JP3923819B2 - 振動発生器 - Google Patents
振動発生器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3923819B2 JP3923819B2 JP2002046626A JP2002046626A JP3923819B2 JP 3923819 B2 JP3923819 B2 JP 3923819B2 JP 2002046626 A JP2002046626 A JP 2002046626A JP 2002046626 A JP2002046626 A JP 2002046626A JP 3923819 B2 JP3923819 B2 JP 3923819B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- container
- vibrator
- vibration generator
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機等の携帯機器に設け、携帯機器が信号を受けた時等に携帯機器を振動させて受信等を知らせる携帯機器の振動発生器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話器やページャなどの携帯機器が普及されており、これら携帯機器は着信したことを着信音で知らせるようになっている。ところが、映画館や電車などの公共の場所でベルや音楽などの着信音が鳴らされると周囲の迷惑となることがある。
【0003】
そういった場合に対応して携帯機器に振動発生器を備え、着信時には振動発生器を作動させて呼び出しを行うことが一般的になりつつある。この種の振動発生器としては、例えば特開平11−127553号公報に記載されているような、円筒型モータの回転軸に重心の片寄った偏芯ロータを取付け、モータが回転すると偏芯ロータが作動して振動を発生させるタイプの振動発生器が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の携帯機器は常に小型、軽量化に対する要求があり、このような携帯機器に搭載される振動発生器においても更なる小型化が望まれている。本発明は、より軽量小型で薄型であり、振動の発生力が大きい振動発生器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記課題を解決するため次のように携帯機器用振動発生器を構成した。
【0006】
1、第1のヨークを構成する軟磁性材からなる有底の容器と該容器の上部に取り付けられた第2のヨークを構成する軟磁性材からなる蓋部とを備えた円盤状の外枠と、前記外枠内に回動自在に収容された振動子と、前記容器の内壁に接して前記外枠内に収容され前記振動子を囲繞するコイルと、からなる携帯機器用振動発生器であって、前記振動子は非磁性材からなる支持部と、上下面に多極着磁され前記支持部に固着したマグネットと、該マグネットの外周の一端に周方向に沿って設けられたハンマ部と、シャフトとからなり、前記コイルの内側で前記マグネットを囲繞する非磁性材からなるストッパを前記容器の底部に固着し、前記マグネットの軸方向両端面で対向する前記蓋部と前記容器の底部にはそれぞれ前記マグネットの磁極と略同形の切欠部を複数形成し、前記コイルに交番電流を流し、前記第1のヨークを構成する容器と前記マグネットとの間および第2のヨークを構成する蓋部と前記マグネットとの間での吸引あるいは反発によって前記マグネットが駆動し、前記ハンマ部が前記ストッパに当接して前記振動子が所定の角度範囲の間を往復回動してなることを特徴とする。
【0007】
2、前記シャフトは一対の軸受にて支持され、該軸受は前記蓋部と前記容器の底部にそれぞれ固定されてなることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる振動発生器の一実施形態を説明する。
【0009】
図1に振動発生器2の平面図を、また図3に縦断面図を示す。振動発生器2は、円盤状の外枠4と外枠4内に回動自在に収容された振動子6とからなり、交番電流を印加することにより、振動子6が外枠4内で所定の角度往復回動する。
【0010】
外枠4は、容器8と、容器8の上部に取り付けられる蓋部10と、コイル12等からなり、軸受11により振動子6を回動自在に保持している。軸受11はカシメ手段等により容器8、および蓋部10に固定されている。
【0011】
容器8および蓋部10は、例えば厚さ0.3mmの軟磁性鋼板からなり、容器8の底部と蓋部10にはマグネット26の磁極とほぼ同形の切欠部14が4箇所均等に形成してあり、コイル12に対するヨークの機能を果たしている。容器8と蓋部10とは溶接等により接合されている。
【0012】
コイル12は、図2に示すように容器8の内壁に接して外周部分の全周に取り付けられている。コイル12に電流を流すと、容器8および蓋10に、切欠部14の働きにより、図4に示すように各々相反する磁極が生ずる。またコイル12の内側には、後述するハンマ部28と当接するストッパ16が設けられている。
【0013】
ストッパ16は、非磁性材料、例えば真鍮よりなり、接着等の手段により容器8の底部に固定してあり、振動子6が振動すると振動の両方向でハンマ部28が当接する。
【0014】
図2に、容器8から蓋部10を外した状態の振動発生器2を示す。
