JP3922232B2 - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Description

この発明は、空気調和機の室外機に関するものである。
空気調和機には室外機と室内機とを備えた分離型があり、このような場合、室外機と室内機との間に、ガス管及び液管から成る冷媒配管が接続される。そしてこの冷媒配管を介して室外機と室内機との間に冷媒を循環させ、冷熱又は温熱を搬送して室内の空調を行うようになっている。ただ空気調和機の設置時やメンテナンス時においては、室外機と室内機との間に冷媒配管を接続していない場合もあり、このような場合には室外機から冷媒が漏出するのを防止する必要がある。そこでガス管及び液管の室外機出口側に、それぞれ外部から開閉操作可能なガス閉鎖弁及び液閉鎖弁を設け、室外機からの冷媒の漏出を防止できるようにしている。そしてこれに伴って室外機には、上記ガス閉鎖弁及び液閉鎖弁を外部に露出させるよう取付ける閉鎖弁取付板が設けられている。そして、閉鎖弁取付板は、室外機ケーシングの底板(底フレーム)に取付けられる(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、この特許文献1に記載のものでは、閉鎖弁取付板に係止爪を設けると共に、底板にこの係止爪が係止する係止孔を設けていた。このため、閉鎖弁取付板の係止爪を底板の係止孔に係止させることによって、閉鎖弁取付板を底板に対して立設するものである。
特開2002−54823号公報(第3−5頁、第1図)
従って、上記特許文献1に記載のものでは、係止爪と係止孔とを設ける必要があり、製造工程が多くなると共に、構造の複雑化を招いていた。しかも、組立てる際に、係止爪を係止孔に係止させる必要があり、その作業性に劣ると共に、係止爪としても強度的に優れているといえず、この組立工程中等にこの係止爪が損傷するおそれもある。また、係止孔として、下方に開口するように形成される場合があり、このような場合にはこの係止孔を介してドレン水が外部へ流れ出すおそれがある。すなわち、底板に溜まるドレン水は、底板に設けられたドレン水排出溝を介して、ドレンパイプが接続されたドレン水排出孔から外部へ排出される。このため、ドレン水排出孔から排出されなければ、この空気調和機の室外機が設置された設置部をドレン水にて汚すことになっていた。また、底板に係止孔を設けることによって、底板の強度を損なうおそれもある。
この発明は上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、閉鎖弁取付板の組立作業性に優れ、しかも組立後においても閉鎖弁取付板を長期にわたって安定して底板に立設することができる空気調和機の室外機を提供することにある。
そこで請求項1の空気調和機の室外機は、底板4と、この底板4の側部から立設される閉鎖弁取付板24とを有する室外機ケーシング3を備え、上記底板4に嵌合用凹部35を設けると共に、上記閉鎖弁取付板24の下部にこの嵌合用凹部35に嵌合する嵌合部36を設け、上記閉鎖弁取付板24の嵌合部36を底板4の嵌合用凹部35に嵌合させた状態での閉鎖弁取付板24の底板4からの自立した起立を可能とし、この起立状態での外側方からの止定部材55による閉鎖弁取付板24の底板4への固定を可能とした空気調和機の室外機であって、上記嵌合用凹部35に突隆部46を設けると共に、上記閉鎖弁取付板24の嵌合部36に上記突隆部46に嵌合する凹所50を設け、これらの嵌合による閉鎖弁取付板24の底板前後方向位置決めを行うべく構成し、また、上記底板4の周囲に設けられた立上壁11の一方の短辺対応部11aの内面に上記閉鎖弁取付板24の嵌合部36の外面が当接した状態で、上記止定部材55にてこの閉鎖弁取付板24が底板4に固定されると共に、上記嵌合用凹部35の内面の一部を、閉鎖弁取付板24の嵌合部36の一部を受けてこの閉鎖弁取付板24の底板左右方向位置決めを行う受面部54とし、上記閉鎖弁取付板24の嵌合部36は、上下方向に延びて立上壁11の内面に対面する上下方向部37と、この上下方向部37の下端から水平方向に延びて上記嵌合用凹部35の底面に載置される水平方向部38と、この水平方向部38の先端から上方に向かって上記上下方向部37から離れるように斜めに立ち上って上記受面部54に当接する立上部39とからなり、さらに、上記嵌合用凹部35の突隆部46は、底板左右方向の長手方向に沿って上記嵌合部36の上下方向部37と水平方向部38と立上部39とに対応して形成されることを特徴としている。
