JP3921818B2 - 希ガス放電灯 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は希ガス放電灯に関し、特にガラスバルブの外周面に一対の帯状の外部電極を配置し、外部電極間に第1,第2の開口部を有する希ガス放電灯の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種希ガス放電灯は、例えば図16に示すように構成されている。同図において、Aは例えばガラスバルブよりなる外囲器であって、その内面には希土類蛍光体,ハロリン酸塩蛍光体などの蛍光体よりなる発光層Bが形成されているが、その一部には発光層Bを形成しないアパ−チャ部Baが形成されている。そして、外囲器Aの内部空間には例えば水銀などの金属蒸気を含まないキセノンガスなどを主成分とする希ガスが所定量封入されている。一方、外囲器Aの外周面には、例えばアルミニウムなどの金属部材よりなる帯状の一対の外部電極C,Dが互いに対向し、かつ第1,第2の開口部PA,PBが形成されるように貼着されており、その外周面は熱収縮性樹脂よりなる保護チュ−ブEにて被覆・保護されている。
【0003】
この希ガス放電灯は、図示しない端子を介して外部電極C,Dに高周波高電圧(例えば25KHzで2500Vo−p)を印加することによりキセノンガスの放電が生じ、キセノンガスの励起線によって発光層Bが励起されて発光するものであり、光はアパ−チャ部Baから外部電極C,Dの端部Ca,Da間の第1の開口部PAを経由して外部に放出される。特に、この希ガス放電灯には水銀が用いられていないために、点灯後における光量の立ち上がりが急峻であり、点灯と同時に光量がほぼ100%近くにまで達するという特徴を有している。このために、ファクシミリ,イメ−ジスキャナ,複写機などのOA機器の原稿読取用の光源として好適するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような希ガス放電灯を原稿照射装置に適用した場合、原稿の読み取り精度は主として原稿面の照度(第1の開口部PAの中央部分の前面照度)及び原稿の送り速度に大きく影響される。例えば原稿面の照度が一定の場合には、原稿の送り速度が遅いほど読み取り精度は向上し、原稿の送り速度が早いほど読み取り精度は低くなる。又、原稿の送り速度が一定の場合には、原稿面の照度が高いほど読み取り精度は向上し、原稿面の照度が低いほど読み取り精度は低くなるものである。従って、近時、OA機器が、処理能力を高め、事務処理の効率化を図るために、原稿の送り速度を高速化する傾向にあることから、希ガス放電灯から放出される光量は一層に増加することが望まれている。
【0005】
この希ガス放電灯において、発光層Bから放射される光は、アパ−チャ部Ba,第1の開口部PAを介して外部に放出されるものと、外部電極C,Dの端部Cb,Db間の第2の開口部PBから外部に放出されるものとに分かれ、この内、原稿照射装置の読み取りに利用される光は前者のアパ−チャ部Ba,第1の開口部PAを介して外部に放出されるものだけである。例えば外径が6mm,長さが280mmの外囲器Aの外周面に外部電極C,Dを配置してなる希ガス放電灯では、第1の開口部PAの中央部分の前面8mmにおける照度はほぼ5000Lxが得られる。
【0006】
しかしながら、上述のように、希ガス放電灯の第1の開口部PAの前面照度をさらに高める必要がある場合には、例えば外囲器Aの外径を大きくしたり、或いは管入力(外部電極間に供給する電力)を増加したりする方法が採用されるものの、それぞれに次のような問題を有している。
【0007】
即ち、前者の方法では、OA機器の小形化に伴い、希ガス放電灯の収納空間も狭くなっていることから、組み込みに困難が予想される。又、後者の方法では、管入力を増加させると、第1の開口部PAの前面照度は増加するものの、第2の開口部PBから放出される光量も増加することになる。従って、管入力を増加させる割には第1の開口部PAから放出される光量の増加割合が少ないのみならず、点灯装置が大形化してしまうという問題がある。
