JP3927360B2 - おむつ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、着用者の臀部に便が直接付着しないように配慮する一方、尿を吸収する吸収パッドの交換を可能としたおむつに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、おむつの着用時に発生するおむつかぶれの原因として、尿と便とが混ざるとアンモニアが発生し、このアンモニアが環境をアルカリ性にし、便中の酵素がアルカリ性雰囲気で強く活性化し、この酵素およびアンモニアによって皮膚の弱った部分が炎症を起こし、おむつかぶれに至るという発生メカニズムが考えられている。
【0003】
このようなことから、排尿や排便の度におむつを交換して汚れた皮膚を洗うことがおむつかぶれを防ぐ最も確実な方法であると言える。
【0004】
一方、便と尿とが混ざり合ったり、便が臀部に付着するのを防止しておむつかぶれの発生を抑制するため、例えば特開昭61−41304号公報,実開平6−5614号公報,実開平6−21623号公報にて尿と便とを分離できるようにしたおむつが提案されている。
【0005】
特開昭61−41304号公報に開示されたおむつは、トップシートの中央に長さ方向に長い開口部を設け、その開口部の周縁部に沿って弾性部材を取り付けることにより、トップシートにいわゆるコシを持たせて開口部が塞がれないように配慮したものである。また、実開平6−5614号公報に開示されたおむつは、表面シートに設けた開口部の下に延在する凹部と、この開口部の周囲から中央部に表面シートを延在させてなる弁部とを設け、開口部によって分離される便が逆戻りしないように配慮したものである。さらに、実開平6−21623号公報に開示されたおむつは、長さ方向および幅方向に延在する2組のフラップを重ね、これらの中央に開口を形成することにより、便を収納する開口部の面積を広く設定できるようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
排尿や排便の度におむつを交換し、尿や便によって汚れた皮膚を洗うことにより、おむつかぶれを防止する方法は、排便の有無にかかわらず、おむつ全体を廃棄することとなるため、これによって発生するごみの量をいたずらに増大することとなり、環境保護の観点から好ましいことではない。
【0007】
ごみの量が少ないという観点において、洗濯して繰り返し使うことが可能な旧来からあるおむつカバーと使い捨ての吸収パッドとを組み合わせたものも考えられるが、これは尿と便との分離が可能なものではなかった。
【0008】
一方、特開昭61−41304号公報および実開平6−5614号公報に開示されたおむつの場合、これを実際に着用した様子を観察すると、おむつの股下領域が着用者の両脚の太股によってその中央側に寄せられ、肌に密着せずに下方に垂れ下がったような状態となることが判明した。すなわち、これらのおむつはトップシートまたは表面シート(以下、これらをトップシートと総称する)の股下領域が着用者の股下に密着していないので、トップシートに設けられた開口部が意味をなさず、便がトップシートの上に広がってしまう不具合が生ずる。仮に、トップシートの開口部の位置と着用者の肛門の位置とが合致していたとしても、トップシートが着用者の股下に密着していないので、開口部が塞がった状態となり、開口部を介して便をトップシートとバックシートとの間に導くことができないことが予想される。また、実開平6−21623号公報に開示されたおむつの場合、第2の表面シートに形成される開口部の面積を広く取ることによって、この開口部の位置を着用者の肛門の位置にほぼ確実に合致させることができるものの、逆に開口部の開口面積が大きすぎるため、この開口部を介して第2の表面シートと第1の表面シートとの間に導かれた便が再び開口部から第2の表面シートの上に戻ってしまい、着用者の臀部を汚してしまう可能性が高かった。
【0009】
しかも、このような特別な機能をおむつに持たせたとしても、実際には排尿のみによっておむつを交換しなければならない場合が多いことから、使用頻度の低い過剰な機能のためにおむつが高価になっていると見なされ、一般に受けれられていないのが現状である。
【0010】
【発明の目的】
本発明の目的は、トップシートに便を分離するための開口部を設け、おむつかぶれなどのスキントラブルの減少を企図したおむつの機能を充分に発揮させることができ、しかも尿を吸収するための吸収パッドを交換可能とすることによって、ごみの発生量を総量的に抑制し得るおむつを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の第の形態は、前身頃および後身頃を有すると共にウエスト周り開口部および脚周り開口部が形成されたおむつであって、液不透過性のバックシートと、このバックシートの上に配置されて少なくともその長手方向両端側が当該バックシートに対して一体的に接合されるトップシートと、このトップシートの股下領域に形成される便分離口と、この便分離口を囲むように前記トップシートに伸長状態で接合される伸縮可能な弾性部材と、前記バックシートの前身頃に形成され、前記便分離口よりも前身頃側に配置される吸収パッドを出し入れするための吸収パッド着脱口とを具えたことを特徴とするものである。