請求項1の空気調和機の室外機では、閉鎖弁取付板24の嵌合部36を底板4の嵌合用凹部35に嵌合させた状態での閉鎖弁取付板24の底板4からの自立した起立を可能としたので、閉鎖弁取付板24の嵌合部36を底板4の嵌合用凹部35に嵌合させるのみで、閉鎖弁取付板24は底板4から起立した状態となる。このため、止定部材55による閉鎖弁取付板24の底板4への固定作業において、閉鎖弁取付板24の底板4からの起立状態が維持されることになり、その作業者は閉鎖弁取付板24を支持しなくて済む。
記空気調和機の室外機では、閉鎖弁取付板24の嵌合部36を底板4の嵌合用凹部35に嵌合させた状態では、嵌合部36の凹所50に嵌合用凹部35の突隆部46が嵌合して、この閉鎖弁取付板24の底板前後方向位置決めがなされる。このため、閉鎖弁取付板24を一層安定した状態で起立させることができ、閉鎖弁取付板24の起立状態でのガタツキを防止すると共に、閉鎖弁取付板24を底板4での規定の場所に精度良く立設することが可能である。しかも、嵌合用凹部35の突隆部46及び嵌合部36の凹所50にて補強用のビード部を構成することができる。
記空気調和機の室外機では、立上壁11の一方の短辺対応部11aの内面に閉鎖弁取付板24の嵌合部36の外面が当接すると共に、受面部54にて閉鎖弁取付板24の嵌合部36の一部を受けて、この閉鎖弁取付板24の底板左右方向位置決めを行うので、閉鎖弁取付板24は室外機ケーシング内方への移動が規制され、外側方から止定部材55を止定する際に、この閉鎖弁取付板24に多少の押圧力が作用しても、閉鎖弁取付板24を安定した起立状態に維持できる。
記空気調和機の室外機では、閉鎖弁取付板24の嵌合部36は、上下方向に延びて立上壁11の内面に対面する上下方向部37と、この上下方向部37の下端から水平方向に延びて上記嵌合用凹部35の底面に載置される水平方向部38と、この水平方向部38の先端から立設されて上記受面部54に当接する立上部39とからなるので、この閉鎖弁取付板24の嵌合部36を底板4の嵌合用凹部35に簡単に嵌合させることができ、しかも、嵌合部36が嵌合用凹部35に嵌合した際には、一層安定してその起立状態を維持することができる。特に、立上部39が、上方に向かって上下方向部37から離れるように斜めに立ち上っているので、閉鎖弁取付板24の嵌合部36を底板4の嵌合用凹部35に対して一層嵌合させ易いものとなっている。
記空気調和機の室外機では、嵌合用凹部35の突隆部46は、底板左右方向の長手方向に沿って上記嵌合部36の上下方向部37と水平方向部38と立上部39とに対応して形成されるので、安定した位置決めが可能であると共に、この突隆部46によって、嵌合用凹部35を一層補強することができる。
請求項の空気調和機の室外機は、上記閉鎖弁取付板24の嵌合部36の上下方向部37に、凹部又は凸部からなる取付板側係合部62を設けると共に、上記底板4の立上壁11に、上記取付板側係合部62が係合する凸部又は凹部からなる底板側係合部63を設けたことを特徴としている。
上記請求項の空気調和機の室外機では、閉鎖弁取付板24が底板4から起立した状態では、取付板側係合部62と底板側係合部63とが係合するので、この閉鎖弁取付板24の倒れを防止することができ、起立状態を安定して維持することができる。
請求項1の空気調和機の室外機によれば、閉鎖弁取付板の嵌合部を底板の嵌合用凹部に嵌合させれば、閉鎖弁取付板は底板から起立した状態となり、止定部材による閉鎖弁取付板の底板への固定作業において、その作業者は閉鎖弁取付板を支持しなくて済む。このため、閉鎖弁取付板の取付作業性の向上を図ることができる。また、起立作業としては、係止爪を係止孔に係止させることなく、嵌合部を嵌合用凹部に嵌合させればよいので、閉鎖弁取付板の取付作業時間の短縮を図ることができる。さらに、係止爪と係止孔とを設ける必要がないので、構造の簡略化を図ることができて、コスト低減が可能となると共に、底板及び閉鎖弁取付板の強度低下を防止することができ、しかも従来において有していた係止爪の損傷等による閉鎖弁取付板の立設状態の不安定性を解消することができる。また、底板にはドレン水排出孔以外に貫孔が形成されず、この室外機が設置されている設置部にドレン水が滴下せず、この設置部を汚すことがない。
