JP3911664B2 - 赤外線撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、広範囲にわたり散在する赤外線放射対象物の観測と、長距離の位置に存在する赤外線放射対象物の観測とを切替えて実行し、且つ精度を維持できる赤外線撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
夜間等の目視により対象物を観測できない場合でも、背景温度と異なる対象物は、放射赤外線の強度が異なることから、赤外線撮像装置によって観測することが可能となる。又対象物が遠方に存在する場合は、その対象物から放射される赤外線を高倍率の光学系を用いて撮像素子に入射することにより観測することができる。このように遠方に存在する対象物からの赤外線は、大気によって減衰するものであり、その場合の減衰量は、大気中の水分量により影響を受けるものである。
【0003】
又赤外線の大気透過率〔%〕は、例えば、図16に示すように、波長〔μm〕によって大きく相違する。又赤外線撮像装置に適用される波長帯としては、遠赤外として示す8〜12μmの長波長帯と、中赤外として示す3〜5μmの短波長帯とに分けることができる。そして、大気中の水分が比較的多い夏季には、3〜5μmの短波長帯を用いて観測し、それ以外の季節では、8〜12μmの長波長帯を用いて観測することが多い。又赤外線の撮像素子としては、各種の半導体による赤外線検出素子を二次元に配列した構成が知られているが、長波長帯と短波長帯とに共用できる高感度の撮像素子が存在しないことにより、長波長帯用と短波長帯用とにそれぞれ対応した構成が適用されている。従って、遠方の対象物を四季を通じて観測する為には、短波長帯用の高倍率光学系と、長波長帯用の高倍率光学系を設けることになる。
【0004】
又遠方の対象物を観測する為に高倍率光学系のみを用いた場合、視野角が狭くなる。従って、広範囲にわたる対象物の探索が困難となる。そこで、低倍率の光学系を設けることになる。即ち、長波長帯と短波長帯とにそれぞれ対応した高倍率の光学系と低倍率の光学系とを設けることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、10数km以遠等の遠方の対象物の探知識別と、10数m四方等の広範囲にわたって対象物の探知識別とを行う場合に、前述のように、長波長帯と短波長帯に対応した高倍率の光学系と低倍率の光学系とを設けることになるが、高倍率の光学系は、例えば、直径が400mm程度の大口径となると共に、800mm程度以上の長さとなるから、赤外線撮像装置が大型化する問題がある。又光学系を長波長帯と短波長帯とに対して共用化することが考えられるが、光学レンズの屈折率等が波長によって相違するから、広範囲の波長帯域にわたり共用化する場合に、波長対応の屈折率等の補正が必要となる。従って、広範囲の波長帯域に対する共用化が可能となったとしても、非常に高価なものとなり、実用化は困難となる問題がある。
本発明は、共用化可能の部分と各波長帯域対応の光学系との切替えを可能として、小型化及びコストダウンを図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の赤外線撮像装置は、図1及び図2を参照して説明すると、赤外線の長波長帯と短波長帯とに共用した高倍率対物反射光学系1と、この高倍率対物反射光学系1の光軸とほぼ平行の光軸を有するように配置した長波長帯用の結像屈折光学系4と、この長波長帯用の結像屈折光学系4を介して赤外線を入射する長波長帯用の撮像素子6と、長波長帯用の結像屈折光学系4の光軸とほぼ平行の光軸を有するように配置した短波長帯用の結像屈折光学系3と、この短波長帯用の結像屈折光学系3を介して赤外線を入射する短波長帯用の撮像素子5と、長波長帯用の結像屈折光学系4の光軸と一致した光軸を有するように配置した低倍率対物屈折光学系7と、高倍率対物反射光学系1を介した赤外線を、長波長帯用の結像屈折光学系4と短波長帯用の結像屈折光学系3との何れかに切替えて入射させる位置に回転可能に支持すると共に、高倍率対物反射光学系1を介した赤外線の光路外へ移動できるように回動可能に回転テーブル10上に支持した平面ミラー2と、回転テーブル10の周辺に直交位置関係に配置して、長波長帯用の結像屈折光学系4と短波長帯用の結像屈折光学系3とにそれぞれ回転テーブル10の回転位置に対応して温度補正用の赤外線を入射させる高温用温度基準板8及び低温用温度基準板9と、低倍率対物屈折光学系7を介した赤外線を長波長帯用の結像屈折光学系4に入射させる位置に回転テーブル10をスライドさせるスライドテーブル11とを備えている。
