JP3914446B2 - 包装体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばガス給湯器等の所定形状を有する被包装物を包装するための包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の被包装物を包装する方法としては、発泡スチロール製の緩衝材と、段ボール製の梱包箱とを併用するものが一般的に知られている。すなわち、この包装方法では、前記緩衝材が被包装物の外面に対応する内面形状と、梱包箱の内面に対応する外面形状とを有している。そして、被包装物をビニール等の包装材で包装するとともに、前記緩衝材を被包装物の外面に嵌着し、それらを梱包箱内に収納する。次いで、梱包箱の出し入れ口をステープラで閉鎖状態に固定するとともに、梱包箱の外周面にPP(ポリプロピレン)よりなる結束バンドを巻着するようになっている。
【0003】
しかしながら、この従来の包装方法においては、ユーザー側で包装を解いた後は、緩衝材及び梱包箱を再使用できないために、それらを不用物として廃棄処分していた。このため、省資源化に反する事態を招いているとともに、段ボール製の梱包箱や緩衝材が嵩張るものであることもあって大量のゴミを生じ、そのゴミ処理に際してゴミ公害を発生するという問題があった。
【0004】
また、被包装物が例えばガス給湯器のように配水管を内蔵している場合には、工場出荷前に配水管内に水を流通させて試運転するが、配水管内に水が残留することもある。このような場合には、被包装物が包装状態での搬送途中において傾けられたりすると、配水管内の残留水がその接続口から外部に漏れ出すおそれがある。そして、この水漏れにより段ボール製の梱包箱が濡れて、外観を損ねたり梱包箱を破損したりするというおそれがあった。
【0005】
このような問題点に対処するため、例えば特開2001−151266号公報に開示されるような包装方法が提案されている。この包装方法においては、被包装物の上下両端部に一対の合成樹脂製の保護トレイを嵌着し、その保護トレイ内に形成された上下方向支持面部を被包装物の上面または下面に当接させるとともに、水平方向支持面部を被包装物の横周面に当接させる。その後、一対の保護トレイ間に結束バンドを周回させて、被包装物を上下から保護トレイ間で挟んだ状態に結束する。この状態で、保護トレイ及び被包装物に熱収縮フィルムを被せて熱収縮させる。そして、被包装物の包装を解いた後に、合成樹脂製の保護トレイを回収して繰り返し使用するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、被包装物のコーナ部にあてがわれる部分は損傷しやすく、損傷したときには、前記従来の保護トレイは全体が一体形成されているため、全体を交換する必要があり、材料コスト面で不利であった。さらに、従来の保護トレイは全体が一体なので、大きな荷重が作用するコーナ部のみに緩衝性に優れたものを使用することは不可能であり、緩衝機能において劣っていた。加えて、従来の保護トレイは、全体が薄板材料により形成されるとともに、その薄板を湾曲または屈曲形成して緩衝用の空間を形成しているために、結束バンドの締め付けにより保護トレイが大きく変形する。このため、被包装物を包装状態で立てたり、積載したりする場合に、不安定となるおそれがあった。
【0007】
また、従来の保護トレイは保護を確実にするために、その形状が被包装物毎に決められている。このため、被包装物の種類に応じて保有すべき保護部材の種類も多くする必要があり、被包装物の寸法変化や形状変化に対しても柔軟に対応することが困難であるばかりでなく、多種類の金型等をそろえる必要があって、コスト面でも不利であった。
【0008】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、包装に要するコストを低減できるとともに、被包装物の寸法変化や形状変化に対しても柔軟に対応でき、しかも包装状態の被包装物を安定して立てたりすることができ、緩衝機能に優れた包装体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、被包装物の隣接する平行な稜線を含むコーナ部間に外嵌され、前記被包装物を、熱収縮フィルムとともに包装するための合成樹脂製の包装体において、全体の骨格を形成する本体を、当該本体の両端部に設けられ且つ被包装物の端部にあてがわれる保護部を着脱可能に収容する収容部と、この収容部間を連結し且つその両側が開放された平板状の連結部とを備えて構成し、前記保護部は、前記収容部に収容されたときにその上面が同収容部を区画する側壁よりも高い位置に配置されることを要旨としている。
【0010】
