JP3912791B2 - 複数の建築板の組 - Google Patents

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本発明は、インクジェット印刷技術を利用した建築板印刷装置によって印刷された複数の建築板の組に係り、詳しくは比較的鮮明な印刷画像を再現しようとする場合であっても、建築板が外壁面に施工された際に、隣接外壁板間の接続部分の柄ズレを目立たなくすることができる複数の建築板の組に関する。
(1)建物外壁部を多数の建築板で施工する際の外壁部意匠として、岩肌調や、石積調など自然な外観が好まれることが多い。このような要求に対しては、インクジェット印刷法が有効である。この印刷法を使用すれば、外壁施工に供する多数枚の建築板を工業印刷する時に、予め記憶した1枚ごとの色柄模様パターンを、1枚1枚の建築板に対して発現させることができるので、1枚1枚の板ごとに色柄模様を変えることができる。これにより、一般的なグラビアオフセット印刷法を使用した場合のように、同一色柄模様が必然的に繰り返されるということをなくすことができる。適切な色柄模様が設計された場合には、印刷板を外壁施工したとき、眺める者にとって、単調感や違和感を効果的になくすことができ、より自然な外観が演出できる。
グラビアオフセット印刷において、同一色柄模様が繰り返されることを回避する方法として、特許文献1、特許文献2、特許文献3などに開示された方法があるが、グラビア版の製作には相当日数を要するので、特に、小ロット多品種対応の印刷法としては、インクジェット印刷法にかなわない。
(2)つぎに、インクジェット塗装法(特許文献4参照)によれば、「ぼかし色柄模様」を発現することができる。ぼかし色柄模様は、自然な感じを与えるため、外壁意匠として、これまで多く採用されてきた。そして、このぼかし色柄模様は、塗装板を外壁に施工した際に、隣接する2枚の外壁板間における接続部分を目立ちにくくすることができるので、より一層自然観を演出できる。
(3)しかしながら、かかる「ぼかし色柄模様」は、あくまでも「ぼかし柄」であり、例えば、グラビアオフセット印刷上り程度の画像解像度の色柄模様が要求された場合には、もはや対応することはできない。
また、先述したインクジェット印刷法によって、1枚1枚の色柄模様を変えることで単調感を回避できたとしても、隣接する2枚の外壁板間の接続部分を目立ちにくくする点が解決されない。
外壁意匠に自然観を表現するには、画像解像度の程度や、柄の繰り返しをなくすことだけではなく、外壁板を施工した際に、板と板との接続部分を目立ちにくくすることも考えなければならない。
(4)ぼかし色柄模様ではなく、例えばレンガ積み柄やタイル張り柄のような、部分的に矩形画像領域を発現させる柄模様を発現させる場合には、隣接する板間の色柄模様を工夫することで、接続部分での色柄模様の変化をなくし、自然観を発現させる必要がある(特許文献5参照)。
しかしながら、矩形画像は、特に、施工された左右の板間の接続目地部分を挟んで、左右の板の柄ズレが目立ち易い。かかる接続目地部分にシーリング材を打設する従来の施工法を採用した場合には、少々の柄ズレがあっても、該シーリング材によってある程度目立ちにくくなるのであるが、該シーリング材打設部分によって、1枚1枚の板の表出する色柄模様が、外壁面全体において分断されてしまい、自然観を演出することはできない。
(5)一方、四方合決り接合方式の外壁板(図2(a)参照)を採用する場合には、縦横の接合部が、板の上辺部に形成された上側下実22a及び右横辺部に形成された右側下実22dに対して、接合に供する側の板の下辺部に形成された下側上実22c及び左横辺部に形成された左側上実22bを重ねる方式であるため、シーリング材を打設することもなく、接合目地部を効果的に目立ちにくくすることができ、良好な自然観を発現できる。
特許第3297351号公報 特許第3214565号公報 特許第3402297号公報 特許第2784529号公報 特許第3284037号公報
