JP3927462B2 - バッテリ及びエアタンクの取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャシフレームに組み付けるバッテリ及びエアタンクの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両には、図4に示す如く、車両長手方向に沿って車両前方より所定長さで平行な左右一対のシャシフレーム1を備えており、シャシフレーム1の車両進行方向右側には、図5に示す如く、シャシフレーム1の側面より外方に向かって延在する二本のフレーム部材2と、フレーム部材2の間に設置される載置板3とから構成される支持部4を設けている。ここで、図4中、5はキャブ、6はタイヤを示している。
【0003】
支持部4の載置板3の上面には、シャシフレーム1の延在方向に沿って複数個(図5では二個)のバッテリ7を載置すると共に、バッテリ7の外方側には、リレー及びヒューズ等の電装品ボックス8を配置している。
【0004】
一方、シャシフレーム1における支持部4の隣接位置には、複数本(図5では二本)のバンド部材9を備え、エアタンク10にバンド部材9を巻き付けることにより三本のエアタンク10をまとめて配置している。ここで、三本のエアタンク10の向きは、エアタンク10の長手方向が夫々シャシフレーム1の延在方向に沿うよう、上方に二本、下方に一本で配置されており、夫々のバルブ等は車両の所定場所に夫々設置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シャシフレーム1にバッテリ7及びエアタンク10を別個に備えると、バッテリ7の組み付け作業とエアタンク10の組み付け作業とが別々に存在して多くの手間が掛かると共に、夫々の組み付けるための部品点数が増加して製造コストが増加するという問題があった。
【0006】
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、シャシフレームにバッテリ及びエアタンクを取り付ける際の組み付け性を向上するバッテリ及びエアタンクの取付構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1は、車両のシャシフレームに取付けられる支持部と、該支持部に載置されるバッテリと、該バッテリに隣接するよう支持部に配置される電装品ボックスと、前記シャシフレームの延在方向に沿ってバッテリ及び電装品ボックスを両側から挟み込むよう支持部の両側に配置される二本のエアタンクと、前記バッテリとシャシフレームの間に位置するよう支持部に配置されるエアタンクのバルブ集合部とを一体に備え、
前記電装品ボックスは外部へ面すると共に、前記バルブ集合部は、バッテリよりも内側に位置してバルブを保護するように構成されたことを特徴とするバッテリ及びエアタンクの取付構造に係るものである。
【0008】
【0009】
【0010】
本発明の請求項2は、支持部の下面に他のエアタンクを懸架した請求項1に記載のバッテリ及びエアタンクの取付構造に係るものである。
【0011】
このように、本発明の請求項1によれば、シャシフレームにバッテリ及びエアタンクを取り付ける際には、支持部、バッテリ及びエアタンクを一体化するよう、支持部とエアタンクを同時に取り付けて支持部にバッテリを載置し得るので、バッテリを組み付ける作業とエアタンクを組み付ける作業を一連に行い、結果的に、組み付け性を向上することができると共に部品点数を抑制して製造コストを低減することができる。又、エアタンクのバルブ集合部を、バッテリとシャシフレームの間に位置させるよう支持部に備えると、バルブ集合部をバッテリよりも内側に配置するので、車両走行中の飛石や足掛け等の外的要因からバルブを保護し、結果的にエアタンクの漏れや誤作動を抑制することができる。更に、電装品ボックスをバッテリに隣接するよう支持部に配置し、前記バッテリ及び電装品ボックスが外部へ面するよう構成すると、バッテリ及び電装品ボックスを取り外す際に夫々を外方へ容易に引き出し得るので、バッテリ及び電装品ボックスの点検及び整備を迅速に行うことができる。
【0012】
【0013】
【0014】
本発明の請求項2の如く、支持部の下面に他のエアタンクを懸架すると、支持部の両側に配置した二本のエアタンクより更に多くのエアタンクを配置し得るので、支持部に多数のエアタンクを備え、結果的にエアタンク配置の汎用性を高めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0016】
図1は本発明を実施する形態の第一例を示すもので、図4、図5と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0017】
図1に示す如く、第一例のバッテリ及びエアタンクの取付構造は、シャシフレーム1の車両進行方向右側にシャシフレーム1の側面より外方に向かって所定の間隔で延在する二本のフレーム部材11と、フレーム部材11の間に設置される載置板12とから構成される支持部13を設けている。
【0018】
支持部13の載置板12の上面には、シャシフレーム1の延在方向に沿って配置される複数個(図1では二個)のバッテリ7と、バッテリ7の列に並ぶよう隣接して配置されるリレー及びヒューズ等の電装品ボックス8を備えている。ここで、バッテリ7及び電装品ボックス8は外部に面し、外方へ引き出し可能に配置されている。
【0019】
支持部13のフレーム部材11には、複数本(図1では二本)のバンド部材14を備え、エアタンク10にバンド部材14を巻き付けることによりフレーム部材11の外側面に夫々エアタンク10を係止し、二本のエアタンク10の間にはシャシフレーム1の延在方向に沿ってバッテリ7及び電装品ボックス8を挟み込んでいる。又、支持部13の載置板12には、バンド部材(図示せず)を備え、他のエアタンク10にバンド部材を巻き付けることにより載置板12の下面に他のエアタンク10を懸架している。ここで、フレーム部材11に係止したエアタンク10の向きは、エアタンク10の長手方向が夫々シャシフレーム1と略垂直な方向に配置されており、載置板12の下面に懸架したエアタンク10の向きは、エアタンク10の長手方向がシャシフレーム1の延在方向に沿うよう配置されている。
【0020】