【0014】
本発明の第の形態は、前身頃および後身頃を有すると共にウエスト周り開口部および脚周り開口部が形成されたおむつであって、液不透過性のバックシートと、このバックシートの上に配置されて少なくとも幅方向外側の側縁部が当該バックシートに対して一体的に接合されるトップシートと、このトップシートの股下領域に形成される便分離口と、この便分離口を囲むように前記トップシートに伸長状態で接合される伸縮可能な弾性部材と、前記バックシートの前身頃に形成されて吸収パッドを出し入れするための吸収パッド着脱口と、この吸収パッド着脱口を介して前記便分離口よりも前身頃側に出し入れ可能に配置される吸収パッドとを具えたことを特徴とするものである。
【0015】
の形態または第の形態の発明によると、おむつを着用した状態において、トップシートに伸長状態で接合された弾性部材の収縮力により、トップシートが着用者に密着状態で当接する。トップシートに形成された便分離口は、その周囲を伸長状態の弾性部材で囲まれ、拡径されるような張力が作用しており、ここから便がトップシートとバックシートとの間に導かれる。また、排尿があった場合には、排便がない限り便分離口よりも前身頃側に配置された吸収パッドを吸収パッド着脱口から取り出し、新たな吸収パッドを吸収パッド着脱口から便分離口よりも前身頃側のバックシート内に配置する。
【0016】
本発明の第1または第2の形態によるおむつにおいて、吸収パッド着脱口をウエスト開口部に沿って延在させるようにしてもよい。
【0017】
吸収パッド着脱口の股下側か、または股下側およびウエスト周り開口部側に沿って伸縮可能な弾性体をさらに配置するようにしてもよい。
【0018】
バックシートに予め設けられたミシン目を破断することによって、吸収パッド着脱口を形成するようにしてもよい。
【0019】
吸収パッド着脱口を開閉するための開閉手段をさらに設けるようにしてもよい。
【0020】
少なくとも股下領域におけるバックシートとトップシートとの間に吸収体をさらに配置するようにしてもよい。
【0021】
吸収パッドは、バックシートの前身頃から股下領域に亙る大きさを有するものであってよい。
【0022】
トップシートは、その前身頃の幅方向中央部から股下領域に亙って延在する切欠部を有するものであってよく、この場合、トップシートが液不透過性の材料で形成されていることが好ましい。
【0023】
しかしながら、トップシートが液透過性の材料で形成されていてもよい。
【0024】
後身頃側への吸収パッドの位置ずれを阻止するパッド固定手段をバックシートの内側にさらに設けるようにしてもよい。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明によるおむつをはかせるタイプ、つまりパンツ型おむつに応用した実施形態について、図1〜図20を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこのような実施形態に限らず、これらをさらに組み合わせたり、この明細書の特許請求の範囲に記載された本発明の概念に包含されるべき他の技術にも応用することができる。例えば展開型、つまりバックシートの幅方向両側を側方に延出させてサイドフラップを形成し、このサイドフラップの側端縁を前身頃に重ねて接着させるテープ型のおむつに本発明を適用することも当然可能である。また、洗濯可能な布製のおむつにも適応が可能であり、この場合には吸収パッドのみを使い捨てにし、その他の部分、例えばバックシートやトップシートは一般的に下着に使われる素材、例えば綿の他にポリエステル,ナイロン,レーヨン,絹や、これらと綿との混紡材料で構成することができる。
【0033】
本実施形態によるおむつの外観を図1に示し、その内側の形状を展開状態で図2に示し、その中央部を前身頃から後身頃に亙って切断した構造を図3に示す。すなわち、本実施形態におけるおむつ10は、全体としてパンツ型をなしてウエスト周り開口部11と一対の脚周り開口部12とを形成する液不透過性のバックシート13と、このバックシート13上に配置されておむつ10の前身頃10Fから後身頃10Rに亙って延在するシート状の吸収体14と、おむつ10の前身頃10F領域において、この吸収体14をバックシート13との間で挟むようにバックシート13に接合される親水性を持った液透過性のカバーシート15と、これらカバーシート15およびバックシート13上に配置されておむつ10の前身頃10Fから後身頃10Rに亙って延在し、その長手方向両端部16Eおよび幅方向両側縁部16Wがカバーシート15およびバックシート13に接合される貼り合わせ構造のトップシート16と、このトップシート16の中央部のおむつ10の股下領域となる部分に形成された便分離口17と、この便分離口17を囲むようにトップシート16の長手方向に沿ってそれぞれ伸長状態で接合された4本2組の伸縮可能