JP3917714B2 - インジェクタの作動遅れ補正装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インジェクタの作動遅れ補正装置に係り、特にエンジンの回転速度によるインジェクタの噴射開始タイミング遅れの補正及びバッテリ電圧変動によるインジェクタ無効噴射時間の補正を行うインジェクタの作動遅れ補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のインジェクタ作動装置として、例えば図7に示すインジェクタ作動装置がある。
図7において、インジェクタ作動装置60は、噴射タイミングロータ61、磁気ピックアップセンサ62、エンジン回転速度センサ63、スロットル開度センサ64、波形整形手段65、波形整形手段66、回転数計数手段67、A/D(Analog to Digital Converter)変換手段68、噴射量記憶手段69、噴射時間演算手段70、駆動手段71及びインジェクタ72を備える。
【0003】
図8はインジェクタ作動装置60の動作説明図である。
図7に示すインジェクタ作動装置60の動作説明を図8に示す動作説明図を併用して行う。
【0004】
噴射タイミングロータ61は、クランク軸と一体に取り付けられてクランク軸と共に回転する。
【0005】
磁気ピックアップセンサ62は、噴射タイミングロータ61の円周上の特定の位置に取り付けられたマグネットによりインジェクタ72の燃料噴射の開始タイミング(開始狙いポイント)t3を検出して得られる磁気ピックアップ信号S62Mを波形整形手段65に出力する。
【0006】
エンジン回転速度センサ63は、例えばフォト・インターラプタで構成され、噴射タイミングロータ61の回転速度を検出して得られるエンジン回転速度信号S63を波形整形手段66に出力する。
【0007】
図8(1)はクランク軸のクランク・アングルS62(度)を示したものである。
図8(2)は磁気ピックアップ信号S62Mを示したものである。
【0008】
スロットル開度センサ64は、吸気量の調整をするスロットルバルブの開度を検出して得られるスロットル開度信号S64をA/D変換手段68に出力する。
【0009】
波形整形手段65は、磁気ピックアップ信号S62Mを波形整形して得られる波形整形信号S65を駆動手段71に出力する。
【0010】
波形整形手段66は、エンジン回転速度信号S63を波形整形して得られる波形整形S66を回転数計数手段67に出力する。
回転数計数手段67は、波形整形S66に基づいてエンジン回転数を計数して得られるエンジン回転計数信号S67を噴射量記憶手段69に出力する。
【0011】
A/D変換手段68は、アナログのスロットル開度信号S64をデジタルに変換して得られるスロットル開度信号S68を噴射量記憶手段69に出力する。
【0012】
噴射量記憶手段69は、RAM(Random Access Memory)、またはEROM(Electrically Read Only Memory)からなる記憶素子を有し、この記憶素子にエンジン回転計数及びスロットル開度と燃料(ガソリン)噴射量のテーブルデータを記憶し、エンジン回転計数信号S67とスロットル開度信号S68とをアドレスとした燃料噴射量データS69を噴射時間演算手段70に出力する。
【0013】
噴射時間演算手段70は、燃料噴射量データS69に基づいて噴射時間を演算して得られる噴射時間信号S70を駆動手段71に出力する。
【0014】
駆動手段71は、波形整形信号S65と噴射時間信号S70とに基づいてインジェクタ72に駆動信号S71を出力する。
図8(4)は駆動信号S71のタイミング(t1〜t7)を示したものである。
【0015】
インジェクタ72は、駆動信号S71に基づいて燃料を噴射する。
図8(5)はインジェクタ72の実噴射タイミング(t6〜t8)を示したものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のインジェクタ作動装置60には、図8に示すように磁気ピックアップセンサ62で検出した燃料噴射の開始タイミング(開始狙いポイント)t3に対し、波形整形手段65とインジェクタ72の開弁遅延時間及び閉弁遅延時間とによる時間遅延があるためにインジェクタ72の燃料噴射タイミングが開始タイミングt3より時間Tdだけ遅れるという課題がある。
