JP3916061B2 - バンドパスフィルタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通過帯域と減衰(阻止)帯域が近接しても挿入損失と減衰量が共に良好な特性を有するバンドパスフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
バンドパスフィルタは携帯電話などの移動体通信の進展に伴い、多数使用され小型化、高性能化が要望されている。このようなバンドパスフィルタは、アンテナを共通として送信信号を通過させ受信信号を減衰させるバンドパスフィルタと、受信信号を通過させ送信信号を減衰させるバンドパスフィルタを組み合わせて、送信信号と受信信号を分波するデュプレクサにも用いられる。
【0003】
バンドパスフィルタ、デュプレクサが用いられる移動体通信において、限りある周波数資源の制約から、送信と受信の周波数が狭い間隔で割り振られることが多い。例えばW−CDMAにおいては、送信側1.92〜1.98GHz、受信側2.11〜2.17GHzと、送信と受信の周波数間隔が130MHz(1.98〜2.11GHz)と近接している。
この場合、受信フィルタでは、送信帯域で高減衰量が必要とされる。同様に、送信フィルタには受信帯域で高い減衰量が必要とされる。そのため、送信と受信の周波数間が近接するほどフィルタとして急峻な減衰特性が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のバンドパスフィルタにおいては、挿入損失と減衰量はトレードオフの関係にあり、いずれか一方を改善すればもう一方が劣化する性質がある。また、両者を満足するフィルタを得るためには形状を大きくし、共振のQを上げることも1手段ではあるが、小型・高性能化の流れと逆行している。
なお、挿入損失とはフィルタを回路に挿入することによって回路の電力消費量が増加する損失を、減衰量とは不要な周波数帯域信号の通過を阻止するフィルタの信号減衰量をいう。そこで本発明は、挿入損失と減衰量の両特性を充足できるバンドパスフィルタの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、信号入力端子に接続する入力結合コンデンサと、信号出力端子に接続する出力結合コンデンサと、前記入力結合コンデンサと出力結合コンデンサとの間に接続された複数のストリップライン共振器と、前記ストリップライン共振器と接続する共振コンデンサと、前記信号入力端子とグランドとの間に配置されインダクタとコンデンサとの直列回路から成る第1のノッチ回路と、前記信号出力端子とグランドとの間に配置されインダクタとコンデンサとの直列回路から成る第2のノッチ回路と、信号入力端子と信号出力端子との間に、インダクタとコンデンサとのLC直列共振回路を備え、複数の誘電体層を積層してなる積層体に、前記ストリップライン共振器の電極と、前記第1のノッチ回路及び前記第2のノッチ回路のそれぞれのインダクタを構成するストリップライン電極と、前記段間結合コンデンサ、入力結合コンデンサ、出力結合コンデンサ及び前記第1のノッチ回路及び前記第2のノッチ回路を構成するそれぞれのコンデンサ電極と、LC直列共振回路のインダクタとコンデンサを構成する帯状電極と、共振コンデンサを構成する共振コンデンサ電極を備え、前記積層体において、前記帯状電極は誘電体層を介して入力結合コンデンサ及び出力結合コンデンサを構成するコンデンサ電極と重なりあうバンドパスフィルタである。
本発明において、ストリップライン共振器電極と共振コンデンサ電極とは、異なる誘電体層に設けれられており、前記ストリップライン共振器電極と前記共振コンデンサ電極との間の誘電体層には、前記コンデンサ電極や前記ストリップライン電極とともに、ストリップライン共振器電極と共振コンデンサ電極を接続するスルーホールが設けれられているのが好ましい。
【0006】
前記積層体において、第1のノッチ回路及び第2のノッチ回路のそれぞれのインダクタをスパイラル形状、メアンダ形状、コイル形状のストリップライン電極で構成する。
【0007】
さらに、前記ストリップライン共振器電極と前記第1のノッチ回路及び前記第2のノッチ回路を構成するストリップライン電極は前記積層体内において異なる誘電体層に形成され、前記ストリップライン共振器電極とストリップライン電極とが積層方向に実質的に重ならないように構成するのがより好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の一実施例に係るバンドパスフィルタの等価回路を示す。
