JP3911445B2 - スライド扉の支持枠構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はスライド扉の支持枠構造に関し、更に詳細には、箱体の開口部を開閉するスライド扉をスライド可能に支持する支持枠において、スライド扉を閉成した際に支持枠との間に生ずる隙間を塞ぐようにした支持枠構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食品や飲料品等の被保存物を冷蔵して保存するショーケースが、ショッピングセンタやコンビニエンスストア等に設置されている。このショーケースは、断熱構造の箱体に内部画成した収納室に、冷凍機構を構成する冷却器で熱交換した冷気を強制循環することで、該収納室に収納した被保存物を保冷するよう構成される。また箱体の前部には、前方に開放する矩形状の開口部が開設され、この開口部の内周囲には、2枚のスライド扉をスライド可能に支持する支持枠が配設されている。この支持枠は、開口部の内周上下に配設された上レール部材および下レール部材と、開口部の内周左右に配設された左枠部材および右枠部材とから構成され、上下のレール部材間に2枚のスライド扉が前後の関係で夫々スライド可能に支持され、各スライド扉を左方または右方にスライドして左側縁または右側縁を対応する左枠部材または右枠部材に当接することで、前記開口部を閉成するよう構成されている。
【0003】
また、前記スライド扉を閉成した際に対応する枠部材に当接する側縁には、該枠部材に密着して開口部を密閉するパッキンが延設されており、スライド扉の閉成時には収納部内の冷気が逃出するのを防止するよう構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記ショーケースのスライド扉は、該扉を下レール部材から所定高さだけ持上げて、該下レール部材と扉下部との係合を解除した後、該スライド扉を前側に向けて斜めに降ろして上レール部材と扉上部との係合を解除することで、支持枠から取外し得るよう構成されている。このため、前記パッキンの上端は、スライド扉の下部と下レール部材との係合を解除する高さ分だけ低く設定され、該スライド扉を持上げた際に上レール部材とパッキンとが干渉しないよう構成されている。すなわち、パッキンの上端と上部レール部材とは前記高さ分だけ離間しているから、スライド扉を閉成しても、支持枠とスライド扉との上部隅部には、枠部材とパッキンとが当接しない隙間を生じ、この隙間から内部冷気が逃出する問題があった。
【0005】
またスライド扉の下部には、下レール部材に設けられたレール条が嵌り込む溝を形成した下枠体が配設されており、前記パッキンの下端は下枠体の上端位置までしか延在していなかった。このため、支持枠とスライド扉との下部隅部においても、下枠体の高さ分だけパッキンと枠部材とが当接しない隙間を生じ、この隙間から内部冷気が逃出する問題も指摘される。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、スライド扉を閉成した際に支持枠との間に隙間を生じないようにし、内部雰囲気の変化を抑制し得るようにしたスライド扉の支持枠構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係るスライド扉の支持枠構造は、
箱体に開設された開口部の内周上に配設され、前後に離間して左右方向に平行に延在する通路および両通路の下部に左右方向に平行して夫々形成されて上下に貫通するレール溝を有する上レール部材と、開口部の内周下側に配設され、前記上レール部材の各レール溝と対向する位置に左右方向の略全長に亘って突設したレール条を有する下レール部材と、開口部の内周左右に配設された一対の枠部材から支持枠が構成され、
平板材における下側の外縁部に配設した下枠体の溝を、前記下レール部材の対応するレール条にスライド可能に遊嵌すると共に、平板部の上端部を前記上レール部材の対応するレール溝および通路に挿通して摺動可能に支持することで、前記開口部を開閉する2枚のスライド扉が前後の関係でスライド可能に支持され、
