JP3927192B2 - メモリカード及びメモリカードドライブ - Google Patents

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Description

本発明は、フラッシュメモリを含むメモリカード、及びメモリカードドライブに関し、特に、データの記録回数を管理する技術に関する。なお、メモリカードドライブは、1つまたは複数のメモリカードとそれらの制御回路とを包含した大容量のカード型の記録デバイスである。
従来、フラッシュメモリが内蔵されたカード型の記録媒体であるSD(Secure Digital)カード等のメモリカードは、超小型、超薄型であり、その取り扱い易さから、ディジタルカメラ、携帯機器等において画像等のデータを記録するために広く利用されている。
このメモリカードに内蔵されているフラッシュメモリは、一定サイズのブロック単位でデータを消去し書き換えできるメモリであり、その書き換え回数には制限がある。現状では約10万回の書き換えが可能とされており、10万回を超えて書き換えを行った場合は、書き込みエラーが発生する確率が増加する。なお、書き込みエラーが発生した場合は書き込みエラーが発生したブロックをエラーブロックとして登録し、エラーブロック以外のブロックに書き込むという手法が用いられる。
従って、動画をリアルタイムにフラッシュメモリに記録する場合においては、書き込みエラーが高い頻度で発生すると、生成された映像がフラッシュメモリに伝達される速度よりフラッシュメモリへの書き込み速度が小さくなり、動画を連続的に記録することができなくなるという問題が生じる。
この問題の発生を遅らせることに資する技術として、メモリの書き換え回数を見かけ上増加させる従来技術が知られている(特許文献1参照)。
この従来技術は、メモリを複数の領域に分割し各領域毎の書き換え回数を記憶し、記憶された各領域毎の書き換え回数に基づいて、各領域の書き換え回数の差が少なくなるように、つまり書き換え回数の少ない領域を優先的に使用するようにメモリの書き換えを制御する技術である。なお、このように各領域の書き換え回数の差が少なくなるように制御する手法は、レベリングと呼ばれている。
この従来技術をメモリカードに適用すると、同一の論理ブロックにデータを書き込もうとした場合にも、フラッシュメモリにおける記録対象の実ブロックは変わっていくことになり、レベリングが完璧に実施されると、書き換え可能回数は、(メモリカードの容量/書き換えブロックのサイズ)×(書き換えブロック毎の書き換え可能回数)まで増加することになる。
しかし、従来、レベリングによって書き換え回数を増大させる技術はあっても、実際に書き換え回数を参照可能に記録してメモリカードの寿命を知らしめる手法は確立されていない。
なお、テープストリーマについては、Total―Groups−Writtenというフィールドに、テープに記録した総ブロック数を記録するようになっている(非特許文献1参照)。テープの場合、ヘッドとテープが接触するため、書き換え回数に限りがあるところ、Total−Groups−Writtenフィールドの参照によりテープ寿命を知ることができる。
このフィールドの内容つまり書き換え回数はカセットテープに内蔵したメモリ(EEPROM:Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)にも記録され、より信頼性のあるデータとしてホスト機器に報告される。このEEPROMは、テープメディアの書き換え可能回数が約数千回であるのに対して、非常に多い10万回もの書き換えが可能であるので、テープの書き換え回数の登録に十分耐える。
特開平6−302194号公報 European Computer Manufacturers Association,8mm Wide Magnetic Tape Cartridge for Information Interchange −Helical Scan Recording AIT-2 With MIC Format,「ECMA-Standard292号」,P.71
ところで、メモリカードについて考えた場合、メモリカードに内蔵されるフラッシュメモリの書き換え回数をメモリに記録しようとすると、フラッシュメモリの書き換え可能回数である約10万回より、書き換えについての耐久性の良好なメモリが必要とされ、このことからメモリカードの大きさが大きくなり、コストが高くなるという問題がある。