な弾性部材18a,18b,18c,18dと、トップシート16の幅方向両側縁部16Wに沿って、すなわち脚周り開口部12に沿って伸長状態でトップシート16に接合された伸縮可能な一対の弾性部材19a,19bと、トップシート16のおむつ10の前身頃10F領域となる部分の幅方向中央部に形成されたほぼV字またはU字状をなす切欠部20と、吸収体14とトップシート16との間で切欠部20に臨むように配置される吸収パッド21と、おむつ10の前身頃10Fに形成されてウエスト周り開口部11に沿って延在し、吸収パッド21を出し入れするためのスリット状の吸収パッド着脱口22と、この吸収パッド着脱口22の近傍に当該吸収パッド着脱口22に沿って伸長状態でバックシート13とトップシート16またはカバーシート15との間に保持される伸縮可能な複数本の弾性部材23と、おむつ10のウエスト周り開口部11に沿って伸長状態でバックシート13とトップシート16またはカバーシート15との間に保持される伸縮可能な複数本のウエスト周り弾性部材24とを具えている。
【0034】
いわゆるおむつカバーとして機能する本実施形態のバックシート13は、液不透過性のシート単独でも複数の不織布とともに積層して用いてもよい。液不透過性のシートとしては、液不透過性のポリエチレンシート、好ましくは通気用の微孔を形成したポリエチレンシートや、熱可塑性樹脂にフィラーを加えて延伸したシートの如き透湿性のある液体不透過性シートを用い、透湿性を付与することによってむれを抑制することができるので、より快適なおむつにすることができよう。バックシート13の外側に手触りをよくするために不織布を貼り付けてもよい。この不織布としては、ポリエチレン,ポリプロピレンおよびポリエステルなどの熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維を用いることができる。この不織布は、液不透過性であっても液透過性であってもよい。また、上述した液不透過性のシートとして織物を使用してもよい。この織物の素材としては、下着などで使われる一般的な素材、例えば綿の他に、ポリエステル,ナイロン,レーヨン,絹や、これらと綿との混紡材料を使用することができる。この織物に耐洗濯性を持たせる場合には、織物にテフロン(商品名:デュポン社製)加工を施したゴアテックス(商品名:W.L.ゴア・アンド・アソシエイツ社製),ミクロテックス(商品名:日東電工社製)のような防水性と通気性とを兼ね備えた素材を用いることが好ましい。
【0035】
本実施形態におけるトップシート16は、相互に重ね合わされるアッパーシート16Uとライナーシート16Lとからなり、上述した2組の弾性部材18a,18b,18c,18dおよび19a,19bは、これらアッパーシート16Uとライナーシート16Lとの間に挟持される。一方の組の弾性部材18a,18bは、前身頃10F領域の幅方向一端側から便分離口17を挟むように股下領域を通り、後身頃10R領域の幅方向他端側へと延在し、他方の組の弾性部材18c,18dは、前身頃10F領域の幅方向他端側から便分離口17を挟むように股下領域を通り、後身頃10R領域の幅方向一端側へと延在している。つまり、2組の弾性部材18a,18b,18c,18dは便分離口17を挟んで相互に交差するようにトップシート16に対してたすき掛けの状態で配設されており、便分離口17の周囲はこれら2組の弾性部材18a,18b,18c,18dで囲まれた状態となっている。
【0036】
このトップシート16は、弾性部材18a,18b,18c,18dによってバックシート13に対して吊り下げられた状態となっている。このため、トップシート16は着用者の皮膚に密着してバックシート13との間に便を収容するための空隙25が形成される。上述した弾性部材18a,18b,18c,18dに代えてトップシート16自体が伸長し得るように弾性シートにてトップシート16を構成することも可能である。
【0037】
トップシート16としては、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステルおよびその他の熱可塑性樹脂を原料とする合成繊維などの不織布やメッシュシートまたはフィルムが用いられるが、織物を使用することも可能である。この織物としては、上述したように下着などで使われる一般的な素材、例えば綿の他に、ポリエステル,ナイロン,レーヨン,絹や、これらと綿との混紡材料を使用することができる。織物をトップシート16として使用した場合、これを着用者の皮膚により密着させるため、例えばメリヤス織りなどのニット素材や、ニードルパンチ加工を施した伸縮性を有するシートを使用することが好ましい。それ以外にも織物にテフロン加工を施したゴアテックス,ミクロテックスのような防水性と通気性とを兼ね備えた素材を用いることが好ましい。トップシート16に織物を用いた場合には、便分離口17の周囲に弾性体を配置したり、便分離口17の周縁をバイアスで縁取りして変形しにくい状態にしてもよい。
【0038】