【0007】
又高倍率対物反射光学系1と低倍率対物屈折光学系7との光軸をほぼ平行に配置し、低倍率対物屈折光学系7と長波長帯結像屈折光学系4との光軸を一致させて配置し、長波長帯結像屈折光学系4と短波長帯結像屈折光学系3との光学をほぼ平行に配置し、高倍率対物反射光学系1を介した赤外線を2次反射鏡16を介して入射し、この2次反射鏡16からの赤外線を、長波長帯結像光学系4と短波長帯結像光学系3とに切替えて入射する平面ミラー2と、この平面ミラー2を赤外線の光路外に回動可能に支持する回転機構基板と、この回転機構基板を回動させる回転テーブル10と、この回転テーブル10をスライドさせるスライドテーブル11とを備えている。
【0008】
又回転テーブル10上にほぼ直交する位置にそれぞれ設け、且つ平面ミラー2を赤外線の光路外に回動した時に、長波長帯結像屈折光学系4又は短波長結像屈折光学系3に対向させて温度補正処理を行う為の高温用温度基準板8と低温用温度基準板9とを備えている。又スライドテーブル11をスライドさせるスライドテーブル駆動モータと、このスライドテーブル駆動モータの回転を、スライドレール上のスライドテーブル11のスライド方向に変換するクランク機構を備えることができる。又回転テーブル10を回転させる回転テーブル駆動モータと、回転テーブル10の回転角を検出する回転角センサと、この回転角センサの検出信号をフィードバックして回転テーブル駆動モータを駆動する回転テーブル駆動部と、平面ミラー2を回動させる平面ミラー駆動モータと、平面ミラー2の回転角を検出する回転角センサと、この回転角センサの検出信号をフィードバックして平面ミラー駆動モータを駆動する平面ミラー駆動部とを備えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の側断面による原理説明図であり、1は高倍率対物反射光学系、2は平面ミラー、4は長波長帯結像屈折光学系、6は長波長帯撮像素子、7は低倍率対物屈折光学系、8は高温用温度基準板、10は回転テーブル、11はスライドテーブル、15は1次反射鏡、16は2次反射鏡、17は集光屈折光学系、18は光学基板、19は回転機構を示す。
【0010】
又図2は本発明の上面図による原理説明図であり、図1と同一符号は同一部分を示し、3は短波長帯結像屈折光学系、5は短波長帯撮像素子、9は低温用温度基準板を示す。又図2に於けるA−A線に沿った断面の平面ミラー2と高温用温度基準板8との要部を示す。又図3は短波長帯結像屈折光学系3と短波長帯撮像素子5等とを含む構成を示す。又短波長帯は3〜5μm帯、長波長帯は8〜12μm帯の場合を示すが、この波長帯に限定されるものではない。なお、屈折光学系を構成する光学レンズは簡略化して示している。
【0011】
高倍率対物反射光学系1は、凹面の1次反射鏡15と平面の2次反射鏡16とを有し、1次反射鏡15により集光した赤外線を2次反射鏡16によって上方に反射させ、1次結像を生じさせた後、集光屈折光学系17により集光して平面ミラー2に入射させる。この平面ミラー2により反射されて2次結像を生じさせた後、長波長帯結像屈折光学系4又は短波長帯結像屈折光学系3に入射させる。反射面の赤外線の反射率は、比較的広帯域にわたり充分な値とすることが可能であり、従って、高倍率対物反射光学系1は、長波長帯と短波長帯とに共用化することができる。そして、この高倍率対物反射光学系1の上部に、長波長帯結像屈折光学系4及び長波長帯撮像素子6と、短波長帯結像屈折光学系3及び短波長帯撮像素子5と、低倍率対物屈折光学系7とをそれぞれの光軸がほぼ平行となるように配置する。なお、低倍率対物屈折光学系7と長波長帯結像屈折光学系4との光軸を一致させて配置する。又長波長帯撮像素子6及び短波長帯撮像素子5は、前述のように、それぞれの波長帯の検出感度が高い半導体素子により構成することができるものであり、又赤外線検出感度を向上する為に、例えば、図示を省略した極低温冷却手段により冷却する構成とすることができる。
