当接し、可動部側レンズ押圧部51と可動部側レンズ支持ピン52は、各々、基台部側レンズ押圧部21、基台部側レンズ支持ピン22と対向する。
この基台部側レンズ押圧部21と可動部側レンズ押圧部51との対向部分の、中央には基台部光貫通孔26があり、左右には蓋部70に設けられた蓋部側嵌合部と脱着可能に嵌合するための、孔状の基台部側嵌合部12がある。この基台部側嵌合部12は基台部10を貫通して設けられているので、後述するガス滅菌の際はガスの通路ともなる。
図7に示すように、基台部10と可動部40の接合体へさらに蓋部70を嵌合させると、レンズLを始め、上述した可動部側レンズ押圧部、可動部側レンズ支持ピン、基台部側レンズ押圧部、基台部側レンズ支持ピン、レバー部、バネ部は、蓋部70にカバーされて保護されると同時に、予期しない動きを規制される。
尚、蓋部70には蓋部光貫通孔72、蓋部通気口73が設けられているので、蓋部70を付けた状態のままで、レンズLの光学特性の再確認が可能であり、後述するガス滅菌の際はガスの通路ともなる。
次に、図8、図9を参照しながら、手術者が手指にてレバー部42を押圧した際の、可動部40と基台部10との相対的な動作と、レンズLの折り畳みとについて説明する。
図8に示すレバー部42が押圧されていない状態において、レンズLは、図5にて説明した基台部側把持部20と可動部側把持部50が形成する把持部に把持され、さらに基台部側レンズ押圧部21、基台部側レンズ支持ピン22、可動部側レンズ押圧部51、可動部側レンズ支持ピン52により前後左右の動きを規制される。
この結果、収納容器が振動したり傾斜してもレンズLは、安定的に保持される。
尚、本実施の形態においては上述のように、基台部側および可動部側にそれぞれ支持ピンを設けているが、所望により、基台部側または可動部側に2本の支持ピンを設けても良い。
図9に示すように、レバー部42を押圧すると、可動部40においてバネ部43以外は変形することなく前進移動し、図5にて説明した基台部側把持部20と可動部側把持部50との間隔が狭まり最後に衝突する。このときレンズLは、図5にて説明した基台部側レンズ押圧部のオーバーハング面23と、可動部側レンズ押圧部のオーバーハング面53とに捕まり、さらに基台部側レンズ押圧部のオーバーハング面23と、可動部側レンズ押圧部のオーバーハング面53とも、基台部側把持部20と可動部側把持部50とが形成する面に対し、オーバーハングして設けられているのでレンズLは、安定した状態のまま上に凸の形へ折り畳まれていく。
このときのレバー部42の前進速度が速すぎると、レンズLの弾性によりレンズLが弾け、把持部より飛び出して落下してしまうという可能性がある。落下してしまったレンズLを患者に装着することはできないことから、これはどうしても避けたい事態である。
かといって、手術者にレバー部42の前進速度が速すぎないよう意識させることは、眼科手術のプレッシャー下にある手術者にさらに負担をかけることになり好ましくない。
ここで本発明における実施の形態例では、前記バネ部43が基台部10と当接して発生する弾性反発力と、手術者の押圧力との間でバランスがとられるので、手術者に負担をかけることなく前進速度を制御する構成をとることができる。この構成により、前記前進速度制御を弾性反発力と、手術者の押圧力との間のバランスで行うことにより、前記可動部と基台部との接合部である、基台部側接合部11と可動部側接合部41との接合精度を緩めることが可能となる。
この結果、基台部10、可動部40、蓋部を、例えば樹脂で成形して製造する場合、低コストで、量産可能な射出成形等を適用することが可能となり、収納容器の製造コスト削減に寄与することができる。
加えて好ましいことには、この構成を採ることで、万一、レンズLの折り畳みが所望の形で進行しない場合は、一旦、押圧力を弛めるだけで可動部40は後退することから、再度の折り畳みを行うことも可能となった。
さらに加えて、レバー部42が押圧された際、バネ部43を除く可動部40は変形することなく前進するので、レバー部42と軟質眼内レンズを押圧する可動部側レンズ押圧部51との移動距離が等しくなる。この結果、手術者にとって可動部側レンズ押圧部51の動きを自身の手指の動きとして、常に直感的、直接的に把握できることから、この部分への意識集中を大きく削減できる。