上記空気調和機の室外機によれば、閉鎖弁取付板を一層安定した状態で起立させることができて、組立作業性の向上を図ることができ、しかも、閉鎖弁取付板の起立状態でのガタツキを防止すると共に、閉鎖弁取付板を底板での規定の場所に精度良く立設することが可能であるので、精度の良い組立を行うことができ、室外機として高品質となる。また、嵌合用凹部の突隆部及び嵌合部の凹所が補強用のビード部となるので、強度の向上を達成でき、底板の板厚を小とすることができる。このため、コストの低減を図ると共に、軽量化を達成して、この室外機の設置作業性及び搬送性の向上を図ることができる。
上記空気調和機の室外機によれば、外側方から止定部材を止定する際に、閉鎖弁取付板に多少の押圧力が作用しても、閉鎖弁取付板を安定した起立状態に維持できるので、止定部材による固定作業の信頼性が向上する。
上記空気調和機の室外機によれば、閉鎖弁取付板の嵌合部が底板の嵌合用凹部に嵌合した際には、一層安定してその起立状態を維持することができる。また、閉鎖弁取付板の嵌合部を底板の嵌合用凹部に対して一層嵌合させ易いものとなっているので、組立性の一層の向上を達成できる。
上記空気調和機の室外機によれば、安定した位置決めが可能であるので、閉鎖弁取付板のガタツキを一層防止できる。また、この突隆部によって、嵌合用凹部を一層補強することができ、閉鎖弁取付板を長期にわたって安定して底板に立設することができる。
請求項の空気調和機の室外機によれば、閉鎖弁取付板の倒れを防止することができ、起立状態を安定して維持することができる。これにより、閉鎖弁取付板の組立作業性の向上を一層図ることができる。
次に、この発明の空気調和機の室外機の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1はこの空気調和機の室外機1の底フレーム(底板)の斜視図を示し、図10は室外機1の簡略斜視図を示している。空気調和機は室内機(図示省略)と室外機1とを備える。そして、室内機は室内熱交換器やファン等が室内機ケーシングに収納されてなり、室外機1は室外熱交換器や圧縮機やファン等が室外機ケーシング3に収納されてなる。また、室外機ケーシング3は、この図10に示すように、上記底フレーム(底板)4と、前壁5と、後壁6と、側壁7、8と、上壁(天板)9とを備える。なお、前壁5には風通過孔10が設けられ、この風通過孔10に対応して上記ファンが室外機ケーシング3内に配置されている。
上記底フレーム4は、図1に示すように、平面視略矩形状の平板体からなる本体部12と、その周縁部に設けられる立上壁11とからなる。この場合、立上壁11は、本体部12の一方の短辺に対応する短辺対応部11aと、本体部12の他方の短辺に対応する短辺対応部11bと、本体部12の一方(前方)の長辺に対応する長辺対応部11cと、本体部12の他方(後方)の長辺に対応する長辺対応部11dとからなる。また、この本体部12に、複数の凹部15・・と複数の凸部16・・と複数の基準平部17・・等からなる凹凸面部18が形成され、これによって、ドレン水排出溝22が構成される。また、後方側の長辺対応部11dの近傍の凹部15には、ドレン水排出口21が設けられている。なお、前方の長辺対応部11c側の短辺対応部11a寄りには、平面視略円形の第1凹部15aが形成され、この第1凹部15aの外周側に、圧縮機(図示省略)を支持する圧縮機支持部23、23、23が設けられている。