【0008】
それ故に、本発明の目的は、簡単な構成によって第2の開口部から逸散される光を有効に利用し、第1の開口部の前面照度を高めることのできる希ガス放電灯を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
従って、本発明は、上述の目的を達成するために、内面に発光層を有する直管状の外囲器と、外囲器の全長とほぼ同程度の長さを有する透光性シートの一方の面に金属部材よりなる帯状の一対の外部電極を、第1,第2の開口部が形成されるように、互いに離隔して配置すると共に、第2の開口部に対応する透光性シートの他方の接着層が形成されていない側の面に光反射層を形成し、かつ透光性シートの一方の面に接着層を形成してなるシート構体とを具備し、前記シート構体を外囲器の外周面に、外囲器と透光性シートとの間に外部電極が位置し、かつ光反射層が外面側に位置するように巻回し、透光性シートの他端が光反射層の形成されていない一端部分に接着することにより、第1の開口部から光を放出するように構成したことを特徴とし、第2の発明は、前記光反射層を、少なくとも一方の外部電極に投影的にオーバーラップするように形成したことを特徴とし、第3の発明は、前記外部電極間の第1の開口部に対応する外囲器の内面部分に発光層の形成されないアパーチャ部を形成したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1の実施例について図1〜図3を参照して説明する。同図において、1は例えばガラスバルブにて密閉状に構成された直管状の外囲器であって、その内面には希土類蛍光体,ハロリン酸塩蛍光体などの蛍光体よりなる発光層2が形成されているが、その一部には発光層2の形成されないアパ−チャ部2aが形成されている。この外囲器1はガラスバルブの端部にディスク状の封着ガラスを封着して構成されているが、例えばガラスバルブを加熱しながら縮径加工し溶断して構成することもできる(特願平9−2146号参照)。そして、この外囲器1の密閉空間には水銀などの金属蒸気を含まない例えばキセノン,クリプトン,ネオン,ヘリウムなどの希ガスが単一又は混合して所定量封入されているが、キセノンを主成分とする希ガスを封入することが望ましい。
【0013】
この外囲器1の外周面にはシ−ト構体3が密着するように巻回されている。このシ−ト構体3は、例えば外囲器1の全長とほぼ同程度の長さを有し、かつ一方の面に接着層9aを有する絶縁性の透光性シ−ト4と、この透光性シ−ト4の一方の面に、一端5a,6a間に第1の開口部7Aが、他端5b,6b間に第2の開口部7Bがそれぞれ形成されるように、互いに離隔・配置して接着された不透光性の金属部材よりなる帯状の一対の外部電極5,6と、この外部電極5,6の端部から一体的に導出された端子51,61と、第2の開口部7Bに対応する透光性シ−ト4の外面部分(他方の面側)に形成された光反射層8とから構成されている。尚、外部電極5,6の外囲器側の面には接着層9が形成されている。
【0014】
このシ−ト構体3において、透光性シ−ト4は、例えば肉厚が20〜100μm程度のポリエチレンテレフタレ−ト(PET)樹脂が好適するが、透光性,電気絶縁性に優れておればポリエステル樹脂,弗素樹脂(テフロン:登録商標)など他の樹脂も利用できるし、肉厚も適宜に変更できる。又、外部電極5,6は、例えば光反射性を有するアルミニウム箔が好適するが、導電性に優れており、かつ不透光性であれば、銅,銀,ニッケルなどのように他の金属部材も利用できる。特に、外部電極5,6がアルミニウム箔にて構成されている場合、その肉厚はアルミニウム箔が硬質の場合には10〜50μm、アルミニウム箔が軟質の場合には30〜100μmの範囲に設定することが望ましい。又、光反射層8は、例えば酸化チタン(TiO2 ),酸化マグネシウム(MgO)などのように反射性を有する粉体を主成分とする反射材料にて構成されており、第2の開口部7Bに対応する透光性シ−ト4の外面部分にスクリ−ン印刷,吹き付け,塗布などによって形成される。尚、この光反射層8を、例えば肉厚の小さいシ−トに反射材料を被着して構成し、これを透光性シ−ト4の外面部分に貼着することもできる。さらに、接着層9,9aとしてはシリコ−ン系接着剤が好適するが、アクリル系接着剤,エポキシ系接着剤なども使用可能である。