またこの部分の構造を単純化したことにより、動作不良の可能性もなくなった。
さらに加えて、本実施の形態においてはバネ部43の構造として、レバー部42と一体構造をとる板バネ構造を採用した。
この構造を採ることで、バネ部43の構造に凹凸または陰になる部分が存在しないので、容易且つ完全にガス滅菌作業を行うことができる。また構造が単純であるので、誤動作や故障がおこらず、射出成形等による製造も容易であり、且つその射出成形に用いられる金型の設計製造とも容易で、製造のトータルコストの削減が実現できる。
また樹脂類等を射出成形して可動部40を製造する際、所望の樹脂類等の有する弾性物性により、バネ部の弾性反発力を適宜に制御したい場合も、バネ部43の可動部40に対する設置角度やバネ部43の厚み等を制御することで、容易に実現することができる。
一方、バネ部43は、所望により基台部10と一体構造をとることも可能であり、弦巻バネ構造をとることも可能である。
本発明における異なる実施の形態例として、前記バネ部43を設けず基台部10に設けられた基台部側接合部11と可動部40に設けられた可動部側接合部41との間で適宜な摩擦力が生じさせて、手術者に負担をかけることなく可動部40の前進速度を制御する構成としても良い。このとき、基台部側接合部11と可動部側接合部41との接合精度を高めておくことが好ましい。
この構成によれば、バネ部43が不要となるので可動部40の材料を選択する際、当該材料の有する弾性力を考慮することが不要となり、材料選択の幅を広げることができる。
そして、この構成によっても、手術者に負担をかけることなく可動部40の前進速度を制御することができ、且つ可動部40は変形することなく前進するので、レバー部42と軟質眼内レンズを押圧する可動部側レンズ押圧部51との移動距離が等しくなる。この結果、手術者にとって可動部側レンズ押圧部51の動きを自身の手指の動きとして、常に直感的、直接的に把握できることから、この部分への意識集中を大きく削減できる。さらに、ガス滅菌作業も容易且つ完全に行うことができる。
レバー部42が十分に押圧されると、図5にて説明した基台部側把持部20と可動部側把持部50とが衝突する。このときレンズLは、図に示すように、上に凸の形で折り畳まれ、さらに基台部側および可動部側の両レンズ支持ピン22、52とも対向するレンズ押圧部に収納されてしまう構成としているので、鑷子の動きを妨害することなくなるので、手術者は利き手に鑷子を保持し、レンズLを容易且つ確実に抓むことができる。
すなわち手術者は、例えば利き手でない手に収納容器を持ち、蓋部70を外した後は手指を動かす以外、収納容器の持ち替え等は一切不要のまま、レンズLを容易且つ確実に鑷子にて抓むことができる。
そして収納容器、レバー部42の外形、および折り畳まれたレンズLの状態は左右対称なので、手術者の利き手が右であるか、左であるかに関係なく収納容器を保持し、レンズLを抓むことができる。
さらに、前記鑷子が接触する可動部側レンズ押圧部51には、図5にて説明した可動部側鑷子ガイド54が、基台部側レンズ押圧部21には基台部側鑷子ガイド24がそれぞれ設けられている。このためレンズLを鑷子にて抓む際に、鑷子の先端の動きはこの両鑷子ガイド24、54上を摺動することにより、適宜な規制を受けながらレンズ面に到達しレンズLを抓む動作を開始するので、手術者のわずかな手の震え等に起因する鑷子の先端の不規則な動きは除去される。
さらに手術者は、可動部側レンズ押圧部51と可動部側鑷子ガイド54、および基台部側レンズ押圧部21と基台部側鑷子ガイド24とが形成する、図5にて説明したわずかな基台部側段差25、可動部側段差55を、鑷子を伝わる触覚として認識することができる。この結果、手術者は視覚のみでなく、触覚をも用いて鑷子先端の位置を確認できるので、手術者の視覚への負担を大きく減らすことが可能となった。
以上、記載した効果により、手術者への負担を理想的に削減することが可能となる。
次に、本発明をレンズLの運搬、保管の観点からみたメリットを再び図7を用いて説明する。
