JP3932946B2 - 無線通信装置および無線通信方法、並びにプログラム - Google Patents

無線通信装置および無線通信方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信装置および無線通信方法、並びにプログラムに関し、特に、無線通信で即時性が高いデータを送受信する場合に用いて好適な、無線通信装置および無線通信方法、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
無線LANを利用することにより、無線伝送路を介して、比較的近距離でデータ通信を行うことが可能である。例えば、HIPERLAN(HIgh PErformance Radio Local Area network)2(ETSI TS 101 475; Broadband Radio Access Networks (BRAN); HIPERLAN Type 2; Physical layer)や、IEEE802.11aなど、無線LANには、様々な規格が存在する。
【0003】
以下、具体例として、HIPERLAN2の規格について述べる。
【0004】
HIPERLAN2の物理層仕様について、図1および図2を用いて説明する。
【0005】
図1に、HIPERLAN2のフレーム構造を示す。HIPERLAN2においては、500のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex )シンボルユニットで構成され、2msecの周期を有するMAC(Media Access Control)フレームが定義されている。
【0006】
MAC フレーム内には、アクセスポイント(AP:Access Point)が制御信号を伝送するBC(Broadcast) Phase、アクセスポイントが移動端末装置(MS:Mobile Station)に宛てて情報を伝送するDL Phase、移動端末装置がアクセスポイントに宛てて情報を伝送するUL Phase、移動端末装置がAP宛てにチャネル獲得などの目的でランダムアクセスを行うRA Phaseが収容されている。これらの時間区切りは、アクセスポイントが決定する。アクセスポイントは、BC Phaseにおいて、決定した時間区切りを、アクセスポイントが収容する全ての移動端末装置宛てに通達する。
【0007】
このとき、アクセスポイントは、それぞれの移動端末装置に送信する信号、および、それぞれの移動端末装置から送信される信号が混信しないように、タイムスロット割り当てを行い、TDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元接続方式)により多元接続を行う。
【0008】
アクセスポイント、もしくは、移動端末装置から送信される情報ブロックは、バーストと称される。バーストの先頭には、プリアンブルが付加されている。バースト内部にはSCH(Short Transport Channel)、LCH(Long Transport Channel)などの複数の論理チャネルが収容される。
【0009】
図2に、HIPERLAN2のチャネルコーディング構成を示す。
【0010】
データの送信側において、上位レイヤ(DLC(Data Link Control)レイヤ)から提供されたSCHやLCHなどの論理チャネルは、バースト毎に連結される。図2では、一つのSCHと5つのLCHが連結される場合について図示している。
【0011】
SCHは、ヘッダ、RLC(Radio Link Control)メッセージ、およびCRC(Cyclic Redundancy Check)によって、9バイトのPDU(Protocol Data Unit)が構成される。
【0012】
LCHは、ヘッダ、ペイロード、およびCRCによって、54バイトのPDUが構成される。
【0013】
連結された未処理ビットストリーム(Raw Bit Stream)11は、スクランブルされてスクランブル処理済未処理ビットストリーム12とされ、テイルビット(Tail Bit(Flush Bit))13が付加される。そして、そのデータは、畳み込み符号により符号化され、定められたパターンのパンクチャが施されて、符号化ビット列であるコーディング済みビットストリーム14が生成される。
【0014】
1OFDMシンボル時間で送信される情報シンボル(サブキャリア)数は48であり、48シンボルで送受信される符号化ビットが、1ユニットとして扱われる。生成された符号化ビット列であるコーディング済みビットストリーム14は、送信される1ユニットのOFDMシンボルごとに、シーケンシャルにブロック化され、ブロック列15が生成される。
【0015】
更に、このユニット内で、定められた変調方式でインターリーブが行われた後、インターリーブされた符号化ビット16が、サブキャリアに対応づけられて、それぞれの送信シンボルが生成される。これらの送信シンボルからなる送信シンボル列17が、MACフレームで伝送されるバースト(ここではDLバースト18)に割り当てられる。
【0016】
HIPERLAN2では、高速な移動をする移動局を想定していないため、時間ダイバーシティ効果をほとんど期待していない。インターリーブは、上記のとおり、1OFDMシンボル(すなわち4μsec)内に閉じた構成となっている。しかしながら、移動局が移動を開始した場合、受信電力はマルチパスフェージングの影響により変動するので、図3に示されるように、受信SNR(Signal-to-Noise Rate:信号対雑音比)が、時刻とともに変動してしまう。
【0017】
例えば、MACフレームの先頭部に近い時間帯で、バーストが送信される場合を想定すると、図3において、時刻0ではSNR=10dB、時刻1ではSNR=7dB、時刻2ではSNR=12dB、時刻3ではSNR=−10dBと、時刻毎に、SNRが大きく変動する。
【0018】
この結果、図4に示すように、それぞれのバーストには、局部的にバーストエラーが生じてしまうので、その復号結果は、バーストによって異なるものとなってしまい、あるバーストではエラーが多量に発生してしまうといった状況が生じてしまう。
【0019】
現行のHIPERLAN2においては、このように生じたエラーに対しては、DLC(Data Link Control)レイヤのARQ(Automatic Repeat Request)により、再送制御が施されるので、信頼性の高いデータ伝送を提供することができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
蓄積交換系のデータ伝送を行う場合など、即時性が低く、更に、遅延揺らぎを気にしないデータ伝送においては、エラーが生じても、上述したように、ARQによる再送制御を行えば、あまり問題は生じない。
【0021】
しかしながら、例えば、ストリームの画像などの伝送中にエラーが発生した場合、ARQによる再送制御を行うことにより、受信側のアプリケーション層に到達するデータには、遅延揺らぎが生じてしまう。ストリームの画像など、即時性が高いデータ伝送において、遅延揺らぎが生じるのは好ましくない。
【0022】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、無線通信で即時性が高いデータを送受信する場合に、遅延揺らぎが生じないようにするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の側面の無線通信装置は、他の無線通信装置に送信する情報を、無線を介して送信可能なデータに変換する変換手段と、変換手段により変換された情報を、他の無線通信装置に送信する送信手段と、送信手段により送信される情報の種類が、遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであるか否かを検出する検出手段とを備え、変換手段は、情報をインターリーブするインターリーブ手段を含み、検出手段により、情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータではないことが検出された場合、インターリーブ手段は、インターリーブする情報のブロックの大きさを1ユニット単位とし、検出手段により、情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであることが検出された場合、インターリーブ手段は、インターリーブする情報のブロックの大きさを1ユニットよりも大きくすることを特徴とする。