なお、メモリカードの寿命の判断材料となる情報を得る手法として、メモリカードへデータを書き込むホスト機器において、その書き込みの回数を計数して管理する手法が考えられるが、この手法には次の問題がある。
即ち、メモリカードを構成するフラッシュメモリについての消去用のブロック(以下、「消去ブロック」という。)のサイズと書き込み用のブロック(以下、「ライトブロック」という。)のサイズとが一致せず、消去ブロックは複数個のライトブロックによって構成されていることが多いので、データの上書きを行った場合に、ホスト機器が書き込んだデータ量以上に、データの書き換えが発生してしまう場合があり、これにより実際の書き換え回数が管理されないという問題である。以下、この場合について簡単に説明する。
メモリカードに内蔵されているフラッシュメモリは複数の消去ブロックより構成され、消去ブロック単位でデータの消去動作が実施される。さらに、消去ブロックは複数のライトブロックを含んでおり、ライトブロック単位で消去済みのライトブロックへの書き込み動作が実施される。
図3は、メモリカードへのデータの書き込みの様子を示すイメージ図である。
同図は、512バイトのライトブロックが2個で消去ブロックを構成しているフラッシュメモリにおいて、消去ブロックを構成している2個のライトブロックに一度書き込まれたデータを片方のライトブロックのみ書き換える場合の、フラッシュメモリの2個の消去ブロックの状態変化を示している。
図3(a)の状態は、2つの消去ブロックの内、一方(上段)の消去ブロックはデータAとデータBとが書き込み済みであり、他方(下段)の消去ブロックは、消去済みである。この状態のフラッシュメモリにおけるデータBのみを書き換える場合は、下段の消去済みの1つのライトブロックに、新たに変化させたデータB(NEW)を書き込む(図3(b)参照)。次に上段に書き込み済みのデータAを下段の消去ブロックに移動させる(図3(c)参照)。そして、上段の消去ブロックを消去する(図3(d)参照)。
これらの一連の動作を巻き込み退避と呼ぶ。
この巻き込み退避が発生した場合には、ホスト機器においてはデータBを1度上書きしただけと書き込み回数を計数することとなるが、フラッシュメモリへの実際の書き込み回数はそれより多くなる。
そこで、本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、書き換え耐久性の特に優れたメモリ等を利用することなく、内蔵するフラッシュメモリにそのフラッシュメモリの書き換え回数を的確に記録するメモリカードを提供すること、或いはそのメモリカードにデータを記録するメモリカードドライブを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るメモリカードは、ホスト機器とのデータ転送を行う外部インターフェイス部と、外部インターフェイス部より転送されるデータをライトするフラッシュメモリと、前記フラッシュメモリのリード/ライトを制御する制御手段とによって構成され、前記制御手段は、フラッシュメモリへ書き込みを行ったブロック数を計数する書き換え回数計数手段と、前記書き換え回数計数手段によって計測されたブロック数を初期からの総書き換え回数として登録する書き換え回数ライト手段と、フラッシュメモリを構成するライトブロックが略均等に書き換えられるように循環記録をおこなう循環記録手段によって構成されることを特徴とする。
上述の構成によって、本発明に係るメモリカードは、前記書き換え回数計数手段によってライトした書き換え回数を計数し、前記書き換え回数はユーザデータと共に循環記録手段により、フラッシュメモリに略均等に記録するので、書き換え耐久性の特に優れたメモリ等を別途利用することなく、全てのブロックについての書き換え可能回数を最大限に活用して、書き換え回数を十分な耐久性を持って的確に記録することができるようになる。即ち、フラッシュメモリの一部のブロックだけが突出した書き換え回数となって、書き込みエラーが頻発するような事態の発生を極力抑制することができるようになる。
また、前記書き換え回数計数手段はフラッシュメモリの消去ブロックを消去した回数を計数することとしてもよい。即ち、メモリカード及びメモリカードドライブの書き換え回数計数手段は、メモリカード及びメモリカードドライブにライトしたブロック数を計測するのではなく、消去した消去ブロック数を計測することによって書き換え回数を計数し、フラッシュメモリに書き込む。これにより、巻き込み退避によるライト数の増加に関係なく書き替え回数を的確に計数可能となる。なお、ホスト機器から転送されるブロック数を、メモリカードの消去ブロックの整数倍にすれば、前記計数手段は容易に構成可能となる。