従って、この包装体は、その保護部が被包装物のコーナ部にあてがわれるようにして、例えば被包装物の上下両端部に設けられる。そして、この状態において、被包装物及び包装体の外側が熱収縮フィルムにより保護されるとともに、さらにその上から結束バンドにより結束される。この場合、例えば保護部が破損したときには、保護部のみを交換できるので、交換のためのコストが低く抑えられる。また、保護部のみを交換することが可能になるため、被包装物の形状の相違に対しては、それに対応する形状の保護部のみを用意すればよく、本体を共通使用できる。従って、この面においても、コストを押さえることができる。
【0011】
また、本体と保護部とを異なる材質にすることができるので、形状安定性と緩衝性との両方に優れた包装体にすることができる。さらに、本体を硬質材料で構成し、保護部を充実体で構成すれば、熱収縮フィルムで包装体を覆っても、あるいは、結束バンドで結束しても、あまり変形しないため、安定した立設状態や積載状態を得ることができる。そして、被包装物の包装が解かれた後は、保護部が本体の開放部に対応して位置するように一対の包装体を重ね合わせることにより、それらをコンパクトな状態に組み合わせることができるので、運搬や保管に便利である。
【0012】
また、本体の両端部に収容部を設け、保護部をその収容部に着脱可能に収容している。
【0013】
従って、被包装物の形状が変化した場合、あるいは保護部が破損した場合、本体はそのままで保護部のみを変更するだけでよいので、経済的である。
請求項に記載の発明では、請求項1の包装体において、前記保護部には、被包装物のコーナ部における4つの面を支持するための支持面が形成されたことを要旨とする。
【0014】
従って、被包装物のコーナ部の周囲の4つの面がそれぞれ面接触で支持されることになり、安定した包装状態を得ることができる。
請求項に記載の発明では、請求項1または2に記載の包装体において、前記保護部には、前記被包装物上の突部との干渉を回避するための逃げ部を設けたことを要旨とする。
【0015】
従って、被包装物の突部と保護部との干渉を回避した状態で、被包装物のコーナ部に保護部をあてがうことができ、確実な包装を行うことができる。
請求項に記載の発明では、請求項1〜のいずれか一項に記載の包装体において、前記保護部を被包装物のコーナ部にあてがった状態で、前記連結部と被包装物の上面または底面との間に間隙が形成されることを要旨とする。
【0016】
従って、この間隔に被包装物の付属品や、被包装物に形成されている突起等を納めることができる。
請求項に記載の発明では、請求項1〜のいずれか一項に記載の包装体において、前記連結部は、保護部間の間隔を調節することができる調節手段が設けられた一対の連結片からなることを要旨とする。
【0017】
従って、被包装物の寸法が変化した場合でも、保護部間の間隔を調節することにより、本体及び保護部がそのまま使用できるので、経済的かつ合理的である
【0018】
また、包装体の大きさを小さくすることができるので、包装体を回収して繰り返し使用する際に、広いスペースを要することなく容易に運搬及び保管することができる。
【0019】
請求項に記載の発明では、請求項1〜のいずれか一項に記載の包装体において、前記本体には、結束バンドの位置を規制するための規制部が設けられていることを要旨とする。
【0020】
従って、結束バンドの位置がズレ難く、結束バンドも掛け易いので、確実に包装できるとともに、包装作業性に優れた包装体を提供できる。
請求項に記載の発明では、請求項1〜のいずれか一項に記載の包装体において、前記本体として、全体の形状保持機能を有する材質のものを用い、前記保護部として緩衝機能を有する材質のものを用いたことを要旨とする。従って、本体により包装状態を有効に維持できるとともに、保護部により、被包装物を効果的に保護できる。
【0021】
請求項に記載の発明では、請求項1〜のいずれか一項に記載の包装体において、幅方向の中心線を介して線対称形状であることを要旨とする。
従って、包装体の方向性の制約がなくなり、包装作業を容易に行い得るようになる。
【0022】
請求項に記載の発明では、請求項1〜のいずれか一項に記載の包装体において、前記被包装物は給湯器であることを要旨とする。
従って、例えば製品出荷前の検査時に使った水が給湯器内に残っていて、その水が漏れた場合でも、包装体を合成樹脂製にすれば、外観が損なわれたり破損したりすることがない。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
【0024】
図1〜図4に示すように、この実施形態においては、被包装物としてのガス給湯器14が例示されている。
このガス給湯器14の外ケース14aは縦長の直方体状に形成され、その外周前部側にはフランジ部15が突設されるとともに、前面には排気口125が形成されている。ガス給湯器14の外ケース14aの下面には、入口側及び出口側の配水管20やガス管40等が突設されている。
【0025】
