JP3926377B1 - 冷却庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】スターリング冷凍機の放熱に用いられる高温側サーモサイフォンが冷媒凍結温度以下の環境温度にさらされたとしても問題なく運転を継続できる冷却庫を提供する。
【解決手段】スターリング冷凍機50のウォームヘッド51には廃熱を放熱するための高温側サーモサイフォン60が組み合わせられる。高温側サーモサイフォン60は高温側蒸発器61と高温側凝縮器62を気相冷媒配管64Gと液相冷媒配管64Lで接続した密閉系の中に液状の二次冷媒63を封入したものである。制御部13は、環境温度が冷媒63の凍結温度以下になったときは、スターリング冷凍機50の運転を継続しつつ、高温側凝縮器62を強制空冷する送風機91の運転を停止する。運転を継続するスターリング冷凍機50は、冷却空間の温度が目標温度を下回ったらストローク小、冷却空間の温度が目標温度を上回ったらストローク大となるように運転制御される。
【選択図】図4

Description

本発明はスターリング冷凍機を搭載した冷却庫に関する。「冷却庫」とは、食品その他の物品の温度を下げる装置全般を指す概念であり、「冷蔵庫」「冷凍庫」「冷凍冷蔵庫」「ショーケース」といった商品としての名称を問わない。
冷却庫の冷凍サイクルには特定フロン(CFC:chlorofluorocarbon)や代替フロン(HCFC:hydrochlorofluorocarbon、HFC:hydrofluorocarbon)が冷媒として使用されている。これらの冷媒のうちCFCとHCFCは大気中に放出されると程度の差こそあれオゾン層の破壊につながるので、その生産及び使用は国際的な規制の対象となっている。また、オゾン層を破壊しないHFCにも地球温暖化への寄与が大きいという問題がある。
そこで、冷媒としてオゾン破壊物質を使用しないスターリング冷凍機が脚光を浴びている。スターリング冷凍機ではヘリウム等の不活性ガスを作動媒体として使用し、外部動力によりピストンとディスプレーサを動作させて作動媒体の圧縮・膨張を繰り返し、ウォームヘッド(放熱部)の温度を高めるとともにコールドヘッド(吸熱部)の温度を下げる。そしてウォームヘッドで周囲環境に放熱を行い、コールドヘッドで庫内から吸熱を行うものである。
スターリング冷凍機で放熱と吸熱を行うにあたっては、サーモサイフォンを利用することが多い。すなわちウォームヘッドには高温側蒸発器を取付け、その中の二次冷媒を温熱で蒸発させる。蒸発した二次冷媒は高温側凝縮器に送られ、そこで液体に復元して高温側蒸発器に戻る。コールドヘッドには低温側凝縮器を取付け、その中の二次冷媒を冷熱で凝縮させる。凝縮した二次冷媒は低温側蒸発器に送られ、そこで気体に復元して低温側凝縮器に戻る。
上記のようにサーモサイフォンを利用してスターリング冷凍機の温熱と冷熱を伝達する冷却庫の例を特許文献1、2に見ることができる。
特開2002−221384号公報([0021]−[0038]、図1、2) 特開2004−101050号公報([0013]−[0033]、図1−6)
スターリング冷凍機のウォームヘッドの放熱に用いられるサーモサイフォンは、スターリング冷凍機が稼働中であれば所定以上の温度に維持されるが、スターリング冷凍機が停止すると環境温度にまで温度が低下して行く。寒冷地で、しかも冬季の場合、環境温度が著しく低下し、冷媒の凍結温度を下回ることもあり得る。
凍結点が低く、冬季の寒冷地であっても凍結を懸念せずに済む冷媒も存在する。R22などのフロン系冷媒、134aなどの代替フロン系冷媒、炭化水素系冷媒、アンモニアなどがそれである。しかしながらフロン系冷媒は廃止されており、代替フロン系冷媒も廃止の方向にある。炭化水素系冷媒は可燃性で爆発の危険を伴い、アンモニアは毒性を持つ。いきおい、家庭用機器に用いられるサーモサイフォンの冷媒としては水や水とアルコールの混合液などが選択されるが、これらの冷媒は凍結点が高く、寒冷地の冬季の環境温度だと凍結することがある。そして凍結の結果サーモサイフォンが破裂する危険性をはらむ。
