JP3912784B2 - ガス遮断器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はガス遮断器に関し、特に、電気回路を大地電位から絶縁する機能、閉路状態では負荷電流を通電する機能並びに健全時および事故時の電流を遮断し、更に遮断後に遮断器極間に加わる電圧に耐える機能を有し、電気回路を開閉するガス遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在72kV以上の高圧送電系統において主に用いられている単一圧力式ガス遮断器は、操作装置による機械的な力によって消弧性ガスで満たされた容器内にあるガスの一部を開極動作とともに圧縮して圧力を高め、それをコンタクト間に発生するアークに吹き付けて消弧する機械パッファ方式が主流である。最近この機械パッファ方式に、極間のアークエネルギーを取り込むことによって吹き付けるガスの圧力を高める作用を実現する熱パッファ方式を組み合わせて、要求される機械的な駆動エネルギーを低減させる熱パッファ併用形のガス遮断器が実用化されてきている。このような熱パッファ・機械パッファ併用形消弧室の構造と動作について、図9および図10に示す特公平7−109744号公報に記載されているガス遮断器の例を用いて説明する。ここで図9はガス遮断器の閉極状態を示し、図10は開極状態を表している。
【0003】
図9および図10において、熱パッファ・機械パッファ併用形の消弧室は、消弧性ガスで満たされた図示しない密閉容器中に、固定接触子20、可動接触子21、可動接触子支持部22が同一軸線上に配置されて構成されている。固定接触子20は固定アークコンタクト1とその周囲に配置された固定通電コンタクト2から構成されている。可動接触子21は、中空のピストンロッド8と、ピストンロッド8の先端部に接続された中空の可動アークコンタクト4と、可動アークコンタクト4の周囲に配置され一端がピストンロッド8に機械的に固着されもう一端が可動通電コンタクト5となっているパッファピストン6と、パッファピストン6の可動通電コンタクト5側に固着し可動アークコンタクト4の周囲に配置された絶縁性のノズル3とを備えている。可動接触子支持部22は、支持筒16と、これに固着され、ピストンロッド8の周囲にあって、端部にピストンロッド8と摺動可能な仕切り板部11aを有し、パッファピストン6の円筒部と電気的に接触しながら摺動可能な摺動接触部を有する摺動通電シリンダ11から構成されている。
【0004】
上述のパッファピストン6の内径とピストン部6aと可動アークコンタクト4の外径によって熱パッファ室7が形成され、摺動通電シリンダ11の内径と仕切り板部11aとピストンロッド8の外径とパッファピストン6のピストン部6aとで、機械パッファ室12が形成される。熱パッファ室7は容積が変化しないが、機械パッファ室12は可動接触子21の位置によってその容積が変化する。パッファピストン6のピストン部6aには、熱パッファ室7から機械パッファ室12へのガス流を制限するとともに、その反対方向のガス流は制限し熱パッファ室逆止弁17が隔壁バルブとして配置されている。また、仕切り板部11aには、機械パッファ室12から支持筒16内へのガス流を制限し、さらに、その反対方向のガス流は制限されない機械パッファ室逆止弁19が隔壁バルブとして配置されている。
【0005】
支持筒16の側面には支持筒連通口14を有し、支持筒16内のガス空間が外部と連通するようになっている。ピストンロッド8の側面には、可動接触子部21が投入位置から遮断位置の間のどの位置に有ってもピストンロッド8の中空部分15が支持筒16内と連通するような位置にピストンロッド連通口9が形成されている。これにより、ピストンロッド中空部15は可動接触子21の位置に拘わらず常に外部ガス空間と連通している。
【0006】
この図9および図10の構成において、可動接触子21は、図示しない操作装置の発生する駆動力によって軸方向に直線的に往復運動するように構成されている。図9に示す閉極状態においては、可動アークコンタクト4と可動通電コンタクト5とがそれぞれ固定アークコンタクト1と固定通電コンタクト2とに接触し、可動接触子支持部22と固定接触子20との間を通電させている.