弾性部材18a,18b,18c,18d,23,24は、天然ゴムをリボン状に成形してなる平ゴム,ウレタン糸,糸ゴム,伸縮性のネットおよび伸縮性フィルムなどをそのまま使用することができ、任意の幅または直径のものを任意の伸長倍率にてホットメルトやヒートシールあるいは超音波融着などの接合手段を利用して組み込むことができる。
【0039】
バックシート13に設けられる吸収パッド着脱口22の他の配置例を図4に示す。すなわち、本実施形態における吸収パッド着脱口22は、おむつの前身頃21Fの中央のウエスト周り開口部11側から脚周り開口部12の一方側に亙ってに斜めに形成されている。吸収パッド着脱口22の股下側には弾性部材23が吸収パッド着脱口22の延在方向に沿って配置され、その開閉を容易にしている。
【0040】
このように、吸収パッド着脱口22を斜めに形成した場合には、特に介護者が着用者の後ろから手をまわして吸収パッド21を出し入れする際の作業性が容易となる。
【0041】
吸収パッド着脱口22として、予めミシン目を形成し、これを破断することによって吸収パッド着脱口22を形成することも可能である。このような本発明の他の実施形態の外観を図5に示すが、図4に示した実施形態と同様に、先の実施形態と同一機能の要素にはこれと同一符号を記すに止め、重複する説明は省略するものとする。すなわち、おむつ10の前身頃21Fにはミシン目22aが形成されており、このミシン目22aの中央部にはミシン目22aの破断を容易にするための指掛け穴22bが設けられている。また、ミシン目22aの両端側には、ミシン目22aを破断した場合に形成される吸収パッド着脱口22の幅を規定するための一対のエンドホール22cが形成されており、本実施形態におけるエンドホール22cは、ミシン目22aの延在方向に対して直交する方向に延在するスリット状の開口であるが、丸穴などであってもよい。
【0042】
本実施形態では、ミシン目22aを破断しない限り、吸収パッド着脱口22が形成されない状態となっている、つまり吸収パッド着脱口22が存在しないので、おむつ10を着用する際に吸収パッド着脱口22が開いて股下領域を上方に引き上げにくくなってしまうような不具合は発生しない。従って、おむつ10を着用後、指掛け穴22bに指を入れてバックシート13を引っ張ることにより、ミシン目22aを破り、両端がエンドホール22cに至る吸収パッド着脱口22を形成する。
【0043】
上述した観点から、面ファスナや粘着テープなどを利用した開閉手段によって、吸収パッド着脱口22を開閉し得るようにすることも可能であり、例えば本発明によるおむつの他の実施形態の外観を表す図6に示すように、おむつ10の前身頃21Fの吸収パッド着脱口22を挟んで一対の面ファスナ22d,22eを本発明の開閉手段としてバックシート13に接合し、一方の面ファスナ22dを他方の面ファスナ22eから引き剥がすことにより、吸収パッド着脱口22を開くことができる。逆に、一方の面ファスナ22dを他方の面ファスナ22eに重ね合わせて噛み合わせることにより、吸収パッド着脱口22を閉じることができる。開閉手段としては、上述した面ファスナ22d,22eや粘着テープ以外に、スナップ,ボタン,ジッパーなどを採用することも可能である。
【0044】
本発明によるおむつの別な実施形態の断面構造を図7に示すが、図6に示した実施形態と同様に、先の実施形態と同一機能の要素にはこれと同一符号を記すに止め、重複する説明は省略するものとする。すなわち、おむつ10のバックシート13として内面に防湿加工を施した綿などの織物や、ゴアテックスなど防水性透湿材料を用い、図3に示した実施形態のような吸収体14を設けず、吸収パッド21だけで尿を吸収するようにしてもよい。本実施形態では、トップシート16としてネット状のフィラメント織物を使い、トップシート16が尿の透過を阻害しないように配慮している。このトップシート16の長手方向両端は、バックシート13によりウエスト周り開口部11に固定されている。このウエスト開口部11にはウエスト周り弾性部材24が配置され、おむつ10の前身頃10Fには吸収パッド着脱口22が設けられ、この吸収パッド着脱口22に沿って弾性部材23が配置されている点は、図3で示した実施形態と同様である。
【0045】
本実施形態のおむつ10において便が排泄された場合、トップシート16の便分離口17を介してバックシート13上に便が保持されるので、着用者からおむつ10を外して便だけ捨てた後、このおむつ10を洗濯することによって再使用することも可能である。
【0046】
尿を吸収するための吸収パッド21の外観を図8に示し、その展開形状を図9に示し、そのX−X矢視断面構造を図10に示し、その平面形状を図11に示す。すなわち、本実施形態における吸収パッド21は、カバーシート15側を向く液不透過性シート26と、トップシート16側を向く液透過性シート27と、これら液不透過性シート26と液透過性シート27との間に挟まれた状態で保持される吸収体28とを具え、尿が大量に排出された場合、これを一時的に受けるための下向きに突出する受け部29が形成されている。本実施形態における受け部29は、展開状態において矩形をなす液透過性シート27の一辺の接合部(図9中に交差斜線で示す)27Cを2つ折りにして相互に重ね合わせた状態で接合することにより形成される。