(1)しかしながら、かかる四方合決り接合方式の外壁板を採用する場合でも、先述した柄ズレの発生を回避することはできない。インクジェット印刷法を使用して印刷を行ったとしても、印刷部分は正確に印刷されたにもかかわらず、印刷画像領域23の柄ズレは避けられない(図2(b)参照)。これはセメント基板製造上、裁断や切削の精度によって、1枚1枚の板において、縦横寸法誤差が発生しているからである。具体的には、柄部21の寸法lは比較的正確に一致しているが、板自体の寸法はL又はL’のように誤差がある。すなわち、四方合決り接合方式の板では、上下左右側端部に形成された各実部に、留付金具24を係合させて留め付けを行うため、該留付金具24を4枚の板の各角部が突き合わされる部分に配し、その背面に位置する柱(構造躯体、あるいは、そこに固定された胴縁)に固定することで外壁部を形成するが、該留付金具24の固定位置は、あくまでも板に形成された実部の位置によって決められてしまうのであって、板表面の柄部21とは直接に関係していない。そのため、上記柄ズレを、留付金具24によって吸収することはできない。
もっとも、四方合決り接合方式ではなく、一般的な突き付け接合方式(接合目地部にシーリング材を打設する方法)の場合には、留付金具24の固定位置を調整して、ある程度は、柄ズレを調整することができるのであるが、先述した柄の分断の不具合は解決できない。
(2)本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、従来からのぼかし塗装手段(それは、溶剤を使用した主として化学的手段によって発現されるものである)では発現できない比較的鮮明な印刷画像を再現しようとする場合であっても、建築板が外壁面に施工された際に、隣接外壁板間の接続部分の柄ズレが目立たない複数の建築板の組を提供することを目的とする。
なお、インクジェット印刷手段を使用することによって、1枚1枚の板の色柄模様を変化させることにより、外壁面意匠全体の単調感をなくし、結果的には、外壁面を、接合線の目立ちにくいシームレスな意匠外観として形成することが可能となる。
本発明の複数の建築板の組は、第1の数のドットからなる第1の画素によりインクジェット印刷されている第1の印刷領域と、第1の数より少ない第2の数のドットからなる第2の画素によりインクジェット印刷されている第2の印刷領域とを備え、隣接する建築板の辺にある第2の印刷領域に接続する辺の近傍が第1の印刷領域であるように施工されていることを特徴とする
また、前記第1の画素は複数の第2の画素からなることで、建築板の印刷領域を隙間なく異なる大きさの画素で埋めることができる。
本発明によれば、施工した結果、例え板の柄部が隣接する板とズレたとしても、その接合部では高解像度領域同士が接していないために、そのズレが目立たないようにすることができる。
本発明では、基本的なノズル配列については、高解像度を発現可能なノズルピッチとし、同一口径のノズルを同一ピッチで配列するものとし、インク供給面の複雑化を招かないようにした。
本発明によれば、ノズル配列の面から言えば、基本的には同一解像度となるが、印刷が施された外壁板を眺めたときに、あたかも部分的に解像度が異なっているように見えるようにすることができる。すなわち、1枚の板の意匠面において、部分的に「見かけ解像度」を変化させることを可能とした。
この見かけ解像度は、印刷画像の鮮明度という感覚的な尺度で捉えられるものである。具体的に印刷画像の鮮明度は、画像を構成する画素の大きさによって表現できる。そして1画素をいくつの印刷ドットで構成するかによって印刷解像度が、そして表現可能な階調度が決まる。
本発明では、印刷ドットの径を比較的小さくして、印刷画像全体にわたって基本的に同じ口径及び同じノズルピッチにしており、それを変化させるものではない。しかし、画素の大きさ(1画素の印刷領域の大きさであり、これにより画素のドット数も決まる)を変えることによって、印刷画像の鮮明度を変えることが可能である。
仮に印刷解像度を低くすると、印刷下地の露出度が大きくなって、下地色の混色効果が避けられず、色調変化を招いてしまうという従来の不具合を本発明は効果的に解消できる。なぜなら、高解像度にすることで、印刷下地は、細かい印刷ドットによってほぼ覆われるようにすることができるからである。しかも、画像の鮮明度は変化させることができる。