【0007】
電流遮断時には可動接触子21の図10に示す位置への移動によって、まず可動通電コンタクト5と固定通電コンタクト2とが開いて遮断電流をアークコンタクト接触部に転流させ、次いで可動アークコンタクト4と固定アークコンタクト1とが開いて両アークコンタクト間にアークが発生する。
【0008】
電流が大きい場合、アーク周辺のガスはアークエネルギーにより加熱され圧力が上昇し、その一部がノズル3、あるいはピストンロッド中空部15、ピストンロッド連通口9、支持筒連通口14を通って外部ガス空間に流出すると同時に、熱パッファ室7へ流入し、これによって熱パッファ室7の圧力が上昇する。熱パッファ室7内のガスは圧力差により機械パッファ室12に流れ込もうとするが、熱パッファ室逆止弁17が閉じるため熱パッファ室7と機械パッファ室12の連通がなくなる。電流が零点に近づいてくるとアーク周辺の加熱が減少するので圧力が下がり、熱パッファ室7内に高い圧力で蓄えられていたガスがノズル3を経てアークに吹き付けられ電流を遮断する。
【0009】
電流が小さい場合、アーク周辺のガスはあまり加熱されず、熱パッファ室7の圧力が十分に上昇しない。このため、遮断動作により圧縮された機械パッファ室12の圧力上昇が熱パッファ室7の圧力上昇を上回り、機械パッファ室12から熱パッファ室7へのガス流れのために熱パッファ室逆止弁17が開いて、機械パッファ室12内のガスが熱パッファ室7、ノズル3を通ってアークコンタクト間のアークに吹き付けられ電流を遮断する。
【0010】
投入時には可動接触子部21の移動に伴い機械パッファ室12の容積が拡大するため、機械パッファ室12内の圧力が低下しようとする。これに対し熱パッファ室7の圧力は低下しないので熱パッファ室逆止弁17は閉じるが、機械パッファ室逆止弁19が開いて外部空間のガスが支持筒連通口14および機械パッファ室逆止弁19を通って機械パッファ室12内に導入される。このような投入動作によって機械パッファ室12内は負圧になるが、この負圧は機械パッファ室逆止弁19からのガス流入によって可動接触子部21が投入位置に達した時点ではほぼ消失している。従って、投入動作直後に遮断動作を開始する連続動作責務に於いても遮断性能が低下することはない。
【0011】
図11に示す従来のガス遮断器に於いては、全体の構成は図9および10に示すガス遮断器とほぼ同じであるが、機械パッファ室12の圧力が高くなり過ぎて遮断動作時に操作力を打ち消す方向に働く反力が過大になるのを防ぐために、仕切板部18aにリリーフ弁13が設けられている。リリーフ弁13は、逆止弁19が開いた時のガス流と反対方向のガス流を制御するリリーフ弁13であって、機械パッファ室12内の圧力が所定値になると開いて、機械パッファ室12内のガスを支持筒連通口14を介して密閉タンク内に流出させて圧力上昇を抑えるものである。なお、逆止弁17および19は便宜上異なる表現を用いて描いてあるが、図9および10のものと同様の構成のものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このような熱パッファ・機械パッファ形消弧室を備えたガス遮断器においては、大電流を遮断する場合、アーク周辺のガスがアークエネルギーにより加熱され圧力が上昇し、その一部が熱パッファ室7に流入し、これによって熱パッファ室7の圧力が上昇し、電流零点で熱パッファ室7に高圧で蓄えられていたガスがノズル3を経てアークに吹き付けられ電流を遮断する。
【0013】
このとき特に大電流の遮断性能は、アークに吹き付けられる熱ガス温度によって大きく影響を受け、熱ガス温度が低いほど冷却効果が高く優れたアーク遮断性能が得られる。この熱ガス温度は熱パッファ室の長さおよび断面積等の形状並びに熱パッファ室に至るガス流出入経路の形状によって定まるものである。しかしながら、従来のガス遮断器に於いては、熱パッファ室およびガス流出入経路の関係寸法について十分な考慮が払われておらず、必ずしも適切ではなかったため、熱ガス温度が高く、充分高いアーク遮断性能が得られなかったという問題点があった。
【0014】
また、上述のような熱パッファ・機械パッファ形消弧室を備えたガス遮断器においては、投入時の機械パッファ室圧力低下を防止するために、仕切板部11aに機械パッファ室逆止弁19を設置していた。しかし、逆止弁を通じての、ガスの機械パッファ室12へのガスの供給では、逆止弁19開放後でも機械パッファ室12へのガス流入路面積から機械パッファ室12内のガス量を補充しきれないため、機械パッファ室12内部のガス圧が密閉タンク内のガス圧より低下してしまうことが発生するので、投入に必要とされる駆動力を打ち消す方向に働く反力が発生し、操作装置の投入駆動力の増強が必要となり、これによる駆動連結機構部品および架台の大型化によるコスト高を招いていた。
