JP3920000B2 - 用紙保管装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置またはこれらの装置の機能を備えた複合機等に適用される普通紙を保管するための用紙保管装置、および用紙保管装置に載置される画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来におけるこの種の技術としては、特開平11−208912号公報記載の用紙収納容器がある。この公報によれば、複写機に備える給紙カセットのような容器ケースに乾燥剤を収納して、用紙に含む湿気を除去し、用紙が湿っていることが原因で搬送途中に紙づまりを発生させることを防止することが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
普通紙を画像記録用の用紙として適用する、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、さらにはこれらの機能を併せ持つ複合機等の画像形成装置においては、用紙の保管状態が装置の性能に大きく影響する。例えば、水分を多く含んだ用紙を給紙した場合、定着部で急激に熱を加えられるためしわが発生したり、用紙の搬送途中で搬送ガイド等にひっかかりジャムを起こしたりするなどと言ったさまざまな障害が起きやすくなる。
【0004】
また、用紙の補給に関して、例えば、500枚パッケージの用紙を開いて補給した場合、給紙装置部(カセット)によっては500枚の用紙全てがセットできるとは限らないため、残りの用紙は保管されることになる。しかし、残りの用紙は不完全なパッケージ状態で外気にさらされながら保管された場合、保管環境が高多湿状態であれば用紙にしわが発生し、またこのような保管環境にあった用紙に対して急に除湿を行った場合にカールが発生すると言った障害が用紙に発生し、その用紙を画像形成装置にセットすることで上述したような障害が起きるようになる。
【0005】
また、従来より、用紙を有効利用するために、一度印刷した用紙を再度使用して裏面に画像形成を行うことが良く行われている(以下、このような用紙を裏紙と称する)。しかし、一度プリントアウトした用紙はカールしていることが多く、このまま使用した場合には搬送不良の原因となる。したがって、できるだけカールを矯正させてから再使用することが望ましい。
【0006】
本発明は、このような問題を解決し、不完全なパッケージ状態の用紙に対してできるだけ良好な保管環境を形成し、さらに保管中に用紙を矯正できる機能を備えた用紙保管装置、および用紙保管装置内部の湿気を制御する機能を有する画像形成装置を提供することを目的する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための、請求項1に係る本発明は、用紙の収納部および用紙を出し入れするための開口部を有する筐体と、前記開口部を開閉する開閉部材とを有する用紙保管装置において、制御手段の制御により前記収納部内を加湿する加湿手段と、前記収納部内の湿度を検出する湿度検出手段と、前記湿度検出手段の検出結果に基づき、収納されている用紙の用紙面に対して荷重を付加および解除する矯正手段とを設け、前記矯正手段により前記収納部内に収納されている用紙のカールを矯正することを特徴とする。このように構成したことにより、用紙保管装置内の湿度を制御することにより用紙の湿気が制御可能となって、用紙を矯正しやすい状態に保つことができ、さらに、用紙に圧力を加えることで用紙を矯正でき、矯正した用紙を画像形成装置にセットできる。
【0019】
また請求項に係る本発明は、前記矯正手段による用紙に対する押圧を解除した状態で、前記加湿手段を動作させ、加湿後、前記矯正手段を動作させて用紙に対する押圧を行うことを特徴とする。このように構成したことにより、押圧を解除した状態にすることで用紙に湿気を浸透させることが可能になる。
【0021】
また請求項に係る本発明は、前記収納部に収納された用紙の重量を検出する重量検出手段を設け、前記制御手段は、前記重量検出手段の検出結果に基づいて前記加湿手段の加湿時間を設定することを特徴とする。このように構成したことにより、収納された用紙量に応じて自動的に加湿時間を設定することができる。
【0022】
また請求項に係る本発明は、用紙の収納部および用紙を出し入れするための開口部を有する筐体と、前記開口部を開閉する開閉部材とを有する用紙保管装置において、前記収納部を前記筐体内に2つ形成し、一方の収納部内に除湿手段を設け、他方の収納部内に用紙を均一に押圧する矯正手段および加湿手段を設けたことを特徴とする。このように構成したことにより、新規の用紙と、矯正が必要な用紙とを収納することができる。
【0023】