【0015】
振動子6は、図2に示すように支持部22と、支持部22の中心に圧入された回転軸としてのシャフト24と、マグネット26等からなり、軸受11に回動自在に支持されている。
【0016】
支持部22は、例えば真鍮等の非磁性材料よりなり、接着等の手段によりマグネット26が固定してある。シャフト24は、ステンレス等非磁性材料より形成され、軸受11に支持されている。
【0017】
マグネット26は、フェライト磁石、希土類磁石などからなり、全体で8個所に着磁されている。尚、マグネット26の着磁数は8でなくともよい。
【0018】
またマグネット26の外周の一端には、円周方向に沿ったハンマ部28がストッパ16と対応して設けてあり、振動子6が所定角度回転するとハンマ部28がストッパ16に当接する。
【0019】
図5に、振動発生器2の蓋部10を取り外した状態の分解斜視図を示す。
【0020】
次に、振動発生器2の振動発生の作動について説明する。
【0021】
コイル12に交番電流を流すと、発生した磁力が固定子としての容器8と蓋部10を通る。容器8と蓋部10には切欠部14が形成してあることから、切欠部14のない部分に図4に示すように磁界が形成される。
【0022】
すると、形成された磁界にマグネット26が吸引、あるいは反発して駆動し、シャフト24を中心にして振動子6が矢印の方向に回動する。振動子6が回動すると、所定角度移動した時点でハンマ部28がストッパ16に当接し停止する。そして電流の向きが変更されると、固定子側の磁極は変化し、その変化に応じて今度は逆の方向に振動子6が駆動し、他方のストッパ16にハンマ部28が当接するまで回動し、そして停止する。そして、再び電流の向きが変化すると逆方向に作動する。
【0023】
このようにして、振動子6が電流の交番に従って往復回動し、外枠4内で振動を生じさせる。更に、振動時にハンマ部28がストッパ16に逐一当接するため、ハンマ部28が当接した際の衝撃により振動はより増大される。
【0024】
コイル12に印加する電流は、正弦波もしくは矩形波、あるいはその他交流電流であればよい。
【0025】
振動発生器2はこのような構成とすることにより、円盤状で小型薄型にでき、かつ振動子6は振動時にストッパ16を衝打するので衝打時の衝撃感が発生し、振動を増大させることができる。また、振動発生器2は、ブラシレスの構造であり、磨耗部分が少なく高い耐久性を有している。また電流の周波数を変更することにより振動の周波数を容易にコントロールでき、振動の大きさが調節可能である。
【0026】
【発明の効果】
本発明の振動発生器によれば、円盤状で、内部にマグネットを有する振動子を備え、振動子を保持する外枠に切欠部を設けるとともに内周にコイルを設けたので、コイルに交番電流を流し、変動磁界を振動子に付与すると、振動子が往復回動して振動を発生させ、小型軽量の振動発生器を提供できる。また、振動子をストッパに当接して衝撃を付与するようにしたので、振動発生器からの振動の伝達力を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる振動発生器を示す図である。
【図2】本発明にかかる振動発生器を示す図である。
【図3】本発明にかかる振動発生器を示す断面図である。
【図4】本発明にかかる振動発生器の作動を示す図である。
【図5】本発明にかかる振動発生器を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
2 振動発生器
4 外枠
6 振動子
8 容器
10 蓋部
12 コイル
14 切欠部
16 ストッパ
22 支持部
24 シャフト
26 マグネット
28 ハンマ部
Claims (2)
- 第1のヨークを構成する軟磁性材からなる有底の容器と該容器の上部に取り付けられた第2のヨークを構成する軟磁性材からなる蓋部とを備えた円盤状の外枠と、
前記外枠内に回動自在に収容された振動子と、
前記容器の内壁に接して前記外枠内に収容され前記振動子を囲繞するコイルと、からなる携帯機器用振動発生器であって、
前記振動子は非磁性材からなる支持部と、上下面に多極着磁され前記支持部に固着したマグネットと、該マグネットの外周の一端に周方向に沿って設けられたハンマ部と、シャフトとからなり、
前記コイルの内側で前記マグネットを囲繞する非磁性材からなるストッパを前記容器の底部に固着し、
前記マグネットの軸方向両端面で対向する前記蓋部と前記容器の底部にはそれぞれ前記マグネットの磁極と略同形の切欠部を複数形成し、
前記コイルに交番電流を流し、前記第1のヨークを構成する容器と前記マグネットとの間および第2のヨークを構成する蓋部と前記マグネットとの間での吸引あるいは反発によって前記マグネットが駆動し、前記ハンマ部が前記ストッパに当接して前記振動子が所定の角度範囲の間を往復回動してなることを特徴とする携帯機器用振動発生器。 - 前記シャフトは一対の軸受にて支持され、該軸受は前記蓋部と前記容器の底部にそれぞれ固定されてなることを特徴とする請求項1に記載の携帯機器用振動発生器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002046626A JP3923819B2 (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 振動発生器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002046626A JP3923819B2 (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 振動発生器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003245607A JP2003245607A (ja) | 2003-09-02 |