【0024】
インターリーブ手段によりインターリーブすることが可能な、情報のブロックの大きさの最大値を取得する取得手段を更に備えさせるようにすることができ、送信手段には、他の無線通信装置へ情報の送信を開始する場合、取得手段により取得されたブロックの大きさの最大値を他の無線通信装置へ送信させるようにすることができる。
他の無線通信装置から情報を受信する受信手段を更に備えさせるようにすることができる。
受信手段には、他の無線通信装置から、他の無線通信装置が処理可能なデータのブロックの大きさの最大値を示す信号を受信させるようにすることができ、インターリーブ手段には、受信手段により受信された信号に基づいて、インターリーブする情報のブロックの大きさの最大値を制御させるようにすることができる。
送信手段には、自分自身が移動しているあいだであっても、情報を他の無線通信装置に送信することができるようにすることができる。
【0025】
本発明の第2の側面の無線通信装置は、他の無線通信装置に送信する情報を、無線を介して送信可能なデータに変換する変換手段と、変換手段により変換された情報を、他の無線通信装置に送信する送信手段と、送信手段により送信される情報の種類が、遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであるか否かを検出する第1の検出手段と、他の無線通信装置とのデータ伝送路の特性の変化を検出する第2の検出手段を備え、変換手段は、情報をインターリーブするインターリーブ手段を含み、第1の検出手段により、情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータではないことが検出されるか、あるいは、第2の検出手段により、データ伝送路の特性が変化していないことが検出された場合、インターリーブ手段には、インターリーブする情報のブロックの大きさを1ユニット単位とし、それに対して、第1の検出手段により、情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであることが検出され、かつ、第2の検出手段により、データ伝送路の特性が変化したことが検出された場合、インターリーブ手段には、インターリーブする情報のブロックの大きさを1ユニットよりも大きくすることを特徴とする
【0026】
インターリーブ手段によりインターリーブすることが可能な、情報のブロックの大きさの最大値を取得する取得手段を更に備えさせるようにすることができ、送信手段には、他の無線通信装置へ情報の送信を開始する場合、取得手段により取得されたブロックの大きさの最大値を他の無線通信装置へ送信させるようにすることができる。
【0027】
他の無線通信装置から情報を受信する受信手段を更に備えさせるようにすることができる。
【0028】
受信手段には、他の無線通信装置から、他の無線通信装置が処理可能なデータのブロックの大きさの最大値を示す信号を受信させるようにすることができ、インターリーブ手段には、受信手段により受信された信号に基づいて、インターリーブする情報のブロックの大きさの最大値を制御させるようにすることができる。
【0029】
送信手段には、自分自身が移動しているあいだであっても、情報を他の無線通信装置に送信することができるようにすることができる。
【0030】
本発明の第1の側面の無線通信方法は、他の無線通信装置に送信する情報を、無線を介して送信可能なデータに変換する変換ステップと、変換ステップの処理により変換された情報の、他の無線通信装置への送信を制御する送信制御ステップと、送信制御ステップの処理により送信が制御される情報の種類が、遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであるか否かを検出する検出ステップとを含み、変換ステップの処理では、情報をインターリーブするインターリーブ処理ステップを含み、検出ステップの処理により、情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータではないことが検出された場合、インターリーブ処理ステップの処理では、インターリーブする情報のブロックの大きさが1ユニット単位とされ、検出ステップの処理により、情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであることが検出された場合、インターリーブ処理ステップの処理では、インターリーブする情報のブロックの大きさを1ユニットよりも大きくすることを特徴とする。
【0032】
本発明の第1の側面のプログラムは、他の無線通信装置に送信する情報を、無線を介して送信可能なデータに変換する変換ステップと、変換ステップの処理により変換された情報の、他の無線通信装置への送信を制御する送信制御ステップと、送信制御ステップの処理により送信が制御される情報の種類が、遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであるか否かを検出する検出ステップとを含み、変換ステップの処理では、情報をインターリーブするインターリーブ処理ステップを含み、検出ステップの処理により、情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータではないことが検出された場合、インターリーブ処理ステップの処理では、インターリーブする情報のブロックの大きさが1ユニット単位とされ、検出ステップの処理により、情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであることが検出された場合、インターリーブ処理ステップの処理では、インターリーブする情報のブロックの大きさを1ユニットよりも大きくすることを特徴とする。
本発明の第2の側面の無線通信方法は、他の無線通信装置に送信する情報を、無線を介して送信可能なデータに変換する変換ステップと、変換ステップの処理により変換された情報の、他の無線通信装置への送信を制御する送信制御ステップと、送信制御ステップの処理により送信が制御される情報の種類が、遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであるか否かを検出する第1の検出ステップと、他の無線通信装置とのデータ伝送路の特性の変化を検出する第2の検出ステップとを含み、変換ステップの処理では、情報をインターリーブするインターリーブ処理ステップを含み、第1の検出ステップの処理により、情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータではないことが検出されるか、あるいは、第2の検出ステップの処理により、データ伝送路の特性が変化していないことが検出された場合、インターリーブステップの処理では、インターリーブする情報のブロックの大きさを1ユニット単位とし、第1の検出ステップの処理により、情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであることが検出され、かつ、第2の検出ステップの処理により、データ伝送路の特性が変化したことが検出された場合、インターリーブステップの処理では、インターリーブする情報のブロックの大きさを1ユニットよりも大きくすることを特徴とする。
