JP3919644B2 - 開閉部材のロック機構,シート排出機構,シート処理装置 - Google Patents

開閉部材のロック機構,シート排出機構,シート処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,回動動作により開閉する開閉部材のロック機構,及び該ロック機構を具備し搬送されてきたシートをローラ対によって装置外へ排出するシート排出機構,並びに該シート排出機構を具備しシートにステイプル処理等の所定の処理を施すシート処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在,画像形成装置により画像形成されたシートにステイプル処理や穴開け(パンチ)処理,2つ折り(中折り)処理等の処理を施すシート処理装置(画像形成装置の後処理装置)が普及している。一般に,このようなシート処理装置では,所定のシート搬送手段により前工程から搬送されてきた処理後のシートは,対向配置され近接したローラ対の間に導かれ,このローラ対の回転によって装置外へ排出されるよう構成されている(シート排出機構)。
このようなシート排出機構においては,前記ローラ対の前後の搬送路におけるシートのジャグ処理や前記ローラ対のメンテナンス等を行えるようにする必要がある。そこで,従来,前記ローラ対を構成する一方のローラの支持部材(ローラ支持部材)を前記ローラ対を離接させる方向に回動可能に支持することにより,前記ローラ対及びその前後のシート搬送路をオープン状態にできる(開くことができる)ようにするとともに,前記ローラ対が近接した状態でロックするロック機構を設ける場合がある。
図5(a),(b)は,従来のシート処理装置のシート排出機構の断面を模式的に表したものである。図5に示すように,従来のシート排出機構においては,シート排出を行うローラ対Ro4a,Ro4a'の一方のローラRo4a'(上側のローラ)が,回動軸81aに支持されたローラ支持部材81(開閉部材の一例)に支持されている。ここで,前記ローラ支持部材81は,前記ローラ対Ro4a,Ro4a'を離接させる方向に回動可能(開閉可能)である。図5(a)は,前記ローラ対Ro4a,Ro4a'が近接した状態を,図5(b)は,前記ローラ支持部材81の回動により前記ローラ対Ro4a,Ro4a'が離間した状態をそれぞれ表している。図5(b)に示すように,前記ローラ対Ro4a,Ro4a'を離間させる(前記ローラ支持部材81を開く)ことによって,前記ローラ対Ro4a,Ro4a'及びその前後のシート搬送路をオープン状態にできるので,ジャグ処理やメンテナンスが容易となる。
また,前記ローラ支持部材81には,該ローラ支持部材81の回動方向に直角な方向(図5の紙面に垂直な方向)に伸びる軸部材81bが軸支されており,該軸部材81bの両端部付近には,前記ローラ対Ro4a,Ro4a'が近接した状態(図5(a))で,固定された所定のピン部材82(被係合部材)に係合することにより前記ローラ対Ro4a,Ro4a'を近接状態でロックするフック部材83が固定されている。該フック部材83は,バネ等の弾性部材86により前記ピン部材82に係合する方向に弾性付勢されている。
さらに,前記軸部材81bには,その法線方向に突出するように取手部材84が固定されており,該取手部材84を所定方向K1に回動させることにより前記軸部材81bが回転し,該軸部材81bに固定された前記フック部材83が回動(K2方向)し,前記フック部材83の前記ピン部材82との係合が外れるよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,図5に示したロック機構では,前記軸部材81bに前記フック部材83が完全に固定されるため,一方の前記フック部材83と他方の前記フック部材83との間で前記軸部材81bに対する周方向の固定位置にずれがある場合や,前記フック部材83に対する前記ピン部材82の位置(距離)が前記軸部材81bの両端部側それぞれでずれている場合には,一方の前記フック部材83(前記ピン部材82との相対位置が近い方)のみが前記ピン部材82に正常に係合し,他方の前記フック部材83が前記ピン部材82に正常に係合しない(前記フック部材83が前記ピン部材82から浮いてしまう)という問題点があった。前記フック部材83と前記ピン部材82との位置関係のずれは,前記フック部材83や前記ピン部材82を取り付ける際の誤差や,前記軸部材81bのねじれ等によって生じ得る。