【0012】
又回転テーブル10に、平面ミラー2を回転機構19と共に図示を省略した支持機構により支持し、又高温用温度基準板8と低温用温度基準板9とを直交した関係位置に固定する。この回転テーブル10を、図示を省略しているモータ等により、軸d(図1参照)を中心に矢印aの方向に回動して、高倍率対物反射光学系1に対して、長波長帯結像屈折光学系4と短波長帯結像屈折光学系3との切替えを行うことができる。
【0013】
又スライドテーブル11を、図示を省略しているモータ等により、図2に於ける矢印Bの方向にスライドさせて、回転テーブル10上の平面ミラー2等を点線位置とすると、低倍率対物屈折光学系7の光軸と長波長帯結像屈折光学系4の光軸との間に存在していた平面ミラー2や温度基準板等が移動し、高倍率対物反射光学系1の2次反射鏡16を介した赤外線が遮断された状態となる。従って、低倍率対物屈折光学系7を介した赤外線を長波長帯結像屈折光学系4に入射し、長波長帯撮像素子6により撮像することができる。即ち、長波長帯による広範囲の対象物の探索が可能となる。
【0014】
又図1に於いて、平面ミラー2を回転機構19により回動可能に支持し、軸cを中心に矢印b方向に回動して、平面ミラー2を点線位置に移動すると、高温用温度基準板8を、長波長帯撮像素子6の視野内に入れて、長波長帯撮像素子6の高温側の補正を行うことができる。又短波長帯撮像素子5の視野内に低温用温度基準板9が入ることになり、短波長帯撮像素子5の低温側の補正を行うことができる。この状態から回転テーブル10を90度回転させて、長波長帯撮像素子6の視野内に低温用温度基準板9を入れて、低温側の補正を行うことができる。同様に、短波長帯撮像素子5の視野内に高温用温度基準板9が入るように回転テーブル10を回転して、短波長帯撮像素子5の高温側の補正を行うことができる。従って、短波長帯撮像素子5と長波長帯撮像素子6との温度補正を随時行うことができる。
【0015】
図4は温度基準板についての原理説明図であり、前述の各図と同一符号は同一部分を示し、12は高温用ペルチェ素子、13は低温用ペルチェ素子、14は放熱フィンを示す。図4の(A)は、高温用温度基準板8と低温用温度基準板9とを、それぞれ長波長帯結像屈折光学系及び短波長帯結像屈折光学系の瞳位置(長波長帯撮像素子6及び短波長帯撮像素子5による撮像範囲)となるように、回転テーブル10上に直交する位置に配置し、回転テーブル10の回転により、高温用温度基準板8と低温用温度基準板9とを切替えて、温度補正処理を実行することができる。
【0016】
又図4の(B)に示すように、高温用温度基準板8と低温用温度基準板9とは、それぞれ高温用ペルチェ素子12と低温用ペルチェ素子13とを図示を省略した制御回路によって電流制御を行い、高温用基準温度と低温用基準温度とを維持できるようにするものであり、その場合に、温度検知素子を設けて、温度の安定化制御を行う構成とすることもできる。又放熱フィン14は、温度基準板の表面温度をペルチェ素子により制御し、そのペルチェ素子の背面の熱を放散させる為のものである。
【0017】
図5,図6及び図7は、前述の図1,図2及び図3に対応した本発明の実施の形態の要部を示すもので、同一符号は同一部分を示す。又61は高倍率反射光学系1の鏡胴、62は2次反射鏡16の支持部、3aは短波長帯結像屈折光学系3の一部の反射鏡を示す。この反射鏡3aは、長波長帯結像屈折光学系4と短波長帯結像屈折光学系3とのそれぞれの光軸を平行になるように配置したことにより、平面ミラー2によって反射された赤外線を直角に反射させる為のものである。又図7に於いて、平面ミラー2を含むA−A線に沿った断面の一部をA−A断面として示している。なお、短波長帯結像屈折光学系3と長波長帯結像屈折光学系4との鏡胴と、短波長帯撮像素子5と長波長帯撮像素子6の冷却機構と、平面ミラー2の回動やスライドの機構等は図示を省略している。
【0018】
