JP3918504B2 - 洗浄機の容器供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、洗浄機の容器供給装置に係り、より詳しくは、供給コンベヤによって搬送されてきた容器を、洗浄機内を循環走行する搬送手段のホルダ内に挿入する容器供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
容器の洗浄を行う洗浄機は、その内部に、複数列平行して多数の容器ホルダが取り付けられ、これら各ホルダ内にそれぞれ容器を収容してこの洗浄機内を循環搬送する搬送装置を備えており、この搬送装置によって容器を搬送する間に、洗浄手段によってこれら容器の洗浄を行うようになっている。このような洗浄機には、供給コンベヤによって供給されてきた容器を、前記搬送装置の各ホルダ内に挿入する容器供給装置が設けられている。
【0003】
洗浄機の容器ホルダ内に容器を挿入する容器供給装置は、従来から各種提案されている(特公昭43−1597号公報、実公昭58−51131号公報、実公平7−5908号公報等)。
【0004】
前記第1の公報(特公昭43−1597号)に記載された給壜装置(容器供給装置)は、一双のローラチェーン間に等間隔毎にびん押し棒が水平に横架されるとともに、前記一双のチェーン間には、ガイドレールが配設されている。そして、ローラチェーンの回動に伴ってびん押し棒が、ガイドレールに沿って容器をキャリア(容器ホルダ)まで送り込むようになっている。
【0005】
また、第2の公報(実公昭58−51131号)に記載された容器供給装置では、回転軸の両側にヨークが取り付けられて一体に回転する。これら両側ヨーク間の溝に、フィンガーが進退動可能に取り付けられており、前記回転軸の回転によりヨークが回転すると、フィンガーが、ガイドレールに沿って容器を持ち上げてキャリア(容器ホルダ)内に押し込むようになっている。
【0006】
第3の公報(実公平7−5908号)に記載された給壜装置(容器供給装置)は、給壜コンベヤの下流端付近からほぼ円弧状に上方へ延びたボトルガイドと、水平軸を中心に回転し、給壜コンベヤによって搬送されてきた壜を持ち上げて前記ボトルガイド上を移動させる回転式のピックアップアームと、ボトルガイドの前方に移動してきた洗びん機のホルダ内に壜を押し込む押込み手段とを備えている。
【0007】
前記各公報に記載された洗浄機の容器供給装置は、いずれもガイド上を滑らせて容器を上方へ移動するので、容器に傷が付くおそれがあった。また、ロータリ式のアームによって容器を持ち上げてホルダに挿入する形式では、ホルダへの給びん位置が低いため、洗浄位置までの搬送区間が長くなり、機械の全長が長くなってしまうという問題があった。さらに、第3の公報に記載された装置では、回転するピックアップアームによって上方へ持ち上げた容器を、別のプッシャによりホルダ内に挿入するようにしているため、容器の移送と押込みの二つの機構が必要であり、構造が複雑でコスト高であるという問題があった。
【0008】
そこで本出願の出願人は、容器をガイドに摺接させることなく移送するとともに、高い位置への給びんが可能な洗壜機の容器搬送装置(容器供給装置)を発明し出願した(実用新案登録登録2509002号公報)。
【0009】
前記公報に記載された洗壜機の容器搬送装置(容器供給装置)は、容器を両側から挟持する保持機構と、この保持機構を案内するほぼアーチ状の案内ガイドとを備えており、保持した容器をアーチ状のガイドにより反転させてホルダ内に挿入するようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
この洗壜機の容器搬送装置(容器供給装置)は、前記各公報に記載された装置と異なり、ガイド上を滑らせて容器を移動させることはないので、容器を損傷するおそれがなく、しかも、容器を高い位置まで持ち上げてホルダ内に挿入することができるが、容器保持機構が必要であり、構造が複雑で部品点数が多くコスト高であるという問題があった。また、ホルダ内に収容した容器を搬送しつつ洗浄する洗浄機では、両側のチェーン間に多数のホルダを取り付けた搬送機構によって、大量の容器を連続的に搬送するため、時間の経過とともにチェーンが次第に延びて来るという問題があったが、従来の洗浄機では、チェーンの伸びに応じてスプロケットの位置を移動させたとしても、容器供給装置の位置を変更することが極めて困難であるため、ホルダ内にスムーズに容器を供給することは不可能であった。