また,前記フック部材83を前記軸部材81bに回動自在に軸支させた場合には,前記軸部材81bに設けた前記取手部材84の操作によってはロック(前記フック部材83の前記ピン部材82に対する係合)を解除できなくなってしまう。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,回動動作により開閉する開閉部材に軸支された軸部材の複数箇所に設けられたフック部材を具備し,該フック部材によって開閉部材を閉状態でロックする開閉部材のロック機構において,フック部材それぞれの間でその取り付け位置に多少のずれがある場合でも,開閉部材のロックを正常に行える開閉部材のロック機構,及びそのようなロック機構を備えたシート排出機構,並びに該シート排出機構を備えたシート処理装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は,回動動作により開閉する開閉部材に軸支され該開閉部材の回動方向に直角な方向に伸びる軸部材と,該軸部材の複数箇所に設けられ前記開閉部材の閉状態において所定の被係合部に係合することにより前記開閉部材を閉状態でロックする複数のフック部材と,を具備する開閉部材のロック機構において,前記軸部材に固定されたロック解除用取手部材を具備し,前記フック部材それぞれが,前記軸部材に対し回動が規制された状態で,かつ前記被係合部に係合する位置付近において前記被係合部に対して離接する方向に所定範囲で摺動自在の状態で支持され,前記被係合部に係合する方向に弾性付勢されてなることを特徴とする開閉部材のロック機構として構成されるものである。
これにより,複数の前記フック部材それぞれの間において,前記軸部材に対する周方向の固定位置にずれがある場合や,前記フック部材に対する前記被係合部の位置(距離)にずれがある場合であっても,そのずれが,前記フック部材の摺動範囲内であれば,いずれの前記フック部材もその弾性付勢力によって前記被係合部に正常に(浮くことなく)係合することになる。
さらに,前記ロック解除用取手部材の操作によって前記軸部材を回転させることにより,複数の前記フック部材全ての前記被係合部への係合を一括解除(ロックを解除)することが可能となる。
【0005】
また,より具体的な構成としては,例えば,前記軸部材が前記フック部材に形成された長穴に挿通されて該長穴の長手方向に摺動してなり,前記フック部材に形成された孔に挿通されるとともに前記軸部材に螺着されたピン部材により前記軸部材に対する前記フック部材の回動が規制されていることが考えられる。
また,前記フック部材が,少なくとも前記軸部材の両端部付近に支持されている場合に特に好適である。前記フック部材それぞれの前記軸部材の軸方向における位置が離れているほど,前記軸部材のねじれや装置のたわみ等によって前記フック部材の位置にずれが生じやすいからである。
【0006】
また,本発明は,前記ロック機構をシート排出機構に適用したものとして捉えてもよい。
即ち,対向配置されたローラ対と,該ローラ対の一方のローラを支持し,前記ローラ対を離接させる方向に回動可能に構成されたローラ支持部材と,該ローラ支持部材に軸支され該ローラ支持部材の回動方向に直角な方向に伸びる軸部材と,該軸部材の複数箇所に設けられ前記ローラ対が近接した状態において所定の被係合部に係合することにより前記ローラ対を近接状態でロックする複数のフック部材と,を具備し,搬送されてくるシートを近接状態の前記ローラ対の間に導き該ローラ対の回転により該ローラ対が設けられる本体装置の外部へ前記シートを排出するシート排出機構において,前記軸部材に固定されたロック解除用取手部材を具備し,前記フック部材それぞれが,前記軸部材に対し回動が規制された状態で,かつ前記被係合部に係合する位置付近において前記被係合部に対して離接する方向に所定範囲で摺動自在の状態で支持され,前記被係合部に係合する方向に弾性付勢されてなることを特徴とするシート排出機構である。例えば,前記軸部材が前記フック部材に形成された長穴に挿通されて該長穴の長手方向に摺動してなり,前記フック部材に形成されたに挿通されるとともに前記軸部材に螺着されたピン部材により前記軸部材に対する前記フック部材の回動が規制されたものが考えられる。