そして、この上記底フレーム4の側部、つまり一方の短辺対応部11a側から閉鎖弁取付板24が立設される。この閉鎖弁取付板24は、本体部25と、この本体部25の下端に連設される突出片部26とを備える。図2と図3に示すように、本体部25は、その中央部に外側方に膨出した膨出部27を有し、また、一方の縦辺部には上下一対の切欠部28、29が設けられると共に、両縦辺部には内鍔部30、31が連設されている。そして、一方(上方)の切欠部28がガス閉鎖弁(図示省略)を取付けるための取付穴となり、他方(下方)の切欠部29が液閉鎖弁(図示省略)を取付けるための取付穴となる。なお、各切欠部28、29の端縁部には鍔部32、32が設けられている。
図5と図7と図8等に示すように、この閉鎖弁取付板24は底板4に立設されるものであって、底板4に形成された嵌合用凹部35にその下端部の嵌合部36が嵌合されて起立される。このため、嵌合部36は、本体部25の下端部と突出片部26とで構成することができる。すなわち、嵌合部36は、上下方向に延びる上下方向部37と、この上下方向部37の下端から水平方向に延びる水平方向部38と、この水平方向部38の先端から上方に向かって上記上下方向部37から離れるように斜めに立上る立上部39とからなる。また、この嵌合部36に嵌合する嵌合用凹部35は、図4と図9に示すように、一方の短辺対応部11aの近傍において、本体部12に膨出部40を形成することによって構成される。すなわち、嵌合用凹部35は、短辺対応部11a側に基台部41を設けると共に、この基台部41に膨出部40を設けることによって形成している。この膨出部40は、周囲壁40aと、扁平矩形状の上壁40bとを有する。このため、嵌合用凹部35は、この周囲壁40aの短辺対応部11a側の傾斜面部42と、この傾斜面部42に相対向する短辺対応部11aの内面部43と、この内面部43と傾斜面部42との間の基台部41の上面部44とで構成される。この際、嵌合用凹部35の内面の一部を構成する内面部43は、その上端縁に外側方に傾斜する傾斜部45とされている。
ところで、上記嵌合用凹部35の内面には一対の突隆部46、46が設けられている。この突隆部46は断面半円弧状とされ、上記内面部43に設けられる第1凸部47と、上記上面部44に設けられる第2凸部48と、上記傾斜面部42に設けられる第3凸部49とからなる。なお、第1凸部47は、上記傾斜部45に対応する傾斜部対応部47aと、上記内面部43の鉛直面部に対応する鉛直面部対応部47bとからなる。また、図4に示すように、上記膨出部40の周囲壁40aの反短辺対応部側の傾斜面部60には、上記突隆部46、46に対応して、突隆部61、61が設けられている。この場合、突隆部61、61は、膨出部40の傾斜面部60に対応する傾斜部61aと、この傾斜面部60から基準平部17に延設される水平部61bとからなる。このため、この突隆部61、61及び上記突隆部46、46等は補強用のビード部となって、膨出部40及びその近傍を補強することができる。特に、突隆部46、46によって嵌合用凹部35を補強することができる。そして、閉鎖弁取付板24の嵌合部36には上記突隆部46が嵌合する凹所50が設けられる。凹所50は、上記突隆部46に対応して断面半円弧状とされ、図8等に示すように、上下方向部37に設けられる第1部51と、水平方向部38に設けられる第2部52と、立上部39に設けられる第3部53とからなる。このため、この凹所50を形成することによって、補強用のビード部を形成することになって、この閉鎖弁取付板24は補強される。
そして、図7等に示すように、閉鎖弁取付板24は底板4に立設された状態では止定部材55にて底板4に固定される。この場合、例えば、止定部材55はボルト部材(ビス)等にて構成され、短辺対応部11aに設けられた貫孔56に外側方から挿入されると共に、閉鎖弁取付板24の嵌合部36の上下方向部37に設けられたねじ孔57に螺着される。なお、ねじ孔57は、図2に示すように、閉鎖弁取付板24の幅方向(底板前後方向)の中間部に1個設けられるだけである。また、このねじ孔57を挟んで両縦辺部側に突起部58、58が設けられ、閉鎖弁取付板24を底板4に対して起立させた状態で、図9に示すように、各突起部58、58が短辺対応部11aに設けられた貫孔59、59に嵌合(係合)する。すなわち、閉鎖弁取付板24の嵌合部36の上下方向部37に、凸部(突起部58)からなる取付板側係合部62が設けられ、立上壁11の短辺対応部11aに、凹部(貫孔59)からなる底板側係合部63が設けられ、閉鎖弁取付板24が底板4から立設された状態で、取付板側係合部62と底板側係合部63とが係合する。
