JP3915467B2 - ストレッチ椅子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、着座した使用者のストレッチ運動を補助するストレッチ椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の装置として、特開2001−128792号公報に記載されているものがある。この装置はアクチュエータで駆動され、着座した使用者の腰部を背後から前方へ押す機構と、アクチュエータで駆動される背凭れ部を回動させる機構を備え、使用者が着座してスイッチ操作するだけで、使用者の腰を前方及び上方に伸ばすよう作動するものである。
【0003】
また、従来の他の装置として特開2001−279270号公報に記載されているものがある。この装置は背凭れ部にエアバッグを備え、内蔵されたポンプにより前記エアバッグが使用者の身体側に膨張することにより使用者の背筋を伸ばすものである。
【0004】
しかし、これらの装置は背中及び腰の部分のストレッチが主な目的であり、また、アクチュエータやポンプにより駆動される健康器具としての性格が強いものであった。これに対し、一般の椅子に使用者に大きな負荷をかけずにストレッチ運動を促す機能を付加した、簡便な構造のストレッチ椅子が求められていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、着座した使用者が腰、背中、胸等の体幹のストレッチ運動をする際に、使用者の肩等の動きを妨げず、腕や肩の運動を促す簡便なストレッチ椅子の構成を技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した技術的課題を解決するために講じた技術的手段は、請求項1に示すように、使用者が着座する着座部の両側に配設された肘掛部と、前記着座部の後側に配設され、前記使用者の背中を支える背当て面とを備えたストレッチ椅子において、前記肘掛部は前記着座部に対して前記使用者により所定方向に移動され、前記背当て面は前記着座部に対し前進及び後退のいずれかが可能であり、前記肘掛部のいずれか一方の移動に連動して前記背当て面の幅方向の一端を固定しつつ他端を後退させる連動機構とを備えたことを特徴としたストレッチ椅子を構成したことである。
【0007】
上記の構成によれば、例えば左側の肘掛部を左腕で移動させる場合、肘掛部と連動して背当て面の幅方向右端が固定された状態で、幅方向左端が後退することが可能になる。このため、使用者の左腕の動きに伴い、左肩が背後に移動しても左肩が背当て面に当たらないので、使用者のストレッチ運動が背当て面により妨げられない。また、使用者のストレッチ運動が左に体幹を捻る動作を含む場合、背当て面の幅方向左端のみが後退することで捻り動作の中心軸の振れが防止され、使用者は脇腹の筋肉のストレッチ運動を円滑に行うことができる。
【0008】
また請求項2に示すように、前記使用者が両側の前記肘掛部を移動させた時、前記連動機構は、前記背当て面の幅方向両端を前進又は後退させることを特徴とする、請求項1に記載のストレッチ椅子を構成したことである。
【0009】
上記の構成によれば、両側の肘掛部の動きに連動して背当て面の両端が後退するため、両側の肘掛部を動かす両腕の動きに伴う両肩の背後への移動を背当て面に妨げられず、使用者は円滑にボート漕ぎ運動を取り入れたストレッチ運動を行うことができる。
【0010】
さらに請求項3に示すように、前記肘掛部は、前記着座部に対し前後、上下及び幅方向のいずれか1つ以上を組み合わせた方向に平行移動又は回動されることを特徴とする、請求項1乃至2に記載のストレッチ椅子を構成する。
【0011】
上記の構成によれば、肘掛部は上下、左右、前後方向を組み合わせた3次元の平行移動又は回動が可能なため、使用者は多様な腕の運動を取り入れたストレッチ運動を行うことできる。
【0012】