【0017】
この結果、従来のインジェクタ作動装置60は、エンジン効率が低下し、高回転・高負荷時の要求燃料量の増大に対応するために単位時間当りの流量の大きいインジェクタを使用せざる得ないので、最小噴射量が大きくなってアイドリング等の低負荷・低回転時に燃料が絞り切れなくなり、複数のインジェクタを必要とするという問題を生じる。
【0018】
本発明は、上記した従来技術の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、特にエンジン冷却水の温度を検出する水温センサ、吸気負圧センサ、大気温センサ及び大気圧センサからの出力と、車載バッテリのバッテリ電圧と、に基づいてインジェクタの噴射タイミング及び噴射時間を制御する電子制御手段を備え、1つのインジェクタで高回転・高負荷時から低回転・低負荷時までの広いレンジに亘ってエミッション燃費を向上させることのできるインジェクタの作動遅れ補正装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係るインジェクタの作動遅れ補正装置は、クランク軸と一体に取り付けられてクランク軸と共に回転する噴射タイミングロータ、エンジン冷却水の温度を検出する水温センサ、クランクの回転角度を検出するクランクアングル・センサ、エンジンの回転速度を検出するエンジン回転速度センサ、吸気通路の吸気負圧を検出する吸気負圧センサ、大気の温度を検出する大気温センサ、大気の気圧を検出する大気圧センサ、スロットルの開度を検出するスロットル開度センサ及び燃料をエンジン内に噴射するインジェクタを備えたインジェクタの作動遅れ補正装置において、水温センサ、クランクアングル・センサ、エンジン回転速度センサ、吸気負圧センサ、大気温センサ、大気圧センサ及びスロットル開度センサからの出力と、車載バッテリのバッテリ電圧と、に基づいてインジェクタの噴射タイミング及び噴射時間を制御する電子制御手段を備え、電子制御手段は、吸気負圧センサから出力される吸気負圧信号を大気圧センサから出力される大気圧信号で除算した比率に基づいて第1の補正係数を生成し、大気温センサから出力される大気温信号を所定の温度で除算した比率に基づいて第2の補正係数を生成し、大気圧信号を所定の圧力で除算した比率に基づいて第3の補正係数を生成し、水温センサから出力される冷却水温信号に基づいて第4の補正係数を生成する補正係数生成手段と、補正係数生成手段から出力する第1〜第4の補正係数に基づいてインジェクタの噴射量を補正する噴射量補正手段と、を備えたことを特徴とする。
【0020】
本発明に係るインジェクタの作動遅れ補正装置は、水温センサ、クランクアングル・センサ、エンジン回転速度センサ、吸気負圧センサ、大気温センサ、大気圧センサ及びスロットル開度センサからの出力と、車載バッテリのバッテリ電圧と、に基づいてインジェクタの噴射タイミング及び噴射時間を制御する電子制御手段を備えたので、インジェクタの噴射タイミング及び噴射時間の最適化ができる。
【0022】
本発明に係る電子制御手段は、吸気負圧センサ、大気温センサ、大気圧センサ及び水温センサからの出力に基づいて補正係数を生成する補正係数生成手段と、補正係数生成手段から出力する補正係数に基づいてインジェクタの噴射量を補正する噴射量補正手段とを備えたので、インジェクタの噴射量の最適化ができる。
【0023】
さらに、本発明に係るインジェクタの作動遅れ補正装置は、クランク軸と一体に取り付けられてクランク軸と共に回転する噴射タイミングロータ、エンジン冷却水の温度を検出する水温センサ、クランクの回転角度を検出するクランクアングル・センサ、エンジンの回転速度を検出するエンジン回転速度センサ、吸気通路の吸気負圧を検出する吸気負圧センサ、大気の温度を検出する大気温センサ、大気の気圧を検出する大気圧センサ、スロットルの開度を検出するスロットル開度センサ及び燃料をエンジン内に噴射するインジェクタを備えたインジェクタの作動遅れ補正装置において、水温センサ、クランクアングル・センサ、エンジン回転速度センサ、吸気負圧センサ、大気温センサ、大気圧センサ及びスロットル開度センサからの出力と、車載バッテリのバッテリ電圧と、に基づいてインジェクタの噴射タイミング及び噴射時間を制御する電子制御手段を備え、電子制御手段は、車載バッテリのバッテリ電圧に基づいて遅れ時間データを補正係数信号として出力する補正係数生成手段と、補正係数生成手段から出力する補正係数に基づいて前記インジェクタの開弁遅れ時間を補正するインジェクタ開弁遅れ時間補正手段と、補正係数生成手段から出力する補正係数に基づいてインジェクタの閉弁遅れ時間を補正するインジェクタ閉弁遅れ時間補正手段と、インジェクタ開弁遅れ時間補正手段からの出力及びインジェクタ閉弁遅れ時間補正手段からの出力に基づいてインジェクタの噴射時間を補正する噴射時間補正手段と、を備えたことを特徴とする。
【0024】
本発明に係る電子制御手段は、車載バッテリのバッテリ電圧に基づいて補正係数を生成する補正係数生成手段と、補正係数生成手段から出力する補正係数に基づいてインジェクタの開弁遅れ時間を補正するインジェクタ開弁遅れ時間補正手段及びインジェクタの閉弁遅れ時間を補正するインジェクタ閉弁遅れ時間補正手段と、インジェクタ開弁遅れ時間補正手段からの出力及びインジェクタ閉弁遅れ時間補正手段からの出力に基づいてインジェクタの噴射時間を補正する噴射時間補正手段とを備えたので、インジェクタの噴射時間の最適化ができる。
【0025】
また、本発明に係る電子制御手段は、インジェクタ開弁遅れ時間補正手段からの出力に基づいてインジェクタの噴射開始タイミングを補正する噴射開始タイミング補正手段を備えたことを特徴とする。
【0026】
本発明に係る電子制御手段は、インジェクタ開弁遅れ時間補正手段からの出力に基づいてインジェクタの噴射開始タイミングを補正する噴射開始タイミング補正手段を備えたので、インジェクタの噴射タイミングの最適化ができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係るインジェクタの作動遅れ補正装置の概略構成図である。
図1において、インジェクタの作動遅れ補正装置1は、電子制御手段10、水温センサ11、クランクアングル・センサ(磁気ピックアップセンサ)12、エンジン回転速度センサ13、吸気負圧センサ14、大気温センサ15、大気圧センサ16、スロットル開度センサ17、車載バッテリ18、インジェクタ19及び噴射タイミングロータ32を備える。
【0028】
水温センサ11は、エンジン冷却水の温度を検出して得られる冷却水温信号S11を電子制御手段10に出力する。
クランクアングル・センサ(磁気ピックアップセンサ)12は、クランク軸31と一体に取り付けられてクランク軸31と同一回転速度で回転駆動される噴射タイミングロータ32の円周上の特定位置に埋め込まれたマグネットから特定クランクアングルを検出して得られる磁気ピックアップ信号S12Mを電子制御手段10に出力する。
【0029】
エンジン回転速度センサ13は、例えばフォト・インターラプタで構成され、噴射タイミングロータ32の回転速度を検出して得られるエンジン回転速度信号S13を電子制御手段10に出力する。
【0030】
吸気負圧センサ14は、吸気通路28内の気圧を検出して得られる吸気負圧信号S14を電子制御手段10に出力する。
【0031】
大気温センサ15は、大気の温度を検出して得られる大気温信号S15を電子制御手段10に出力する。
大気圧センサ16は、大気圧を検出して得られる大気圧信号S16を電子制御手段10に出力する。
【0032】
スロットル開度センサ17は、スロットルバルブ33の開度を検出して得られるスロットル開度信号S17を電子制御手段10に出力する。
【0033】
インジェクタ19は、チャンバ21と燃焼室23とを連通する連通路に配設された回転弁22を介して燃焼室23に燃料を噴射する。
【0034】
電子制御手段10は、水温センサ11、クランクアングル・センサ12、エンジン回転速度センサ13、吸気負圧センサ14、大気温センサ15、大気圧センサ16及びスロットル開度センサ17からの出力と、車載バッテリ18のバッテリ電圧VBとに基づいてインジェクタ19の噴射タイミング及び噴射時間を制御する。
【0035】
このように、インジェクタの作動遅れ補正装置1は、電子制御手段10、水温センサ11、クランクアングル・センサ(磁気ピックアップセンサ)12、エンジン回転速度センサ13、吸気負圧センサ14、大気温センサ15、大気圧センサ16、スロットル開度センサ17、車載バッテリ18、インジェクタ19及び噴射タイミングロータ32を備えたので、インジェクタ19の噴射タイミング及び噴射時間を制御することができる。
