JP3913299B2 - 自動変速機用制御装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液圧制御式の自動変速機用制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、エンジン運転状態に応じて摩擦係合要素を係合または解除することにより複数の変速段を切換える液圧制御式の自動変速機用制御装置では、様々な車両状態の条件、例えば車速、エンジン回転数、液温等に基づき自動変速機制御コンピュータ(以下、「自動変速機制御コンピュータ」をECUという)の指示により変速制御を行っている。このような変速制御において、摩擦係合要素の制御圧は元圧であるライン圧から設定されており、ライン圧はECUからの指令圧に従ってライン圧制御弁により設定されている。
また、ECUから電磁弁等に送出される各制御信号の最適制御値は、前述した車速、エンジン回転数、液温等の各条件に応じた実験により得た結果から見つけ出され、ECU内のメモリに適合マップとして記憶されている。適合マップから読出された制御値は補完されながら使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、押圧力により摩擦係合要素を係合させる液圧ピストンの駆動液圧を上昇させ解除状態から係合状態に摩擦係合要素を移行させる場合、摩擦係合要素の駆動側回転体と従動側回転体との間隙を急速につめる急速充填制御においてライン圧がECUからの指令圧よりも低下することがある。ライン圧が指令圧よりも低下するとライン圧を元圧として設定される制御圧も低下するので、係合時間が延びたり係合力が不足したりする等の係合不良が起こる恐れがある。
【0004】
また、前述したように各条件毎に実験から最適制御値を求めるものでは、エンジンの運転状態に応じてパラーメータを振らせて制御値を求める必要があるので、実験に膨大な時間を要する。さらに、得られた制御値から構成されるマップが大きな記憶容量を必要とするので、ECUのメモリサイズを低減する際の障害となっている。また、異なるエンジンには異なるマップが必要になるので、新しいエンジンが開発されるとその度に実験を行う必要がある。したがって、開発工数および開発費用の低減が困難である。
【0005】
本発明の目的は、ライン圧の値が変動する場合にも高精度な変速制御を行う自動変速機用制御装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、解除状態から係合状態に移行する摩擦係合要素の充填時間を簡単に求める自動変速機用制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らが様々な実験を行った結果、急速充填制御におけるライン圧の低下は、ライン圧制御弁の応答性ではなく、作動流体の供給源としての液圧ポンプの吐出量と、ピストン室に供給される作動流体の消費流量との収支により決定されることが判った。充填制御においてピストン室に急激に作動流体が供給された直後、ライン圧制御弁は閉弁してライン圧を高めるように作動しているが、この状態でもライン圧は低下したまま上昇しなかった。このライン圧の低下は、液圧ポンプの回転数を上昇させることにより作動流体の吐出量が増加すると指令圧にまで上昇した。つまり、充填制御中のライン圧の低下は、低回転時における液圧ポンプの吐出量不足により発生することが判った。
【0007】
また本発明者らは、摩擦係合要素が解除状態から係合状態に移行する際における摩擦係合要素を駆動する液圧ピストンの運動方程式を構築し、ECU内に予め記憶させておいた充填時間のパラメータである制御装置の諸元値と、作動流体の液温およびエンジン回転数を検出してECU内で運動方程式を逐次演算することにより必要な充填時間を算出することを試みた。
【0008】
