JP3927976B2 - 液面検知用バルブ - Google Patents
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Description
したがって、燃料タンク内の燃料蒸気は、カットバルブ、差圧バルブを介してキャニスタへと流れる。
したがって、燃料タンク内へ燃料を給油ガンで給油すると、燃料タンク内の燃料蒸気は、底貫通孔、オリフィスを経由して流通路から、または周壁貫通孔を経由して流通路からキャニスタへと流れる。
このようにオリフィスが閉成されると、燃料タンク内の圧力が上昇し、この上昇した圧力を検出することにより、燃料タンク内への燃料の給油を停止させる制御を、することができる。
なお、燃料の液面が満タン状態から使用によって所定量下降すると、弁体が付勢部材の付勢力に抗して自重で下降することにより、オリフィスは開放する。
また、周壁貫通孔の径が底貫通孔の径よりも大きいと、自動車が揺動することによって周壁貫通孔部分が燃料に浸かった場合、周壁貫通孔からバルブボディ内へ燃料とともに浸入した異物が、バルブボディの底部に堆積する可能性がある。
そして、周壁貫通孔の総面積を底貫通孔の総面積以上にしたので、燃料タンク内に燃料を給油する際、燃料蒸気は主に周壁貫通孔からバルブボディ内へ流入することとなり、燃料タンクから流出する燃料蒸気の圧力によって弁体が持ち上がりにくくなる。
さらに、底貫通孔の径を周壁貫通孔の径以上にしたので、周壁貫通孔からバルブボディ内へ流入した異物は底貫通孔からバルブボディ外へ流出するため、バルブボディの底部に異物が堆積しなくなる。
なお、図1はオリフィスおよび副オリフィスが開放している状態を示し、図4はオリフィスおよび副オリフィスが閉成している状態を示している。
そして、上ボディ2は、燃料タンクにフランジ部が溶着される取付部3と、この取付部3に一体成形され、下側が開放した天井を有する筒部4と、この筒部4内に取り付けられたシールリング5と、このシールリング5と筒部4との間をシールするOリング6とで構成されている。
そして、筒部4の、上面の中央部分に、流通路3fに連通する開口4uが設けられ、周壁部に複数の周壁貫通孔4hと、この周壁貫通孔4hよりも上側に位置する複数の係止孔4oとが設けられ、外周面には、下端部に複数の係合突起4pと、この係合突起4pよりも上側に位置する複数の位置決め突起4rとが設けられている。
また、シールリング5は上側が開放した有底筒状で、底部の中央部分に下端が水平面のオリフィス5oが形成され、外周面に、係止孔4oに嵌合する複数の係合突起5pが設けられている。
なお、取付部3は燃料タンクに溶着できる樹脂で成形され、上、下ボディ2,7およびシールリング5は燃料に冒されない樹脂で成形されるとともに、Oリング6も燃料に冒されないものとされている。
上記した第1フロート12は、下側が開放した天井を有する筒状で、上面の中央部分に副オリフィス13oが形成され、外周面に複数の係合突起13pが設けられたフロート体13と、このフロート体13の上に副オリフィス13oを閉成しないように載置され、オリフィス5oを開閉する上面が水平面をしたリング状のシールゴム14と、周壁部に係合突起13pが嵌合する複数の係止孔15oが設けられ、フロート体13にシールゴム14をわずかに上下方向へ移動可能に取り付けるキャップ15とで構成されている。
なお、フロート体13、キャップ15および第2フロート16は燃料に冒されない樹脂で成形され、シールゴム14も燃料に冒されないものとされている。
そして、弁体11が最下降状態になると、弁体11の上端周縁が周壁貫通孔4hよりも下側に位置するようになされている。
31で示す緩衝材としてのクッションは、第2フロート16が下ボディ7に衝合することによって騒音が発生するのを防止するためのものであり、取付孔7e部分に取り付けられている。
そして、第2フロート16の重量は、第1フロート12の重量以上に設定されている。
まず、通常状態では、両バルブに連通した差圧バルブの作用により、満タン検出バルブを介した燃料タンク内とキャニスタとの連通は遮断され、燃料タンク内はカットバルブを介してキャニスタと連通されている。
