JP2000208104A - 希ガス放電灯及び原稿照射読取装置 - Google Patents

希ガス放電灯及び原稿照射読取装置

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JP2000208104A
JP2000208104A JP11007346A JP734699A JP2000208104A JP 2000208104 A JP2000208104 A JP 2000208104A JP 11007346 A JP11007346 A JP 11007346A JP 734699 A JP734699 A JP 734699A JP 2000208104 A JP2000208104 A JP 2000208104A
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Japan
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rare gas
discharge lamp
gas discharge
external electrodes
area
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Norikazu Yamamoto
紀和 山本
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的に簡単な構成によって外部電極の端部部
分の照度を中央部分に比べて増加でき、センサの受光部
分における照度を均一化される方向に改善可能な希ガス
放電灯及び原稿照射読取装置を提供すること。 【解決手段】内面に発光層を有する直管状の外囲器1
と、外囲器の外周面に、それのほぼ全長に亘って配置し
た金属部材よりなる帯状の一対の外部電極5,6とを具
備し、前記一対の外部電極のうち、少なくとも一方の外
部電極に、軸方向の端部を除く中央部分に実質的に外部
電極の面積を減少させる異形部5A,6Aを形成すると
共に、中央部分の面積を端部の面積の0.6倍以上で
1.0倍未満の範囲内に設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は希ガス放電灯及び
原稿照射読取装置に関し、特にOA機器における原稿照
射装置に適用される希ガス放電灯の軸方向の光特性及び
原稿照射読取装置の読み取り精度の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、原稿照射読取装置は、例えば図
22に示すように、放電灯Lからの放射光を原稿面Pに
照射し、原稿面Pからの反射光をCCD素子よりなるセ
ンサSにて受光するように構成されている。
【0003】この装置に適用される放電灯としては、装
置の稼働態勢に応じて直ちに点灯し、かつその光量も極
めて短時間に所定の光量(例えば100%程度)にまで
達することが要求されており、図23に示す希ガス放電
灯が提案されている。
【0004】同図において、1は例えばガラスバルブに
て密閉状に構成された直管状の外囲器であって、その内
面には希土類蛍光体,ハロリン酸塩蛍光体などの1種又
は2種以上の蛍光体を含む発光層2が形成されている。
特に、この発光層2には所定の開口角を有するアパ−チ
ャ部2aがほぼ全長に亘って形成されている。そして、
外囲器1の封着構造はガラスバルブの端部にディスク状
の封着ガラス板を封着して構成されているが、例えば単
にガラスバルブを加熱しながら縮径加工し溶断するいわ
ゆるトップシ−ルにて構成することもできる。尚、この
外囲器1の密閉空間には水銀などの金属蒸気を含まない
キセノン,クリプトン,ネオン,ヘリウムなどの希ガス
が単一又は混合して所定量封入されているが、キセノン
を主成分とする希ガスの封入が望ましい。
【0005】この外囲器1の外周面にはシ−ト構体3が
密着するように巻回されている。このシ−ト構体3は、
例えば外囲器1の全長とほぼ同程度の長さを有する絶縁
性の透光性シ−ト4と、この透光性シ−ト4の一方の面
に互いに離隔して接着された金属部材よりなる帯状の一
対の外部電極5,6と、透光性シ−ト4の一方の面に形
成された図示しない接着層とから構成されている。尚、
このシ−ト構体3において、透光性シ−ト4としては、
例えばポリエチレンテレフタレ−ト(PET)樹脂が好
適するが、ポリエステル樹脂など他の樹脂も利用でき
る。又、外部電極5,6としては帯状のアルミニウム箔
が好適するが、ニッケル,銀,銅などの金属部材も利用
できる。
【0006】上述のシ−ト構体3は外囲器1の外周面
に、外部電極5,6が外囲器1と透光性シ−ト4との間
に位置するように巻回されており、巻回状態において、
透光性シ−ト4の一方の端部4aに他方の端部4bを重
ね合わせた上で接着されている。この状態において、外
部電極5,6の一方の側縁部5a,6a間には第1の開
口部7が、外部電極5,6の他方の側縁部5b,6b間
には第2の開口部8がそれぞれ形成されており、発光層
2からの放射光は主としてアパ−チャ部2aを介して第
1の開口部7から外部に放出される。
【0007】この希ガス放電灯Lは、外部電極5,6に
高周波高電圧を印加することにより、希ガス放電が生
じ、発光層2から光が放射される。発光層2から放射さ
れた光は主としてアパ−チャ部2aを介して第1の開口
部7から外部に放出される。特に、この希ガス放電灯L
には水銀が用いられていないために、点灯後における光
量の立ち上がりが急峻であり、ほぼ点灯と同時に光量が
100%近くにまで達するという特徴を有している。従
って、この希ガス放電灯Lは原稿照射読取装置の光源と
して好適するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の希ガ
ス放電灯Lは、例えば図24に示すように、外囲器1の
ほぼ全長に亘って外部電極5,6が配置されており、外
部電極5,6によって形成される第1の開口部7の軸方
向の全長Ldから光が放出されるのであるが、その軸方
向の照度分布は、中央部分では比較的に均斉化されてい
るものの、端部では照度が中央部分に比較してかなり低
くなることから、軸方向の全体に亘っての均一性が損な
われる傾向にある。
【0009】従って、実際に、この希ガス放電灯Lが原
稿照射読取装置に適用される場合には、照度分布の均一
性が損なわれる領域を除外し、照度分布が比較的に均一
化される部分(以下、この部分を有効発光部と定義し、
その長さを有効発光長Lefと呼称する)からの放射光の
みを利用するように工夫されている。このために、第1
の開口部7における有効発光部の前面照度は、例えば図
25において実線Aで示すように、端部で若干低下する
ものの、有効発光長Lefの全体に亘ってほぼ均一化され
るし、原稿面の照度もほぼ均一化される。
【0010】しかしながら、この希ガス放電灯Lが図2