加えて、請求項4に示すように、前記連動機構は流体シリンダを含む流体回路により構成されることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のストレッチ椅子を構成とする。
【0013】
上記の構成によれば、簡単な構造で肘掛部と連動し、背当て面を駆動する連動機構を構成することができる。
【0014】
また、請求項5に示すように、前記連動機構は電動アクチュエータを含む電気回路により構成されることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のストレッチ椅子を構成してもよい。
【0015】
上記の構成によれば、簡単な構造で肘掛部と連動し、背当て面を駆動する連動機構を構成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の具体例であるストレッチ椅子の構成を添付した図1、2及び図4乃至6に基づいて以下に説明する。
【0017】
図1は本発明の一具体例であるストレッチ椅子の概略を示す斜視図である。ストレッチ椅子は図1に示すように、着座部1と、着座部1の左右両側に配設された肘掛部2L、2Rと、着座部1の後方に配設された背凭れ部3を備えている。着座部1は左右一対のフレーム6に固定され、フレーム6は脚部5上に固定されている。また、背凭れ部3はフレーム6に回動自在に支持されている。さらに、背凭れ部3は使用者の背中が接する前面に背当て面31を有している。
【0018】
図2は上述の図1に示すストレッチ椅子の概略を示す左側面図である。図2に示すように、左側の肘掛部2Lは使用者の肘又は腕が載せられる本体21、使用者が手を置いたり、手で把持部2Lを移動させる際に握ったりするための把持部22、本体21及び把持部22を下から支持する支持部23、支持部23の下端を支持し脚部5に回転可能に支持された支持軸24を備えている。肘掛部2Lはさらに連接部25を備え、連接部25には油圧シリンダ41の一端41bが回転可能に支持されている。油圧シリンダ41Lの他端41aは脚部5に設けられた支持部51に回転可能に支持されている。
【0019】
右側の肘掛部2Rも肘掛部2Lと同様の構成からなり、図2に図示しない油圧シリンダ42の一端が肘掛部2Rに回転可能に支持され、他端は脚部5に回転可能に支持されている。
【0020】
図4、5に本発明の連動機構である油圧シリンダ41乃至44の模式図を示す。連動機構は図4に示す油圧シリンダ41,43及びこれらを繋ぐ連通管45と、図5に示す油圧シリンダ42,44とこれらを繋ぐ連通管46の別個の2系統から構成される。図4の油圧シリンダ41の一端41aは上述したように左側の肘掛部2Lの連接部25(図2)に回転可能に支持され、他端41bは脚部5(図2)に回転可能に支持されている。油圧シリンダ41の一端41aが矢印の方向に押されると油圧シリンダ41内の作動油の一部は連通管45を通り油圧シリンダ43内へ移動しピストン43cを矢印の方向へ押す。このように油圧シリンダ41が両端部41a、41bを軸方向に接近するように押し縮められると連動して油圧シリンダ43は両端部43a、43bを軸方向に接近するように縮む機構を構成している。また、図5の油圧シリンダ42の両端は図4の油圧シリンダ41と同様に、それぞれ右側の肘掛部2R及び脚部5に両端を回転可能に支持されており、油圧シリンダ42が軸方向に押し縮められると連動して油圧シリンダ44が軸方向に縮む機構を構成している。
【0021】
図6は図1、2の示す背凭れ部3を上方から見た平面図である。背凭れ部3は使用者の背中を支える背当て面31と、その後方で背当て面31に対向する背当て面支持フレーム32とを備える。背当て面31と背当て面支持フレーム32の間には連結部材33が配設され、背当て面31は連結部材33により背当て面支持フレーム32に連結支持される。連結部材33は蛇腹状に変形する部材であるため、背当て面31は背当て面支持フレーム32に対して並行若しくは所定角度をなすように位置することができる。