本発明のバンドパスフィルタは、信号入力端子INに接続する入力結合コンデンサCinと、信号出力端子OUTに接続する出力結合コンデンサCoutと、前記入力結合コンデンサと出力結合コンデンサとの間に接続された複数のストリップライン共振器T1、T2、T3と、共振周波数調整用の共振コンデンサC1,C2,C3と、前記信号入力端子INとグランドとの間に配置されるインダクタNL1とコンデンサNC1との直列回路から成る第1のノッチ回路N1と、前記信号出力端子OUTとグランドとの間に配置されるインダクタNL2とコンデンサNC2との直列回路から成る第2のノッチ回路N2を複数の誘電体層を積層してなる積層体に一体化したバンドパスフィルタである。
本発明者は、従来のバンドパスフィルタにおいて不可避だった挿入損失と減衰量のトレードオフの技術的課題に取り組んだ結果、入力側と出力側に実質的に対称にLC直列回路でなるノッチ回路を設け、ストリップライン共振器の減衰極とノッチ回路で形成した減衰極とで減衰量を制御すれば、この課題を解決できることを想到した。すなわち、本発明では第1及び第2のノッチ回路(N1、N2)の減衰極とストリップライン共振器(T1,T2,T3)の減衰極とで帯域外の減衰特性を付与するものであり、前記第1及び第2のノッチ回路のインダクタ、コンデンサの選択により、前記ノッチ回路の共振周波数をバンドパスフィルタの通過帯域から低い周波数や高い周波数に設定し、これによりバンドパスフィルタの帯域外減衰量を大きくし、かつ急峻な減衰特性を付与することができる。
そしてノッチ回路のインダクタ、コンデンサの選定において、インダクタンスを大きく、キャパシタンスを小さく形成するのが好ましいことを見出した。ノッチ回路のキャパシタンスを大きく、インダクタンスを小さくしていくと、徐々にバンドパスフィルタの通過帯域特性に悪影響を及ぼし、挿入損失劣化が起こる。
【0009】
前記第1及び第2のノッチ回路のインダクタを、前記積層体の内部に設けたストリップライン電極で構成している。前記ストリップライン電極は、ストリップライン共振器電極と積層体内で積層方向に重ならないようにして、互いが干渉しないように構成されている。前記ストリップライン電極はメアンダ形状、スパイラル形状やコイル形状に形成されるが、特にコイル形状で形成するとインダクタを小型に形成できるので好ましい。
また、ノッチ回路を入力側だけでなく出力側にも対称的に設けたのは、非対称では入力側と出力側から見た反射特性が異なり、挿入損失の劣化が起こるからである。
より好ましくは、前記ノッチ回路のインダクタを構成するストリップライン電極、ストリップライン共振器電極の電極厚みを他のパターンよりも厚くし、具体的には15μm〜30μm程度にすることでインダクタのQ値が向上し、結果としてバンドパスフィルタの挿入損失を低減できることも分かった。
【0010】
【実施例】
図2は本発明の他の実施例に係るバンドパスフィルタの等価回路である。
このバンドパスフィルタは、フィルタの基本特性を決定するストリップライン共振器電極T1,T2,T3、共振周波数調整用の共振コンデンサC1,C2,C3でなる複数の共振回路を有する。ストリップライン共振器電極T1と共振コンデンサC1、ストリップライン共振器電極T2と共振コンデンサC2、ストリップライン共振器電極T3と共振コンデンサC3は各々、共振回路を形成し、これら複数のストリップライン共振器電極T1,T2,T3を、各々が電磁的にM結合するようにし、信号入力端子と信号出力端子との間に接続するインダクタとコンデンサとのLC直列共振回路C6〜8、L1、L2とでバンドパスフィルタとしている。
前記共振コンデンサによりストリップライン共振器電極の長さを短縮できるので、バンドパスフィルタを積層体とするときに小型化が容易となる。ここで開示した回路では、バンドパスフィルタの通過帯域より高周波側にストリップライン共振器による減衰極を有する特性が得られる。
【0011】
第1及び第2のノッチ回路は、信号入力端子INに接続されたコンデンサNC1とインダクタNL1とのLC直列回路、信号出力端子側OUTに接続されたコンデンサNC2とインダクタNL2とのLC直列回路で構成され、両者のコンデンサNC1、NC2、インダクタNL1、NL2は実質的に同じ値として対称性を確保する。ここで、コンデンサNC1、NC2、インダクタNL1、NL2の回路対称性を崩せば、異なる周波数に2つの減衰極を有するフィルタ特性が得られる。しかし、その場合、入力側INからみた特性と、出力側OUTから見た特性が異なるため、フィルタの基本特性を決定するストリップライン共振器電極T1,T2,T3、共振コンデンサC1,C2,C3をそれぞれ独立して調整する必要があり、設計が困難となる。図1においてノッチ回路は、入力端子INにコンデンサNC1とインダクタNL1の順に、出力端子OUTにコンデンサNC2とインダクタNL2の順に接続しているが、ノッチ回路の電気的特性は、コンデンサとインダクタの配置が逆の場合でも同様な効果が得られる。
【0012】