【0036】
図2は本発明に係る電子制御手段の要部ブロック構成図である。
図2において、電子制御手段10は、波形整形手段40、波形整形手段41、回転数係数手段42、A/D変換手段43、噴射量記憶手段44、補正係数生成手段45、噴射量補正手段46、補正係数生成手段48、インジェクタ開弁遅れ時間補正手段49、インジェクタ閉弁遅れ時間補正手段50、噴射時間演算手段51、噴射時間補正手段52、噴射開始タイミング演算手段53、噴射開始タイミング補正手段54及び駆動手段55を備える。
【0037】
クランクアングル・センサ(磁気ピックアップセンサ)12は、噴射タイミングロータ32の円周上の特定位置に埋め込まれたマグネットから特定クランクアングル(90゜)、または特定時間t0(図5(2))を検出して得られる磁気ピックアップ信号S12M(図5(2))を波形整形手段40に出力する。
【0038】
波形整形手段40は、磁気ピックアップ信号S12M(図5(2))を波形整形して得られる波形整形信号S40(図5(3))を噴射開始タイミング演算手段53に出力する。
【0039】
波形整形手段41は、エンジン回転速度センサ13からのエンジン回転速度信号S13を波形整形して得られる波形整形S41を回転数計数手段42に出力する。
回転数計数手段42は、波形整形S41に基づいてエンジン回転数を計数して得られるエンジン回転計数信号S42を噴射量記憶手段44、噴射開始タイミング演算手段53及び噴射開始タイミング補正手段54に出力する。
【0040】
噴射開始タイミング演算手段53は、波形整形信号S40とエンジン回転計数信号S42とに基づいて噴射開始タイミングを演算して得られる噴射開始タイミングS53を噴射開始タイミング補正手段54に出力する。
【0041】
A/D変換手段43は、アナログ量であるスロットル開度センサ17からのスロットル開度信号S17をデジタル量に変換して得られるスロットル開度信号S(17)を噴射量記憶手段44に出力する。
【0042】
また、A/D変換手段43は、アナログ量である吸気負圧センサ14からの吸気負圧信号S14、大気圧センサ16からの大気圧信号S16、水温センサ11から冷却水温信号S11及び大気温センサ15からの大気温信号S15の夫々をデジタル量に変換して得られる吸気負圧信号S(14)、大気圧信号S(16)、冷却水温信号S(11)及び大気温信号S(15)を補正係数生成手段45に出力する。
【0043】
さらに、A/D変換手段43は、アナログ量である車載バッテリ18のバッテリ電圧VBをデジタル量に変換して得られるバッテリ電圧S(VB)を補正係数生成手段48に出力する。
【0044】
補正係数生成手段45は、吸気負圧、大気温、大気圧及び冷却水温の夫々に対応したインジェクタの燃料噴射量を補正する補正係数データ(K14,K15,K16,K11)(図4(1),図4(2))を記憶したRAM、またはEROM等の記憶素子を有する。
【0045】
補正係数生成手段45は、吸気負圧信号S(14)を大気圧信号S(16)で除算した比率Rをアドレスとして補正係数K14(図4(1))を読み出す。
また、補正係数生成手段45は、大気温信号S(15)を温度25゜で除算した比率Rをアドレスとして補正係数K15(図4(1))を読み出す。
【0046】
さらに、補正係数生成手段45は、大気圧信号S(16)を1atmで除算した比率Rをアドレスとして補正係数K16(図4(1))を読み出す。
また、補正係数生成手段45は、冷却水温信号S(11)をアドレスとして補正係数K11(図4(2))を読み出す。
【0047】
補正係数生成手段45は、補正係数(K14,K15,K16,K11)を補正係数信号S45として噴射量補正手段46に出力する。
【0048】
図3(2)のインジェクタ遅れ補正特性T2に示すように、インジェクタ19の開弁及び閉弁の遅れ時間t(sec)は、バッテリ電圧VBが降下すると大きくなる。
【0049】
補正係数生成手段48は、バッテリ電圧S(VB)によるインジェクタ19の開弁及び閉弁の遅れ補正特性T2(図2(2))を記憶したRAM、またはEROM等の記憶素子を有し、バッテリ電圧S(VB)をアドレスとして読み出した遅れ時間データT2を補正係数信号S(VBS)としてインジェクタ開弁遅れ時間補正手段49とインジェクタ閉弁遅れ時間補正手段50に出力する。