【0015】
上述のシ−ト構体3は外囲器1の外周面に、外部電極5,6が外囲器1と透光性シ−ト4との間に位置し、かつ光反射層8が外面側に位置するように装着されており、第2の開口部7Bにおいて、透光性シ−ト4の一方の端部4aに他方の端部4bを重ね合わせて接着した上で超音波溶着,熱圧着などにより溶着されている。この溶着部は重ね合わせ部分の長手方向に沿って連続的ないし部分的に形成されているが、単に接着するだけで、溶着を省略することもできる。特に、シ−ト構体3の外囲器1への装着状態において、外部電極5,6の一端5a,6aの間には第1の開口部7Aが、外部電極5,6の他端5b,6bの間には第2の開口部7Bがそれぞれ形成されており、その上、第2の開口部7Bに対応する透光性シ−ト4の外面側には光反射層8が形成されている。従って、発光層2からの光は、光反射層8でも反射され、アパ−チャ部2aを介して第1の開口部7Aのみから外部に放出される。尚、第1,第2の開口部7A,7Bの開口角θ1 ,θ2 は、θ1 >θ2 の関係に設定することが望ましいが、用途によっては同一ないし逆の関係に設定することも可能である。
【0016】
この希ガス放電灯を製造するに先立って、シ−ト構体3を含むシ−ト組立体3Aが準備される。このシ−ト組立体3Aは例えば図4〜図5に示すように組み立てられる。まず、図4(a)に示すように、例えば一方の面に離型機能を有する長尺状のセパレ−タ3Sを図示しない組立ステ−ジに載置すると共に、その一方の面に例えばセパレ−タ3Sより幅が狭く、一方の面に接着層9を有する長尺状の金属部材(例えばアルミニウム箔)よりなる導電性シ−ト5Sを順に重ね合わせて接着する。尚、セパレ−タ3Sは、例えば厚さが70μm程度のPET樹脂が好適するが、材質,厚さは適宜に変更できる。特に、重ね合わせはセパレ−タ3Sと導電性シ−ト5Sとを別々のロ−ルから連続的に供給しながらロ−ラなどを利用して重ね合わせることが望ましい。そして、図示しないカッタ−によって導電性シ−ト5Sに、対をなす帯状の外部電極5,6が形成されるように図示点線の切離部5Saを順次に形成する。尚、この切離部5Saは導電性シ−ト5Sのみが切断されるだけで、セパレ−タ3Sには切れ目が生じないように配慮されている。そして、外部電極として不要な部分5Sb,5Scをセパレ−タ3Sから、切離部5Saを介して順次に分離(剥離)すると、同図(b)に示すように、セパレ−タ3Sには端子51,61を有する対をなす外部電極5,6が所定の間隔で順に配列される。
【0017】
次に、図5(a)に示すように、一方の面に接着層9aを有する長尺状の透光性シ−ト(例えばPET樹脂)4Sをセパレ−タ3Sの一方の面に、外部電極5,6が完全に被覆され、かつ端子51,61が露呈されるように順に重ね合わせて接着する。尚、この透光性シ−ト4Sは予めロ−ルに巻回しておき、連続的に供給してセパレ−タ3Sに重ね合わせることもできる。次に、それぞれの外部電極5に隣接する透光性シ−ト4Sの外面部分(第2の開口部7Bに相当する部分で、接着層9aが形成されていない側の面)に光反射層8をスクリ−ン印刷によって順に形成する。尚、この光反射層8は、予め、透光性シ−ト4Sの所定部分に形成しておき、光反射層8を有する透光性シ−ト4Sをセパレ−タ3Sの一方の面に重ね合わせて接着することもできる。
【0018】