一方、支持部13の載置板12の上面におけるバッテリ7とシャシフレーム1の間には、フレーム部材11に係止した二本のエアタンク10のバルブ、及び載置板12の下面に懸架したエアタンク10のバルブをまとめたバルブ集合部15を配置している。
【0021】
以下、本発明を実施する形態の第一例の作用を説明する。
【0022】
バッテリ7及びエアタンク10をシャシフレーム1に取り付ける際には、予めエアタンク10及びバルブ集合部15を備えた支持部13をシャシフレーム1に取り付け、次に支持部13の載置板12にバッテリ7及び電装品ボックス8を配置する。又、バッテリ7及び電装品ボックス8を点検、整備等を行う際には、バッテリ7及び電装品ボックス8を外方へ直接引き出して点検及び整備する。
【0023】
このように、シャシフレーム1にバッテリ7及びエアタンク10を取り付ける際には、支持部13、バッテリ7及びエアタンク10を一体化するよう、支持部13、エアタンク10及びバルブ集合部15を同時に取り付けて支持部13にバッテリ7及び電装品ボックス8を載置し得るので、バッテリ7を組み付ける作業とエアタンク10を組み付ける作業を一連に行い、結果的に、組み付け性を向上することができると共に部品点数を抑制して製造コストを低減することができる。又、支持部13とエアタンク10を一体化して部品点数を低減するので、軽量化を図ることができる。
【0024】
エアタンク10のバルブ集合部15を、バッテリ7とシャシフレーム1の間に位置させるよう支持部13に備えると、バルブ集合部15をバッテリ7よりも内側に配置するので、車両走行中の飛石や足掛け等の外的要因からバルブを保護し、結果的にエアタンク10の漏れや誤作動を抑制することができる。
【0025】
電装品ボックス8をバッテリ7に隣接するよう支持部13に配置し、前記バッテリ7及び電装品ボックス8が外部へ面するよう構成すると、バッテリ7及び電装品ボックス8を取り外す際に夫々を外方へ容易に引き出し得るので、バッテリ7及び電装品ボックス8の点検及び整備を迅速に行うことができる。
【0026】
支持部13の下面に他のエアタンク10を懸架すると、支持部13の両側に配置した二本のエアタンク10より更に多くのエアタンク10を配置し得るので、支持部13に多数のエアタンク10を備え、結果的にエアタンク10配置の汎用性を高めることができる。
【0027】
図2は本発明を実施する形態の第二例であって、第二例のバッテリ及びエアタンクの取付構造は電装品ボックス8を備えていない状態のものである。又、図3は本発明を実施する形態の第三例であって、第三例のバッテリ及びエアタンクの取付構造はバルブ集合部を備えていない状態のものである。
【0028】
なお、本発明のバッテリ及びエアタンクの取付構造は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、電装品ボックス及びバルブ集合部の両方を備えていない状態のものでもよいこと、バッテリ及びエアタンクの配置を車両進行方向左側もしくは車両進行方向両側にしてもよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、本発明のバッテリ及びエアタンクの取付構造によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0030】
I)本発明の請求項1によれば、シャシフレームにバッテリ及びエアタンクを取り付ける際には、支持部、バッテリ及びエアタンクを一体化するよう、支持部とエアタンクを同時に取り付けて支持部にバッテリを載置し得るので、バッテリを組み付ける作業とエアタンクを組み付ける作業を一連に行い、結果的に、組み付け性を向上することができると共に部品点数を抑制して製造コストを低減することができる。又、エアタンクのバルブ集合部を、バッテリとシャシフレームの間に位置させるよう支持部に備えると、バルブ集合部をバッテリよりも内側に配置するので、車両走行中の飛石や足掛け等の外的要因からバルブを保護し、結果的にエアタンクの漏れや誤作動を抑制することができる。更に、電装品ボックスをバッテリに隣接するよう支持部に配置し、前記バッテリ及び電装品ボックスが外部へ面するよう構成すると、バッテリ及び電装品ボックスを取り外す際に夫々を外方へ容易に引き出し得るので、バッテリ及び電装品ボックスの点検及び整備を迅速に行うことができる。
【0031】
【0032】
【0033】
II)本発明の請求項2の如く、支持部の下面に他のエアタンクを懸架すると、支持部の両側に配置した二本のエアタンクより更に多くのエアタンクを配置し得るので、支持部に多数のエアタンクを備え、結果的にエアタンク配置の汎用性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のバッテリ及びエアタンクの取付構造を実施する形態の第一例を示す概略平面図である。
【図2】 本発明のバッテリ及びエアタンクの取付構造を実施する形態の第二例を示す概略平面図である。
【図3】 本発明のバッテリ及びエアタンクの取付構造を実施する形態の第三例を示す概略平面図である。
【図4】 車両のシャシフレームを示す概略図である。
【図5】 従来例のバッテリ及びエアタンクの取付構造を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 シャシフレーム
7 バッテリ
8 電装品ボックス
10 エアタンク
13 支持部
15 バルブ集合部
Claims (2)
- 車両のシャシフレームに取付けられる支持部と、該支持部に載置されるバッテリと、該バッテリに隣接するよう支持部に配置される電装品ボックスと、前記シャシフレームの延在方向に沿ってバッテリ及び電装品ボックスを両側から挟み込むよう支持部の両側に配置される二本のエアタンクと、前記バッテリとシャシフレームの間に位置するよう支持部に配置されるエアタンクのバルブ集合部とを一体に備え、
前記電装品ボックスは外部へ面すると共に、前記バルブ集合部は、バッテリよりも内側に位置してバルブを保護するように構成されたことを特徴とするバッテリ及びエアタンクの取付構造。 - 支持部の下面に他のエアタンクを懸架した請求項1に記載のバッテリ及びエアタンクの取付構造。
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