JP3928004B2 - 複数の形態変化可能なシート - Google Patents
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Description
【発明の関係する分野】
この発明は、自動車、例えば、ワゴン、バン、およびレクリエーショナル・ビーグルなどのセカンド・シートおよびサード・シートに用いるところの複数の形態変化可能なシートに関する。
【0002】
【背景技術】
最近のワゴンやレクリエーショナル・ビーグルでは、セカンド・シートおよびサード・シートがフラットに形態変化されて車室内に積載スペースを広くする傾向にある。ところが、それらシートは手動でシート・クッションを前に反転させ、そして、シート・バックを前倒しするので厄介で、また、その際にヘッド・レストレイントを取り外す必要があった。そのヘッド・レストレイントの取外しは面倒であり、そして、その取り外されたヘッド・レストレイントは置場に困った。
【0003】
【発明の課題】
この発明の課題は、ヘッド・レストレイントを取外しせずにパワーでシートをフルフラット状態に、また、着座状態に形態変化できるところの複数の形態変化可能なシートの提供にある。
【0004】
【課題に相応する手段およびそれの作用】
この発明は、フロント・サイド・シートが、所定の位置において裏面にヘッドレスト収納へこみを開口し、そして、フロア側に回転可能に据え付けられてモータで前に反転可能にされるフロント・サイド・シート・クッションと、そのフロント・サイド・シート・クッションの後に隣接されてそのフロア側に回転可能に据え付けられ、そして、別のモータで前倒しされるフロント・サイド・シート・バックとで組み立てられ、そして、リア・サイド・シートが、所定の位置において裏面にヘッドレスト収納へこみを開口し、そして、そのフロント・サイド・シートの後方に適宜の間隔をおいてそのフロア側に回転可能に据え付けられてさらに別のモータで前に反転可能にされるリア・サイド・シート・クッションと、そのリア・サイド・シート・クッションの後に隣接さてそのフロア側に回転可能に据え付けられ、そして、なおさらに別のモータで前倒しされるリア・サイド・シート・バックとで組み立てられ、そして、スイッチ操作でそれらモータを運転して着座状態からフルフラット状態に、また、そのフルフラット状態からその着座状態にそのフロント・サイド・シートおよびリア・サイド・シートを形態変化させる。
【0005】
【具体例の説明】
以下、特定されて図示された具体例に基づいて、この発明の複数の形態変化可能なシートを説明するに、図1ないし図3はワゴンのセカンド・シートおよびサード・シートに用いられるところのこの発明の複数の形態変化可能なシートの具体例10、20を示し、そして、フロント・サイド・シート10がそのセカンド・シートに、リア・サイド・シート20がそのサード・シートにそれぞれ用いられる。そのセカンド・シートでは、セカンド・シート・クッションがそのフロント・サイド・シート10のフロント・サイド・シート・クッション11を、セカンド・シート・バックがそのフロント・サイド・シート10のフロント・サイド・シート・バック12をそれぞれ用い、一方、そのサード・シートでは、サード・シート・クッションがそのリア・サイド・シート20のリア・サイド・シートクッション21を、サード・シート・バックがそのリア・サイド・シート20のリア・サイド・シート・バック22をそれぞれ用いる。
【0006】
具体的には、そのセカンド・シート10は、所定の位置において裏面13にヘッドレスト収納へこみ14を開口し、そして、左右のセカンド・シート・フロア・ブラケット16、16でフロア40に回転可能に据え付けられてモータ(図示せず)で前に反転可能にされるセカンド・シート・クッション11と、そのセカンド・シート・クッション11の後に隣接されて左右の別のセカンド・シート・フロア・ブラケット17、17でそのフロア40に回転可能に据え付けられ、そして、別のモータ(図示せず)で前倒しされるセカンド・シート・バック12とで組み立てられ、一方、そのサード・シート20は、所定の位置において裏面23にヘッドレスト収納へこみ24を開口し、そして、そのセカンド・シート10の後方に適宜の間隔を置いて左右のサード・シート・フロア・ブラケット26、26でそのフロア40に回転可能に据え付けられてさらに別のモータ(図示せず)で前に反転可能にされるサード・シート・クッション21と、そのサード・シート・クッション21の後に隣接されて左右の別のサード・シート・フロア・ブラケット27、27でそのフロア40に回転可能に据え付けられ、そして、なおさらに別のモータ(図示せず)で前倒しされるサード・シート・バック22で組み立てられる。
