JP3921653B2 - 泡消火設備の混合装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、泡消火設備の混合装置に関するもので、特に、隔膜加圧方式比例混合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の泡消火設備の混合装置は、主配管に設けられたプロポーショナと;原液袋を内蔵したタンクと;該タンクと前記主配管のプロポーショナの上流側を連結する給水管と;該原液袋と前記プロポーショナとを連結する原液供給管と;を備えている。
【0003】
この従来例では、前記タンクが主配管の下方に配設され、原液供給管の後端はタンクの頭部に接続されている。
そのため、主配管に消火水が流れると、プロポーショナの喉部において静圧が低くなるため原液供給管内との圧力差が生じ、原液袋内の泡原液は主配管内に引き込まれて前記消火水に混入され泡水溶液が生成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、混合装置が停止され、主配管への給水が停止されると、プロポーショナにおける圧力差が発生しなくなるので、原液供給管の泡原液は、消火水と泡原液の比重差による水頭差の影響で原液袋内に戻ろうとする。
そのため、主配管内の消火水、又は、泡水溶液は呼び込まれて原液袋内に流入してしまうので、泡原液が薄まってしまう。この薄くなった泡原液を主配管内に供給すると、設計した混合比の泡水溶液が得られなくなる。
【0005】
そこで、水や泡水溶液が原液袋内に呼び込まれないようにするために、原液供給管に電動弁などの阻止弁が設けられている。
しかし、この電動弁では、主配管への給水を停止する前、又は、停止直後に閉弁しなければ、水又は泡水溶液が原液袋内に逆流する。
なお、逆流防止をするために原液供給管に逆止弁を設けることが考えられるが、比例混合装置は、プロポーショナの喉部と原液供給管との差圧に混合比がきわめて大きく影響を受けるので、差圧に影響を与える逆止弁を原液供給管に設けることは避けられている。
【0006】
この発明は、前記事情に鑑み、主配管への給水停止時に阻止弁を即時に閉弁しなくとも該原液袋内に水や泡水溶液が流入しない様にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、主配管に設けられた混合部と; 原液袋を内蔵したタンクと; 該タンクと前記主配管の混合部の上流側を連結する給水管と; 該原液袋と前記混合部とを連結する原液供給管と;を備えた泡消火設備であって;
前記タンクが主配管の下方に配設され、 前記原液供給管が、原液袋の頭部に連結された第2水平部と、該第 2 水平部に連結された第2垂直部と、該第2垂直部に連結され、前記タンクの底部の下方に位置する第1水平部と、該第1水平部に連続し、その先端が混合部に連結された第1垂直部と、から構成されていることを特徴とする。
【0008】
この発明の第2垂直部に阻止弁を設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明は、蛋白泡原液や水成膜泡原液或いは合成界面活性剤泡原液等の泡原液の比重は消火水よりも大きく、該泡原液は該消火水より下方に溜まる、と言う特性を利用するものである。
【0010】
即ち、タンクが主配管の下方に配設され、少なくとも原液供給管の一部が、前記タンクの底部より下方に位置しており、該原液供給管の前記一部より上流側又は前記一部に阻止弁を設け、主配管への給水の停止直後に消火水又は泡水溶液が原液袋に流入しない様にする。従って、給水停止直後に阻止弁を閉める必要はない。また、給水停止後、該水が該泡原液に拡散して混合する前に、阻止弁を閉じる。
【0011】
【実施例】
この発明の第1実施例を図1、図2により説明するが、図1は、混合装置の起動時の状態を示す縦断面図、図2は混合装置の停止時の状態を示す縦断面図である。泡消火設備の混合装置Mには、主配管1に設けたベンチュリ喉部などの混合部と;該主配管1の下方に設けられたタンク3と;を備えている。
【0012】
このタンク3の中には、ゴム製の原液袋5が設けられている。
原液袋5の上部5aは、タンク3の頭部3aに固定され、その下部5bはタンク3の底部3bに固定されている。原液袋5には、泡原液、例えば、比重1.1の水成膜泡原液6が充填されている。
【0013】
タンク3の底部3bは、原液供給管8を介して混合部2に連結されている。 この供給管8は原液袋5の下部5bにおいて原液袋5の内側を連通していて、原液袋5の内部での供給管8には泡原液6の送出口が設けられている。
この供給管8は原液袋5の下部5bにおいて原液袋5の内側を連通していて、原液袋5の内部での供給管8には泡原液6の送出口が設けられている。また、この供給管8は、タンク3外において垂直部8aと水平部8bとを備えている。
【0014】
垂直部8aの先端は、混合部2に接続され、その後端はタンク3の底部3bの下方まで伸びている。水平部8bは前記垂直部8aに連続され、タンク3の底部3bの下方に位置している。水平部8bには、手動式の阻止弁10が設けられているが、この阻止弁10には、逆止弁は含まれていない。
【0015】
タンク3の胴部は、給水管12を介して主配管1に接続されているが、その接続位置は、混合部2の上流側である。
【0016】
次に、本実施例の作動について説明する。
混合装置Mの起動:
図示しないポンプを起動して手動操作により阻止弁10を開くと、主配管1に消火水Wが圧送される。
この時、混合部2のベンチュリ喉部と原液供給管8との間で圧力差が発生する。
それと同時に主配管1の圧力が給水管12を介してタンク3内の原液袋5に作用して、原液袋5内の泡原液6を押し出しながら主配管1の消火水Wは給水管12を介してタンク3内に注入される。