次に、同図(a),(b)に示すように、図示しないカッタ−によって透光性シ−ト4Sに一定の間隔で図示点線の切離部4Scを形成する。尚、この切離部4Scは透光性シ−ト4Sのみが切断されるだけで、セパレ−タ3Sには切れ目が生じないように配慮されている。そして、セパレ−タ3Sに例えばスポンジなどのように柔軟性ないし弾力性を有し、かつ透光性シ−ト4Sより幅の狭い長尺状のスペ−サ(3M)を重ね合わせて図示しないロ−ルに巻回することにより、シ−ト組立体3Aが組み立てられる。尚、スペ−サ3Mは、巻回した時にシ−ト組立体3Aが竹の子状(幅方向の両端の巻回径が異なる状態)になる場合に使用されるが、特に、シ−ト組立体3Aを巻回した際に幅方向の全体に亘ってほぼ同一径に巻回され、形態が崩れない場合には省略することもできる。
【0019】
このように構成されたシ−ト組立体3Aを用いて希ガス放電灯は、例えば図6〜図8に示すように製造される。尚、この製造装置は、例えばシ−ト組立体3Aからシ−ト構体3を分離する分離装置100、分離されたシ−ト構体3を受け取って一定の方向に移送する移送装置200、移送装置200から供給されたシ−ト構体3を外囲器1の外周面に巻回する巻回装置300などから構成されている。
【0020】
まず、図6〜図7に示すように、シ−ト組立体3Aは分離装置100のロ−ル101に配設される。そして、スペ−サ3Mはロ−ル102に巻き取られるように、シ−ト組立体3Aはバッファ部103を介してスクレ−パ104に移送されるようにセットされる。特に、スクレ−パ104には例えば10°程度の鋭角な折り返し部が形成されており、セパレ−タ3Sはこの折り返し部に沿って一定のテンションを付与されてロ−ル105に巻き取られる。シ−ト組立体3Aが図示矢印方向に送られ、それのシ−ト構体3がスクレ−パ104の下側に位置すると、その下側には移送装置200の分離ステ−ジ201が配置されると共に、ステ−ジ201がシ−ト構体3に近接ないし密着して真空吸着される。そして、ステ−ジ201はシ−ト組立体3Aの移動にほぼ同期して図示矢印方向に移動する。尚、ステ−ジ201はスライダ−202に固定されており、レ−ル203に沿って移動自在に構成されている。セパレ−タ3Sがスクレ−パ104の先端部104aにて鋭角に折り返されると、同部分にてシ−ト構体3が扱かれ、セパレ−タ3Sから分離され始める。やがて、セパレ−タ3Sとステ−ジ201の移動に関連してシ−ト構体3は完全に分離され、図示点線のようにステ−ジ201に移されて所定位置まで移送される。尚、シ−ト構体における透光性シ−ト4Sには切離部4Scが適宜の間隔で形成されているために、スクレ−パ104の先端部104aでの扱きによって確実に分離される。この分離されたシ−ト構体3が巻回装置300に供給されると、ステ−ジ201は再び図7の実線位置に復帰する。尚、ステ−ジ201の真空吸着機構は省略することも可能である。
【0021】
次に、図8に示すように、巻回装置300のステ−ジ301に載置されたシ−ト構体3はステ−ジ301に、例えば真空吸着された上で、図示しないX,Y軸方向の位置調整装置(X−Yテ−ブル)によって所定位置に調整される。そして、外囲器1がシ−ト構体3における透光性シ−ト4の一端4a(光反射層8の端部)に、それの長手方向が外部電極5,6の長手方向に沿うように(平行となるように)供給・配置される。この状態で、従動的に回転し、かつ上下動可能な一対のロ−ラ302,302を外囲器1の上部に弾力的に押し付けるように位置させる。この状態において、ステ−ジ301を矢印方向Mに図示しない駆動機構によって移動させる。すると、外囲器1はロ−ラ302,302に押さえ付けられた状態で反時計方向に回転すると共に、ロ−ラ302,302も外囲器1の回転に応じて従動回転する。これによって、外囲器1の外周面の一部には透光性シ−ト4の一端4aが密着状態で接着される。その後、ステ−ジ301を矢印方向Nに移動させると、外囲器1はロ−ラ302,302に弾力的に押さえ付けられた状態で時計方向に回転すると共に、ロ−ラ302,302も外囲器1の回転に応じて従動回転する。この際に、シ−ト構体3の透光性シ−ト4は、既に外囲器1に接着された一端4aを起点として、外囲器1の回転に応じて外周面に巻回され始める。そして、外囲器1が例えば390°程度回転(ほぼ1回転)すると、外囲器1の外周面には、図1に示すように、透光性シ−ト4が巻回される上、一端4aに他端4bが重ね合わされ、接着層9aによって接着される。尚、外部電極5,6は接着層9を介して外囲器1の外周面に接着される。又、ステ−ジ301の真空吸着力は外囲器1の回転による透光性シ−ト4の外囲器1への巻回・接着によって容易に離脱する程度に設定すれば、組み立て工程の途中で吸着停止(開放),吸着力の調整などを省略できる。
