JP3503219B2 - バーコードリーダ - Google Patents

バーコードリーダ

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JP3503219B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本体ケースに操作スイ
ッチとバーコード読取確認用の表示部とを備えるいわゆ
るハンディタイプのバーコードリーダに関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるハンディタイプのバーコードリ
ーダは、使用者により把持されて自在に移動されるプラ
スチック製の本体ケース内に、LED等の照明光源、結
像レンズ、CCDイメージセンサ、操作スイッチ、表示
灯を有する表示部等を備えて構成されている。そして、
使用者が本体ケースの先端の読取口を商品等のラベルに
宛がって、操作スイッチを操作することにより、ラベル
に記載されたバーコードの読取りが行われるようになっ
ている。さらに、バーコードの読取りが完了すると、表
示灯が点灯されると共にブザーが鳴動されて使用者にそ
の旨が報知されるようになっている。このとき、構造上
あるいはデザインの要求から、前記操作スイッチと表
示灯とが近接配置される場合がある。
【0003】図5は、従来のバーコードリーダの表示部
部分を示している。ここで、本体ケース1の裏面部には
基板2が配置され、この基板2に表示灯(LED)3が
配設されている。そして、前記本体ケース1の表示灯3
の上方部には、透孔1aが形成され、この透孔1aを塞
ぐようにして、透明プラスチック製の透孔部材4が設け
られている。これにより、表示灯3の点灯を外部から視
認できるようになっている。
【0004】ところが、この図5の構成では、透孔部材
4が本体ケース1に組付けられる際の嵌合公差等によ
り、本体ケース1の表面に凹凸ができて外観が悪化する
ことがある。また、比較的複雑な形状の樹脂成形部品で
ある透孔部材4を用いているため、コスト高となる不具
合もあった。そこで、近年では、図6に示すように、透
孔部材4に代えて、本体ケース1の透孔1aの表面部分
に、透光部5aを有するプラスチックフィルム製のステ
ッカ5を貼り付ける構成のものも供されてきている。こ
れによれば、外観の向上に加えて、本体ケース1と基板
2との間の距離を短くすることができて全体の薄形化等
を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のバ
ーコードリーダにあっては、使用者が直接手で持って使
用することから、静電気を帯びた使用者の手指が本体ケ
ース1の外表面に触れることが考えられ、もし、本体ケ
ース1のステッカ5の貼合わせ部分及び透孔1aを通し
て基板2上の電気部品や導体との間で静電気放電が生ず
るようなことがあると、部品(特に半導体素子)などに
悪影響を及ぼす虞がある。特に、操作スイッチと表示部
(透孔1a)とが近接配置されている場合には、透孔1
a(ステッカ5)の近傍に使用者が手指を触れることが
頻繁に起こるため、静電気に対する十分な沿面距離を確
保して、静電気放電の発生を未然に防止することが必要
となる。
【0006】図6に示した従来のものでは、この沿面距
離S(図中太線で示す)を確保するため、広い面積のス
テッカ5を用いて透孔1の周囲の広い範囲を覆うことに
より、沿面距離Sを大きくするようにしていた。ところ
が、そのような構成では、ステッカ5がデザイン上の大
きな制約となる問題があった。比較的小さなステッカ5
で済ませようとすれば、本体ケース1と基板2との間の
距離を大きくとらなければならず、全体の薄形化の要求
に反するものとなってしまう。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、本体ケースの裏面側に基板を配置する
と共に、透孔をステッカにより覆った表示部を有するも
のにあって、ステッカを大形化することなく且つ本体ケ
ースの薄形化を図りつつも、静電気に対する十分な沿面
距離を確保することができるバーコードリーダを提供す
るにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のバーコードリー
ダは、本体ケースの裏面側に配置された基板に設けられ
た接点部、及び前記本体ケースの外部から操作可能な
製の弾性操作部を有する操作スイッチと、この操作ス
イッチの近傍に位置して前記基板に設けられた表示灯
この表示灯に対応して前記本体ケースに形成された透
、及びこの透孔を該本体ケースの表面側から覆うステ
ッカを有するバーコード読取確認用の表示部とを備え、
前記基板上の表示灯を含む前記透孔に対応した部位を該
透孔よりも広い範囲で覆う透光性ある被覆部を、前記操
作スイッチの弾性操作部に一体的に設けることにより、