【0022】
背当て面31の幅方向左端部31Lには油圧シリンダ43の一端43a(図4)が回転可能に取り付けられ、一方、背当て面支持フレーム32の幅方向右端32Rには油圧シリンダ43の他端43bが回転可能に取り付けられている。同様に、背当て面31の幅方向右端31Rには油圧シリンダ44の一端44aが回転可能に取り付けられ、背当て面支持フレーム32の幅方向左端32Lには油圧シリンダ44の他端44bが回転可能に支持されている。
【0023】
次に、本発明に係る一具体例であるストレッチ椅子の作動を添付した図2乃至5、及び図7に基づいて以下に説明する。
【0024】
まず、使用者が図2に示すストレッチ椅子に着座し、左腕で左側の肘掛部2Lのみを移動させ、右側の肘掛部2Rは移動させない場合のストレッチ椅子の作動について以下に述べる。
【0025】
使用者が左手で左側の肘掛部2Lの把持部22を握って後方へ押した場合、肘掛部2Lは図2に示す位置から、図3に示す位置へ時計回り方向に回動する。この時の支持部23の回動に伴い、連接部25に一端部が回転可能に支持されている油圧シリンダ41Lも時計回り方向に回動される。油圧シリンダ41Lの回動に伴い、図3に示すように油圧シリンダ41Lの出力軸が押し込まれ、即ち油圧シリンダ41Lは押し縮められる。
【0026】
この時、図4に示す油圧シリンダ41の両端部41a、41bは互いに接近するように押し縮められ、上述した通り、油圧シリンダ41の縮み作動に連動して油圧シリンダ43の両端部43a、43bも互いに接近するようにも縮み、図7に示すように背当て面31の左端31Lに回転可能に支持された油圧シリンダ43の端部43a及び背当て面支持フレーム32の右端32Rに回転可能に支持された端部43bは互いに接近する。背当て面支持フレーム32の右端32Rはストレッチ椅子全体に対して固定されているため、背当て面31の左端31Lは背当て面支持フレーム32の左端32Lの方向に移動する。
【0027】
一方、右側の肘掛部2Rは静止したままであるので、油圧シリンダ42は押し縮められることもなく、図5に示す連動機構は作動しないため、油圧シリンダ44の長さはそのまま保持される。そのため、図6,7に示すように背当て面31の右端31Rの位置は殆ど変化しない。
【0028】
以上述べた油圧シリンダ43と油圧シリンダ44の作動により、図7に示すように背当て面31は右端31Rを略固定した状態で、右端31Rを支点として左端部31Lが反時計回り方向に回動する。これは使用者から見ると、右端31Rを略固定した状態で左端部31Lが後退していることになる。このため、使用者が左手で左側の肘掛部2を後方に押した結果、背後に移動した使用者の左肩が背当て面31に当たらず、使用者の動作は妨げられない。
【0029】
図6の左端部31Lと右端31Rの中間に回転軸中心を置く回転運動と比べて、右端31Rを略固定した状態で左端部31Lを後退させると、使用者が左手で左側の肘掛部2を動かした際に使用者の体幹の捻り動作の中心軸が振れずに、使用者は円滑に脇腹等のストレッチ運動を行うことができる。
【0030】
以上、使用者が左腕で左側の肘掛部2Lのみを移動させ、右側の肘掛部2Rは移動させない場合のストレッチ椅子の作動について述べたが、使用者が右腕で右側の肘掛部2Rのみを移動させ、左側の肘掛部2Lは移動させない場合のストレッチ椅子の作動及び効果も同様である。
【0031】
次に、使用者が図2に示すストレッチ椅子に着座し、両側の肘掛部2L、2Rを共に押し下げた場合のストレッチ椅子の作動について以下に述べる。
【0032】
使用者が両側の肘掛部2L、2Rを共に押し下げると、左側の肘掛部2L(図2)によって油圧シリンダ41が、また右側の肘掛部2R(図示せず)によって油圧シリンダ42がそれぞれ押し縮められる。図4,5に示すように肘掛部2L、2Rは別個に配設された左右2系統の連動機構によりそれぞれ油圧シリンダ43、44は縮められる。これにより、背当て面31の左端31Lと背当て面支持フレーム32の右端32Rが互いに接近し、これと共に、背当て面31の右端31Rと背当て面支持フレーム32の右端32Rも互いに接近する。