6に示す縮小光学系を有する原稿照射読取装置に適用さ
れる場合には、有効発光部からの光を利用しても有効発
光長Lefに対応する縮小光学系での照度分布が図25に
おいて点線Bで示すように端部の照度が著しく低下する
ようになる。
【0011】即ち、この縮小光学系Doは、図26〜図
27に示すように、例えば原稿面からの光を45°方向
に反射するミラ−Mrと、ミラ−Mrからの反射光を縮
小するレンズLsと、レンズLsからの光を受光するC
CD素子などのセンサSとから構成されている。
【0012】上述の希ガス放電灯Lを図26に示す縮小
光学系Doを有する原稿照射読取装置に適用した場合、
希ガス放電灯Lからの光は原稿面Pにて反射され、ミラ
−Mrにて反射され、レンズLsを介してセンサSにて
受光されるのであるが、有効発光部からレンズLsまで
の光路長さは中心部分と端部部分とでは図27に示すよ
うに異なる。即ち、有効発光長Lefの中心部分からレン
ズLsの中心部分までの光路長さL1と、有効発光長L
efの端部部分からレンズLsの端部部分までの光路長さ
L2とは長さが異なり、L1<L2の関係になる。
【0013】一般に光照射面の照度は光源からの距離の
2乗に逆比例することが知られていることから、ミラ−
Mrからの反射光がレンズLsを介してセンサSに入射
された状態において、センサSの、有効発光長Lefに対
応する受光面の照度は図25において点線Bで示すよう
に中心部分から端部に向けて段々と小さくなる。このた
めに、原稿面の中央部分と端部部分での原稿の読み取り
精度にバラツキが生じることになり、全体としての再生
品位が損なわれることになる。
【0014】従って、このような問題への対応策の1つ
として、光路長さL1に対応するセンサSでの受光照度
を光路長さL2に対応するセンサSでの受光照度と等し
くなるようにシェ−ディング補正することが行なわれて
おり、これにより原稿面の読み取り部位による読み取り
精度のバラツキを緩和できる上、再生品位も改善するこ
とができる。このシェ−ディング補正にはレンズによる
機械的なシェ−ディング補正と電気的なシェ−ディング
補正とがあるが、通常は後者の電気的なシェ−ディング
補正によって行なわれている。
【0015】しかしながら、このシェ−ディング補正に
よって、センサSの中央部分に入射する光は、例えば端
部部分に比べて20〜30%も減少させられ、照度レベ
ルがかなり低下することになる。このために、原稿照射
読取装置における原稿の送り速度が、処理能力を高め、
事務処理の効率化を図るために、さらに高速化されたり
すると、原稿の読み取り精度(解像度)が損なわれるよ
うになる。
【0016】それ故に、本発明の目的は、比較的に簡単
な構成によって外部電極の端部の照度を中央部分に比べ
て増加でき、センサの受光部分における照度を均一化さ
れる方向に改善可能な希ガス放電灯及び原稿照射読取装
置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、上述
の目的を達成するために、内面に発光層を有し、かつ内
部空間に希ガスを封入してなる直管状の外囲器と、外囲
器の外周面に、それのほぼ全長に亘って第1,第2の開
口部が形成されるように互いに離隔して配置した金属部
材よりなる帯状の一対の外部電極とを具備し、前記一対
の外部電極のうち、少なくとも一方の外部電極に、軸方
向の端部を除く中央部分に実質的に外部電極の面積を減
少させる異形部を形成すると共に、中央部分の面積を端
部の面積の0.6倍以上で1.0倍未満の範囲内に設定
したことを特徴とする。
【0018】又、本発明の第2の発明は、内面に発光層
を有し、かつ内部空間に希ガスを封入してなる直管状の
外囲器と、外囲器の外周面に、それのほぼ全長に亘って
第1,第2の開口部が形成されるように互いに離隔して
配置した金属部材よりなる帯状の一対の外部電極と、外
囲器の外周面に、外部電極が被覆されるように装着した
絶縁部材とを具備し、前記一対の外部電極のうち、少な
くとも一方の外部電極に、軸方向の端部を除く中央部分
に実質的に外部電極の面積を減少させる異形部を形成す
ると共に、中央部分の面積を端部の面積の0.6倍以上
で1.0倍未満の範囲内に設定したことを特徴とする。
【0019】又、本発明の第3の発明は、内面に発光層
を有し、かつ内部空間に希ガスを封入してなる直管状の
外囲器と、外囲器の全長とほぼ同程度の長さを有する透
光性シ−トの一方の面に金属部材よりなる帯状の一対の
外部電極を、第1,第2の開口部が形成されるように互
いに離隔して配置し、かつ外部電極の位置する側の透光
性シ−ト面,外部電極面に接着層を形成してなるシ−ト
構体とを具備し、前記一対の外部電極のうち、少なくと
も一方の外部電極に、軸方向の端部を除く中央部分に実
質的に外部電極の面積を減少させる異形部を形成すると
共に、中央部分の面積を端部の面積の0.6倍以上で
1.0倍未満の範囲内に設定し、かつ外囲器の外周面に
シ−ト構体を、外囲器と透光性シ−トとの間に外部電極
が位置するように巻回したことを特徴とする。
【0020】又、本発明の第4の発明は、前記異形部の
形成された外部電極の中央部分の面積を、外部電極の全
面積の1/6〜1/3の範囲に設定したことを特徴と
し、第5の発明は、前記異形部を、外囲器の中心から両
端方向に対して対称的又は非対称的に形成したことを特
徴とし、第6の発明は、前記異形部を、第2の開口部を
形成する一対の外部電極のうち、少なくとも一方の外部
電極の中央部分における側縁部に形成したことを特徴と
し、第7の発明は、前記異形部を、一対の外部電極のう
ち、少なくとも一方の外部電極の中央部分における側縁
部を除く部分に形成したことを特徴とする。
【0021】又、本発明の第8の発明は、前記発光層か
らの放射光を、主として第1の開口部から外部に放出す
るように構成すると共に、第1の開口部を形成する一対
の外部電極のそれぞれの側縁部をストレ−ト状に形成し
たことを特徴とし、第9の発明は、前記絶縁部材を、透
光性シ−ト又は熱収縮性樹脂よりなる保護チュ−ブ又は
耐熱性チュ−ブのいずれかにて構成したことを特徴と
し、第10の発明は、前記シ−ト構体を、熱収縮性樹脂
よりなる保護チュ−ブ又は耐熱性チュ−ブにて被覆した
ことを特徴とし、第11の発明は、前記耐熱性チュ−ブ
を、ガラスバルブ又はセラミックバルブにて被覆したこ
とを特徴とする。
【0022】さらに、本発明の第12の発明は、内面に
発光層を有する直管状の外囲器の外周面に、それのほぼ
全長に亘って第1,第2の開口部が形成されるように帯
状の一対の外部電極を離隔して配置してなる希ガス放電
灯の第1の開口部からの放出される光を原稿面に照射
し、原稿面からの光をセンサにて受光する原稿照射読取
装置であって、前記希ガス放電灯の一対の外部電極のう
ち、少なくとも一方の外部電極に、軸方向の端部を除く
中央部分に実質的に外部電極の面積を減少させる異形部
を形成すると共に、中央部分の面積を端部の面積の0.