各スライド扉における平板部の一側縁において上下方向に延在して配設されたパッキンの上端が、各スライド扉を支持枠から取外す際に、前記下枠体の溝がレール条から離脱し得る高さだけスライド扉を持上げたときに、前記上レール部材と干渉しない位置に設定され、
スライド扉を所定方向にスライドして対応する枠部材に当接させて開口部を閉成した際に、平板部の一側縁、パッキンの上端、上レール部材および対応の枠部材の間に隙間を生ずるスライド扉の支持枠構造において、
前記上レール部材の両通路を閉塞可能な寸法に設定した基部と、この基部における一方の側端面に前後の関係で平行に形成した長さの異なる一対の係止体とを有する上部ストッパが、各スライド扉を開放した際に該扉の他側縁が長尺な係止体に当接するように、一対の係止体を対応の通路に挿入した状態で上レール部材における扉スライド方向の両端部に夫々配設され、
前記各上部ストッパには、前記基部の下方に突出して、各スライド扉を閉成した際に生ずる前記隙間を塞ぐ遮蔽部を設けたことを特徴とする。
【0008】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本願の別の発明に係るスライド扉の支持枠構造は、
箱体に開設された開口部の内周上に配設され、前後に離間して左右方向に平行に延在する通路および両通路の下部に左右方向に平行して夫々形成されて上下に貫通するレール溝を有する上レール部材と、開口部の内周下側に配設され、前記上レール部材の各レール溝と対向する位置に左右方向の略全長に亘って突設したレール条を有する下レール部材と、開口部の内周左右に配設された一対の枠部材から支持枠が構成され、
平板材における下側の外縁部に配設した下枠体の溝を、前記下レール部材の対応するレール条にスライド可能に遊嵌すると共に、平板部の上端部を前記上レール部材の対応するレール溝および通路に挿通して摺動可能に支持することで、前記開口部を開閉する2枚のスライド扉が前後の関係でスライド可能に支持され、
各スライド扉における平板部の一側縁において上下方向に延在して配設されたパッキンの下端が、前記下枠体の上端に略一致する位置に設定され、
スライド扉を所定方向にスライドして対応する枠部材に当接させて開口部を閉成した際に、平板部の一側縁、パッキンの下端、下レール部材および対応の枠部材の間に隙間を生ずるスライド扉の支持枠構造において、
本体部の長手方向の一端部側の下面に形成され、前記下レール部材のレール条の何れか一方に嵌合可能な嵌合溝を有し、各スライド扉を開放した際に該扉の他側縁が当接する下部ストッパが、下レール部材における扉スライド方向の両端部に夫々配設され、
前記下部ストッパには、前記嵌合溝が装着されるレール条とは反対のレール条側に向けて突出して、各スライド扉を閉成した際に生ずる前記隙間を塞ぐ遮蔽部を設けたことを特徴とする。
【0009】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本願の更に別の発明に係るスライド扉の支持枠構造は、
箱体に開設された開口部の内周上に配設され、前後に離間して左右方向に平行に延在する通路および両通路の下部に左右方向に平行して夫々形成されて上下に貫通するレール溝を有する上レール部材と、開口部の内周下側に配設され、前記上レール部材の各レール溝と対向する位置に左右方向の略全長に亘って突設したレール条を有する下レール部材と、開口部の内周左右に配設された一対の枠部材から支持枠が構成され、
平板材における下側の外縁部に配設した下枠体の溝を、前記下レール部材の対応するレール条にスライド可能に遊嵌すると共に、平板部の上端部を前記上レール部材の対応するレール溝および通路に挿通して摺動可能に支持することで、前記開口部を開閉する2枚のスライド扉が前後の関係でスライド可能に支持され、
各スライド扉における平板部の一側縁において上下方向に延在して配設されたパッキンの上端が、各スライド扉を支持枠から取外す際に、前記下枠体の溝がレール条から離脱し得る高さだけスライド扉を持上げたときに、前記上レール部材と干渉しない位置に設定されると共に、該パッキンの下端が、前記下枠体の上端に略一致する位置に設定され、
スライド扉を所定方向にスライドして対応する枠部材に当接させて開口部を閉成した際に、平板部の一側縁、パッキンの上端、上レール部材および対応の枠部材の間に隙間を生ずると共に、平板部の一側縁、パッキンの下端、下レール部材および対応の枠部材の間に隙間を生ずるスライド扉の支持枠構造において、
