JP4991599B2 - 磁気ディスク装置及びデータ記憶方法 - Google Patents

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    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks

Description

本発明は、磁気ディスク装置におけるサイドイレーズを防止する技術に関する。
磁気ディスク装置は、磁気ヘッドと回転する磁気ディスク、これらを駆動するモータ、このモータを制御する回路により構成されるものである。また、磁気ディスク装置は、磁気ヘッドにより作られる磁界により磁性媒体である磁気ディスクに磁気を着磁することで情報を記録するものである。
近年、このような磁気ディスク装置において、より高密度で情報を記録するために、小さな磁気ヘッドが採用され、これにより磁気を着磁するトラックが磁気ディスク上に高密度で配置されるようになった。
しかし、磁気ディスク上にトラックが高密度で配置されることにより、必然的に隣接トラックとの幅が狭くなってしまう。これによって、磁気ヘッドからの漏洩磁界により図13に示すような書き込み対象トラック(図13におけるTトラック)の両サイドのトラック(図13におけるT+1、T−1トラック)の磁気情報が弱くなるサドイレーズ現象が起きるという問題がある。例えば、特に同じトラックにデータが何度も書き込まれ、且つ書き込まれたトラックの両サイドのトラックにデータが書き込まれていない場合、両サイドのトラックの磁気情報は正常に読み出すことができない程に弱くなってしまい、結果として情報の損失につながる。
このような問題に対して、トラックの書き込み回数を数える技術が知られている。また、サイドイレーズ現象により消失してしまう可能性があるトラックのデータを読み込み、同じトラックへ書き込む技術(例えば、特許文献1参照)が知られている。
特開2007−242207号公報
しかしながら、従来のトラックの書き込み回数を数える技術は、磁気ディスク装置のトラック数が一般的に30万〜40万トラックと非常に多いトラック全ての書き込み回数を数えることとなり、メモリの容量や処理時間の観点からして現実的ではない。また、これに対して、複数のトラックを所定の単位でまとめ、この所定の単位ごとに集計する技術が知られているが、この技術では正確なサイドイレーズトラックを求めることができず、不必要な再書き込み処理を行うことになるという問題がある。
また、サイドイレーズ現象により消失してしまう可能性があるトラックのデータを読み込み、同じトラックへ書き込む技術には、データの書き込みの最中に何らかの原因で電源が遮断されると書き込み中のセクタは書き込み中断により不完全な書き込みデータとしなってしまい、結果としてデータが読み出し不可能なデータとなってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、メモリの使用容量を抑えつつサイドイレーズトラックを検出する磁気ディスク装置及びデータ記憶方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、磁気ディスク装置は、磁気ディスクにおいて隣接されて配列される複数の単位領域にヘッドによりデータを書き込む装置であって、データの書き込み対象となる単位領域の位置をデータの書き込み毎にメモリに記録する第1記録部と、前記第1記録部が記録した前記単位領域の位置の個数が所定数を越えた場合、前記第1記録部により記録された位置の単位領域毎にデータ書き込みが行われ回数を集計する第1集計部と、前記第1集計部により集計された記録回数が所定回数以上である単位領域に隣接する単位領域の位置であるサイド位置を前記メモリとは異なる不揮発性記憶媒体に記録する第2記録部とを備える。
この発明によれば、メモリの使用容量を抑えつつサイドイレーズトラックを検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
まず、本実施の形態に係る磁気ディスク装置の構成について説明する。図1は、磁気ディスク装置の構成を示す図である。