6倍以上で1.0倍未満の範囲内に設定したことを特徴
とし、第13の発明は、前記希ガス放電灯の第1の開口
部からの放出される光を原稿面に照射し、原稿面からの
光を縮小光学系を介してセンサにて受光するように構成
したことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる希ガス放電
灯DLの第1の実施例について図1〜図4を参照して説
明する。尚、図22〜図23及び図26に示す先行技術
と同一部分には同一参照符号を付し、その詳細な説明は
省略する。同図において、この実施例の特徴部分は、第
2の開口部8を形成する外部電極5,6の側縁部5b,
6bに、軸方向の端部を除く中央部分に実質的に外部電
極の面積を減少させる三角状の異形部5A,6Aを形成
すると共に、中央部分の面積を端部(片方の端部)の面
積の0.6倍以上で1.0倍未満の範囲内に設定したこ
とである。これにより、センサSの受光部分における照
度を比較的に均斉化することができ、シェ−ディング補
正を行なっても先行技術に比べて照度を高めることがで
きる。
【0024】この異形部5A,6Aの形成された中央部
分の面積は端部の面積の0.6倍以上で1.0倍未満の
範囲内に設定されることで、外部電極5,6の中央部分
に比較して端部部分に十分にパワ−が入るようになり、
中央部分に比べて端部部分の照度を高めることができ、
センサSの受光部分における照度分布を先行技術に比べ
て一層に均一化される方向に改善できる。しかしなが
ら、異形部5A,6Aの形成された中央部分の面積が端
部の面積の0.6倍未満になると、外部電極5,6の中
央部分に十分にパワ−が入らなくなり、中央部分の絶対
照度が不所望に低下するようになる。逆に、1.0倍以
上になると、センサSの受光部分における照度分布の不
均一性が助長されるようになり、中央部分の光をシェ−
デング補正によって不所望に減少させなければならなく
なる。従って、中央部分と端部との面積の関係は上述の
範囲内に設定することが望ましい。
【0025】この異形部5A,6Aの形成された中央部
分とは、外囲器1の軸方向の両端部分を除く部分であ
り、かつ外部電極5(或いは外部電極6)の総面積の1
/6〜1/3に対応する部分を示すものである。この異
形部5A,6Aは外囲器1の軸方向の中心から両端方向
に対してほぼ対称的に形成することが推奨されるが、非
対称的に形成することも可能である。尚、中央部分の、
全面積に対する関係が上述の範囲から逸脱すると、シェ
−ディング補正による照度の減少分(損失分)が大きく
なり、本発明の期待する効果が得られなくなる。
【0026】この異形部5A,6Aは周期性を有するよ
うに形成されており、例えば外囲器1の外径が10mm
の場合には異形部5A,6Aを含めた幅が10mm,異
形部5A,6AのピッチPdが3mm,異形部(三角部
分の頂点)の高さHが1mm程度の寸法に設定すること
が望ましいが、希ガス放電灯,点灯装置の仕様によって
は上述の面積条件の範囲内で適宜に変更できる。尚、外
部電極5,6に形成された異形部5A,6Aのそれぞれ
の頂点部は互いにほぼ対向するように配置されている。
尚、第1の開口部7の開口幅(間隔)は全長に亘ってほ
ぼ同一となるように設定されており、ストレ−ト状に形
成されている。
【0027】特に、この異形部5A,6Aは外部電極
5,6の全長に対する20〜70%、好ましくは30〜
50%の範囲で、かつそれぞれの端部を除く部分に形成
されるが、外囲器1の軸方向の中心からそれぞれの端部
方向にほぼ対称となるように形成することが推奨され
る。又、外部電極5,6のそれぞれの離隔部分には第
1,第2の開口部7,8が形成されており、それぞれの
開口角θ1 ,θ2 はθ1 >θ2 の関係に設定されてい
る。第1の開口部7の開口角θ1 は60〜90°の範囲
が、第2の開口部8の開口角θ2 は55°程度がそれぞ
れ望ましい。しかしながら、第1の開口部7の開口角θ
1 は用途によっては上記範囲外に設定することも可能で
あり、第2の開口部8は絶縁破壊しない程度に狭いこと
が望ましく、例えば最低2mm程度の離隔距離を確保す
ることが推奨される。尚、アパ−チャ部2aの開口角は
第1の開口部7の開口角θ1 とほぼ同程度に設定されて
いる。
【0028】さらには、発光層2は、希ガス放電灯の用
途によって、使用する蛍光体が1種のみにて構成した
り、2種以上を混合して構成されたりする。例えば三波
長域発光形の場合には、例えば青色領域に発光スペクト
ルを有するユ−ロピウム付活アルミン酸バリウム・マグ
ネシウム蛍光体,緑色領域に発光スペクトルを有するセ
リウム・テルビウム付活リン酸ランタン蛍光体,赤色領
域に発光スペクトルを有するユ−ロピウム付活硼酸イッ
トリウム・ガドリウム蛍光体を混合してなる混合蛍光体
にて形成され、その付着量は1cm2 当たり5〜30m
gの範囲に設定されている。この範囲では十分の光量
(光出力)が得られるものの、その付着量が5mg未満
になると、光量不足によって原稿面照度が不十分になる
し、逆に、付着量が30mgを超えると、均質な発光層
の形成が困難になる。従って、発光層2の付着量は上記
範囲内に設定することが望ましい。
【0029】この希ガス放電灯DLを製造するに先立っ
て、シ−ト構体3を含むシ−ト組立体3Aが準備され
る。このシ−ト組立体3Aは例えば図5〜図6に示すよ
うに組み立てられる。まず、図5(a)に示すように、
例えば一方の面に離型機能を有する長尺状のセパレ−タ
3Sを図示しない組立ステ−ジに載置すると共に、その
一方の面に例えばセパレ−タ3Sより幅が狭く、一方の
面に接着層9を有する長尺状の金属部材(例えばアルミ
ニウム箔)よりなる導電性シ−ト5Sを順に重ね合わせ
て接着する。尚、セパレ−タ3Sは、例えば厚さが70
μm程度のPET樹脂が好適するが、材質,厚さは適宜
に変更できる。特に、重ね合わせはセパレ−タ3Sと導
電性シ−ト5Sとを別々のロ−ルから連続的に供給しな
がらロ−ラなどを利用して重ね合わせることが望まし
い。そして、図示しないカッタ−によって導電性シ−ト
5Sに、中央部分に三角状の異形部5A,6Aを有する
それぞれに対をなす帯状の外部電極5,6が形成される
ように図示点線の切離部5Saを順次に形成する。尚、
この切離部5Saは導電性シ−ト5Sのみが切断される
だけで、セパレ−タ3Sには切れ目が生じないように配
慮されている。そして、外部電極として不要な部分5S