さらに,前記フック部材が,少なくとも前記軸部材の両端部付近に支持されたものも考えられる。
また,本発明は,前記シート排出機構を具備するシート処理装置として捉えてもよい。即ち,画像形成装置により画像形成されたシートに所定の処理を施して該シートを装置外へ排出するシート処理装置において,前記シート排出機構を具備してなることを特徴とするシート処理装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係るシート処理装置Xの概略断面図,図2は本発明の実施の形態に係るシート処理装置Xを構成する中間処理ユニットの受け側ユニットの正面図,図3は本発明の実施の形態に係るシート処理装置Xを構成する中間処理ユニットの断面図,図4は本発明の実施の形態に係るシート処理装置Xを構成するシート排出手段におけるフック部材の取付け構造を表す図,図5は従来のシート処理装置のシート排出手段の構成を模式的に表す断面図である。
【0008】
本発明の実施の形態に係るシート処理装置Xは,図1に示すような断面を有し,図示の右側側面において画像形成装置と連結される。従って,本シート処理装置Xの図1に向かって右側の側面には,画像形成装置から排出される画像形成されたシートを受け入れるシート入口11が設けられている。また,前記シート入口11に続けて設けられたシートの搬送路r1の途中には,シートに穴開け処理を施すパンチ手段70が設けられており画像形成装置からの所定の制御指令に従って,シートに穴開け処理がなされる。
前記搬送路r1は,シートを上向きに導く搬送路r2と下向きに導く搬送路r3とに分岐しており,いずれの搬送路にシートを導くかは,揺動可能に設けられた可動ガイドg1のにより切り替えられるよう構成されている。
シートを上向きに導く前記搬送路r2は,さらに,搬送中のシートを大型の退避ドラム21の周面に沿う方向へ導いた後に下側へ向かう前記搬送路r3へ導く搬送路r22に繋がっている。
そして,前記搬送路22へ搬送されたシートは,前記退避ドラム21の周面に沿った状態で一時退避した後,前記退避ドラム21の回転によって前記搬送路r3へ送り出される。
また,下側へ向かう前記搬送路r3へ導かれたシートは,前記可動ガイドg1の下方(本シート処理装置の中央部)に設けられた中間処理ユニット30に導かれる。
【0009】
前記中間処理ユニット30は,斜めに傾けて設けられた中間トレイ31,該中間トレイ31の上下方向中央付近の所定位置に揺動可能に設けられた第1のシート端部受け部32,前記中間トレイ31に沿って上下に移動可能に設けられた第2のシート端部受け部33,前記中間トレイ31の上下方向中央付近に設けられシートにステイプル処理を施す第1及び第2のステイプル手段34,35とを具備している。前記第2のシート端部受け部33は,無端ベルト37aに取付けられており,該無端ベルト37aの正転/逆転によって上下に移動するよう構成されている。
また,前記中間処理ユニット30は,前記中間トレイ31や前記第1及び第2のシート端部受け部32,33,前記第1及び第2のステイプル手段34,35等が設けられている受け側ユニット30aと前記第1のステイプル手段34に対向する第1のステイプル受け部34'等が設けられているカバーユニット30bとに区分されており,前記カバーユニット30bが前記受け側ユニット30aに対して離接可能に構成されている。