本実施の形態に係る磁気ディスク装置1は、ハードディスクコントローラ10、ホストインターフェイス20、データバッファ30、リードチャネル40、ヘッド50(第1記録部、第2記録部、再書き込み部、データ移動部)、磁気ディスク60を備える。ハードディスクコントローラ10は、磁気ディスク装置1を制御するものであり、CPU11(第1集計部、第2集計部、第1記録部、第2記録部、再書き込み部、データ移動部)、RAM12(メモリ)を備える。また、ホストインターフェイス20は、磁気ディスク装置1と接続されるホスト(パーソナルコンピュータなど)とのデータや書き込み要求などの入出力を行うためのインターフェイスである。また、データバッファ30は、磁気ディスク装置1のデータの読み書きにおいて、一時的にデータを格納するものである。また、リードライトチャネル40は、磁気ディスク60に書き込むデータをコード変調してヘッド50に出力し、ヘッド50の出力信号からデータを検出して、コード復調するといった信号処理を行うものである。また、ヘッド50は、磁気ディスク60に対してデータの読み書きを行うものである。また、磁気ディスク60は、ヘッド50による磁気によりデータを記録する記憶媒体である。なお、本実施の形態において、磁気ディスク60は複数のディスクから構成され、ヘッド50は磁気ディスク60の複数のディスクそれぞれに対する複数のヘッドにより構成されるものとする。
次に、一次テーブル(第1記録部)及び二次テーブル(第2記録部)について説明する。図2は一次テーブルを示す図である。また、図3は、二次テーブルを示す図である。
図2に示す一次テーブルは、RAM12に記録されるテーブルであり、ヘッド50のいずれかのヘッドを示す番号であるヘッド番号(Head)と磁気ディスク60上のいずれかのトラックを示すトラック番号(Track)が記録されているものであり、ヘッド番号とトラック番号の組み合わせにより、磁気ディスク60のいずれかのディスクとディスク上のトラック(単位領域の位置)を示し、結果として書き込み位置を示すものである。また、このヘッド番号/トラック番号はホストインターフェイス20を介してホストから書き込み要求を受け、書き込みデータをヘッド50により磁気ディスク60に書き込む際に、書き込みを行うヘッド番号/トラック番号を示すものである。また、このヘッド番号/トラック番号は、規定回数N回だけ記録されるものであり、CPU11は記録数がN回に達すると、記録されたヘッド番号/トラック番号を集計し、ヘッド番号/トラック番号毎に書き込み回数を算出し、一次テーブルを初期化する。よって、データが書き込まれるヘッド番号/トラック番号を記録することによりメモリ量が膨大になることはない。
また、図3に示す二次テーブルは、磁気ディスク60(メモリとは異なる不揮発性記憶媒体)に記録されるものである。この二次テーブルは、一次テーブルと同様にヘッド番号とトラック番号の組み合わせにより磁気ディスク60上のトラックの位置を特定するものであり、また、すでに記録されているヘッド番号/トラック番号と同じヘッド番号/トラック番号が記録されることで加算されるカウント値(Count)がヘッド番号/トラック番号と対応付けられているものである。また、この二次テーブルにおいて、ヘッド番号/トラック番号は、規定数M個だけ記録されるものである。また、この二次テーブルに記録されるヘッド番号/トラック番号は、一次テーブルにおいて集計されたヘッド番号/トラック番号のうち規定回数X以上のヘッド番号/トラック番号の両サイドのヘッド番号/トラック番号(サイド位置)である。また、この二次テーブルにおいて、カウント数がY以上のヘッド番号/トラック番号を再書き込みが必要なヘッド番号/トラック番号とする。なお、二次テーブルは、例えばフラッシュメモリのような磁気ディスク60以外の補助記憶装置(メモリとは異なる不揮発性記憶媒体)に記録されても良い。
次に、本実施の形態に係る磁気ディスク装置の動作について説明する。図4は、サイドイレーズトラック検出処理の動作を示すフローチャートである。なお、図4において、磁気ディスク装置はすでにホストから書き込み要求を受けているものとする。
まず、CPU11は、RAM12上の一次テーブルにデータが書き込まれるヘッド番号/トラック番号を追加し(S101、第1記録ステップ)、一次テーブルの記録数に1を加算し(S102、第1集計ステップ)、一次テーブルの記録数が規定数Nより小さいかどうかを判断する(S103)。