b,5Scをセパレ−タ3Sから、切離部5Saを介し
て順次に分離(剥離)すると、同図(b)に示すよう
に、セパレ−タ3Sには端子51,61及び異形部5
A,6Aを有する対をなす外部電極5,6が所定の間隔
で順に配列される。
【0030】次に、図6(a),(b)に示すように、
一方の面に接着層9aを有する長尺状の透光性シ−ト
(例えばPET樹脂)4Sをセパレ−タ3Sの一方の面
に、外部電極5,6が完全に被覆され、かつ端子51,
61の所望部分が露呈されるように順に重ね合わせて接
着する。尚、この透光性シ−ト4Sは予めロ−ルに巻回
しておき、連続的に供給してセパレ−タ3Sに重ね合わ
せることもできる。次に、図示しないカッタ−によって
透光性シ−ト4Sに一定の間隔で図示点線の切離部4S
cを形成する。尚、この切離部4Scは透光性シ−ト4
Sのみが切断されるだけで、セパレ−タ3Sには切れ目
が生じないように配慮されている。そして、セパレ−タ
3Sに例えばスポンジなどのように柔軟性ないし弾力性
を有し、かつ透光性シ−ト4Sより幅の狭い長尺状のス
ペ−サ(3M)を重ね合わせて図示しないロ−ルに巻回
することにより、シ−ト組立体3Aが組み立てられる。
尚、スペ−サ3Mは、巻回した時にシ−ト組立体3Aが
竹の子状(幅方向の両端の巻回径が異なる状態)になる
場合に使用されるが、特に、シ−ト組立体3Aを巻回し
た際に幅方向の全体に亘ってほぼ同一径に巻回され、形
態が崩れない場合には省略することもできる。
【0031】このように構成されたシ−ト組立体3Aを
用いて希ガス放電灯DLは、例えば図7〜図9に示すよ
うに製造される。尚、この製造装置は、例えばシ−ト組
立体3Aからシ−ト構体3を分離する分離装置100
と、分離されたシ−ト構体3を受け取って一定の方向に
移送する移送装置200と、移送装置200から供給さ
れたシ−ト構体3を外囲器1の外周面に巻回する巻回装
置300とから構成されている。
【0032】まず、図7〜図8に示すように、シ−ト組
立体3Aは分離装置100のロ−ル101に配設され
る。そして、スペ−サ3Mはロ−ル102に巻き取られ
るように、シ−ト組立体3Aはバッファ部103を介し
てスクレ−パ104に移送されるようにセットされる。
特に、スクレ−パ104には例えば10°程度の鋭角な
折り返し部が形成されており、セパレ−タ3Sはこの折
り返し部に沿って一定のテンションが付与されてロ−ル
105に巻き取られる。シ−ト組立体3Aが図示矢印方
向に送られ、それのシ−ト構体3がスクレ−パ104の
下側に位置すると、その下側には移送装置200の分離
ステ−ジ201が配置されると共に、ステ−ジ201が
シ−ト構体3に近接ないし密着して真空吸着される。そ
して、ステ−ジ201はシ−ト組立体3Aの移動にほぼ
同期して図示矢印方向に移動する。尚、ステ−ジ201
はスライダ−202に固定されており、レ−ル203に
沿って移動自在に構成されている。セパレ−タ3Sがス
クレ−パ104の先端部104aにて鋭角に折り返され
ると、同部分にてシ−ト構体3が扱かれ、セパレ−タ3
Sから分離され始める。やがて、セパレ−タ3Sとステ
−ジ201の移動に関連してシ−ト構体3は完全に分離
され、図示点線のようにステ−ジ201に移されて所定
位置まで移送される。尚、シ−ト構体3における透光性
シ−ト4Sには切離部4Scが適宜の間隔で形成されて
いるために、スクレ−パ104の先端部104aでの扱
きによって確実に分離される。この分離されたシ−ト構
体3が巻回装置300に供給されると、ステ−ジ201
は再び図8の実線位置に復帰する。尚、ステ−ジ201
の真空吸着機構は省略することも可能である。
【0033】次に、図9に示すように、巻回装置300
のステ−ジ301に載置されたシ−ト構体3はステ−ジ
301に、例えば真空吸着された上で、図示しないX,
Y軸方向の位置調整装置(X−Yテ−ブル)によって所
定位置に調整される。そして、外囲器1がシ−ト構体3
における透光性シ−ト4の一端4aに、それの長手方向
が外部電極5,6の長手方向に沿うように供給・配置さ
れる。この状態で、従動的に回転し、かつ上下動可能な
一対のロ−ラ302,302を外囲器1の上部に弾力的
に押し付けるように位置させる。この状態において、ス
テ−ジ301を図示しない駆動機構によって矢印方向M
に移動させる。すると、外囲器1はロ−ラ302,30
2に押さえ付けられた状態で反時計方向に回転すると共
に、ロ−ラ302,302も外囲器1の回転に応じて従
動回転する。これによって、外囲器1の外周面の一部に
は透光性シ−ト4の一端4aが密着状態で接着される。
その後、ステ−ジ301を矢印方向Nに移動させると、
外囲器1はロ−ラ302,302に弾力的に押さえ付け
られた状態で時計方向に回転すると共に、ロ−ラ30
2,302も外囲器1の回転に応じて従動回転する。こ
の際に、シ−ト構体3の透光性シ−ト4は、既に外囲器
1に接着された一端4aを起点として、外囲器1の回転
に応じて外周面に巻回され始める。そして、外囲器1が
例えば390°程度回転(ほぼ1回転)すると、外囲器
1の外周面には、図1に示すように、透光性シ−ト4が
巻回される上、一端4aに他端4bが重ね合わされ、接
着層9aによって接着される。尚、外部電極5,6は接
着層9を介して外囲器1の外周面に接着される。又、ス
テ−ジ301の真空吸着力は外囲器1の回転による透光
性シ−ト4の外囲器1への巻回・接着によって容易に離
脱する程度に設定すれば、組み立て工程の途中で吸着停
止(開放),吸着力の調整などを省略できる。
【0034】この実施例によれば、外部電極5,6の中
央部分は異形部5A,6Aの形成によって電極としての
面積が実質的に縮小され、中央部分の面積が端部の面積
の0.6倍以上で1.0倍未満にの範囲内に設定されて
いるために、点灯時における電流密度が中央部分より端
部部分の方が高くなり、中央部分より端部部分の方に十
分にパワ−が入るようになる。このために、外囲器1の
有効発光長Lefにおける照度は中央部分よりも端部部分
の方が高くなる。従って、この希ガス放電灯を縮小光学
系Doを有する原稿照射読取装置に適用した場合、電気
的なシェ−ディング補正を行なっても、センサSの受光
部分での照度レベルを先行技術よりも高くできるのみな
らず、照度分布をも均一化する方向に改善でき、仮に原
稿の送り速度が高速化されても十分の読み取り品位を維
持できる。
【0035】しかも、第2の開口部8を形成する外部電
