JP3925600B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハウジング内に現像ローラと該現像ローラに先端を押圧してトナー量を規制しトナーの薄膜を形成するブレードとを配設して、像担持体上に形成された静電潜像をトナー像に可視像化する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真法を用いた画像形成装置では、回転駆動される感光体等の像担持体上に潜像形成装置により静電潜像を形成し、現像装置により搬送されたトナーを付与して静電潜像を現像しトナー像として可視像化する。現像装置では、トナーを搬送する現像ローラに均一なトナーの薄膜を安定に形成することが要求され、そのためにトナー量を規制する部材(ブレード)が用いられる。このトナー量規制ブレードには、通常、支持する部材により剛性の部材で支持するブレードと弾性の部材で支持するブレードがある(例えば特開昭60−51847号公報、特開平3−21968号公報参照)。
【0003】
図9は現像装置の剛性の部材で支持するブレードと現像ローラとの圧接部を示す図であり、51は現像ローラ、52はブレード、53はゴムを示す。剛性の部材で支持するブレード52では、例えば1.0mm厚のステンレス鋼板に曲げや孔開け、絞りなどの板金加工を行い、その先端にゴム53を成形して取り付け、ブレード先端のゴム53の稜線を現像ローラ51に均一な圧力で押し当てるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、現像ローラ51が自重やブレード52、補給ローラ(図示せず)から受ける荷重によって、図9のφ3に示すように撓みが発生するのに対し、規制ブレード52が剛性である場合には、現像ローラ51の撓みに追従できず、均一なトナーの薄膜を形成することができなくなるという問題が生じる。
【0005】
また、図9に示すようにブレード52の長手方向(現像ローラ51の軸方向)をZ、現像ローラに押し当てる方向をY、接線方向をXとすると、ブレード先端のゴム53の稜線と現像ローラ51との間が平行でなく、φ1やφ2のようにX方向、Y方向が両端で等しくならず捩じれを生じた場合、稜線上の片側a又はbが浮き、荷重差ができる。そのため現像ローラ51に均一なトナーの薄膜を安定に形成することができなくなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するものであって、現像ローラの撓みやブレードの捩れなどによるブレードの稜線における荷重差を軽減し、稜線上の線圧の偏り、片浮きを解消するものである。
【0007】
そのために本発明は、現像ローラと該現像ローラに先端を押圧してトナー量を規制しトナーの薄膜を形成するブレードとをハウジング内に配設して、像担持体上に形成された静電潜像をトナー像に可視像化する現像装置において、
前記現像ローラに押圧する先端の稜線の反対側の前記稜線と平行な線上に位置する2つの支持点の近傍に前記稜線と平行な方向に長い2つの長孔を設けると共に前記稜線の両端と前記2つの支持点とを結ぶ4辺形の内側の位置に前記稜線と平行に複数のバネ取り付け手段を設けた前記ブレードと、
前記ハウジングに配設し、前記2つの長孔がそれぞれ嵌合する位置に2つのピンを設けると共に前記複数のバネ取り付け手段にそれぞれ対応する位置に複数のバネ取り付け手段を設けたブレード支持部材と、
前記ブレード支持部材のバネ取り付け手段と前記ブレードのバネ取り付け手段との間にそれぞれ張設した複数のブレード押圧バネと
を備え、前記2つのピンの一方にスキュー調整偏心カムを取り付けて前記2つの長孔を前記スキュー調整偏心カムと前記2つのピンの他方のそれぞれに嵌合させ、前記ブレードを前記稜線と平行な方向にフリーに支持することを特徴とする。
【0008】
前記バネは、前記稜線の両端の長さと前記2つの支持点の間の長さのうちいずれか短い側の幅よりも内側に設けられたことを特徴とする。
【0009】