一次テーブルの記録数がNより大きい場合(S103,YES)、CPU11は、一次テーブルのヘッド番号/トラック番号を集計し(S104、第2記録ステップ)、規定回数X以上のヘッド番号/トラック番号を抽出し(S105、第2記録ステップ)、抽出したヘッド番号/トラック番号の両サイドのヘッド番号/トラック番号を二次テーブルにヘッド50に追加させ(S106、第2記録ステップ)、追加したヘッド番号/トラック番号のカウント数が規定回数Yより大きいかどうかを判断する(S107)。
追加したヘッド番号/トラック番号のカウント数がY以下である場合(S107,NO)、CPU11は、RAM12に記録されている一次テーブルをクリアし(S109)、サイドイレーズトラック検出処理を終了する。
一方、追加したヘッド番号/トラック番号のカウント数がYより大きい場合(S107,YES)、CPU11は、追加したヘッド番号/トラック番号に対する再書き込み処理(この処理については後述する)を実行し(S108、再書き込みステップ)、RAM12に記録されている一次テーブルをクリアし(S109)、サイドイレーズトラック検出処理を終了する。
また、ステップS103において、一次テーブルの記録数がN以下である場合(S103,NO)、CPU11は、サイドイレーズトラック検出処理を終了する。
上述したように、データが書き込まれたヘッド番号/トラック番号をRAM12に記録し、RAM12上のヘッド番号/トラック番号の数がNを越えた時点でRAM12上のヘッド番号/トラック番号のそれぞれの数を集計し、書き込み回数がX以上であるヘッド番号/トラック番号の両サイドのヘッド番号/トラック番号を磁気ディスク60上に記録された二次トラックに追加することによって、RAM12上のメモリ消費量を抑えつつ、書き込み回数の多いトラックを検出することができ、書き込み回数の多いトラックの両側のトラックであるサイドイレーズトラックを検出することができる。
次に、再書込み処理について説明する。図5は、再書き込み処理の動作を示すフローチャートである。なお、この処理はサイドイレーズ検出処理におけるステップS108の処理である。また、この処理は磁気ディスク装置がビジーである場合に実行される処理とする。
まず、CPU11は、リードライトチャネル40にカウント数が規定回数Yより多いヘッド/トラックの両端のヘッド/トラックである対象トラックのデータをヘッド50に読み込ませ(S201、再書き込みステップ)、読み込ませた対象トラックのデータを磁気ディスク60上に設けられた領域である予備領域(第1位置)へヘッド50に書き込ませ(S202、再書き込みステップ)、さらに対象トラックに書き込ませ(S203、再書き込みステップ)、予備領域のデータを消去させ(S204)、再書き込み処理を終了する。
上述のように、再書き込みを行う前に対象トラックのデータを予備領域に書き込んでおくことによって、例えば、電源が遮断されるなどの理由で再書き込みが中断された場合であっても、予備領域にデータが書き込まれているので再書き込みすべきデータが失われることを防ぐことができる。また、再書き込み処理を磁気ディスク装置1がビジーである最中、つまりホストから発行されたライトコマンドに対する終了報告前に実行することによって、再書き込み中に電源が遮断される可能性を低減することができる。
なお、予備領域は、磁気ディスク60上に設けられた領域であり、再書き込みを行うデータを一時的に記録するための領域である。また、この予備領域は、磁気ディスク60上でなくても良く、例えば、ホストに対して磁気ディスク装置1と併設されるフラッシュメモリや、他の磁気ディスク装置であっても構わない。
次に、予備領域チェック処理について説明する。この処理は、再書き込みが中断されてしまった場合のために、予備領域にデータが存在しているかどうかをチェックする処理である。図6は、予備領域チェック処理の動作を示すフローチャートである。
まず、磁気ディスク装置1の電源が入れられると、CPU11は、ヘッド50に予備領域を読み込ませ(S301)、予備領域にデータが存在するかどうかを判断する(S302)。