前記ステッカの外縁部から前記透孔を介して前記基板上
の電気部品又は導体に至るまでの静電気に対する所定の
沿面距離を確保するように構成すると共に、前記弾性操
作部には、半透明の被覆部が二色成形により形成されて
いるものである(請求項1の発明)。
【0009】また、前記操作スイッチを、透光性ある
フィルム製の弾性操作部を有するメンブレンスイッチか
ら構成すると共に、前記弾性操作部を構成するフィルム
を延長した形態にて被覆部を形成することもできる(請
求項の発明)。
【0010】
【作用及び発明の効果】上記手段によれば、バーコード
読取確認用の表示部は、基板に設けられた表示灯に対応
して本体ケースに形成された透孔をステッカで覆って構
成されるので、樹脂成形品の透孔部材を用いるような場
合と比較して、表示部の構成が簡単になってコストダウ
ンを図ることができると共に、本体ケースと基板との間
隔を短くして全体の薄形化を図ることができる。
【0011】ここで、本体ケースは使用者により把持さ
れ、また、操作スイッチと表示部とが近接配置されてい
る事情から、静電気を帯びた使用者の手指が本体ケース
の外表面に触れることが考えられる。ところが、基板上
の表示灯を含む透孔に対応した部位は、絶縁材製の被覆
部によってその透孔よりも広い範囲で覆われるので、ス
テッカの外縁部から透孔を通して基板上の電気部品又は
導体に至る静電気放電の経路を、透孔よりも外側に位置
する被覆部の分だけ長くすることができ、静電気に対す
る十分な沿面距離を確保することができて、本体ケース
の透孔を通した静電気放電の発生を未然に防止すること
ができる。
【0012】このとき、前記被覆部は、表示灯の近傍に
位置する操作スイッチの弾性操作部に一体的に設けられ
るから、その弾性操作部の一部を若干量だけ延長するこ
とにより容易に形成され、部品数の増加を招くことなく
簡単な構成で安価に済ませることができる。また、表示
灯は被覆部に覆われることになるが、被覆部は透光性を
有して構成されるから、表示灯の点灯を使用者が外側か
ら視認することができることは勿論である。
【0013】従って、本発明の請求項1のバーコードリ
ーダによれば、本体ケースの裏面側に基板を配置すると
共に、透孔をステッカにより覆った表示部を有するもの
にあって、ステッカを大形化することなく且つ本体ケー
スの薄形化を図りつつも、静電気に対する十分な沿面距
離を確保することができるという優れた実用的効果を奏
するものである。
【0014】さらに、請求項1のバーコードリーダによ
れば、操作スイッチとしてラバースイッチを採用したの
で、本体ケースの裏面側つまり基板の表面部位にゴム製
の弾性操作部の一部が位置されるから、この弾性操作部
を表示灯部分まで延長して絶縁材製の被覆部を容易に形
成することができる。そして、弾性操作部の被覆部側を
半透明の材質とし、外観つまり本体ケースの表面側に現
れる部分を他の材質とする二色成形により、被覆部の透
光性を確保することができ、しかも外観に現れる部分を
自在に着色して意匠上の効果を高めることができる。
【0015】また、請求項のバーコードリーダによれ
ば、操作スイッチとしてメンブレンスイッチを採用した
ので、基板の表面部位に一般に透光性あるフィルム製の
弾性操作部が位置されるから、この弾性操作部を構成す
るフィルムを表示灯部分まで延長して絶縁材製の被覆部
を容易に形成することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明をタッチタイプのバーコードリ
ーダに適用した一実施例(請求項1に対応)について、
図1ないし図3を参照して説明する。まず、図2及び図
3を参照して、本実施例に係るバーコードリーダ11の
全体の概略構成について簡単に述べる。
【0017】バーコードリーダ11の外殻をなす本体ケ
ース12は、全体として先端部(図で右端部)に読取口
12aを有する薄形箱状をなし、図3に示すように、そ
の中央部が、使用者が把持するに適した若干くびれた形
態とされると共に、そのくびれ部分から先端側に向けて
緩やかに拡開するような形状を備えている。また、図2
に示すように、この本体ケース12は、プラスチック製
の上ケース13と下ケース14とからなり、それらが突
合わせられた状態で複数箇所にてねじ止め結合されるよ
うになっている。
【0018】図2に示すように、この本体ケース12内
の先端部(前記読取口12aからやや内側の位置)に
は、上半部に位置して、照明光源としてのLED15が
設けられており、下半部に位置して、照明レンズ16が
設けられている。また、本体ケース12内の中央部分に
は、結像レンズ17が設けられ、基端側(図で左寄り)
部分には、CCDイメージセンサ18が設けられてい
る。
【0019】そして、本体ケース12内には、前記上ケ
ース13の裏面側に位置して、通電路や前記CCDイメ
ージセンサ18の信号処理回路等を備える基板(プリン