【0022】
この実施例によれば、外部電極5,6の端部5b,6b間に形成される第2の開口部7Bに対応する透光性シ−ト4の外面側に光反射層8が形成されているために、発光層2から放射された光は外部電極5,6及び光反射層8にて反射され、高密度化されてアパ−チャ部2aを介して第1の開口部7Aから外部に放出される。従って、第1の開口部7Aの前面照度を大幅に高めることができる。
【0023】
特に、第2の開口部7Bには光反射層8が形成されているために、第2の開口部7Bから光が外部に放出されることはなくなる。このために、第2の開口部7Bから放出される光が第1の開口部7Aに集約されることになり、第1の開口部7Aからの光量が増加し、原稿照射装置に適用した場合、原稿面照度を一層に高めることができ、原稿の送り速度が高速化されても、原稿の読み取り精度を向上させることができる。
【0024】
又、光反射層8はシ−ト構体3の製造時に第2の開口部7Bに対応する透光性シ−ト4の外面部分に形成されるために、作業能率を高め、量産性を改善することができる。特に、製造に先立って、光反射層8を透光性シ−ト4に形成しておけば、さらに、作業能率を高め、量産性を改善することができる。
【0025】
図9〜図10は本発明の第2の実施例を示すものであって、基本的な構成は図1に示す希ガス放電灯と同じである。異なる点は、外囲器1の外周面に外部電極5,6を接着層9を利用して貼着した後に、光反射層8を形成した透光性シ−ト4Aを巻回したことである。
【0026】
この希ガス放電灯は、次のように製造される。まず、内面に発光層2,アパ−チャ部2aを有する外囲器1の外周面に外部電極5,6を、第1,第2の開口部7A,7Bが形成されるように貼着する。次に、図10(a),(b)に示すように、一方の面に接着層9aを有する透光性シ−ト4Aの他方の面(外面側)の端部(4a)に光反射層8を形成する。この透光性シ−ト4Aを図8に示す方法によって外囲器1の外周面に巻回し、透光性シ−ト4Aの他端4bは光反射層8の形成されていない一端4a部分に接着される。この際に、光反射層8は、予め、第2の開口部7Bに位置するように調整される。これによって、図9に示す希ガス放電灯が得られる。
【0027】
この実施例によれば、第1の実施例と同様の効果が得られる上に、透光性シ−ト4Aの他端4bが光反射層8の形成されていない一端4a部分に接着されているために、透光性シ−ト4Aの端部における接着性を向上できる。特に、超音波溶着などを併用する場合には、溶着性を高めることができる。
【0028】
この実施例の変形例として、第1の開口部7Aに対応するアパ−チャ部2aの開口角θ3 を第1の開口部7Aの開口角θ1 より大きく設定し、かつ第1の開口部7Aに発光層2が食み出さないように構成することもできる。尚、このアパ−チャ部2aの開口角θ3 は、例えば70〜110度の範囲に設定されているが、用途,目的などに応じて適宜に変更できる。又、この実施形態は第1の実施例に適用することもできる。
【0029】
この変形例によれば、アパ−チャ部2aの開口角θ3 は第1の開口部7Aの開口角θ1 より大きく設定され、かつ第1の開口部7Aには発光層2が食み出さないように構成されているために、製造時に、アパ−チャ部2aに対する外部電極5,6の位置関係が少々ずれても、光軸の変動を実用上支障の生じない範囲に止めることができる。従って、OA機器への組み込みが容易になる。
【0030】