また、書き換え回数ライト手段は、以前に更新されてからの書き換え回数が所定回数に到達した時に書き換え回数の更新をおこなうことを特徴とする。
これにより、書き換え回数の更新によってフラッシュメモリの書き換え回数が増大することを防止する。
また、前記書き換え回数ライト手段の書き換え回数を更新するタイミングは、メモリカードへのアクセスが所定時間発生しないスタンバイ時におこなうことを特徴とする。
これにより、実データのライト転送レートが劣化することを防止する。
また、前記書き換え回数ライト手段は、書き換えが発生した場合には、メモリカードの取り外し時に書き換え回数を更新することを特徴とする。
これにより、少量のデータのライトにおいて、書き換え回数に誤差が発生することを防止している。
また、メモリカードと書き換え回数登録機能をPCMCIAカードに内蔵したメモリカードドライブでは、所定の論理ブロックに書き換え回数をライトし、メモリカードでユーザデータと同様に循環記録を行い、書き換え回数の登録に必要な容量分のみ除いてホスト機器に記録容量を報告することを特徴とする。
これにより、より信頼性の高いメモリカードドライブのシステムを構築することができる。
<実施の形態1>
以下、本発明の実施の形態1に係るメモリカードについて説明する。
図1は、実施の形態1に係るメモリカードの構成図である。
同図に示すように、実施の形態1に係るメモリカードは、外部インターフェイス部1、コマンド解析部2、制御部3及びフラッシュメモリ9を備える。
外部インターフェイス部1は、ホスト機器からのコマンド受信及びデータの転送を行う機能を有する。
コマンド解析部2は、外部インターフェイス部1によって受信されたコマンドを解析する機能を有する。
制御部3は、コマンド解析部2による解析結果に応じてフラッシュメモリ9へのアクセスを行うもので、書き換え回数計数部4、書き換え回数リード部5、書き換え回数ライト部6、ユーザデータ記録部7及び循環記録部8を主要構成要素とする。
ここで、書き換え回数計数部4は、コマンド解析部2から解析結果を得て、フラッシュメモリ9へ書き込みを行ったブロック数を計数する機能を有する。このブロック数の計数は、フラッシュメモリ9の消去ブロックの消去回数を計測することにより実現する。これは、消去ブロックが複数のライトブロックにより構成されている場合に有用となる。ライトブロックを計測した場合には、消去済みブロックへのライトと消去を伴うライトによって書き換え回数が異なるからである。また、消去ブロックの消去回数を計数するのが困難なシステムにおいては、消去ブロックの整数倍にブロック単位でライトするのが良い。この場合は巻き込み退避の動作がないので、(ライトしたバイト数/消去ブロックのバイト数)が書き換え回数と一致するからである。
書き換え回数リード部5は、フラッシュメモリに登録された総書き換え回数を読み出す機能を有する。なお、書き換え回数リード部5により読み出された書き換え回数は、ホスト機器から要求された場合にホスト機器に通知される。
書き換え回数ライト部6は、書き換え回数リード部5により読み出された総書き換え回数に、書き換え回数計数部4により計測されたブロック数を加算して得られる新たな総書き換え回数を循環記録部8を通じてフラッシュメモリに登録する機能を有する。この総書き換え回数は、初期からの総計値である。
ユーザデータ記録部7は、コマンド解析部2の解析結果として渡されたホスト機器からのユーザデータを循環記録部8を通じてフラッシュメモリに書き込む機能を有する。
循環記録部8は、フラッシュメモリ9を構成するライトブロックが略均等に書き換えられるようにレベリング手法により循環記録を行う機能を有する。なお、これにより、書き換え回数もユーザデータと共に、フラッシュメモリ9にレベリング手法により循環記録されることになる。従って、書き換え回数の登録について、ブロック単位の書き換え可能回数である10万回という制限に縛られることがなく、(全消去ブロックの数)×(ブロック単位の書き換え可能回数)で表される回数分、ブロック単位でのユーザデータと書き換え回数との登録が行えるようになる。