【0033】
以上の連動機構による背当て面31両端が後退作動するので、使用者が両腕で両側の肘掛部2L、2Rを押し下げた時でも、使用者の背後に後退した両肩は背当て面31に当たらない。このため、使用者は両肩の動きを背当て面31に邪魔されず、ボート漕ぎ運動を取り入れたストレッチ運動を円滑に行うことができる。
【0034】
以上述べた図2に示すストレッチ椅子は、肘掛部2L、2Rが後方へ回動されるものであったが、肘掛部2の支持部23、支持軸24の形状、位置、方向等を変更することで、図8乃至10に示すような肘掛部2L、2Rの変形例が挙げられる。
【0035】
図8は肘掛部2L、2R(図示せず)の変形例を示す側面図である。図8に示すように肘掛部2L、2R(図示せず)では、肘掛部2L、2R(図示せず)の把持部22がA1点からB1点へ矢線の示すように、前方から後上方へ移動するように肘掛部2L、2R(図示せず)は回動する。図8に示すストレッチ椅子では着座部1に着座した使用者は把持部22を握って腕で肘掛部2L、2R(図示せず)を上方に抱え上げる運動が可能になる。
【0036】
図9は図8と別の肘掛部2L、2Rの変形例を示す正面図である。図9に示す肘掛部2L、2Rでは、肘掛部2L、2Rをそれぞれ点A2Lから点B2L、点A2Rから点B2Rへ矢線の示すように、肘掛部2L、2Rの延在方向に平行な回転軸を中心として、前記延在方向に垂直な方向に肘掛部2L、2Rは回動する。図9に示すストレッチ椅子では着座部1に着座した使用者は把持部22を握って体の左右外側へ肘を上げて、脇を広げる運動が可能になる。
【0037】
図10は図8、9とは別の肘掛部2L、2Rの変形例を示す平面図である。図10に示す肘掛部2L、2Rでは、肘掛部2L、2Rの各把持部22をそれぞれ点A3Lから点B3L、点A3Rから点B3Rへ矢線の示すように、肘掛部2L、2Rの後方にある上下方向に延びる回転軸を中心として水平な面内を回動する。図10に示すストレッチ椅子では、着座部1に着座した使用者は把持部22を握って腕を前方から左右に広げ、胸を開く運動を可能にできる。使用者が図8乃至10に示した運動を含むストレッチ運動を行う際にも、図4,5に示した連動機構により背当て面31は後退するため、使用者の上記ストレッチ運動に伴う肩の後退が妨げられずに、多様な腕や肩の運動を取り入れたストレッチ運動を行うことができる。
【0038】
以上図8乃至10に示した例では肘掛部2L、2Rは回動されるが、例えば本体21を支持部23とは別体部材として、本体22が支持部23の上を摺動する構造とすることで、使用者は肘掛部2L、2Rを平行移動する運動を取り入れたストレッチ運動を行うことができる。
【0039】
本具体例におけるストレッチ椅子の連動機構には油圧シリンダを使用したが、これは、上述したような肘掛部2L、2Rの3次元的な動作と、背当て面31の後退作動を簡単な構造で連動させることができるからである。また、連動機構に配設された油圧シリンダを繋ぐ連通管の内径や、油圧シリンダのオリフィス径の調整、作動油の粘性等を調整することで肘掛部2L、2R及び背当て面31の作動速度を調節することが比較的簡単にできる。また、連通管45、46の途中にバルブを配設して作動油の移動を止めることで、肘掛部2L、2R及び背当て面31の作動を制止するブレーキを構成することも容易である。また、本具体例では油圧を用いたが、大気や不活性ガス等の封入気体を用いた空圧シリンダを含む空圧回路を使用してもよい。
【0040】
また、本発明におけるストレッチ椅子の連動機構は肘掛部2L、2Rの動きをスイッチ、センサ等で検出し、この検出結果に基づいてソレノイドやモータ等の電動アクチュエータを駆動し、背当て面31を後退作動させる電気回路で構成してもよい。
【0041】