そうすると、原液袋5内の泡原液6は、原液供給管8から混合部2を介して主配管1内に流入し消火水Wに混入するので、泡水溶液W2が生成される(図1参照)。 この泡水溶液W2は、主配管1に接続された泡ヘッド(図示しない)に供給され発泡する。なお、タンク3内に注入された消火水Wは泡原液より比重が小さいので、タンク3の上の方からたまっていく。
【0017】
混合装置Mの停止:
主配管1への給水を停止すると、混合部2での圧力差が無くなるので、原液供給管8の泡原液6は、比重差による水頭差の影響で原液袋5内に戻ろうとする。
そのため、原液供給管8の垂直部8aに先端側つまり混合部2側から消火水Wが流入するが、水頭差Hの位置Lで消火水Wと泡原液6とのバランスがとれ、安定した状態となるので、消火水Wはそれ以上流下することはない(図2参照)。
【0018】
ここで、水頭差Hの位置、即ち、バランス位置Lは、送出された後にタンク3内に残された泡原液6が原液袋5のままタンク3の下に溜まる時の泡原液6層の上面位置である。この泡原液層とはタンク3内壁全周において原液袋5がほとんど密着している部分である。
よって、このバランス位置Lは、すべてに泡原液6が送出されたときの位置、即ち、タンク3の底部3bの位置が最も低く、これよりも低い位置をとることはない。もし、原液袋5がなければ混合装置Mの起動中はタンク3内の泡原液6が送出された後、泡原液6は、原液供給管8内からも、タンク3内の消火水Wにより押し出されてしまうが、原液袋5があるため、原液供給管8内の泡原液は押し出されない。この最も低い場合のバランス位置Lは、原液袋5の最下位位置、即ち、タンク3の底部3bの位置L’となる。
第1実施例では、この位置L’よりも下方に位置する原液供給管8の部分8zが存在している。
すると、少なくとも原液供給管8の一部(即ち前記部分8z)がタンク3の底部3bの位置L’よりも下方に位置しているので、上記理由で混合部2からの消火水Wが部分8zを経て原液袋5内に混入することはなく前記部分8zにも流入することはない。
従って、前記給水停止直後に阻止弁10を閉じなくとも、原液袋5内に消火水Wが流れ込むことはないので、急いで阻止弁10を閉じる必要はない。この阻止弁10は、拡散現象により消火水Wが前記部分8z内の泡原液6に拡散混合される前に閉じれば良いのである。
【0019】
この発明の第2実施例を図3により説明するが、この実施例と第1実施例との相違点は、次の通りである。即ち、
(1)原液供給管18が、先端が混合部2に接続され、後端がタンク3の底部3b位置L’より下方に伸びる第1垂直部18aと、該垂直部18aの後端に接続し、タンク3の底部3b位置L’より下方に位置する第1水平部18bと、該水平部18bの後端に接続された第2垂直部18cと、該第2垂直部18cとタンク頭部及び原液袋5の頭部5aとを接続する第2水平部18dと、から構成されていること。
(2)阻止弁20が、第2垂直部18cに配設されているこ。また、タンク3の底部の位置L’より下方に位置する前記原液供給管18の部分8zが存在していること。
(3)混合装置Mを停止した場合、第1実施例と同様に消火水Wは原液供給管18の部分18zを通って原液袋5に流入することはなく、該部分18zに流入することもない。
【0020】
この発明の実施例は、上記に限定されるものではなく、例えば、原液供給管は傾斜管やフレーキ管でもよく、少なくとも原液供給管の一部をタンクの底部より下方に位置させれば、本発明の効果を得ることができる。
また、阻止弁は、水頭差の安定位置、即ち、消火水と泡原液の安定位置、より上流側に配設すればよい。
なお、上記実施例において前記一部8z、18zの消火水Wと泡原液との境界部は多少攪拌されているので、阻止弁10,20,は前記境界部から十分離れた位置か、前記一部8z、18zより上流側に設けるようにすると、阻止弁10,20の上流側に消火水Wが混合することはない。
【0021】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成したので、主配管への給水が停止され混合部での圧力差が無くなっても、消火水は原液供給管の水頭差の位置まで流入すると、安定状態となりそれ以上流下することはない。そのため、泡原液に消火水や泡水溶液が混入することはない。
【0022】
また、主配管への給水停止直後に阻止弁を閉じなくとも、泡原液に消火水や泡水溶液が混入することがないので、閉弁作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の第1実施例を示す縦断面図で、混合装置の起動時の状態を示す図である。
【図2】混合装置の停止時の状態を示す縦断面図である。
【図3】本実施例の第2実施例を示す縦断面図で、図2に相当する図である。
【符号の説明】
1 主配管
2 混合部
3 タンク
5 原液袋
6 泡原液
8 原液供給管
10 阻止弁

Claims (2)

  1. 主配管に設けられた混合部と; 原液袋を内蔵したタンクと; 該タンクと前記主配管の混合部の上流側を連結する給水管と; 該原液袋と前記混合部とを連結する原液供給管と;を備えた泡消火設備であって;
    前記タンクが主配管の下方に配設され、
    前記原液供給管が、原液袋の頭部に連結された第2水平部と、該第 2 水平部に連結された第2垂直部と、該第2垂直部に連結され、前記タンクの底部の下方に位置する第1水平部と、該第1水平部に連続し、その先端が混合部に連結された第1垂直部と、から構成されていることを特徴とする泡消火設備の混合装置。
  2. 前記第2垂直部に阻止弁を設けたことを特徴とする請求項1記載の泡消火設備の混合装置。
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