【0047】
本実施形態における吸収体28は、木材パルプや非木材パルプを綿状にしたフラッフパルプを主材としたものに高分子吸収材料を混合してなる混合マット28Mをティシュ28Tで包んだ構造を有し、このティシュ28Tによって混合マット28Mからの高分子吸収材料の飛び出しを防止している。上述した混合マット28Mに代え、高分子吸収材料単独、または熱融着繊維などの混合物や積層物を採用可能である。さらには、高分子吸収材料とミクロフィブリルセルロースをプロピレングリコールやメタノールと水の溶液に分散した塗工液を液不透過性シート26または液透過性シート27に直接塗工するか、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステル,その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる不織布に塗工して吸収体28を構成し、これを液不透過性シート26または液透過性シート27に貼付するようにしてもよい。
【0048】
本実施形態では、尿の吸収に伴う混合マット28Mの体積膨張を許容するため、液不透過性シート26にドレープ部30を形成して本発明の伸長手段として機能させているが、この液不透過性シート26をスパンレース法によって伸長可能に形成してもよい。
【0049】
吸収パッド21に用いられる液不透過性シート26としては、ポリエチレン,ポリプロピレンなどの汎用の熱可塑性樹脂を原料とするフィルムや不織布が用いられるが、外部が二重に保護されるため、強度について考慮する必要は少なく、コスト的に安価な薄いもので充分である。
【0050】
吸収パッド21に用いられる液透過性シート27としては、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステル,その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維などからなる液透過性不織布が用いられる。特に、パルプまたはレーヨンと前記合成繊維とからなる湿式不織布を採用した場合には、これが水分解性を有することから下水などにそのまま流すことが可能である。
【0051】
なお、上述したミクロフィブリルセルロースは、木材パルプを高シェア下で開繊して得られる平均繊維長0.1mm以下の極微細繊維である。また、上述した高分子吸収材料としては、デンプン系,セルロース系および合成ポリマー系のものを採用することができる。具体的には、デンプン−アクリル酸(塩)グラフト共重合体,デンプン−アクリル酸エチルグラフト共重合体のケン化物,デンプン−アクリロニトリルグラフト共重合体のケン化物,デンプン−アクリルアミドグラフト共重合体のケン化物,アクリル酸(塩)重合体,アクリル酸で架橋されたポリエチレンオキサイド,ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物およびポリビニルアルコール−無水マレイン酸反応物の架橋物などである。特に、ポリアクリル酸ナトリウム系のものが好適であり、その自重の20倍以上の尿などの液体を吸収することができる。
【0052】
また、着用中のおむつの吸収パッド着脱口22から使用済みの吸収パッド21を引き出した後、新たな吸収パッド21を差し込む場合、その装着作業を容易にするため、本実施形態ではアプリケータ31を使用できるようにしており、これに伴って液不透過性シート26の受け部29の部分には、アプリケータ31の先端部が差し込まれる差し込み部32が接合されている。
【0053】
このアプリケータ31は、おむつ10を着用したまま吸収パッド着脱口22から吸収パッド21を差し込むことを補助することが目的であり、本実施形態では吸収パッド21とは別体であるので、それ自体の吸収性の有無は問わない。これに対し、吸収パッド21自体は集中的に尿を吸収する必要があるので、拡散性を有することが要求される。このような観点から、拡散の助けになるような吸収性能を有するアプリケータ31を用いることも可能であり、この場合にはアプリケータ31を吸収パッド21に一体的に設けることも可能である。アプリケータ31にこのような吸収機能を持たせないのであれば、本実施形態のようにアプリケータ31を吸収パッド21から取り外しできるようにすることも可能である。
【0054】
また、このアプリケータ31に尿のインジケータ機能を付与することも可能である。例えば、アプリケータ31の先端部を外部から常時見えるようにしておき、アプリケータ31の先端部まで尿が吸収された場合、この部分が変色するような目印をアプリケータ31に形成し、これをインジケータとして利用することができる。
【0055】