極5,6の側縁部5b,6bの端部を除く中央部分には
三角状の異形部5A,6Aが形成されているために、外
部電極5,6に端子51,61を介して高周波高電圧を
印加すると、異形部5A,6Aに電界が集中する関係
で、外部電極5,6にチラツキのない安定した放電が生
起されるのみならず、異形部5A,6Aの形成されてい
ない部分でも同様に安定した放電が生起される。
【0036】又、外部電極5,6の三角状の異形部5
A,6Aは外部電極の端部を除く中央部分に、それの全
長Ldの20〜70%、好ましくは30〜50%の範囲
に形成されているために、図5(a)に示すように、導
電性シ−ト5Sに外部電極5,6を形成するための切離
部5Saを形成した後、不要部分5Sb,5Scをセパ
レ−タ3Sから剥離する際に、切離部5Saに沿って不
要部分5Sb,5Scを確実に分離でき、必要部分が不
所望に破断されることがなくなる。従って、組み立て作
業を円滑に行うことができる。
【0037】又、外部電極5,6の三角状の異形部5
A,6Aは周期性を有するようにほぼ同一ピッチPdで
形成されているために、外部電極5,6に高周波高電圧
を印加した場合、異形部5A,6Aにおける三角部分の
頂点部分に電界が集中し、異形部5A,6A間でそれぞ
れのピッチPdに応じた間隔で放電が生起されると同時
に、異形部5A,6Aの形成されていない部分でも異形
部5A,6Aのピッチとほぼ同じ間隔で放電が生起さ
れ、チラツキのない安定した放電状態が得られる。従っ
て、少々の電源変動が生じても確実に点灯させることが
できる。
【0038】その上、第2の開口部8を形成する外部電
極5,6の側縁部5b,6bには三角状の異形部5A,
6Aが形成されているものの、第1の開口部7を形成す
る外部電極5,6の側縁部5a,6aは光の放出に影響
を与えないストレ−ト状に構成されているために、第1
の開口部7から放出される光の幅を均一化できる。従っ
て、原稿照射装置に容易に適用することができる。
【0039】又、発光層2の付着量が1cm2 当たり5
〜30mgの範囲に設定されているために、アパ−チャ
部2aを介して第1の開口部7から放出される光出力を
効果的に増加できる。
【0040】特に、発光層2の付着量は通常の照明用蛍
光ランプに比較すると2〜10倍程度に設定されてお
り、通常の照明用蛍光ランプでは特性的に好ましいもの
ではないと考えられている量であるにも拘らず、希ガス
放電灯では光出力が有効に増加している。この原因につ
いては明らかではないが、外部電極5,6の間(外囲器
1の長手方向に対してほぼ直角方向)に無数の放電路が
形成されることによって縞状の状態で点灯する希ガス放
電灯に特有の現象と考えられる。
【0041】さらには、第1の開口部7の開口角θ1
60〜90°の範囲に設定すれば、第1の開口部7から
放出される光出力を一層に増加させることができる。こ
の際に、第2の開口部8の離隔長さ(異形部5A,6A
の先端部の間隔)を2mm程度に設定すれば、第2の開
口部8からの光の漏洩が抑制され、第1の開口部7から
放出される光出力の一層の改善効果が期待できる。
【0042】図10は本発明にかかる希ガス放電灯の第
2の実施例を示すものであって、基本的な構成は図2
(図1〜図4)に示す希ガス放電灯と同じである。異な
る点は、第2の開口部8を形成する外部電極5,6の側
縁部5b,6bのうち、外部電極5の側縁部5bにのみ
三角状の異形部5Aを形成し、外部電極6の側縁部6b
はストレ−ト状に形成したことである。尚、この実施例
における異形部5Aの形成された中央部分の面積は片方
の端部部分の面積の0.6倍以上で1.0倍未満の範囲
内に設定されている。
【0043】この実施例によれば、端部部分の照度増
加,センサSの受光部分での照度の均斉化,始動特性な
どについても、第1の実施例とほぼ同様の効果が得られ
る。
【0044】特に、この実施例では異形部5Aが一方の
外部電極5にしか形成されていないために、製造工程に
おいて導電性シ−ト5Sに切離部5Saを形成した後、
不要部分5Sb,5Scをセパレ−タ3Sから剥離する
作業をより能率的に確実に行うことができる。
【0045】又、第1の実施例のように、外部電極5,
6の側縁部5b,6bに異形部5A,6Aが形成されて
いる場合には、対向するそれぞれの異形部の頂点位置が
ほぼ一致していないと、安定した放電が生起されにくく
なる傾向にあるために、それぞれの異形部の頂点部が合
致するように配慮しなければならない。しかしながら、
この実施例では一方にのみ異形部5Aが形成され、他方
がストレ−ト状に形成されているために、異形部同士の
位置合わせの必要がなく、製造性の改善が期待できる。
【0046】図11は本発明にかかる希ガス放電灯の第
3の実施例を示すものであって、基本的な構成は図2
(図1〜図4)に示す希ガス放電灯と同じである。異な
る点は、外部電極5,6の中央部分における側縁部5
b,6bに凹部状(切り込み状)の異形部5B,6Bを
形成したことである。
【0047】図12は本発明にかかる希ガス放電灯の第
4の実施例を示すものであって、基本的な構成は図11
に示す希ガス放電灯と同じである。異なる点は、第2の
開口部8を形成する外部電極5,6の側縁部5b,6b
のうち、外部電極5の側縁部5bにのみ凹部状の異形部
5Bを形成し、外部電極6の側縁部6bはストレ−ト状
に形成したことである。尚、この実施例における異形部
5Bの形成された中央部分の面積は片方の端部部分の面
積の0.6倍以上で1.0倍未満の範囲内に設定されて
いる。
【0048】図13は本発明にかかる希ガス放電灯の第
5の実施例を示すものであって、基本的な構成は図2
(図1〜図4)に示す希ガス放電灯と同じである。異な
る点は、外部電極5,6の中央部分における側縁部を除
く部分に複数の小孔(例えば円形状の孔)よりなる異形
部5C,6Cを形成したことである。尚、この小孔によ
る異形部5C,6Cの形成された中央部分の面積は端部
部分の面積の0.6倍以上で1.0倍未満の範囲内に設
定されている。又、外部電極5,6における異形部5
C,6Cのうち、いずれか一方を省略することもでき
る。
【0049】図14は本発明にかかる希ガス放電灯の第
6の実施例を示すものであって、基本的な構成は図13
に示す希ガス放電灯と同じである。異なる点は、外部電
極5,6の中央部分における側縁部を除く部分に複数の
スリット状の孔よりなる異形部5D,6Dを形成したこ
とである。尚、このスリット状の孔による異形部5D,