本発明では、印刷画像におけるすべての印刷ドットの径を基本的に同じにしているので、画素は、同一径の印刷ドットの集合として構成される。そこで、画素の大きさを、印刷領域の大きさと置き換えて考えれば、該印刷領域の大きさを変化させることで、画素の大きさを自在に変化させることができることになる。
また、柄ズレについて、柄ズレを感じるのは人の目であり、画素のズレを識別しているのではなく、画素によって構成される画像のズレを識別している。画像は平面領域として発現されているので、左右の板の接合部近傍における対向画像領域間の位置ズレを識別していることになる。
いま、仮に上下方向に1mmの柄ズレがあるとすれば、その1mm間には、印刷解像度に相当する数の印刷ドットが印刷されている。例えば、600dpi(dot per inch)で印刷されている場合には、1mmあたり、600/25.4≒24個の印刷ドットが印刷されている(図3参照)。
例えば、6×6=36印刷ドットで1画素が形成されるとした場合、1mm×1mmの単位画像領域Aは、4×4=16画素で構成されるので、1mmのズレは4画素分のズレとなる。ここで、画素の大きさを大きくする、すなわち、単位画像領域を構成する画素数を減らせば、柄ズレを構成する画素の数を減らすことができる。その結果、画像鮮明度の低い画像が形成される。
そこで、本発明は、施工した結果、隣接する板が接合する部分において、高解像度の領域が隣り合わせにならないように色柄模様を選択するものである。すなわち、板の4辺において、高解像度の領域がある部分ではその対向する辺(上下又は左右に隣接する板が接する辺となる)におけるその近傍領域では必ず低解像度となるように色柄模様を選択するものである。これにより、例え板の柄部が隣接する板とズレたとしても、その接合部では高解像度領域同士が接していないために、そのズレが目立たないようにすることができる。なお、本発明は解像度を工夫することによってズレを目立たなくするものであって、どのような柄にするのかは任意である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による建築板印刷装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態の建築板印刷装置は、主に柄模様記憶手段11、領域解像度記憶手段12、画素形成手段13、及び噴射制御手段14からなる。柄模様記憶手段11は、建築板搬送方向に直交する印刷横ライン上にある各インクジェットノズルのオンオフパターンを決めるために建築板の被印刷面に印刷する柄模様を記憶するRAM(Random Access Memory)などのメモリである。領域解像度記憶手段12は、同じく各インクジェットノズルのオンオフパターンを決めるために建築板の被印刷面に印刷する解像度、すなわち、画素の大きさ、すなわち、画素のドット数を記憶するRAMなどのメモリである。画素形成手段13は、柄模様記憶手段11から記憶されている柄模様を読み出し、領域解像度記憶手段12から記憶されている解像度を読み出して、各領域におけるこれら解像度及び柄模様に応じて、画素データを形成する。 具体的には、高解像度と指定された領域では、1画素の印刷領域を小さくして1画素のインクジェットドットの数を少なくして画素データを形成する。低解像度と指定された領域では、1画素の印刷領域を大きくして1画素のインクジェットドットの数を多くして画素データを形成する(より詳細には図4以下に説明する)。このため、階調表現に関しては、高解像度と指定された領域ではステップ数が少なく、低解像度と指定された領域ではステップ数が多くなる。噴射制御手段14は、画素形成手段13よって形成された画素データに基づいてインクジェットノズルからのインク噴射のオンオフを制御する。
図4は、本発明の一実施の形態による建築板の施工後の接合目地線を挟んで対向する2つの単位画像領域列I、IIを拡大して示す図である。単位画像領域Aは16画素構成、単位画像領域Bは4画素構成であり、共に1mm×1mmの正方形領域(同一面積を有する)となっている。この図に示される状態は、ズレのない基準状態となる配置である。