【0050】
噴射量補正手段46は、噴射量記憶手段44からの燃料噴射量データS44を補正係数生成手段45からの補正係数信号S45に基づいて補正して得られる補正噴射量信号S46を噴射時間演算手段51に出力する。
【0051】
噴射時間演算手段51は、補正噴射量信号S46に基づいてインジェクタ19の噴射時間を演算して得られる噴射時間信号S51を噴射時間補正手段52に出力する。
【0052】
インジェクタ開弁遅れ時間補正手段49は、補正係数信号S(VBS)に基づいてインジェクタ開弁遅れ時間を補正して得られる補正開弁遅れ時間信号S49を噴射時間補正手段52に出力する。
【0053】
インジェクタ閉弁遅れ時間補正手段50は、補正係数信号S(VBS)に基づいてインジェクタ閉弁遅れ時間を補正して得られる補正閉弁遅れ時間信号S50を噴射時間補正手段52に出力する。
【0054】
噴射時間補正手段52は、補正開弁遅れ時間信号S49及び補正閉弁遅れ時間信号S50に基づいて噴射時間演算手段51からの噴射時間信号S51を補正して得られる補正噴射時間信号S52を駆動手段55に出力する。
【0055】
噴射開始タイミング補正手段54は、補正開弁遅れ時間信号S49に基づいて噴射開始タイミング演算手段53からの噴射開始タイミング信号S53を補正して得られる補正噴射開始タイミング信号S54(図5(4))を駆動手段55に出力する。
【0056】
駆動手段55は、補正噴射時間信号S52と補正噴射開始タイミング信号S54とに基づいて駆動信号S55をインジェクタ19に出力する。
インジェクタ19は駆動信号S55に基づいて燃料を図1に示す燃焼室23に燃料を噴射する。
【0057】
このように、電子制御手段10は、波形整形手段40、波形整形手段41、回転数係数手段42、A/D変換手段43、噴射量記憶手段44、補正係数生成手段45、噴射量補正手段46、補正係数生成手段48、インジェクタ開弁遅れ時間補正手段49、インジェクタ閉弁遅れ時間補正手段50、噴射時間演算手段51、噴射時間補正手段52、噴射開始タイミング演算手段53、噴射開始タイミング補正手段54及び駆動手段55を備えて、インジェクタの噴射タイミング及び噴射時間の最適化ができる。
【0058】
これより、電子制御手段10の動作を図3、図4及び図5を併用して説明する。
【0059】
図3(1)は波形整形遅れ補正特性を、図3(2)はインジェクタ遅れ補正特性を示したものである。
【0060】
図3(1)において、波形整形遅れ補正特性T1は、エンジン回転数(S42)に対する波形整形手段40の波形整形信号S40の遅れ時間t(sec)を示したもので、遅れ時間t(sec)はエンジン回転数(S42)の増加と共に大きくなる。
【0061】
図3(2)において、インジェクタ遅れ補正特性T2は、バッテリ電圧VBに対するインジェクタ19の開弁及び閉弁の遅れ時間t(sec)を示したもので、遅れ時間t(sec)はバッテリ電圧VBが降下すると大きくなる。
【0062】
図4(1)は吸気圧、大気圧及び大気温に対する補正係数特性を、図4(2)は冷却水温に対する補正係数特性を示したものである。
【0063】
図4(1)において、補正係数K14は、比率R(K14)=(吸気負圧S14/大気圧S16)に対するインジェクタ19の噴射量を補正する補正係数K(≦1)を示したもので、比率R(≦1)の増加と共に増加する特性を持っている。
【0064】
図4(1)において、補正係数K15は、比率R(K15)=(大気温度S15/25゜)に対するインジェクタ19の噴射量を補正する補正係数Kを示したもので、比率Rの増加と共に減少する特性を持っている。
【0065】
図4(1)において、補正係数K16は、比率R(K16)=(大気圧S16/1atm)に対するインジェクタ19の噴射量を補正する補正係数Kを示したもので、比率Rの増加と共に減少する特性を持っている。
【0066】
図4(2)において、補正係数K11は、冷却水温S11(゜C)に対するインジェクタ19の噴射量を補正する補正係数Kを示したもので、冷却水温S11(゜C)の増加と共に減少する特性を持っている。
図5は電子制御手段10の動作説明図である。
【0067】