製造ラインにて製造されたレンズLは、収納装置に収納後、蓋部70が閉められると図7の状態となる。このときレンズLは、図2にて説明したようにその外縁部が、基台部側および可動部側把持部20、50、基台部側および可動部側レンズ支持ピン22、52、基台部側および可動部側レンズ押圧部のオーバーハング面23、53、蓋部裏面に設けられた蓋部レンズ支持ピン74により3次元的に線接触および点接触で保持される。
この結果、収納容器の天地が逆転したり、収納容器に衝撃が加わっても収納されたレンズLの光学面は傷つくことなく保持される。
収納容器に保持されたレンズLには、光学的特性の測定がおこなわれガス滅菌工程に入る。滅菌用ガスは基台部側嵌合部12、基台部光貫通孔26、蓋部通気口73および蓋部光貫通孔72を流通して、レンズL、基台部10等を滅菌する。このとき、上述したようにレンズLは、3次元的に線接触および点接触で保持されているので、ガス滅菌により隈無く滅菌がおこなわれる。
滅菌が完了した収納容器は、そのまま滅菌包装され、手術室まで搬送される。ここで手術時に滅菌包装を破り蓋部70を外し、上述したように折り畳まれたレンズLを鑷子で抓み取ることができる。ここで必要なら、蓋部70を外すことなく収納容器に収納されたレンズLの光学特性の再確認を、蓋部70を外すことなくベッドサイドで行うことも可能である。この確認はベッドサイドでの最終確認であることから、患者に装着すべきレンズの確認を完璧に行うことができる。
以上の過程を考えると、滅菌後のレンズLが患者の眼内に装填されるまでにレンズLに接触するのは鑷子のみとなり、滅菌の観点からも理想的な状態となる。
ここで、レンズLのサイズや摩擦係数によっては、収納容器の運搬や保管に際し、天地の逆転や、収納容器に加わる衝撃、振動により、把持部に支えられたレンズLが把持部上にて回転してしまうことが考えられる。レンズLが所望の位置より回転してしまった状態でこれを折り畳み、鑷子にて摘むと、レンズLには、縁部から外方へ弧状に延長されている2本の腕状の支持部が設けられているため、患者の眼内に装着するには適さない方向でレンズLを摘んでしまうことになる。
そこでこのような事態を予防するために、レンズLが把持部上で回転するのを規制する規制部を設けることが好ましい。
この規制部は、レンズLの回転を規制できること、レンズLを傷つけることがないこと、レンズLを鑷子で摘む際に邪魔にならないこと、という要件を満たせば様々な形態のものが適用可能だが、その一例を第図10〜図12に示す。
図10に示した規制部を設けた収納容器は、図6で説明した、基台部10へ可動部40を接合した収納容器と同様であるが、さらに可動部側レンズ押圧部51の左右の基台部10に、柱状の突起として直方体突起27と円柱状突起28とを設けた例である。
尚、図10において、円柱状突起28は2本並立しているが、これは直方体突起でもよい、また同様に直方体突起27も円柱状突起でも良い。
図11に、レバー部42が押圧されていない状態において、レンズLを図5にて説明した基台部側把持部20と可動部側把持部50が形成する把持部に把持させた状態を示す。
ここで、図8にて説明したように、レンズLは、基台部側レンズ押圧部21、基台部側レンズ支持ピン22、可動部側レンズ押圧部51、可動部側レンズ支持ピン52により前後左右の動きを規制される。
レンズLには、レンズの縁部から外方へ弧状に延長されている2本の腕状の支持部が設けられているが、図11においては、可動部側レンズ押圧部51方向へ向かう支持部をL1、基台部側レンズ押圧部方向へ向かう支持部をL2として示した。
このとき、可動部側レンズ押圧部51方向へ向かう支持部L1の端部を直方体突起27に当接させ、基台部側レンズ押圧部方向へ向かう支持部L2の曲線部を円柱状突起28に当接させる。
これにより、既に前後左右の動きを規制されたレンズLは、回転運動も規制されて把持部に把持される。そしてこの状態で、図7にて説明した蓋部70を嵌合させれば、運搬、保管に際して、収納容器へ衝撃や振動が加わってもレンズLの光学部には殆ど負担がかかることなく、レンズLにおける前後左右、回転の運動を規制することができる。
図12に、図11の収納容器においてレバー部42を押圧した状態を示す。
レバー部42を押圧すると可動部40は前進移動するが、直方体突起27と円柱状突起28とは基台部10に設けられているので、相対的に可動部側レンズ押圧部51の後方となる。この結果、手術者がレンズLを抓む際の邪魔にならず好ましい。