液圧ピストンは、慣性抵抗、作動流体の粘性抵抗、液圧ピストンのリターンスプリングの付勢力と作動液圧等の外力とのつり合いで運動が決定される。この内、ピストンおよび作動流体の慣性抵抗が液圧ピストンの運動に与える影響は他の力に対して極めて小さく、実用上無視できる範囲であることが検討の結果明らかになってきた。すなわち、液圧ピストンの運動は液圧およびリターンスプリングの付勢力によって決定される。したがって、微分方程式である運動方程式を解く過渡演算を行うことなく、パラメータを算出式に代入して演算するだけの定常演算で充填時間を算出できることになる。試算の結果、定常演算により過渡演算に対し約5%の誤差で充填時間を算出できることが判明した。このように、算出式にパラメータを代入し簡単な演算で充填時間を算出できるので、演算時間およびメモリ容量を低減できるという効果がある。
【0009】
本発明自動変速機用制御装置によると、温度センサの検出した流体温度から粘性係数を算出し、粘性係数を変数として消費流量を算出し、液圧ポンプの回転数と作動流体の消費流量とからライン圧を算出している。したがって、例えば低回転時における液圧ポンプの吐出量不足によりライン圧が低下してもこの低下したライン圧を算出することができるので、変動するライン圧に応じて摩擦係合要素を高精度に液圧制御可能である。
【0010】
そして、解除状態から係合状態に摩擦係合要素を移行させる場合、液圧制御弁により液圧ピストンへの駆動液圧を上昇させている。したがって、液圧制御弁によりライン圧相当まで駆動液圧を上昇させれば、解除状態から係合状態へ摩擦係合要素を素早く移行させることができる。すなわち、急速充填制御を行うことができる。
【0011】
さらに、解除状態から係合状態への移行開始から液圧ピストンに押圧されて摩擦係合要素の駆動側回転体と従動側回転体との間隙がほぼ0になるまでに要する充填時間を算出式にパラメータを代入して算出することにより、大きな記憶容量を必要とすることなく短時間に充填時間を算出することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施例による油圧制御式の自動変速機用制御装置を図1に示す。
駆動側回転体としてのクラッチ板1と従動側回転体としての隔壁板2とは摩擦係合要素を構成しており、クラッチ板1と隔壁板2とが係合することにより駆動側から従動側にトルクが伝達される。クラッチ板1はリターンスプリング3により隔壁板2から離反する方向、すなわち摩擦係合要素の解除側に付勢されている。
【0013】
液圧ピストンとしてのクラッチピストン4はクラッチ板側に押圧部4aを有し、この押圧部4aが隔壁板2に向けてクラッチ板1を押圧することにより摩擦係合要素が係合する。ピストン室5の作動油からクラッチピストン4が受ける力がリターンスプリング3の付勢力を上回るとクラッチピストン4はクラッチ板1に向けて移動する。クラッチピストン4の外周にピストン室5からの作動油漏れを防止するOリング6が嵌合している。オリフィス7はピストン室5からの作動油漏れを表している。
【0014】
チョーク8は流入口10aからピストン室5に至るピストンハウジング10内に形成されたチョーク相当部分を表しており、オリフィス9はピストンハウジング10内に形成されたオリフィス相当部分を表している。これらチョーク8およびオリフィス9はピストン室5への急激な作動油の流入を抑制している。
ピストン室5に供給される作動油は液圧ポンプとしての油圧ポンプ20から吐出されている。油圧ポンプ20から吐出された作動油はライン圧制御手段としてのライン圧制御弁30により所定のライン圧に調圧される。
【0015】
ライン圧制御弁30は、指令制御室31およびライン圧フィードバック室32を有している。チョーク24を介して電磁弁42から指令制御室31に指令圧が加えられ、調圧されたライン圧の作動油がチョーク23を介してライン圧フィードバック室32にフィードバックされている。指令制御室31およびライン圧フィードバック室32からスプール弁33が受ける力とリターンスプリング34の付勢力とのつり合いによりスプール弁33が移動してドレイン35への作動油のリリース量を調整し、油圧ポンプ20から吐出された作動油を電磁弁42からの指令圧に応じたライン圧に調圧する。
【0016】
21はライン圧制御弁30により調圧されたライン圧となる作動油が占める体積を表し、チョーク22はライン圧に調圧された作動油の体積部分21からの漏れを表している。