そして、通常状態での満タン検出バルブは、図1に示すように、コイルスプリング21の付勢力に抗して弁体11が自重で下降し、弁体11がオリフィス5oを開放し、弁頭16dが副オリフィス13oを閉成している。
したがって、燃料タンク内へ燃料を給油ガンで給油すると、燃料タンク内の燃料蒸気は、主に、周壁貫通孔4h、オリフィス5o、開口4uを経由して流通路3fからキャニスタへと流れる。
このようにオリフィスが閉成されると、燃料タンク内の圧力が上昇し、この上昇した圧力を検出することにより、燃料タンク内への燃料の供給を停止させる制御を、することができる。
そして、燃料タンク内への燃料の給油が完了すると、差圧バルブの作用により、満タン検出バルブを介した燃料タンク内とキャニスタとの連通は遮断され、燃料タンク内はカットバルブを介してキャニスタと連通される。
このように第2フロート16が下降して副オリフィス13oを開放するとき、第2フロート16はクッション31を介して下ボディ7に衝合するので、衝合音、すなわち騒音が発生しなくなる。
そして、周壁貫通孔4hの総面積S4 を底貫通孔7hの総面積S3 よりも大きくしたので、燃料タンク内に燃料を給油する際、燃料蒸気は主に周壁貫通孔4hからバルブボディ1内へ流入することとなり、燃料タンクから流出する燃料蒸気の圧力によって弁体11が持ち上がりにくくなる。
また、オリフィス5oが設けられたシールリング5を筒部4と別体にしたので、高さの異なるシールリングを取り付けることにより、満タン時における燃料の液面の高さ、すなわち燃料の貯蔵量を調整することができる。
さらに、バルブボディ1の底部と弁体11との間にクッション31を配設し、弁体11をクッション31を介してバルブボディ1に衝合させたので、衝合音、すなわち騒音が発生しなくなる。
この特性図は、オリフィス5oに連なる流通路3fを閉成した状態で弁体11側の空間の内圧(通常、燃料タンク内圧)を高め、流通路3fを急に開放した際、弁体11が持ち上げられる圧力を周壁貫通孔4h並びに底貫通孔7hの総面積S4 ,S3 を変化させて表したものである。
なお、第2実施例の液面検知用バルブは、第1実施例と同じに構成されている。
Xで示す曲線は、オリフィス5oの開口面積を100mm2 とし、底貫通孔7hの総面積S3 を10mm2 〜90mm2 の間で変化させたときの弁体11を浮き上がらせるために必要な圧力Pを示すものである。
なお、曲線X,Yは、総面積S3 が50mm2 、総面積S4 が200mm2 を通る縦軸と平行な線で略対称になっている。
また、周壁貫通孔4hの総面積S4 をオリフィス5oの開口面積S1 の2倍以上にすると、周壁貫通孔4hのみからバルブボディ1内へ燃料蒸気が流入する場合、当然のことながら、弁体11は持ち上がらなくなるとともに、燃料蒸気が流通する周壁貫通孔4hの流通面積を充分に確保することができる。
なお、図12および図13における燃料検知用バルブは、要部のみが図示されている。
そして、上ボディ42は、一端が水平面のオリフィス43oとされ、L字状の流通路43fが設けられた管部43と、下側が開放した天井を有し、天井から管部43の一端が突入した筒部44とで構成されている。
そして、弁体11が最下降状態になると、弁体11の上端周縁が複数の周壁貫通孔44hよりも下側に位置するようになされている。
さらに、リブ44iは取付フランジを兼ね、取付部44fと対向する面に係止溝44dが筒部44の半径方向に設けられ、上ボディ42は燃料に冒されない樹脂で成形されている。
そして、折曲げ片53は、下側の水平面53fの一端側が上昇する傾斜面53sとされ、水平面53fの他端側にストッパ部53pが設けられている。
そして、取付孔52の円の直径、すなわち折曲げ片53の直径は、筒部44に設けた突出部44sの直径とされている。
さらに、オリフィス43oの径をD1 とするとともに、オリフィス43oの開口面積をS1 とし、副オリフィス13oの径をD2 とし、底貫通孔7hの径をD3 とするとともに、底貫通孔7hの総面積をS3 とし、周壁貫通孔44hの径をD4 とするとともに、周壁貫通孔44hの総面積をS4 とすると、各径はD1 >D2 >D3 >D4 の関係に設定され、各面積はS4 >S1 ,S3 の関係に設定されている。