本発明は上記の問題に対処するためになされたもので、スターリング冷凍機の放熱に用いられるサーモサイフォンが冷媒凍結温度以下の環境温度にさらされたとしても問題なく運転を継続できる冷却庫を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために本発明は、蒸発器と凝縮器を冷媒配管で接続した密閉系の中に液状の冷媒を封入し、前記蒸発器内で蒸発した冷媒を前記凝縮器内で凝縮させることにより、蒸発器から凝縮器へと冷媒の潜熱を利用して熱を移動させる高温側サーモサイフォンと、前記高温側サーモサイフォンによりウォームヘッドの放熱を行うスターリング冷凍機と、このスターリング冷凍機で冷却される冷却空間と、前記凝縮器を強制空冷する送風機と、前記スターリング冷凍機と前記送風機の運転を制御する制御部とを備えた冷却庫において、前記制御部は、環境温度が前記高温側サーモサイフォンの冷媒凍結温度以下になったとき、前記スターリング冷凍機の運転を継続しつつ、前記送風機の運転を停止することを特徴としている。
この構成によると、運転を継続するスターリング冷凍機の廃熱で高温側サーモサイフォンを加熱する一方、送風機の停止により高温側サーモサイフォンからの放熱を抑制し、高温側サーモサイフォン内の冷媒が凍結しないようにすることができる。
(2)また本発明は、上記構成の冷却庫において、前記制御部は、前記冷却空間の温度が目標温度を下回ったときには、前記スターリング冷凍機のストロークを小さくし、冷却空間の温度が目標温度を上回ったときには、スターリング冷凍機のストロークを大きくしてスターリング冷凍機の運転を継続することを特徴としている。
この構成によると、環境温度が高温側サーモサイフォンの冷媒凍結温度以下になるといった状況下で冷却空間の温度が目標温度を下回ったときには、スターリング冷凍機のストロークを小さくして、冷却空間が過度に冷却されるのを防ぐことができる。スターリング冷凍機のストロークを小さくして運転を続けた結果、冷却空間の温度が目標温度を上回ったときにはスターリング冷凍機のストロークを大きくして冷却能力を回復し、冷却空間の温度を目標温度に向け低下させることができる。
(3)また本発明は、上記構成の冷却庫において、前記制御部は、前記スターリング冷凍機のストロークを小さくしても前記冷却空間の温度が目標温度を回復しないときは、目標温度から所定温度降下した時点でスターリング冷凍機の運転を停止し、除霜モードに移行することを特徴としている。
この構成によると、スターリング冷凍機のストロークを小さくしただけでは冷却空間の温度低下を阻止できないときにはスターリング冷凍機の運転を停止し、冷却空間が過度に冷却されるのを防ぐことができる。またスターリング冷凍機の運転が止まっている間に除霜を行い、冷却空間を冷却する能力が落ちないようにすることができる。
(4)また本発明は、上記構成の冷却庫において、前記高温側サーモサイフォンの液相冷媒配管に凍結防止ヒータが付設され、前記制御部は、前記スターリング冷凍機の運転を停止している間前記凍結防止ヒータに通電することを特徴としている。
この構成によると、スターリング冷凍機が運転を停止して廃熱が産出されなくなったときは凍結防止ヒータが高温側サーモサイフォンの液相冷媒配管を加熱するから、スターリング冷凍機の運転停止に関わらず高温側サーモサイフォンの凍結を防ぐことができる。
本発明によると、スターリング冷凍機の廃熱を放熱する高温側サーモサイフォンの冷媒の凍結温度を環境温度が下回るようなことがあったとしても、適切な運転制御により冷媒の凍結を防ぐことができる。また、冷却空間の温度にも目配りして、冷却空間が過度に冷却されないようにすることができる。
以下本発明の第1実施形態を図1−4に基づき説明する。図1は冷却庫の垂直断面図、図2は冷却サイクルの概略構成図、図3は高温側サーモサイフォンの蒸発器の断面図、図4は冷却動作のフローチャートである。
