JP3911584B2 - 浚渫船 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浚渫船、更に詳しくは、浚渫作業と地均し作業とを同時に行うことができるドラグヘッドを備えた浚渫船に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ドラグサクション浚渫船は、自力で航行しながら船体に取り付けたドラグアーム先端のドラグヘッドにより、ポンプで土砂を吸い上げて船内の泥倉にいったん格納し、満船になれば、捨土地まで自力で航行して船底扉を開いて海中に投棄するか、陸上排送管を通して捨土している。
【0003】
しかしながら、従来のドラグヘッドでは、幅が狭いことや土質の状態、浚渫船の運行技術などの理由により海底の掘削跡に溝が生じ易く、地均し作業が必要であった。また、泥倉から船外に流出するオーバーフロー水は、海面を汚濁し、漁業補償の対象になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、係る従来の問題を解消するために案出されたものであって、その目的とするところは、浚渫に際し、幅広く浚渫作業と地均し作業を同時に行える一方、船内の泥倉から船外にオーバーフロー水が流出するのを防止し、かつ、土砂の積載量を増大し得る浚渫船を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明に係る浚渫船は、船体に揺動自在に取り付けた一対のパイプ状のサクションパイプを兼ねたドラグアームの自由端によりドラグヘッドを回動自在に支持し、該ドラグヘッドを、進行方向側に開口部を持つ円筒状の排土板と、該排土板内に回動自在に設けられ且つ開口部を持つ円筒状のレーキドラムと、前記排土板に連通され船内の泥倉からオーバーフローした水を排土板に供給するリサイクル水パイプと、前記ドラグアームに設けた排土板回動用液圧シリンダーと、前記排土板に固定したフレームに取り付けたレーキドラム回動用液圧シリンダーと、から形成して成ることを特徴とする。
【0006】
請求項1に記載の発明によれば、浚渫に際し、浚渫作業と地均し作業を同時に行えると共に、船内の泥倉から船外にオーバーフロー水が流出するのを防止することができる。
請求項2に記載の本発明に係る浚渫船は、排土板の開口部の下縁に沿って多数のレーキを設けたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明によれば、排土板の開口部の下縁に沿って設けた多数のレーキによって海底の土砂を掘削することができる。
請求項3に記載の本発明に係る浚渫船は、排土板の開口部に多数の格子を設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、土砂塊が排土板内に入り込むのを防ぐことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を説明する。なお、この実施の形態では、直線状のドラグヘッドを例にとる。
図3に示すように、浚渫船1は、船体2の中央部に左右一対のパイプ状のドラグアーム3を揺動自在に設けている。そして、ドラムアーム3の自由端により、ほぼ船幅に匹敵する横幅を持つ直線状のドラグヘッド4を回動自在に支持している。
【0009】
上記ドラグヘッド4は、図1及び図2に示すように、排土板5と、レーキドラム6と、リサイクル水パイプ7と、排土板回動用液圧シリンダー8と、レーキドラム回動用液圧シリンダー9から形成されている。
【0010】
上記排土板5は、円筒状を呈し、図1に示すように、左右一対のドラグアーム3の自由端により回動自在に支持されている。この排土板5は、図2に示すように、進行方向側に横長の開口部10を備えている。また、排土板5内には、図2に示すように、円筒状のレーキドラム6が回動自在に設けられている。このレーキドラム6は、排土板5と同様に横長の開口部11を備えている。更に、図1に示す如く、排土板5の中央部には、船内の泥倉(図示せず)からオーバーフローした水を排土板5に供給する一対のリサイクル水パイプ7が接続されている。
【0011】
また、図2に示すように、排土板5の背面には、平坦な底部12を有する中空台形状のフレーム13が取り付けられ、その側方には、ブラケット14が固定されている。そして、図1に示すように、ドラグアーム3とブラケット14との間に排土板回動用油圧シリンダー8が架橋されている。また、上記フレーム13には、レーキドラム回動用油圧シリンダー9が設けられている。
【0012】
また、図1に示すように、排土板5の開口部10の下縁に沿って多数のレーキ15が設けられ、更に、排土板5の開口部10に多数の格子16が設けられている。
また、図3に示すように、上記ドラグヘッド4は、ワイヤー17によって所定の水深に吊り下げられるようになっている。
【0013】