前記ガス給湯器14にはリモートコントローラ19や設置用等の図示しない付属部品が付設されている。そして、製造工場からガス給湯器14が出荷される際には、これらのリモートコントローラ19や付属部品が外ケース14aの上面中央に載置された状態で、全体が包装されるようになっている。
【0026】
そこで、前記ガス給湯器14を包装するための包装体10の構成について説明する。図1〜図5に示すように、この包装体10は、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の合成樹脂製であって、比較的硬質で形状保持機能をする本体11を有している。その本体11の両端部には、保護部としての緩衝機能を有する例えば発泡スチロール製の緩衝材12を備えている。この緩衝材12は、多数の気泡が存在するものの、意図的な空間は形成されておらず、形態としては充実体である。そして、包装体10は、その幅方向中心線を介して線対称に形成されている。
【0027】
本体11の両端には、ほぼ短角筒状をなす一対の収容部18が設けられ、それらの開口縁は相手側に面する位置が低くなるように形成されている。前記緩衝材12は、この収容部18内に着脱可能に収容されて、ガス給湯器14のコーナ部にあてがわれる。両収容部18間は、平板状の連結部17によって連結されており、その連結部17の両側が開放されている。
【0028】
前記緩衝材12の内側は凹設され、その凹設面には4つの支持面45a、45b、45cが形成されている。そして緩衝材12をガス給湯器14のコーナ部にあてがったとき、これらの支持面45a〜45cがガス給湯器14の4つの面、即ち上面または下面と、前面と、後面と、側面とにそれぞれ面接触して、それらの面を支持するようになっている。そして、緩衝材12をガス給湯器14のコーナ部にあてがったとき、前記連結部17とガス給湯器14との上面または底面との間に間隙が形成されるように、水平な支持面45cが連結部17から所定距離を隔てて位置している。
【0029】
緩衝材12の内側には、これをガス給湯器14にあてがうときに、フランジ部15を逃がすための一対の溝状の逃げ部16が対称に設けられている。この溝状の逃げ部16は、フランジ部15の厚さよりも幅が広く形成されている。
【0030】
収容部18とそれぞれ対応する位置において、本体11の角部を含む外側面には、結束バンド22の位置を規制するための規制部としての溝13が設けられている。また、本体11の一部には、水抜き孔50が形成されており、緩衝材12の内側中央には、リモートコントローラ19や付属品等を収容するための凹部51が形成されている。
【0031】
また、図1及び図6に示すように、本体11の上面、底面、前後の側面、あるいは左右の端面の一箇所には、メーカー側がユーザー側に対して、包装体10の返却を促すために「ご返却ください」、「廃棄無用」等の文字が印刷されたラベル24が貼り付けられている。このラベル24には、包装体10の再使用の回数をカウントするために、使用回数をチェックすることができるチェック欄31が設けられている。
【0032】
次に、ガス給湯器14を包装体10によって包装する方法について説明する。図1〜図3に示すように、前記のように構成された包装体10を、ガス給湯器14に、フランジ部15が一方の緩衝材12の逃げ部16に収容されるようにあてがう。この状態では、ガス給湯器14の各コーナ部における4つの面が、それぞれ緩衝材12の各支持面45a〜45cによって支持される。このとき、逃げ部16が対称に設けられているので、包装体10の向きは前後どちらを向いてもよい。ガス給湯器14の下面と、連結部17との間の間隙には、ガス給湯器14の外ケース14aの下面から突設した配水管20やガス管40等が配置される。このとき、配水管20の先端には、ガス給湯器14の出荷検査時に使用した残留水が漏れないように、予めキャップ21を外嵌させておく。
【0033】
そして、ガス給湯器14の上面と、連結部17との間の間隙あるいは緩衝材12の凹部51に、リモートコントローラ19や付属部品等をビニール等により包装した状態で配置する。なお、このリモートコントローラ19や付属部品等は包装状態で、粘着テープ等により本体11またはガス給湯器14に止められる。
【0034】
続いて、ガス給湯器14及び包装体10の外側に、酢酸ビニール共重合体、低密度ポリエチレン等の合成樹脂からなる筒状の熱収縮フィルム23を嵌挿する。そして、その熱収縮フィルム23を熱収縮させることにより、ガス給湯器14及び包装体10の外面を覆う。なお、図4における25は、円筒状の熱収縮フィルム23の熱収縮により縮小形成された熱収縮フィルム23の端部開口を示す。
【0035】
その後、図4に示すように、結束バンド22を、ガス給湯器14の左右両端部において上下に隣接対応する2つの包装体10間に、溝13に係止した状態で周回する。この状態で、これらの結束バンド22により、上下方向への締め付け力が付与され、包装体10がガス給湯器14に対して強固に固定される。この結束バンド22の上方部分は運搬用の手掛け部として使用できる。そして、この包装状態で、ガス給湯器14が製造工場からユーザー側に出荷される。