図6は本発明に係るインジェクタの作動遅れ補正装置の動作説明図である。
図6において、インジェクタの作動遅れ補正装置は、燃焼、膨張、排気及び圧縮行程からなる2サイクルエンジンの運転サイクル中、時間t3〜時間t5(図5(6)参照)間に燃料を噴射する。
【0068】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
本発明に係るインジェクタの作動遅れ補正装置は、水温センサ、クランクアングル・センサ、エンジン回転速度センサ、吸気負圧センサ、大気温センサ、大気圧センサ及びスロットル開度センサからの出力と、車載バッテリのバッテリ電圧と、に基づいてインジェクタの噴射タイミング及び噴射時間を制御する電子制御手段を備え、インジェクタの噴射タイミング及び噴射時間の最適化ができるので、1つのインジェクタで高回転・高負荷時から低回転・低負荷時までの広いレンジに亘ってエミッション燃費を向上させることができ、経済化が図れる。
【0069】
また、本発明に係る電子制御手段は、吸気負圧センサ、大気温センサ、大気圧センサ及び水温センサからの出力に基づいて補正係数を生成する補正係数生成手段と、補正係数生成手段から出力する補正係数に基づいてインジェクタの噴射量を補正する噴射量補正手段とを備え、インジェクタの噴射量の最適化ができるので、エンジンの異常燃焼を防ぐことができ、エンジン寿命を長くすることができる。
【0070】
さらに、本発明に係る電子制御手段は、車載バッテリのバッテリ電圧に基づいて補正係数を生成する補正係数生成手段と、補正係数生成手段から出力する補正係数に基づいてインジェクタの開弁遅れ時間を補正するインジェクタ開弁遅れ時間補正手段及びインジェクタの閉弁遅れ時間を補正するインジェクタ閉弁遅れ時間補正手段と、インジェクタ開弁遅れ時間補正手段からの出力及びインジェクタ閉弁遅れ時間補正手段からの出力に基づいてインジェクタの噴射時間を補正する噴射時間補正手段とを備え、インジェクタの噴射時間の最適化ができるので、燃費を向上させることができる。
【0071】
また、本発明に係る電子制御手段は、インジェクタ開弁遅れ時間補正手段からの出力に基づいてインジェクタの噴射開始タイミングを補正する噴射開始タイミング補正手段を備え、インジェクタの噴射タイミングの最適化ができるので、さらに燃費を向上させることができる。
【0072】
よって、本発明は、エンジンの小型化を可能とし、燃費を向上させ、経済化を図ることのできるインジェクタの作動遅れ補正装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインジェクタの作動遅れ補正装置の概略構成図
【図2】本発明に係る電子制御手段の要部ブロック構成図
【図3】波形整形遅れとインジェクタ遅れ補正特性
【図4】吸気圧、大気圧、大気温及び冷却水温に対する補正係数特性
【図5】電子制御手段10の動作説明図
【図6】本発明に係るインジェクタの作動遅れ補正装置の動作説明図
【図7】インジェクタ作動装置の要部ブロック構成図
【図8】インジェクタ作動装置60の動作説明図
【符号の説明】
1…インジェクタの作動遅れ補正装置、10…電子制御手段、11…水温センサ、12…クランクアングル・センサ(磁気ピックアップセンサ)、13…エンジン回転速度センサ、14…吸気負圧センサ、15…大気温センサ、16…大気圧センサ、17…スロットル開度センサ、18…車載バッテリ、19…インジェクタ、21…チャンバ、22…回転弁、23…燃焼室、28…吸気通路、29…、31…クランク軸、32…噴射タイミングロータ、33…スロットルバルブ、40…波形整形手段、41…波形整形手段、42…回転数係数手段、43…A/D変換手段、44…噴射量記憶手段、45…補正係数生成手段、46…噴射量補正手段、48…補正係数生成手段、49…インジェクタ開弁遅れ時間補正手段、50…インジェクタ閉弁遅れ時間補正手段、51…噴射時間演算手段、52…噴射時間補正手段、53…噴射開始タイミング演算手段、54…噴射開始タイミング補正手段、55…駆動手段、EROM,RAM…記憶素子、K,K11,K14,K15,K16…補正係数、R(K14),R(K15),R(K16)…比率、S11,S(11)…冷却水温信号、S12M…磁気ピックアップ信号、S13…エンジン回転速度信号、S14,S(14)…