【0011】
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、容器を高い位置に供給可能で、しかも、傷つけるおそれがなく、また、洗浄機内に設けられた搬送機構のチェーンの伸びにも対応可能な洗浄機の容器供給装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る洗浄機の容器供給装置は、ホルダ内に容器を収容して搬送する搬送手段と、搬送手段によって搬送される容器を洗浄する洗浄手段とを備えた洗浄機の前記ホルダ内に容器を挿入するものであって、特に、容器の底面を支持する底面支持部および容器の胴部を支持する胴支持部を有するL字状断面の載置プレートと、この載置プレートを上昇させる上昇手段と、載置プレートの姿勢を規制する規制手段とを備え、前記載置プレートを前記上昇手段に回動可能に設けるとともに、載置プレートを上昇させ、かつ、規制手段により回転させることにより、容器をホルダ内に滑落させて挿入することを特徴とするものである。
【0013】
この発明に係る洗浄機の容器供給装置では、容器の底部を支持する底面支持部と胴部を支持する胴支持部とを有する載置プレートによって容器を支持して移送するので、固定のガイド上を滑らす必要がなく、安定した姿勢で容器を移動させることができる。また、前記載置プレートを、規制手段によって姿勢を制御しつつ上昇手段によって上昇させるようにしているので、洗浄部に近い高位置まで容器を持ち上げることができる。
【0014】
また、請求項2に記載の発明に係る洗浄機の容器供給装置は、前記胴支持部の上部を前記ホルダの近傍に位置させた状態で、載置プレートをさらに回転させることにより、容器をホルダ内に滑落させて挿入することを特徴とするものである。
【0015】
この請求項2に記載の発明に係る洗浄機の容器供給装置では、容器を安定した状態でホルダ内に挿入することができる。
【0016】
さらに、請求項3に記載の発明に係る洗浄機の容器供給装置は、前記規制手段が、載置プレートの上部に連結された上部ローラおよび下部に連結された下部ローラと、上部ローラの移動軌跡を制御する上部ローラ用カムおよび下部ローラの移動軌跡を制御する下部ローラ用カムとを備えていることを特徴とするものである。
【0017】
この発明に係る洗浄機の容器供給装置では、載置プレートに取り付けられた上下のローラの移動をカムによって制御しているので、安定した姿勢で容器を高い位置まで移送することができ、しかも、容器を傷つけるおそれがない。
【0018】
また、請求項4に記載の発明に係る洗浄機の容器供給装置は、前記下部ローラ用カムを、その下部を支点にして揺動可能に配置するとともに、上部ローラ用カムには、上昇区間とそれに続く水平区間を設けたことを特徴とするものである。
【0019】
この発明に係る洗浄機の容器供給装置では、搬送手段のチェーンが延びた場合に、搬送手段のスプロケットを移動させるとともに、この移動に対応させて下部ローラ用カムを揺動させる。上部ローラ用カムには水平区間が設けられており、容器支持手段に取り付けられた上部ローラの高さは変わらないようになっているので、ホルダ内への容器の挿入をスムーズに行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る洗浄機の容器供給装置の側面図、図2はその要部(供給コンベヤから容器支持手段への容器受け渡し位置)の平面図である。この容器供給装置(全体として符号1で示す)は、容器2を搬送する供給コンベヤ4と、容器2を洗浄する洗浄機6との間に設けられて、供給コンベヤ4から供給された容器2を洗浄機6に引き渡すようになっている。
【0021】
洗浄機6は、缶体8内に配置された複数のスプロケット10(他は図示せず)間に掛け回された両側のチェーン12と、これら両チェーン12間に複数列で、かつ、チェーン12の長さ方向に等間隔で取り付けられた多数の容器ホルダ14とを備えた搬送手段(搬送機構)18を備えており、この搬送機構18によって容器2を搬送する間に、洗浄水の噴射あるいは洗浄液槽内への浸漬等によりこれらの容器2の洗浄を行うようになっている。
【0022】
容器2を供給する供給コンベヤ4は、前記洗浄機6の搬送機構18による容器2の搬送方向(矢印A方向)と直交する方向に配置されており、多数の容器2を間欠的に搬送し、前記搬送機構18のホルダ14の列数と同数の容器2を、後に説明する容器供給装置1の容器支持手段(載置プレート)20の前面側(容器受け渡し位置B)に停止させる(図2参照)。容器受け渡し位置Bまで搬送された容器2の後続の容器2(図2中に符号2aで示す)は、供給コンベヤ4の側部に設けられたロータリストッパ22によって切り離される。
【0023】
この容器供給装置1は、前記載置プレート20と、この載置プレート20を上方へ引き上げる上昇手段24と、前記載置プレート20に取り付けられた上下一対のカムフォロア26、28をそれぞれ案内して、その移動軌跡を制御する一対のローラ用カム30、32等を備えている。
【0024】
前記載置プレート20は、断面形状がL字状をしており、図1に示す容器受け渡し位置Bにおいて下方に位置しているほぼ水平な部分が、容器2の底面を支持する底面支持部20a、その上方のほぼ直立している部分が、容器2の胴部を支持する胴支持部20bを構成している。この載置プレート20の底面支持部20aの先端部(図1の左側)寄りに下部ローラ28が、そして、胴支持部20bの先端部(図1の上端部)寄りに上部ローラ26がそれぞれ取り付けられている。なお、載置プレート20は、後に説明するように、昇降するようになっており、上昇時には反転して底面支持部20aが上方に移動するが、図1に示す下降時の状態で上方に位置している部分を上部、下方に位置している部分を下部と呼ぶことにする。
【0025】
前記載置プレート20を上昇させる上昇手段24は、垂直に固定されたラック支持体34に昇降可能に支持されているラック36と、このラック36に噛み合い、ラック36の昇降に応じて水平軸38を中心に回転するピニオン40と、このピニオン40に固定されて一体的に回転するスプロケット42と、一端が前記載置プレート20の下部側に連結されるとともに、他端側がこのスプロケット42に巻き付けられ、スプロケット42の回転によって伸縮するチェーン44とを備えている。前記スプロケット42が図1の時計回り方向に回転すると、チェーン44の上部がスプロケット42に巻き取られて載置プレート20を引き上げ、スプロケット42がその逆方向(反時計回り方向)に回転すると、チェーン44が延びて載置プレート20が下降する。
【0026】
前記ラック36は、支点軸46に一端が連結されて揺動するレバー48の他端(揺動端)48a側に、コネクティングロッド50を介して連結されており、前記レバー48の揺動がコネクティングロッド50を介して伝達されて昇降する。前記レバー48の中間部には、カムフォロア52が取り付けられており、回転カム54の外周カム面に弾接している。この回転カム54の回転に伴って、前記カムフォロア52が外周カム面のカム曲線に沿って移動することにより、前記レバー48が揺動する。カムフォロア52が、回転カム54の外周カム面の最も小径の部分54aに接しているときには(図1に実線で示す位置)、ラック36は最も上昇し、外周カム面の最も大径の部分54bに接しているときには(図1に二点鎖線で示すレバー48参照)、ラック36がコネクティングロッド50を介して引き下げられて最も下降する。
【0027】
また、前記支点軸46には第2のレバー56が連結され、この第2レバー56の揺動端に第2のカムフォロア58が取り付けられており、前記回転カム54と同一のカム軸60に固定された第2の回転カム(図示せず)に弾接している。前記支点軸46には、第2レバー56と一体的に揺動するリンク62の一端が嵌合されており、このリンク62の他端に、ロッド64を介してプッシャ66が連結されている。プッシャ66は、上方の軸67に揺動可能に支持されたアーム68の下端に取り付けられて、ほぼ水平方向に進退動するようになっている。
【0028】
前記第2レバー56が図示しない第2回転カムのカム曲線に応じて上下に揺動すると、この揺動がリンク62およびロッド64を介してプッシャ66に伝達される。するとプッシャ66は、供給コンベヤ4上の容器受け渡し位置Bに停止している容器2の背後の位置(図1に示す位置)と、この供給コンベヤ4上を横断して前進した位置との間で往復動する。プッシャ66が、前記容器2の背後の位置から載置プレート20方向に前進することにより、供給コンベヤ4上の容器2を、下降した状態にある載置プレート20上に乗り移らせる。
【0029】
上部ローラ用カム30には、円弧状の上昇区間70aとその上端に続く水平区間70bとを有するカム溝70が形成されている。また、下部ローラ用カム32は、前記上部ローラ用カム30のカム溝70の下端よりも下方の位置から、前記水平区間70bよりも上方まで延びる僅かに湾曲したカム溝72が形成されている。これら両カム30、32のカム溝70、72に、載置プレート20の上下に取り付けられたローラ26、28がそれぞれ嵌合しており、載置プレート20が最も下降しているときには、図1に示すように、両ローラ26、28がそれぞれ各カム溝70、72の下端部に位置している。このとき載置プレート20は、前記供給コンベヤ4の正面でやや傾斜した状態になっている。
【0030】
そして、載置プレート20が前記上昇手段24によって上昇するときには、上部ローラ26および下部ローラ28が、上部ローラ用カム30のカム溝70および下部ローラ用カム32のカム溝72にそれぞれ案内されて上方へ移動する。上部ローラ用カム30のカム溝70は、下部ローラ用カム32のカム溝72よりも傾きが大きいため、載置プレート20が上昇するにつれて次第に傾斜して水平状態になり、さらに上昇すると、載置プレート20の上部ローラ26が、前記上部ローラ用カム溝70の水平区間70bで停止し、またはほとんど移動しない状態になり、その後、この上部ローラ26を中心にして載置プレート20が回転して、その底部側(底面支持部)20aが上方を向いた状態になる。
【0031】
下部ローラ用カム32は、下端部側の軸74を支点に揺動できるようになっている。この下部ローラ用カム32の上端部には長孔32aが形成され、この長孔32a内にピン76が挿通されており、このピン76に対して長孔32aが移動できる範囲で、下部ローラ用カム32を揺動させることができる。洗浄機6の通常の洗浄運転時には、ピン76に連結した操作レバー78を締めて下部ローラ用カム32を固定しておき、この下部ローラ用カム32の位置を調整する際には、操作レバー78を緩めて下部ローラ用カム32を所望の位置まで揺動させた後、再び固定する。
【0032】
前記構成に係る洗浄機の容器供給装置1の作動について説明する。供給コンベヤ4によって搬送されてきた一群の容器2が、容器供給装置1の前面の容器受け渡し位置Bに停止する。前記洗浄機の搬送機構18は、複数列並列して配置されたホルダ16を備えており、供給コンベヤ4の容器受け渡し位置Bには、この搬送機構18に設けられたホルダ16の列数と同数の容器2が導入され、後続の容器2(2a)は、図2に示すように、ロータリストッパ22によって切り離されて停止する。前記のように容器受け渡し位置Bで容器2が停止したときには、載置プレート20は、図1に示すように最も下降した位置にあり、また、プッシャ66は供給コンベヤ4の外側(供給コンベヤ4を挟んで載置プレート20の逆側)に位置している。
【0033】
載置プレート20を作動させる第1回転カム54およびプッシャ66を作動させる第2回転カム(図示せず)は、カム軸60とともに一体的に回転するようになっており、第1カムフォロア52が図1に示すように第1回転カム54の小径部54a上に係合している間に、第2カムフォロア58が、図示しない第2回転カムによって下方へ押し出されて、第2レバー56が下方へ揺動する。第2レバー56が下方へ揺動すると、リンク62およびロッド64を介してプッシャ66が、供給コンベヤ4上に向かって前進する。このプッシャ66が図1の右方向に移動することにより、供給コンベヤ4上に停止している容器2を載置プレート20方向に押し出し、載置プレート20の底面支持部20a上に載せる。載置プレート20はやや傾斜しており、容器2の胴部が胴支持部20bに寄り掛かって支持され、安定した状態でこの載置プレート20上に載せられる。
【0034】
第1回転カム54および第2回転カムがさらに回転すると、第2カムフォロア58が取り付けられている前記第2レバー56が上方へ戻って、前記プッシャ66が載置プレート20側の前進位置から後退して供給コンベヤ4の外側(図1の左側)へ戻る。一方、第1カムフォロア52が取り付けられている第1レバー48は、第1回転カム54の大径部54bによって下方へ揺動される。第1レバー48が下方へ揺動すると、コネクティングロッド50を介してラック36が下降し、ピニオン40を図1の時計回り方向に回転させる。ピニオン40が回転すると、スプロケット42が一体的に回転し、チェーン44を巻き取って載置プレート20を上昇させる。
【0035】
載置プレート20の上端部と下端部にそれぞれ上部ローラ26と下部ローラ28が取り付けられて、上部ローラ用カム30のカム溝70と、下部ローラ用カム32のカム溝72にそれぞれ嵌合しており、これら両カム30、32に案内されて載置プレート20が次第に上昇する。上部ローラ用カム30のカム溝70は、長さが短く、しかも上方に向かって大きく湾曲した上昇区間70aと、その上端に続く水平区間70bとを有しているのに対し、下部ローラ用カム32のカム溝72は、ほぼ直立した状態に近く、しかも上下に長いので、載置プレート20は上昇するにつれて次第に水平状態になり、その後、上部ローラ26がカム溝70の水平区間70b内に達した後、この上部ローラ26を中心に載置プレート20が回転して、底面支持部20aが斜め上方を向いた状態になる。このように底面支持部20aが上方に向かって反転していくことにより、載置プレート20上に載っていた容器2が落下し、容器ホルダ14内に投入される(図1の容器2(2b)参照)。
【0036】
前述のように、この実施の形態に係る容器供給装置1は、容器2を、底面支持部20aと胴支持部20bとを有する載置プレート20上に載せ、この載置プレート20を上部ローラ26および下部ローラ28によって姿勢を制御しているので、安定したハンドリング可能である。しかも、従来の構成(特公昭43−1597号公報、実公昭58−51131号公報、実公平7−5908号公報等)のように、固定のガイド部材上を滑らして移動させることがないので、容器2が傷付くおそれがない。また、容器2を高い位置まで持ち上げて容器ホルダ14に投入するので、洗浄機6の洗浄位置に近い部分に容器2を供給することができ、機械の長さを短縮することができる。また、前記胴支持部20bの上部を前記ホルダ14の近傍に位置させた状態で、容器支持手段20をさらに回転させることにより、容器2をホルダ14内に滑落させて挿入するようにしたので、容器2を安定してホルダ14内に供給することができる。
【0037】
洗浄機6の搬送機構18は、前述のように、多数のホルダ14内に容器2を収容して搬送しているので、ホルダ14を取り付けたチェーン12が次第に延びてしまう。この実施の形態に係る容器供給装置1は、このように搬送機構18のチェーン12が延びた場合に位置を調整することができるようになっている。チェーン12が延びた場合には、先ず、容器供給装置1側のスプロケット10を容器供給装置1に接近させる方向(図1の左側)に移動させる。
【0038】
スプロケット10を容器供給装置1側に移動させただけで、容器供給装置1の位置を変更しないと、載置プレート20からホルダ14に容器2を投入する際の位置関係が変わってしまうので、次に、下部ローラ用カム32を揺動させてその位置を変更する。このときには、操作レバー78を緩めて下部ローラ用カム32を適切な位置まで移動させる。つまり、下部ローラ28の上昇端位置を、前記スプロケット10の移動量分だけ揺動させる。その後、操作レバー78を締めて下部ローラ用カム32をその位置に固定する。
【0039】
前記のように下部ローラ用カム32を搬送機構18のスプロケット10の移動量だけ移動させると、載置プレート20を上昇させた際の上部ローラ26の位置も、前記移動量だけずれてしまうが、上部ローラ用カム30のカム溝70の上部に水平区間70bが設けられているので、上部ローラ26の高さは変わらず、調整前と同様にスムーズに容器2をホルダ14内に投入することができる。
【0040】
なお、前記実施の形態では、上部ローラ26および下部ローラ28をいずれもカム溝70、72に嵌合させて案内する構成としたが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、カムを一対のローラで挟み込む構成等であっても良い。
【0041】