液圧制御弁としての電磁弁41はデューティ比制御される三方電磁弁であり、電気制御装置としてのECU50から送出される制御信号のデューティ比に応じて元圧としてのライン圧PL の作動油を所定の制御圧P1 に調圧しピストン室5に供給する。電磁弁41に比例弁を用いることも可能である。
【0017】
ECU50は、エンジン回転数、従動側回転体としてのタービン回転数、スロットル開度、作動油の油温等の検出信号を入力し、各電磁弁に制御信号を送出している。作動油の油温は液温検出手段としての温度センサにより検出する。
次に、解除状態から係合状態に移行する摩擦係合要素の作動を図2、図3および図4に基づいて説明する。以下に述べるステップとは図2のフローチャートのステップのことである。図2のフローチャートは、ECU50内の記憶手段としてのメモリに格納されたプログラムにより処理される。
【0018】
(1) ECU50は運転者によるセレクトレバーの操作またはエンジン運転状態に応じて変速要と判断する(ステップ100)。
(2) このECU50の判断により、変速処理が開始される(ステップ102)。
(3) 温度センサの検出信号から作動油の油温を検出し、検出した油温から粘性係数μおよび減衰係数CP を算出するとともに、回転数検出手段としてのセンサからエンジン回転数、つまり油圧ピストン20の回転数Ne を検出する(ステップ103)。さらに、後述する定数をメモリから読出す(ステップ104)。
【0019】
(4) ステップ103およびステップ104で求めた定数値、変数としての検出値、および検出値から算出した変数値を次に示す数1〜数5に代入する。数2において、P1 =Dr L (Dr は液圧制御弁41の圧力比)とすることができるので、数2および数4によりQP とPL の連立方程式が構成される。この連立方程式を解くことにより消費流量QP およびライン圧PL を算出する(ステップ105)。消費流量QP は、ピストン室5に充填される作動油の単位時間量を表す。本実施例では、数2および数4の連立方程式を解いて得られた数5に示すライン圧PL を数2に代入することにより消費流量QP を求めているが、これは解法上のことであり、油圧ピストン20の回転数Ne および消費流量QP からライン圧PL が算出されることに変わりはない。さらに、数1にQP を代入することにより充填時間tS を算出する(ステップ106)。
【0020】
ステップ105において、数2および数4の連立方程式を解くプログラム処理が、特許請求の範囲に記載した「消費流量算出手段」および「ライン圧算出手段」である。連立方程式を解くことも算出式にパラメータを代入して値を算出することである。
【0021】
【数1】
Figure 0003913299
【0022】
ここで、
【0023】
【数2】
Figure 0003913299
【0024】
油圧ポンプ20の吐出油量QOUT は、消費流量をQP 、流路から漏れる油量Qa により次の数3で表される。
【0025】
【数3】
Figure 0003913299
【0026】
数3を一式にまとめると次の数4になる。
【0027】
【数4】
Figure 0003913299
【0028】
数1〜数4において、
P :係合状態への移行時におけるピストン室5の増加容量
P :消費流量
V :油圧ポンプ20の内部漏れ係数
a :チョーク22の径
a :チョーク22の長さ
th :油圧ポンプ20の理論容積
P :クラッチピストン4の受圧面積
L :チョーク8の長さ
d :チョーク8の径
ρ :作動油密度
C :オリフィス9の径
SET :リターンスプリング3のセット荷重
C :流量係数
μ :粘性係数(=ρν、νは動粘性係数)
ΔxP :クラッチピストン4の最大変位量
P :減衰係数(νに対する比例関数)
e :エンジン回転数(油圧ポンプ20の回転数)
1 :制御圧
【0029】
【数5】
Figure 0003913299
【0030】
ECU50におけるステップ103〜106のプログラム処理が、特許請求の範囲に記載した「時間算出手段」に相当する。