予備領域にデータが存在していない場合(S302,NO)、CPU11は、通常の起動プロセスを実行する(S303)。
一方、予備領域にデータが存在する場合(S302,YES)、CPU11は、読み込んだ予備領域のデータをヘッド50に対象トラックに書き込ませ(S304)、さらに予備領域のデータを消去させ(S305)、通常の起動プロセスを実行する(S303)。
上述のように、予備領域にデータが存在する場合、つまり何らかの理由で再書き込み処理が正常に終了していない場合に、再度、対象トラックへの書き込みを行うことによって、データを対象トラックに戻すことができる。
次に、二次テーブル削除処理について説明する。この処理は二次テーブルに記録されたヘッド番号/トラック番号にデータが書き込まれた場合になされる処理ある。図7は、二次テーブル削除処理の動作を示すフローチャートである。なお、この図において、すでに書き込み指示はなされているものとする。
まず、CPU11は、書き込み指示があったデータが1トラック以上書き込まれるデータであるかどうかを判断する(S401)。
書き込み指示があったデータが1トラック以上書き込まれるデータである場合(S401,YES)、CPU11は、トラック内に全てデータが書き込まれるトラックである書き込みトラックのヘッド番号/トラック番号で二次テーブルを検索し(S402)、書き込みトラックのヘッド番号/トラック番号と一致するものがあるかどうかを判断する(S403)。
書き込みトラックのヘッド番号/トラック番号と一致するものがある場合(S403,YES)、CPU11は、書き込みトラックのヘッド番号/トラック番号を二次テーブルから削除し(S404)、書き込みトラックのヘッド番号/トラック番号を一次テーブルへ登録する(S405)。
一方、書き込みトラックのヘッド番号/トラック番号と一致するものがない場合(S403,NO)、CPU11は、書き込みトラックのヘッド番号/トラック番号を一次テーブルへ登録する(S405)。
また、ステップS401の判断において、書き込み指示があったデータが1トラックに満たないデータである場合(S401,NO)、CPU11は、書き込みトラックのヘッド番号/トラック番号を一次テーブルへ登録する(S405)。
上述のように、二次テーブルに記録されたヘッド番号/トラック番号に対して書き込みがあった場合、書き込みトラックの記録情報は強化されるため、書き込みトラックのヘッド番号/トラック番号は、二次テーブルから削除される。この動作によって、再書き込み処理により再書き込みされたトラックのヘッド番号/トラック番号だけでなく、通常通り書き込まれるトラックのヘッド番号/トラック番号を二次テーブルから削除することができ、結果として、サイドイレーズの可能性が低くなるトラックを二次テーブルから削除することができる。
次に、データ置換え処理について説明する。この処理は、例えばOSの設定情報のような、頻繁に更新されるデータが書き込まれたトラックに対してなされる処理である。このようなトラックは頻繁に書き込まれるため、その両サイドのトラックはサイドイレーズによりデータが消失してしまう可能性が高い。このように頻繁にデータが書き込まれるトラックは、二次テーブルから検出されるものとする。また、頻繁にデータが書き込まれるトラックを検出するために、所定の回数以上書き込まれたトラックを記録するテーブルを磁気ディスク60上に記録しても構わない。図8は、データ置換え処理の動作を示すフローチャートである。また、図9は、磁気ディスク上の置換え領域を示す図である。
まず、CPU11は、ヘッド50に頻繁に書き込まれるトラックを対象トラックとして読み込ませ(S501、データ移動ステップ)、読み込んだデータを磁気ディスク60上の置換え領域(第2位置)へ書き込ませる(S502、データ移動ステップ)。ここで置換え領域について説明する。図9に示すように、置換え領域は、磁気ディスク60上の特定の場所に設けられた領域であり、複数の置換えトラックからなる領域である。この置換えトラックの両サイドは、データが書き込まれることがない緩衝トラックである。
次に、CPU11は、後に置き換えたトラックの位置を特定するため、論理的なセクタアドレス(LBA)と、物理的な位置を変換するアドレス変換テーブルに、データの書き込み位置が変更されたことを意味する情報を追加する(S503)。