JP3923819B2 true JP3923819B2 (ja) | 2007-06-06 |
Family
ID=28659961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002046626A Expired - Fee Related JP3923819B2 (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 振動発生器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3923819B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2917848C (en) * | 2013-07-08 | 2021-08-31 | Quantum Energy Storage Corporation | Method for producing a kinetic energy storage system |
-
2002
- 2002-02-22 JP JP2002046626A patent/JP3923819B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003245607A (ja) | 2003-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100353765B1 (ko) | 전자형 액추에이터 및 그 부착구조 | |
RU2367114C2 (ru) | Магнитная цепь, имеющая сдвоенный магнит, громкоговоритель и генерирующее колебания устройство с использованием такой магнитной цепи | |
CN101902115B (zh) | 线性振动器 | |
JPH0898458A (ja) | 偏平形振動発生装置 | |
US20090146509A1 (en) | Vibration actuator | |
WO2017203890A1 (ja) | 振動アクチュエータ | |
KR100739207B1 (ko) | Bldc 진동모터 | |
TW521534B (en) | Multifunction acoustic device | |
JP4422354B2 (ja) | 電気−機械−音響変換器 | |
JP3538043B2 (ja) | 耐衝撃性良好な電磁型変換器 | |
JPH0865990A (ja) | 振動アクチュエータ | |
JPH09205763A (ja) | 振動発生装置 | |
JP2000092780A (ja) | バイブレーションモータ | |
JPH06120866A (ja) | 振動発生装置 | |
JP2002271879A (ja) | 多機能型音響装置 | |
JPH02211037A (ja) | 偏平ブラシレスモータ | |
JP3923819B2 (ja) | 振動発生器 | |
JP4822214B2 (ja) | インナーロータ型振動モータ | |
JPH09285096A (ja) | 振動発生装置 | |
JP2003117488A (ja) | 軸方向駆動の振動体 | |
JPH10146035A (ja) | 振動発生器の取付構造 | |
JP2003274467A (ja) | 多機能型音響装置 | |
JP2001070882A (ja) | 偏平形振動発生装置 | |
KR100396794B1 (ko) | 진동모터 일체형 스피커 | |
JPH0851753A (ja) | 振動アクチュエータ及びページャー用呼び出し装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050106 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061205 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070220 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070222 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120302 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120302 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140302 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |