JP3917232B2 - スキャナを備えた携帯型入力装置 - Google Patents

スキャナを備えた携帯型入力装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は入力装置に関し、特に、携帯型スキャナなどに設けられているトリガーキーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスキャナやスキャナ一体型携帯端末装置には、スキャナのトリガー動作を行うトリガーキーが機種によって異なる位置に設けられているものがあり、トリガーキーが設けられている位置を変えることにより、オペレータの様々な操作方法に対処するようにしていた。
【0003】
図5(A)は、トリガーキーが上面部に設けられているスキャナ一体型携帯端末装置の概略構成を示す斜視図である。
図5(A)において、カバー71には、入力キー72、トリガーキー73、スキャナ読み取り口74及び液晶表示パネル75が取り付けられている。そして、トリガーキー73を押下することにより、内部に設けられたレーザ装置からスキャナ読み取り口74を介してレーザ光が出射され、そのレーザ光の反射光を検出することにより、情報の読み取りが行われる。スキャナ読み取り口74を介して読み取られた情報は、内部の記憶装置に格納されたり、液晶表示パネル75に表示されたりする。なお、キー操作により情報を直接入力する場合、入力キー72を押下することにより行う。
【0004】
図5(B)は、図5(A)のZ−Z線で切断した断面図である。
図5(B)において、トリガーキー73はスカート部76を介してキー保持部77に接続され、プリント基板78上に保持されている。キー保持部77はカバー71に覆われ、トリガーキー73はカバー71の開孔部に配置されている。トリガーキー73の裏面上には接点79が設けられるとともに、プリント基板78上には接点80が設けられ、接点79と接点80とは互いに対向するように配置されている。
【0005】
トリガーキー73、スカート部76及びキー保持部77は、ゴムなどの弾性材料により一体的に形成されており、通常の状態では、接点79と接点80との間に隙間が空くようにトリガーキー73が保持される。そして、トリガーキー73を上から押下することにより、スカート部76が湾曲し、接点79と接点80とが接触する。接点79と接点80とが接触すると、図5(A)のスキャナ一体型携帯端末装置に設けられているスキャナにトリガーがかかり、スキャナ読み取り口74を介して情報の読み取りが行われる。
【0006】
なお、図5のスキャナ一体型携帯端末装置は、装置全体を片手で保持しながら人指し指でトリガーキー73を押下して使用する場合に有用なものである。
図6(A)は、トリガーキーが両側面部に設けられているスキャナ一体型携帯端末装置の概略構成を示す斜視図である。
【0007】
図6(A)において、カバー91には、入力キー92、トリガーキー93、94、スキャナ読み取り口95及び液晶表示パネル96が取り付けられている。そして、トリガーキー93またはトリガーキー94を押下することにより、内部に設けられたレーザ装置からスキャナ読み取り口95を介してレーザ光が出射され、そのレーザ光の反射光を検出することにより、情報の読み取りが行われる。スキャナ読み取り口95を介して読み取られた情報は、内部の記憶装置に格納されたり、液晶表示パネル96に表示されたりする。なお、キー操作により情報を直接入力する場合、入力キー92を押下することにより行う。
【0008】
図6(B)は、図6(A)のU−U線で切断した断面図である。
図6(B)において、トリガーキー94は、例えば、ゴムやABS樹脂などの材料により形成され、カバー94の側面に設けられた開孔部に配置されている。トリガーキー94の裏側にはキーユニットが設けられ、通常の状態では、キーユニット97のスイッチがオフとなるように配置される。そして、トリガーキー94を上から押下することにより、キーユニット97のスイッチがオンとなり、このオンの状態がコードを介してスキャナに伝えられてスキャナにトリガーがかかり、図6(A)のスキャナ読み取り口95を介して情報の読み取りが行われる。
【0009】
トリガーキー93についても、トリガーキー94のキーユニット97とは別個のキーユニットが備えられている。
なお、図6のスキャナ一体型携帯端末装置は、右利きの人の場合、装置全体を右手で保持しながら親指でトリガーキー94を押下し、左利きの人の場合、装置全体を左手で保持しながら親指でトリガーキー93を押下して使用する場合に有用なものである。
【0010】
さらに、従来のスキャナ一体型携帯端末装置には、上からの操作と左右からの操作とのどちらにも対応可能とするために、図5のトリガーキー73とプリント基板78とを装置の上面部に備えるとともに、図6のトリガーキー94とキーユニット97とを装置の側面部に備えるものもあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のスキャナやスキャナ一体型携帯端末装置は、上からの操作や左右からの操作など様々な方向からの操作に対応可能となるようにした場合、1つの装置に複数個のトリガーキーやキーユニットを必要とするという問題があり、装置の小型軽量化の妨げになっていた。特に、スキャナ一体型携帯端末装置では、この問題は顕著となっていた。
【0012】
そこで、本発明の目的は、簡単な構成で複数の方向からの操作に対応可能な入力装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明表示部と、操作者により操作される入力部と、コードの読み取り動作を行なうコード読み取り部と、前記コード読み取り部を動作させるトリガーキーとを備え、前記入力部を操作することにより情報を入力するとともに、前記トリガーキーの操作に基づいて前記コード読み取り部によりコード情報を入力する、スキャナを備えた携帯型入力装置において、前記表示部および前記入力部を装置上面に有し、前記コード読み取り部を装置前面に有し、さらに、前記トリガーキーを装置上面および両側面に一体的に設けたことを特徴とするものである。
【0014】
のことにより、装置上面および両側面に一体的に設けられたトリガーキーによって、複数の方向(上面および両側面)からの押下可能となるともに、その押下によるオンオフ情報に基づいてスキャナにトリガーをかけることが可能となり、より一層の装置の小型軽量化を可能とすることができる。
【0015】
また、本発明の一態様によれば、装置上面および両側面に設けられた前記トリガーキーの接点を内側に有し、前記接点と対向する第2の接点を有するフレキシブル基板を備える。このことにより、フレキシブル基板を曲げることによって、複数の方向(装置上面および両側面)のいずれの方向からも押下可能とし、その押下によるオンオフ情報に基づいてスキャナにトリガーをかけることを簡単な構成で達成することができる。
【0018】
また、本発明の一態様によれば、装置上面および両側面にそれぞれ配置されたトリガーキーの第1の押下部と第2の押下部とを一体的に有し、第1の押下部を第1の開孔部にはめ込み、第2の押下部を第2の開孔部にはめ込むことによりトリガーキーを装着手段に固定する固定手段を備えている。このことにより、トリガーキーを装着手段に確実に装着することができ、トリガーキーが装着手段から剥がれ落ちたりすることを防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例に係わるスキャナ一体型携帯端末装置について図面を参照しながら説明する。
【0021】
図1は、本発明の第1実施例に係わるスキャナ一体型携帯端末装置の概略構成を示す斜視図である。
図1において、ゴムなどの弾性材料で形成されたシート状のキー保持部2には、入力キー3及びトリガーキー4、5、6が一体的に形成されている。カバー1には、スキャナ読み取り口7及び液晶表示パネル8が取り付けられるとともに、入力キー3及びトリガーキー4がカバー1の上面部に取り付けられている。さらに、キー保持部2を直角に折り曲げることにより、トリガーキー5がカバー1の一側面に取り付けられるとともに、トリガーキー6がカバー1の他の一側面に取り付けられている。
【0022】
そして、トリガーキー4、5、6のいずれかを押下することにより、内部に設けられたレーザ装置からスキャナ読み取り口7を介してレーザ光が出射され、そのレーザ光の反射光を検出することにより、情報の読み取りが行われる。スキャナ読み取り口7を介して読み取られた情報は、内部の記憶装置に格納されたり、液晶表示パネル8に表示されたりする。なお、キー操作により情報を直接入力する場合、入力キー3を押下することにより行う。
【0023】
以上説明したように、本発明の第1実施例に係わるスキャナ一体型携帯端末装置によれば、トリガーキー4、5、6をシート状のキー保持部2に一体的に形成し、キー保持部2を折り曲げてカバー1に取り付けるようにしたので、上からの押下や左右からの押下など複数の方向からの押下により、スキャナに対してトリガをかけることができ、装置の小型軽量化を行うことが可能となる。また、入力キー3もトリガーキー4、5、6とともにシート状のキー保持部2に一体成形することにより、より一層の小型軽量化が可能となる。
【0024】
図2(A)は、本発明の第2実施例に係るスキャナ一体型携帯端末装置の概略構成を示す斜視図である。
図2(A)において、ゴムなどの弾性材料で形成されたシート状のキー保持部12には、トリガーキー14、16がそれぞれスカート部13、15を介して一体成形により形成されている。キー保持部12は、トリガーキー14とトリガーキー16との境界で直角に折れ曲がっており、カバー11の上面部には、トリガーキー14が取り付けられるとともに、カバー11の一側面部には、トリガーキー16が取り付けられている。そして、トリガーキー14、16のいずれかを押下することにより、内部に設けられたスキャナにトリガがかかり、情報を読み取ることが可能となる。
【0025】
図2(B)は、図2(A)のX−X線で切断した断面図である。
図2(B)において、トリガーキー14はスカート部13を介してキー保持部12に接続されるとともに、トリガーキー16はスカート部15を介してキー保持部12に接続されている。さらに、トリガーキー14の裏面上には接点18が設けられるとともに、トリガーキー16の裏面上には接点20が設けられている。フレキシブル基板17上には接点19、21が設けられ、フレキシブル基板17の接点19はトリガーキー14の接点18と対向して配置され、フレキシブル基板17の接点21はトリガーキー16の接点20と対向して配置されている。
【0026】
トリガーキー14及びフレキシブル基板17の接点19の領域は、カバー11の上面部に取り付けられ、トリガーキー16及びフレキシブル基板17の接点21の領域は、キー保持部12及びフレキシブル基板17を直角に折り曲げることにより、カバー11の一側面部に取り付けられている。
【0027】
そして、通常の状態では、接点18と接点19との間に隙間が空くように、トリガーキー14がスカート部13を介して保持されるとともに、接点20と接点21との間に隙間が空くように、トリガーキー16がスカート部15を介して保持される。
【0028】
この状態で、上からの操作によりスキャナにトリガーをかける場合、トリガーキー14を上から押下することにより、スカート部13が湾曲し、接点18と接点19とが接触する。接点18と接点19とが接触すると、スキャナにトリガーがかかり、情報の読み取りが行われる。
【0029】
また、横からの操作によりスキャナにトリガーをかける場合、トリガーキー16を横から押下することにより、スカート部15が湾曲し、接点20と接点21とが接触する。接点20と接点21とが接触すると、スキャナにトリガーがかかり、情報の読み取りが行われる。
【0030】
以上説明したように、本発明の第2実施例に係わるスキャナ一体型携帯端末装置によれば、トリガーキー14、16をシート状のキー保持部12に一体的に形成するとともに、トリガーキー14に対する接点19とトリガーキー16に対する接点21とを同一のフレキシブル基板17上に形成し、キー保持部12とフレキシブル基板17とを折り曲げてカバー11に取り付けることにより、上からの押下や横からの押下など複数の方向からの押下が可能となるとともに、その押下によってスキャナに対してトリガをかけることができ、装置の小型軽量化をより一層促進することが可能となる。
【0031】
図3(A)は、本発明の第3実施例に係るスキャナ一体型携帯端末装置の概略構成を示す斜視図である。
図3(A)において、折り曲げ可能なシート32には、ドーム状に成形されたトリガーキー33、34が一体的に形成され、メンブレンキーに積層されている。このメンブレンキーに積層されたトリガーキー33の部分は、カバー31の上面部に取り付けられるとともに、シート32を直角に折り曲げることにより、メンブレンキーに積層されたトリガーキー34の部分が、カバー31の一側面部に取り付けられている。そして、トリガーキー33、34のいずれかを押下することにより、メンブレンキーに設けられた接点がオンし、内部に設けられたスキャナにトリガがかかり、情報を読み取ることが可能となる。
【0032】
図3(B)は、図3(A)のY−Y線で切断した断面図である。
図3(B)において、折り曲げ可能なシート32の所定の領域をドーム状に成形することにより、シート32にトリガーキー33、34が形成される。シート35の下面には接点37、39が設けられ、シート36の上面には接点38、40が設けられている。そして、シート35とシート36とは、シート35とシート36との間に隙間が空くように保持され、シート35の接点37とシート36の接点38とは対向して配置され、シート35の接点39とシート36の接点40とが対向して配置される。
【0033】
また、シート32はシート35の上面に積層され、シート32のトリガーキー33が接点37、38に対応して配置され、シート32のトリガーキー34が接点39、40に対応して配置される。
【0034】
トリガーキー33及び接点37、38は、カバー31の上面部に取り付けられ、トリガーキー34及び接点39、40は、シート32、35、36を直角に折り曲げることにより、カバー31の一側面部に取り付けられている。
【0035】
そして、上からの操作によりスキャナにトリガーをかける場合、トリガーキー33を上から押下することにより、トリガーキー33がへこみ、シート35の接点37の部分がたわむことによって、接点37と接点38とが接触する。接点37と接点38とが接触すると、スキャナにトリガーがかかり、情報の読み取りが行われる。
【0036】
また、横からの操作によりスキャナにトリガーをかける場合、トリガーキー34を横から押下することにより、トリガーキー34がへこみ、シート35の接点39の部分がたわむことによって、接点39と接点40とが接触する。接点39と接点40とが接触すると、スキャナにトリガーがかかり、情報の読み取りが行われる。
【0037】
以上説明したように、本発明の第3実施例に係わるスキャナ一体型携帯端末装置によれば、ドーム状に成形されたトリガーキー33、34をシート32上に一体的に形成し、接点37、39をシート35上に形成し、接点38、40をシート36上に形成し、シート32、35、36を重ねた状態で折り曲げてカバー31に取り付けるようにしたので、上からの押下や横からの押下など複数の方向からの押下が可能となるとともに、その押下によってスキャナに対してトリガをかけることができ、装置の小型軽量化をより一層促進することが可能となる。
【0038】
図4は、本発明の第4実施例に係るスキャナ一体型携帯端末装置の概略構成を示す分解図である。
図4において、フレキシブル基板53上には接点54、55が設けられ、フレキシブル基板53の接点54の領域は、液晶表示パネル52が取り付けられているカバー51の上面部に取り付けられ、フレキシブル基板53の接点55の領域は、フレキシブル基板53を直角に折り曲げることにより、カバー51の一側面部に取り付けられている。
【0039】
ゴムなどの弾性材料で形成されたシート状のキー保持部56には、トリガーキー57がスカート部58を介して接続されるとともに、トリガーキー59がスカート部60を介して接続され、トリガーキー57、59の裏面上には接点が設けられている。
【0040】
パネル61は、樹脂や金属などの硬質材料により所定の形状に成形されており、パネル61の上面部には、トリガーキー57のはめ込み可能な開孔部62が形成され、パネル61の側面部には、トリガーキー59のはめ込み可能な開孔部63が形成されている。ここで、開孔部62は、パネル61でスカート部58を完全覆うことのできる大きさとすることが望ましく、開孔部63は、パネル61でスカート部60を完全覆うことのできる大きさとすることが望ましい。これは、スカート部58、60をパネル61で覆うことにより、スカート部58、60を保護し、トリガーキー57、59の使用寿命を伸ばすためである。
【0041】
そして、トリガーキー57は、パネル61の開孔部62にはめ込まれ、トリガーキー59は、キー保持部56を直角に折り曲げることにより、パネル61の開孔部63にはめ込まれる。ここで、パネル61とキー保持部56との結合を強くするため、パネル61とキー保持部56とを接着剤や両面テープなどで固定することが望ましい。
【0042】
トリガーキー57、59をはめ込まれたパネル61は、カバー51に取り付けられる。この際、トリガーキー57の裏面上に設けられている接点は、フレキシブル基板53の接点54と対向して配置され、トリガーキー59の裏面上に設けられている接点は、フレキシブル基板53の接点55と対向して配置されるようにする。
【0043】
そして、通常の状態では、トリガーキー57の裏面上に設けられている接点とフレキシブル基板53の接点54との間に隙間が空くように、トリガーキー57はスカート部58を介して保持されるとともに、トリガーキー59の裏面上に設けられている接点とフレキシブル基板53の接点55との間に隙間が空くように、トリガーキー59はスカート部60を介して保持される。
【0044】
この状態で、上からの操作によりスキャナにトリガーをかける場合、トリガーキー57を上から押下することにより、スカート部58が湾曲し、トリガーキー57の裏面上に設けられている接点とフレキシブル基板53の接点54とが接触する。トリガーキー57の裏面上に設けられている接点とフレキシブル基板53の接点54とが接触すると、スキャナにトリガーがかかり、情報の読み取りが行われる。
【0045】
また、横からの操作によりスキャナにトリガーをかける場合、トリガーキー59を横から押下することにより、スカート部60が湾曲し、トリガーキー59の裏面上に設けられている接点とフレキシブル基板53の接点55とが接触する。トリガーキー59の裏面上に設けられている接点とフレキシブル基板53の接点55とが接触すると、スキャナにトリガーがかかり、情報の読み取りが行われる。
【0046】
以上説明したように、本発明の第4実施例に係わるスキャナ一体型携帯端末装置によれば、トリガーキー57、59をパネル61を用いてカバー51に取り付けるようにしたので、トリガーキー57、59がカバー51から剥がれ落ちることを防止できる。また、スカート部58、60がパネル61により保護されるので、トリガーキー57、59の使用寿命を伸ばすことができる。
【0047】
なお、図4の実施例では、ゴムなどの弾性材料で形成されたシート状のキー保持部56をパネルで固定して保護する例について説明したが、図3のメンブレンキーをパネルで固定して保護するようにしてもよい。
【0048】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で他の様々の変更が可能である。例えば、上述した実施例では、トリガーキーがスキャナ一体型携帯端末装置の本体に取り付けられている例について説明したが、把手の付いているスキャナ一体型携帯端末装置では、把手の部分にトリガーキーを取り付けるようにしてもよい。また、スキャナそのものに適用することも可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1の方向及び第2の方向のいずれの方向からも押下可能な押下手段を一体的に設けることにより、1つの押下手段によって、複数の任意の方向からの押下が可能となり、装置の小型軽量化を可能とすることができる。
【0050】
また、本発明の一態様によれば、押下手段に対して接点手段を一体的に設けることにより、1つの押下手段と1つの接点手段とによって、複数の任意の方向からの押下を可能とするとともに、その押下によるオンオフ情報を得ることができ、より一層の装置の小型軽量化を可能とすることができる。
【0051】
また、本発明の一態様によれば、押下手段をゴムキーとし、接点手段をフレキシブル基板とすることにより、ゴムキーとフレキシブル基板とを曲げることによって、第1の方向及び第2の方向のいずれの方向からも押下可能とすることができ、その押下によるオンオフ情報を簡単な構成で得ることができる。
【0052】
また、本発明の一態様によれば、折り曲げ可能な押下手段に第1の押下部と第2の押下部とを形成し、第1の押下部と第2の押下部との向きが異なるように、前記押下手段を折り曲げることにより、1つの押下手段によって、複数の任意の方向からの押下を可能とするとともに、装置の小型軽量化が可能となり、一体的になった第1の押下部と第2の押下部とを一度に形成可能として、コストを削減することができる。
【0053】
また、本発明の一態様によれば、第1の押下部と第2の押下部とがドーム状に形成されているシートを有するメンブレンキーとすることにより、1つのメンブレンキーを折り曲げることによって、複数の任意の方向からの押下を可能とするとともに、その押下によるオンオフ情報を簡単な構成で得ることができる。
【0054】
また、本発明の一態様によれば、第1の押下部を固定手段の第1の開孔部にはめ込み、第2の押下部を固定手段の第2の開孔部にはめ込んで、押下手段を装着手段に装着することにより、押下手段が装着手段から剥がれ落ちたりすることを防止できるとともに、押下手段を固定手段で保護することが可能となる。
【0055】
また、本発明の一態様によれば、第1の方向及び第2の方向のいずれの方向からも押下可能な押下手段を備えることにより、複数の任意の方向からの押下によって情報読み取り手段にトリガーをかけることができ、装置の小型軽量化を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るスキャナ一体型携帯端末装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図2(A)は本発明の第2実施例に係るスキャナ一体型携帯端末装置の概略構成を示す斜視図、図2(B)は図2(A)のX−X線で切断した断面図である。
【図3】図3(A)は本発明の第3実施例に係るスキャナ一体型携帯端末装置の概略構成を示す斜視図、図3(B)は図3(A)のY−Y線で切断した断面図である。
【図4】本発明の第4実施例に係るスキャナ一体型携帯端末装置の概略構成を示す分解図である。
【図5】図5(A)は従来のスキャナ一体型携帯端末装置の概略構成を示す斜視図、図5(B)は図5(A)のZ−Z線で切断した断面図である。
【図6】図6(A)は従来のスキャナ一体型携帯端末装置の概略構成を示す斜視図、図6(B)は図6(A)のU−U線で切断した断面図である。
【符号の説明】
1、11、31、51 カバー
2、12、56 キー保持部
3 入力キー
4、5、6、14、16、33、34、57、59 トリガーキー
7 スキャナ読み取り口
8、52 液晶表示パネル
13、15、58、60 スカート部
17、53 ブレキシブル基板
18、19、20、21、37、38、39、40、54、55 接点
32、35、36 シート
61 パネル
62、63 開孔部

Claims (3)

  1. 表示部と、操作者により操作される入力部と、コードの読み取り動作を行なうコード読み取り部と、前記コード読み取り部を動作させるトリガーキーとを備え、前記入力部を操作することにより情報を入力するとともに、前記トリガーキーの操作に基づいて前記コード読み取り部によりコード情報を入力する、スキャナを備えた携帯型入力装置において、
    前記表示部および前記入力部を装置上面に有し、前記コード読み取り部を装置前面に有し、さらに、前記トリガーキーを装置上面および両側面に一体的に設けたことを特徴とするスキャナを備えた携帯型入力装置。
  2. 装置上面および両側面に設けられた前記トリガーキーの接点を内側に有し、前記接点と対向する第2の接点を有するフレキシブル基板を備えることを特徴とする請求項1に記載のスキャナを備えた携帯型入力装置。
  3. 前記装置上面および両側面にそれぞれ配置された前記トリガーキーの第1の押下部と第2の押下部とを一体的に有する押下手段と、
    前記押下手段による押下動作に基づいて、接点のオンオフ動作を行なう接点手段と、
    前記接点手段を装着する装着手段と、
    前記第1の押下部に対応する第1の開孔部と前記第2の押下部に対応する第2の開孔部とを有し、前記第1の押下部を前記第1の開孔部にはめ込み、前記第2の押下部を前記第2の開孔部にはめ込むことにより、前記トリガーキーを前記装着手段に固定する固定手段とを備え
    前記固定手段を周囲と異なった材質にて区分したことを特徴とする請求項1または2に記載のスキャナを備えた携帯型入力装置。
JP03600597A 1997-02-20 1997-02-20 スキャナを備えた携帯型入力装置 Expired - Fee Related JP3917232B2 (ja)

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