高倍率対物反射光学系1は、1次反射鏡15と2次反射鏡16とを含み、2次反射鏡16は、光路に妨害を極力与えないような支持部62により、鏡胴61内に支持されており、1次反射鏡15により集光した赤外線を2次反射鏡16により直角に反射させ、集光屈折光学系17を介して平面ミラー2に入射させる。反射光学系は、屈折光学系に比較して色収差の影響が少ないことから、3〜5μm帯と8〜12μm帯との広範囲の波長帯の赤外線の集光が可能であり、短波長帯と長波長帯とに対して共用化できる。又集光屈折光学系17は、2次反射鏡16により反射された赤外線を集光させる為のもので、そのレンズ表面には、例えば、3〜5μm帯と8〜12μm帯との赤外線を透過させる反射防止コーティングを施すものである。
【0019】
集光屈折光学系17により集光された赤外線は、平面ミラー2に入射され、各図に示す状態に於いては、平面ミラー2により反射されて長波長帯結像屈折光学系4に入射される。即ち、高倍率対物反射光学系1の2次反射鏡16により鏡胴61の上方に反射されて平面ミラー2に入射され、この平面ミラー2により直角に反射されて、高倍率対物反射光学系1の光軸とほぼ平行に配置された長波長帯結像屈折光学系4に入射される。従って、長波長帯結像屈折光学系4と高倍率対物反射光学系1とを組合せた光学系となり、遠方の対象物の赤外線画像を、長波長帯撮像素子6に結像させることができる。
【0020】
又平面ミラー2を支持している回転テーブル10を90度回転して、平面ミラー2の反射面を図示位置から短波長帯結像屈折光学系3の反射鏡3aに対向させると、短波長帯結像屈折光学系3と高倍率対物反射光学系1とを組合せた光学系になって、遠方の対象物の赤外線画像を、短波長帯撮像素子5に結像させることができる。
【0021】
又平面ミラー2は、回転機構によって、図5に於いて点線で示すように上方に回動させて、赤外線の光路外となるようにし、且つ回転テーブル10を回動させて、高温用温度基準板8又は低温用温度基準板9を、短波長帯撮像素子5又は長波長帯撮像素子6の視野内として、各撮像素子5,6の出力信号レベルを温度基準板の温度に対応した値となるように補正処理を行うことができる。この温度補正処理は、任意の時間間隔で行うことができる。又高温用温度基準板8と低温用温度基準板9との表面温度は、所望の中心温度に対して±10度とすることができる。この場合のそれぞれの基準温度は、ペルチェ素子12,13を制御して設定することができる。
【0022】
又回転テーブル10は、図示を省略したスライドテーブル上に設けられており、このスライドテーブルを、図2を参照して説明したようにスライドさせると、低倍率対物屈折光学系7と長波長帯結像屈折光学系4との光軸が一致する状態となり、従って、低倍率対物屈折光学系7と長波長帯結像屈折光学系4とを組合せた光学系となるから、広範囲の対象物の赤外線画像を、長波長帯撮像素子6に結像させることができる。
【0023】
図8は平面ミラーの回転機構の説明図であり、(A)は横断面図、(B)は上面図、(C)は(A)のY−Y線に沿った断面図についての概要を示し、39は平面ミラー2を回動させる平面ミラー駆動モータ、40は回転機構基板、41は角度検出用ポテンショメータ等の回転角センサ、42,43は傘歯車、44は平面ミラー固定金具、45は平面ミラーの回転軸、46は平面ミラー駆動モータ39の回転軸、47は回転角センサ41の回転軸を示す。
【0024】
平面ミラー駆動モータ39の回転軸46に傘歯車43が固定され、この傘歯車43と噛み合う傘歯車42の回転軸45に平面ミラー固定金具44が固定され、この平面ミラー固定金具44に平面ミラー2が固定される。又回転軸45と共に回転するように結合した回転軸47の回転角度を、回転角センサ41により検出する。従って、平面ミラー駆動モータ39を駆動すると、傘歯車43,42を介して回転軸45が回転するから、この回転軸に固定した平面ミラー固定金具44が、図8の(C)に於ける矢印hで示すように、実線位置から破線位置に回動する。この破線位置の状態が、図1の矢印b方向に回動させた点線位置、及び図5の平面ミラー2の点線位置に相当する。その時の回転角度は、回転角センサ41により検出し、平面ミラー駆動モータ39を制御する。このような制御は、図示を省略したサーボ駆動手段によって行うことができる。