以上、詳述したように本発明は、 基台部と、可動部と、蓋部とを有し、
前記基台部は、前記可動部と摺動可能に接合する基台部側接合部と、軟質眼内レンズを支える基台部側把持部と、前記軟質眼内レンズを押圧する基台部側レンズ押圧部と、前記蓋部と脱着可能に嵌合する基台部側嵌合部とを有し、前記可動部は、前記基台部と摺動可能に接合する可動部側接合部と、レバー部と、前記軟質眼内レンズを支える可動部側把持部と、前記軟質眼内レンズを押圧する可動部側レンズ押圧部とを有し、前記蓋部は、前記基台部と脱着可能に嵌合する蓋部側嵌合部を有し、前記蓋部は、前記基台部と嵌合することで、前記基台部側把持部と前記可動部側把持部とに把持された前記軟質眼内レンズと、前記可動部とを保護するものであり、 前記蓋部を前記基台部から外し、前記レバー部を押圧すると、前記基台部側把持部と前記可動部側把持部とに把持された前記軟質眼内レンズが、前記基台部側レンズ押圧部と前記可動部側レンズ押圧部とによって押圧され、適宜に折り畳まれる構成としたことにより、レンズを抓みとる際の負担を、大幅に軽減することができ、且つ、レンズ収納と折り畳み機能とを一体化することで、レンズを収納容器から折り畳み装置へ移動させる操作を不要とし、レンズの移動の際にレンズが傷つく可能性の削除を実現した。
本発明に係る収納容器各部の上面側の斜視図である。 本発明に係る収納容器各部の下面側の斜視図である。 本発明に係る収納容器の平面図である。 図3におけるC−C断面図である。 図3におけるD−D断面図である。 本発明に係る収納容器において、基台部に可動部を接合したときの斜視図である。 本発明に係る収納容器において、基台部に可動部を接合し、蓋部を嵌合したときの斜視図である。 図6に示す収納容器へレンズを収納したときの斜視図である。 図8に示す収納容器のレバー部を押圧して、レンズを折り畳んだときの斜視図である。 本発明の異なる実施の形態に係る収納容器において、基台部に可動部を接合したときの斜視図である。 図10に示す収納容器へレンズを収納したときの斜視図である。 図10に示す収納容器のレバー部を押圧して、レンズを折り畳んだときの斜視図である。
符号の説明
10…基台部、
11…基台部側接合部、
12…基台部側嵌合部、
20…基台部側把持部、
21…基台部側レンズ押圧部、
22…基台部側レンズ支持ピン、
23…基台部側レンズ押圧部のオーバーハング面、
24…基台部側鑷子ガイド、
26…基台部光貫通孔、
27…直方体突起(規制部)、
28…円柱状突起(規制部)、
40…可動部、
41…可動部側接合部、
42…レバー部、43…バネ部、
50…可動部側把持部、
51…可動部側レンズ押圧部、
52…可動部側レンズ支持ピン、
53…可動部側レンズ押圧部のオーバーハング面、
54…可動部側鑷子ガイド、
70…蓋部、
71…蓋部側嵌合部、
72…蓋部光貫通孔、
L…軟質眼内レンズ、
L1…可動部側レンズ押圧部方向へ向かう軟質眼内レンズの支持部、
L2…基台部側レンズ押圧部方向へ向かう軟質眼内レンズの支持部

Claims (1)

  1. 基台部と可動部とを有し、前記基台部は、軟質眼内レンズを支える基台部側把持部と基台部側レンズ押圧部とを有し、前記可動部は、前記軟質眼内レンズを押圧する可動部側レンズ押圧部を有し、前記可動部を移動させて前記可動側レンズ押圧部によって前記軟質眼内レンズを基台部側レンズ押圧部に押圧することにより軟質眼内レンズを折り畳む機能を備えた収納容器であって、
    前記軟質眼内レンズは、レンズの縁部から外方へ弧状に延長されている2本の腕状の支持部が設けられているものであり、
    前記可動部を移動させて前記軟質眼内レンズを折り畳む際に、前記支持部が当接されて前記軟質眼内レンズが回転するのが規制される規制部が前記可動部側レンズ押圧部の左右の基台部に設けられており、
    前記規制部は、前記軟質眼内レンズを折り畳む際に前記可動部を移動させたとき、相対的に可動部側レンズ押圧部の後方となる位置に設けられているものであることを特徴とする収納容器。
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