JP3919060B2 - ユニバーサルジョイント - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等に使用されるユニバーサルジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等に使用されるユニバーサルジョイント、具体的にはクロスピンが使用されたユニバーサルジョイントは、図5および図6に示されるものが知られている。すなわち、本体部51から180度対向位置に軸方向に延びかつそれぞれに軸受孔54,55が形成された二又腕52,53を有する第1ヨーク50と、同様に、本体部57から180度対向位置に軸方向に延びかつそれぞれに軸受孔60,61が形成された二又腕58,59を有する第2ヨーク56と、第1ヨーク50の二又腕52,53および第2ヨーク56の二又腕58,59の各軸受孔54,55,60,61にトラニオン63,64,65,66が嵌挿されたクロスピン62と、各軸受孔54,55,60,61内でトラニオン63,64,65,66に嵌合されかつ各軸受孔54,55,60,61内に止め輪67にて固定された軸受68,69,70,71とを有し、上記構成により、第1ヨーク50と第2ヨーク56とはクロスピン62を介して一体的にされている。
【0003】
ところで、上記各ヨーク50,56とクロスピン62と軸受68,69,70,71の組立は、通常、以下のように行われる。すなわち、図7に示すように、クロスピン62の一方のトラニオン63を例えば第1ヨーク50の一方の腕52の軸受孔54内に内部側から嵌挿し、次にクロスピン62の上記トラニオン63と180度反対側のトラニオン64を上記第1ヨーク50の他の腕53の軸受孔55に内部側から嵌挿する。同様の作業にて、クロスピン62の残りの180度対向するトラニオン65,66を第2ヨーク56の二又腕58,59の各軸受孔60,61に嵌挿する。この第1ヨーク50と第2ヨーク56とクロスピン62との仮組み込み状態において、各二又腕52,53,58,59の各軸受孔54,55,60,61の外方から軸受68,69,70,71を各軸受孔54,55,60,61内に挿入しクロスピン62の各トラニオン63,64,65,66に嵌合させる。そして、最後に、軸受68,69,70,71が外部に抜け出さないように軸受孔54,55,60,61内周面に形成した円周溝72に止め輪67を嵌め込み、軸受68,69,70,71を各軸受孔54,55,60,61内に固定し、ユニバーサルジョイントの組立が完了する。なお、シール等の他の部品の組立の説明は本願発明の内容と無関係であり、また、周知のため省略する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、ユニバーサルジョイントはコンパクトかつ高容量のニーズが高まってきており、軸受68,69,70,71形状は薄肉で、クロスピン62形状は太軸で全長が短いものが使用されるようになってきている。しかし、上記従来のユニバーサルジョイントにおいては、上述した組み込み方法をとるため、図7のクロスピン62組み込み模式図にあるように、トラニオン63,64,65,66根元部に形成されたシール接触部62bを含むクロスピン本体部分62aが例えば軸受孔54の内部縁部54aに干渉して組み込みができない問題が生じることがある。
【0005】
本発明は、二又腕の軸受孔にクロスピンが干渉せず確実に組み込みができるユニバーサルジョイントを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する手段として、本体部から180度対向位置にそれぞれ軸受孔を有する二又腕が形成された第1ヨークと、本体部から180度対向位置にそれぞれ軸受孔を有する二又腕が形成された第2ヨークと、第1ヨークの二又腕と第2ヨークの二又腕の各軸受孔にトラニオンが嵌挿されたクロスピンと、各軸受孔内でトラニオンに嵌合されかつ各軸受孔内に固定された軸受とを有するユニバーサルジョイントにおいて、第1ヨークおよび第2ヨークの各二又腕の両先端部のうち、少なくとも一方の先端部と軸受孔の中心を結ぶ半径方向線と交叉する軸受孔内周面の二又腕本体部側に、軸受孔全長にいたる軸方向溝が形成され、上記軸受孔の二又腕先端部側の内周面が上記先端部の軸方向全厚みにわたって円筒面であることを特徴とする。
上記軸方向溝は、第1ヨークおよび第2ヨークの各二又腕において、2つの各先端部と軸受孔の中心を結ぶ半径方向線と交叉する2つの軸受孔の内周面にそれぞれ形成されていることが望ましい。また、上記軸受孔の内周面に、軸受の抜け止め部材嵌め込み用の円周溝が形成されていることが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図1および図2に基づいて説明する。本体部2から180度対向位置に軸方向に延びかつそれぞれに軸受孔5,6が形成された二又腕3,4を有する第1ヨーク1と、同様に、本体部8から180度対向位置に軸方向に延びかつそれぞれに軸受孔11,12が形成された二又腕9,10を有する第2ヨーク7と、第1ヨーク1の二又腕3,4および第2ヨーク7の二又腕9,10の各軸受孔5,6,11,12にトラニオン14,15,16,17が嵌挿されたクロスピン13と、各軸受孔5,6,11,12内でトラニオン14,15,16,17に嵌合されかつ各軸受孔5,6,11,12内に止め輪18にて固定された軸受19,20,21,22とを有し、上記構成により、第1ヨーク1と第2ヨーク7とはクロスピン13を介して一体的にされている。
【0008】