なお、循環記録部8が書き換え回数をフラッシュメモリにライトする際に用いる論理ブロックは、ユーザが認識できないブロックにするのが良い。これによってユーザが書き換え回数をライトしているブロックを消去することを防止できるからである。例えば、外部インターフェイス部がATA(AT Attachment)に準拠しているプロトコルであれば、IDENTIFY−DEVICEコマンドによって、書き換え回数を登録する領域分少ない容量で、ホスト機器に記録容量を報告すれば容易に実現できる。
また、循環記録部8が、書き換え回数ライト部6に従って、書き換え回数をフラッシュメモリ9に登録するタイミングについては、詳しくは後述するが、以前に更新されてからの書き換え回数が所定回数以上に到達した時に書き換え回数の更新を行うように制限する。これは、メモリカードにライトする毎に書き換え回数を登録しないほうが望ましいからである。仮に、1GBのメモリカードに128KB単位でデータをライトし、書き換え回数登録用の領域として128KBを確保している場合を想定すると、128KBのライト毎に書き換え回数の登録をすることになり、128KBのデータをライトする毎に実際は256KBのデータを更新することになるからである。更に、循環記録部8が、書き換え回数を記録するタイミングは、メモリカードがライト/リードの動作を行っていないスタンドバイ状態の時である。ライト/リード中に書き換え回数のライト動作を行うならば、データの転送レートが低下してしまうので、これを防止するためである。
また、メモリカード内にメモリカードがホスト機器から取り外されるタイミングを知得する機構を設けて、その機構を利用して循環記録部8は、その取り外されるタイミングで、書き換え回数をライトする機能を有するのが望ましい。以前に更新されてからの書き換え回数が所定回数以上に到達した時のみに更新をおこなうと、更新してからの書き換え回数が所定回数に到達するまでにメモリカードを取り外された場合に誤差が生ずるからである。
以下、ホスト機器から発される制御コマンドに応じてメモリカードが行うデータの書き込み動作つまりライト動作について説明する。ここでは、0番のセクタから連続して4セクタをライトする場合の連続ライトコマンドがホスト機器から与えられた場合を想定して説明する。また、フラッシュメモリ9に対してデータを記録する際のライトブロックは512バイト(1セクタ)であり、消去ブロックは2個のライトブロックで構成されているとして説明する。
ホスト機器が連続ライトコマンドを発すると、メモリカードは、外部インターフェイス部1を介してこの連続ライトコマンドを受け取ってコマンド解析部2に伝え、コマンド解析部2では、「0番目のセクタからの連続セクタのライト動作」と解析して、その解析データを書き換え回数計数部4とユーザデータ記録部7に伝える。
図2は、連続ライトコマンドに係るプロトコルの概略を示す図である。
図2(a)はホスト機器から発行されるコマンド発行手順を示しており、転送の始まりでは、連続ライトを示すコマンドに続いて最初にライトするセクタ番号である0を示すデータがホスト機器から発行される。図2(b)は、512バイト(512B)単位でデータが4セクタ分転送されている様子を示している。図2(c)は、メモリカードから、各コマンド及び512バイトのデータ転送毎にレスポンスを返している様子を示している。
なお、ホスト機器は、レスポンスを確認した後に次ステップに進む。また、4セクタ分のデータ転送が終了すると、転送の終了を示すSTOPコマンドを発行する。
フラッシュメモリのライトブロックが512バイトであり、消去ブロックは2個のライトブロックで構成されているため、この図2に示した連続ライトコマンドによれば、2個の消去ブロックを消去することになり、書き換え回数計数部4では、書き換え回数を、+2することになる。
ところで、図3に示すように、図3のデータBを512バイト(1セクタ)とした場合には、1セクタの書き換えであるが、1キロバイトの1個の消去ブロックの書き換えが発生している。
消去ブロックより小さい単位でライトした場合を示す図3に対して、図4は、消去ブロック単位でライトした場合のメモリカードへのデータの書き込みの様子を示すイメージ図である。
図4(a)の状態は、2つの消去ブロック(ライトブロックは2個で構成されている)の内、一方(上段)はデータAとデータBとが書き込み済みであり、他方(下段)の消去ブロックは、消去済みである。この状態のフラッシュメモリにおけるデータAとデータBとを書き換える場合は、下段の消去済みブロックにデータA(NEW)とデータB(NEW)を書き込み(図4(b)参照)、上段の消去ブロックを消去する(図4(c)参照)。