図3は,前記カバーユニット30bが前記受け側ユニット30aに対して離間及び近接する状態を表す断面図である。図3に示すように,前記カバーユニット30bは前記受け側ユニット30aに回動可能に支持されており,該回動により前記カバーユニット30bが前記受け側ユニット30aに対して近接(図3の(a)の位置)又は離間(図3の(b)の位置)する位置に移動させることができるよう構成されている。前記中間処理ユニット30は,本シート処理装置Xの本体から図1に向かって手前方向に引き出し可能に構成されており,前記中間処理ユニット30を引き出した後,前記カバーユニット30bを前記受け側ユニット30aから離間させることにより,前記中間処理ユニット30のジャム処理やメンテナンス作業等を容易に行うことができる。
図2は,前記中間処理ユニット30の前記受け側ユニット30aを前記シート入口11側からみた正面図である。
前記第1のステイプル手段34は,シートの幅方向(シートの搬送方向(図2では上下方向)に直角の方向)に所定間隔で並べて対に配置されたものであり,シートの端部付近の幅方向中央部へのステイプル処理,及びシートの搬送方向中央部へのステイプル処理(いわゆる中綴じ)を行う場合に用いられる。また,前記第2のステイプル手段35は,シートの幅方向の一方の端部付近に斜め方向に配置されたものであり,シートのコーナー部へのステイプル処理を行う場合に用いられる。前記第1のステイプル受け部34'は,前記第1のステイプル手段34に対向する位置において前記カバーユニット30bに設けられている。
【0010】
図1に示す前記搬送路r3に導かれたシートは,前記中間処理ユニット30の上方に設けられた搬送ローラRo1により下側へ搬送され,前記搬送ローラRo1から外れて落下する。この落下してくるシートは,その一方の面(図1に向かって左側の面)が前記中間トレイ31により受けられ,その先端部(下側端部)が前記第1又は第2のシート端部受け部32,33のいずれかにより受けられる。これにより,前記中間トレイ31上にシートが複数重ねて溜められ(集積され),溜められたシートに前記第1又は第2のステイプル手段34,35によってステイプル処理が施される。
前記第1及び第2のシート端部受け部32,33のいずれによってシートの先端部を受けるかは,前記第1のシート端部受け部32の揺動動作によって切り替えられる。即ち,前記第1のシート端部受け部32が前記中間トレイ31に沿う位置(近接する位置,以下,使用位置という)にある場合は,シートの先端部は前記第1のシート端部受け部32により受けられ,前記第1のシート端部受け部32がその揺動動作により前記中間トレイ31から離間した退避位置にある場合は,前記搬送ローラRo1により搬送されてきたシートの先端部は前記第1のシート端部受け部32を通り過ぎて前記第1のシート端部受け部32よりも下方に移動して待っている前記第2のシート端部受け部33により受けられるよう構成されている。また,小サイズのシートを受ける場合は,前記第2のシート端部受け部33を前記第1のシート端部受け部32よりも上側へ移動させてシートを受けることも可能である。この場合,前記第1のシート端部受け部32は前記使用位置にあっても前記退避位置にあってもかまわない。
例えば,シートの端部付近の所定位置にステイプル処理(いわゆる端部綴じ)を行いたい場合等は,前記第1のシート端部受け部32にシートを積載した状態で前記第1又は第2のステイプル手段34,35によりステイプル処理がなされる。また,シートの搬送方向中央部付近にステイプル処理(いわゆる中綴じ)を行いたい場合等は,前記第2のシート端部受け部33をシートを積載した状態でシートサイズに応じた位置に移動させ,前記第1のステイプル手段34によりステイプル処理がなされる。また,シートのサイズによっては(前記第1のシート端部受け部32で直接受けるべきサイズよりも大きい又は小さいサイズ),前記搬送ローラRo1により搬送されてくるシートを,一旦,前記第2のシート端部受け部33により受けて重積させた後,前記第1のシート端部受け部33に積み替えることも行われる。