前記バネは、前記稜線の両端と前記2つの支持点とのそれぞれを結ぶ対角線の交点より前記稜線側に設けられたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る現像装置の実施の形態を説明するための平面図及び横断面図、図2はブレード押圧バネの配設位置及び幅についての考察を説明するための図である。図中、1はブレード、2は現像ハウジング、3はブレード支持部材、4は現像ローラ、5は支持部、6はスキュー調整部、7はブレード押圧バネ部、8はブレード押圧バネを示す。
【0011】
本発明に係る現像装置は、図1に示すように現像ハウジング2に現像ローラ4を軸支して、上面にブレード1を取り付け、その先端の稜線aを現像ローラ4に押圧させ、稜線aの反対側を2点の支持部5で支持している。ブレード支持部材3は、ブレード1をその下面で支持するように配設したものである。ブレード押圧バネ部7は、現像ローラ4にブレード1の先端の稜線aを押圧させるため内部に複数、例えば5点でブレード押圧バネ8を配設したものであり、(B)の断面図に示すようにブレード1のバネ取り付けフックとブレード支持部材3のバネ取り付けフックとの間にブレード押圧バネ8を張設している。
【0012】
ブレード1を支持する2点の支持部5のうち、一方は、ブレード支持部材3の上に設けた一定の高さで支持し、他方は、ブレード1に螺合し高さを調整可能にしたビスの先端をブレード支持部材3の上に当接させて支持して、ブレード1の取り付け高さ(Y)調整を行う。これに対し、スキュー(X)調整は、スキュー調整部6において、スキュー調整偏心カムによって行う。これらの調整によりブレード1の先端の稜線と現像ローラ4との間に捩じれが生じることなく平行になるように支持する。
【0013】
2点の支持部5は、図示のようにブレード1の先端の稜線aと平行な線b上に設けられ、現像ローラ4の撓みやブレード1の捩れに対して、ブレード1の先端の稜線aを現像ローラ4に均一に押圧するため、ブレード押圧バネ部7の配設位置及び幅は、支持部5の線bに対してブレード1の先端の稜線a側でその稜線aの両端より内側に設けられる。例えば図2(A)に示すようにブレード1の先端の稜線a、支持部5の線に対し、稜線aの両端をp1、p2、支持部5の2点をp3、p4とすると、線c、線dをブレード押圧バネ部として稜線aの両端より内側にあることにより、ブレード1の先端の稜線aを現像ローラ4の撓みに追従するように作用させることができる。
【0014】
さらに、線cと線dを比較すると、線cは、稜線aの一方の端点p1と支持部5の反対側の1点p4とを結ぶ線、稜線aの他方の端点p2と支持部5の反対側の1点p3とを結ぶ線による交点p0より支持部5の線b側に設けられているのに対し、線dは、稜線a側に設けられている。この場合、いずれも稜線aの両端より内側にすることにより、ブレード1の先端の稜線aを現像ローラ4の撓みに追従するように作用させることができても、ブレード1の捩れによる稜線aの片浮きに対しては、線cは追従が難しいが線dは有効に作用させることができる。また、同じ線cで設定しても、図2(B)の支持部5の2点p3′、p4′に示すように間隔を小さくすることにより、交点p0′が支持部5の線bの方に移動すると、ブレード1の捩れによる稜線aの片浮きに対しても有効に作用し、ブレード1の先端の稜線における線圧の偏りを軽減することができる。
【0015】
上記の考察から明らかなようにブレード押圧バネ部7は、支持部5の2点p3、p4とブレード1の稜線aの両端p1、p2とを結ぶ4辺形の内側に設けられること、さらに、稜線aの一方の端点p1(p2)と支持部5の反対側の1点p4(p3)とを結ぶ線による交点p0より稜線a側に設けられることがより好ましい。また、支持部5の2点は、図1及び図2(A)に示すようにブレード1の長さ方向の両端近傍に配設してもよいし、図2(B)に示すように中央に寄せて配設してもよい。ブレード押圧バネ部7の配設位置及び幅は、稜線a側に近い方がより有効であり、現像ローラ4の中央部の撓みに追従させるには、稜線aの長さ、支持部5の2点間の長さより幅を適当に小さくする方が有効である。
【0016】
次にブレード及びその支持構造について詳述する。図3はブレードの平面図及び横断面図、図4はブレード支持部材の平面図及び横断面図、図5は高さ調整部の断面、図6はスキュー調整部の断面図、図7はカバーを付けた状態の現像装置の平面図及び横断面図である。図中、11、19はバネ取り付けフック、12は高さ調整用ネジ孔、13はスキュー調整用長孔、14、15は曲げ加工部、16は偏心カム取り付けピン、17はスキュー調整固定ピン、18は高さ固定支持突起、21は高さ調整用ネジ、22はスキュー調整偏心カム、23はカバー、24、25は調整用孔を示す。