ト配線基板)19が設けられている。さらに、この基板
19のうち、先端側の表面(上面)部分には、詳しくは
後述するように、操作スイッチ20及びバーコード読取
確認用の表示部21が設けられている。
【0020】これにて、使用者が、本体ケース12を持
って、例えばバーコードが記載された商品のラベルに先
端の読取口12aを宛がい、操作スイッチ20をオン操
作することにより、前記LED15から、バーコードが
記載されたラベルに向けて例えば赤色光が照射され、そ
のラベルからの反射光が、前記照明レンズ16及び結像
レンズ17を通してCCDイメージセンサ18に入力さ
れ、バーコードが読取られるようになっている。
【0021】尚、読取られたバーコードのデータは信号
処理回路によりデジタルデータ化され、ケーブル22を
介して例えばコンピュータやキャッシュレジスタ(EC
R)等に送信されるようになっている。また、この読取
りが完了した際には、前記表示部21が明輝されると共
に、図示しないブザーが鳴動されて使用者にその旨が報
知されるようになっている。
【0022】さて、前記操作スイッチ20及び表示部2
1について、図1も参照して述べる。まず、本実施例で
は、前記操作スイッチ20はいわゆるラバースイッチか
ら構成されている。周知のように、この操作スイッチ2
0は、前記基板19上に印刷により近接形成された一対
の固定接点部(図示せず)と、下面部に可動接点部23
を有する絶縁材であるゴム製の弾性操作部24とを備え
て構成されている。
【0023】前記弾性操作部24は、前記上ケース13
に形成されたスイッチ用の透孔13aを通して本体ケー
ス12の表面側に突出する押釦部24aと、その外周に
位置して押釦部24aを支える支持部24bとを一体に
有して構成されている。そして、前記支持部24bは、
上ケース13に形成されたリブ13bと基板19との間
に挟持された状態に固定されている。尚、後述するよう
に、弾性操作部24にはさらに被覆部が一体に形成され
ており、また、この弾性操作部24は、二色成形により
形成されるようになっている。
【0024】これにて、操作スイッチ20は、通常時
(外力が作用していない時)には、図1に示すように、
支持部24bによって押釦部24aが基板19の表面か
ら浮上がった状態に弾性的に支持され、以て、可動接点
部23が固定接点部から離間してオフ状態となってい
る。そして、使用者によって押釦部24aが押圧操作さ
れると、前記可動接点部23が基板19の表面の両固定
接点部に跨がって接触してオン状態とするようになって
いる。押釦部24aの押圧力が解除されると、支持部2
4bの弾性力により押釦部24aは再び元の位置に戻
り、スイッチをオフ状態とさせる。
【0025】一方、前記バーコード読取確認用の表示部
21は、前記操作スイッチ20のすぐ近傍(図1で右
方)に位置して設けられており、前記基板19上に表示
灯としてのLED25を設けると共に、そのLED25
の上部を開放するように上ケース13に例えば矩形状の
透孔13cを形成し、さらにその透孔13cを覆うよう
に本体ケース12(上ケース13)の表面にステッカ2
6を貼付けて構成されている。
【0026】前記ステッカ26は、例えばプラスチック
フィルムからなり、この場合図3にも示すように、透孔
13c及びその周囲部分だけでなく、前記操作スイッチ
20(透孔13a)の周囲部分をも含んだ丸い領域を覆
うような形状とされ、前記弾性操作部24の押釦部24
aが通る孔26aを有している。そして、前記上ケース
13の表面部には、前記ステッカ26の外形状に対応し
て浅い凹部13a(図1参照)が形成されている。ま
た、前記ステッカ26は、前記透孔13cに対応した長
円形の透明部26b(図3参照)を残して、印刷により
所定の着色等がなされている。これにて、LED25が
点灯することにより、透孔13cを通してステッカ26
の透明部26bが明輝し、使用者により視認されるよう
になっている。
【0027】そして、前記基板19上の、前記透孔13
cの下方部分(前記LED25を含む部分)は、透孔1
3cよりも広い範囲で、前記弾性操作部24に一体に形
成された半透明のゴム製の被覆部27により覆われてい
る。図1に示すように、この被覆部27は、前記支持部
24bを基板19の上面を覆うように図で右方に延長
し、LED25部分が方に凸となるように設けられてい
る。これにて、前記ステッカ26の外縁部から、ステッ
カ26と上ケース13との間及び透孔を介して電気部品
であるLED25に至るまでの、静電気に対する沿面距
離S(太線で示す)を確保するようにしている。
【0028】また、本実施例では、前記被覆部27を半
透明の材質から構成するために、前記弾性操作部24は
二色成形により形成されている。即ち、図1にハッチン
グの種類を変えて示すように、弾性操作部24の押釦部
24aのうちの少なくとも外観に現れる上半部部分は、
例えば青色などの着色材料から構成され、前記支持部2
4a及び被覆部27を含む下半部部分は半透明の材料か
ら構成されているのである。
【0029】次に、上記構成の作用について述べる。バ
ーコードリーダ11の使用にあたっては、上述のよう
に、使用者が、本体ケース12を持って、例えばバーコ
ードが記載された商品のラベルに先端の読取口12aを
宛がい、押釦部24aを押圧操作して操作スイッチ20
をオンさせることにより、バーコードが読取られる。そ
して、読取りが完了すると、ブザーが鳴動すると共に、
LED25が点灯される。このとき、LED25は被覆
部27に覆われているが、被覆部27は透光性を有して
構成されるから、LED25の点灯を、被覆部27,透
孔13a,ステッカ26の透明部26bを通して使用者
が外側から視認することができる。
【0030】この場合、バーコード読取確認用の表示部
21は、基板19に設けられたLED25に対応して上
ケース13に形成された透孔13cをステッカ26で覆
って構成されるので、樹脂成形品の透孔部材4(図5参
照)を用いるような場合と比較して、表示部21の構成
が簡単になってコストダウンを図ることができる。そし
て、これと共に、本体ケース12(上ケース13)と基
板19との間隔を短くして全体の薄形化を図ることがで
きるものである。ちなみに、本実施例では、図1に示す
ように、上ケース13と基板19との最大の間隔寸法A
が4mm、操作スイッチ20の右側の間隔寸法Bが1.7
mm、基板19の端部における最短の間隔寸法Cが0.7
5mmとされている。
【0031】しかして、本体ケース12は使用者により
把持され、また、操作スイッチ20と表示部21とが近
接配置されている事情から、静電気を帯びた使用者の手
指が本体ケース12(上ケース13)の外表面に触れる
ことがあり、また、上ケース13と基板19との間の距
離は、上述のように短くなっている。このため、本体ケ
ース12のステッカ26の貼合わせ部分及び透孔13c
を通して基板19上の電気部品(LED25)や導体と
の間で静電気放電が生ずる虞が考えられる。
【0032】ところが、本実施例では、基板19上のL
ED25を含む透孔13cに対応した部位は、絶縁材製
の被覆部27によってその透孔13cよりも広い範囲で
覆われているので、ステッカ26の外縁部から透孔13
cを通して基板19上の電気部品又は導体に至る静電気
放電の経路を長くすることができ、静電気に対する十分
な沿面距離S(図1に太線で示す)を確保することがで
きて、静電気放電の発生を未然に防止することができ
る。
【0033】ちなみに、本実施例では、被覆部27が存
在しないと仮定したときの沿面距離(図1に破線で示
す)に比べて、沿面距離Sを十分長く確保することがで
きたのである。この結果、静電気放電による電子部品等
への悪影響を未然に防止することができる。使用者が静
電気放電による不快な電撃を感じることがないことは勿
論である。
【0034】また、本実施例では、操作スイッチ20を
ラバースイッチから構成し、被覆部27を操作スイッチ
20の弾性操作部24に一体に設けるようにしたので、
特に部品数の増加を招くことなく簡単な構成で安価に済
ませることができる。しかも、弾性操作部24を二色成
形により形成したので、被覆部27の透光性を確保しつ
つ、操作スイッチ20の外観に現れる部分(押釦部24
a)を自在に着色して意匠上の効果を高めることができ
る。
【0035】このように本実施例によれば、図6に示す
従来のものと異なり、ステッカ26を大形化することな
く且つ本体ケース12の薄形化を図りつつも、静電気に
対する十分な沿面距離Sを確保することができ、しか
も、そのための構成を簡単に済ませることができ、デザ
イン上の制約も少なく済ませることができるという優れ
た実用的効果を得ることができるものである。
【0036】図4は本発明の他の実施例(請求項に対
応)に係るバーコードリーダの要部を示すものであり、
やはり操作スイッチ31の近傍に位置して表示部32が
設けられている。ここでは、前記操作スイッチ31とし
て、メンブレンスイッチを採用している。
【0037】この操作スイッチ31は、基板33の表面
に形成された図示しない一対の固定電極、前記基板33
の上面部に設けられた絶縁材例えば透明ポリエステルフ
ィルムからなるフィルム34、本体ケース35のスイッ
チ用透孔35a部分に上下動可能及び抜止め状態に設け
られた操作釦36を備えてなる。そして、前記フィルム
34には、上方に緩やかな凸となる膨出状態に形成さ
れ、下面部に図示しない可動接点部を有する弾性操作部
37が一体に設けられている。この弾性操作部37は、
操作釦36からの押圧力により、下方に凹んだ状態に弾
性的に変形してスイッチをオンさせ、その押圧力の解除
により元に戻るようになっている。
【0038】一方、バーコード読取確認用の表示部32