冷却庫1は食品保存用であり、ベース12によって床上に支えられる断熱筐体10が本体を構成する。断熱筐体10の内部の冷却空間は水平仕切壁11により上下2段に仕切られており、上段は冷蔵室20、下段は冷凍室30という設定になっている。冷蔵室20と冷凍室30とは、共に前面(図1において左側)が食品を出し入れするための開口部となっており、この開口部を断熱扉21、31が閉ざす。
断熱筐体10の背面部には機械室40が形成される。機械室40は板金製の部品を組み合わせて構成された直方体形状の構造物であり、背面側が開口している。この機械室40の中にスターリング冷凍機50が設置される。機械室40は冷蔵室20と冷凍室30の間の高さに置かれている。
スターリング冷凍機50を設置した後、機械室40の背面側開口を蓋44で閉ざす。蓋44には、後述する高温側凝縮器を冷却する空気を取り入れるための通風口45と、後述する空冷ダクトの出口を接続するための開口47が形成されている。
スターリング冷凍機50は逆スターリングサイクルにより温熱と冷熱を産出するものであり、温熱は廃熱として主としてウォームヘッド51(図2参照)から放熱され、冷熱はコールドヘッド52から取り出される。
ウォームヘッド51から廃熱を放熱するのは高温側サーモサイフォン60である。高温側サーモサイフォン60は高温側蒸発器61と高温側凝縮器62を冷媒配管で接続した密閉系の中に液状の二次冷媒63(図3参照)を封入したものである。二次冷媒63は水(水溶液を含む)あるいは炭化水素系の冷媒からなる。
高温側蒸発器61は銅や銅合金、アルミなど熱伝導の良い金属を中空のリング状に成形したものであり、ウォームヘッド51の外周面に嵌合し、ウォームヘッド51に熱接続される。高温側蒸発器61の上面からは高温側凝縮器62に接続する2本の冷媒配管が引き出される。一方の冷媒配管は蒸発して気体となった二次冷媒63を高温側凝縮器62に送る気相冷媒配管64Gである。他方の冷媒配管は高温側凝縮器62で凝縮して液体となった二次冷媒63を高温側蒸発器61に戻す液相冷媒配管64Lである。
高温側凝縮器62は、銅や銅合金、アルミなど熱伝導の良い金属からなるパイプ62aを折り曲げ、これに、同じく熱伝導の良い金属からなる多数の放熱フィン62bを取り付けた構造であり、送風機91がこれを冷却する。高温側凝縮器62の一端には気相冷媒配管64Gが接続され、他端には液相冷媒配管64Lが接続される。
高温側凝縮器62はスターリング冷凍機50の本体53の上方に配置され、従って高温側蒸発器61よりも位置が高い。この位置関係により、高温側凝縮器62内の二次冷媒63は凝縮すれば高温側蒸発器61に戻る。また液相冷媒配管64Lには凍結防止ヒータ66を付設する(図2参照)。
コールドヘッド52には低温側凝縮器71が取り付けられる。コールドヘッド52と低温側凝縮器71は互いの間で熱を授受する状態、すなわち熱接続された状態にある。
冷凍室30の奥には庫内を冷却する庫内冷却器としての役割を果たす低温側蒸発器72が設置される。低温側凝縮器71と低温側蒸発器72とは冷媒配管で接続され、低温側サーモサイフォン70を構成する。低温側サーモサイフォン70にはCO2などの自然冷媒を封入する。
低温側蒸発器72も、高温側凝縮器62と同様、銅や銅合金、アルミなど熱伝導の良い金属からなるパイプ72aを折り曲げたうえで熱伝導の良い金属からなる多数の吸熱フィン72bを取り付けた構造である。低温側蒸発器72には除霜ヒータ73が付設される。
スターリング冷凍機50を運転すると、ウォームヘッド51は高温となり、コールドヘッド52は低温となる。ウォームヘッド51の熱は外部に放熱すべき廃熱であるが、これは高温側サーモサイフォン60の二次冷媒63を蒸発させて二次冷媒63の気体の中に潜熱として内在した後、高温側凝縮器62の中で二次冷媒63が凝縮することにより顕熱として解放され、環境中に放熱される。
コールドヘッド52の冷熱は低温側サーモサイフォン70を介して低温側蒸発器72に伝えられる。送風機83を運転すると、冷却ダクト80の下端の吸気口82から冷凍室30の中の空気が吸い込まれ、低温側蒸発器72を通過する。また前記図示しない戻りダクトを通じ、冷蔵室20の中の空気が冷却ダクト80に吸い込まれ、同じく低温側蒸発器72を通過する。低温側蒸発器72を通過する際に空気は冷却されて冷気となる。