また請求項に係る本発明は、一方の収納部内の湿気を他方の収納部に移動させる機能を備えたことを特徴とする。このように構成したことにより、一方の収納部内では湿気を取ることにより除湿を行い、他方の収納部では移動した水分によって加湿することができる。
【0027】
また請求項に係る本発明は、外部入力を行う操作パネルおよび装置の各種の情報を表示する表示パネルを有する画像形成装置であって、請求項1〜5のいずれか1項に記載の用紙保管装置を有し、収納部内の湿気を制御する命令入力を前記操作パネルによって行い、湿度検出手段の検出結果を前記表示パネルに表示するように構成したことを特徴とする。このように構成したことにより、画像形成装置の操作により、用紙保管装置内の湿度を制御できるとともに、表紙パネルを介して用紙保管装置内の湿度を使用者が確認できるようになる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0029】
図1は本発明の第1実施形態における用紙保管装置の外観および使用状態を示す斜視図であり、1は用紙保管装置、2はフレーム、3はフレーム2に開閉可能に取り付けられた扉、4は扉3に設けられた取手を示す。用紙保管装置1の上面には記録用紙として普通紙を使用するファクシミリ装置100等が載置可能であり、扉3を開くことにより用紙保管装置1の内部が開放され、用紙の出し入れ作業が可能な状態になる。
【0030】
図2は用紙保管装置の内部構成を示す説明図であり、5はフレーム2の前面開口部6の周縁部に設けられたゴム材、7は用紙を載置する載置台、8は用紙保管装置1内に備えられた除湿手段を示す。除湿手段8としては、除湿剤または乾燥剤、ファン、加熱装置、さらには除湿装置等が適用される。
【0031】
扉3を閉じた際に扉3とフレーム2との間にゴム材5が介在するようになり、用紙保管装置1内の密閉度が向上し、湿気の侵入が防止される。さらに、用紙保管装置1内においては除湿手段8による除湿効果によって、除湿された状態が維持されるようになる。
【0032】
したがって、用紙保管装置1内に収納された用紙は、低湿環境で保管されるようになり、湿気を含む用紙を給紙した場合の不具合を防止することができる。
【0033】
図3は除湿手段として除湿剤または乾燥剤を適用する場合の用紙保管装置の内部構成を示す説明図であり、10は扉3に開閉可能に設けられた小型扉、11は、小型扉10の用紙保管装置1内側の面に設けられ、除湿剤または乾燥剤12の収納部を示す。また、図示しないが、小型扉10の用紙保管装置1外側の面には、小型扉10を開閉させるための取手が設けられている。また、扉3における小型扉10によって開閉される開口部の周縁部にゴム材が設けられている。
【0034】
除湿剤または乾燥剤12を収納する際には、小型扉10を開くことにより収納部11を除湿剤または乾燥剤12の出し入れが可能な位置に移動する。そして、収納部11に除湿剤または乾燥剤12を収納してから小型扉10を閉じることにより、用紙保管装置1内に除湿剤または乾燥剤12が設置される。
【0035】
このように構成したことにより、除湿剤または乾燥剤12を交換するために扉3を開ける必要がないため、用紙保管装置1内の環境を大きく変えることなく除湿剤または乾燥剤12の収納が行えるようになる。
【0036】
なお、小型扉10の一部または全体を透明部材によって構成することにより、交換時期を表示するような機能がある除湿剤または乾燥剤12を使用した場合に、小型扉10を開けることなく交換時期を知ることができるようになる。また、前述の構成においては、小型扉10を扉3に設けたが、小型扉10をフレーム2の一部に設けても、小型扉10を複数箇所に設けても良い。また、小型扉10に除湿剤または乾燥剤の収納部の他に脱臭剤を収納する収納部を設けても良い。
【0037】
図4は除湿手段としてファンまたはヒータを適用する場合の用紙保管装置の内部構成の一例を示す説明図であり、20はファン、21は商用電源に接続する電源コード、22は温度および湿度を検知するセンサ、23は制御回路や電源回路が形成された基板を設置する制御部、24は扉3に取り付けられた表示パネルを示す。
【0038】
用紙保管装置1内に、ファン20,センサ22,制御部23が備えられており、フレーム2には吸排気用の開閉可能な孔部(図示せず)が形成されている。表示パネル24には用紙保管装置1内の湿度、適正湿度にあるか否かの情報、除湿中であるか否かの情報が表示される。制御部23は、センサ22の検出結果に基づいてファン20の駆動を制御するものであり、センサ22によって検知された湿度が予め設定された湿度より高くなった場合、孔部を開いて、ファン20を回転させる。その結果、用紙保管装置1内に気流が発生して吸排気用の孔部を介して湿気が外部に排出される。そして、所定時間回転させた後、ファン20の回転を停止させ、孔部を閉じる。
【0039】