6Dの形成された中央部分の面積は端部部分の面積の
0.6倍以上で1.0倍未満の範囲内に設定されてい
る。又、外部電極5,6における異形部5D,6Dのう
ち、いずれか一方を省略することもできる。
【0050】図15は本発明にかかる希ガス放電灯の第
7の実施例を示すものであって、基本的な構成は図1に
示す希ガス放電灯と同じである。異なる点は、第1の開
口部7に対応する外囲器の内面部分に形成されているア
パ−チャ部2aの開口角θ3を第1の開口部7の開口角
θ1 より大きく設定したことである。このアパ−チャ部
2aの開口角θ3 は例えば70〜110度の範囲に設定
されているが、用途,目的などに応じて適宜に変更でき
る。尚、第1の開口部7の開口角θ1 と第2の開口部8
の開口角θ2 はθ1 >θ2 に設定することが望ましい。
【0051】この実施例によれば、第1の実施例とほぼ
同様の効果が得られる上に、外囲器1の外周面にシ−ト
構体3を巻回する際に、第1の開口部7とアパ−チャ部
2aとのセンタ−が若干ずれても、第1の開口部7から
放出される光の光軸のずれを緩和できる。このために、
例えば原稿照射読取装置に適用しても、十分に高い読み
取り精度を得ることができる。
【0052】図16は本発明にかかる希ガス放電灯の第
8の実施例を示すものであって、基本的な構成は図1に
示す希ガス放電灯と同じである。異なる点は、透光性シ
−ト4のそれぞれの端部4a,4bを外部電極5の上に
おいて重ね合わせ、この重ね合わせ部分を超音波溶着し
たことである。
【0053】この実施例によれば、第1の実施例とほぼ
同様の効果が得られる上に、重ね合わせ部分4a,4b
の超音波溶着が外部電極5の外側面において行われるた
めに、外囲器内面の発光層2に作用する超音波振動が緩
和される。従って、上述の各実施例に超音波溶着を適用
した場合で比較すると、発光層2の外囲器内面からの剥
離を抑制でき、光出力の改善が期待できる。
【0054】図17は本発明にかかる希ガス放電灯の第
9の実施例を示すものであって、基本的な構成は図1に
示す希ガス放電灯と同じである。異なる点は、外囲器1
の外周面に一対の外部電極5,6を接着層を利用して貼
着した後に、外囲器1の外周面にPET樹脂などの透光
性シ−ト4Aを、外部電極5,6が被覆されるように巻
回して接着したことである。
【0055】この実施例によれば、外囲器1の外周面に
透光性シ−ト4Aを巻回するに先立って、外囲器1の外
周面にシリコ−ンワニスなどの透光性の絶縁被膜を形成
しておけば、外部電極間の絶縁耐力を改善できる。
【0056】図18は本発明にかかる希ガス放電灯の第
10の実施例を示すものであって、基本的な構成は図1
に示す希ガス放電灯と同じである。異なる点は、外囲器
1の外周面に一対の外部電極5,6を接着層を利用して
貼着した後に、外囲器1の外周面にPET樹脂などの熱
収縮性樹脂よりなる保護チュ−ブ13を、外部電極5,
6が被覆されるように装着し、熱収縮させたことであ
る。尚、この保護チュ−ブ13は外囲器1に装着した
後、例えば150〜200°C程度に加熱し、収縮させ
ることにより外囲器1の外周面に密着される。
【0057】この実施例によれば、上述の各実施例に比
較すると、機械化,作業能率の点で劣るものの、保護チ
ュ−ブ13に接着層を使用しないために、銅端子などを
用いる場合、端子の構成部材と接着剤成分との反応によ
る腐食がなく、長期間に亘って安定した動作状態を維持
できる上、保護チュ−ブ13に継目がないために、上述
の実施例のように透光性シ−ト4の端部の重ね合わせ部
分の剥がれを完全に防止できる。
【0058】特に、外囲器1の外周面に保護チュ−ブ1
3を装着するに先立って、外囲器1の外周面にシリコ−
ンワニスなどの透光性の絶縁被膜を形成しておけば、外
部電極間の絶縁耐力を一層高めることができる。
【0059】図19は本発明にかかる希ガス放電灯の第
11の実施例を示すものであって、基本的な構成は図1
に示す希ガス放電灯と同じである。異なる点は、シ−ト
構体3の外周面にPET樹脂などの熱収縮性樹脂よりな
る保護チュ−ブ13を装着した後に、熱収縮させたこと
である。尚、この保護チュ−ブ13はシ−ト構体3に装
着した後、例えば150〜200°C程度に加熱し、収
縮させることにより透光性シ−ト4の外周面に密着され
る。
【0060】この実施例によれば、希ガス放電灯の適用
部所における環境条件が厳しい,安全基準が高いなどの
場合には、例えば耐熱性などに優れ、かつ透光性を有す
る保護チュ−ブ13にてシ−ト構体3を被覆することに
よって、より高品位の製品を提供できる。
【0061】特に、この実施例の構造は、図10〜図1
8に示す実施例にも適用することができる。
【0062】図20は本発明にかかる原稿照射読取装置
の実施例を示すものである。同図の原稿照射読取装置
は、例えば図1に示す希ガス放電灯と同様の希ガス放電
灯DLと、原稿載置部と、縮小光学系Doとから構成さ
れている。尚、希ガス放電灯DLは原稿載置部の下方
に、第1の開口部7の中心(光軸)が原稿面Pに一致す
るように配置されている。そして、希ガス放電灯DLか
らの光は原稿面Pで反射され、その反射光は縮小光学系
Doに入射される。縮小光学系Doに入射された光はミ
ラ−Mrで方向を変更され、レンズLsで縮小されてセ
ンサSにて受光される。
【0063】この実施例によれば、第2の開口部8を形
成する外部電極5,6の側縁部5b,6bの中央部分に
は外部電極の面積を実質的に減少させる三角状の異形部
5A,6Aが形成されているために、安定した放電が得
られるのみならず、端部部分の照度が中央部分よりも増
加する。従って、読み取り光が縮小光学系Doを介して
センサSに受光される場合、受光部分での照度分布を均
一化する方向に改善できるのみならず、電気的なシェ−
ディング補正を行なっても受光部分での照度レベルを先
行技術に比較して高めることができ、原稿の読み取り品
位の向上が可能になる。
【0064】尚、本発明は、何ら上記実施例にのみ制約
されることなく、例えば外囲器は鉛ガラスの他に、例え
ば150°Cにおける体積抵抗率が1×109 Ωcm以
上であり、酸化珪素,酸化硼素を主成分とする鉛を含ま
ない硼珪酸ガラス系や珪酸,アルミナ,硼酸,カリウ
ム,バリウム,カルシウムなどの酸化物などから構成さ
れるバリウムガラスなども適用できる。又、発光層はア
パ−チャ部を形成することなく、外囲器の内面全体に形