本発明の第2の側面のプログラムは、他の無線通信装置に送信する情報を、無線を介して送信可能なデータに変換する変換ステップと、変換ステップの処理により変換された情報の、他の無線通信装置への送信を制御する送信制御ステップと、送信制御ステップの処理により送信が制御される情報の種類が、遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであるか否かを検出する第1の検出ステップと他の無線通信装置とのデータ伝送路の特性の変化を検出する第2の検出ステップとを含み、変換ステップの処理では、情報をインターリーブするインターリーブ処理ステップを含み、第1の検出ステップの処理により、情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータではないことが検出されるか、あるいは、第2の検出ステップの処理により、データ伝送路の特性が変化していないことが検出された場合、インターリーブステップの処理では、インターリーブする情報のブロックの大きさを1ユニット単位とし、第1の検出ステップの処理により、情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであることが検出され、かつ、第2の検出ステップの処理により、データ伝送路の特性が変化したことが検出された場合、インターリーブステップの処理では、インターリーブする情報のブロックの大きさを1ユニットよりも大きくすることを特徴とする。
【0038】
本発明の無線通信装置および無線通信方法、並びにプログラムにおいては、他の無線通信装置に送信する情報が、無線を介して送信可能なデータに変換され、変換された情報が、他の無線通信装置へ送信され、送信される情報の種類が検出され、データ変換に含まれるインターリーブ処理において、送信される情報の種類の検出結果に基づいて、インターリーブする情報のブロックの大きさが変更される。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0041】
図5に示されるように、アクセスポイント31−1乃至アクセスポイント31−nは、ネットワーク32に接続され、情報の授受が可能なようになされている。ネットワーク32は、例えば、インターネットや、公衆電話回線などの広域ネットワーク、あるいは、LANなどの、所定の範囲内のネットワークであっても良い。また、ネットワーク32とアクセスポイント31−1乃至アクセスポイント31−nは、有線で接続されていても、無線で接続されていてもかまわない。
【0042】
無線通信装置33−1乃至無線通信装置33−mは、アクセスポイント31−1乃至アクセスポイント31−nのうちのいずれかと、無線を介して情報を授受することが可能なようになされている。無線通信装置33−1乃至無線通信装置33−mは、その位置が固定されていても、移動しながらであっても、アクセスポイント31−1乃至アクセスポイント31−nのうちのいずれかと通信することが可能である。
【0043】
以下、アクセスポイント31−1乃至アクセスポイント31−nを個々に区別する必要がない場合、単にアクセスポイント31と総称し、無線通信装置33−1乃至無線通信装置33−mを個々に区別する必要がない場合、単に無線通信装置33と総称する。
【0044】
図6は、アクセスポイント31の構成を示すブロック図である。
【0045】
制御部41は、CPU(Central Processing Unit),ROM(Read only memory),およびRAM(Random Access Memory)で構成され、アクセスポイント31の処理を制御するものである。送受信回路部42は、制御部41の制御に従って、無線通信装置33へアンテナ44を介して情報を送信したり、無線通信装置33から送信された情報を、アンテナ44を介して受信する。ネットワークインターフェース43は、ネットワーク32と接続されており、ネットワーク32と情報を授受する。
【0046】
制御部41にはまた、必要に応じてドライブ45が接続され、磁気ディスク51、光ディスク52、光磁気ディスク53、あるいは半導体メモリ54などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて制御部41のROMにインストールされる。
【0047】
図7は、図5の送受信回路部42の更に詳細な構成を示すブロック図である。
【0048】
音声通信の場合は音声データが、コンピュータなどと接続されて通信を行うようなデータ通信の場合にはデータ信号が、ネットワークインターフェース43から、データ入出力処理部62に入力される。そして、通信制御信号が、必要に応じて、制御部41から、送受信制御部61に入力される。
【0049】
無線通信装置33に情報を送信する場合、データ入出力処理部62は、入力されたデータを、送信処理部63に出力する。送信処理部63は、送受信制御部61の制御に従って、入力されたデータに所定の処理を施して、MACフレームにより構成される送信用ビットストリームを生成し、アンテナ共用部64に出力する。
【0050】
アンテナ共用部64は送信信号と受信信号を分離するためのもので、TDD(Time Division Duplex)方式やFDD/TDMA(Frequency Division Duplex /Time Division Multiple Access)方式においてはアンテナスイッチが、それ以外の方式ではデュープレクサが一般に使用される。アンテナ共用部64は、送信処理部63から、送信用ビットストリームの入力を受けた場合、アンテナ44を介して、送信用ビットストリームを送信する。
【0051】
また、アンテナ共用部64は、アンテナ44が、無線通信装置33からデータ(ビットストリーム)を受信した場合、受信したデータを、受信処理部65に出力する。受信処理部65は、送受信制御部61の制御に従って、入力されたデータに所定の処理を施して、受信したビットストリームを、音声通信の場合は音声データに、データ通信の場合にはデータ信号に変換し、データ入出力処理部62に出力する。受信したデータが、ネットワーク32を介して、他の装置に送出される場合、データ入出力処理部62は、入力されたデータを、ネットワークインターフェース43およびネットワーク32を介して、データの送信先に指定されている図示しない装置に送出する。また、受信したビットストリームに制御信号が含まれていた場合、受信処理部65は、送受信制御部61の制御に従って、受信されたビットストリームから制御信号を抽出して、送受信制御部61に供給する。
【0052】
図8は、図6の送信処理部63の更に詳細な構成を示すブロック図である。
【0053】
データ入出力処理部62から入力された送信用のデータ、および、送受信制御部61から入力された無線通信装置33などの無線通信相手に送信する通信制御データは、送信データ処理部81に入力される。送信データ処理部81は、入力されたデータを適宜マルチプレックスした後、無線区間で送信される為のフレームやスロット構造に形成して出力する。
【0054】
CRC(Cyclic Redundancy Check)付加部82は、フレームやスロット構造に形成されたデータの入力を受け、受信側での誤り検出のための冗長な信号(チェックコード)を入力されたデータに付加して出力する。
【0055】
暗号処理部83は、入力されたデータを暗号化して出力する。スクランブラ84は、入力された暗号化データに対して、所定のアルゴリズムにしたがって擬似的にランダムになるようにスクランブル処理を施す。
【0056】
符号化処理部85は、入力されたデータに対して、誤り訂正符号化を施す。誤り訂正符号化には、例えば、畳み込み符号化、ターボ符号化、リードソロモン符号化、あるいは複数の符号化の組み合わせによる連接符号化など、様々な種類の符号化があるので、符号化処理部85は、いずれかの方法を用いて、誤り訂正符号化処理を実行する。
【0057】
インターリーバ86は、受信側において逆操作を行うことによりバースト誤りがランダム誤りに変換できるよう、符号化されたビット列を特定の規則に従って並べ替えるインターリーブ処理を施す。従来の手法では、送信されるOFDMシンボル(ユニット)ごとにシーケンシャルにブロック化が行われ、このユニット内でインターリーブが行われていたが、インターリーバ86は、送受信制御部61から、送信系制御線71を介して入力される制御信号に基づいて、インターリーブの深さ、すなわち、インターリーブ処理を行うデータブロックの大きさを、例えば、1符号化フレーム全般などに変更して、インターリーブ処理を実行することができる。
【0058】