このように、記録の単位を消去ブロックと一致させた場合は、図3に示したように、外部コマンドが意図する記録の単位と内部で実際に記録した単位の不一致が発生しないので、容易にメモリカードの書き換え回数を知ることができる。従って、メモリカード自体に書き換え回数を計数する機能が備わっていない場合にも、ホスト機器が、消去ブロックの整数倍のブロックサイズでライトコマンドを発行すれば、メモリカードの書き換え回数を知ることができるようになる。
図5は、書き換え回数をライトすることに係る制御を示す図である。
同図の楕円はメモリカードの状態を示し、メモリカードの状態をカードの挿入時、ライト時、リード時、カードの取り外し時及びスタンドバイ時に区分している。なお、一定時間メモリカードにホスト側からコマンドを発行されない状態がスタンドバイ状態である。
また、図5の矩形内に記述しているタスクは、太線で結線された楕円で示される状態において発生するタスクである。また、同図の矢線は、状態が遷移する方向を示している。
図5に示すように、カードの挿入時において、書き換え回数リード部5でフラッシュメモリ9より登録されている書き換え回数を読み出し、以下の「条件1」または「条件2」を満たした場合にのみ書き換え回数を書き換え回数ライト部6により、フラッシュメモリにライトしている。
「条件1」 (現在の書き換え回数)−(最後に登録した書き換え回数)≧所定値 であって、メモリカードの状態がスタンドバイ状態であるとき。
「条件2」 (現在の書き換え回数)>(最後に登録した書き換え回数)であって、メモリカードが取り外されるとき。
このように、書き換え回数のライト動作において、書き換え回数の更新頻度に制限を加えれば、書き換え回数の更新によってフラッシュメモリの書き換え回数が増大することを防止することが可能である。また、書き換え回数ライト部の書き換え回数を更新するタイミングは、メモリカードへのアクセスが所定時間発生しないスタンバイ時におこなうことにより、実データのライト転送レートが劣化することを防止している。
また、メモリカードの取り外し時に書き換え回数を更新することにより、少量のデータのライトにおいて、書き換え回数に誤差が発生することを防止している。
以下、循環記録部8による循環記録の動作について説明する。
図6は、循環記録の説明図である。同図(a)、(b)、(c)中の小さな四角形は、それぞれフラッシュメモリの1個の消去ブロックに相当する。図6(a)、(b)、(c)では、消去ブロックの数が20ブロックあり、20個の消去ブロックのうち、4個の消去ブロックを循環記録の制御用のワークブロックとして使用し、残り16個の消去ブロックをデータの記録に用いる。なお、ここでは、1個の消去ブロックを書き換え回数の記録用として使用し、15個の消去ブロックをユーザデータの記録用として使用する。
図6(a)は、1〜16の符号を付された消去ブロックはライト済みのデータで、A〜Dの符号を付された消去ブロックはワークブロックとしてライトされていない状態を示す。
図6(b)は、図6(a)の状態から1の符号を付されたブロックを書き換えた状態であり、書き換えデータはAの符号を付されたブロックにライトされ、1の符号を付されたブロックは消去されてワークブロックとなる。よって、論理的には1の符号を付されたブロックの書き換えとなる。また、符号のA,B,C,Dはワークエリアで書き換えの優先順位を示し、A>B>C>Dの順位で書き換えブロックとなるので、図6(a)において、B,C,D,1の符号を付されたブロックは、それぞれA,B,C,Dの符号に変更される。
また、図6(c)は、図6(b)の状態から7の符号を付されたブロックを書き換えた状態であり、書き換えデータはAの符号を付されたブロックにライトされ、7の符号を付されたブロックは消去されワークブロックとなる。よって、論理的には7の符号を付されたブロックの書き換えとなる。また、符号のA,B,C,Dはワークエリアで書き換えの優先順位を示し、A>B>C>Dの順位で書き換えブロックとなるので、同図(b)において、B,C,D,7の符号を付されたブロックは、それぞれA,B,C,Dの符号に変更される。