成することもできる。又、透光性シ−トの端部の重ね合
わせ部分は単に接着の他に、熱溶着したり,超音波溶着
したり,接着と溶着を併用したりすることもできるし、
透光性シ−ト,保護チュ−ブなどの絶縁部材は省略する
こともできる。又、上記各実施例における希ガス放電灯
の外周面を、透光性で耐熱性を有するガラスバルブ又は
セラミックバルブによって被覆することもできる。又、
外部電極はアルミニウム箔などシ−ト状の金属部材にて
形成する他、金属部材を真空蒸着,溶射などによって形
成することもできる。又、異形部の形態は三角状,小孔
状,スリット状などの他、半円状,矩形状などの任意の
形態を選択することもできるし、それのピッチ,高さ,
形成範囲などは希ガス放電灯のサイズに応じて面積条件
の範囲内で適宜に変更できる。さらに、希ガス放電灯の
点灯装置としては正弦波の高周波高電圧を発生するイン
バ−タ回路の他に、パルス状の高周波高電圧を発生する
高周波高電圧発生回路を使用することもできる。
【0065】
【実施例】次に、実験例について説明する。まず、イエ
ロ−グリ−ンの発光色を有するセリウム・テルビウム付
活イットリウム・シリケ−ト蛍光体(Y2 SiO5 :C
e,Tb)を含む水溶性の蛍光体塗布液を外径が10m
m,長さが346mmの鉛ガラスよりなる外囲器の内面
に塗布し発光層を形成する。次に、スクレ−パを用いて
発光層の一部を強制的に剥がすことによって開口角75
°のアパ−チャ部を形成する。尚、発光層の付着量は1
5mg/cm2 である。次に、外囲器を封止し、内部空
間にキセノンガスを120トルの圧力で封入する。然る
後、この外囲器の外周面にシ−ト構体を図5〜図9に示
す方法にて希ガス放電灯を製造した。尚、一対の外部電
極には長さLdが340mm,幅が10mmのアルミニ
ウム箔を用い、第2の開口部を形成する一対の外部電極
の側縁部の中央部分にピッチPdが3mmで頂点の高さ
が1mmの三角状の異形部を形成した(図2参照)。
又、この希ガス放電灯の有効発光長Lefは300mm
であり、異形部は外部電極の中心から端部方向に対称的
に形成し、かつ有効発光長Lefに対する形成比率をほ
ぼ33%に設定した。
【0066】この希ガス放電灯をパルス状の高周波高電
圧(電圧が1250VO-P ,周波数が80KHz)を発
生する点灯回路にて点灯させたところ、図21において
実線Cで示す照度特性が得られた。これは有効発光長L
efにおける相対照度であり、端部部分の照度は中央部
分よりも10%程度増加している。しかしながら、先行
技術にかかる希ガス放電灯の場合には同図において点線
Dで示すように端部部分の照度が中央部分より小さくな
っている。
【0067】この希ガス放電灯を、縮小光学系を有する
原稿照射読取装置に適用したところ、センサの受光部分
では電気的なシェ−ディング補正を行なったにも拘ら
ず、先行技術の場合に比べて照度レベルが10%程度高
くなった。しかしながら、先行技術にかかる希ガス放電
灯を適用した場合にはセンサの受光部分での照度レベル
が大幅に低下した。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、外部電極
の中央部分は異形部の形成によって電極としての面積が
実質的に縮小され、中央部分の面積が端部の面積の0.
6倍以上で1.0倍未満にの範囲内に設定されているた
めに、点灯時における電流密度が中央部分より端部部分
の方が高くなり、中央部分より端部部分の方に十分にパ
ワ−が入るようになる。このために、外囲器の有効発光
部における照度は中央部分よりも端部部分の方が高くな
る。従って、この希ガス放電灯を縮小光学系を有する原
稿照射読取装置に適用した場合、電気的なシェ−ディン
グ補正を行なっても、センサの受光部分での照度レベル
を先行技術よりも高くできるのみならず、照度分布をも
均一化する方向に改善でき、仮に原稿の送り速度が高速
化されても十分の読み取り品位を維持できる。
【0069】又、異形部の形成された外部電極の中央部
分の面積は外部電極の全面積の1/6〜1/3の範囲内
に設定されているために、シェ−ディング補正による照
度の損失を軽減できる。
【0070】特に、第2の開口部を形成する外部電極の
側縁部の端部を除く中央部分に三角状の異形部を形成す
れば、外部電極に高周波高電圧を印加した場合、異形部
に電界が集中する関係で、外部電極にチラツキのない安
定した放電が生起されるのみならず、異形部の形成され
ていない部分でも同様に安定した放電が生起される。従
って、原稿照射読取装置に適用した場合、安定した稼働
状態が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す縦断面図。
【図2】図1に示す外囲器,外部電極部分の展開図であ
って、同図(a)は平面図、同図(b)は要部拡大図。
【図3】図1に示すシ−ト構体の展開図。
【図4】図3の側断面図。
【図5】本発明にかかるシ−ト組立体の製造方法を説明
するための図であって、同図(a)はセパレ−タに導電
性シ−トを重ね合わせた状態を示す平面図、同図(b)
は導電性シ−トの不要部分を除去して外部電極を形成し
た状態を示す平面図。
【図6】本発明にかかるシ−ト組立体の製造方法を説明
するための図であって、同図(a)はセパレ−タに透光
性シ−トを重ね合わせた状態を示す平面図、同図(b)
は同図(a)の要部断面図。
【図7】本発明にかかる製造装置の概略側面図。
【図8】図7に示す製造装置の要部拡大断面図。
【図9】本発明にかかるシ−ト構体の外囲器への巻回方
法を説明するための断面図。
【図10】本発明の第2の実施例を示す外囲器,外部電
極部分の展開図。
【図11】本発明の第3の実施例を示す外囲器,外部電
極部分の展開図。
【図12】本発明の第4の実施例を示す外囲器,外部電
極部分の展開図。
【図13】本発明の第5の実施例を示す外囲器,外部電
極部分の展開図。
【図14】本発明の第6の実施例を示す外囲器,外部電
極部分の展開図。
【図15】本発明の第7の実施例を示す縦断面図。
【図16】本発明の第8の実施例を示す縦断面図。
【図17】本発明の第9の実施例を示す縦断面図。
【図18】本発明の第10の実施例を示す縦断面図。
【図19】本発明の第11の実施例を示す縦断面図。
【図20】本発明にかかる原稿照射読取装置の概略図。
【図21】有効発光長と照度分布との関係を示す図。
【図22】従来の原稿照射読取装置の概略図。
【図23】先行技術にかかる希ガス放電灯の縦断面図。