また、前記上昇手段および規制手段の構成は、前記のようなカムとローラを用いた規制手段によって容器支持手段の姿勢を規制しつつ、チェーンによって引き上げる構成のものに限らず、容器を載せた容器支持手段を、その姿勢を規制しつつ上昇および回転させることにより、容器を滑落させてホルダ内に挿入するものであれば良い。例えば、ロータリアクチュエータによって容器支持手段の上部を回転可能に支持させるとともに、このロータリアクチュエータをカムとスライダからなる上昇手段等により上昇させる構成とし、容器を載せた容器支持手段を上昇させつつ回転させ、または、上昇させた後回転させる構成にすることも可能である。さらに、回動可能なレバーの先端に容器支持手段の上部を回転可能に連結するとともに、この連結部を支点にして容器支持手段を回転用シリンダによって回転させるように構成し、レバーおよび容器支持手段の下降時にこの容器支持手段に容器を載せた後、レバーを上方へ回動させつつ、または回動させた後、回転用シリンダによって容器支持手段を回転させて容器をホルダに挿入する構成であっても良い。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る洗浄機の容器供給装置は、ホルダ内に容器を収容して搬送する搬送手段と、搬送手段によって搬送される容器を洗浄する洗浄手段とを備えた洗浄機の前記ホルダ内に容器を挿入するものであって、特に、容器の底面を支持する底面支持部および容器の胴部を支持する胴支持部を有するL字状断面の載置プレートと、この載置プレートを上昇させる上昇手段と、載置プレートの姿勢を規制する規制手段とを備え、前記載置プレートを前記上昇手段に回動可能に設けるとともに、載置プレートを上昇させ、かつ、規制手段により回転させることにより、容器をホルダ内に滑落させて挿入するようにしたので、容器を、固定ガイド上を滑らして移動させる必要がなく、安定した姿勢で容器を移送することができる。また、高い位置まで容器を持ち上げてホルダ内に挿入することができるので、洗浄部に近い位置に容器を供給して機械全体の長さを短縮することができる。
【0043】
さらに、請求項4に記載の発明に係る洗浄機の容器供給装置は、下部ローラ用カムを、その下部を支点にして揺動可能に配置するとともに、上部ローラ用カムには、上昇区間とそれに続く水平区間を設けたことにより、搬送装置のチェーンが延びた場合でも、搬送装置のスプロケットと前記下部ローラ用カムとを移動させることにより対応することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る洗浄機の容器供給装置の要部を示す側面図である。
【図2】供給コンベヤから容器供給装置に容器を引き渡す容器受け渡し位置の平面図である。
【符号の説明】
1 容器供給装置
2 容器
6 洗浄機
14 ホルダ
18 搬送手段(搬送機構)
20 容器支持手段(載置プレート)
20a 底面支持部
20b 胴支持部
24 上昇手段
26 規制手段(上部ローラ)
28 規制手段(下部ローラ)
30 規制手段(上部ローラ用カム)
32 規制手段(下部ローラ用カム)
70a 上部ローラ用カムの上昇区間
70b 上部ローラ用カムの水平区間

Claims (4)

  1. ホルダ内に容器を収容して搬送する搬送手段と、搬送手段によって搬送される容器を洗浄する洗浄手段とを備えた洗浄機の前記ホルダ内に容器を挿入する容器供給装置において、
    容器の底面を支持する底面支持部および容器の胴部を支持する胴支持部を有するL字状断面の載置プレートと、この載置プレートを上昇させる上昇手段と、載置プレートの姿勢を規制する規制手段とを備え、前記載置プレートを前記上昇手段に回動可能に設けるとともに、載置プレートを上昇させ、かつ、規制手段により回転させることにより、容器をホルダ内に滑落させて挿入することを特徴とする洗浄機の容器供給装置。
  2. 前記胴支持部の上部をホルダの近傍に位置させた状態で、載置プレートをさらに回転させることにより、容器をホルダ内に滑落させて挿入することを特徴とする請求項1に記載の洗浄機の容器供給装置。
  3. 前記規制手段は、載置プレートの上部に連結された上部ローラおよび下部に連結された下部ローラと、上部ローラの移動軌跡を制御する上部ローラ用カムおよび下部ローラの移動軌跡を制御する下部ローラ用カムとを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗浄機の容器供給装置。
  4. 前記下部ローラ用カムを、その下部を支点にして揺動可能に配置するとともに、上部ローラ用カムには、上昇区間とそれに続く水平区間を設けたことを特徴とする請求項3に記載の洗浄機の容器供給装置。
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