このように、ワークブロックを設け、書き込みブロックを循環させて記録することによって、論理上の同一ブロックに記録する場合も、実際は異なる物理ブロックにライトするので、書き換え回数を飛躍的に向上させることができる。よって、書き換え回数をメモリカードの所定論理ブロックに記録し、ユーザデータと同様に循環記録すれば、書き換え回数の登録によって書き換え回数が増大することを防止することができるようになる。
<実施の形態2>
以下、本発明の実施の形態2に係るメモリカードドライブについて説明する。
図7は、実施の形態2に係るメモリカードドライブの構成図である。
同図に示すように、実施の形態2に係るメモリカードドライブは、外部インターフェイス部1とコマンド解析部2と制御部13と循環記録を行うメモリカード21とを内蔵したPCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)カードである。なお、このメモリカードドライブの構成要素のうち、実施の形態1で示したメモリカードの構成要素と同じものには図7において図1と同一の符号を付しており、そのような構成要素についてはここでは詳しい説明を省略する。
制御部13は、書き換え回数計数部4、書き換え回数リード部5、書き換え回数ライト部6、ユーザデータ記録部7及びメモリカード制御部10を有する。
ここで、メモリカード制御部10は、メモリカード21に対するデータのリード又はライトのための制御を行う機能を有する。なお、メモリカード制御部10は、外部インターフェイス部1を介して受信したユーザデータと、書き換え回数ライト部6で生成された書き換え回数とを、メモリカード21にライトする機能を有する。
メモリカード21は、メモリカード制御部10による制御を受けて、内部の記憶領域内にユーザデータ及び書き込み回数を記録する機能を有し、その記憶領域を構成するライトブロックが略均等に書き換えられるようにレベリング手法により循環記録を行う循環記録部22を含む。なお、循環記録部22の機能は、実施の形態1で示した循環記録部8の機能と基本的には同等であり、これにより、ユーザデータと書き換え回数は共にメモリカード11の記憶領域に循環記録されることになる。
なお、ホスト機器から発される制御コマンドに応じてメモリカードドライブが行うデータの書き込み動作つまりライト動作は、実施の形態1で示したメモリカードの動作と基本的に同様である。但し、ホスト機器から発されるコマンドは、PCMCIA規格に準拠したプロトコルに従うものであり、具体的にはATAベースのコマンドが、ホスト機器から発行される。従って、コマンド解析部2は、ATAベースのコマンドを解析する。
なお、書き換え回数を記録するメモリカードの記憶領域における論理ブロック位置は、前記メモリカードが有する論理ブロック番号で最大の論理ブロック番号を含む連続した論理ブロック番号であることが望ましい。ホスト機器が、書き換え回数がライトされる位置を意識せず、書き換え回数を登録する容量分だけ、記録容量が少ないメモリカードドライブとして取り扱うことができるからである。
図8は、メモリカード21における記憶領域のマップを示す図である。同図に示すように、メモリカード21では、論理ブロックの先頭からファイルシステムにおける管理用情報、及びユーザデータを記録し、最大の論理ブロック番号を含む連続した論理ブロック番号に書き換え回数を記録している。
このメモリカードドライブにより、書き換え回数をメモリカードの最大番号を有する論理ブロックに記録し、ユーザデータと同様に循環記録し、書き換え回数の登録に要する容量分を除いた記録容量としてホスト機器に報告すれば、容易に書き換え回数を検出できる信頼性の高いシステムを構築することができるようになる。
なお、実施の形態2では、循環記録機能を備えたメモリカードを採用したが、メモリカードドライブの制御部で循環記録するべく制御してもよい。
本発明に係るメモリカード及びメモリカードドライブは、書き換え回数を記録し、ホスト機器により書き換え回数が知得され得るため、ホスト機器側でメモリカード及びメモリカードドライブの交換時期を知るために有用であり、大容量のデータを記録する業務用映像分野等において利用される。
本発明の実施の形態1に係るメモリカードの構成図である。 連続ライトコマンドに係るプロトコルの概略を示す図である。 メモリカードへのデータの書き込みの様子を示すイメージ図である。 消去ブロック単位でライトした場合のメモリカードへのデータの書き込みの様子を示すイメージ図である。 書き換え回数をライトすることに係る制御を示す図である。 循環記録の説明図である。 本発明の実施の形態2に係るメモリカードドライブの構成図である。 メモリカードにおける記憶領域を構成する論理ブロックのマップを示す図である。