変調器87は、入力されたデータを変調して、送信時の信号点にマッピングし、同相成分(I成分)と直交成分(Q成分)とを出力する。複素IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)部88は、入力されたデータにIFFTを施すことにより、OFDM(orthogonal frequency division multiplex)変調を行う。時間波形整形部89は、入力されたデータに、例えば、サイクルプリフィックス付加によるガードタイムを設け、OFDM変調シンボルの立ち上がりと立ち下がりが滑らかになるようなウィンドウイング処理を施す。
【0059】
DA変換部90は入力されたデジタル波形信号をアナログ波形信号へ変換する。RF送信部91は、フィルタリング、I成分とQ成分によるベクトル変調、適切な送信周波数チャネルへの周波数変換、送信フレームの生成、送信電力制御、増幅等を行って、生成された送信用データを、アンテナ共用部64に出力する。アンテナ共用部64に入力されたデータはアンテナ44から電磁波として送信される。
【0060】
送信処理部63の各部は、送信系制御線71を介して、送受信制御部61から供給される制御信号に従って、動作を実行するとともに、必要に応じて、動作状態を、送信系制御線71を介して、送受信制御部61に通知する。送受信制御部61は、送信系制御線71を介して、データ送信のオン・オフ制御、RF送信部91の動作制御および状態監視、データ送信タイミングの微調整、符号化方式や信号点マッピングの方式の変更、更に、上述したインターリーブ深さの制御など、様々な送信系の動作の制御および監視を行う。
【0061】
図9は、図6の受信処理部65の更に詳細な構成を示すブロック図である。
【0062】
無線通信装置33による送信信号は、電磁波としてアンテナ44で受信され、アンテナ共用部64で分離されて、RF受信部111に入力される。RF受信部111は、RF増幅部131、周波数合成部132、直交検波部133、およびフィルタリング処理部134で構成されている。
【0063】
RF受信部111に入力された信号は、RF増幅部131によって増幅され、直交検波部133に供給される。直交検波部133は、入力された増幅信号と、周波数合成部132によって発生される正弦波とを混合し、DC成分を中心周波数とするI成分、およびQ成分に分離する。フィルタリング処理部134は、入力された信号のうち、所定の帯域だけを通過させるフィルタリング処理を行い、AD変換部112に出力する。
【0064】
AD変換部112は、入力されたアナログ波形信号をデジタル波形信号に変換する。AD変換部112の出力は、オーバーサンプルされており、例えば、ディジタルフィルタなどを用いて、更に、希望信号の帯域だけを通過させるようにしても良い。
【0065】
同期処理部113は、入力された信号に、フレーム同期、周波数誤差補正等を施す。また、通信開始時などに通信相手を探索する場合、同期処理部113は、同期信号検出処理や初期同期処理を行うことにより、新規の通信相手を探索して、通信を確立する処理を実行する。ここで、同期処理部113による初期同期検出、フレーム同期検出、あるいは、周波数誤差補正などは、いかなる方法を用いるようにしても良い。
【0066】
同期処理部113の出力は時間波形整形部114に入力され、時間波形整形部114は、入力された信号に、例えば、サイクルプリフィックス付加によるガードタイムを除去などの、時間波形整形処理を施す。複素FFT部115は、入力された信号にFFTを施すことにより、OFDM復調を行う。
【0067】
等化部116は、伝送路の推定を行い、推定結果を基に、等化処理を実行する。必要に応じて、同期処理部113の情報も、等化部116に入力され、伝送路推定等に利用される。等化部116が実行する伝送路の推定方法および等化処理の方法は、いずれの方法をとるようにしても良い。
【0068】
復調部117は、入力された等化信号に対して、信号点判定を行い、受信ビット推定値を算出して出力する。デインターリーバ118は、入力された符号化ビット列を特定の規則に従って並べ替えるデインターリーブ処理を施す。復号処理部119は、送信側で施された誤り訂正符号を復号する。デスクランブラ120は、送信側で行われたスクランブルの逆変換であるデスクランブル処理を行う。
【0069】
暗号解除部121は、送信側で施された暗号を解除、すなわち、復号する。CRCチェック部122は、入力されたデータから、CRCを外し、そのデータと、その受信ブロックとのCRCチェックを行い、その結果を受信データ処理部123に出力する。
【0070】
受信データ処理部123は、CRCチェック部122によるCRCチェックの結果、エラーがないと判断された場合、エラーが発生していないことを送受信制御部61に通知し、無線区間で送信のために受信データに施されたフレーム構造やスロット構造を分解して、例えば、映像通信の場合は映像信号に、音声通信の場合は音声信号に、あるいは、コンピュータと接続されるようなデータ通信の場合にはデータ信号に変換して、変換後のデータをデータ入出力処理部62に出力する。また、受信データ処理部123は、CRCチェック部122によるCRCチェックの結果、エラーが発生していると判断された場合、エラーが発生していることを送受信制御部61に通知し、必要に応じて、エラーが発生している受信データを破棄する。
【0071】
例えば、通信方式として、ARQ方式が採用されていた場合、受信データ処理部123は、CRCチェック部122から、受信ブロックに誤りが含まれていないという情報の入力を受け、受信ブロックを変換してデータ入出力処理部62へ出力するとともに、受信ブロックに誤りが含まれていなかったことを、受信系制御線101を介して、送受信制御部61へ通知する。送受信制御部61は、無線通信相手である無線通信装置33に、ACK信号を送信させるための制御信号を生成して、送信系制御線71を介して、送信処理部63に制御信号を出力して、ACK信号の送信を指示する。送信処理部63は、送信ACK信号を送信データにマルチプレックスする等して、無線通信装置33に、ACK信号を送信する。
【0072】
逆に、CRCチェック部122から、受信ブロックに誤りが含まれていたという情報の入力を受けた場合、受信データ処理部123は、受信ブロックをデータ入出力処理部62へ出力せず、受信ブロックに誤りが含まれていたことを、受信系制御線101を介して、送受信制御部61へ通知する。送受信制御部61は、無線通信相手である無線通信装置33に、NAK信号を送信させるための制御信号を生成して、送信系制御線71を介して、送信処理部63に制御信号を出力して、NAK信号の送信を指示する。送信処理部63は、送信NAK信号を、送信データにマルチプレックスする等して、無線通信装置33に、NAK信号を送信する。NAC信号を受信した無線通信装置33は、NAK信号が送られてきたブロックの再送を行う。
【0073】
それに対して、ARQ等の再送制御が用いられない場合(例えば、音声通信のようなストリーム通信が実行される場合、後述する処理により、ARQの再送制御が行われないように制御される)、受信データ処理部123は、CRCチェック部122から、受信ブロックに誤りが含まれていないという情報の入力を受けたとき、受信ブロックを変換して、データ入出力制御部62へ出力する。また、受信データ処理部123は、CRCチェック部122から、受信ブロックに誤りが含まれていたという情報の入力を受けたとき、その受信ブロックを破棄し、イレイジャーとして扱い、ひとつ前の受信ブロックを用いてデータを補完するなどの処理を行う。
【0074】
また、受信データに、無線通信装置33から送信された通信制御データが含まれていた場合、受信データ処理部123は、その部分を取り出して、送受信制御部61に出力する。送受信制御部61は、通信制御データを、必要に応じて、制御部41に供給する。制御部41は供給された通信制御データに従って、アクセスポイント31の各部の動作制御などの処理を行う。
【0075】
受信処理部65の各部は、受信系制御線101を介して、送受信制御部61から入力される制御信号に従って、動作を実行するとともに、必要に応じて、動作状態を、受信系制御線101を介して、送受信制御部61に通知する。送受信制御部61は、受信系制御線101を介して、データ受信のオン・オフ制御、RF受信部111の動作制御および状態監視、データ受信タイミングの微調整、復号方式や信号点デマッピング方式の変更など、様々な受信系の動作の制御および監視を行う。