また、図3においてよく判るように、上記第1ヨーク1および第2ヨーク7の各二又腕3,4,9,10の先端部3a,4a,9a,10aと軸受孔5,6,11,12の中心Oを結ぶ半径方向線Y−Yと交叉する軸受孔5,6,11,12内周面の二又腕3,4,9,10の本体部2,8側に、軸受孔全長にいたる軸方向溝24が形成されている。この軸方向溝24の幅及び深さは、後述するシール接触部13bを含むクロスピン本体部分13aが軸受孔5の内部縁部5aに干渉しない程度に、トラニオン14の端部が沈み込むように考慮されている。
【0009】
ところで、上記各ヨーク1,7とクロスピン13と軸受19,20,21,22の組立は、従来と同様に、以下のように行われる。すなわち、図4に示すように、クロスピン13の一方のトラニオン14を例えば第1ヨーク1の一方の二又腕3の軸受孔5内に内部側から嵌挿し、次にクロスピン13の上記トラニオン14と180度反対側のトラニオン15を上記第1ヨーク1の他の二又腕4の軸受孔6に内部側から嵌挿する。同様の作業にて、クロスピン13の残りの180度対向するトラニオン16,17を第2ヨーク7の二又腕9,10の各軸受孔11,12に嵌挿する。この第1ヨーク1と第2ヨーク7とクロスピン13との仮組み込み状態において、各二又腕3,4,9,10の各軸受孔5,6,11,12の外方から軸受19,20,21,22を各軸受孔5,6,11,12内に挿入しクロスピン13の各トラニオン14,15,16,17に嵌合させる。そして、最後に、軸受19,20,21,22が外部に抜け出さないように軸受孔5,6,11,12内周面に形成した円周溝23に止め輪18を嵌め込み、軸受19,20,21,22を各軸受孔5,6,11,12内に固定し、ユニバーサルジョイントの組立が完了する。なお、シール等の他の部品の組立の説明は本願発明の内容と無関係であり、また、周知のため省略する。
【0010】
このとき、図4のクロスピン13組み込み模式図にあるように、例えばトラニオン14の先端部の一部が軸受孔5の軸方向溝24に嵌まった状態でトラニオン14が軸受孔5内に組み込まれるため、トラニオン14根元部に形成されたシール接触部13bを含むクロスピン本体部分13aが軸受孔5の内部縁部5aに干渉することなく、容易に組み込みができる。このトラニオン14が軸受孔5に組み込まれると180度対向するトラニオン15は軸受孔6にスムーズに組み込まれる。また、90度位相がずれた他のトラニオン16,17も同様にスムーズに干渉することなくそれぞれの軸受孔11,12内に組み込まれる。
【0011】
なお、二又腕3,4,9,10の各軸受孔5,6,11,12に軸方向溝23が形成されるのは、どのトラニオンから軸受孔内に組み込んでもよいように配慮されているが、少なくとも、二又腕の各軸受孔のうち最初にトラニオンが組み込まれる側の軸受孔に軸方向溝24が形成されていればよい。
【0012】
【発明の効果】
この発明のクロスピン形式のユニバーサルジョイントでは、軸受孔内周面の二又腕本体部側に、軸受孔全長にいたる軸方向溝が形成されているため、二又腕の軸受孔にクロスピンが干渉せず確実に組み込みができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のユニバーサルジョイントの要部断面図である。
【図2】図1の左側ヨークの平面からみた要部断面図である。
【図3】本発明のヨークで図4のA矢視図である。
【図4】本発明の二又腕の軸受孔にクロスピンのトラニオンを組み込む模式図である。
【図5】従来のユニバーサルジョイントの要部断面図である。
【図6】図5の左側ヨークの平面からみた要部断面図である。
【図7】従来の二又腕の軸受孔にクロスピンのトラニオンを組み込む模式図である。
【符号の説明】
1 第1ヨーク
2 本体部
3 二又腕
4 二又腕
5 軸受孔
6 軸受孔
7 第2ヨーク
8 本体部
9 二又腕
10 二又腕
11 軸受孔
12 軸受孔
13 クロスピン
14 トラニオン
15 トラニオン
16 トラニオン
17 トラニオン
18 止め輪
19 軸受
20 軸受
21 軸受
22 軸受
24 軸方向溝

Claims (3)

  1. 本体部から180度対向位置にそれぞれ軸受孔を有する二又腕が形成された第1ヨークと、本体部から180度対向位置にそれぞれ軸受孔を有する二又腕が形成された第2ヨークと、第1ヨークの二又腕と第2ヨークの二又腕の各軸受孔にトラニオンが嵌挿されたクロスピンと、各軸受孔内でトラニオンに嵌合されかつ各軸受孔内に固定された軸受とを有するユニバーサルジョイントにおいて、第1ヨークおよび第2ヨークの各二又腕の両先端部のうち、少なくとも一方の先端部と軸受孔の中心を結ぶ半径方向線と交叉する軸受孔内周面の二又腕本体部側に、軸受孔全長にいたる軸方向溝が形成され、上記軸受孔の二又腕先端部側の内周面が上記先端部の軸方向全厚みにわたって円筒面であることを特徴とするユニバーサルジョイント。
  2. 上記軸方向溝は、第1ヨークおよび第2ヨークの各二又腕において、2つの各先端部と軸受孔の中心を結ぶ半径方向線と交叉する2つの軸受孔の内周面にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載のユニバーサルジョイント。
  3. 上記軸受孔の内周面に、軸受の抜け止め部材嵌め込み用の円周溝が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のユニバーサルジョイント。
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