バックシート13上に吸収体14を配置する必要性はないけれども、便中に含まれる水分を除去したり、吸収パッド21から尿が漏れた場合の対策として、本実施形態のようにバックシート13上に吸収体14を配置することが好ましい。この吸収体14は、吸収パッド21の吸収体28と同じ材料を使用することが可能であるが、多量の水分を吸収する必要がないので、それよりも薄く形成することができる。図11に示すアプリケータ31を用いた吸収パッド21の装着状態を表す図12に示すように、股下領域から後身頃10Rに至る吸収体14の厚みを前身頃10F側よりも厚く設定し、その上にネット層33を接合することにより、粘性の低い軟便などの移動を抑制することも有効である。
【0056】
このように、トップシート16に接合される少なくとも4本の弾性部材18a,18b,18c,18dがおむつ10の前身頃10Fから後身頃10Rにかけて延在しているため、トップシート16はバックシート13の内側に吊り下げられた構造となり、着用時にこれら弾性部材18a,18b,18c,18dが引き延ばされ、トップシート16が着用者の肌に密着状態で当接すると共にバックシート13とトップシート16との間に空隙25が形成され、ここに便分離口17を通して便が導かれるようになっている。このため、トップシート16の便分離口17が弾性部材18a,18b,18c,18dの弾性力によって塞がってしまわないようにすることが必要である。
【0057】
本実施形態においては、着用時に弾性部材18a,18b,18c,18dによって縮められた状態のトップシート16が図2に示すような展開状態に引っ張られ、股下領域の中央部が便分離口17を取り囲んで直線状に引っ張られる4本の弾性部材18a,18b,18c,18dにより菱形に変形するが、この変形が便分離口17の周囲にほぼ均等に働き、菱形の部分に便分離口17が塞がることなく保持される。また、弾性部材18a,18b,18c,18dがトップシート16の幅方向外側縁部に配置されているため、トップシート16が着用者の皮膚に当接してその位置ずれを防止できる上、万が一、便がトップシート16の便分離口17からバックシート13上に導かれず、トップシート16と着用者の臀部との間に残留した場合でも、トップシート16の幅方向外側縁部からの漏れを防止するギャザーとして機能させることができる。また、着用者の尿は、トップシート16の切欠部20によってトップシート16を介することなく、吸収パッド21に迅速に吸収される。
【0058】
上述したように、交換可能な吸収パッド21が主に尿を吸収するようにしているので、吸収体28を折り畳み,蛇腹あるいは積層などの構造にして単位面積または単位容積当たりの液の吸収量を多くできるようにすることが好ましい。また、尿が吸収体28に吸収されるまで一時的に保持する受け部29などの一時貯溜層や尿を迅速に拡散させる拡散シートなどを組み合わせることが望ましい。一時貯溜層を構成する材料としては、ポリエチレン,ポリプロピレンおよびポリエステルなどの熱可塑性樹脂を原料とする合成繊維からなる嵩高の不織布が好適である。この一時貯溜層は尿が吸収体28内に拡散したり、高分子吸収材料に吸収されるまでの間、吸収パッド21に尿を留める役割をする。これによって、液透過性シートから素早く尿を吸収体28に吸収させることができる。また、拡散シートとしては、木材パルプや非木材パルプを原料とし、湿式抄紙や乾式製法で製造したパルプシートが好適である。この拡散シートは、パルプ繊維の毛細管力を利用して面方向に吸収した尿を拡散させる働きをする。
【0059】
上述した実施形態では、液不透過性シート26にドレープ部30を形成して尿の吸収に伴う混合マット28Mの体積膨張を許容するようにしたが、液透過性シート27に伸長手段を形成することも可能である。このような吸収パッド21の他の実施形態の断面構造を図13に示すが、先の実施形態と同一機能の要素にはこれと同一符号を記すに止め、重複する説明は省略するものとする。すなわち、液不透過性シート26に対する液透過性シート27の接合部分の近傍には拡幅可能な一対の折り返し部27Dが本発明の伸長手段として形成されており、尿の吸収に伴う混合マット28Mの体積膨張に伴ってこれら折り返し部27Dが拡がるようになっている。
【0060】
収パッド21の別な実施形態の平面形状を図14に示し、そのXV−XV矢視断面構造を図15に示すが、中の符号で先の実施形態と同一機能の要素には、これと同一符号を記してある。すなわち、本実施形態における吸収パッド21は、液透過性シート27の側縁部および下縁部にかけて液不透過性のポケットシート34を接合し、液透過性シート27の表面から立ち上がる堰35をU字状に形成したものである。このような堰35を形成することにより、尿が液透過性シート27を通過して吸収体28によって吸収されるまでの間、尿が吸収パッド21からバックシート13側に溢流して便と混ざり合わないようにすることができる。
【0061】
収パッド21のさらに他の実施形態の外観を図16に示し、その展開形状を図17に示し、そのXVIII−XVIII矢視断面構造を図18に示すが、先の実施形態と同一機能の要素にはこれと同一符号を記すに止め、重複する説明は省略するものとする。すなわち、本実施形態における吸収パッド21は、図17に示すような展開構造を有し、前身頃部21Fと股下部21Cと左右一対の側片部21Sとを有し、図17中の交差斜線領域、つまり側片部21Sの端末部を股下部21Cに接合することにより、下向きに突出する立体構造を形成することができ、側片部21Sを上述した堰として機能させることができる。また、混合マット28Mの上には、一時貯溜層36が形成され、排尿時に上述した側片部21Sの存在と相俟って、吸収パッド12から尿が漏洩するのを防止することができる。