【0015】
また、遮断時には、機械パッファ室12の容積が圧縮されるため、機械パッファ室内のガス圧は、図11に示すようなリリーフ弁13を備えたガス遮断器に於いても、リリーフ弁13が開放するまで機械パッファ室12の体積圧縮に応じて上昇し、リリーフ弁13開放後はリリーフ弁13を開放するために必要な圧力に近い圧力となり、遮断動作最終過程においては、熱パッファ室逆止弁17を開放させるのに必要な圧力以下ではあるが、圧縮された状態が残り、圧力状態もしくは遮断操作に要する駆動力を打ち消す方向に働く反力が発生し、操作装置の遮断駆動力の増強、これに伴う駆動連結機構部品および架台の大型化によるコスト高を招いていた。また、仕切板18aには、逆止弁19が開いた時のガス流と反対方向のガス流を制御するリリーフ弁13を設ける必要があるため、構造が複雑になり、弁不動作等の可能性があるなど信頼性が低下するという問題点があった。
【0016】
従って、この発明の目的は、上述のような従来のガス遮断器の課題を解決することであり、また定格遮断電流と熱パッファ室容積の相関関係および熱パッファ室の長さと断面積の関係およびガス流出入経路の長さと熱パッファ室の内壁の流路長さとの関係を最適化し、従来よりも小形の熱パッファ室で従来と同様の遮断性能を得ることができ、小形・低コストのガス遮断器を得ることである。
【0017】
また、この発明の目的は、機械パッファ室逆止弁19を無くし、機械パッファ室12を構成する壁面に少なくとも1個の常時開口状態のガス流出入経路を設けることにより、低駆動力であるが従来の遮断性能を損なわずに、簡素な構造で、信頼性を向上し、かつ低コストのガス遮断器を得ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この発明によれば、上述の課題を解決するための手段は次の通りである。
(1)消弧媒体が充填された密閉タンクと、上記密閉タンク内に設けられた固定接触子と、上記固定接触子に離接する可動接触子と、上記可動接触子に設けられて、開離時に上記固定接触子との間に形成されるアーク領域に臨むガス流路を有し、上記アーク領域に発生するアークエネルギーを上記ガス流路を通して受け入れ、蓄え、電流零点でアークに吹き付ける熱パッファ室と、上記熱パッファ室に対して相対移動可能であって、上記熱パッファ室に隣接して上記可動接触子の開閉動作に応じて容積が変化する機械パッファ室とを備えたガス遮断器に於いて、上記熱パッファ室は、その容積Vが定格遮断電流Iの相関として、
V(cm)=k・I(A)(ここで、kは0.025〜0.04)
であることを特徴とするガス遮断器。
【0019】
(2)熱パッファ室は、熱パッファ室の長さの二乗値が、熱パッファ室の断面積値の70%以下であるようにするとよい。
【0020】
(3)熱パッファ室が、ガスをアークに吹き付けるノズル部材と、ノズル部材と協働する絶縁フローガイドとを備え、絶縁ノズルと絶縁フローガイドとにより形成されるガス流路の長さが、熱パッファ室の内壁の流路の長さ(熱パッファ室の長さ)の0.5〜1.5倍であるようにするとよい。
【0021】
(4)また、消弧媒体が充填された密閉タンクと、密閉タンク内に設けられた固定接触子と、固定接触子に離接する可動接触子と、可動接触子に設けられて、開離時に固定接触子との間に形成されるアーク領域に臨むガス流路を有し、アーク領域に発生するアークエネルギーをガス流路を通して受け入れ、蓄え、電流零点でアークに吹き付ける熱パッファ室と、熱パッファ室に対して相対移動可能であって、熱パッファ室に隣接して可動接触子の開閉動作に応じて容積が変化する機械パッファ室とを備えたガス遮断器に於いて、
機械パッファ室は、軸方向両端の底面とこれら底面間の円筒形壁面とを有する円筒形状であって、固定接触子部側の底面、固定接触子部とは反対側の底面の2箇所にガス流出経路を有し、機械パッファ室内でピストンにより圧縮されたガスを熱パッファ室へのみ流出させる隔壁バルブを設けたガス流出入経路と、機械パッファ室がある圧力以上になったとき機械パッファ室から外部へのみ流出させる圧力調整バルブを設けたガス流出入経路とを備え、機械パッファ室の固定接触子部とは反対側の底面に少なくとも一個以上の常時開口状態のガス流出入経路を構成したことを特徴とするガス遮断器。
【0022】
(5)また、ガス遮断器は、機械パッファ室が、機械パッファ室内でピストンにより圧縮されたガスを熱パッファ室へのみ流出させる隔壁バルブを設けたガス流出入経路と、機械パッファ室がある圧力以上になったとき機械パッファ室から外部へのみ流出させる圧力調整バルブを設けたガス流出入経路とを備え、機械パッファ室の壁面に少なくとも一個の常時開口状態のガス流出入経路を構成したことを特徴とするものである。