【0025】
図9はスライドテーブルの駆動機構説明図であり、スライドテーブル駆動モータ20の回転軸56に傘歯車52を固定し、この傘歯車52と噛み合う傘歯車51を駆動クランク21に固定し、この駆動クランク21と駆動アーム22とを軸24により結合し、駆動アーム22の先端のロッドエンド23をスライドテーブルに結合する。又57は駆動クランク21のストッパである。
【0026】
スライドテーブル駆動モータ20を回転させると、駆動クランク21は矢印e方向に回動してストッパ57に当接する。この駆動クランク21が矢印e方向に回動すると、駆動クランク21と軸24により回動可能に結合した駆動アーム22の先端のロッドエンド23は矢印f方向に移動する。このロッドエンド23はスライドテーブルに回動可能に結合しているから、回転テーブルを載置したスライドテーブルを矢印f方向に移動することができる。そして、スライドテーブル駆動モータ20を逆方向に回転させると、駆動クランク21と駆動アーム22とは図示位置に戻るから、スライドテーブルを図示状態に戻すことができる。なお、駆動クランク21の回動位置を規制するリミットスイッチを設けることも可能である。
【0027】
このように、スライドテーブル駆動モータ20の回転を、スライドテーブルのスライド方向に変換するクランク機構の駆動クランク21を180度回転させるだけで済み、サーボ駆動手段を適用することなく、スライドテーブルを高速でスライドさせることができる。又スライドテーブル駆動モータ20の回転速度を一定とした場合でも、スライドテーブルの移動速度は、停止位置に近づく程、低速度となり、円滑なスライドテーブルの駆動が可能となる。
【0028】
図10はスライドテーブル及び回転テーブルの駆動機構説明図であり、スライドテーブル駆動機構は、図9に対して直角の方向からみた要部を示す。又前述の各図と同一符号は同一部分を示し、28はスライドレール、29は回転テーブル駆動モータ、30,32は歯車、31は回転テーブル角度検出用エンコーダ等の回転角センサ、34は回転テーブルの歯車を示す。
【0029】
スライドテーブル11は、前述のように、スライドテーブル駆動モータと、傘歯車51,52と、駆動クランク21と、駆動アーム22とによって、スライドレール28により案内されてスライドされる。即ち、図2に於ける実線で示す平面ミラー2の位置と、点線で示す位置とにスライドさせることができる。又回転テーブル駆動モータ29を回転させると、歯車30は回転テーブルの歯車34と噛み合っているから、この歯車34が回転する。又この歯車34と噛み合っている歯車32も回転し、回転センサ31により、回転テーブル10の回転角を検出し、所望の回転角度の位置で停止させることができる。
【0030】
図11はスライドテーブル及び回転テーブルの案内機構説明図であり、図10のZ−Z線に沿った断面の概要を示し、前述の各図に於ける符号と同一符号は同一部分を示す。高倍率対物反射光学系1の鏡胴61上に、集光屈折光学系17と光学基板18とを固定し、この光学基板18上に、スライドレール28によって案内されるスライドテーブル11を配置する。このスライドレール28は、既に知られている直線運動ローラーガイド等の構成によりスライドテーブル11を案内する構成を有する。又このスライドテーブル11上に、回転テーブル10が回転可能に軸受35によって支持されて、その外周に設けた歯車34と、回転テーブル駆動モータ29の回転軸に固定した歯車30と噛み合うように構成し、又歯車34と噛み合う歯車32の回転軸に回転角センサ31が回転テーブル10に固定されている。
【0031】
前述のスライドテーブル駆動モータ20を駆動することにより、スライドレール28によってスライドテーブル11が案内されて、図11の紙面に対して垂直方向にスライドし、例えば、図2に於ける実線位置から点線位置に回転テーブル10を載せたスライドテーブル11をスライドさせることができる。又回転テーブル駆動モータ29を駆動することにより、回転テーブル10を軸受35によって支持して所望の角度に回転することができる。又回転テーブル10の回転角は、回転角センサ31により検出することができるから、指令された位置に正確に回転させることができる。