図3は積層体として構成したバンドパスフィルタの斜視図であり、図4は各層毎に構造を示したものである。このバンドパスフィルタは、コンデンサ電極、ストリップライン電極等をAgやCuなどの導体ペーストで印刷形成したセラミックグリーンシート(以下シート)1〜12を、シート1を最上層として図の順に重ねて全体を積層化して一体焼成して構成される。シートは誘電体材料として、たとえばAl2O3,TiO2−ZrO2−SiO2,BaO−TiO2,Bi−Ca−Nb−O系などのセラミック材料を用い、ドクターブレード法などの公知の成型技術で厚さ数十μm〜200μmのグリーンシートとしている。本実施例においては誘電率εは8の誘電体材料を用いた。
本実施例においては、積層体の各層間の電気的接続をスルーホール(図中において小さな黒丸)で行っているが、それに限定されない。積層体の外部側面で電気的接続を行う外部電極を用いることもできる。
【0013】
以下、積層構造について説明する。シート12には一面にグランドパターン50aが形成され、その上層には一端が外周縁まで延出し、前記グランドパターン50aと外部電極により接続される3本のストリップライン共振器電極10a、10b、10cが形成されたシート11が積層される。前記電極はそれぞれ等価回路のストリップライン共振器T1、T2、T3に対応する。
その上層に積層されるシート9、10には、第1のノッチ回路のインダクタNL1を構成するストリップライン電極21a、22aと、ストリップライン電極22aの一端側に接続するコンデンサNC1の一方のコンデンサ電極25aと、第2のノッチ回路のインダクタNL2を構成するストリップライン電極21b、22bと、ストリップライン電極22bの一端側に接続するコンデンサNC2の一方のコンデンサ電極25bが形成されている。前記ストリップライン電極はスルーホールを介して接続されコイル状に巻き回されたインダクタを構成する。シート8には、第1のノッチ回路のコンデンサNC1の他方のコンデンサ電極26aと、第2のノッチ回路のコンデンサNC2の他方のコンデンサ電極26bが形成されている。前記コンデンサ電極26a、26bはそれぞれ外周縁まで延出して外部電極IN、OUTとそれぞれ接続する。
ここで、第1及び第2のノッチ回路で1.92GHz〜1.98GHzの間に減衰極を形成するようにインダクタNL1、NL2及びコンデンサNC1、NC2を適宜設定している。
【0014】
その上層に積層されるシート7には、入力結合コンデンサCin、出力結合コンデンサCoutを構成する一方のコンデンサ電極31a、31bが形成され、スルーホールを介して、シート11に形成されたストリップライン共振器電極10a、10cとそれぞれ接続される。
そしてシート6には、入力結合コンデンサCin、出力結合コンデンサCoutを構成する他方のコンデンサ電極32a、32bが形成され、前記コンデンサ電極32a、32bはそれぞれ外周縁まで延出して外部電極IN、OUTとそれぞれ接続する。前記コンデンサ電極32a、32bの間にはコンデンサ電極45が形成される。
【0015】
シート5には、帯状電極40が形成されており、前記コンデンサ電極32a、32b及びコンデンサ電極45との間で、信号入力端子と信号出力端子との間に接続するコンデンサC6〜8を構成し、また自身のもつインダクタンスでインダクタL1、L2を構成する。
【0016】
シート4にはスルーホール部の一部のパターンが切抜かれたグランドパターン50bが形成され、シート3には共振コンデンサC1、C2、C3を構成するコンデンサ電極11a、11b、11cが形成され、それぞれがスルーホールを介して、前記コンデンサ電極31a、31b、ストリップライン共振器電極10a、10b、10cと接続する。シート2にはグランドパターン50cが形成され、その上層にはシート1が積層される。
【0017】
本実施例においては、積層体四辺の短辺に信号入力端子IN、対向辺に信号出力端子OUTを、残りの二辺にグランド電極GNDを配置しているが、長辺に信号入力端子IN、その対向辺に信号出力端子OUTを設けて構成しても良い。
【0018】
本実施例においては、ノッチ回路のインダクタNL1,NL2を構成するストリップライン電極およびストリップライン共振器電極T1,T2,T3の電極厚みを他の電極よりも厚く(15μm〜30μm)することにより、導体損失が低減され、結果として挿入損失を低減できる。積層体の電極厚みは一般に、5μm〜10μmと薄く、挿入損失劣化の要因の一つであった。電極厚みを他のパターンよりも厚くするには、印刷工程を数回繰り返す、すなわち、印刷した後、Agペースト中の溶剤を乾燥させてから同じ導体パターンをその導体パターン上に多数回重ね印刷することによって厚く形成できるが、この方法では、重ね印刷ごとに印刷精度が悪くなる、薄いシートではシートの破れが発生し、電極形成が困難であるといった問題がある。そのため、メッシュスクリーンの開口径を大きくし、電極厚みを厚く形成できるペーストを使用して、1回の印刷で形成するのが好ましい。また、メタルマスクを用いることによってパターンを厚く形成することもできる。このように構成することで、Q値を向上させ、単に損失の低減のみならず、ノッチ回路の共振を尖鋭にして減衰レベルが改善することが出来る。