上述したように、両サイドに緩衝トラックが設けられた置換えトラックにデータを置き換えることによって、頻繁に書き込まれるデータが記録されたトラックであっても、両サイドのトラックにはデータが書き込まれていないため、サイドイレーズを引き起こすことがない。また、この緩衝トラックはデータが書き込まれていないトラックでなくても良く、例えば、記録しておく必要のないデータが書き込まれた領域に、1トラック分の間隔を空けてデータが書き込まれても構わない。
次に、本実施の形態における予備領域への書き込み方法について説明する。図10は、従来の書き込み方法を示す図である。また、図11は、本実施の形態における予備領域の書き込み方法を示す図である。また、図12は、予備領域書き込み処理の動作を示すフローチャートである。まず、本実施の形態における予備領域への書き込み方法について説明する。
図10に示すように、従来の書き込みでは、磁気ディスク60上の書き込み開始位置としての先頭セクタの位置が決まっており、まず再書き込みを行うトラックを読み込み、ヘッド50をライドヘッドへ切り替え、先頭セクタに達するまで回転待ちをし、ヘッド50が先頭ヘッドに達してから読み込んだトラックを書き込んでいた。しかし、この書き込み方法では、ヘッド50が先頭セクタに達するまで回転待ちをしなければならず、回転待ち時間分だけ再書き込みが終わるまでの時間に無駄が生じてしまう。
本実施の形態においては、図11に示すように、先頭セクタを固定せず、ヘッド50がライトヘッドに切り替わった箇所を先頭セクタとすることで、回転待ちをすることがなく呼び領域への書き込みを行うことができる。以下、図12によりこの予備領域への書き込み方法に係る処理である予備領域書き込み処理について説明する。
まず、CPU11は、ヘッド50をリードヘッドに切り替えさせ、再書き込みを行うトラックである対象トラックへシークさせ(S601)、ヘッド50に対象トラックのデータを読み込ませ、リードライトチャネル30を介してデータバッファ30に読み込ませる(S602)。
次に、CPU11は、ヘッド50をライトヘッドに切り替えさせ、対象トラックを読み込んだデータを書き込むトラックとし、対象トラックをシークさせ(S603)、対象トラックをシークした位置のヘッド位置としてセクタナンバを取得し(S604)、バッファデータポインタを取得したセクタナンバに変更し(S605)、取得したセクタナンバを先頭セクタとしてヘッド50に書き込みを開始させる(S606)。
ヘッド50に書き込みを開始させた後、CPU11は、ヘッド50が書き込んでいるトラックの最終セクタまでデータを書き込んだかを判断する(S607)。
ヘッド50が書き込んでいるトラックの最終セクタまでデータを書き込んだ場合(S607,YES)、CPU11は、バッファデータポインタを本来の固定されている先頭セクタに変更し(S608)、未書き込みセクタ手前までデータを書き込み(S609)、処理を終了する。
一方、ヘッド50が書き込んでいるトラックの最終セクタまでデータを書き込んでいない場合(S607,NO)、CPU11は、再度、ヘッド50が書き込んでいるトラックの最終セクタまでデータを書き込んだかを判断する(S607)。
上述したように、ヘッドがライトヘッドに切り替わった場所を先頭セクタとすることによって、予備領域への書き込みにおける磁気ディスク60の回転待ちをなくすことができ、予備領域への書き込みの時間を短縮することができる。
また、本実施の形態において、磁気ディスク装置1は、書き込み回数の記録及び書き込み回数に基づく再書き込みをトラック単位で行ったが、これらの動作をセクタ単位で行っても良い。
上記2次テーブルは両サイドのヘッド番号/トラック番号だけでなく、さらにその隣のヘッド番号/トラック番号を登録することで、より広い範囲のサイドイレーズ現象の検出を行うことができる。
また、本発明の形態は、サイドイレーズによる隣接トラックの消失を検出するものであるが、振動、衝撃によって磁気ヘッドが正規のトラックを外れ隣接トラックを徐々に消失させる現象、その他電気的、物理的に隣接位置の情報を徐々に消失させる現象の検出にも適用できる。
以上、本発明の実施の形態によれば、以下の付記で示す技術的思想が開示されている。