対向する2つの単位画像領域は、次に示すとおり、{A,B}又は{B,B}の組合せしかなく、決して{A,A}の組合せが形成されないように画像設計されている。すなわち、左から右へ、高解像度領域→高解像度領域が連続する部分がない。
単位画像領域列Iは、上から・・→B→B→B→A→B→B→B→A→B→・・
単位画像領域列IIは、上から・・→B→A→B→B→B→A→B→B→B→・・
と配列されている。
図5は、図4に示す基準状態から単位画像領域列IIの方を上方向に単位画像領域を半分だけ(0.5mm)ズラした状態を示す図である。この状態では、各単位画像領域列は、上から順に、その単位画像領域が、次に示すように対向している。
列I 列II
B 1/2(B,A)
B 1/2(A,B)
B B
A B
B 1/2(B,A)
B 1/2(A,B)
B B
A B
B ・
このように、{A,A}の組合せが形成されることはない。
図6は、図4に示す基準状態から単位画像領域列IIの方を上方向に単位画像領域分だけ(1.0mm)ズラした状態を示す図である。
単位画像領域列Iは、上から・・→B→B→B→A→B→B→B→A→B→・・
単位画像領域列IIは、上から・・→A→B→B→B→A→B→B→B→・・
と配列されており、この場合も{A,A}の組合せが形成されることはない。
図7は、図4に示す基準状態から単位画像領域列IIの方を下方向に単位画像領域を半分だけ(0.5mm)ズラした状態を示す図である。
列I 列II
B B
B 1/2(B,A)
B 1/2(A,B)
A B
B B
B 1/2(B,A)
B 1/2(A,B)
A B
B B
このように、{A,A}の組合せが形成されることはない。
図8は、図4に示す基準状態から単位画像領域列IIの方を下方向に単位画像領域分だけ(1.0mm)ズラした状態を示す図である。
単位画像領域列Iは、上から・・→B→B→B→A→B→B→B→A→B→・・
単位画像領域列IIは、上から ・・→B→A→B→B→B→A→B→B→B→・・
と配列されており、この場合も{A,A}の組合せが形成されることはない。
以上のように、図4に示すように画像設計した場合には、左側の板に対して、右側の板が上下方向に±1mmズレて施工された場合でも、決して高解像度領域が隣接する板の境界部分で連続されることはない。
図9は、一般的な建築板の施工後の接合目地線を挟んで対向する2つの単位画像領域列を拡大して示す図である。図9に示すように、一般的な建築板の場合には+1mmの柄ズレや(図9(a)参照)、−1mmの柄ズレ(図9(b)参照)が発生した場合には、隣接板の左右側端部近傍(左側1mm+右側1mm=2mmの幅)における高解像度の印刷画像(単位画像領域Aで構成した場合の画像)が上下方向全体にわたって、画素単位で平行移動するので、はっきりと柄ズレが認識される。
だからと言って、隣接板の左右側端部近傍2mmの幅を、すべて単位画像領域Bで構成した場合には、境界部の画像がぼけてしまい、板の中心となる高解像度画像部分との差(違和感)が明確に認識されてしまう。
図4に示す単位画像領域列I、IIでは、単位画像領域Aが、規則正しく、列内に導入されているので、上記違和感が緩和される。
図10は、本発明の他の実施の形態による建築板の施工後の接合目地線を挟んで対向する画像領域を拡大して示す図である。好ましくは、図10に示すように、単位画像領域列Iの左側に同幅の単位画像領域列ΔL(高解像度画像領域)を1つ開けた位置の単位画像領域列Iaと、同じく、単位画像領域列IIの右側に同幅の単位画像領域列ΔR(高解像度画像領域)を1つ開けた位置の単位画像領域列IIaの部分において、単位画像領域列I、IIにおける単位画像領域Bの数よりも少ない所定数の単位画像領域Bの部分をランダムに配置すれば、より境界線部分の画像違和感が緩和される。単位画像領域列ΔL、ΔRを設けたのは、この列に単位画像領域Bが部分的に配置された場合に、単位画像領域列ΔL、I、II、ΔRにわたって、単位画像領域Bが3〜4個連続するおそれがあるからであり、そのような場合には、かえって違和感を与えるおそれがある。