まず、バルブボディ41の下ボディ7側を下側にするとともに、筒部44の取付部44fおよびリブ44iをブラケット51に設けた取付孔52の長方形の部分に対応させる。
そして、下ボディ7側を取付孔52に挿入して取付部44fをブラケット51の上面に当接させた後、バルブボディ41を図10において反時計方向へ回転させる。
そして、動作は第1実施例と同様になるので、説明を省略する。
そして、バルブボディ41の周壁部の外周面の周壁貫通孔44hの周縁にリブ44iを設けたので、周壁貫通孔44hを設けることによって強度が低下する周壁部を補強することができ、周壁部の強度を確保することができる。
さらに、リブ44iに取付フランジを兼ねさせたので、液面検知用バルブの構成が簡単になる。
また、各面積の関係をS4 >S1 ,S3 に設定した例で説明したが、S4 ≧S1 ,S3 の関係であっても、同様な効果を得ることがきる。
さらに、弁体11を第1フロート12と第2フロート16とで構成し、副オリフィス13oを設けた例で説明が、副オリフィスを設けない弁体とした場合、各径の関係をD1 ≧D3 ≧D4 にしても、同様な効果を得ることができる。
2 上ボディ
3 取付部
3f 流通路
4 筒部
4h 周壁貫通孔
5 シールリング
5o オリフィス
6 Oリング
7 下ボディ
7h 底貫通孔
11 弁体
12 第1フロート
13 フロート体
13o 副オリフィス
14 シールゴム
15 キャップ
16 第2フロート
16d 弁頭
16t 貫通孔
21 コイルスプリング
31 クッション
41 バルブボディ
42 上ボディ
43 管部
43o オリフィス
43f 流通路
44 筒部
44h 周壁貫通孔
44f 取付部
44i リブ
44d 係止溝
44s 突出部
51 ブラケット
52 取付孔
53 折曲げ片
54 係止片
D1 オリフィスの径
D2 副オリフィスの径
D3 底貫通孔の径
D4 周壁貫通孔の径
S1 オリフィスの開口面積
S3 底貫通孔の総面積
Claims (1)
- 上部にオリフィスが形成され、底部に複数の底貫通孔が設けられ、周壁部に複数の周壁貫通孔が設けられたバルブボディと、
このバルブボディ内で移動して前記オリフィスを開閉する弁体と、
この弁体をその浮力と協働して移動させることで前記オリフィスを閉成する付勢部材とを備えた液面検知用バルブにおいて、
前記弁体は最下降状態で前記周壁貫通孔よりも下側に上端周縁が位置し、
前記周壁貫通孔の総面積を前記底貫通孔の総面積以上にするとともに、前記底貫通孔の径を前記周壁貫通孔の径以上にした、
ことを特徴とする液面検知用バルブ。
Priority Applications (1)
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JP2004280812A JP3927976B2 (ja) | 1996-01-31 | 2004-09-28 | 液面検知用バルブ |
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JP2004280812A JP3927976B2 (ja) | 1996-01-31 | 2004-09-28 | 液面検知用バルブ |
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JP27794796A Division JP3741798B2 (ja) | 1996-01-31 | 1996-10-21 | 液面検知用バルブ |
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Family Applications (1)
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-
2004
- 2004-09-28 JP JP2004280812A patent/JP3927976B2/ja not_active Expired - Lifetime
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