(付記1) 磁気ディスクにおいて隣接されて配列される複数の単位領域にヘッドによりデータを書き込む磁気ディスク装置であって、
データの書き込み対象となる単位領域の位置をメモリに記録する第1記録部と、
前記第1記録部により記録された位置の単位領域に対してデータ書き込みが行われる回数を集計する第1集計部と、
前記第1集計部により集計された記録回数が所定回数以上である単位領域に隣接する単位領域の位置であるサイド位置を前記メモリとは異なる不揮発性記憶媒体に記録する第2記録部と
を備える磁気ディスク装置。
(付記2) 付記1に記載の磁気ディスク装置において、
前記第2記録部により記録された前記サイド位置の記録回数を集計する第2集計部と、
前記第2集計部により集計された前記サイド位置の記録回数が所定の回数以上である場合、前記サイド位置に記録されたデータを読み出し、該読み出したデータを前記サイド位置とは異なる単位領域の位置である第1位置へ書き込み、前記第1位置への書き込み後に前記読み出したデータを前記サイド位置に書き込む再書き込み部と
をさらに備える磁気ディスク装置。
(付記3) 付記1または付記2に記載の磁気ディスク装置において、
前記第1集計部により集計された単位領域の位置の前記メモリへの記録回数が所定の回数以上である前記単位領域の位置を集計し、該集計回数が所定の回数以上である単位領域の位置に記録されたデータを読み出し、該データを前記単位領域の位置とは異なる単位領域の位置である第2位置へ書き込むデータ移動部をさらに備える磁気ディスク装置。
(付記4) 付記1乃至付記3のいずれかに記載の磁気ディスク装置において、
前記単位領域は前記磁気ディスクにおけるトラックであることを特徴とする磁気ディスク装置。
(付記5) 付記4に記載の磁気ディスク装置において、
前記第2位置は、両サイドにデータが書き込まれていないトラックであることを特徴とする磁気ディスク装置。
(付記6) 付記4または付記5に記載の磁気ディスク装置において、
前記第1位置は、前記データを一時的に書き込むために予め設けられたトラックであることを特徴とする磁気ディスク装置。
(付記7) 磁気ディスクにおいて隣接されて配列される複数の単位領域にヘッドによりデータを書き込ませるためのデータ記憶方法であって、
データの書き込み対象となる単位領域の位置をメモリに記録する第1記録ステップと、
前記第1記録ステップにより記録された位置の単位領域に対してデータ書き込みが行われる回数を集計する第1集計ステップと、
前記第1集計ステップにより集計された記録回数が所定回数以上である単位領域に隣接する単位領域の位置であるサイド位置を前記メモリとは異なる不揮発性記憶媒体に記録する第2記録ステップと
を備えるデータ記憶方法。
(付記8) 付記7に記載のデータ記憶方法において、
前記第2記録ステップにより記録された前記サイド位置の記録回数を集計する第2集計ステップと、
前記第2集計ステップにより集計された前記サイド位置の記録回数が所定の回数以上である場合、前記サイド位置に記録されたデータを読み出し、該読み出したデータを前記サイド位置とは異なる単位領域の位置である第1位置へ書き込み、前記第1位置への書き込み後に前記読み出したデータを前記サイド位置に書き込む再書き込みステップと
をさらに備えるデータ記憶方法。
(付記9) 付記7または付記8に記載のデータ記憶方法において、
前記第1集計ステップにより集計された単位領域の位置の前記メモリへの記録回数が所定の回数以上である前記単位領域の位置を集計し、該集計回数が所定の回数以上である単位領域の位置に記録されたデータを読み出し、該データを前記単位領域の位置とは異なる単位領域の位置である第2位置へ書き込むデータ移動ステップをさらに備えるデータ記憶方法。
(付記10) 付記7乃至付記9のいずれかに記載のデータ記憶方法において、
前記単位領域は前記磁気ディスクにおけるトラックであることを特徴とするデータ記憶方法。
(付記11) 付記10に記載のデータ記憶方法において、
前記第2位置は、両サイドにデータが書き込まれていないトラックであることを特徴とするデータ記憶方法。
(付記12) 付記10または付記11に記載のデータ記憶方法において、