【0032】
図12は高温用温度基準板及び低温用温度基準板の制御位置説明図であり、前述の各図に於ける符号と同一符号は同一部分を示し、平面ミラーを上方に回動して、赤外線の光路外に存在する状態とし、長波長帯結像屈折光学系4に対して高温用温度基準板8を対向させ、短波長結像屈折光学系3に対して低温用温度基準板9を対向させた状態、即ち、図4の(A)に示す状態を示す。なお、63〜64は回転テーブル10の案内用のローラを示す。
【0033】
この状態から回転テーブル駆動モータ29により、例えば、時計方向に回転テーブル10を90度回転させると、低温用温度基準板9を長波長帯結像屈折光学系4に対して対向させることができる。又反時計方向に90度回転テーブル10を回転させると、高温用温度基準板9を短波長帯結像屈折光学系3に対して対向させることができる。
【0034】
図13は制御手段の説明図であり、71は駆動制御部、72はスライドテーブル駆動部、73は回転テーブル駆動部、74は平面ミラー駆動部、20はスライドテーブル駆動モータ、29は回転テーブル駆動モータ、39は平面ミラー駆動モータ、31,41は回転角センサを示す。
【0035】
図示を省略した上位の装置からのコマンドが駆動制御部71に入力されると 、駆動制御部71はコマンドを解析し、且つ各部の現在位置を判定して、スライドテーブル駆動部72,回転テーブル駆動部73,平面ミラー駆動部74に制御信号を送出する。スライドテーブル駆動部72は、駆動クランク21(図9参照)を180度回動させるようにスライドテーブル駆動モータ20を駆動し、モータの回転をスライド方向にクランク機構により変換してスライドテーブル11をスライドさせる。
【0036】
又回転テーブル駆動部73は、回転テーブル駆動モータ29を駆動して回転テーブル10を回転させ、その回転角を回転角センサ31により検出し、この検出信号を回転テーブル駆動部73にフィードバックして、コマンドに従った回転角を回転させる。又平面ミラー駆動部74は、平面ミラー駆動モータ39を駆動して平面ミラー2を赤外線の光路から外れるように回動又は元に戻すように回動し、その回転角を回転角センサ41により検出し、その検出信号を平面ミラー駆動部74にフィードバックして所定角度の回動を行わせる。従って、コマンドに従って正確な回転角制御が可能となる。この実施の形態に於いては、フィードバック制御系を適用した場合を示すが、回転角センサを省略し、パルスモータにより指令角度を回転させる制御手段を適用することも可能である。又駆動制御部71は、マイクロコンピュータ等により構成することも可能である。
【0037】
図14は視野切替えと温度補正との制御説明図であり、機能として、No.1〜No.3の視野の切替えと、No.4〜No.7の温度基準板の切替えとがあり、No.1の短波長帯高倍率の場合は、回転テーブル10は図2の状態から反時計方向(CCW)に90度回転し、スライドテーブル11は、図1,図2の状態とし、平面ミラー2は光路内に存在する図1,図2の状態とする。それにより、図7に示すように、高倍率対物反射光学系1と短波長帯結像屈折光学系3とを組合せた光学系となる。
【0038】
又No.2の長波長帯高倍率の場合は、回転テーブル10は図1,図2の状態とし、スライドテーブル11及び平面ミラー2は、図1,図2の状態とする。即ち、高倍率対物反射光学系1と長波長帯結像屈折光学系4とを組合せた光学系となる。又No.3の長波長帯低倍率の場合は、回転テーブル10は任意の位置とし、スライドテーブル11は、図2の矢印B方向にスライドさせる。又平面ミラー2は、光路内に存在しないので、任意角度とする。従って、低倍率対物屈折光学系7と長波長帯結像屈折光学系4とを組合せた光学系となる。
【0039】
又温度補正時に於いて、No.4の短波長帯に対して高温用温度基準板を用いる場合は、回転テーブル10を図2の状態に対して反時計方向(CCW)に90度回転し、スライドテーブル11は、図1,図2の状態とし、平面ミラー2は、図1の破線位置に回動させた状態とする。又No.5の低温用温度基準板を用いる場合は、回転テーブル10を図2の状態とし、スライドテーブル11と平面ミラー2とは、前述の高温用温度基準板を用いる場合と同様とする。