【0017】
ブレード1は、例えば図3に示すように鋼板1−1に板金加工を施してブレード押圧バネ部7に対応してブレード押圧バネ8を取り付けるためのバネ取り付けフック11、支持部5に対応して高さを調整するネジを螺合するための高さ調整用ネジ孔12、スキュー調整部6に対応して後述するスキュー調整固定ピン及びスキュー調整偏心カムを嵌合させるためブレード1の長手方向に長いスキュー調整用長孔13、さらに両側に現像ローラに当接する先端部の角度を適切にするための曲げ加工部14、ブレード支持部材3に係止するための曲げ加工部15を設け、その先端部に、成形したゴム1−2を取り付けたものである。
【0018】
ブレード支持部材3は、例えば図4に示すようにスキュー調整部6に対応して後述するスキュー調整偏心カムを取り付けるための偏心カム取り付けピン16、スキュー調整偏心カムによるスキュー調整を一方で固定するためのスキュー調整固定ピン17、支持部5に対応してブレードを一定の取り付け高さで支持するための高さ固定支持突起18、ブレード押圧バネ部7に対応してブレード押圧バネ8を取り付けるためのバネ取り付けフック19を設けたものである。
【0019】
支持部5における高さ調整は、一方を図5(A)に示すように調整側、他方を図5(B)に示すように固定側として、調整側において図5(A)に示すように高さ調整用ネジ21をブレード1の高さ調整用ネジ孔12に螺合して、その先端をブレード支持部材3に当接させて行う。したがって、固定側は、図5(B)に示すようにブレード支持部材3の高さ固定支持突起18がブレード1の下面に当接しているだけである。そして、ブレード押圧バネ8をブレード1のバネ取り付けフック11とブレード支持部材3のバネ取り付けフック19との間に張設して現像ローラ4にブレード1の先端の稜線を押圧している状態において、例えば調整側の押圧が強く或いは固定側が片浮きになるような場合には、高さ調整用ネジ21のストロークを長くして調整側の高さを上げ、逆に調整側の押圧が弱く或いは調整側が片浮きになるような場合には、高さ調整用ネジ21のストロークを短くして調整側の高さを下げる。
【0020】
スキュー調整部6における調整は、一方を図6(A)に示すように調整側、他方を図6(B)に示すように固定側として、調整側において図6(A)に示すようにスキュー調整偏心カム22をブレード支持部材3の偏心カム取り付けピン16に取り付けてブレード1のスキュー調整用長孔13に嵌合させて行う。したがって、固定側は、図6(B)に示すようにブレード支持部材3のスキュー調整固定ピン17にブレード1のスキュー調整用長孔13に嵌合させてブレード1の長手方向に自由にスライド可能に、また回転可能になっている。スキュー調整偏心カム22は、現像ローラ4とブレード1の先端の両面が平行でなく、例えば調整側が固定側に対して現像ローラ4の方にズレている場合には、調整側のブレード1の先端が現像ローラ4から離れる方向、つまり図6(A)において右方向にスライドするように回転させる。
【0021】
上記のように現像ローラ4にブレード1の先端を押圧するためのブレード押圧バネ8を内部に配設して、ブレード1の高さ調整を高さ調整用ネジ孔12により行え、スキュー調整をスキュー調整偏心カム22により行うので、現像装置は、図7に示すように2つの調整孔24、25を設けたカバー23でその上面を覆うことができる。そのため、図7(B)の断面に示すように上面を突起がなく平坦な構成とし、薄型でコンパクトなサイズの現像装置を実現し、画像形成装置の小型化を有利にすることができる。しかも、スキュー調整用長孔を支点近傍に配置することにより、ブレードの支点中心の回転運動に対し、ほとんど干渉せず悪影響を及ぼさないようにすることができる。また、高さ方向は突起の当接とバネの引っ張りで支持し、スキュー方向は長孔での回転、のスライドにより支持しているので、ブレードの両端部で弾性部材を用いて長さ方向を支持することにより、ハウジングの収縮にも対応して均等な支持力を与え、歪み等が生じるのを回避させることができる。
【0022】