次に、上記浚渫船による浚渫作業について説明する。
浚渫作業に際しては、図3のように、浚渫船1を所定の方向に航行させる一方、ドラグヘッド4を海底Dに接地させながら図示しない浚渫ポンプを駆動させる。すると、排土板5の開口部10から排土板5の内部18に入り込んだ土砂と海水は、ドラグヘッド4の両側に位置するパイプ状のドラグアーム3の中を通って図示しない船内の泥倉に格納される。
【0014】
その際、土砂と海水の混じり具合を見て排土板回動用油圧シリンダー8及びレーキドラム回動用油圧シリンダー9を操作する。排土板回動用油圧シリンダー8のロッド19を押し引きすると、円筒状の排土板5が時計又は反時計方向に回転し、排土板5の開口部10の方向が調整される。一方、レーキドラム回動用油圧シリンダー9のロッド20を押し引きすると、円筒状のレーキドラム6が時計又は反時計方向に回転し、排土板5の開口部10とレーキドラム6の開口部11とが形成する開口幅Aが調整される。
【0015】
泥倉から図示しないリサイクル水槽に溜められたオーバーフロー水は、リサイクルポンプによってドラグアーム3に沿って配設されたリサイクル水パイプ7を通って排土板5内に供給され、排土板5に蓄積する土砂を両端のドラグアーム兼用サクションパイプに送る働きをする。また、リサイクル水量は、常に、ドラグアーム3内の流量より少なく、開口部から海水を吸入する状態に調整しておく必要がある。
【0016】
上記の浚渫作業に際し、排土板5の開口部5の下縁に沿って設けられた多数のレーキ15によって海底Dが掘削され、排土板5の開口部10に設けた多数の格子16よって排土板5内に大きな土砂の塊が入るのが阻止される。
一方、排土板5の背面に設けたフレーム13の底部12によって浚渫跡が地均しされる。
【0017】
以上の説明では、直線状のドラグヘッド4について説明したが、これに限らず、例えば、図4に示すように、中央部が進行方向に向かって突出した平面視V形のドラグヘッド40でも同様の効果が得られる。
【0018】
【発明の効果】
上記のように、請求項1に記載の本発明に係る浚渫船は、船体に揺動自在に取り付けた一対のパイプ状のドラグアームの自由端によりドラグヘッドを回動自在に支持し、該ドラグヘッドを、進行方向側に開口部を持つ円筒状の排土板と、該排土板内に回動自在に設けられ且つ開口部を持つ円筒状のレーキドラムと、前記排土板に連通され船内の泥倉からオーバーフローした水を排土板に供給するリサイクル水パイプと、前記ドラグアームに設けた排土板回動用液圧シリンダーと、前記排土板に固定したフレームに取り付けたレーキドラム回動用液圧シリンダーと、から形成して成るから、浚渫に際し、幅広く浚渫作業と地均し作業を同時に行うことができる。また、船内の泥倉から船外にオーバーフロー水が流出するのを防止することができる。ここで、浚渫ポンプとリサイクルポンプとの水量の調整が行われると、船外にオーバーフローすることなくリサイクル水を再三使用でき、土砂の積載量を増大する浚渫が可能である。
【0019】
一方、請求項2に記載の本発明に係る浚渫船は、排土板の開口部の下縁に沿って多数のレーキを設けたので、排土板の開口部の下縁に沿って設けた多数のレーキによって海底の土砂を掘削することができる。
また、請求項3に記載の本発明に係る浚渫船は、排土板の開口部に多数の格子を設けたので、土砂塊が排土板内に入り込むのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る浚渫船の要部拡大斜視図である。
【図2】図1のドラグヘッドの横断面図である。
【図3】本発明に係る浚渫船の斜視図である。
【図4】その他のドラグヘッドの平面図である。
【符号の説明】
2 船体 3 ドラグアーム
4 ドラグヘッド 5 排土板
6 レーキドラム 7 リサイクル水パイプ
8 排土板回動用液圧シリンダー
9 レーキドラム回動用液圧シリンダー
10 開口部 11 開口部
13 フレーム

Claims (3)

  1. 船体に揺動自在に取り付けた一対のパイプ状のサクションパイプを兼ねたドラグアームの自由端によりドラグヘッドを回動自在に支持し、該ドラグヘッドを、進行方向側に開口部を持つ円筒状の排土板と、該排土板内に回動自在に設けられ且つ開口部を持つ円筒状のレーキドラムと、前記排土板に連通され船内の泥倉からオーバーフローした水を排土板に供給するリサイクル水パイプと、前記ドラグアームに設けた排土板回動用液圧シリンダーと、前記排土板に固定したフレームに取り付けたレーキドラム回動用液圧シリンダーと、から形成して成ることを特徴とする浚渫船。
  2. 排土板の開口部の下縁に沿って多数のレーキを設けたことを特徴とする請求項1記載の浚渫船。
  3. 排土板の開口部に多数の格子を設けたことを特徴とする請求項1記載の浚渫船。
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