このように構成したことにより、用紙保管装置1の内部の湿度が所定の値以下になるように自動的に制御することが可能になる。なお、ファン20のスイッチを表示パネル24の近傍に設置し、使用者が表示パネル24を見て加湿状態にあると判断した場合、孔部を開いてスイッチをオンにしてファン20を回転させるように手動による制御が可能な構成にしても良い。
【0040】
また、ファン20の代わりにヒータ25を設けた場合の同様であり、センサ22によって検知された湿度が予め設定された湿度より高くなった場合に、ヒータ25を回転させる。その結果、用紙保管装置1内に気流が発生して吸排気用の孔部を介して湿気が外部に排出される。
【0041】
なお、ファン20とヒータ25の両方の機能を備えたいわゆるファンヒータを設けることにより、さらに除湿機能を向上させることができる。例えば、新規に用紙が収納された際に、ファンヒータを所定時間駆動させることにより、用紙から湿気を除いて、その湿気を外部に排出することにより、用紙保管装置1の環境を早めに安定させることができる。また、センサ22の検知結果を視認可能に表示する表示手段を設置しても良く、使用者は表示手段を見ることにより用紙保管装置1の内部環境を知ることができるようになる。また、扉3の開閉状態を検知するセンサを設けて、扉3の長時間の開放をアラーム等により警告する機能や、載置台7に重量センサを設けて、保管されている用紙の量に関する情報を表示手段に表示させても良い。また、図3に示すような、乾燥剤または吸湿剤を収納する収納部11を有する小型扉10を設けて良いことは言うまでもない。
【0042】
さらに、図3に示した用紙保管装置1に、図4に示したセンサ22,制御部23および表示パネル24を設け、表示パネル24に用紙保管装置1内の湿度、適正湿度にあるか否かの情報を表示させることにより、使用者が表示パネル24を見て加湿状態にあると判断した場合、用紙保管装置1に収納する除湿剤または乾燥剤12の数量を増やすようにしても良い。
【0043】
図5は除湿手段としてファンまたはヒータを適用する場合の用紙保管装置の内部構成の他例を示す説明図であり、26は制御部23とファクシミリ装置との間で信号の送受信を行うための回路を有する入出力部を示す。なお、図4に示す部材と同一または同一機能の部材については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0044】
図4に示す用紙保管装置の構成はファクシミリ装置に対して独立したものであるが、図5に示す用紙保管装置の構成はファクシミリ装置のオプションとして構成されたものである。ファクシミリ装置と用紙保管装置1の制御部23とは接続コードを介して接続される。
【0045】
ファクシミリ装置100の操作パネル102(図1参照)の操作により、基準となる湿度が入力されると、ファクシミリ装置100内の制御部103のメモリに記憶される。用紙保管装置1側からはファクシミリ装置100に対して、センサ22が検知した温度/湿度情報がファクシミリ装置100に一定時間間隔で送信される。ファクシミリ装置100においては受信した温度/湿度情報に基づいてファン20またはヒータ25を駆動させるか否かを判断し、駆動させる場合には用紙保管装置1に対してその旨を示す命令コマンドが出力される。さらに、ファン20またはヒータ25の駆動中も温度/湿度情報をモニタし、センサ22が検知した湿度が基準湿度より低くなった場合に駆動を停止させる旨の命令コマンドが出力される。なお、用紙保管装置1からの温度/湿度情報は表示パネル101(図1参照)に表示可能に構成されており、使用者は必要に応じて用紙保管装置1の内部の環境を知ることができる。
【0046】
このように構成したことにより、用紙保管装置1側の制御部23の負担を軽減するとともに、ファクシミリ装置100において用紙保管装置1の内部の環境を管理することができる。
【0047】
なお、図3に示した用紙保管装置1に、図5に示したセンサ22,制御部23を設け、ファクシミリ装置100の表示パネル101に用紙保管装置1内の湿度、適正湿度にあるか否かの情報を表示させても良い。
【0048】
図6は除湿手段として除湿装置を適用する場合の用紙保管装置の内部構成を示す説明図であり、30は除湿装置を示す。この除湿装置30は、湿気を水滴にして外部に排出させるかあるいはタンクに貯めておくものである。用紙保管装置1の内部には電源コード21に接続されたコンセント31が設けられており、このコンセント31に除湿装置30の電源プラグを差し込むことにより、除湿装置30に電源供給が可能な状態になる。そして、除湿装置30を駆動させることにより用紙保管装置1内が除湿装置30によって一定の湿度に保たれた状態に保持される。
【0049】
なお、図3に示す小型扉10を設けても良いことは言うまでもないが、この場合、除湿装置30の電源コード21をコンセント31から抜くことにより用紙保管装置1内から取り出すことにより、図3に示す用紙保管装置のような使用形態にすることも可能になる。