【0019】
このようにして外形寸法が4.5mm×3.2mm×1.7mmのW−CDMA用バンドパスフィルタを得て、その減衰量特性を評価した。比較例として、第1及び第2のノッチ回路を設けない以外は、本実施例と同様に構成したバンドパスフィルタもあわせて評価した。その結果を図5の減衰量の周波数特性図に示す。
図5においてFtとは送信周波数1.92〜1.98GHz、Frとは受信周波数2.11〜2.17GHzを意味する。本発明のバンドパスフィルタの特性曲線は実線で示し、ノッチ回路を備えない従来例のバンドパスフィルタの特性曲線は点線で示す。図5から、ノッチ回路の無い場合に比べて本発明のバンドパスフィルタにおいては受信周波数で40dB以上の急峻な減衰ピークが得られ、ノッチ回路の効果が生じているのが分かる。また、高減衰量にもかかわらず、挿入損失はほぼ同等であることが分かる。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、急峻な減衰特性を備え、かつ挿入損失と減衰量の両特性を充足できるパスフィルタの提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るバンドパスフィルタの等価回路図である。
【図2】 本発明の他の実施例に係るバンドパスフィルタの等価回路図である。
【図3】 本発明の一実施例に係るバンドパスフィルタの斜視図である。
【図4】 本発明の一実施例に係るバンドパスフィルタの積層構造を示す展開図である。
【図5】 本発明の一実施例に係るバンドパスフィルタの減衰量の周波数特性図である。
【図6】 従来のバンドパスフィルタの等価回路図である。
【符号の説明】
Cin 入力結合コンデンサ
Cout 出力結合コンデンサ
T1,T2,T3 ストリップライン共振器
N1,N2 ノッチ回路
NC1,NC2 ノッチ回路のインダクタ
NL1,NL2 ノッチ回路のコンデンサ
Claims (4)
- 信号入力端子に接続する入力結合コンデンサと、信号出力端子に接続する出力結合コンデンサと、前記入力結合コンデンサと出力結合コンデンサとの間に接続された複数のストリップライン共振器と、前記ストリップライン共振器と接続する共振コンデンサと、前記信号入力端子とグランドとの間に配置されインダクタとコンデンサとの直列回路から成る第1のノッチ回路と、前記信号出力端子とグランドとの間に配置されインダクタとコンデンサとの直列回路から成る第2のノッチ回路と、信号入力端子と信号出力端子との間に、インダクタとコンデンサとのLC直列共振回路を備え、
複数の誘電体層を積層してなる積層体に、前記ストリップライン共振器の電極と、前記第1のノッチ回路及び前記第2のノッチ回路のそれぞれのインダクタを構成するストリップライン電極と、前記段間結合コンデンサ、入力結合コンデンサ、出力結合コンデンサ及び前記第1のノッチ回路及び前記第2のノッチ回路を構成するそれぞれのコンデンサ電極と、LC直列共振回路のインダクタとコンデンサを構成する帯状電極と、共振コンデンサを構成する共振コンデンサ電極を備え、
前記積層体において、前記帯状電極は誘電体層を介して入力結合コンデンサ及び出力結合コンデンサを構成するコンデンサ電極と重なりあうことを特徴とするバンドパスフィルタ。 - ストリップライン共振器電極と共振コンデンサ電極とは、異なる誘電体層に設けれられており、前記ストリップライン共振器電極と前記共振コンデンサ電極との間の誘電体層には、前記コンデンサ電極や前記ストリップライン電極とともに、ストリップライン共振器電極と共振コンデンサ電極を接続するスルーホールが設けれられていることを特徴とする請求項1に記載のバンドパスフィルタ。
- 前記第1のノッチ回路及び前記第2のノッチ回路のそれぞれのインダクタをスパイラル形状、メアンダ形状、コイル形状のストリップライン電極で構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のバンドパスフィルタ。
- 前記ストリップライン共振器電極と、前記第1のノッチ回路及び前記第2のノッチ回路を構成するストリップライン電極は、前記積層体内において異なる誘電体層に形成され、前記ストリップライン共振器電極とストリップライン電極とが積層方向に実質的に重ならないことを特徴とする請求項3に記載のバンドパスフィルタ。
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