【0007】
それらモータは、制御器(図示せず)に電気的に接続され、そして、その制御器が操作パネル30のスイッチ操作でそれらモータの運転および停止を制御する。勿論、その制御器はマイクロコンピュータ、入力バッファ、出力バッファなどを備え、そして、そのマイクロコンピュータには、着座状態からフルフラット状態にそのセカンド・シート10およびサード・シート20を形態変化させ、また、そのフルフラット状態からその着座状態にそのセカンド・シート10およびサード・シート20を形態変化させるところの自動プログラムが予めメモリ装置に書き込まれている。さらに、それらモータは、その操作パネル30のスイッチ操作でそれぞれに運転および停止されて着座状態からフラット状態にもそのフラット状態からその着座状態にもそのセカンド・シート10およびサード・シート20のそれぞれを形態変化可能にする。
【0008】
その操作パネル30には、自動スイッチ31、リセット・スイッチ32、停止スイッチ33、セカンド・クッション・スイッチ34、セカンド・バック・スイッチ35、サード・クッション・スイッチ36、サード・バック・スイッチ37などが配置され、そして、そのセカンド・クッション・スイッチ34、セカンド・バック・スイッチ35、サード・クッション・スイッチ36、およびサード・バック・スイッチ37はシートを着座状態にする基準側と、そのシートをフラット状態にする格納側とに押すスイッチ構造を採っている。
【0009】
そのセカンド・シート10およびサード・シート20は、その操作パネル30においてその自動スイッチ・ボタン31が押されると、それらモータがその自動プログラムに従って運転される。予め決定された時間を置いてそのセカンド・シート・クッション11およびサード・シート・クッション21が順次前に反転され始め、次に、そのセカンド・シート・バック12およびサード・シート・バック22が順次前倒しされ始め、それらが前反転および前倒し状態になると、それらモータはそれぞれのリミット・スイッチで停止され、そして、そのセカンド・シート10およびサード・シート20はフルフラット状態に形態変化される。
【0010】
そのセカンド・シート10およびサード・シート20のフルフラット状態でその操作パネル30においてそのリセット・スイッチ・ボタン32が押されると、それらモータがその自動プログラムに従って運転される。予め決定された時間を置いてそのセカンド・シート・バック12およびサード・シート・バック22が順次起され始め、次に、そのセカンド・シート・クッション11およびサード・シート・クッション21が順次後に反転され始め、それらが後反転および起立状態になると、それらモータはそれぞれのリミット・スイッチで停止され、そして、そのセカンド・シート10およびサード・シート20は着座状態に形態変化される。すなわち、そのセカンド・シート10およびサード・シート20は着座状態に戻る。そのようにして、そのセカンド・シート10およびサード・シート20は、ヘッド・レストレイント15、25を取り外しせずにパワーでフルフラット状態にも着座状態にも簡単に形態変化される。
【0011】
先に図面を参照して説明されたところのこの発明の特定された具体例から明らかであるように、この発明の属する技術分野における通常の知識を有する者にとって、この発明の内容は、その発明の性質(nature)および本質(substance)に由来し、そして、それらを内在させると客観的に認められる別の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の内容は、その発明の課題に相応し(be commensurate with)、そして、その発明の成立に必須である。
【0012】
【発明の便益】
上述から理解されるように、この発明の複数の形態変化可能なシートは、フロント・サイド・シートが、所定の位置において裏面にヘッドレスト収納へこみを開口し、そして、フロア側に回転可能に据え付けられてモータで前に反転可能にされるフロント・サイド・シート・クッションと、そのフロント・サイド・シート・クッションの後に隣接されてそのフロア側に回転可能に据え付けられ、そして、別のモータで前倒しされるフロント・サイド・シート・バックとで組み立てられ、そして、リア・サイド・シートが、所定の位置において裏面にヘッドレスト収納へこみを開口し、そして、そのフロント・サイド・シートの後方に適宜の間隔をおいてそのフロア側に回転可能に据え付けられてさらに別のモータで前に反転可能にされるリア・サイド・シート・クッションと、そのリア・サイド・シート・クッションの後に隣接さてそのフロア側に回転可能に据え付けられ、そして、なおさらに別のモータで前倒しされるリア・サイド・シート・バックとで組み立てられるので、