【0076】
図10は、無線通信装置33の構成を示すブロック図である。
【0077】
無線通信装置33の各部を統括的に制御する主制御部141は、電源回路部142、操作入力制御部145、LCD(Liquid Crystal Display)制御部146、ドライブ155、送受信回路部152、および音声コーデック151と、メインバス148を介して、相互に接続されている。また、送受信回路部152、ドライブ155、および音声コーデック151は、同期バス157を介して、相互に接続されている。
【0078】
送受信回路部152の詳細な構成は、図7を用いて説明した送受信回路部42と基本的に同一であるので、その詳細な説明は省略する。
【0079】
電源回路部142は、使用者の操作により動作開始が指令されると、バッテリパックから各部に対して電力を供給することにより、無線通信装置33を動作可能な状態に起動する。
【0080】
無線通信装置33の各部は、CPU、ROMおよびRAM等で構成される主制御部141の制御に基づいて処理を実行する。例えば、音声通話モードにおいて、マイクロフォン149で集音された音声信号は、音声コーデック151によってデジタル音声データに変換され、変換されたデジタル音声データが、送受信回路部152に供給されて、無線通信用のデータに変換された後に、アンテナ153を介して、アクセスポイント31に送信される。
【0081】
また、音声通話モードにおいて、アンテナ153で受信された受信信号は、送受信回路部152で、例えば、増幅処理、アナログデジタル変換処理および復号処理などの所定の処理を施されて、音声コーデック151に供給されて、アナログ音声信号に変換される。アナログ音声信号は、スピーカ150から再生出力される。
【0082】
更に、データ通信モードにおいて、例えば、電子メールなどのテキストデータが送信される場合、操作キー143もしくはジョグダイヤル144の操作によって入力された電子メールのテキストデータは、操作入力制御部145を介して、主制御部141に供給される。主制御部141は、送信するテキストデータを、送受信回路部152で無線通信可能なデータに変換させ、アンテナ153を介して、アクセスポイント31へ送信させる。
【0083】
また、データ通信モードにおいて、電子メールなどのテキストデータが受信される場合、アンテナ153を介して受信された受信信号は、送受信回路部152によって、元のテキストデータに復元され、LCD制御部146に出力される。LCD制御部146は、液晶ディスプレイ147を制御して、テキストデータを表示させる。
【0084】
また、無線通信装置33においては、使用者の操作に応じて受信した電子メールなどのテキストデータを、ドライブ155を介して、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどの、リムーバブル記録媒体156に記録することも可能である。
【0085】
また、無線通信装置33においては、画像データを送信することができるようにしても良い。その場合、無線通信装置33に、例えば、CCDカメラおよび画像エンコーダを備えるようにし、CCDカメラで撮像された画像データを、画像エンコーダで、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group )2またはMPEG4等の所定の符号化方式によって圧縮符号化することにより符号化画像データに変換し、送受信回路部152に供給することができるようにする。
【0086】
更に、無線通信装置33が、データ通信モードにおいて、例えば、ネットワーク32に公開されている簡易ホームページ等にリンクされた動画像ファイルのデータを受信する場合、アンテナ153を介して、アクセスポイント31から受信された受信信号は、送受信回路部152に供給される。送受信回路部152は、受信したデータに、例えば、増幅処理、アナログデジタル変換処理および復号処理などの所定の処理を施し、多重化データを画像データと音声データとに分離する。分離されたデータは、主制御部141の制御に従って、画像データがLCD制御部146に供給されて表示され、音声データが音声コーデック151に供給されて、アナログ音声信号に変換されて、スピーカ150から出力される。
【0087】
無線通信装置33においては、この場合も、電子メールの場合と同様に、使用者の操作により、受信した簡易ホームページ等のデータを、ドライブ155を介して、リムーバブル記録媒体156に記録することが可能である。
【0088】
また、無線通信装置33においては、CPU、ROMおよびRAM等でなる主制御部141のRAM、もしくはROMに、各種のアプリケーションプログラムを記録し、CPUによって実行することが可能である。
【0089】
アクセスポイント31と無線通信装置33とは、以上説明した各部の動作によって、相互にデータを通信することが可能である。
【0090】
図11に、本発明におけるチャネルコーディング構成の一例を示す。
【0091】
図11においては、アクセスポイント31から無線通信装置33にデータが送信される場合の、アクセスポイント31の処理として説明する。また、従来における場合と対応する部分には、同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0092】
上位レイヤ(DLCレイヤ)から提供された論理チャネル群が連結され、CRC付加部82および暗号処理部83の処理により、未処理ビットストリーム11が生成される。未処理ビットストリーム11は、スクランブラ84によりスクランブル処理されて、スクランブル処理済ビットストリーム12が生成される。そして、スクランブル処理済ビットストリーム12に、従来どおりTail Bit13が付加されて、符号化処理部85において、畳み込み符号により符号化され、定められたパターンにてパンクチャが施されて、コーディング済みビットストリーム14が生成される。
【0093】
この後、従来の手法では、送信されるOFDMシンボル(ユニット)ごとにシーケンシャルにブロック化が行われ、このユニット内でインターリーブが行われていたが、インターリーバ86は、送信系制御線71を介して、送受信制御部61から入力される制御信号に基づいて、送受信制御部61から入力される制御信号に従って、インターリーブの深さを制御(例えば、図11においては、1符号化フレーム全般に変更)したインターリーブ処理を実行して、符号化ビット171を生成する。
【0094】
符号化フレーム全般でインターリーブされて得られた、深いインターリーブが施された符号化ビット171は、変調部87乃至DA変換部90において、所定の処理が施されて、RF送信部91に供給される。RF送信部91は、供給されたデータを、複数のMAC Frameで伝送される各バーストに割り当てて、フィルタリング、I成分とQ成分によるベクトル変調、適切な送信周波数チャネルへの周波数変換、送信電力制御、増幅等を行って、送信用データを生成し、アンテナ共用部64に出力する。
【0095】
アンテナ共用部64は、アンテナ44を介して、生成された送信用データを、無線通信装置33に送信する。
【0096】
各バーストにおける受信端でのSNRが、図3を用いて説明したように変動していた場合、各バーストにおける符号化ビットのエラー率は異なるため、バースト毎にクオリティがばらつき、バーストエラーが発生してしまう。これに対して、無線通信装置33が受信したデータが、図11を用いて説明したように、インターリーバ86によって、符号化フレーム全体にインターリーブがかけられている場合、図12に示されるように、バーストエラーは符号化フレーム全体にランダムに配置される。
【0097】
このランダムエラーが存在する符号化ビット列が、送信用データを受信した無線通信装置33において、受信処理部65の処理により復号されると、図12に示されるように、ランダムエラーは除去され、エラーのない元の情報ビット列を取り出すことができる。従って、ARQによる再送制御を行う必要がなくなるので、受信側である無線通信装置33において、遅延揺らぎを生じることがなくなる。