【0040】
又No.6の長波長帯に対して高温用温度基準板を用いる場合は、回転テーブル10を図2の状態、スライドテーブル11と平面ミラー2とは図1,図2の状態とし、又No.7の低温用温度基準板を用いる場合は、回転テーブル10を図2の状態から反時計方向(CCW)に90度回転し、平面ミラー2は図1の破線状態とする。
【0041】
図15はコマンドと制御動作の説明図であり、状態として、コマンド入力のON,OFFと、回転テーブル10の基準角度に対する90度時計方向(CW)と90度反時計方向(CCW)との回転と、スライドテーブル11の図2の実線位置と矢印B方向へのスライドと、平面ミラー2の光路遮断か開放かの位置との制御過程を、横軸を時間軸として示す。なお、平面ミラー2の光路遮断は、赤外線の光路外に回動した状態を示す。例えば、長波長帯に於ける高温用温度基準板から低温用温度基準板への切替えのコマンドの場合、そのコマンドがOFFからONとなり、そのコマンドを解析し、現在長波長帯の高温用温度基準板を用い、回転テーブル10は基準角度の位置に存在し、平面ミラー2は光路遮断状態であることを識別できるから、回転テーブル10を基準位置から時計方向に90度回転させ、スライドテーブル11は図2の位置を維持し、平面ミラー2も光路遮断位置を維持する。駆動制御部71(図13参照)は、このようなコマンドに従って、回転テーブル駆動部73を制御して、回転テーブル駆動モータ29により回転テーブル10を時計方向に90度回転させる。
【0042】
又長波長帯の低倍率から短波長帯の高倍率への切替えのコマンドの場合、回転テーブル10を基準位置から90度反時計方向に回転し、スライドテーブル11は、図2の実線位置に戻し、平面ミラー2は集光屈折光学系を介した光路内に位置させる。又長波長帯に対する低温用温度基準板から、短波長帯に対する高温用温度基準板の切替えのコマンドの場合、回転テーブル10を、基準角度に対して時計方向に90度の位置に存在した状態から、基準角度に対して反時計方向に90度の位置に回転させ、スライドテーブル11と平面ミラー2とは、長波長帯に対して低温用温度基準板を対向させた時の状態とする。又短波長帯に於ける高倍率の状態から、高温用温度基準版を対向させるコマンドの場合、回転テーブル10を基準角度から反時計方向に90度回転させ、スライドテーブル11は図2の状態とし、平面ミラー2は、光路開放位置から光路遮断状態に切替える。即ち、図1の実線位置から点線位置に回動させる。
【0043】
本発明は、前述の各実施の形態にのみ限定されるものではなく、種々付加変更することが可能であり、例えば、短波長帯結像屈折光学系3と長波長帯結像光学系4と低倍率対物光学系7とのレンズ構成は、一例を示すのみで、他のレンズ構成とすることも可能である。又1次反射鏡15に於ける他の光学系からの戻り光による問題点を回避する手段を設けることも可能である。又設置スペースに余裕があれば、長波長帯結像屈折光学系4と短波長帯結像屈折光学系3との光軸を直交する位置に配置することも可能である。その場合、反射ミラー3aを省略することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、最も大型となる高倍率対物反射光学系1を3〜5μm帯等の短波長帯と、8〜12μm帯等の長波長帯とに共用化し、平面ミラー2の回動により、短波長帯結像屈折光学系3と長波長帯結像屈折光学系4と対して、高倍率対物反射光学系1との組合せを切替えることができる。又広範囲の対象物の探索は、通常、長波長帯のみで充分であるから、その低倍率対物屈折光学系7と長波長帯結像屈折光学系4とを組合せるように、平面ミラー2を含む構成をスライドさせ、長波長帯結像屈折光学系4は、高倍率と低倍率とに共用化する。従って、広範囲の赤外線波長帯について、遠方の対象物の探索と広範囲にわたる対象物の探索とを行う構成に於いて、全体を小型化し、且つ経済化を図ることができる利点がある。
【0045】