図11は本発明の第3の実施例を示すものであって、基本的な構成は図1〜図3に示す希ガス放電灯と同じである。異なる点は、光反射層8を、第2の開口部7Bに隣接する外部電極5,6に投影的にオ−バ−ラップするように形成したことである。
【0031】
この実施例によれば、光反射層8の透光性シ−ト4への形成位置が多少ずれても、光反射層8によって第2の開口部7Bを確実に覆うことができるために、第2の開口部7Bからの光の漏れを防止でき、第1の開口部7Aの前面照度を高めることができる。
【0032】
図12〜図13は本発明の第4の実施例を示すものであって、基本的な構成は図1〜図3に示す希ガス放電灯と同じである。異なる点は、第2の開口部7Bに隣接する外部電極5の他端5bのみに三角状の異形部5Aを形成したことと、光反射層8を、第2の開口部7B及び外部電極5の異形部5Aを覆うように形成したことである。尚、異形部は第1の開口部7A及び/又は第2の開口部7Bに隣接する外部電極の端部に形成することもできるし、その形態も三角状の他、半円状,台形状,矩形状など適宜に形成できる。
【0033】
この実施例によれば、外部電極5に異形部5Aが形成されているために、外部電極5,6間に高周波高電圧を印加した場合、異形部5Aに電界が集中することになり、安定した放電が可能となり、始動特性を改善できる。
【0034】
しかも、異形部5Aによる隙間部分は光反射層8によって覆われているために、第2の開口部7Bからの光の漏洩を皆無にできる。
【0035】
図14は本発明の第5の実施例を示すものであって、基本的な構成は図1〜図3に示す希ガス放電灯と同じである。異なる点は、外部電極5,6がメッシュ状などに構成されており、孔などの光透過部分(異形部)を有していることと、透光性シ−ト4の外面側に光反射層8が、外部電極5,6及び第2の開口部7Bを覆うように形成されていることである。尚、この構成は第1の実施例〜第4の実施例にも適用できる。
【0036】
この実施例によれば、第4の実施例と同様に外部電極5,6に孔などの異形部が形成されているために、安定した放電が得られ、始動特性を改善できる。その上、外部電極5,6が光反射層8によって覆われているために、光の漏洩がなくなり、第1の開口部7Aの前面照度を高めることができる。
【0037】
図15は本発明の第6の実施例を示すものであって、基本的な構成は図1に示す希ガス放電灯と同じである。異なる点は、外囲器1の外周面に帯状の一対の外部電極5,6を、第1,第2の開口部7A,7Bが形成されるように図示しない接着層を利用して貼着した後に、例えばPET樹脂などの熱収縮性樹脂よりなる保護チュ−ブ10を被せたことである。特に、保護チュ−ブ10の、第2の開口部7Bに対応する外面部分には、予め、光反射層8が形成されており、外囲器1への装着状態において、光反射層8は第2の開口部7Bを覆うように配置される。尚、この保護チュ−ブ10は外囲器1に装着した後、例えば150〜200°C程度に加熱し、収縮させることによりシ−ト構体3に密着される。
【0038】
この希ガス放電灯は次のように製造される。まず、同図(a)に示すように、内面に発光層2,アパ−チャ部2aを有する外囲器1の外周面に帯状の一対の外部電極5,6を、第1,第2の開口部7A,7Bが形成されるように図示しない接着層を利用して貼着する。次に、同図(b)に示すように、熱収縮前の保護チュ−ブ10を2つ折りし、一方の外面部分に光反射層8を、第2の開口部7Bより十分に幅広となるように形成する。次に、この保護チュ−ブ10を外囲器1に、光反射層8が第2の開口部7Bに位置し、かつ端部が外部電極5,6の端部にほぼオ−バ−ラップするように装着した後に、保護チュ−ブ10を例えば150〜200°C程度に加熱することにより収縮させ、外囲器1に密着させる。これによって、同図(a)に示す状態の希ガス放電灯が得られる。
【0039】
この実施例によれば、光反射層8は保護チュ−ブ10に、第2の開口部7Bより十分に幅広となるように形成されるために、熱収縮しても、第2の開口部7Bを確実に覆うことができる。従って、光の漏洩を防止できる。