前記上レール部材の両通路を閉塞可能な寸法に設定した基部と、この基部における一方の側端面に前後の関係で平行に形成した長さの異なる一対の係止体とを有する上部ストッパが、各スライド扉を開放した際に該扉の他側縁が長尺な係止体に当接するように、一対の係止体を対応の通路に挿入した状態で上レール部材における扉スライド方向の両端部に夫々配設され、
前記各上部ストッパには、前記基部の下方に突出して、各スライド扉を閉成した際に生ずる前記隙間を塞ぐ遮蔽部を設け、
本体部の長手方向の一端部側の下面に形成され、下レール部材のレール条の何れか一方に嵌合可能な嵌合溝を有し、各スライド扉を開放した際に該扉の他側縁が当接する下部ストッパが、下レール部材における扉スライド方向の両端部に夫々配設され、
前記下部ストッパには、前記嵌合溝が装着されるレール条とは反対のレール条側に向けて突出して、前記隙間を塞ぐ遮蔽部を設けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るスライド扉の支持枠構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0011】
図1は、実施例に係るスライド扉の支持枠構造の要部を示すものであり、図2および図3は、実施例の支持枠構造が採用されるショーケースの全体構造を示すものである。図に示す如く、実施例のショーケース10は、合成樹脂材料を真空成形により前方に開口する矩形箱状に形成した内箱11の外側に、複数の外装板からなる外箱12を所定間隔離間して配設すると共に、内箱11と外箱12との間の空間に断熱材を充填した断熱構造の箱体13の内部に、被保存物が収納される収納室14が画成されている。そして、冷凍機構を構成する冷却器15により熱交換された冷気を、該収納室14に強制循環することで、収納した被保存物を保冷するよう構成される。
【0012】
前記箱体13の前部に開設される矩形状の開口部16の内周縁には、後述する前後の関係で位置する2枚のスライド扉18,19をスライド可能に支持する支持枠20が配設されている。この支持枠20は、開口部16の内周上下に配設された上レール部材21および下レール部材22と、開口部16の内周左右に配設された左枠部材24および右枠部材25とから構成される。なお、上レール部材21および左右の枠部材24,25は、前記内箱11と外箱12との接続部材を兼ねている。
【0013】
(上レール部材について)
前記支持枠20を構成する上レール部材21は、図4に示すように、合成樹脂材料を図示の断面形状で押出成形した長尺な部材であって、その延在長さは、前記開口部16における上側の左右幅寸法と略同一になる寸法に設定される。この上レール部材21には、前後に離間して幅方向に平行に延在する断面矩形状の通路26,27が形成されると共に、両通路26,27の下部には、上下に貫通するレール溝28,29が幅方向に平行に形成されている。そして、前側に位置する前レール溝28および前通路26に、前側に位置する前スライド扉18の上端部36aが摺動可能に挿通支持されると共に、後側に位置する後レール溝29および後通路27に、後側に位置する後スライド扉19の上端部36aが摺動可能に挿通支持されるようになっている。なお、両レール溝28,29の前後方向の寸法は、対応する通路26,27の前後方向の寸法より小さく設定してある。
【0014】
(下レール部材について)
前記支持枠20を構成する下レール部材22は、図7に示すように、合成樹脂材料を図示の断面形状で押出成形した長尺な部材であって、その延在長さが、前記開口部16における下部の左右幅寸法と略同一寸法に設定されている。この下レール部材22は、前記上レール部材21の各レール溝28,29と対向する位置に、レール条30,31が幅方向の略全長に亘って突設されており、前側に位置する前レール条30に前スライド扉18の下端部が摺動可能に載架されると共に、後側に位置する後レール条31に後スライド扉19の下端部が摺動可能に載架されるよう構成される。
【0015】
(左右の枠部材について)