次に、上記のように構成された閉鎖弁取付板24を底板4に取付ける方法を説明する。まず、閉鎖弁取付板24の嵌合部36を底板4の嵌合用凹部35に嵌合させる。この嵌合状態では、図5等に示すように、嵌合部36の上下方向部37が嵌合用凹部35の内面部43に当接し、嵌合部36の水平方向部38が嵌合用凹部35の底面(基台部41の上面部44)に載置され、嵌合部36の立上部39が嵌合用凹部35の傾斜面部42に当接することになって、この閉鎖弁取付板24は底板4から自立して起立する。また、この状態では、図6から図8に示すように、凹所50に突隆部46が嵌合することになる。すなわち、凹所50の第1部51に突隆部46の第1凸部47が嵌合し、凹所50の第2部52に突隆部46の第2凸部48が嵌合し、凹所50の第3部53に突隆部46の第3凸部49が嵌合する。これによって、閉鎖弁取付板24の底板前後方向位置決めが行われる。また、嵌合部36の立上部39が嵌合用凹部35の傾斜面部42に当接するので、閉鎖弁取付板24の底板左右方向位置決めが行われる。すなわち、嵌合用凹部35の内面の一部(傾斜面部42)が、閉鎖弁取付板24の嵌合部36の一部(立上部39)を受けてこの閉鎖弁取付板24の底板左右方向位置決めを行う受面部54となる。このため、閉鎖弁取付板24の室外機ケーシング内方への倒れを規制することができる。そして、閉鎖弁取付板24を底板4に対して起立させた状態では、図9に示すように、各突起部58、58が短辺対応部11aの貫孔59、59に嵌合(係合)している。
このように、閉鎖弁取付板24の嵌合部36を底板4の嵌合用凹部35に嵌合させた状態では、凹所50に突隆部46が嵌合すると共に、嵌合用凹部35の傾斜面部42、つまり受面部54にて閉鎖弁取付板24の嵌合部36の立上部39を受けており、突起部58、58が短辺対応部11aの貫孔59、59に嵌合しているので、閉鎖弁取付板24を底板4に対して起立させることができる。そして、この起立で、止定部材55にて閉鎖弁取付板24を底板4に固定する。すなわち、ボルト部材(ビス)等にて構成される止定部材55にて、短辺対応部11aに設けられた貫孔56に外側方から挿入すると共に、閉鎖弁取付板24の嵌合部36に設けられたねじ孔57に螺着する。これによって、閉鎖弁取付板24を底板4上に立設固定することができる。
上記空気調和機の室外機では、閉鎖弁取付板24の嵌合部36を底板4の嵌合用凹部35に嵌合させれば、閉鎖弁取付板24は底板4から自立した起立状態となる。このため、止定部材55による閉鎖弁取付板24の底板4への固定作業において、その作業者は閉鎖弁取付板24を支持しなくて済む。このため、閉鎖弁取付板24の取付作業性の向上を図ることができる。また、起立作業としては、係止爪を係止孔に係止させることなく、嵌合部36を嵌合用凹部35に嵌合させればよいので、閉鎖弁取付板24の取付作業時間の短縮を図ることができる。さらに、係止爪と係止孔とを設ける必要がないので、構造の簡略化を図ることができて、コスト低減が可能となると共に、底板4及び閉鎖弁取付板24の強度低下を防止することができ、しかも、従来において有していた係止爪の損傷等による閉鎖弁取付板の立設状態の不安定性を解消することができる。なお、嵌合用凹部35の内面の一部を構成する内面部43の上端縁に、外側方に傾斜する傾斜部45が形成されているので、この傾斜部45が嵌合時におけるガイドとなって、嵌合部36の嵌合用凹部35への嵌合作業の容易化を図ることができる。
また、閉鎖弁取付板24の嵌合部36を底板4の嵌合用凹部35に嵌合させた状態では、嵌合部36の凹所50に嵌合用凹部35の突隆部46が嵌合して、この閉鎖弁取付板24の底板前後方向位置決めがなされる。このため、閉鎖弁取付板24を一層安定した状態で起立させることができて、組立作業性の向上を図ることができる。しかも、閉鎖弁取付板24の起立状態でのガタツキを防止すると共に、閉鎖弁取付板24を底板4での規定の場所に立設することが可能であるので、精度の良い組立を行うことができ、室外機として高品質となる。さらに、嵌合用凹部35の突隆部46及び嵌合部36の凹所50が補強用のビード部となるので、強度の向上を達成でき、底板4の板厚を小とすることができる。このため、コストの低減を図ると共に、軽量化を達成して、この室外機の設置作業性及び搬送性の向上を図ることができる。