なお、画素の大きさを1mmを越える大きさにすれば、1mmの柄ズレを識別する感覚は十分に吸収されるが、中心となる画像解像度をかなり低くしてしまうので、発現させようとする印刷画像範囲を狭めてしまう。すなわち、先述した600dpiの印刷を行う場合には、印刷を縦×横=24×24=576個の巨大印刷ドットで1画素を形成することになり、更に、それよりも大きな径の画素にした場合、もはやインクジェット印刷による本来の鮮明画像表現の利点を完全に潰してしまうことになってしまう。
本発明では1mmの柄ズレを、全体画像の画素の大きさを変えるのではなく、「左の板から接続線(境界目地)を越えて右の板へ、同一鮮明度、すなわち同じ大きさの画素からなる画像が対向配置される場合に、柄ズレが目立つ。」こと、更には、「1mmのわずかな柄ズレは、離れて外壁面を眺めたときに初めて感じるものであって、それは左側に配された板の全画像と、右側に配された板の全画像との相対的な位置関係を比較認識して柄ズレ発生を感じている。」ということに鑑み、境界線近傍部分にぼかし効果を発現させようとしたものである。
つぎに、単位画像領域Aと単位画像領域Bとをどのように印刷制御するのかについて説明する。
各1画素は、固有の色を呈する。それは、それを構成するCMYK(Cyan Magenta Yellow BlacK)4基本色からなる複数の印刷ドットの集合によって形成されている。
接合目地線JLを挟む左右の単位画像領域列IとIIが形成する縦方向の画像領域は、左右2mm程度のわずかな範囲であって、このわずかな範囲の画像が、板の主たる画像に大きく影響するものではない。具体的に、単位画像領域列Iは、単に左側の板の右側端部のほぼ輪郭線画像を形成しているに過ぎず、単位画像領域列IIは、単に右側の板の左側端部のほぼ輪郭線画像を形成しているに過ぎない。
そこで、印刷制御データの作成にあたっては、先に、高解像度領域である単位画像領域Aで全体画像を形成した後、単位画像領域Bを配置しようとする境界部分における所定の位置の単位画像領域Aに対して、混色計算を行う。すなわち、16画素から4画素に変換するために4画素をまとめて1画素とする計算を行う。つぎに、この混色値をもとに、単位画像領域Bの解像度でCMYKカラー分解する。ここに、それぞれ決められた印刷解像度のCMYKカラードットによる、単位画像領域A、Bの発現制御データが得られる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
本発明の一実施の形態による建築板印刷装置の構成を示すブロック図である。 従来の建築板の柄ズレを説明する図である。 単位画像領域と画素と印刷ドットとの関係を説明する図である。 本発明の一実施の形態による建築板の施工後の接合目地線を挟んで対向する2つの単位画像領域列I、IIを拡大して示す図である。 図4に示す基準状態から単位画像領域列IIの方を上方向に単位画像領域を半分だけ(0.5mm)ズラした状態を示す図である。 図4に示す基準状態から単位画像領域列IIの方を上方向に単位画像領域分だけ(1.0mm)ズラした状態を示す図である。 図4に示す基準状態から単位画像領域列IIの方を下方向に単位画像領域を半分だけ(0.5mm)ズラした状態を示す図である。 図4に示す基準状態から単位画像領域列IIの方を下方向に単位画像領域分だけ(1.0mm)ズラした状態を示す図である。 一般的な建築板の施工後の接合目地線を挟んで対向する2つの単位画像領域列を拡大して示す図である。 本発明の他の実施の形態による建築板の施工後の接合目地線を挟んで対向する画像領域を拡大して示す図である。
符号の説明
11 柄模様記憶手段
12 領域解像度記憶手段
13 画素形成手段
14 噴射制御手段
JL 接合目地線

Claims (2)

  1. 第1の数のドットからなる第1の画素によりインクジェット印刷されている第1の印刷領域と、
    第1の数より少ない第2の数のドットからなる第2の画素によりインクジェット印刷されている第2の印刷領域と
    を備え、隣接する建築板の辺にある第2の印刷領域に接続する辺の近傍が第1の印刷領域であるように施工されていることを特徴とする複数の建築板の組
  2. 前記第1の画素は複数の第2の画素からなることを特徴とする請求項1記載の複数の建築板の組
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