前記支持枠20を構成する左右の枠部材24,25は左右対称であるので、一方(正面において右側に配設される方)の右枠部材25の構成についてのみ説明し、他方の左枠部材24の同一部材には同じ符号を付して示すこととする。図8に示すように、右枠部材25は、合成樹脂材料を図示の断面形状で押出成形した長尺な部材であって、その延在長さが、前記開口部16に上下のレール部材21,22を配設した状態での縦方向の寸法と略同一寸法に設定されている。また右枠部材25には、前後に離間して開口部側に延出する一対の延出部32,33が平行に突設されると共に、両延出部32,33の間に金属板34が配設され、各スライド扉18,19に配設した後述するパッキン35が磁力吸着するよう構成される。
【0016】
(スライド扉について)
前記支持枠20における上下のレール部材21,22間にスライド可能に支持された前後に位置するスライド扉18,19の基本的な構成は同じであるので、正面右側に位置する前スライド扉18の構成につき説明し、他方の後スライド扉19の同一部材には同じ符号を付して示すこととする。
【0017】
前記前スライド扉18は、図2に示す如く、ガラスや合成樹脂等から形成される透明な矩形状の平板材36と、該平板材36の左右の外縁部に配設された合成樹脂製の左枠体37と右枠体38、および平板材36の下側の外縁部に配設された合成樹脂製の下枠体39とから構成される。平板材36は、前記開口部16の右半分を略閉成可能な寸法に設定され、右枠体38(後スライド扉19では左枠体37)を前記対応する右枠部材25(後スライド扉19では左枠部材24)に当接することで、該開口部16を閉成するようになっている。
【0018】
前記下枠体39には、その長手方向に沿って溝39aが形成され(図7参照)、該溝39aが前記下レール部材22の対応する前レール条30にスライド可能に遊嵌されるようになっている。また、前記左右の枠体37,38の上下方向の長さ寸法は、前記平板材36の上下方向の寸法よりも短かく設定され、該枠体37,38の上端部から突出する平板材36の上端部36aが、図1に示す如く、前記対応する前レール溝28および前通路26に挿通されて摺動可能に支持されるよう構成される。なお、左右の両枠体37,38の上端は、前スライド扉18を支持枠20から取外すに際し、前記下枠体39の溝39aが前レール条30から離脱し得る高さだけ該前スライド扉18を持上げたときに、前記上レール部材21と干渉しない位置に設定してある。また、前通路26の高さ寸法に関しても、前スライド扉18を支持枠20から取外す際に前記高さだけ持上げるのを許容するよう設定されている。
【0019】
前記前スライド扉18の一側縁である右枠体38(後スライド扉19の場合は左枠体37)には、その長手方向(上下方向)の略長全に亘ってパッキン35が延設され、前記開口部16を前スライド扉18で閉成した際に、該パッキン35が前記右枠部材25の内側面に密着して、前記収納室14からの冷気の逃出を防止するよう構成されている。なお、前記パッキン35としては、ゴムに磁性材料を混合したものが使用され、前スライド扉18を閉成した際にパッキン35を対応する右枠部材25に配設した前記金属板34に磁力吸着させることで、該スライド扉18を閉成位置に保持すると共に密閉性を向上するよう構成してある。またパッキン35の上端は、右枠体38の上端に略一致して(図1参照)、前スライド扉18の支持枠20からの取外しを阻害しないようになっていると共に、その下端は下枠体39の上端に略一致するよう設定される(図9参照)。
【0020】
(上部ストッパについて)
前記上レール部材21には、図2に示す如く、その長手方向(扉スライド方向)の両端部に、ゴム等の弾性を有する材料から形成された上機能部材としての上部ストッパ40,41が装着されている。左右に位置する上部ストッパ40,41の基本的な構成は同じであるので、正面右側に位置する右上部ストッパ40の構成につき説明し、他方の左上部ストッパ41の同一部材には同じ符号を付して示すこととする。
【0021】