吸気負圧信号、S15,S(15)…大気温信号、S16,S(16)…大気圧信号、S17,S(17)…スロットル開度信号、S40,S41…波形整形信号、S42…エンジン回転計数信号、S44…燃料噴射量データ、S45…補正係数信号、S46…補正噴射量信号、S49…補正開弁遅れ時間信号、S50…補正閉弁遅れ時間信号、S51…噴射時間信号、S52…補正噴射時間信号、S53…噴射開始タイミング、S54…補正噴射開始タイミング信号、S55…駆動信号、t…遅れ時間、t0…特定時間、t3,t5…時間、T1…波形整形遅れ補正特性、T2…インジェクタ遅れ補正特性、VB,S(VB)…バッテリ電圧、S(VBS)…補正係数信号。
Claims (3)
- クランク軸と一体に取り付けられてクランク軸と共に回転する噴射タイミングロータ、エンジン冷却水の温度を検出する水温センサ、クランクの回転角度を検出するクランクアングル・センサ、エンジンの回転速度を検出するエンジン回転速度センサ、吸気通路の吸気負圧を検出する吸気負圧センサ、大気の温度を検出する大気温センサ、大気の気圧を検出する大気圧センサ、スロットルの開度を検出するスロットル開度センサ及び燃料をエンジン内に噴射するインジェクタを備えたインジェクタの作動遅れ補正装置において、
前記水温センサ、前記クランクアングル・センサ、前記エンジン回転速度センサ、前記吸気負圧センサ、前記大気温センサ、前記大気圧センサ及び前記スロットル開度センサからの出力と、車載バッテリのバッテリ電圧と、に基づいて前記インジェクタの噴射タイミング及び噴射時間を制御する電子制御手段を備え、
前記電子制御手段は、
前記吸気負圧センサから出力される吸気負圧信号を前記大気圧センサから出力される大気圧信号で除算した比率に基づいて第1の補正係数を生成し、前記大気温センサから出力される大気温信号を所定の温度で除算した比率に基づいて第2の補正係数を生成し、前記大気圧信号を所定の圧力で除算した比率に基づいて第3の補正係数を生成し、前記水温センサから出力される冷却水温信号に基づいて第4の補正係数を生成する補正係数生成手段と、
前記補正係数生成手段から出力する前記第1〜第4の補正係数に基づいて前記インジェクタの噴射量を補正する噴射量補正手段と、
を備えたことを特徴とするインジェクタの作動遅れ補正装置。 - クランク軸と一体に取り付けられてクランク軸と共に回転する噴射タイミングロータ、エンジン冷却水の温度を検出する水温センサ、クランクの回転角度を検出するクランクアングル・センサ、エンジンの回転速度を検出するエンジン回転速度センサ、吸気通路の吸気負圧を検出する吸気負圧センサ、大気の温度を検出する大気温センサ、大気の気圧を検出する大気圧センサ、スロットルの開度を検出するスロットル開度センサ及び燃料をエンジン内に噴射するインジェクタを備えたインジェクタの作動遅れ補正装置において、
前記水温センサ、前記クランクアングル・センサ、前記エンジン回転速度センサ、前記吸気負圧センサ、前記大気温センサ、前記大気圧センサ及び前記スロットル開度センサからの出力と、車載バッテリのバッテリ電圧と、に基づいて前記インジェクタの噴射タイミング及び噴射時間を制御する電子制御手段を備え、
前記電子制御手段は、
車載バッテリのバッテリ電圧に基づいて遅れ時間データを補正係数信号として出力する補正係数生成手段と、
前記補正係数生成手段から出力する補正係数に基づいて前記インジェクタの開弁遅れ時間を補正するインジェクタ開弁遅れ時間補正手段と、
前記補正係数生成手段から出力する補正係数に基づいて前記インジェクタの閉弁遅れ時間を補正するインジェクタ閉弁遅れ時間補正手段と、
前記インジェクタ開弁遅れ時間補正手段からの出力及びインジェクタ閉弁遅れ時間補正手段からの出力に基づいて前記インジェクタの噴射時間を補正する噴射時間補正手段と、
を備えたことを特徴とするインジェクタの作動遅れ補正装置。 - 前記電子制御手段は、前記インジェクタ開弁遅れ時間補正手段からの出力に基づいて、前記インジェクタの噴射開始タイミングを補正する噴射開始タイミング補正手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のインジェクタの作動遅れ補正装置。
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