【0050】
ところで、近年省エネ、リサイクル等でコピーアウト紙(以下、裏紙と称する)の再使用が行われているが、このような用紙はカールした状態が多くそのまま画像記録装置に用紙をセットすると、給紙、搬送性能の低下によってジャム等が起きるおそれがあることは、発明が解決しようとする課題の欄で述べた通りである。次に説明する実施形態の用紙保管装置は、用紙を矯正する機能も備えたものである。
【0051】
図7は本発明の第2実施形態の用紙保管装置の内部構成を示す説明図であり、40は加湿装置、41は普通紙サイズまたはそれより大きい平面を有する荷重手段を示す。なお、図2〜図6に示す第1実施形態における部材と同一または同一機能の部材については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0052】
載置台7には裏紙の位置を規制する規制部材42が着脱自在に設けられており、この規制部材42によって載置台7上に裏紙が、裏紙の4辺が合致するように規制部材42によって裏紙の位置が整えられながら積載される。そして、矯正時には積載された裏紙上に荷重手段41によって均一な荷重がかけられる。
【0053】
載置台7に裏紙が積載された後、扉3を閉じて、所定時間加湿を行う。加湿時間は、裏紙の積載量に応じて適宜設定すると良い。第2実施形態の用紙保管装置においては、載置台7に重量センサ44が設けられており、この重量センサ44の検知結果に基づいて加湿時間が設定される。
【0054】
加湿中においては、用紙保管装置1内の湿度がセンサ22によって検知され、その検知結果が制御部23を介して扉3に設けられた表示パネル43に表示され、使用者に報知される。そして、所定時間経過後、用紙保管装置1内の湿度を安定湿度まで落としていく。この安定湿度は用紙の種類によって若干異なるが、40%〜50%になるように加湿装置40を制御する。安定湿度になった後、荷重手段41によって裏紙に荷重が加えられる。荷重が加えられた状態をしばらく維持した後、荷重を解除することにより、カールが矯正された裏紙が得られるようになる。以降、用紙保管装置1内に第1実施形態のように除湿手段8を設けることにより、矯正された裏紙の保管がなされるようになる。
【0055】
なお、図7に示す第2実施形態の装置においても、図5に示す装置と同様にファクシミリ装置のオプションとし、ファクシミリ装置によって湿度の設定や湿度の表示等を行うように構成しても良い。
【0056】
図8は本発明の第3実施形態の用紙保管装置の内部構成を示す正面図であり、50は用紙を起立させかつ並列させた状態で挟持させる一対の支持手段を示し、一方の支持手段50は載置台7上にスライド可能に設けられ、他方の支持手段50は載置台7上に固定されている。51は支持手段50をスライド方向に移動させて用紙に荷重を加える加圧手段を示し、この加圧手段51は、回転によって支持手段50のスライド方向に移動するスパイラルシャフト51aとこのスパイラルシャフト50aを回転させるハンドル51bとから構成されている。なお、図7に示す第2実施形態における部材と同一または同一機能の部材については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0057】
裏紙を矯正させる際には、まず、載置台7に裏紙を載置し、支持手段50よって支持させる。この時、加圧手段51による加圧は解除した状態または支持手段50に加える荷重を小さめに設定しておく。そして、第2実施形態と同様に用紙保管装置内1を加湿状態にして所定時間裏紙を加湿して安定湿度まで、湿度を落とす。そして、加圧手段51によって支持手段50に荷重を加えて一対の支持手段50によって裏紙を加圧する。荷重が加えられた状態をしばらく維持した後、荷重を解除することにより、カールが矯正された裏紙が得られるようになる。
【0058】
このように構成したことにより、載置された裏紙間に若干の隙間を形成することができるために均一に湿気を与えることが可能になり、裏紙を確実に矯正させることができる。なお、載置された裏紙の起立姿勢については、裏紙の長辺を載置台7に対して垂直に起立させた姿勢にするばかりでなく、短辺を載置台7に対して垂直に起立させた姿勢にしても良く、さらには、載置台7の載置面を斜面にして、裏紙の長辺および短辺を支持するように構成にしても良い。
【0059】
図9は本発明の第4実施形態の用紙保管装置の内部構成を示す説明図であり、60は、用紙保管装置1の内部を上下に区切り、新規用紙または矯正済みの裏紙の収納部1aと裏紙用の収納部1bとを形成させる仕切板、3aは収納部1aを開閉する第1扉、3bは収納部1bを開閉する第2扉を示す。この第4実施形態の用紙保管装置は、装置内部の上部に収納部1aを設け、下部に収納部1bを設けた構成であり、収納部1a内を前述した第1実施形態の装置のように構成し、収納部1bを前述した第2または第3実施形態の装置のように構成したものである。