【0040】
その上、光反射層8の形成幅は第2の開口部7Bの幅よりも十分に大きく設定されているために、光反射層8の形成幅に少々の製造バラツキが生じたり、或いは保護チュ−ブ10の外囲器1への装着位置が若干ずれたりしても、第2の開口部7Bを確実に覆うことができる。
【0041】
特に、保護チュ−ブ10を外囲器1の外周面に装着するにに先立って、予め、外囲器1の外周面にシリコ−ンワニスなどの絶縁被膜を形成しておけば、外部電極間の絶縁性を改善でき、沿面放電の発生も抑制できる。
【0042】
又、第1の実施例〜第5の実施例における希ガス放電灯を、さらにこの熱収縮性の保護チュ−ブ10によって被覆すれば、希ガス放電灯の適用部所における環境条件が厳しい,安全基準が高いなどの適用条件が厳しくても、より高品位の製品を提供できる。
【0043】
尚、本発明は、何ら上記実施例にのみ制約されることなく、例えば外部電極は導電性シ−トを帯状に打ち抜いて形成する他に、透光性シ−トに蒸着,溶射などによって形成することもできる。又、発光層におけるアパ−チャ部は省略することもできる。又、光反射層は絶縁性を有する部材にて構成することが望ましいが、構造によっては導電性を有する反射部材にて形成することもできる。又、外部電極は外囲器のほぼ全長に配置されているが、この「ほぼ全長」の意味は外囲器の全長の20%減程度までを含むものである。さらには、外部電極の形態において、「帯状」とは全体としての形態が帯状であることを意味し、外部電極の端部に三角状,半円状,矩形状などの異形部を有するものは勿論のこと、端部でない部分に孔などが存在したり、編目状になっているものなども含まれるものとする。
【0044】
【実施例】
次に、第1の実験例について説明する。外径が6mm,長さが300mmの鉛ガラスよりなる外囲器に図2〜図3に示すシ−ト構体を巻回・密着させる。このシ−ト構体における外部電極には肉厚が50μm,巾が5mmの帯状のアルミニウムを用い、第2の開口部(幅は4.8mm)に対応する透光性シ−トの外面部分には酸化チタン粉末,ポリエステル系塗料を含む反射材料をスクリ−ン印刷によって厚さが10μmの光反射層を形成する。
【0045】
この希ガス放電灯の外部電極に25KHz,2500Vo−pの高周波高電圧を印加し、第1の開口部の中央部の前面8mm地点の照度を測定したところ、同一サイズで光反射層が形成されていない従来の希ガス放電灯に比較して、照度が7%増加した(5000Lxが5350Lxに増加した)。
【0046】
次に、第2の実験例について説明する。外径が6mm,長さが300mmの鉛ガラスよりなる外囲器に図2〜図3に示すシ−ト構体を巻回・密着させる。このシ−ト構体における外部電極には肉厚が50μm,巾が5mmの帯状のアルミニウムを用い、第2の開口部(幅は4.8mm)に対応する透光性シ−トの外面部分には酸化マグネシウム粉末,ポリエステル系塗料を含む反射材料をスクリ−ン印刷によって厚さが20μmの光反射層を形成する。
【0047】
この希ガス放電灯の外部電極に25KHz,2500Vo−pの高周波高電圧を印加し、第1の開口部の中央部の前面8mm地点の照度を測定したところ、同一サイズで酸化マグネシウム被膜が形成されていない従来の希ガス放電灯に比較して、照度が8%増加した(5000Lxが5400Lxに増加した)。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、外部電極間の第2の開口部に対応する部分の透光性シートの外面に光反射層が形成されているために、発光層から放射された光は第2の開口部から外部に漏出されることなく、光反射層にて反射され、殆んどすべてが第1の開口部に集約される。従って、第1の開口部から放出される光量が増加でき、その前面照度を効果的に高めることができる。そして、透光性シートの他端が光反射層の形成されていない一端部分に接着することにより、透光性シートの端部における接着性を向上できる。
【0049】