(5) 算出された充填時間tS の間電磁弁41のデューティ比を上昇させ、図3の中段に示すようにピストン室5にライン圧相当の高い制御圧P1 を有する作動油を供給する(ステップ107)。するとクラッチピストン4は、ピストン室5の高圧の作動油から力を受けて図1に示す位置からクラッチ板1に向けて速やかに移動し、クラッチ板1に当接する。クラッチピストン4はさらに隔壁板2に向けて押圧され、クラッチ板1と隔壁板2との間隙がほぼ0になるまで移動する。電磁弁41のデューティ比を上昇させてピストン室内の作動油の油圧を上昇させてから、クラッチ板1と隔壁板2との間隙がほぼ0になるまでの時間が充填時間tS である。そして、充填時間tS 中に行われる処理がステップ107における充填制御である。
【0031】
図3の中段に示すように、充填時間tS が経過し図3の時間t1 になると、電磁弁41のデューティ比を減少させて電磁弁41からピストン室5に供給する制御圧P1 を急激に低下させる。これにより、クラッチピストン4の押圧力によりクラッチ板1が隔壁板2に衝突することを回避できる。
ここで、ステップ106における充填制御中において低圧のピストン室5に急速に作動油を供給することにより図3の下段に示すようにエンジン運転状態によってライン圧PL が充填時間tS の間に一時的に低下することがある。ライン圧PL の低下を考慮せず、つまり数2および数4の連立方程式を解くことなくECU50からの指令ライン圧を元圧にして制御圧P1 を算出し、この制御圧P1 を数2に代入して消費流量QP を算出し、このQP を数1に代入して充填時間tS を算出すると、実際よりも高い制御圧P1 から算出された充填時間tS は、低下したライン圧に対して必要な充填時間よりも短かくなる。したがって、得られた充填時間tS 内にクラッチピストン4が所定位置まで移動せずクラッチ板1と隔壁板2との間隙をほぼ0にすることができなくなる。このような状態で次のトルク相制御およびイナーシャ相制御を行うと、係合に要する時間が長くなったり、係合力が不足したりするという係合不良が発生する。さらに図4に示すように、充填制御に関係なくエンジンの低回転領域には回転数によって指令ライン圧よりもライン圧PL が低下する領域がある。
【0032】
数2および数4の連立方程式から得られる消費流量QP 、ライン圧PL 、充填時間tS は、ピストン室5への作動油充填によるライン圧の低下、および充填制御に関係なく決まるエンジンの低回転数領域におけるライン圧の低下を考慮して得られたものである。したがって、エンジン回転数をパラメータとして低下分も考慮して算出されたライン圧PL から充填時間tS を算出することにより、ライン圧が指令圧から低下する場合にもステップ107の充填制御を終了した時点で、クラッチ板1と隔壁板2との間隙をほぼ0にすることができる。
【0033】
(6) 急激に下げた制御圧P1 を電磁弁41のデューティ比を増加させることにより徐々に増加させクラッチ板1と隔壁板2とを摺動させる。これがトルク相制御である(ステップ108)。トルク相制御においても、ステップ105で得られたライン圧PL を元圧として制御圧P1 を生成しているので、高精度な変速制御を行うことができる。
【0034】
トルク相制御では、クラッチ板1は隔壁板2に押圧されクラッチ板1と隔壁板2とは摺動しているが、クラッチ板1のトルクは隔壁板2に伝わっていない。したがって、隔壁板2の回転数つまりタービン回転数Nt は変化しない。トルク相制御は時間t1 からt2 の間である。
(7) 制御圧P1 をさらに増加させていくと、クラッチ板1のトルクが隔壁板2に伝わるようになる。これが図3に示す時間t2 であり、ここから隔壁板2の回転数が減少し始める。そして、制御圧P1 をさらに増加させ時間t3 になるとクラッチ板1と隔壁板2とが係合した状態になる(ステップ109)。この時間t2 からt3 の間の処理がイナーシャ相制御である。イナーシャ相制御においても、ステップ105で得られたライン圧PL を元圧として制御圧P1 を生成しているので、高精度な変速制御を行うことができる。
【0035】
(8) クラッチ板1と隔壁板2とが係合した状態に移行すれば変速制御を終了する(ステップ110)。