この場合,まず,搬送されてくるシートを,そのシートのサイズに応じた位置(前記第1のシート端部受け部33の位置よりも下側又は上側)に移動させた前記第2のシート端部受け部33により受け,シートを積載した前記第2のシート端部受け部33を前記第1のシート端部受け部32よりも若干上側の位置(例えば,2mm程度上側)まで移動させた後(この間,前記第1のシート端部受け部32は前記退避位置にある),前記第1のシート端部受け部32を前記使用位置に揺動させ,さらに,前記第2のシート端部受け部33を前記第1のシート端部受け部32よりも下側に移動させることにより,前記第2のシート端部受け部33に積載されたシートを前記第1のシート端部受け部32に積み替える。ここで,前記第1のシート端部受け部32は,本シート処理装置Xにおいて多用されるサイズのシート(例えば,A4Y/LTYサイズ)が搬送されてきたときにそのシートを直接受けるのに適した位置に配置されており,それよりも大きいサイズのシートが搬送されてくる場合であって,そのシートを前記第1のシート端部受け部32に積載した状態でステイプル処理を施したい場合(即ち,端部綴じを行いたい場合)には,前述した積み替えが行われる。これにより,多用されるサイズのシートについては,前記第1のシート端部受け部32によりシートを直接受けることができるので,前記第2のシート端部受け部33の移動による位置合わせを行う必要が無く,迅速なステイプル処理が行える。さらに,シート端部付近の所定位置にステイプル処理(端部綴じ)を施す場合,ステイプル処理を行う位置に高い精度が要求され,前記第2のシート端部受け部33の移動による位置合わせでは十分な位置決め精度を確保することが難しい場合があるが,このような場合でも,移動しない前記第1のシート端部受け部32と移動しない前記第1及び第2のステイプル手段34,35との位置関係は予め精度高く設定することが可能であるので,十分な位置精度でステイプル処理を施すことが可能となる。
【0011】
前記中間処理ユニット30においてステイプル処理が施されたシート(シート束)は,さらに2つ折り処理(以下,中折り処理という)を施す場合には前記中間処理ユニット30内からその下側に設けられた中折りユニット40内の搬送路r5へ送り出され,前記中折り処理を施さない場合には上側の搬送路r4へ送り出される。
前記シートの前記搬送路r5への送り出しは,前記中間処理ユニット30の下部に揺動可能に支持された搬送ローラRo2により行われる。前記搬送ローラRo2は,通常は,前記搬送ローラRo2に対向して配置された従動ローラRo2'と離間する位置に退避しており,シートを前記搬送路r5へ送り出す際に,前記従動ローラRo2'に近接する位置に揺動して前記従動ローラRo2'との間にシートを挟み,前記搬送ローラRo2の回転力により前記搬送路r5へシートを送り出す(搬送する)。
前記中折りユニット40内の前記搬送路r5に導かれたシート(シート束)は,前記中折りユニット40内の搬送ローラRo3によってさらに搬送されて所定位置に停止させられる。そして,シートの搬送方向中央部に押し型41が押し当てられ,シートが前記押し型41の押し当て面と反対側において対向配置されて回転する2つの中折り用ローラ42の間に2つ折りされながら挟まれる。2つの前記中折り用ローラ42は,互いに対向する方向に付勢されており,この付勢力によってシートに折り目がつけられる。このようにして中折り処理がなされたシートは,前記中折り用ローラ42の回転力によってその折り部が先頭となる方向に搬送され,前記中折り用ローラ42上方の搬送路r6を経て,前記中折りユニット40内の排出ローラRo4によって,前記シート入口11の反対側の側面に設けられた下段シート出口14からその外側に設けられた中折りシート排出トレイ60上に排出される。このとき,前記下段シート出口14の上方に回動自在に設けられたシート抑え部材61により,中折り処理されたシートが抑えられて整合される。
【0012】