【0036】
そして、ユーザー側においてガス給湯器14の包装が解かれた後は、包装体10が工場側に回収されて繰り返し使用される。この場合、包装体10は、図5に示すように、連結部17の両側が開放されているため、一対の包装体10を、一方の緩衝材12が他方の連結部17内に納まるようにコンパクトに重ねて組み合わされる。このため、包装体10を広い場所をとることなく容易に運搬及び保管することができる。また、緩衝材12が破損した場合、その緩衝材12は収容部18から抜き出されて、新たな緩衝材12と交換される。
【0037】
以上詳述した第1実施形態によれば次のような効果が発揮される。
・ 連結部17の両側が開放されているため、図5から明らかなように、一対の包装体10を、一方の緩衝材12が他方の連結部17内に納まるように重ねて組み合わせることができるためコンパクトになる。このため、包装体10の回収、保管に際して取扱いが容易で便利である。
【0038】
・ 例えば緩衝材12が破損した場合、緩衝材12のみを交換できるので、交換のための材料コストが低く抑えられる。
・ 本体11と緩衝材12とを異なる材質で形成することができるので、本体11として硬質なものを使用し、緩衝材12として緩衝性に優れたものを使用すれば、形状安定性と緩衝性との両方に優れた包装体10にすることができる。
【0039】
・ 本体11をPP(ポリプロピレン)等の比較的硬質で形状保持機能をもつ合成樹脂で構成すれば、熱収縮フィルム23で覆っても、あるいは、結束バンド22で結束しても、包装体10はあまり変形しないため、安定した立設状態や積載状態を得ることができる。
【0040】
・ ガス給湯器14の形状が変化した場合でも、本体11はそのままで緩衝材12のみを変更するだけでよいので、ガス給湯器14の形状変更に対して柔軟に対応できるとともに、材料コストを抑制できる。
【0041】
・ 規制部としての溝13に結束バンド22を巻くことができるようにしたため、結束バンド22の位置がズレ難く、結束バンド22も掛け易いので、確実に包装できるとともに、包装作業性に優れる。
【0042】
・ 例えば製品出荷前の検査時に使った水が給湯器内に残っていて、その水が漏れた場合でも、本体11及び緩衝材12が合成樹脂製なので、外観が損なわれたり、破損したりすることがない。また、実施形態のように水抜き孔50を設ければ、前記のような場合に漏れた水が、この水抜き孔50から排出され、外観向上に寄与できる。
【0043】
・ 緩衝材12には、ガス給湯器14のコーナ部における4つの面を支持するための支持面45a〜45cが形成され、このコーナ部の周囲4つの面がそれぞれ面接触で支持されることになるので、ガス給湯器14を安定した包装状態にすることができる。
【0044】
・ 緩衝材12には逃げ部16が設けられているので、ガス給湯器14のフランジ部15との干渉を回避した状態でガス給湯器14のコーナ部にあてがうことができ、確実な包装を行うことができる。しかも、逃げ部16の幅がフランジ部15の厚さよりも大きいため、フランジ部15の位置が異なるガス給湯器14にも対応できる。
【0045】
・ 連結部17とガス給湯器14の上面または下面には、間隙が形成されるので、この間隙にガス給湯器14の付属品や、ガス給湯器14に突設された配水管20やガス管40を邪魔になることなく納めることができる。
【0046】
・ 包装体10は、幅方向の中心線を介して線対称形状であるので、包装体10の方向性の制約がなくなるので、包装作業を容易に行うことができる。
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
【0047】
さて、この第2実施形態においては、図7に示すように、連結部17が左右に分割され、それぞれ高さの異なる一対の連結片31,32に変更されている。
一方の連結片32には調節手段としての長孔33が形成され、他方の連結片31には調節手段としての連結ピン34が突設されている。なお、前記長孔33及び前記連結ピン34は、連結片31と連結片32とを連結するための手段としても機能する。
【0048】
そして、ガス給湯器14の上面側及び下面側において、分割片としての包装体30がガス給湯器14に対してあてがわれるとき、連結ピン34が長孔33に係合される。これにより、両包装体10がスライド可能に連結されるようになっている。
【0049】
また、包装体30が工場側に回収されて繰り返し使用される場合には、包装体30は分割され、図8に示すように、両包装体30を、一方の緩衝材12が他方の連結片32と対応するように、向きを変えて重ね合わされる。このため、前記第1実施形態よりもさらにコンパクトになる。
【0050】
従って、この第2実施形態によれば、前記第1実施形態に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
