JP3924047B2 - ブーム角度計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クレーンやバックホー等のブームの起伏角度を計測する為のブーム角度計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は建設機械の一例を示すもので、図中1は図示しないクローラ等の走行装置の上部に旋回可能に搭載された旋回フレームを示し、該旋回フレーム1の上部後方位置には、テレスコピック式に先端部を伸縮し得るようにしたブーム2の基端部がピン3を介して起伏自在に連結されており、該ブーム2の先端部側下面に設けたブラケット4には、前記ブーム2を起伏する起伏シリンダ5のシリンダロッド5aがピン6を介して連結され、且つ前記旋回フレーム1の下部前方位置には、前記起伏シリンダ5のシリンダチューブ5bがピン7を介して連結されている。
【0003】
斯かる建設機械においては、ブーム2の起伏角度を計測しながら安全に作業を行う為に、ブーム2の適宜位置にブーム角度計8を取り付けるようにしており、図8に詳細を示す如く、従来のブーム角度計8には、下部に円弧状に起伏角度の目盛9を付した表示プレート10の上部に回動支持部11を中心に揺動し得るようインジケータ12(指針)を枢着した振り子式のものが一般的に採用されており、ブーム2が起伏しても常に下方向きに垂下するようになっているインジケータ12が指し示す目盛9を読み取ってブーム2の起伏角度を計測するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した如き従来のブーム角度計8においては、目盛9の表示範囲がインジケータ12が揺動する狭い範囲に限定されてしまい、目盛9の角度間隔を粗くしか表示できなかった為、ブーム2の起伏角度を精度良く読み取ることができないという問題があった。
【0005】
また、作業中において、建設機械やブーム2に揺れが生じている場合には、インジケータ12も揺動してしまう為、起伏シリンダ5の起伏角度を読み取ることが困難になるという問題もあった。
【0006】
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、ブームの起伏角度を従来より精度良く読み取ることができ、しかも、建設機械やブームに揺れが生じていても、起伏シリンダの起伏角度を良好に読み取ることができるブーム角度計を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ブームを起伏する起伏シリンダに、シリンダロッドが連結されているブーム側のブラケットに一端を連結し且つ他端側がシリンダチューブに設けたガイドローラにより案内されてシリンダロッドに沿い追従作動するシリンダガードを装備した建設機械のブーム角度計であって、前記シリンダガードの長手方向に前記ブームの起伏角度に対応した不等間隔の目盛を付し、前記シリンダチューブに前記目盛を指し示すインジケータを取り付けたことを特徴とするものである。
【0008】
而して、起伏シリンダを伸縮作動させることによりブームを起伏すると、シリンダチューブに対するシリンダロッドの進退作動に追従してシリンダガードも移動するが、このシリンダガードのインジケータに対する相対的な位置関係は、ブームの起伏角度と対応しているので、インジケータが指し示す目盛の値によりブームの起伏角度を読み取ることが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0010】
図1〜図5は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図7と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0011】
図1及び図2中13は前述した図7と略同様に構成した建設機械を示しているが、この種の建設機械13、即ちブーム2を起伏シリンダ5により起伏し得るようにした建設機械13においては、図示する如く、起伏シリンダ5のシリンダチューブ5bから露出するシリンダロッド5aを保護するシリンダガード14を前記起伏シリンダ5に装備したものがある。
【0012】
図示されているシリンダガード14は、シリンダロッド5aの幅より広幅で且つシリンダロッド5aの最大ストロークより長い長板状に形成されてシリンダロッド5aの前面部を覆うようになっており、シリンダロッド5aが連結されているブーム2側のブラケット4に一端を連結し且つ他端側がシリンダチューブ5bに設けたガイド手段により案内されてシリンダロッド5aに沿い追従作動するようになっている。
【0013】
より詳細には、図3及び図5に示すように、シリンダガード14の一端に設けられた一対のブラケット15と、ブーム2側のブラケット4に取り付け部材16を介して取り付けられた一対のブラケット17とが、ピン18を介して回動自在に連結されており、これによって、シリンダガード14の一端とブーム2側のブラケット4との連結がなされるようになっている。
【0014】
また、図4に示す如く、シリンダチューブ5bの先端部には、両端にガイドローラ19(図4では片側のみを図示してある)を転動自在に備えてシリンダガード14の幅方向に延びるシャフト20が、一対のホルダ21(図4では片側のみを図示してある)により保持されてUボルト22及び固定ナット23を介し装着されており、このシャフト20の両端に備えた各ガイドローラ19が、シリンダガード14の幅方向両側に形成したボックス型のガイドレール24に係合してシリンダガード14の他端側を案内するガイド手段として機能するようにしてある。
【0015】