【0023】
(6)また、ガス遮断器は、機械パッファ室が、機械パッファ室内でピストンにより圧縮されたガスを熱パッファ室へのみ流出させる隔壁バルブを設けたガス流出入経路と、機械パッファ室の固定接触子部の反対側の底面に少なくとも一個の常時開口状態のガス流出入経路とを備えたことを特徴とするものである。
【0024】
(7)更に、ガス遮断器は、機械パッファ室が、機械パッファ室内でピストンにより圧縮されたガスを熱パッファ室へのみ流出させる隔壁バルブを設けたガス流出入経路と、機械パッファ室の壁面に少なくとも一個の常時開口状態のガス流出入経路とを備えたことを特徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1および図2は、本発明によるガス遮断器の第1の実施の形態を示し、図1はガス遮断器の閉極状態を示し、図2はガス遮断器の開極状態を示している。図1および図2において、本発明によるガス遮断器は、消弧性ガスで満たされた図示しない容器中に、固定接触子20、可動接触子21、可動接触子支持部22が同一軸線上に配置されており、固定接触子20および可動接触子支持部22の構成並びに可動接触子21の基本構造は図9および図10に示すものと同様であるので、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
【0026】
ガス遮断器は、可動接触子21に設けられた熱パッファ室7を備えている。熱パッファ室7は、開離時に固定接触子20と可動接触子21との間、詳しく言えば固定アークコンタクト1と可動アークコンタクト4との間に形成されるアーク領域に開いている。熱パッファ室7は、アーク領域に発生するアークエネルギーを受け入れ、蓄え、電流零点でアークに吹き付けるものである。ガス遮断器はまた、熱パッファ室7に対して相対移動可能であって、熱パッファ室7に隣接して可動接触子21の開閉動作に応じて容積が変化する機械パッファ室12も備えている。機械パッファ室12は、軸方向両端の底面とこれら底面間の円筒形壁面とを有するほぼ円筒形状である。
【0027】
この発明のガス遮断器に於いては、熱パッファ装置7は、中空のピストンロッド8と、ピストンロッド8の端部に機械的に接続されて環状に並べて配置された複数のフィンガーからなる可動アークコンタクト4と、可動アークコンタクト4の外周を覆うようにピストンロッド8の先端部に取り付けられた絶縁フローガイドである第1ノズル部材3とを備えている。
【0028】
熱パッファ室7にはまた、パッファピストン6の先端部に固着された第2ノズル部材3bが設けられていて、ピストンロッド8、第1ノズル部材3、パッファピストン6および第2ノズル部材3bにより熱パッファ室7が形成されている。第2ノズル部材3bは、固定アークコンタクト1に沿って移動し、固定アークコンタクト1と可動アークコンタクト4との間のアーク領域に発生したアークに消弧ガスを吹き付ける。
【0029】
このように、この発明によれば、上述の第1ノズル部材3と第2ノズル部材3bとが協働して間にガス流路開口が形成され、熱パッファ室7内に流入するアークエネルギーが、熱パッファ室7内で消弧媒体と十分に攪拌混合されるように、このガス流路開口によって案内される。この意味で第1ノズル部材3は絶縁フローガイドである。
【0030】
この発明のガス遮断器に於いては、熱パッファ室7は、その容積Vが定格遮断電流Iの相関として、次の式で表されるようにしてある。
V(cm)=k・I(A)(ここで、kは0.025〜0.04)
即ち、図1に於いて、ガス遮断器の熱パッファ室7について、図に示すように、その外径をφAとし、内径をφBとし、軸方向長さをL1とし、絶縁フローガイド3の流路に面する部分の長さをL2とすると、熱パッファ室7の容積Vは(A−B)×π/4×L1である。
【0031】
このような熱パッファ室7の容積Vを350cc、700ccおよび1400ccと変化させたときの各遮断電流における限界RRRVの変化を測定した結果を図3のグラフに示す。このグラフから明らかな通り、同一の熱パッファ室7の容積Vについては、遮断電流に対して上に凸の限界RRRVが得られる。熱パッファ室7の容積Vが増大するほど大きな遮断電流で限界RRRVのピークを示すと共に限界RRRVも増加し、また限界RRRVカーブの山のすそ野が広がる傾向を示す。従って、この実施の形態では、熱パッファ室7の容積Vを定格遮断電流Iの相関として、上述のV(cm)=k×I(kA)(k=0.025〜0.04)とすることにより、ある定格遮断電流に於いて最適な熱パッファ室7の容積を容易に決定することができる。