この発明の複数の形態変化可能なシートでは、そのシート・バックがヘッド・レストレイントを付けたまま前倒し可能になってそのヘッド・レストレイントを取り外す煩わしさが省かれ、そして、そのヘッド・レストレイントを取り外した後の置場に気を使う必要もなく、また、そのフロント・サイド・シートおよびリア・サイド・シートが自動スイッチの操作でそれらモータを運転させてそのモータ駆動により着座状態からフルフラット状態にもそのフルフラット状態からその着座状態にも簡単に形態変化可能になり、その結果、ワゴン、バン、およびレクリエーショナル・ビーグルなどにとて非常に有用で実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワゴンのセカンド・シートおよびサード・シートに用いられるところのこの発明の複数の形態変化可能なシートの具体例を着座状態で示した斜視図である。
【図2】その複数の形態変化可能なシートをフルフラット状態で示した斜視図である。
【図3】操作パネルを示した正面図である。
【符号の説明】
10 フロント・サイド・シート/セカンド・シート
11 フロント・サイド・シート・クッション/セカンド・シート・クッション
12 フロント・サイド・シート・バック/セカンド・シート・バック
13 裏面
14 ヘッドレスト収納へこみ
20 リア・サイド・シート/サード・シート
21 リア・サイド・シート・クッション/サード・シート・クッション
22 リア・サイド・シート・バック/サード・シート・バック
23 裏面
24 ヘッドレスト収納へこみ
30 操作パネル
31 自動スイッチ
32 リセット・スイッチ
33 停止スイッチ
34 セカンド・クッション・スイッチ
35 セカンド・バック・スイッチ
36 サード・クッション・スイッチ
37 サード・バック・スイッチ
40 フロア
Claims (3)
- フロント・サイド・シートが、所定の位置において裏面にヘッドレスト収納へこみを開口し、そして、フロア側に回転可能に据え付けられてモータで前に反転可能にされるフロント・サイド・シート・クッションと、そのフロント・サイド・シート・クッションの後に隣接されてそのフロア側に回転可能に据え付けられ、そして、別のモータで前倒しされるフロント・サイド・シート・バックとで組み立てられ、そして、リア・サイド・シートが所定の位置において裏面にヘッドレスト収納へこみを開口し、そして、そのフロント・サイド・シートの後方に適宜の間隔を置いてそのフロア側に回転可能に据え付けられてさらに別のモータで前に反転可能にされるリア・サイド・シート・クッションと、そのリア・サイド・シート・クッションの後に隣接されてそのフロア側に回転可能に据え付けられ、そして、なおさらに別のモータで前倒しされるリア・サイド・シート・バックとで組み立てられ、そして、そのフロント・サイド・シート・クッションが前に反転されてそのフロント・サイド・シート・バックが前倒しされると、そのフロント・サイド・シート・バックのヘッド・レストレイントがそのフロント・サイド・シート・クッションのそのヘッドレスト収納へこみにはめ込まれ、そのフロント・サイド・シート・バックの上端がそのヘッド・レストレイントを介してそのフロント・サイド・シート・クッションに支持されてフラット状態になり、また、そのリア・サイド・シート・クッションが前に反転されてそのリア・サイド・シート・バックが前倒しされると、そのリア・サイド・シート・バックのヘッド・レストレイントがそのリア・サイド・シート・クッションのそのヘッドレスト収納へこみにはめ込まれ、そのリア・サイド・シート・バックの上端がそのヘッド・レストレイントを介してそのリア・サイド・シート・クッションに支持されてフラット状態になるところの複数の形態変化可能なシート。
- そのフロント・サイド・シートおよびリア・サイド・シートが、自動スイッチ操作でフルフラット状態に形態変化される請求項1に記載の複数の形態変化可能なシート。
- そのフロント・サイド・シートが、シート・クッション・スイッチおよびシート・バック・スイッチ操作でフラット状態に形態変化され、そして、そのリア・サイド・シートが、別のシート・クッション・スイッチおよびシート・バック・スイッチ操作でフラット状態に形態変化される請求項1に記載の複数の形態変化可能なシート。
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- 2001-10-22 JP JP2001323321A patent/JP3928004B2/ja not_active Expired - Fee Related
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