【0060】
図9において、収納部1aには、湿気を水滴にして外部に排出させるかあるいはタンクに貯めておく機能を有する除湿装置30が設けられており、収納部1bには水滴を蒸発させて収納部1b内の湿度を上げる加湿装置40が設けられている。さらに、除湿装置30と加湿装置40とは、除湿装置30によって取り込まれた水滴が加湿装置40に移動可能になるように連結されている。
【0061】
このように構成したことにより、除湿装置30が収納部1aを除湿することによって取り込んだ水滴を、収納部1bの加湿に使用することができる。
【0062】
なお、図9に示す第4実施形態の構成において、仕切板60に開閉窓を設け、収納部1aと収納部1bとの間における空気の移動または遮断が可能になるように構成しても良く、このように構成することにより、収納部1bを収納部1aと同様に新規用紙または矯正済みの裏紙の収納用に使用することが可能になる。
【0063】
【発明の効果】
以上、説明したように構成された本発明によれば、用紙保管装置に用紙の矯正機能を設けたことにより、例えば、裏紙のようなカールした用紙を使用することによる搬送障害を低減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における用紙保管装置の外観および使用状態を示す斜視図
【図2】用紙保管装置の内部構成を示す説明図
【図3】図2の除湿手段として除湿剤または乾燥剤を適用する場合の用紙保管装置の内部構成を示す説明図
【図4】除湿手段としてファンまたはヒータを適用する場合の用紙保管装置の内部構成の一例を示す説明図
【図5】除湿手段としてファンまたはヒータを適用する場合の用紙保管装置の内部構成の他例を示す説明図
【図6】除湿手段として除湿装置を適用する場合の用紙保管装置の内部構成を示す説明図
【図7】本発明の第2実施形態の用紙保管装置の内部構成を示す説明図
【図8】本発明の第3実施形態の用紙保管装置の内部構成を示す正面図
【図9】本発明の第4実施形態の用紙保管装置の内部構成を示す説明図
【符号の説明】
1 用紙保管装置
1a,1b 収納部
2 フレーム
3 扉
3a 第1扉
3b 第2扉
4 取手
5 ゴム材
6 前面開口部
7 載置台
8 除湿手段
10 小型扉
11 収納部
12 除湿剤または乾燥剤
20 ファン
21 電源コード
22 センサ
23 制御部
24 表示パネル
25 ヒータ
26 入出力部
30 除湿装置
31 コンセント
40 加湿装置
41 荷重手段
42 規制部材
43 表示パネル
44 重量センサ
50 支持手段
51 加圧手段
60 仕切板
100 ファクシミリ装置
101 表示パネル
102 操作パネル
103 制御部

Claims (6)

  1. 用紙の収納部および用紙を出し入れするための開口部を有する筐体と、前記開口部を開閉する開閉部材とを有する用紙保管装置において、
    制御手段の制御により前記収納部内を加湿する加湿手段と、前記収納部内の湿度を検出する湿度検出手段と、前記湿度検出手段の検出結果に基づき、収納されている用紙の用紙面に対して荷重を付加および解除する矯正手段とを設け、前記矯正手段により前記収納部内に収納されている用紙のカールを矯正することを特徴とする用紙保管装置。
  2. 前記矯正手段による用紙に対する押圧を解除した状態で、前記加湿手段を動作させ、加湿後、前記矯正手段を動作させて用紙に対する押圧を行うことを特徴とする請求項1記載の用紙保管装置。
  3. 前記収納部に収納された用紙の重量を検出する重量検出手段を設け、前記制御手段は、前記重量検出手段の検出結果に基づいて前記加湿手段の加湿時間を設定することを特徴とする請求項1記載の用紙保管装置。
  4. 用紙の収納部および用紙を出し入れするための開口部を有する筐体と、前記開口部を開閉する開閉部材とを有する用紙保管装置において、
    前記収納部を前記筐体内に2つ形成し、一方の収納部内に除湿手段を設け、他方の収納部内に用紙を均一に押圧する矯正手段および加湿手段を設けたことを特徴とする用紙保管装置。
  5. 一方の収納部内の湿気を他方の収納部に移動させる機能を有することを特徴とする請求項4記載の用紙保管装置。
  6. 外部入力を行う操作パネルおよび装置の各種の情報を表示する表示パネルを有する画像形成装置であって、請求項1〜5のいずれか1項に記載の用紙保管装置を有し、収納部内の湿気を制御する命令入力を前記操作パネルによって行い、湿度検出手段の検出結果を前記表示パネルに表示するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
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