【0098】
また、図11を用いて説明した様な、1符号化フレーム全体に渡って実行される深いインターリーブ処理、もしくは、複数のユニットにわたって実行される深いインターリーブ処理は、すべてのデータの伝送において行われるのではなく、ストリーム系のアプリケーションについてのみ行なわれるようにしてもよい。
【0099】
画像データストリームや、音声データストリームなど、即時性が高いデータ伝送において、遅延揺らぎが生じるのは好ましくない。ストリーム系のアプリケーションにおいては、エラーを生じることなくデータを伝送することよりも、むしろ、一定の情報を一定周期でコンスタントに伝送することが重要となる場合が多い。このようなアプリケーションにおいては、エラーが生じたフレームやバーストに対して、ARQによる再送制御を行うより、エラーが生じた部分を廃棄してしまうほうが好都合である。
【0100】
すなわち、アクセスポイント31の制御部41は、送信するデータは、ストリーム系のアプリケーションであるか否かを示す制御信号を生成し、送受信回路部42に出力する。送受信回路部42の送受信制御部61は、制御部41から入力された制御信号に従って、送信処理部63のインターリーバ86が実行するインターリーブ処理において、いくつのユニットにわたってインターリーブを行うか、そのインターリーブの深さを制御する。
【0101】
更に、データ伝送路の特性が変動していない場合においても、深いインターリーブを行う必要がないため、従来と同様にして、符号化フレーム内でのインターリーブ処理を実行するようにしても良い。
【0102】
すなわち、アクセスポイント31の制御部41は、データの送受信先である無線通信装置33とのデータ伝送路の特性を監視し、データ伝送路の特性が変動しているか否かを示す制御信号を生成して、送受信回路部42に出力する。送受信回路部42の送受信制御部61は、制御部41から入力された制御信号に従って、送信処理部63のインターリーバ86が実行するインターリーブ処理において、いくつのユニットにわたってインターリーブを行うか、そのインターリーブの深さを制御する。
【0103】
次に、図13のフローチャートを参照して、インターリーブの深さを変更する処理について説明する。ここでは、アクセスポイント31から無線通信装置33にデータが送信される場合について説明する。
【0104】
ステップS1において、アクセスポイント31の制御部41は、伝送されるアプリケーションは、遅延揺らぎに敏感なアプリケーションであるか否かを判断する。すなわち、ここでは、上位レイヤでどのような種類のアプリケーションを伝送しているかを示す識別子が下位レイヤにまで通達されるものとし、DLCレイヤでは、この通達により、伝送するアプリケーションが、例えば、画像データストリームや音声データストリームの伝送など、遅延揺らぎに敏感なストリーム系のアプリケーションであるか否かを認識する。
【0105】
ステップS1において、送信するデータは、ストリーム系のアプリケーションではないと判断された場合、制御部41は、送信するデータは、ストリーム系のアプリケーションではないことを示す制御信号を生成し、チャネルコーデックを行う送受信回路部42に出力し、処理は、ステップS4に進む。
【0106】
ステップS1において、送信するデータは、ストリーム系のアプリケーションであると判断された場合、制御部41は、送信するデータは、ストリーム系のアプリケーションであることを示す制御信号を生成し、チャネルコーデックを行う送受信回路部42に出力する。そして、ステップS2において、制御部41は、例えば、チャネルコーデック内部に備えたチャネルベクタ監視手段などの手段により生成される、伝送路の特性が変動しているか否かを示す信号を監視することなどにより、伝送路の特性が変動しているか否かを判断する。なお、制御部41が、伝送路の特性が変動しているか否かを判断する方法については、チャネルベクタの監視以外の、いかなる方法をとっても良い。
【0107】
ステップS2において、伝送路の特性は変動していないと判断された場合、制御部41は、伝送路の特性は変動していないことを示す制御信号を生成し、チャネルコーデックを行う送受信回路部42に出力し、処理は、ステップS4に進む。
【0108】
ステップS2において、伝送路の特性は変動していると判断された場合、制御部41は、伝送路の特性は変動していることを示す制御信号を生成し、チャネルコーデックを行う送受信回路部42に出力する。そして、ステップS3において、送受信回路部42は、伝送するアプリケーションがストリーム系であり、かつ、伝送路の特性が変動しているので、図11を用いて説明したように、符号化フレーム内で(あるいは、複数のユニットにわたって)インターリーブ処理を実行して、送信データを生成し、ARQによる再送制御を行わないデータ転送モードによって、アンテナ44を介して、無線通信装置33に送信データを送信して、処理が終了される。
【0109】
ステップS1において、送信するデータは、ストリーム系のアプリケーションではないと判断された場合、もしくは、ステップS2において、伝送路の特性は変動していないと判断された場合、ステップS4において、送受信回路部42は、従来における処理と同様に、シンボル内でのインターリーブ処理を実行して、送信データを生成し、アンテナ44を介して、無線通信装置33に送信して、処理が終了される。
【0110】
このような処理により、伝送するデータのアプリケーションの特性、あるいは、伝送路の特性が変動しているか否かに基づいて、適した方法でインターリーブ処理を実行して、伝送データを生成することができる。このようにして、最適なインターリーブ処理が施されて生成されたデータを用いてデータを送受信することにより、バーストエラーによる影響が軽減された良好なデータ通信を実現することが可能となる。
【0111】
また、本発明を適用することにより、SNRが大きく変動するような場合であっても、効率的なデータ伝送を行うことができる。
【0112】
ここでは、アクセスポイント31から無線通信装置33にデータが送信される場合について説明したが、無線通信装置33からアクセスポイント31へデータが送信される場合についても、同様の処理を実行することが可能であるのは言うまでもない。
【0113】
このとき、インターリーブを行う単位となるユニット数を増やしたり、符号化フレームの長さを大きくとればとるほど、良好な時間ダイバーシティ効果を得ることができるが、アクセスポイント31の送受信回路部42、および無線通信装置33の送受信回路部152の内部に備えられている図示しないメモリサイズの制限などにより、インターリーブを行う単位となるユニット数や、符号化フレームの大きさを無尽蔵に大きく設定するわけにはいかない。
【0114】
そこで、固定通信装置と移動通信装置であるアクセスポイント31と無線通信装置33では、相互の通信回線を設立する際に、最大限とり得るインターリーブの深さ情報を、あらかじめ、相手側に通知し、インターリーブの深さを変更する際の事前情報として互いに既知としておく。アクセスポイント31および無線通信装置33は、通信相手が最大限とり得るインターリーブ深さの情報を基に、伝送されるアプリケーションが、例えば、映像や音声のデータストリームなど、遅延揺らぎに敏感なアプリケーションである場合、または、伝送されるアプリケーションが、遅延揺らぎに敏感なアプリケーションであり、かつ、伝送路の特性が変動している場合に、図11を用いて説明したように、受信側が処理可能な大きさの符号化フレーム内で、あるいは、複数ユニットにわたって、インターリーブ処理を実行して、送信データを生成し、ARQによる再送制御を行わないデータ転送モードによって、データを送信する。
【0115】
これにより、アクセスポイント31あるいは無線通信装置33におけるハードウェアの制限内において、最も良好な時間ダイバーシティ効果を提供することが可能となる。
【0116】
ここでは、図5を用いて説明したように、固定無線通信装置であるアクセスポイント31と、移動無線通信装置である無線通信装置33が通信を行う場合について説明したが、移動無線通信装置である無線通信装置33同士で通信を行う場合においても、本発明は適用することができる。
【0117】
また、ここでは、お互いに送受信機能を有するアクセスポイント31と、無線通信装置33とが情報を授受する場合について説明したが、情報の送信機能のみを有する送信装置から情報が送信される場合、および、情報の受信機能のみを有する受信装置が情報を受信する場合においても、本発明は適用することができる。
【0118】
上述した一連の処理は、ソフトウェアにより実行することもできる。そのソフトウェアは、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0119】
この記録媒体は、図6に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク51(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク52(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク53(MD(Mini-Disk)(商標)を含む)、もしくは半導体メモリ54などよりなるパッケージメディアなどにより構成される。
【0120】
また、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0121】
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0122】
【発明の効果】
以上のように、第1の本発明によれば、他の無線通信装置に、情報を送信することができる。
また、第1の本発明によれば、送信される情報の種類が、遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであるか否かに基づいて、インターリーブする情報のブロックの大きさを変更することができるので、遅延揺らぎのない良好な通信を提供することが可能となる。
また、第2の本発明によれば、他の無線通信装置に、情報を送信することができ、特に、送信される情報の種類が、遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであるか否か、および、他の無線通信装置とのデータ伝送路の特性が変化したか否かに基づいて、インターリーブする情報のブロックの大きさを変更することができるので、遅延揺らぎのない良好な通信を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 HIPERLAN2のフレーム構造について説明する図である。
【図2】従来のHIPERLAN2のチャネルコーディング構成について説明する図である。
【図3】移動局が移動した場合の、受信SNRの変動について説明する図である。
【図4】移動局が移動した場合に発生するバーストエラーについて説明する図である。
【図5】本発明を適応した無線通信システムについて説明する図である。
【図6】図5のアクセスポイントの構成を示すブロック図である。
【図7】図6の送受信回路部の更に詳細な構成を示すブロック図である。
【図8】図7の送信処理部の更に詳細な構成を示すブロック図である。
【図9】図7の受信処理部の更に詳細な構成を示すブロック図である。
【図10】図5の無線通信装置の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明を適応した、HIPERLAN2のチャネルコーディング構成について説明する図である。
【図12】図11を用いて説明したチャネルコーディングのデータを受信した場合について説明する図である。
【図13】インターリーブ深さを決定する処理について説明するフローチャートである。
【符号の説明】
31 アクセスポイント, 33 無線通信装置, 41 制御部, 42 送受信回路部, 61 送受信制御部, 62 データ入出力処理部, 63 送信処理部, 64 受信処理部, 86 インターリーバ, 141 主制御部, 152 送受信回路部, 171, 符号化ビット

Claims (14)

  1. 他の無線通信装置に情報を送信することが可能な無線通信装置において、
    前記他の無線通信装置に送信する情報を、無線を介して送信可能なデータに変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された前記情報を、前記他の無線通信装置に送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信される前記情報の種類が、遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであるか否かを検出する検出手段
    を備え、
    前記変換手段は、前記情報をインターリーブするインターリーブ手段を含み、
    前記検出手段により、前記情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータではないことが検出された場合、前記インターリーブ手段は、インターリーブする前記情報のブロックの大きさを1ユニット単位とし、
    前記検出手段により、前記情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであることが検出された場合、前記インターリーブ手段は、インターリーブする前記情報のブロックの大きさを1ユニットよりも大きくする
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記インターリーブ手段によりインターリーブすることが可能な、前記情報のブロックの大きさの最大値を取得する取得手段を更に備え、
    前記送信手段は、前記他の無線通信装置へ情報の送信を開始する場合、前記取得手段により取得された前記ブロックの大きさの最大値を前記他の無線通信装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記他の無線通信装置から情報を受信する受信手段
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 前記受信手段は、前記他の無線通信装置から、前記他の無線通信装置が処理可能なデータのブロックの大きさの最大値を示す信号を受信し、
    前記インターリーブ手段は、前記受信手段により受信された前記信号に基づいて、インターリーブする前記情報のブロックの大きさの最大値を制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記送信手段は、自分自身が移動しているあいだであっても、前記情報を前記他の無線通信装置に送信することが可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  6. 他の無線通信装置に情報を送信することが可能な無線通信装置の無線通信方法において、
    前記他の無線通信装置に送信する情報を、無線を介して送信可能なデータに変換する変換ステップと、
    前記変換ステップの処理により変換された前記情報の、前記他の無線通信装置への送信を制御する送信制御ステップと、
    前記送信制御ステップの処理により送信が制御される前記情報の種類が、遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであるか否かを検出する検出ステップと
    を含み、
    前記変換ステップの処理では、前記情報をインターリーブするインターリーブ処理ステップを含み、
    前記検出ステップの処理により、前記情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータではないことが検出された場合、前記インターリーブ処理ステップの処理では、インターリーブする前記情報のブロックの大きさが1ユニット単位とされ、
    前記検出ステップの処理により、前記情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであることが検出された場合、前記インターリーブ処理ステップの処理では、インターリーブする前記情報のブロックの大きさを1ユニットよりも大きくする