【0032】
また、図4のグラフは、熱パッファ室7の図示の長さL1の二乗値と熱パッファ室7の断面積S=(A−B)×π/4の比を0.5、0.7および1.0に変化させたときの各遮断電流に於ける限界RRRVの変化を表したものである。同一比率では、遮断電流に対し、上に凸の限界RRRVを有するという結果が得られた。比率が大きくなるほど限界RRRV値も大きくなる傾向を示す。従って、熱パッファ室7の長さL1の二乗値を熱パッファ室7の断面積Sの70%以下とすることにより、アーク周辺のガスがアークエネルギーにより加熱されて圧力が上昇し、熱パッファ室7に流入する熱ガスで熱パッファ室7内の圧力を電流遮断に必要な圧力にまで上昇させることができる熱パッファ室7の形状を得ることができる。
【0033】
更に、絶縁フローガイド3の流路長さL2が熱パッファ室7の内壁の流路長さ(熱パッファ室7の長さ)L1の0.5倍から1.5倍とすることにより、アークエネルギーにより加熱され圧力が上昇した熱ガスを熱パッファ室7内に効率的に取り込むと共に、取り込んだ熱ガスをすぐに流出させずに必要なアーク遮断時間を確保することができる高性能の熱パッファ室7を得ることができる。
【0034】
実施の形態2.
図5に示す本発明のガス遮断器の別の実施形態では、図11に示す圧力調整バルブであるリリーフ弁13を備えた従来のガス遮断器と比較すると、全体の構成は同様であり、仕切板部18aには逆止弁19が設けられておらず、代わりに単なる連通口であるガス流出入経路18bが設けてあることが相違している。即ち、仕切板部18aには機械パッファ室12の圧力が一定値以上になったときに開いて、機械パッファ室12内のガスを支持筒連通口14を介して密閉タンク内のガス空間に流出させるリリーフ弁13が設けられていて、機械パッファ室12内の圧力が高くなりすぎて遮断動作時に駆動力を打ち消す方向に働く反力が過大になるのを防止する機構が設置されている。また、可動接触子部21の位置が投入位置から遮断位置に至るどの位置にあっても、機械パッファ室12を常に密閉タンク内のガス空間に連通させておくガス流出入経路18bが設けられている。
【0035】
このようなガス流出入経路18bが設けられているので、投入時に容積が増大する機械パッファ室12にガスを常に供給することが可能となり、機械パッファ室12内のガス圧が低下してしまうことがなく、常に密閉タンク内のガス圧を維持することが可能である。従って、機械パッファ室12内の負圧の発生を防ぐことができ、投入動作に必要な駆動力を軽減させることができ、連続動作責務に於ける投入直後の遮断性能に影響を与えることはない。
【0036】
一方、遮断動作時の機械パッファ室12内部のガス圧と可動接触子部21の行程との関係は、小電流の場合と大電流の場合とで異なるが、大電流遮断時には可動接触子部21の移動により機械パッファ室12が圧縮されることと、アークのエネルギーにより、ガス圧は上昇するが、熱パッファ室7内部のガス圧の方がアーク接触子間で発生するアークにより熱せられたガスが進入することから圧力が上昇するため、機械パッファ室12側から熱パッファ室7側へのガス流は逆止弁17により制限され、機械パッファ室12内部で圧縮されたガスは流出することがないため、遮断動作開始から機械パッファ室12内部のガス圧が上昇し、支持部仕切板部18aに設けられているリリーフ弁13が機械パッファ室12から支持部18の内部空間にガスの流れを制限しない差圧になるまで、この機械パッファ室12内部のガス圧上昇は継続される。機械パッファ室12から支持部18の内部空間にガスの流れを制限しない差圧になり、リリーフ弁が開放した後、機械パッファ室12のガス圧は徐々に密閉タンク内のガス圧に低下していく。
【0037】
従来の機械パッファ室12は、圧力が上昇したガスをリリーフ弁13から流出させることにより、機械パッファ室12内部のガス圧の必要以上の上昇を制限していたが、遮断性能上、大電流遮断は熱パッファによるアーク冷却作用だけがあるので、機械パッファ室12の圧力上昇は、電流遮断に寄与せず、遮断時に必要となる駆動力の増強を余儀なくさせる原因となっていた。しかしながら、本発明の上述のガス遮断器の構成によれば、ガス流出入経路18bを設けたので、遮断時の機械パッファ室12内部のガス圧を必要以上に上昇させることがなく、遮断時の駆動力を不必要に大きくする必要がなくなり、操作装置および駆動連結部位および架台の小型化を実現でき、ガス遮断器の重量および価格を低減することが可能である。
【0038】
実施の形態3.