【図24】図23に示す外部電極の有効発光長を説明す
るための図。
【図25】有効発光長と照度分布との関係を示す図。
【図26】従来の異なった原稿照射読取装置の概略図。
【図27】図26に示す縮小光学系の概略説明図。
【符号の説明】
DL 希ガス放電灯 S センサ Do 縮小光学系 Mr ミラ− Ls レンズ 1 外囲器 2 発光層 2a アパ−チャ部 3 シ−ト構体 4,4A 透光性シ−ト(絶縁部材) 4a,4b 端部 5,6 外部電極 5a,5b,6a,6b 側縁部 5A,5B,5C,5D,6A,6B,6C,6D 異
形部 7 第1の開口部 8 第2の開口部 9,9a 接着層 13 保護チュ−ブ(絶縁部材)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に発光層を有し、かつ内部空間に希
    ガスを封入してなる直管状の外囲器と、外囲器の外周面
    に、それのほぼ全長に亘って第1,第2の開口部が形成
    されるように互いに離隔して配置した金属部材よりなる
    帯状の一対の外部電極とを具備し、前記一対の外部電極
    のうち、少なくとも一方の外部電極に、軸方向の端部を
    除く中央部分に実質的に外部電極の面積を減少させる異
    形部を形成すると共に、中央部分の面積を端部の面積の
    0.6倍以上で1.0倍未満の範囲内に設定したことを
    特徴とする希ガス放電灯。
  2. 【請求項2】 内面に発光層を有し、かつ内部空間に希
    ガスを封入してなる直管状の外囲器と、外囲器の外周面
    に、それのほぼ全長に亘って第1,第2の開口部が形成
    されるように互いに離隔して配置した金属部材よりなる
    帯状の一対の外部電極と、外囲器の外周面に、外部電極
    が被覆されるように装着した絶縁部材とを具備し、前記
    一対の外部電極のうち、少なくとも一方の外部電極に、
    軸方向の端部を除く中央部分に実質的に外部電極の面積
    を減少させる異形部を形成すると共に、中央部分の面積
    を端部の面積の0.6倍以上で1.0倍未満の範囲内に
    設定したことを特徴とする希ガス放電灯。
  3. 【請求項3】 内面に発光層を有し、かつ内部空間に希
    ガスを封入してなる直管状の外囲器と、外囲器の全長と
    ほぼ同程度の長さを有する透光性シ−トの一方の面に金
    属部材よりなる帯状の一対の外部電極を、第1,第2の
    開口部が形成されるように互いに離隔して配置し、かつ
    外部電極の位置する側の透光性シ−ト面,外部電極面に
    接着層を形成してなるシ−ト構体とを具備し、前記一対
    の外部電極のうち、少なくとも一方の外部電極に、軸方
    向の端部を除く中央部分に実質的に外部電極の面積を減
    少させる異形部を形成すると共に、中央部分の面積を端
    部の面積の0.6倍以上で1.0倍未満の範囲内に設定
    し、かつ外囲器の外周面にシ−ト構体を、外囲器と透光
    性シ−トとの間に外部電極が位置するように巻回したこ
    とを特徴とする希ガス放電灯。
  4. 【請求項4】 前記異形部の形成された外部電極の中央
    部分の面積を、外部電極の全面積の1/6〜1/3の範
    囲に設定したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の希ガス放電灯。
  5. 【請求項5】 前記異形部を、外囲器の中心から両端方
    向に対して対称的又は非対称的に形成したことを特徴と
    する請求項4に記載の希ガス放電灯。
  6. 【請求項6】 前記異形部を、第2の開口部を形成する
    一対の外部電極のうち、少なくとも一方の外部電極の中
    央部分における側縁部に形成したことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の希ガス放電灯。
  7. 【請求項7】 前記異形部を、一対の外部電極のうち、
    少なくとも一方の外部電極の中央部分における側縁部を
    除く部分に形成したことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の希ガス放電灯。
  8. 【請求項8】 前記発光層からの放射光を、主として第
    1の開口部から外部に放出するように構成すると共に、
    第1の開口部を形成する一対の外部電極のそれぞれの側
    縁部をストレ−ト状に形成したことを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の希ガス放電灯。
  9. 【請求項9】 前記絶縁部材を、透光性シ−ト又は熱収
    縮性樹脂よりなる保護チュ−ブ又は耐熱性チュ−ブのい
    ずれかにて構成したことを特徴とする請求項2に記載の
    希ガス放電灯。
  10. 【請求項10】 前記シ−ト構体を、熱収縮性樹脂より
    なる保護チュ−ブ又は耐熱性チュ−ブにて被覆したこと
    を特徴とする請求項3に記載の希ガス放電灯。
  11. 【請求項11】 前記耐熱性チュ−ブを、ガラスバルブ
    又はセラミックバルブにて被覆したことを特徴とする請
    求項9又は10に記載の希ガス放電灯。
  12. 【請求項12】 内面に発光層を有する直管状の外囲器
    の外周面に、それのほぼ全長に亘って第1,第2の開口
    部が形成されるように帯状の一対の外部電極を離隔して
    配置してなる希ガス放電灯の第1の開口部からの放出さ
    れる光を原稿面に照射し、原稿面からの光をセンサにて
    受光する原稿照射読取装置であって、前記希ガス放電灯
    の一対の外部電極のうち、少なくとも一方の外部電極
    に、軸方向の端部を除く中央部分に実質的に外部電極の
    面積を減少させる異形部を形成すると共に、中央部分の
    面積を端部の面積の0.6倍以上で1.0倍未満の範囲
    内に設定したことを特徴とする原稿照射読取装置。
  13. 【請求項13】 前記希ガス放電灯の第1の開口部から
    の放出される光を原稿面に照射し、原稿面からの光を縮
    小光学系を介してセンサにて受光するように構成したこ
    とを特徴とする請求項12に記載の原稿照射読取装置。
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