前記右上部ストッパ40は、図5および図6に示す如く、矩形状に形成された基部23が、上レール部材21における両通路26,27を閉塞可能な寸法に設定されると共に、その一方の側端面には、前記前通路26に挿通可能な断面形状に設定された前係止体42と、後通路27および後レール溝29に挿通可能な断面形状に設定された後係止体43とが前後の関係で平行に形成されている。そして、前係止体42を対応する前通路26に挿通すると共に、後係止体43を対応する後通路27および後レール溝29に挿通して、基部23の側端面を上レール部材21の対向する端面に当接した位置で、当該右上部ストッパ40が上レール部材21の右端部に位置決め装着されるようになっている。すなわち、この右上部ストッパ40は、図1に示す如く、上レール部材21と右枠部材25とが当接する部位に臨み、前記両通路26,27の長手方向の開口部およびレール溝28,29を夫々塞ぐと共に上レール部材21と右枠部材25同士を隙間なく当接して、当該当接部分から発泡漏れを生ずるのを防止するべく機能する。なお、右上部ストッパ40においては、後係止体43が前係止体42より長く設定されて、該後係止体43が後スライド扉(一方のスライド扉)19を開放した際の緩衝材およびストッパとしても機能し、また左上部ストッパ41においては、前係止体42が後係止体43より長く設定されて、該前係止体42が前スライド扉(一方のスライド扉)18を開放した際の緩衝材およびストッパとしても機能するよう構成される。但し、左上部ストッパ41においては、前係止体42が前通路26および前レール溝28に挿通可能な断面形状に設定され、後係止体43が後通路27に挿通可能な断面形状に設定されている。
【0022】
前記右上部ストッパ40の基部23には、下方に突出する上遮蔽部(遮蔽部)44が設けられている。この上遮蔽部44は、図1に示す如く、前スライド扉18を閉成した際に、前記パッキン35、上レール部材21および右枠部材25との間に画成される上側の隙間45を塞ぐよう構成される。
【0023】
(下部ストッパについて)
前記下レール部材22には、図2に示す如く、その長手方向(扉スライド方向)の両端部に、ゴム等の弾性を有する材料から形成された下機能部材としての下部ストッパ46,47が夫々装着されるよう構成される。左右に位置する下部ストッパ46,47の構成は同じであるので、正面右側に位置する右下部ストッパ46の構成につき説明し、他方の左下部ストッパ47の同一部材には同じ符号を付して示すこととする。
【0024】
前記右下部ストッパ46は、図10および図11に示す如く、略矩形状に形成された本体部48の長手方向の一端部側の下面に、前記下レール部材22の後レール条31に嵌合可能な嵌合溝48aが形成され、該嵌合溝48aを後レール条31に嵌合することで、当該右下部ストッパ46が下レール部材22の右端部に装着されるよう構成される。そして、この装着状態において前記本体部48における嵌合溝48aが形成される端部とは反対の他端部は、図8に示す如く、前記右枠部材25の内側面(金属板34)に当接するよう設定される。また本体部48の他端部には、下部ストッパが装着されるレール条とは反対のレール条側、すなわち右下部ストッパ46では前レール条30側に向けて突出する下遮蔽部(遮蔽部)49が設けられる。そしてこの下遮蔽部49が、図8に示す如く、前スライド扉18を閉成した際に、前記パッキン35、下レール部材22および右枠部材25との間に画成される下側の隙間50を塞ぐよう構成される。なお、左下部ストッパ47は、嵌合溝48aを前レール条30に嵌合することで、他端部が左枠部材24の内側面に当接した状態で下レール部材22の左端部に装着され、後レール条31側に向けて突出する下遮蔽部(遮蔽部)49により、パッキン35、下レール部材22および左枠部材24との間に画成される下側の隙間50を塞ぐよう構成されている。
【0025】