は、基板33に表示灯としてのLED38を設けると共
に、このLED38に対応して本体ケース35に形成さ
れた透孔35bをステッカ39で覆って構成されてい
る。そして、前記操作スイッチ31のフィルム34が図
で左方に延長されて、LED38を含む広い範囲を覆う
被覆部40が一体に形成されている。この被覆部40の
LED38を覆う凸状の膨出部分は、例えばエンボス加
工により形成することができる。この被覆部40によ
り、やはり静電気に対する所定の沿面距離が確保されて
いるのである。
【0039】かかる構成においても、上記実施例と同様
に、被覆部40を容易に設けることができ、ステッカ3
9を大形化することなく且つ本体ケース35の薄形化を
図りつつも、静電気に対する十分な沿面距離を確保し、
しかも、そのための構成を簡単に済ませることができ、
デザイン上の制約も少なく済ませることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、要部の拡大縦
断側面図
【図2】バーコードリーダの縦断側面図
【図3】バーコードリーダの平面図
【図4】本発明の他の実施例を示す要部の縦断側面図
【図5】従来例を示す要部の縦断側面図
【図6】他の従来例を示す要部の縦断側面図
【符号の説明】
図面中、11はバーコードリーダ、12,35は本体ケ
ース、13は上ケース、13c,35bは透孔、15は
LED(照明光源)、18はイメージセンサ、19,3
3は基板、20,31は操作スイッチ、21,32は表
示部、24,37は弾性操作部、24aは押釦部、24
bは支持部、25,38はLED(表示灯)、26,3
9はステッカ、26bは透明部、27,40は被覆部、
34はフィルム、Sは沿面距離を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉浦 秋男 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−139397(JP,A) 実開 昭59−175145(JP,U) 実開 平4−72523(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 7/00 G06K 7/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者により把持される本体ケース内
    に、照明光源及びイメージセンサを備えるバーコードリ
    ーダであって、 前記本体ケースの裏面側に配置された基板に設けられた
    接点部、及び前記本体ケースの外部から操作可能なゴム
    製の弾性操作部を有する操作スイッチと、 この操作スイッチの近傍に位置して前記基板に設けられ
    た表示灯、この表示灯に対応して前記本体ケースに形成
    された透孔、及びこの透孔を該本体ケースの表面側から
    覆うステッカを有するバーコード読取確認用の表示部と
    を備え、 前記基板上の表示灯を含む前記透孔に対応した部位を該
    透孔よりも広い範囲で覆う透光性ある被覆部を、前記操
    作スイッチの弾性操作部に一体的に設けることにより、
    前記ステッカの外縁部から前記透孔を介して前記基板上
    の電気部品又は導体に至るまでの静電気に対する所定の
    沿面距離を確保するように構成すると共に、前記弾性操
    作部には、半透明の被覆部が二色成形により形成されて
    いることを特徴とするバーコードリーダ。
  2. 【請求項2】 使用者により把持される本体ケース内
    に、照明光源及びイメージセンサを備えるバーコードリ
    ーダであって、 前記本体ケースの裏面側に配置された基板に設けられた
    接点部、及び前記本体ケースの外部から操作可能な絶縁
    製の弾性操作部を有する操作スイッチと、 この操作スイッチの近傍に位置して前記基板に設けられ
    た表示灯、この表示灯に対応して前記本体ケースに形成
    された透孔、及びこの透孔を該本体ケースの表面側から
    覆うステッカを有するバーコード読取確認用の表示部と
    を備え、 前記基板上の表示灯を含む前記透孔に対応した部位を該
    透孔よりも広い範囲で覆う透光性ある被覆部を、前記操
    作スイッチの弾性操作部に一体的に設けることにより、
    前記ステッカの外縁部から前記透孔を介して前記基板上
    の電気部品又は導体に至るまでの静電気に対する所定の
    沿面距離を確保するように構成すると共に、前記操作ス
    イッチは、透光性のあるフィルム製の弾性操作部を有す
    るメンブレンスイッチからなり、前記弾性操作部を構成
    するフィルムを延長した形態にて被覆部が形成されてい
    ることを特徴とするバーコードリーダ。
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