符号の説明
1 外部インターフェイス部
2 コマンド解析部
3、13 制御部
4 書き換え回数計数部
5 書き換え回数リード部
6 書き換え回数ライト部
7 ユーザデータ記録部
8、22 循環記録部
9 フラッシュメモリ
10 メモリカード制御部
21 メモリカード

Claims (5)

  1. 内蔵するフラッシュメモリに総書き換え回数を書き込むメモリカードであって、
    ホスト機器とのデータ転送を行う外部インターフェイス手段と、
    外部インターフェイス手段を介してホスト機器より転送されるデータを前記フラッシュメモリに書き込むデータ記録手段と、
    ホスト機器の要求に対応して前記フラッシュメモリへ書き込みを行ったブロック数である書き換え回数を、計数する、書き換え回数計数手段と、
    前記フラッシュメモリに書き込まれている総書き換え回数を読み出す、書き換え回数リード手段と、
    前記書き換え回数計数手段によって計数された書き換え回数と、前記書き換え回数リード手段によって読み出された総書き換え回数に基づいて、新たに初回からの総計値である総書き換え回数を求めて、求めた総書き換え回数を前記フラッシュメモリに書き込む、書き換え回数ライト手段と備え
    前記書き換え回数ライト手段は、前記求めた総書き換え回数を、前に総書き換え数の書き込みを行ったときからの書き換え回数が所定回数以上に到達した時点で、前記フラッシュメモリに書き込む
    ことを特徴とするメモリカード。
  2. 前記書き換え回数計数手段は、前記フラッシュメモリへ書き込みを行った書き換え回数の計数を、消去ブロックの消去回数についての計数により行う
    ことを特徴とする請求項1記載のメモリカード。
  3. 前記書き換え回数ライト手段は、前記求めた総書き換え回数の前記フラッシュメモリへの書き込みを、前に総書き換え数の書き込みを行ったときからの書き換え回数が所定回数以上に到達している時であってかつメモリカードがライト/リードの動作を行っていないスタンドバイ状態である時に行う
    ことを特徴とする請求項1記載のメモリカード。
  4. 前記メモリカードは更に、
    当該メモリカード自身がホスト機器から取り外されるタイミングを得る手段を備え、
    前記書き換え回数ライト手段は、前記求めた総書き換え回数を、メモリカードがホスト機器から取り外されるタイミングで、前記フラッシュメモリに書き込む
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のメモリカード。
  5. メモリカード内部のフラッシュメモリへのデータの書き込みに際して当該フラッシュメモリを構成するライトブロックが略均等に書き換えられるようレベリング手法を用いるメモリカードに対して、ホスト機器からの要求に応じてデータの書き込みを実行させるメモリカードドライブであって、
    ホスト機器とのデータ転送を行う外部インターフェイス手段と、
    外部インターフェイス手段を介してホスト機器より転送されるデータを、前記メモリカードを制御して前記フラッシュメモリに書き込ませるデータ記録手段と、
    ホスト機器の要求に対応して前記フラッシュメモリへ書き込みを行ったブロック数である書き換え回数を、計数する、書き換え回数計数手段と、
    前記メモリカードを制御して、前記フラッシュメモリに書き込まれている総書き換え回数を読み出す、書き換え回数リード手段と、
    前記書き換え回数計数手段によって計数された書き換え回数と、前記書き換え回数リード手段によって読み出された総書き換え回数に基づいて、新たに初回からの総計値である総書き換え回数を求めて、求めた総書き換え回数を前記フラッシュメモリに書き込むよう前記メモリカードを制御する、書き換え回数ライト手段と備え
    前記書き換え回数ライト手段は、前記求めた総書き換え回数を、前に総書き換え数の書き込みを行ったときからの書き換え回数が所定回数以上に到達した時点で、前記フラッシュメモリに書き込むよう前記メモリカードを制御する
    ことを特徴とするメモリカードドライブ。
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