さらに、立上壁11の一方の短辺対応部11aの内面に閉鎖弁取付板24の嵌合部36の外面が当接すると共に、受面部54にて閉鎖弁取付板24の嵌合部36の一部を受けて、この閉鎖弁取付板24の底板左右方向位置決めを行うので、閉鎖弁取付板24は室外機ケーシング内方への移動が規制され、外側方から止定部材55を止定する際に、この閉鎖弁取付板24に多少の押圧力が作用しても、閉鎖弁取付板24を安定した起立状態に維持できる。このため、止定部材55による固定作業の信頼性が向上する。
しかも、閉鎖弁取付板24の嵌合部36は、上下方向に延びて立上壁11の内面に対面する上下方向部37と、この上下方向部37の下端から水平方向に延びて上記嵌合用凹部35の底面に載置される水平方向部38と、この水平方向部38の先端から立設されて上記受面部54に当接する立上部39とからなるので、この閉鎖弁取付板24の嵌合部36を底板4の嵌合用凹部35に簡単に嵌合させることができ、また弁取付板24の嵌合部36が底板4の嵌合用凹部35に嵌合した際には、一層安定してその起立状態を維持することができる。特に、立上部39が、上方に向かって上下方向部37から離れるように斜めに立上っているので、閉鎖弁取付板24の嵌合部36を底板4の嵌合用凹部35に対して一層嵌合させ易いものとなっている。これによって、組立性の一層の向上を達成できる。
また、嵌合用凹部35の突隆部46は、底板左右方向の長手方向に沿って嵌合部36の上下方向部37と水平方向部38と立上部39とに対応して形成されるので、安定した位置決めが可能であるので、閉鎖弁取付板24のガタツキを一層防止できる。また、この突隆部46によって、嵌合用凹部35を一層補強することができ、閉鎖弁取付板24を長期にわたって安定して底板4に立設することができる。
さらに、取付板側係合部62と底板側係合部63とが係合しているので、閉鎖弁取付板24の起立状態において、その閉鎖弁取付板24の倒れを防止することができ、その起立状態の安定した維持が可能となる。すなわち、底板4側の受面部54及びこれに当接する嵌合部36の立上部39が傾斜しているので、これら傾斜面において滑って、閉鎖弁取付板24が倒れるおそれがある。しかしながら、取付板側係合部62と底板側係合部63との係合によって、その倒れを確実に防止することができる。そのため、この閉鎖弁取付板24の組立作業性の向上を一層図ることができる。
以上にこの発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、閉鎖弁取付板24の嵌合部36として、その立上部39が上記実施形態では、水平面に対して傾斜する傾斜壁にて構成されているが、この傾斜角度としては、嵌合用凹部35の内面の一部にて構成される受面部54に当接して、この閉鎖弁取付板24の底板左右方向位置決めを行うことができる範囲で任意に設定でき、立上部39が上下方向に延びるものであってもよい。この際、このように設定した傾斜角度に対応して嵌合用凹部35の受面部54の傾斜角度が設定されることになる。また、嵌合用凹部35に設ける突隆部46の数の増減も自由であり、また、突隆部46は連続して形成せずに、非連続に形成するものであってもよい。さらに、突隆部46の形状としては、上記実施形態では断面半円弧状としていたが、断面三角形状、断面台形状等の種々のものであってもよい。この際、この突隆部46が嵌合する凹所50としてはもちろんこれらの形状に対応する形状とするのが好ましい。また、閉鎖弁取付板24を底板4に固定する止定部材55としては、上記実施形態では、1本のボルト部材を使用したが、1本に限るものではなく、複数本の止定部材55を使用するものであってもよい。