JP3931763B2 - センサ取付け構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケース等にセンサを固定するうえでのセンサ取付け構造に関するものであり、例えば空調装置用エバポレータの冷却空気温度を検出する温度センサを空調ケースに取付ける場合の取付け構造に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】
図1は、本発明の一実施形態におけるセンサ取付け部の全体構成を示す斜視図であるが、当図を用いて従来のセンサ取付け構造の概要を説明する。1は、例えば車両用空調装置のエバポレータであり、5は、そのエバポレータ1が冷却した空気温度を検出するために空気流れ下流に設置される温度センサである。2は、空調ケースであり、3はその空調ケース2に温度センサ5を固定するために設けられた取付け用孔部である。
【0003】
エバポレータ1に対してセンサ部5aを所定の位置で所定距離だけ離間して固定するため樹脂製のブラケット4を用いている。ブラケット4の伸延部4bの先に固定部4aを設けてセンサ部5aを固定し、リード線部5cは伸延部4bに添わせた状態でブラケット4を取付け用孔部3に挿入し、ブラケット4に設けた係止爪4cで空調ケース2に係止する取付け構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにセンサ(5)&ブラケット(4)を空調ケース2に固定した場合、リード線部5cは空調ケース2とブラケット4との間から引き出されることとなる。図4は、そのセンサ&ブラケットを空調ケース2に取付けた状態を示す水平断面図である。
【0005】
取付け用孔部3とブラケット4との間には組み付けが容易となるように僅かな隙を持っている。また、リード線部5cは空調ケース2とブラケット4との間で略90度折り曲げて引き出されるため、折り曲げによる反力が生じることとなる。これらにより、図4に示すようにブラケット4のA部を支点としてリード線部5cを引き出しているB側が持ち上げられ、取付け用孔部3との間の隙が詰まるまで傾きが発生するという問題がある。
【0006】
センサ部5aの設定位置が空調ケース2から遠い場合、上記傾きによるセンサ部5aの位置ずれは大きなものとなる。例えば上述した従来例では、エバポレータ1に対する所定距離の離間が達成できずに遠く離れた位置となってしまい、意図したセンサの感知温度よりも高い温度を感知してしまうことにより、エバポレータ1のフロストを防止できないという問題が生じてしまう。本発明は、上記従来の問題に鑑みて成されたものであり、その目的は、筐体にセンサを取付けるうえで傾きの発生しない取付け構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。請求項1に記載の発明では、センサ部(5a)にリード線部(5c)が接続されているセンサ(5)と、所定長さ伸延する伸延部(4b)の先端側にセンサ部(5a)を固定する固定部(4a)が設けられたブラケット(4)とを有し、センサ部(5a)近傍を固定部(4a)に固定すると共に、リード線部(5c)を伸延部(4b)に添わせた状態でブラケット(4)を筐体(2)の取付け用孔部(3)に挿入して係止することにより、センサ部(5a)を筐体(2)内の適所に配するセンサ取付け構造において、
取付け用孔部(3)の内壁面(3a)、もしくは反挿入側の端面(3b)に、ブラケット(4)の一部(4c)のうち伸延部(4b)に対してリード線部(5c)を添わせた側の(4d)が当接するリブ(6)を設けたことを特徴とする。
【0008】
これは、上述のA部を支点とした傾きに対して、傾こうとする側の(4d)が当接するリブ(6)を設けて支えることにより傾きを防止するものであり、これにより、筐体(2)にセンサ(5)を取付けるうえで傾きの発生しない取付け構造とすることができる。また、挿入方向軸周りの回転方向位置決め形状を兼ねることもできる。
【0009】
請求項2に記載の発明では、ブラケット(4)を取付け用孔部(3)に挿入する過程で、一部(4c)の位置がずれていた場合に接触してその面上を滑ることで所定の位置となるように案内する斜面(6b)をリブ(6)に設けたことを特徴とする。これは、傾こうとする側が決まっているため、その傾きによる位置ずれを斜面(6b)で拾って所定の位置へ案内することにより、組み付け易さを確保したまま傾きを防止することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明では、一部(4c)とは、ブラケット(4)を取付け用孔部(3)に係止するための係止爪(4c)であることを特徴とする。これは、傾きの支点となるA部から遠い所の係止爪(4c)先端側でリブ(6)に当接するため、傾きを防止するのに有効である。尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態におけるセンサ取付け部の全体構成を示す斜視図であり、図2は図1のセンサ&ブラケットをケースに取付けた状態を示す水平断面図である。本実施形態は、車両用空調装置の空調ユニットにおいて、エバポレータ1下流側の冷却空気温度を検出する温度センサ5の取付け構造に本発明を適用したものである。
【0012】
空調ユニットの空調ケース(筐体)2内には、冷凍サイクルの冷媒を蒸発させ、蒸発潜熱により通過する空気を冷却するエバポレータ1が配設されており、空気流れ下流側に温度センサ5がブラケット4により固定されている。センサ5は、温度に応じて抵抗値が変化するサーミスタまたは感温半導体が内部に組込まれたセンサ部5aと、抵抗値を電気信号として空調装置を制御する制御装置に出力するためのリード線部5cとから成り、センサ部5aとリード線部5cとが接続部5bで接続されている。5dは、電気回路と接続するためのコネクタ部である。
【0013】
ブラケット4は、空調ケース2の壁面から所定長さ伸延させるための伸延部4bと、この伸延部4bの先端側に設けられセンサ部5aを固定する固定部4aと、空調ケース2に設けられた取付け用孔部3に係止するための係止爪4c等を有し、例えばポリプロピレンのような樹脂材により一体で成形されている。固定部4aは、2枚の板部でスリットを形成しており、このスリットにセンサ部5a近傍のリード線部5cを挿入することでセンサ5を挟持している。
【0014】
更に、リード線部5cを伸延部4bに添わせた状態でセンサ&ブラケットを空調ケース2の取付け用孔部3に挿入し、ブラケット4の係止爪4cを取付け用孔部3に係止することにより、センサ部5aを空調ケース2内の適所に配している。また、本実施形態の特徴構成として、取付け用孔部3の内壁面3a、もしくは反挿入側の端面3bに、ブラケット4の一部(本実施形態では係止爪)4cが当接するリブ6を一体にして設けている。
【0015】
このリブ6には、係止爪4cのうち伸延部4bに対してリード線部5cを添わせた側、いわゆるリード線部5cを引き出してB点側に持ち上げる力が働き、傾こうとする側の面が当接面4dとなり、リブ6の当接面6aにて支えるようになっている。また、ブラケット4を取付け用孔部3に挿入する過程で、係止爪4cの位置が最初から上記傾き側ずれていた場合に接触してその面上を滑ることで所定の位置となるように案内する斜面6bをリブ6に設けている。
【0016】
次に、上記構成による作動について説明する。センサ部5aで検出される冷却空気の温度信号(温度に基づく抵抗値)がリード線部5aから図示しない制御装置に入力され、冷凍サイクルを構成する図示しないコンプレッサのON−OFFや、空調ユニット内の図示しないエアミックスドアの開度等が制御されることになる。
【0017】
特にエバポレータ1にとっては、冷却されて凝縮した空気中の水分がエバポレータ1の表面に付着すると、0℃以下に冷やされている場合に氷結したり霜になったりしてエバポレータ1の熱交換効率が低下してしまうが、このセンサ5の温度検出によりコンプレッサのON−OFFを制御することで氷結を防止するようにしている。
【0018】
次に、本実施形態の特徴を述べる。取付け用孔部3の内壁面3a、もしくは反挿入側の端面3bに、ブラケット4の一部4cのうち伸延部4bに対してリード線部5cを添わせた側の部分4dが当接するリブ6を設けている。これは、前述のA部を支点とした傾きに対して、傾こうとする側の部分4dが当接するリブ6を設けて支えることにより傾きを防止するものであり、これにより、空調ケース2にセンサ5を取付けるうえで傾きの発生しない取付け構造とすることができる。また、挿入方向軸周りの回転方向位置決め形状を兼ねることもできる。
【0019】
また、ブラケット4を取付け用孔部3に挿入する過程で、ブラケット4の一部4cの位置がずれていた場合に接触してその面上を滑ることで所定の位置となるように案内する斜面6bをリブ6に設けている。これは、傾こうとする側が決まっているため、その傾きによる位置ずれを斜面6bで拾って所定の位置へ案内することにより、組み付け易さを確保したまま傾きを防止することができる。
【0020】
尚、ブラケット4の一部4cとは、本実施形態ではブラケット4を取付け用孔部3に係止するための係止爪4cである。これは、傾きの支点となるA部から遠い所の係止爪4c先端側でリブ6に当接するため、傾きを防止するのに有効である。
【0021】
(その他の実施形態)
図3(a)・(b)とも、その他の取付け用孔部3の形状例を示す斜視図であり、(a)のように取付け用孔部3の反挿入側端面3bにのみ当接面6aを設けても良いし、(b)のように取付け用孔部3の内壁面3aにのみ当接面6aと案内する斜面6bを設けても良い。
【0022】
また、上記実施形態では、このセンサ取付け構造を車両用空調装置のエバポレータ1下流側空気の温度を検出するセンサ5に適用したものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、リード線部5cを伸延部4bの先端側に設けられた固定部4aに固定し、筐体等に設けた取付け用孔部3に挿入して係止されるものであれば、その他の温度センサや圧力センサ等に同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるセンサ取付け部の全体構成を示す斜視図である。
【図2】図1のセンサ&ブラケットをケースに取付けた状態を示す水平断面図である。
【図3】(a)・(b)とも、その他の取付け用孔部形状例を示す斜視図である。
【図4】従来のセンサ&ブラケットをケースに取付けた状態を示す水平断面図である。
【符号の説明】
2 空調ケース(筐体)
3 取付け用孔部
3a 内壁面
3b 端面
4 ブラケット
4a 固定部
4b 伸延部
4c 係止爪(一部)
4d 当接部(部分)
5 センサ
5a センサ部
5c リード線部
6 リブ
6b 斜面

Claims (3)

  1. センサ部(5a)にリード線部(5c)が接続されているセンサ(5)と、
    所定長さ伸延する伸延部(4b)の先端側に前記センサ部(5a)を固定する固定部(4a)が設けられたブラケット(4)とを有し、
    前記センサ部(5a)近傍を前記固定部(4a)に固定すると共に、前記リード線部(5c)を前記伸延部(4b)に添わせた状態で前記ブラケット(4)を筐体(2)の取付け用孔部(3)に挿入して係止することにより、前記センサ部(5a)を前記筐体(2)内の適所に配するセンサ取付け構造において、
    前記取付け用孔部(3)の内壁面(3a)、もしくは反挿入側の端面(3b)に、前記ブラケット(4)の一部(4c)のうち前記伸延部(4b)に対して前記リード線部(5c)を添わせた側の(4d)が当接するリブ(6)を設けたことを特徴とするセンサ取付け構造。
  2. 前記ブラケット(4)を前記取付け用孔部(3)に挿入する過程で、前記一部(4c)の位置がずれていた場合に接触してその面上を滑ることで所定の位置となるように案内する斜面(6b)を前記リブ(6)に設けたことを特徴とする請求項1に記載のセンサ取付け構造。
  3. 前記一部(4c)とは、前記ブラケット(4)を前記取付け用孔部(3)に係止するための係止爪(4c)であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセンサ取付け構造。
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