図8はフルカラー画像形成装置に本発明に係る現像装置を用いた構成例を示す図であり、31は感光体、32Y、32C、32M、32Kは現像装置、33は現像ハウジング、34現像ローラ、35はブレード、36はブレード支持部材、37はブレード押圧バネ、38は現像カバー、39は攪拌軸、40はトナーカートリッジを示す。
【0023】
フルカラー画像形成装置は、図8に示すように感光体31の周囲に、その回転方向に沿って、静電潜像を現像するためのイエロー用Y、シアン用C、マゼンタ用Mおよびブラック用きの4色の現像器からなる現像器ユニット32Y、32C、32M、32Kが配置される。さらに帯電手段としての帯電ローラ、感光体31上に静電潜像を形成するための露光ユニット、感光体31上に形成されたトナー像を中間転写ベルト上に転写するための中間転写装置、感光体31上に残留するトナーを除去するための感光体クリーニング装置が配置されるが、これらはカラー画像形成装置において、既によく知られた構成であり、本発明とは直接関係がないので、図示は省略している。
【0024】
上記フルカラー画像形成装置の動作を簡単に説明する。感光体31は、薄肉円筒状の導電性基材とその表面に形成された感光層とを有し、図示しない駆動手段によって回転駆動される。現像器ユニット32Y、32C、32M、32Kは、それぞれ感光体31に対して揺動可能に配設され、感光体31の1回転毎に選択的に一つの現像器の現像ローラのみが感光体31に当接可能にされている。そして、画像形成を行う場合には、例えば図示しないコンピュータからの画像形成信号が入力されると、感光体31、現像器ユニット32の各現像ローラおよび中間転写ベルトが回転駆動される。
【0025】
まず、感光体31の外周面が帯電ローラによって一様に帯電され、その外周面に、露光ユニットによって第1色目(例えばイエロー)の画像情報に応じた選択的な露光がなされ、イエローの静電潜像が形成される。このとき、感光体31には、イエロー用現像器の現像ローラのみが接触し、これによってイエローの静電潜像のトナー像が感光体31上に形成される。このトナー像が上記トナーの帯電極性と逆極性の一次転写電圧が印加された中間転写ベルト上に転写され、感光体31上に残留しているトナーは感光体クリーニング装置によって除去された後、感光体31の外周面は除電手段により除電される。
【0026】
上記の動作が画像形成信号の第2色目、第3色目、第4色目に対応して、感光体31と中間転写ベルトの1回転による潜像形成、現像が繰り返され、前記画像形成信号の内容に応じた4色のトナー像が中間転写ベルト上において重ね合わされて転写される。そして、このフルカラー画像が記録媒体上に転写される。
【0027】
本発明に係る現像装置を上記のようにフルカラー画像形成装置に用いた場合、ブレード押圧バネ37をブレード35の下、つまり現像室の中に配設しているので、高さ方向において現像装置32の省スペース化が可能となり、特にフルカラーの装置の小型化において極めて有効である。
【0028】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記実施の形態では、ブレードの高さ方向の支持を高さ固定支持突起と高さ調整用ネジで行うようにしたが、これら2つの支点の一方または双方にゴムやスポンジ、コイルバネなどの弾性部材を配置してもよい。例えば一方の高さ固定支持突起に弾性部材を配置して高さ調整用ネジと組み合わせにしてもよいし、双方の支点に弾性部材を配置してもよい。また、ブレードを引っ張るようにバネを現像装置の内部に配張したが、逆に上からバネで押圧させるようにしてもよいことはいうまでもない。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、現像ローラと該現像ローラに先端を押圧してトナー量を規制しトナーの薄膜を形成するブレードとをハウジング内に配設して、像担持体上に形成された静電潜像をトナー像に可視像化する現像装置において、ブレードの先端の稜線と平行な線上に設けられ当該ブレードを支持する2点の支持部と、線に対して稜線側で当該稜線の両端より内側に設けられブレード先端の稜線を現像ローラに押圧するバネとを備えたので、ブレードの押圧を中央寄りに強くすることができる。
【0030】