前記第1位置は、前記データを一時的に書き込むために予め設けられたトラックであることを特徴とするデータ記憶方法。
磁気ディスク装置の構成を示す図である。 一次テーブルを示す図である。 二次テーブルを示す図である。 サイドイレーズトラック検出処理の動作を示すフローチャートである。 再書き込み処理の動作を示すフローチャートである。 予備領域チェック処理の動作を示すフローチャートである。 二次テーブル削除処理の動作を示すフローチャートである。 データ置換え処理の動作を示すフローチャートである。 磁気ディスク上の置換え領域を示す図である。 従来の再書き込み方法を示す図である。 本実施の形態における再書き込み方法を示す図である。 予備領域への書き込み処理の動作を示すフローチャートである。 サイドイレーズトラックを示す図である。
符号の説明
1 磁気ディスク装置、10 ハードディスクコントローラ、11 CPU、12 RAM、20 ホストインターフェイス、30 データバッファ、40 リードライトチャネル、50 ヘッド、60 磁気ディスク。

Claims (6)

  1. 磁気ディスクにおいて隣接されて配列される複数の単位領域にヘッドによりデータを書き込む磁気ディスク装置であって、
    データの書き込み対象となる単位領域の位置をデータの書き込み毎にメモリに記録する第1記録部と、
    前記第1記録部が記録した前記単位領域の位置の個数が所定数を越えた場合、前記第1記録部により記録された位置の単位領域毎にデータ書き込みが行われ回数を集計する第1集計部と、
    前記第1集計部により集計された記録回数が所定回数以上である単位領域に隣接する単位領域の位置であるサイド位置を前記メモリとは異なる不揮発性記憶媒体に記録する第2記録部と
    を備える磁気ディスク装置。
  2. 請求項1に記載の磁気ディスク装置において、前記第1記録部は、前記第1集計部による集計後に前記メモリをクリアする磁気ディスク装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の磁気ディスク装置において、
    前記第2記録部により記録された前記サイド位置の記録回数を集計する第2集計部と、
    前記第2集計部により集計された前記サイド位置の記録回数が所定の回数以上である場合、前記サイド位置に記録されたデータを読み出し、該読み出したデータを前記サイド位置とは異なる単位領域の位置である第1位置へ書き込み、前記第1位置への書き込み後に前記読み出したデータを前記サイド位置に書き込む再書き込み部と
    をさらに備える磁気ディスク装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の磁気ディスク装置において、
    前記第1集計部により集計された単位領域の位置の前記メモリへの記録回数が所定の回数以上である前記単位領域の位置を集計し、該集計回数が所定の回数以上である単位領域の位置に記録されたデータを読み出し、該データを前記単位領域の位置とは異なる単位領域の位置である第2位置へ書き込むデータ移動部をさらに備える磁気ディスク装置。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の磁気ディスク装置において、
    前記単位領域は前記磁気ディスクにおけるトラックであることを特徴とする磁気ディスク装置。
  6. 磁気ディスクにおいて隣接されて配列される複数の単位領域にヘッドによりデータを書き込ませるためのデータ記憶方法であって、
    データの書き込み対象となる単位領域の位置をデータの書き込み毎にメモリに記録する第1記録ステップと、
    前記第1記録ステップにおいて記録した前記単位領域の位置の個数が所定数を越えた場合、前記第1記録ステップにより記録された位置の単位領域毎にデータ書き込みが行われ回数を集計する第1集計ステップと、
    前記第1集計ステップにより集計された記録回数が所定回数以上である単位領域に隣接する単位領域の位置であるサイド位置を前記メモリとは異なる不揮発性記憶媒体に記録する第2記録ステップと
    を備えるデータ記憶方法。
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