一方,前記中間処理ユニット30上側の前記搬送路r4へのシートの送り出しは,前記中間トレイ31に沿って上下に移動可能に設けられた断面T字形状のシート送り出し部材36によって行われる。前記シート送り出し部材36は,無端ベルト37bに取付けられており,該無端ベルト37bの正転/逆転によって上下に移動するよう構成されており,前記中間トレイ31の裏面側(下側)へ退避させることも可能である。また,前記シート送り出し部材36と前記第2のシート端部受け部33との上下動の範囲は一部で重複しており,前記シート送り出し部材36を最下端へ移動させた位置の方が,前記第2のシート端部受け部33を最上端へ移動させた位置よりも下側となるよう構成されている。
このように構成された前記シート送り出し部材36により,以下のようにしてシートが上側の前記搬送路4へ送り出される。
まず,前記シート送り出し部材36を裏面側へ退避させた状態で,シートを積載した前記第2のシート端部受け部33を最上端まで移動させる。次に,前記シート送り出し部材36を最下端からおもて面側へ移動させ,さらに前記第2のシート端部受け部33よりも上側へ移動させることにより前記第2のシート端部受け部33に積載されたシートを前記シート送り出し部材36上に積み替えられる。そして,さらに前記シート送り出し部材36を上側へ移動させることにより,積み替えられたシートが前記搬送路r4へ送り出される。
このようにして前記搬送路r4に搬送されてきたシート(シート束)は,シート排出手段80により搬送が引き継がれて,該シート排出手段80の具備する排出ローラRo6の回転力により中段シート出口13からその外側に複数設けられた可動トレイ50のいずれかに排出される。該可動トレイ50は,それぞれシートの排出方向に向かって上向くように傾斜して設けられている。さらに,前記可動トレイ50は上下方向に移動可能に構成され,その停止位置によって前記中段シート出口13から排出されるシートをいずれの前記可動トレイ50で受けるかが切り替えられる。
【0013】
次に,本発明の実施の形態に係るシート処理装置Xにおける,前記シート排出手段80(シート排出機構)及びそのロック機構について説明する。
前記シート排出手段80全体の構成は,図5に示した従来のシート排出機構と同様であり,異なっているのは,前記軸部材81bへの前記フック部材83の取付け構造のみである。従って,本発明の実施の形態に係る前記シート排出手段80(シート排出機構)における各構成要素及び前記ローラ支持部材43の回動動作については,図5に示した従来のシート排出機構と同様であるのでここでは説明を省略する。また,各構成要素の番号も,前述した従来のシート排出機構(図5)と同じとする。以下,図4を用いて,前記フック部材83の前記軸部材81bへの取り付け構造について説明する。
図4(a)は,前記シート排出手段80を構成する前記フック部材83を前記軸部材81bへ取り付けた状態を表す側断面図,図4(b)はその平面図である。図4(a)には,前記ローラ支持部材81は図示していないが,前記ローラ支持部材81の前記回動軸81a及び該回動軸81aに対する前記軸部材81bの回動半径を矢印線81rで示している。
図4に示すように,前記フック部材83には,前記軸部材81bを挿通させる軸挿通孔83aが設けられており,該軸挿通孔83aに前記軸部材81bを挿通させた状態で,前記フック部材83は前記軸部材81bに対して回動可能に支持される。ここで,前記軸挿通孔83aは,前記軸部材81bの外径よりも,所定方向に長い長穴となっており,所定範囲の遊び(隙間)83bsを有するよう設けられている。この遊び83bsが設けられていることにより,前記フック部材83は,前記軸挿通孔83aに前記軸部材81bを挿通させた状態で,前記ピン部材82に係合する位置付近において,前記ピン部材82に離接する方向に前記遊び83bsの範囲で揺動自在(摺動自在)となる。
さらに,前記フック部材83には,2段階の外径のフランジ部85a,85bを有するボルト部材(ねじを切った棒状部材)である段差ピン85を,前記軸部材81bの軸方向に垂直な方向に挿通させるピン挿通孔83bが設けられている。