冷気は送風機83により冷却ダクト81に吹き込まれ、冷却ダクト81の上方部分(水平仕切壁11より上の部分)に設けられた吹出口84を通じて冷蔵室20に、また冷却ダクト81の下方部分(水平仕切壁11より下の部分)に設けられた吹出口85を通じて冷凍室30に、それぞれ送り込まれる。このようにして冷蔵室20及び冷凍室30にはそれぞれ所定量の冷気が送り込まれ(または送り込まれず)、冷蔵室20及び冷凍室30はそれぞれ所定の温度に冷却される。断熱筐体10の背面上部に設置された制御部13が上記の運転制御を司る。
制御部13は、図示しない温度センサにより、機外の温度、すなわち環境温度と、冷蔵室20及び冷凍室30の温度を検知する。なお本明細書では冷蔵室20及び冷凍室30の温度の総称として「冷却空間温度」という呼称を用いる。そして制御部13は、温度検知結果に基づきスターリング冷凍機50と送風機91の運転を制御する。以下その制御の詳細を図4に基づき説明する。
図4の動作フローにおいて、冷却庫1の運転開始後、ステップ#201で環境温度が高温側サーモサイフォン60の冷媒63の凍結温度よりも高いかどうかをチェックする。高ければステップ#202へ進む。
ステップ#202では冷却庫1を通常運転する。通常運転とは、スターリング冷凍機50の内部でピストンとディスプレーサ(いずれも図示せず)を通常のストロークで往復させ、また送風機91で高温側凝縮器62を強制空冷する運転のことである。通常運転の間、所定タイミングでステップ#203に進む。
ステップ#203では冷却空間温度が所定の目標温度を下回ったかどうかをチェックする。そこまで至っていなければステップ#202に戻って通常運転を継続する。冷却空間温度が目標温度を下回ったときはステップ#204に進む。なお、目標温度を僅かでも下回ったら直ちにステップ#204に進むというのでなく、「目標温度マイナス1℃」といった適宜の閾値を定め、そこに至ってはじめてステップ#204に進むようにするのがよい。
ステップ#204ではスターリング冷凍機50と送風機91の運転を停止する。そして所定タイミングでステップ#205に進む。
ステップ#205では冷却空間温度が目標温度を上回ったかどうかをチェックする。そこまで至っていなければステップ#204に戻って運転停止を継続する。冷却空間温度が目標温度を上回ったときはステップ#206に進む。なお、目標温度を僅かでも上回ったら直ちにステップ#206に進むというのでなく、「目標温度プラス1℃」といった適宜の閾値を定め、そこに至ってはじめてステップ#206に進むようにするのがよい。
ステップ#206ではスターリング冷凍機50と送風機91を通常運転に戻す。そしてステップ#201に戻ってサイクルを繰り返す。
ステップ#201で環境温度が冷媒凍結温度以下であった場合にはステップ#207に進む。ステップ#207では送風機91の運転を停止し、スターリング冷凍機50の運転のみ継続する。このようにすることにより、運転を継続するスターリング冷凍機50の廃熱で高温側サーモサイフォン60を加熱する一方、送風機91の停止により高温側サーモサイフォン60からの放熱を抑制し、高温側サーモサイフォン60の冷媒63が凍結しないようにすることができる。送風機停止運転の間、所定タイミングでステップ#208に進む。
ステップ#208では冷却空間温度が所定の目標温度を下回ったかどうかをチェックする。そこまで至っていなければステップ#207に戻って送風機停止運転を継続する。冷却空間温度が目標温度を下回ったときはステップ#209に進む。この場合のチェックにもステップ#203と同様の閾値を適用する。
ステップ#209ではスターリング冷凍機50のピストンとディスプレーサのストロークを小さく(ストロークダウン)して運転する。ストロークを小さくするにはスターリング冷凍機50の駆動電圧を低下させれば良い。ストロークを小さくするとスターリング冷凍機50の冷却能力が落ち、冷却空間はそれほど冷やされなくなる。ストロークダウン運転の間、所定タイミングでステップ#210に進む。