以上説明した本発明の実施例では、回転数検出手段としてのセンサからエンジン回転数、つまり油圧ポンプ20の回転数を検出し、この油圧ポンプ20の回転数を連立方程式に代入して消費流量QP 、ライン圧PL 、充填時間tS を算出している。したがって、エンジン回転数の低下により指令ライン圧よりもライン圧PL が低下しても、この低下したライン圧PL を算出することができるので、算出したライン圧PL を元に適切な変速制御を高精度に行うことができる。
【0036】
また本実施例では、メモリに記憶させた定数および油温から算出した変数の値をパラメータとして数1〜数5に代入して定常計算することにより、多くのマップをメモリに記憶させることなく簡単にかつ短時間に充填時間tS を算出することができる。
また、油温を検出して充填時間算出のパラメータとして用いることにより、油温の変化により粘性係数μおよび減衰係数CP が変化しても高精度に充填時間tS を算出できる。
【0037】
また、数1〜数5はエンジンが異なっても共通に用いる式であるため、定数をメモリに記憶させておくことにより、異なるエンジンを開発する場合にも構造上から一義的に決まる定数をメモリ上で変更するだけでエンジン毎に適切な消費流量QP 、ライン圧PL 、充填時間tS を算出できる。したがって、開発時間および開発工数が低減し、開発コストを低減できる。
【0038】
本発明では、数1〜数5に予め定数を代入して係数を計算した算出式を作成しておき、この算出式に変数を代入して充填時間tS を算出することも可能である。この場合、メモリに定数を記憶させる必要がないのでメモリ容量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動変速機用制御装置を示す模式的構成図である。
【図2】本実施例の変速制御を示すフローチャートである。
【図3】変速開始からのタービン回転数、制御圧、ライン圧の変化を示す特性図である。
【図4】エンジン回転数とライン圧PL との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1 クラッチ(摩擦係合要素)
2 隔壁板(摩擦係合要素)
3 リターンスプリング
4 クラッチピストン(液圧ピストン)
5 ピストン室
20 油圧ポンプ(液圧ポンプ)
30 ライン圧制御弁(ライン圧制御手段)
41 制御弁(液圧制御弁)
50 ECU(電気制御装置)

Claims (1)

  1. 少なくとも一つの摩擦係合要素を作動流体の液圧により係合または解除させて変速段を切換える自動変速機用制御装置であって、
    作動流体を吐出する液圧ポンプと、
    前記液圧ポンプから吐出される作動流体のライン圧を制御するライン圧制御手段と、
    前記液圧ポンプの回転数を検出する回転数検出手段と、
    作動流体の温度を検出する温度センサと、
    前記温度センサの検出した流体温度から粘性係数を算出する粘性係数算出手段と、
    前記粘性係数算出手段の出力を変数としてライン圧に調圧された作動流体の消費流量を算出する消費流量算出手段と、
    前記回転数検出手段の出力と前記消費流量算出手段で算出した消費流量とからライン圧を算出するライン圧算出手段と、
    前記摩擦係合要素の駆動側回転体と従動側回転体とを押圧力により係合させる液圧ピストンと、
    前記液圧ピストンを駆動する液圧を制御する液圧制御弁と、
    前記液圧制御弁に制御信号を送出する電気制御装置とを備え、
    解除状態から係合状態に前記摩擦係合要素を移行させる場合、前記液圧制御弁により前記液圧ピストンへの駆動液圧を上昇させてから、前記駆動側回転体と前記従動側回転体との間隙がほぼ0になるまでの充填時間を、算出式にパラメータを代入して算出する時間算出手段を有し、
    前記時間算出手段は、前記回転数検出手段の出力と、前記消費流量算出手段で算出した消費流量とを前記算出式に代入して前記充填時間を算出することを特徴とする自動変速機用制御装置。
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