特に、発光層に、発光層の形成されないアパ−チャ部を形成すれば、発光層から放射された光が外囲器内面で高密度化され、アパ−チャ部を介して第1の開口部から外部に放出されるために、第1の開口部の前面照度をさらに高めることができる。
【0050】
又、製造に先立って、光反射層を透光性シートの外面部分に形成しておけば、作業能率を高め、量産性を改善することができる。
【0051】
さらには、この希ガス放電灯を原稿照射装置に適用した場合には、原稿面照度を有効に高めることができるために、仮に原稿の送り速度が高速化されても、実用に供し得る程度の原稿の読み取り精度を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す縦断面図。
【図2】本発明にかかるシ−ト構体の展開図。
【図3】図2のX−X断面図。
【図4】本発明にかかるシ−ト組立体の製造方法を説明するための図であって、同図(a)はセパレ−タに導電性シ−トを重ね合わせた状態を示す平面図、同図(b)は導電性シ−トの不要部分を除去して外部電極を形成した状態を示す平面図。
【図5】本発明にかかるシ−ト組立体の製造方法を説明するための図であって、同図(a)はセパレ−タに透光性シ−トを重ね合わせると共に、透光性シ−トの外面部分に光反射層を形成した状態を示す平面図、同図(b)は同図(a)のY−Y断面図。
【図6】本発明にかかる製造装置の概略側面図。
【図7】図6に示す製造装置の要部拡大断面図。
【図8】本発明にかかるシ−ト構体の外囲器への巻回方法を説明するための断面図。
【図9】本発明の第2の実施例を示す縦断面図。
【図10】図9に示す透光性シ−トの具体的構成を示す図であって、同図(a)は展開状態の平面図、同図(b)は同図(a)の断面図。
【図11】本発明の第3の実施例を示す縦断面図。
【図12】本発明の第4の実施例を示す縦断面図。
【図13】図12の外囲器,外部電極部分の展開状態を示す図。
【図14】本発明の第5の実施例を示す縦断面図。
【図15】本発明の第6の実施例を示すものであって、同図(a)は縦断面図、同図(b)は同図(a)に示す保護チュ−ブの熱収縮前の状態を示す縦断面図。
【図16】従来例の縦断面図。
【符号の説明】
1 外囲器
2 発光層
2a アパ−チャ部
3A シ−ト組立体
3S 長尺状のセパレ−タ
3 シ−ト構体
4S 長尺状の透光性シ−ト
4 透光性シ−ト
4a,4b 端部
4Sc 切離部
5S 長尺状の導電性シ−ト
5,6 外部電極
51,61 端子
7 反射部材
8A 第1の開口部
8B 第2の開口部
9 接着層
10 保護チュ−ブ(絶縁部材)
100 分離装置
104 スクレ−パ
200 移送装置
201,301 ステ−ジ
300 巻回装置
302 ロ−ラ
Claims (3)
- 内面に発光層を有する直管状の外囲器と、外囲器の全長とほぼ同程度の長さを有する透光性シートの一方の面に金属部材よりなる帯状の一対の外部電極を、第1,第2の開口部が形成されるように、互いに離隔して配置すると共に、第2の開口部に対応する透光性シートの他方の接着層が形成されていない側の面に光反射層を形成し、かつ透光性シートの一方の面に接着層を形成してなるシート構体とを具備し、前記シート構体を外囲器の外周面に、外囲器と透光性シートとの間に外部電極が位置し、かつ光反射層が外面側に位置するように巻回し、透光性シートの他端が光反射層の形成されていない一端部分に接着することにより、第1の開口部から光を放出するように構成したことを特徴とする希ガス放電灯。
- 前記光反射層を、少なくとも一方の外部電極に投影的にオーバーラップするように形成したことを特徴とする請求項1に記載の希ガス放電灯。
- 前記外部電極間の第1の開口部に対応する外囲器の内面部分に発光層の形成されないアパーチャ部を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の希ガス放電灯。
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