このように起伏シリンダ5にシリンダガード14を装備した建設機械13に関し、本形態例においては、前記シリンダガード14のガイドレール24の外側面に対し、その長手方向に向け長尺状に延び且つ前記ブーム2の起伏角度に対応した不等間隔の目盛25(図6参照)を表示する表示プレート26を取り付け、前記シリンダチューブ5bの先端部に装着されているホルダ21の外側面に、クランク状に折り曲げられて前記表示プレート26の外側に先端部を張り出して目盛25を指し示すようにしたインジケータ27の基端部をビス28を介し取り付け、前記シリンダガード14の機構を利用したブーム角度計29を構成するようにしている。
【0016】
而して、起伏シリンダ5を伸縮作動させることによりブーム2を起伏すると、シリンダチューブ5bに対するシリンダロッド5aの進退作動に追従してシリンダガード14も移動するが、このシリンダガード14のインジケータ27に対する相対的な位置関係は、ブーム2の起伏角度と対応しているので、インジケータ27が指し示す表示プレート26の目盛25の値によりブーム2の起伏角度を読み取ることが可能となる。
【0017】
従って、このようなブーム角度計29によれば、シリンダガード14の長手方向の広範囲に亘り目盛25の角度間隔を細かく表示することができるので、ブーム2の起伏角度を従来より精度良く読み取ることができ、また、建設機械13の運転者以外の作業者に対してもブーム2の起伏角度を読み取り易くすることができる。
【0018】
しかも、作業中における建設機械13やブーム2の揺れは、インジケータ27が指し示す目盛25の位置に何ら影響を及ぼさないので、建設機械13やブーム2に揺れが生じていても、起伏シリンダ5の起伏角度を良好に読み取ることができる。
【0019】
更に、既存のシリンダガード14に目盛25を付す加工を施し且つシリンダチューブ5bにインジケータ27を取り付けるだけでブーム角度計29を構成することができるので、該ブーム角度計29の実施に要するコストを大幅に軽減することができる。
【0020】
また、従来の振り子式のブーム角度計8の場合のような回動部分(インジケータ12の回動支持部11)がないので、発錆による作動不良の虞れがなく、作動信頼性の高いブーム角度計29を実現することができる。
【0021】
尚、本発明のブーム角度計は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、予めシリンダガードが装備されている建設機械に対し改造を施して実施する以外に、シリンダガードのない建設機械にシリンダガードを新たに付設する際や、シリンダガードを予め備えた建設機械を新設する際に同時に実施するようにしても良いこと、また、目盛は長尺状の表示プレートを用いないでシリンダガードの外側面等に直接表示させるようにしても良いこと、また、ブームを起伏シリンダにより起伏し得るようにした建設機械であれば、図示の如きクレーン以外のバックホーや高所作業車等にも適用し得ること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】
上記した本発明のブーム角度計によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0023】
(I)シリンダガードの長手方向の広範囲に亘り目盛の角度間隔を細かく表示することができるので、ブームの起伏角度を従来より精度良く読み取ることができ、また、建設機械の運転者以外の作業者に対してもブームの起伏角度を読み取り易くすることができる。
【0024】
(II)作業中における建設機械やブームの揺れは、インジケータが指し示す目盛の位置に何ら影響を及ぼさないので、建設機械やブームに揺れが生じていても、起伏シリンダの起伏角度を良好に読み取ることができる。
【0025】
(III)既存のシリンダガードに目盛を付す加工を施し且つシリンダチューブにインジケータを取り付けるだけでブーム角度計を構成することができるので、該ブーム角度計の実施に要するコストを大幅に軽減することができる。
【0026】
(IV)従来の振り子式のブーム角度計の場合のような回動部分(インジケータの回動支持部)がないので、発錆による作動不良の虞れがなく、作動信頼性の高いブーム角度計を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す側面図である。
【図2】図1のブームを倒伏した状態を示す側面図である。
【図3】図2のIII部の詳細を示す拡大図である。
【図4】図3のIV−IV方向の矢視図である。
【図5】図3のV−V方向の矢視図である。
【図6】図1及び図2のシリンダガードに付される目盛の一例を示す図である。
【図7】一般的な建設機械の一例を示す側面図である。
【図8】従来のブーム角度計の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 旋回フレーム
2 ブーム
4 ブラケット
5 起伏シリンダ
5a シリンダロッド
5b シリンダチューブ
13 建設機械
14 シリンダガード
19 ガイドローラ(ガイド手段)
25 目盛
27 インジケータ
29 ブーム角度計

Claims (1)

  1. ブームを起伏する起伏シリンダに、シリンダロッドが連結されているブーム側のブラケットに一端を連結し且つ他端側がシリンダチューブに設けたガイドローラにより案内されてシリンダロッドに沿い追従作動するシリンダガードを装備した建設機械のブーム角度計であって、前記シリンダガードの長手方向に前記ブームの起伏角度に対応した不等間隔の目盛を付し、前記シリンダチューブに前記目盛を指し示すインジケータを取り付けたことを特徴とするブーム角度計。
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