・ ガス給湯器14の左右幅寸法が異なるものである場合でも、保護部としての緩衝材12間の間隔を長孔33に沿って調節するだけでよく、本体11及び緩衝材12をそのまま使用できる。このため、本体11あるいは緩衝材12の種類をさらに少なくすることが可能になり、コスト面で有利である。
【0051】
・ 図8に示すように、長孔33と連結ピン34との連結を解除して包装体30の連結片31、32を分離させれば、連結片31、32をコンパクトに重ねて組み合わせることができるため、運搬、保管においてさらに便利になる。
【0052】
(他の実施形態)
なお、前記第1実施形態を次のように変更して構成することもできる。
・ 結束バンド22を熱収縮フィルム23の下にしてもよい。但し、この場合には、結束バンド22の上方部分を運搬用の手掛け部として使用できるように、熱収縮フィルム23の端部開口25を、結束バンド22がはみ出すくらいの大きさにする必要がある。
【0053】
・ 緩衝材12の材質を発泡スチロールではなく、例えばウレタンゴムやゴム成分が配合された合成樹脂にしてもよい。
このようにすれば、緩衝材12の材質選択の自由度が広がる。
【0054】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明は、包装体を回収して繰り返し使用する際に、広いスペースを要することなく容易に運搬及び保管することができ、しかも被包装物の寸法変化や形状変化に対しても柔軟に対応でき、しかも包装コストを低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 包装体と被包装物の構成を表す説明図
【図2】 被包装物に包装体を外嵌させたときの側面断面図
【図3】 被包装物に包装体を外嵌させたときの側面断面図
【図4】 被包装物の包装状態を表す斜視図
【図5】 第1実施形態の包装体同士を組み合わせたときの側面断面図
【図6】 ラベルを表す説明図
【図7】 第2実施形態の包装体を表す説明図
【図8】 第2実施形態の包装体同士を組み合わせたときの側面断面図
【符号の説明】
10,30…包装体、11…本体、12…保護部としての緩衝材、13…規制部としての溝、14…被包装物としてのガス給湯器、15…突部としてのフランジ部、16…逃げ部、17…連結部、18…収容部、22…結束バンド、23…熱収縮フィルム、24…ラベル、31,32…連結片、33…調節手段としての長孔、34…調節手段としての連結ピン、45a,45b,45c…支持面

Claims (9)

  1. 被包装物の隣接する平行な稜線を含む両端コーナ部間に外嵌され、前記被包装物を、熱収縮フィルムとともに包装するための合成樹脂製の包装体において、
    全体の骨格を形成する本体を、当該本体の両端部に設けられ且つ被包装物の端部にあてがわれる保護部を着脱可能に収容する収容部と、この収容部間を連結し且つその両側が開放された平板状の連結部とを備えて構成し、
    前記保護部は、前記収容部に収容されたときにその上面が同収容部を区画する側壁よりも高い位置に配置されることを特徴とする包装体。
  2. 前記保護部には、被包装物のコーナ部における4つの面を支持するための支持面が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の包装体。
  3. 前記保護部には、前記被包装物上の突部との干渉を回避するための逃げ部を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の包装体。
  4. 前記保護部を被包装物のコーナ部にあてがった状態で、前記連結部と被包装物の上面または底面との間に間隙が形成されることを特徴とした請求項1〜3のいずれか一項に記載の包装体。
  5. 前記連結部は、保護部間の間隔を調節することができる調節手段が設けられた一対の連結片からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の包装体。
  6. 前記本体には、結束バンドの位置を規制するための規制部が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の包装体。
  7. 前記本体として、全体の形状保持機能を有する材質のものを用い、前記保護部として緩衝機能を有する材質のものを用いたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の包装体。
  8. 幅方向の中心線を介して線対称形状であることを特徴とした請求項1〜7のいずれか一項に記載の包装体。
  9. 前記被包装物は給湯器であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の包装体。
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