また、バネは、支持部の2点と稜線の両端とを結ぶ4辺形の内側に設けられ、稜線の一方の端点と支持部の反対側の1点とを結ぶ線による交点より稜線側に設けられ、ブレードの裏側に配設されたブレード支持部材とブレードとの間に張設することにより、現像ローラの撓みにブレードの先端の稜線をより追従させやすく、現像ローラ上に均一にブレードの稜線を当接させることができる。
【0031】
さらに、2点の一方は、ブレード支持部材上に設けた一定の高さの突起で支持し、他方は、ブレードに螺合し高さを調整可能にしたビスの先端をブレード支持部材上に当接させて支持し、支持部は、2点の一方を高さ調整可能にして支持すると共に、2点の近傍に水平方向の向きを調整可能にしたスキュー調整手段を設けたので、ブレードの板金加工を少なくすると共に、剛体ブレードの稜線とブレードを支持する2つの支点を結ぶ線が捩じれた場合に発生する稜線上の片浮きを解消し、荷重差を軽減させることができる。支持部の片側又は両側を弾性部材で支持するように構成し、2点の一方を弾性部材で支持し、他方をビスで高さを調整可能にした支持するように構成することにより、駆動や環境変化、輸送時などの振動、衝撃によって発生する捩れ、歪みを軽減し、無調整でも線圧の変化を軽減することができる。
【0032】
したがって、ブレードの捩れなどによる現像ローラにおける線圧の偏りを解消し、現像ローラ上に均一にブレードの稜線を当接させて均一なトナー層を形成させることができ、画像形成装置における画質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る現像装置の実施の形態を説明するための平面図及び横断面図である。
【図2】 ブレード押圧バネの配設位置及び幅についての考察を説明するための図である。
【図3】 ブレードの平面図及び横断面図である。
【図4】 ブレード支持部材の平面図及び横断面図である。
【図5】 高さ調整部の断面である。
【図6】 スキュー調整部の断面図である。
【図7】 カバーを付けた状態の現像装置の平面図及び横断面図である。
【図8】 フルカラー画像形成装置に本発明に係る現像装置を用いた構成例を示す図である。
【図9】 現像装置の剛性の部材で支持するブレードと現像ローラとの圧接部を示す図である。
【符号の説明】
1…ブレード、2…現像ハウジング、3…ブレード支持部材、4…現像ローラ、5…支持部、6…スキュー調整部、7…ブレード押圧バネ部、8…ブレード押圧バネ

Claims (3)

  1. 現像ローラと該現像ローラに先端を押圧してトナー量を規制しトナーの薄膜を形成するブレードとをハウジング内に配設して、像担持体上に形成された静電潜像をトナー像に可視像化する現像装置において、
    前記現像ローラに押圧する先端の稜線の反対側の前記稜線と平行な線上に位置する2つの支持点の近傍に前記稜線と平行な方向に長い2つの長孔を設けると共に前記稜線の両端と前記2つの支持点とを結ぶ4辺形の内側の位置に前記稜線と平行に複数のバネ取り付け手段を設けた前記ブレードと、
    前記ハウジングに配設し、前記2つの長孔がそれぞれ嵌合する位置に2つのピンを設けると共に前記複数のバネ取り付け手段にそれぞれ対応する位置に複数のバネ取り付け手段を設けたブレード支持部材と、
    前記ブレード支持部材のバネ取り付け手段と前記ブレードのバネ取り付け手段との間にそれぞれ張設した複数のブレード押圧バネと
    を備え、前記2つのピンの一方にスキュー調整偏心カムを取り付けて前記2つの長孔を前記スキュー調整偏心カムと前記2つのピンの他方のそれぞれに嵌合させ、前記ブレードを前記稜線と平行な方向にフリーに支持することを特徴とする現像装置。
  2. 前記バネは、前記稜線の両端の長さと前記2つの支持点の間の長さのうちいずれか短い側の幅よりも内側に設けられたことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記バネは、前記稜線の両端と前記2つの支持点とのそれぞれを結ぶ対角線の交点より前記稜線側に設けられたことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
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