    ことを特徴とする無線通信方法。
  7. 他の無線通信装置に情報を送信することが可能な無線通信装置を制御するコンピュータが実行可能なプログラムであって、
    前記他の無線通信装置に送信する情報を、無線を介して送信可能なデータに変換する変換ステップと、
    前記変換ステップの処理により変換された前記情報の、前記他の無線通信装置への送信を制御する送信制御ステップと、
    前記送信制御ステップの処理により送信が制御される前記情報の種類が、遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであるか否かを検出する検出ステップと
    を含み、
    前記変換ステップの処理では、前記情報をインターリーブするインターリーブ処理ステップを含み、
    前記検出ステップの処理により、前記情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータではないことが検出された場合、前記インターリーブ処理ステップの処理では、インターリーブする前記情報のブロックの大きさが1ユニット単位とされ、
    前記検出ステップの処理により、前記情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであることが検出された場合、前記インターリーブ処理ステップの処理では、インターリーブする前記情報のブロックの大きさを1ユニットよりも大きくする
    ことを特徴とするプログラム。
  8. 他の無線通信装置に情報を送信することが可能な無線通信装置において、
    前記他の無線通信装置に送信する情報を、無線を介して送信可能なデータに変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された前記情報を、前記他の無線通信装置に送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信される前記情報の種類が、遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであるか否かを検出する第1の検出手段と、
    前記他の無線通信装置とのデータ伝送路の特性の変化を検出する第2の検出手段と
    を備え、
    前記変換手段は、前記情報をインターリーブするインターリーブ手段を含み、
    前記第1の検出手段により、前記情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータではないことが検出されるか、あるいは、前記第2の検出手段により、前記データ伝送路の特性が変化していないことが検出された場合、前記インターリーブ手段は、インターリーブする前記情報のブロックの大きさを1ユニット単位とし、
    前記第1の検出手段により、前記情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであることが検出され、かつ、前記第2の検出手段により、前記データ伝送路の特性が変化したことが検出された場合、前記インターリーブ手段は、インターリーブする前記情報のブロックの大きさを1ユニットよりも大きくする
    ことを特徴とする無線通信装置。
  9. 前記インターリーブ手段によりインターリーブすることが可能な、前記情報のブロックの大きさの最大値を取得する取得手段を更に備え、
    前記送信手段は、前記他の無線通信装置へ情報の送信を開始する場合、前記取得手段により取得された前記ブロックの大きさの最大値を前記他の無線通信装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項8に記載の無線通信装置。
  10. 前記他の無線通信装置から情報を受信する受信手段
    を更に備えることを特徴とする請求項8に記載の無線通信装置。
  11. 前記受信手段は、前記他の無線通信装置から、前記他の無線通信装置が処理可能なデータのブロックの大きさの最大値を示す信号を受信し、
    前記インターリーブ手段は、前記受信手段により受信された前記信号に基づいて、インターリーブする前記情報のブロックの大きさの最大値を制御する
    ことを特徴とする請求項10に記載の無線通信装置。
  12. 前記送信手段は、自分自身が移動しているあいだであっても、前記情報を前記他の無線通信装置に送信することが可能である
    ことを特徴とする請求項8に記載の無線通信装置。
  13. 他の無線通信装置に情報を送信することが可能な無線通信装置の無線通信方法において、
    前記他の無線通信装置に送信する情報を、無線を介して送信可能なデータに変換する変換ステップと、
    前記変換ステップの処理により変換された前記情報の、前記他の無線通信装置への送信を制御する送信制御ステップと、
    前記送信制御ステップの処理により送信が制御される前記情報の種類が、遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであるか否かを検出する第1の検出ステップと、
    前記他の無線通信装置とのデータ伝送路の特性の変化を検出する第2の検出ステップと
    を含み、
    前記変換ステップの処理では、前記情報をインターリーブするインターリーブ処理ステップを含み、
    前記第1の検出ステップの処理により、前記情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータではないことが検出されるか、あるいは、前記第2の検出ステップの処理により、前記データ伝送路の特性が変化していないことが検出された場合、前記インターリーブステップの処理では、インターリーブする前記情報のブロックの大きさを1ユニット単位とし、
    前記第1の検出ステップの処理により、前記情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであることが検出され、かつ、前記第2の検出ステップの処理により、前記データ伝送路の特性が変化したことが検出された場合、前記インターリーブステップの処理では、インターリーブする前記情報のブロックの大きさを1ユニットよりも大きくする
    ことを特徴とする無線通信方法。
  14. 他の無線通信装置に情報を送信することが可能な無線通信装置を制御するコンピュータが実行可能なプログラムであって、
    前記他の無線通信装置に送信する情報を、無線を介して送信可能なデータに変換する変換ステップと、
    前記変換ステップの処理により変換された前記情報の、前記他の無線通信装置への送信を制御する送信制御ステップと、
    前記送信制御ステップの処理により送信が制御される前記情報の種類が、遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであるか否かを検出する第1の検出ステップと、
    前記他の無線通信装置とのデータ伝送路の特性の変化を検出する第2の検出ステップと
    を含み、
    前記変換ステップの処理では、前記情報をインターリーブするインターリーブ処理ステップを含み、
    前記第1の検出ステップの処理により、前記情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータではないことが検出されるか、あるいは、前記第2の検出ステップの処理により、前記データ伝送路の特性が変化していないことが検出された場合、前記インターリーブステップの処理では、インターリーブする前記情報のブロックの大きさを1ユニット単位とし、
    前記第1の検出ステップの処理により、前記情報が遅延揺らぎに敏感なアプリケーションのデータであることが検出され、かつ、前記第2の検出ステップの処理により、前記データ伝送路の特性が変化したことが検出された場合、前記インターリーブステップの処理では、インターリーブする前記情報のブロックの大きさを1ユニットよりも大きくする
    ことを特徴とするプログラム。
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