図6に示すガス遮断器の熱パッファ装置は、図5に示すガス遮断器と比較すると、全体の構成は同様でリリーフ弁13を備えているが、図5で仕切板部18aに設けられていたガス流出入経路18bが、摺動通電シリンダー11の円筒壁に設けられていることが相違している。即ち、投入および遮断動作時における機械パッファ室12の内部のガス圧と可動接触子部21の動作行程との関係は、図1および2に示すガス遮断器の関係と同様であり、従来のものと同等の遮断性能を確保することができる。
【0039】
実施の形態4.
図7に示すガス遮断器の熱パッファ装置は、図5に示すガス遮断器のものと比較して、リリーフ弁13が設けられていないことが相違しているだけで、その他の点では構成が同じである。このガス遮断器に於いては、熱パッファ室7を構成する仕切板18aに、可動接触子部21の位置に関わらず機械パッファ室12が密閉タンク内のガス空間に連通するようなガス流出入経路18bが設けられている。
【0040】
このようなガス流出入経路18bが設けられているので、投入時に容積が増大する機械パッファ室12にガスを常に供給することが可能となり、機械パッファ室12内のガス圧が低下してしまうことがなく、常に密閉タンク内のガス圧を維持することが可能である。従って、機械パッファ室12内の負圧の発生を防ぐことができ、投入動作に必要な駆動力を軽減させることができ、連続動作責務に於ける投入直後の遮断性能に影響を与えることはない。
【0041】
また、遮断動作に於ける機械パッファ室12内部のガス圧と可動接触子部21の行程との関係は、大電流遮断時には先に説明した図5および図6のものと同様であるが、小電流遮断時には、ガスがアークによってあまり加熱されないこと、消弧室動作時の容積が一定である熱パッファ室7内部のガス圧力は一定であることから、熱パッファ室7内部のガス圧はあまり上昇せず、容積が縮小する機械パッファ室12はガス圧が上昇しようとするが、このガス遮断器ではリリーフ弁13が省略されていて、常時開放状態のガス流出入経路18bの断面積は図5および6に示すものよりも大きくされているので、動作行程に対する機械パッファ室12内部のガス圧上昇はゆるやかである。
【0042】
しかしながら、遮断器の電流遮断責務である進み小電流遮断に必要となるアーク接触子間の行程においては、熱パッファ室7の逆止弁17を開放させる差圧となる圧力まで上昇することとなる。これに対して、機械パッファ室12の熱パッファ室7とは反対側の仕切板部18aに常時開口状態のガス流出入経路を設けることにより、遮断時の機械パッファ室12内部のガス圧を必要以上に上昇させることなく、かつ図5および6のものよりも、動作行程に対する圧力上昇を遅らせることが可能となり、動作開始時の遮断速度の低下を防ぐことが可能となる。従って、さらなる遮断時の駆動力の低減を可能とし、操作装置および駆動連結部位および架台の小型化、ガス遮断器の重量軽減および安価なガス遮断器の実現が可能になった。
【0043】
実施の形態5.