さらに、上記実施形態では、閉鎖弁取付板24にねじ孔57を設けて、このねじ孔57に、止定部材55としてのボルト部材を螺着するものであったが、このねじ孔57に代えて貫通孔を設け、立上壁11の短辺対応部11aの貫孔56及び閉鎖弁取付板24の貫通孔にボルト部材を外側方から挿通して、この貫通孔から突出したねじ部にナット部材を螺着するようにしてもよい。また、上記実施形態では、取付板側係合部62として凸部(突起部58)にて構成すると共に、底板側係合部63として凹部(貫孔59)にて構成したが、取付板側係合部62を凹部にて構成すると共に、底板側係合部63を凸部にて構成してもよく、取付板側係合部62と底板側係合部63の数としても増減可能である。さらに、上記実施形態では、凹部として、短辺対応部11aの内外を貫通する貫孔59を使用したが、このような貫通孔でなくて、凹みをもって構成してもよい。
この発明の空気調和機の室外機の実施形態を示す要部斜視図である。 上記室外機の閉鎖弁取付板の斜視図である。 上記室外機の閉鎖弁取付板の側面図である。 上記室外機の底板の要部斜視図である。 上記閉鎖弁取付板を底板から起立させた状態を示す断面図である。 上記図5のA−A線断面図である。 上記図6のB−B線断面図である。 上記図6のC−C線断面図である。 閉鎖弁取付板を底板から起立させた状態の断面平面図である。 上記空気調和機の室外機の簡略斜視図である。
符号の説明
3・・室外機ケーシング、4・・底板、11・・立上壁、11a・・短辺対応部、24・・閉鎖弁取付板、35・・嵌合用凹部、36・・嵌合部、37・・上下方向部、38・・水平方向部、39・・立上部、46・・突隆部、50・・凹所、54・・受面部、55・・止定部材、62・・取付板側係合部、63・・底板側係合部

Claims (2)

  1. 底板(4)と、この底板(4)の側部から立設される閉鎖弁取付板(24)とを有する室外機ケーシング(3)を備え、上記底板(4)に嵌合用凹部(35)を設けると共に、上記閉鎖弁取付板(24)の下部にこの嵌合用凹部(35)に嵌合する嵌合部(36)を設け、上記閉鎖弁取付板(24)の嵌合部(36)を底板(4)の嵌合用凹部(35)に嵌合させた状態での閉鎖弁取付板(24)の底板(4)からの自立した起立を可能とし、この起立状態での外側方からの止定部材(55)による閉鎖弁取付板(24)の底板(4)への固定を可能とした空気調和機の室外機であって、上記嵌合用凹部(35)に突隆部(46)を設けると共に、上記閉鎖弁取付板(24)の嵌合部(36)に上記突隆部(46)に嵌合する凹所(50)を設け、これらの嵌合による閉鎖弁取付板(24)の底板前後方向位置決めを行うべく構成し、また、上記底板(4)の周囲に設けられた立上壁(11)の一方の短辺対応部(11a)の内面に上記閉鎖弁取付板(24)の嵌合部(36)の外面が当接した状態で、上記止定部材(55)にてこの閉鎖弁取付板(24)が底板(4)に固定されると共に、上記嵌合用凹部(35)の内面の一部を、閉鎖弁取付板(24)の嵌合部(36)の一部を受けてこの閉鎖弁取付板(24)の底板左右方向位置決めを行う受面部(54)とし、上記閉鎖弁取付板(24)の嵌合部(36)は、上下方向に延びて立上壁(11)の内面に対面する上下方向部(37)と、この上下方向部(37)の下端から水平方向に延びて上記嵌合用凹部(35)の底面に載置される水平方向部(38)と、この水平方向部(38)の先端から上方に向かって上記上下方向部(37)から離れるように斜めに立ち上って上記受面部(54)に当接する立上部(39)とからなり、さらに、上記嵌合用凹部(35)の突隆部(46)は、底板左右方向の長手方向に沿って上記嵌合部(36)の上下方向部(37)と水平方向部(38)と立上部(39)とに対応して形成されることを特徴とする空気調和機の室外機。
  2. 上記閉鎖弁取付板(24)の嵌合部(36)の上下方向部(37)に、凹部又は凸部からなる取付板側係合部(62)を設けると共に、上記底板(4)の立上壁(11)に、上記取付板側係合部(62)が係合する凸部又は凹部からなる底板側係合部(63)を設けたことを特徴とする請求項の空気調和機の室外機。
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