ステップ#210では冷却空間温度が目標温度を上回ったかどうかをチェックする。上回ったらステップ#211に進む。この場合のチェックにもステップ#205と同様の閾値を適用する。
ステップ#211ではスターリング冷凍機50のストロークを通常運転のレベルにまで大きく(ストロークアップ)する。そしてステップ#201に戻ってサイクルを繰り返す。
ステップ#210で冷却空間温度が目標温度を上回っていなかったらステップ#212に進む。ステップ#212では冷却空間温度が監視温度を下回ったかどうかをチェックする。監視温度はステップ#210において目標温度に閾値を適用した温度よりさらに降下した温度に設定する。監視温度を下回っていなければステップ#209に戻り、スターリング冷凍機50のストロークダウン運転を継続する。監視温度を下回ったらステップ#213に進み、スターリング冷凍機50のストロークダウン運転を停止する。さらにステップ#214に進み、除霜を行う。この時制御部13は除霜ヒータ73に通電するとともに凍結防止ヒータ66にも通電する。これにより液相冷媒配管64Lの中の冷媒63は加熱され、環境温度が冷媒凍結温度以下で、スターリング冷凍機50が廃熱を産出していないという状況にも関わらず、凍結を免れる。
所定時間経過後、除霜ヒータ73と凍結防止ヒータ66への通電を止める。そしてステップ#201に戻り、冷却サイクルを再開する。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、スターリング冷凍機を搭載し、そのスターリング冷凍機の廃熱の放熱にサーモサイフォンを用いる冷却庫に広く利用可能である。
冷却庫の垂直断面図 冷却サイクルの概略構成図 高温側サーモサイフォンの蒸発器の断面図 冷却動作のフローチャート
符号の説明
1 冷却庫
10 断熱筐体
13 制御部
20 冷蔵室
30 冷凍室
40 機械室
50 スターリング冷凍機
51 ウォームヘッド
52 コールドヘッド
60 高温側サーモサイフォン
61 高温側蒸発器
62 高温側凝縮器
64G 気相冷媒配管
64L 液相冷媒配管
66 凍結防止ヒータ
70 低温側サーモサイフォン
71 低温側凝縮器
72 低温側蒸発器
73 除霜ヒータ
91 送風機

Claims (4)

  1. 蒸発器と凝縮器を冷媒配管で接続した密閉系の中に液状の冷媒を封入し、前記蒸発器内で蒸発した冷媒を前記凝縮器内で凝縮させることにより、前記蒸発器から前記凝縮器へと冷媒の潜熱を利用して熱を移動させる高温側サーモサイフォンと、前記高温側サーモサイフォンによりウォームヘッドの放熱を行うスターリング冷凍機と、前記スターリング冷凍機で冷却される冷却空間と、前記凝縮器を強制空冷する送風機と、前記スターリング冷凍機と前記送風機の運転を制御する制御部とを備えた冷却庫において、
    前記制御部は、環境温度が前記高温側サーモサイフォンの冷媒凍結温度以下になったとき、前記スターリング冷凍機の運転を継続しつつ、前記送風機の運転を停止することを特徴とする冷却庫。
  2. 前記制御部は、前記冷却空間の温度が目標温度を下回ったときには、前記スターリング冷凍機のストロークを小さくし、前記冷却空間の温度が目標温度を上回ったときには、スターリング冷凍機のストロークを大きくしてスターリング冷凍機の運転を継続することを特徴とする請求項1に記載の冷却庫。
  3. 前記制御部は、前記スターリング冷凍機のストロークを小さくしても前記冷却空間の温度が目標温度に回復しないときは、目標温度から所定温度降下した時点でスターリング冷凍機の運転を停止し、除霜モードに移行することを特徴とする請求項2に記載の冷却庫。
  4. 前記高温側サーモサイフォンの液相冷媒配管に凍結防止ヒータが付設され、前記制御部は、前記スターリング冷凍機の運転を停止している間前記凍結防止ヒータに通電することを特徴とする請求項3に記載の冷却庫。
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