図8に示すガス遮断器の熱パッファ装置は、図7に示すガス遮断器と比較すると、全体の構成は同様であるが、図7で仕切板部18aに設けられていたガス流出入経路18bが、摺動通電シリンダー11の円筒壁に設けられていることが相違している。即ち、投入および遮断動作時における機械パッファ室12の内部のガス圧と可動接触子部21の動作行程との関係は、図1および2に示すガス遮断器の関係と同様であり、従来のものと同等の遮断性能を確保することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上の如く本発明のガス遮断器による効果は次の通りである。
(1)消弧媒体が充填された密閉タンクと、上記密閉タンク内に設けられた固定接触子と、上記固定接触子に離接する可動接触子と、上記可動接触子に設けられて、開離時に上記固定接触子との間に形成されるアーク領域に臨むガス流路を有し、上記アーク領域に発生するアークエネルギーを上記ガス流路を通して受け入れ、蓄え、電流零点でアークに吹き付ける熱パッファ室と、上記熱パッファ室に対して相対移動可能であって、上記熱パッファ室に隣接して上記可動接触子の開閉動作に応じて容積が変化する機械パッファ室とを備えたガス遮断器に於いて、上記熱パッファ室は、その容積Vが定格遮断電流Iの相関として、
V(cm)=k・I(A)(ここで、kは0.025〜0.04)
である。
【0045】
(2)熱パッファ室は、熱パッファ室の長さの二乗値が、熱パッファ室の断面積値の70%以下であるようにするとよい。
【0046】
(3)熱パッファ室が、ガスをアークに吹き付けるノズル部材と、ノズル部材と協働する絶縁フローガイドとを備え、絶縁ノズルと絶縁フローガイドとにより形成されるガス流路の長さが、熱パッファ室の内壁の流路の長さ(熱パッファ室の長さ)の0.5〜1.5倍であるようにするとよい。
【0047】
従って、この発明によれば、定格遮断電流と熱パッファ室容積の相関関係および熱パッファ室の長さと断面積の関係およびガス流出入経路の長さと熱パッファ室の内壁の流路長さとの関係が最適化され、従来よりも小形の熱パッファ室で従来と同様の遮断性能を得ることができ、小形・低コストのガス遮断器を得ることができる。
【0048】
(4)また、消弧媒体が充填された密閉タンクと、密閉タンク内に設けられた固定接触子と、固定接触子に離接する可動接触子と、可動接触子に設けられて、開離時に固定接触子との間に形成されるアーク領域に臨むガス流路を有し、アーク領域に発生するアークエネルギーをガス流路を通して受け入れ、蓄え、電流零点でアークに吹き付ける熱パッファ室と、熱パッファ室に対して相対移動可能であって、熱パッファ室に隣接して可動接触子の開閉動作に応じて容積が変化する機械パッファ室とを備えたガス遮断器に於いて、
機械パッファ室は、軸方向両端の底面とこれら底面間の円筒形壁面とを有する円筒形状であって、固定接触子部側の底面、固定接触子部とは反対側の底面の2箇所にガス流出経路を有し、機械パッファ室内でピストンにより圧縮されたガスを熱パッファ室へのみ流出させる隔壁バルブを設けたガス流出入経路と、機械パッファ室がある圧力以上になったとき機械パッファ室から外部へのみ流出させる圧力調整バルブを設けたガス流出入経路とを備え、機械パッファ室の固定接触子部とは反対側の底面に少なくとも一個以上の常時開口状態のガス流出入経路を構成した。
【0049】
(5)また、ガス遮断器は、機械パッファ室が、機械パッファ室内でピストンにより圧縮されたガスを熱パッファ室へのみ流出させる隔壁バルブを設けたガス流出入経路と、機械パッファ室がある圧力以上になったとき機械パッファ室から外部へのみ流出させる圧力調整バルブを設けたガス流出入経路とを備え、機械パッファ室の壁面に少なくとも一個の常時開口状態のガス流出入経路を構成したものである。
【0050】
(6)また、ガス遮断器は、機械パッファ室が、機械パッファ室内でピストンにより圧縮されたガスを熱パッファ室へのみ流出させる隔壁バルブを設けたガス流出入経路と、機械パッファ室の固定接触子部の反対側の底面に少なくとも一個の常時開口状態のガス流出入経路とを備えたものである。
【0051】
(7)更に、ガス遮断器は、機械パッファ室が、機械パッファ室内でピストンにより圧縮されたガスを熱パッファ室へのみ流出させる隔壁バルブを設けたガス流出入経路と、機械パッファ室の壁面に少なくとも一個の常時開口状態のガス流出入経路とを備えたものである。