一方,前記軸部材81bには,その軸方向に垂直な方向に前記段差ピン85がねじ込まれるねじ切り孔81boが設けられている。
これにより,前記フック部材83を前記軸部材81bの前記軸挿通孔83aに挿通させた状態で,前記段差ピン85を前記フック部材83の前記ピン挿通孔83bに挿通させるとともに前記軸部材81bの前記ねじ切り孔81boにねじ込むことにより,前記フック部材83の前記軸部材81bに対する回動(相対的な回動)が前記段差ピン85によって規制(固定)される。従って,前記軸部材81bを回転させれば,その回転に従って前記フック部材83が回動することになる。
さらに,前記フック部材83は,前述したようにバネ等の弾性部材86により前記ピン部材82に係合する方向に弾性付勢されている。
ここで,前記段差ピン85の内側のフランジ部85bの長さを適当な長さに形成しておくことにより,前記段差ピン85を前記軸部材81bに対して最後までねじ込んだ場合でも,前記内側のフランジ部85bがスペーサの役割を果たし,前記ピン挿通孔83bよりも大きい外径を有する外側のフランジ部85aが前記フック部材83を押圧して該フック部材83を前記軸部材81bに対して固定してしまう(揺動不可能にする)ことがない。これにより,組み立て時に前記段差ピン85のねじ込み深さを微調整する手間を要しない。
前記フック部材83は,図4に示す取付け構造により,前記軸部材81bの両端部付近(前記シート排出手段80の幅方向(シート排出方向に垂直な方向,図4(a)の紙面に対する奥行き方向)の両端部付近)にそれぞれ1つづつ取り付けられている。もちろん,前記軸部材81bの軸方向の3箇所以上に前記フック部材83を取り付けてもかまわない。また,前記軸部材81bの軸方向中央部付近には,前述したようにその法線方向に突出するように前記取手部材84が固定されている。これにより,前記取手部材84を操作する(回動させる)ことによって前記軸部材81bが回転し,該回転によって全ての前記フック部材83のロックを解除することが可能となる。
このような構成により,前記軸部材81bの両端部付近に設けられた前記フック部材83それぞれの間で,前記軸部材81bに対する周方向の固定位置にずれがある場合や,前記フック部材83に対する前記ピン部材82の位置(距離)にずれがある場合であっても,そのずれが前記遊び83bsの範囲内であれば,いずれの前記フック部材83も前記弾性部材86の付勢力によって前記ピン部材82に正常に(浮くことなく)係合することになる。
また,前記フック部材83の前記軸部材81bに対する回動が規制されているので,前記軸部材81bに固定された前記取手部材84(図5参照)を操作して回動させる(持ち上げる)ことにより,前記フック部材83も回動し,前記フック部材83の前記ピン部材82との係合を外す(ロックを解除する)ことができる。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,回動動作により開閉する開閉部材に軸支された軸部材の複数箇所に設けられたフック部材を具備し,該フック部材によって開閉部材を閉状態でロックする開閉部材のロック機構において,フック部材が,被係合部に対して離接する方向に所定範囲で摺動自在に支持されるとともにロックする方向に弾性付勢されるので,フック部材それぞれの間でその取り付け位置に多少のずれがある場合でも,開閉部材のロックを正常に(確実に)行うことが可能となる。さらに,前記ロック解除用取手部材の操作によって前記軸部材を回転させることにより,複数の前記フック部材全ての前記被係合部への係合を一括解除(ロックを解除)することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシート処理装置Xの概略断面図。
【図2】本発明の実施の形態に係るシート処理装置Xを構成する中間処理ユニットの受け側ユニットの正面図。
【図3】本発明の実施の形態に係るシート処理装置Xを構成する中間処理ユニットの断面図。
【図4】本発明の実施の形態に係るシート処理装置Xを構成するシート排出手段におけるフック部材の取付け構造を表す図。