しかし、本発明による連動機構はカム、ワイヤ及びブレーキを含む機械的なリンク機構でも構成は可能であり、肘掛部と背当て面を連動させる機能を有するならば他の機械要素を用いたリンク機構も本発明の範疇に含まれる。
【0042】
また、支持軸21やリンク機構のその他の部分に回転センサ、流量センサ、歪センサ等を配して移動量、回転数、回転速度、流量、荷重等を検出して図示しないマイコンに入力し、使用者が行ったストレッチ運動の運動量や筋力を測定し、個人データを記録・解析を行ってもよい。また、以上のデータの解析結果を利用して、自動的に運動負荷が制御できるように油圧シリンダ等を含むアクチュエタを工夫してもよい。
【0043】
本発明によるストレッチ椅子は住居室内のみならず、乗員・乗客が長時間同じ姿勢での着座を強制される車両、航空機、船舶の客席にも好適に応用される。
【0044】
【発明の効果】
本発明により、着座した使用者が腰、背中、胸等の体幹のストレッチ運動をする際に使用者の肩等の動きを妨げず、腕や肩の運動を促す簡便なストレッチ椅子を構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例であるストレッチ椅子の概略を示す斜視図である。
【図2】本発明の具体例であるストレッチ椅子の肘掛部等の構成を示す概略を示す側面図である。
【図3】本発明の具体例であるストレッチ椅子の肘掛部等の作動を示す概略を示す側面図である。
【図4】本発明の具体例であるストレッチ椅子の連動機構の概略を示す模式図である。
【図5】本発明の具体例であるストレッチ椅子の連動機構の概略を示す模式図である。
【図6】本発明の具体例であるストレッチ椅子の背当て面31と連動機構の構成を示す背凭れ部3の概略を示す平面図である。
【図7】本発明の具体例であるストレッチ椅子の背当て面31と連動機構の作動を示す背凭れ部3の概略を示す平面図である。
【図8】本発明に係るストレッチ椅子において肘掛部の別の構成及び作動を示す側面図である。
【図9】本発明に係るストレッチ椅子において肘掛部の別の構成及び作動を示す正面図である。
【図10】本発明に係るストレッチ椅子において肘掛部の別の構成及び作動を示す平面図である。
【符号の説明】
1 着座部
2L 肘掛部
2R 肘掛部
3 背凭れ部
31 背当て面
41 油圧シリンダ(連動機構)
42 油圧シリンダ(連動機構)
43 油圧シリンダ(連動機構)
44 油圧シリンダ(連動機構)
45 連通管(連動機構)
44 連通管(連動機構)

Claims (5)

  1. 使用者が着座する着座部の両側に配設された肘掛部と、前記着座部の後側に配設され、前記使用者の背中を支える背当て面とを備えたストレッチ椅子において、
    前記肘掛部は前記着座部に対して前記使用者により所定方向に移動され、
    前記背当て面は前記着座部に対し前進及び後退のいずれかが可能であり、
    前記肘掛部のいずれか一方の移動に連動して、前記背当て面の幅方向の一端を固定しつつ他端を後退させる連動機構とを備えたこと、
    を特徴としたストレッチ椅子。
  2. 前記使用者が両側の前記肘掛部を移動させた時、前記連動機構は、前記背当て面の幅方向両端を前進又は後退させることを特徴とする、請求項1に記載のストレッチ椅子。
  3. 前記肘掛部は、前記着座部に対し、前後、上下及び幅方向のいずれか1つ以上を組み合わせた方向に平行移動又は回動されることを特徴とする、請求項1乃至2のいずれか1項に記載のストレッチ椅子。
  4. 前記連動機構は流体シリンダを含む流体回路により構成されることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のストレッチ椅子。
  5. 前記連動機構は電動アクチュエータを含む電気回路により構成されることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のストレッチ椅子。
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