【0052】
従ってこの発明によれば、機械パッファ室12の圧力によって、遮断操作に要する駆動力を打ち消す方向に働く反力が発生することがなく、操作装置や駆動連結機構部品および架台の小型化、簡略化が可能であり、信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のガス遮断器の実施の形態を閉極状態で示す概略断面図である。
【図2】 図1のガス遮断器を開極状態で示す概略断面図である。
【図3】 ガス遮断器の熱パッファ室の容積と幾つかの遮断電流に於ける限界RRRVの関係図である。
【図4】 ガス遮断器の熱パッファ室の長さと熱パッファ室の断面積の比と、幾つかの遮断電流に於ける限界RRRVの関係図である。
【図5】 本発明のガス遮断器の別の実施の形態を閉極状態で示す概略断面図である。
【図6】 本発明のガス遮断器の更に別の実施の形態を開極状態で示す概略断面図である。
【図7】 本発明のガス遮断器のなお別の実施の形態を閉極状態で示す概略断面図である。
【図8】 本発明のガス遮断器の更に別の実施の形態を開極状態で示す概略断面図である。
【図9】 従来のガス遮断器を閉極状態で示す概略断面図である。
【図10】 図9のガス遮断器を開極状態で示す概略断面図である。
【図11】 従来の別のガス遮断器を閉極状態で示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 固定アークコンタクト、2 固定通電コンタクト、4 可動アークコンタクト、6a ピストン壁、6c 円筒壁、13 リリーフ弁(圧力調整バルブ)、17、19 逆止弁(隔壁バルブ)、18b ガス流出入経路、20 固定接触子部、21 可動接触子部、7 熱パッファ室、12 機械パッファ室、L1熱パッファ室の長さ、S 断面積値、3 ノズル部材、3b 絶縁フローガイド、L2 ガス流路の長さ。

Claims (2)

  1. 消弧媒体が充填された密閉タンクと、上記密閉タンク内に設けられた固定接触子と、上記固定接触子に離接する可動接触子と、上記可動接触子に設けられて、開離時に上記固定接触子との間に形成されるアーク領域に臨むガス流路を有し、上記アーク領域に発生するアークエネルギーを上記ガス流路を通して受け入れ、蓄え、電流零点でアークに吹き付ける熱パッファ室と、上記熱パッファ室に対して相対移動可能であって、上記熱パッファ室に隣接して上記可動接触子の開閉動作に応じて容積が変化する機械パッファ室とを備えたガス遮断器に於いて、
    上記熱パッファ室は、その容積V=(A−B)×(π/4)×L1(但し、Aは熱パッファ室の外径、Bは熱パッファ室の内径、L1は熱パッファ室の軸方向長さ)が定格遮断電流Iの相関として、
    V(cm)=k・I(A)
    ここで、kは0.025〜0.04
    であり、
    上記熱パッファ室が、ガスをアークに吹き付けるノズル部材と、上記ノズル部材と協働する絶縁フローガイドとを備え、上記絶縁ノズルと上記絶縁フローガイドとにより形成されるガス流路の長さが、上記熱パッファ室の内壁の流路の長さ(熱パッファ室の長さ)の0.5〜1.5倍であることを特徴とするガス遮断器。
  2. 消弧媒体が充填された密閉タンクと、上記密閉タンク内に設けられた固定接触子と、上記固定接触子に離接する可動接触子と、上記可動接触子に設けられて、開離時に上記固定接触子との間に形成されるアーク領域に臨むガス流路を有し、上記アーク領域に発生するアークエネルギーを上記ガス流路を通して受け入れ、蓄え、電流零点でアークに吹き付ける熱パッファ室と、上記熱パッファ室に対して相対移動可能であって、上記熱パッファ室に隣接して上記可動接触子の開閉動作に応じてパッファピストンが移動して容積が変化する機械パッファ室とを備えたガス遮断器に於いて、
    上記機械パッファ室は、軸方向両端の底面とこれら底面間の円筒形壁面とを有する円筒形状であって、機械パッファ室内でパッファピストンにより圧縮されたガスを熱パッファ室へのみ流出させる隔壁バルブを設けたガス流出入経路と、機械パッファ室がある圧力以上になったとき機械パッファ室から外部へのみ流出させる圧力調整バルブを設けたガス流出入経路とを備え、機械パッファ室の円筒壁面に少なくとも一個の常時開口状態のガス流出入経路を構成したことを特徴とするガス遮断器。
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