【図5】従来のシート処理装置のシート排出手段の構成を模式的に表す断面図。
【符号の説明】
11…シート入り口
13…中段シート出口
14…下段シート出口
21…退避ドラム
30…中間処理ユニット
31…中間トレイ
32…第1のシート端部受け部
33…第2のシート端部受け部
34,35…ステイプル手段
34',35'…ステイプル受け部
36…シート送り出し部材
37a,37b…無端ベルト
40…中折りユニット
41…押し型
42…中折り用ローラ
50…可動トレイ
60…中折シート排出トレイ
61…シート抑え部材
80…シート排出手段
81…ローラ支持部材
81b…軸部材
82…ピン部材(被係合部)
83…フック部材
84…取手部材
85…段差ピン
86…弾性部材(バネ)
f1,f2,f3…フィルム部材(弾性フィルム部材)
Ro1,Ro2,Ro3…搬送ローラ
Ro4,Ro6…排出ローラ
r1,r2,r22,r3,r4,r5,r6…シートの搬送路

Claims (7)

  1. 回動動作により開閉する開閉部材に軸支され該開閉部材の回動方向に直角な方向に伸びる軸部材と,該軸部材の複数箇所に設けられ前記開閉部材の閉状態において所定の被係合部に係合することにより前記開閉部材を閉状態でロックする複数のフック部材と,を具備する開閉部材のロック機構において,
    前記軸部材に固定されたロック解除用取手部材を具備し,
    前記フック部材それぞれが,前記軸部材に対し回動が規制された状態で,かつ前記被係合部に係合する位置付近において前記被係合部に対して離接する方向に所定範囲で摺動自在の状態で支持され,前記被係合部に係合する方向に弾性付勢されてなることを特徴とする開閉部材のロック機構。
  2. 前記軸部材が前記フック部材に形成された長穴に挿通されて該長穴の長手方向に摺動してなり,前記フック部材に形成された孔に挿通されるとともに前記軸部材に螺着されたピン部材により前記軸部材に対する前記フック部材の回動が規制されてなる請求項1に記載の開閉部材のロック機構。
  3. 前記フック部材が,少なくとも前記軸部材の両端部付近に支持されてなる請求項1又は2のいずれかに記載の開閉部材のロック機構。
  4. 対向配置されたローラ対と,
    該ローラ対の一方のローラを支持し,前記ローラ対を離接させる方向に回動可能に構成されたローラ支持部材と,
    該ローラ支持部材に軸支され該ローラ支持部材の回動方向に直角な方向に伸びる軸部材と,
    該軸部材の複数箇所に設けられ前記ローラ対が近接した状態において所定の被係合部に係合することにより前記ローラ対を近接状態でロックする複数のフック部材と,を具備し,搬送されてくるシートを近接状態の前記ローラ対の間に導き該ローラ対の回転により該ローラ対が設けられる本体装置の外部へ前記シートを排出するシート排出機構において,
    前記軸部材に固定されたロック解除用取手部材を具備し,
    前記フック部材それぞれが,前記軸部材に対し回動が規制された状態で,かつ前記被係合部に係合する位置付近において前記被係合部に対して離接する方向に所定範囲で摺動自在の状態で支持され,前記被係合部に係合する方向に弾性付勢されてなることを特徴とするシート排出機構。
  5. 前記軸部材が前記フック部材に形成された長穴に挿通されて該長穴の長手方向に摺動してなり,前記フック部材に形成されたに挿通されるとともに前記軸部材に螺着されたピン部材により前記軸部材に対する前記フック部材の回動が規制されてなる請求項4に記載のシート排出機構。
  6. 前記フック部材が,少なくとも前記軸部材の両端部付近に支持されてなる請求項4又は5のいずれかに記載のシート排出機構。
  7. 画像形成装置により画像形成されたシートに所定の処理を施して該シートを装置外へ排出するシート処理装置において,
    請求項4〜6のいずれかに記載のシート排出機構を具備してなることを特徴とするシート処理装置。
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