【0062】
吸収パッド21の主要部を構成する吸収体28の構成は、上述した実施形態以外に、例えば図19や図20に示すような構造を適宜採用することが可能である。すなわち、図19に示した吸収体28は、液不透過性シート26と液透過性シート27との間に拡散シート37と、親水性シート38H上にミクロフィブリルと高分子吸収材料とを筋状に混合塗工してなる塗工層38Pを形成したSAPシート38と、一時貯溜層36とを順に積層したものであり、本実施形態ではSAPシート38を2層形成している。また、図20に示した構造のものは、液不透過性シート26と液透過性シート27との間に上述したSAPシート38を蛇腹状に折り畳んだ状態で複数組み込み、その上に一時貯溜層36を重ねたものであり、これらSAPシート38と一時貯溜層36とで吸収体28を構成している。
【0063】
【発明の効果】
本発明のおむつによると、バックシートの前身頃領域に吸収パッド着脱口を設けたので、排尿があった場合にはおむつを着用したまま、吸収パッドのみを吸収パッド着脱口から取り替えることができる。
【0064】
また、液不透過性のバックシートに対して少なくとも長手方向両端側が一体的に接合されるトップシートをバックシートの上に配置し、このトップシートの股下領域に便分離口を形成すると共にこの便分離口を囲むように伸縮可能な弾性部材をトップシートに伸長状態で接合し、さらにウエスト周り開口部に沿って延在する吸収パッド着脱口をバックシートの前身頃に形成し、この吸収パッド着脱口からバックシートとトップシートの間に配置される吸収パッドを出し入れするようにしたので、排便があった場合には開口部を介して便がトップシートとトップシートとの間に導かれ、着用者の臀部が汚されず、結果としてスキントラブルの発生を抑制することができる。しかも、排便がない限り排尿に応じて吸収パッドのみ交換することができるため、おむつの機能を最大限に発揮させることが可能となり、ごみの発生量を抑制することができる。
【0065】
少なくとも股下領域におけるバックシートとトップシートとの間に吸収体を配置した場合には、便中の水分を迅速に吸収体に吸収させてスキントラブルの発生をさらに抑制することができる。
【0066】
吸収パッド着脱口を開閉するための開閉手段を設けた場合には、着用中に吸収パッドがずれて吸収パッド着脱口から飛びだすことを防止することができる。
【0067】
吸収パッド着脱口の股下領域側の開口縁に沿って伸長状態でバックシートに接合される弾性部材を設けた場合には、おむつの着用状態では吸収パッド着脱口の開口縁が収縮しているため、吸収パッド着脱口が広げて吸収パッドの出し入れを容易に行うことができる。
【0068】
吸収パッドがバックシートの前身頃から股下領域に亙る大きさを有する場合には、排尿を確実に吸収することができる。
【0069】
トップシートがその前身頃の幅方向中央部から股下領域に亙って延在する切欠部を有する場合には、トップシートを介さずに吸収パッドが着用者の前身頃から股下領域に亙って介在することとなり、尿を確実に吸収パッドに吸収させることができる。この場合には、トップシートを液不透過性の材料で形成することにより、排便があった場合に便と着用者の臀部との接触を確実に防止することができる。
【0070】
トップシートを液透過性の材料で形成した場合には、トップシートが着用者に接触したままとなっていても、むれを緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるおむつをパンツ形おむつに応用した一実施形態の外観を表す斜視図である。
【図2】図1に示したおむつの展開図であり、おむつの内側を示す。
【図3】図1に示したおむつの前身頃から股下領域を通って後身頃に至る縦断面図である。
【図4】本発明によるおむつの他の実施形態の外観を表す斜視図である。
【図5】本発明によるおむつの別な実施形態の外観を表す斜視図である。
【図6】本発明によるおむつのさらに他の実施形態の外観を表す斜視図である。
【図7】本発明によるおむつのさらに別な実施形態における前身頃から股下領域を通って後身頃に至る縦断面図である。
【図8】図1に示したおむつに組み込まれる本発明による吸収パッドの一実施形態の外観を表す斜視図である。
【図9】図8に示した吸収パッドの展開図である。
【図10】図9中のX−X矢視断面図である。
【図11】アプリケータを装着した図8に示す吸収パッドの正面図である。
【図12】本発明によるおむつの他の実施形態において、図11に示したアプリケータを用いて吸収パッドの装着状態を表す縦断面図である。
【図13】収パッドの他の実施形態を表す断面図である。
【図14】収パッドの別な実施形態の正面図である。
【図15】図14中のXV−XV矢視断面図である。