又平面ミラー2を回転テーブル10に設け、この回転テーブル10を回動して前述の短波長帯と長波長帯との切替えを行う構成と、その平面ミラー2を回転機構19により赤外線の光路内と光路外とに移動する構成と、回転テーブル10に直交する関係位置に高温用温度基準板8と低温用温度記述板9とを配置した構成とにより、短波長帯撮像素子5及び長波長帯撮像素子6に対して、高温用温度基準板8と低温用温度基準板9とを切替えて、それぞれの温度補正処理を行わせることができる。従って、高精度の赤外線観測を継続することが可能となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の側断面図による原理説明図である。
【図2】本発明の上面図による原理説明図である。
【図3】本発明の一部側断面図による原理説明図である。
【図4】本発明の温度基準板の原理説明図である。
【図5】本発明の実施の形態の要部側断面図である。
【図6】本発明の実施の形態の要部上面図である。
【図7】本発明の実施の形態の要部側断面図である。
【図8】平面ミラーの回転機構の説明図である。
【図9】スライドテーブルの駆動機構説明図である。
【図10】スライドテーブル及び回転テーブルの駆動機構説明図である。
【図11】スライドテーブル及び回転テーブルの案内機構説明図である。
【図12】高温用温度基準板及び低温用温度基準板の制御位置説明図である。
【図13】制御手段の説明図である。
【図14】視野切替えと温度補正との制御説明図である。
【図15】コマンドと制御動作との説明図である。
【図16】赤外線透過特性説明図である。
【符号の説明】
1 高倍率対物反射光学系
2 平面ミラー
3 短波長帯結像屈折光学系
4 長波長帯結像屈折光学系
5 短波長帯撮像素子
6 長波長帯撮像素子
7 低倍率対物屈折光学系
8 高温用温度基準板
9 低温用温度基準板
10 回転テーブル
11 スライドテーブル
12 高温用ペルチェ素子
13 低温用ペルチェ素子
14 放熱フィン
15 1次反射鏡
16 2次反射鏡
17 集光屈折光学系
18 光学基板
19 回転機構
Claims (2)
- 赤外線の長波長帯と短波長帯とに共用した高倍率対物反射光学系と、
該高倍率対物反射光学系の光軸とほぼ平行の光軸を有するように配置した長波長帯用の結像屈折光学系と、
該長波長帯用の結像屈折光学系を介して赤外線を入射する長波長帯用の撮像素子と、
前記長波長帯用の結像屈折光学系の光軸とほぼ平行の光軸を有するように配置した短波長帯用の結像屈折光学系と、
該短波長帯用の結像屈折光学系を介して赤外線を入射する短波長帯用の撮像素子と、
前記長波長帯用の結像屈折光学系の光軸と一致した光軸を有するように配置した低倍率対物屈折光学系と、
前記高倍率対物反射光学系を介した赤外線を前記長波長帯用の結像屈折光学系と前記短波長帯用の結像屈折光学系との何れかに切替えて入射させる位置に回転可能に支持すると共に、前記高倍率対物反射光学系を介した赤外線の光路外へ移動できるように回動可能に回転テーブル上に支持した平面ミラーと、
前記回転テーブルの周辺に直交位置関係に配置して前記長波長帯用の結像屈折光学系と前記短波長帯用の結像屈折光学系とにそれぞれ前記回転テーブルの回転位置に対応して温度補正用の赤外線を入射させる高温用温度基準板及び低温用温度基準板と、
前記低倍率対物屈折光学系を介した赤外線を前記長波長帯用の結像屈折光学系に入射させる位置に前記回転テーブルをスライドさせるスライドテーブルと を備えたことを特徴とする赤外線撮像装置。 - 前記回転テーブルを回転させる回転テーブル駆動モータと、前記回転テーブルの回転角を検出する回転角センサと、前記回転テーブルの回転角を検出する前記回転角センサの検出信号をフィードバックして前記回転テーブル駆動モータを駆動する回転テーブル駆動部と、前記平面ミラーを回動させる平面ミラー駆動モータと、前記平面ミラーの回転角を検出する回転角センサと、前記平面ミラーの回転角を検出する前記回転角センサの検出信号をフィードバックして前記平面ミラー駆動モータを駆動する平面ミラー駆動部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の赤外線撮像装置。
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