【図16】収パッドのさらに他の実施形態の外観を表す斜視図である。
【図17】図16に示した吸収パッドの展開図である。
【図18】図16に示した吸収パッドにおける図17中のXVIII−XVIII矢視断面図である。
【図19】収パッドのさらに他の実施形態における断面図である。
【図20】収パッドのさらに別な実施形態における断面図である。
【符号の説明】
10 おむつ
10F 前身頃
10R 後身頃
11 ウエスト周り開口部
12 脚周り開口部
13 バックシート
14 吸収体
15 カバーシート
16 トップシート
16E トップシートの長手方向両端部
16W トップシートの幅方向両側縁部
16U アッパーシート
16L ライナーシート
17 便分離口
18a〜18d,19a,19b 弾性部材
20 切欠部
21 吸収パッド
21F 前身頃部
21C 股下部
21S 側片部
22 吸収パッド着脱口
22a ミシン目
22b 指掛け穴
22c エンドホール
22d,22e 面ファスナ
23 弾性部材
24 ウエスト周り弾性部材
25 空隙
26 液不透過性シート
27 液透過性シート
27C 接合部
27D 折り返し部
28 吸収体
28M 混合マット
28T ティシュ
29 受け部
30 ドレープ部
31 アプリケータ
32 差し込み部
33 ネット層
34 ポケットシート
35 堰
36 一時貯溜層
37 拡散シート
38H 親水性シート
38P 塗工層
38 SAPシート

Claims (11)

  1. 前身頃および後身頃を有すると共にウエスト周り開口部および脚周り開口部が形成されたおむつであって、
    液不透過性のバックシートと、
    このバックシートの上に配置されて少なくともその長手方向両端側が当該バックシートに対して一体的に接合されるトップシートと、
    このトップシートの股下領域に形成される便分離口と、
    この便分離口を囲むように前記トップシートに伸長状態で接合される伸縮可能な弾性部材と、
    前記バックシートの前身頃に形成され、前記便分離口よりも前身頃側に配置される吸収パッドを出し入れするための吸収パッド着脱口と
    を具えたことを特徴とするおむつ。
  2. 前身頃および後身頃を有すると共にウエスト周り開口部および脚周り開口部が形成されたおむつであって、
    液不透過性のバックシートと、
    このバックシートの上に配置されて少なくとも幅方向外側の側縁部が当該バックシートに対して一体的に接合されるトップシートと、
    このトップシートの股下領域に形成される便分離口と、
    この便分離口を囲むように前記トップシートに伸長状態で接合される伸縮可能な弾性部材と、
    前記バックシートの前身頃に形成されて吸収パッドを出し入れするための吸収パッド着脱口と、
    この吸収パッド着脱口を介して前記便分離口よりも前身頃側に出し入れ可能に配置される吸収パッドと
    を具えたことを特徴とするおむつ。
  3. 前記吸収パッド着脱口が前記ウエスト開口部に沿って延在することを特徴とする請求項1または請求項に記載のおむつ。
  4. 前記吸収パッド着脱口の股下側か、または股下側および前記ウエスト周り開口部側に沿って配置される伸縮可能な弾性体をさらに具えたことを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載のおむつ。
  5. 前記吸収パッド着脱口は、前記バックシートに予め設けられたミシン目を破断することによって形成されるものであることを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載のおむつ。
  6. 前記吸収パッド着脱口を開閉するための開閉手段をさらに具えたことを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載のおむつ。
  7. 少なくとも股下領域における前記バックシートと前記トップシートとの間に配置される吸収体をさらに具えたことを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載のおむつ。
  8. 前記トップシートは、その前身頃の幅方向中央部から股下領域に亙って延在する切欠部を有すること特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載のおむつ。
  9. 前記トップシートが液透過性の材料で形成されていることを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載のおむつ。
  10. 前記トップシートが液不透過性の材料で形成されていることを特徴とする請求項に記載のおむつ。
  11. 前記バックシートの内側に設けられて前記後身頃側への前記吸収パッドの位置ずれを阻止するパッド固定手段をさらに具えたことを特徴とする請求項1から請求項10の何れかに記載のおむつ。
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