前記右下部ストッパ46の本体部48は、後スライド扉(一方のスライド扉)19を開放した際に該扉19の右端部が当接して、緩衝材およびストッパとしても機能する。また、右下部ストッパ46の本体部48における嵌合溝48aが形成される下面で、下遮蔽部49が突出する側と反対側において長手方向に延在する稜部、本体部48の他端部における下遮蔽部49が突出する側と反対側において上下方向に延在する稜部、および下遮蔽部49の上下両側において前後に延在する稜部の夫々は、斜めに面取りされた傾斜面51とされている。そして、右下部ストッパ46を下レール部材22に装着した際に、下レール部材22と右枠部材25との接合内縁部に対して下遮蔽部49の下側に位置する傾斜面51が対向して所要の隙間を画成し、両部材22,25の接合部を埋めるコーキング(図示せず)が右下部ストッパ46に付かないようになっている。更に、右下部ストッパ46のその他の傾斜面51は、該ストッパ46を下レール部材22に装着した状態で、前記右枠部材25における後側の延出部33の内側延出基端縁や、下レール部材22における後レール条31の後側に立設された後壁52の内側立設基端縁と対向して隙間を画成し、これら各隙間を介して下レール部材22に溜まる結露水等を排出させ得るよう構成される。なお、左下部ストッパ47においては、該ストッパ47を下レール部材22に装着した状態で、下レール部材22と前記左枠部材24との接合内縁部、左枠部材24における前側の延出部32の内側延出基端縁、および下レール部材22における前レール条30の前側に立設された前壁53の内側立設基端縁の夫々に対して各傾斜面51が対向して隙間を画成し、これら各隙間を介して結露水等を排出させるようになっている。
【0026】
【実施例の作用】
次に、前述した実施例に係るスライド扉の支持枠構造の作用につき説明する。前記箱体13を形成するに際しては、前記内箱11に対して、上下のレール部材21,22および左右の枠部材24,25を所定位置に取付けると共に、該内箱11の外側に所定間隔離間して外箱12を取付ける。なお、前記上レール部材21の左右両端部に、前記上部ストッパ40,41を予め夫々装着し、該上レール部材21と左右の枠部材24,25との接合部を隙間なく当接させる。この状態で、両箱11,12の間に画成される空間に断熱材を充填発泡することで、断熱構成の箱体13が製造される。この場合に、上レール部材21と左右の枠部材24,25との接合部は上部ストッパ40,41により隙間なく当接しているから、当該部位から発泡漏れが発生するのは好適に防止される。
【0027】
前記下レール部材22の左右両端部に、前記下部ストッパ46,47を夫々装着した後、前記支持枠20に前後のスライド扉18,19を取付ける。両スライド扉18,19において、左右の枠体37,38およびパッキン35の上端は、上レール部材21から所定長さだけ下方に離間しており、各スライド扉18,19を下レール部材22から所定高さだけ持上げて、該下レール部材22のレール条30,31から前記下枠体39,39の溝39a,39aを離脱させた後、該スライド扉18,19を前側に向けて斜めに降ろして上レール部材21の通路26,27およびレール溝28,29から前記平板材36,36の上端部36a,36aを引抜くことで、当該スライド扉18,19を支持枠20から取外すことができる。なお、下部ストッパ46,47を下レール部材22に装着した際に、該下レール部材22と左右の枠部材24,25との接合内縁部と前記傾斜面51とが対向して隙間が形成されるから(図9参照)、当該部位を目止めしているコーキングが該ストッパ46,47に付くことはなく、また該コーキングにより下部ストッパ46,47が適正な位置に装着されなくなることもない。
【0028】
前述したようにして支持枠20にスライド可能に取付けた、例えば前スライド扉18により前記開口部16を閉成するべく右方にスライドすると、該前スライド扉18の右枠体38に配設されている前記パッキン35が、前記右枠部材25の金属板34に磁力吸着し、前スライド扉18は閉成位置に保持される。またパッキン35が右枠部材25に密着することで、両者25,35の間に隙間がなくなり、前記収納室14からの冷気の逃出は防止される。この場合において、パッキン35は前スライド扉18の上下方向の全長に亘って配設されておらず、該パッキン35が配設されていない前スライド扉18の上部および下部と支持枠20との間には隙間45,50が夫々画成される。
【0029】
実施例の支持枠20では、前記上レール部材21に配設した右上部ストッパ40および下レール部材22に配設した右下部ストッパ46の夫々の遮蔽部44,49が、対応する前記隙間45,50を塞ぐように位置する(図1,図9参照)。従って、前スライド扉18と支持枠20との間には、該扉18の上下方向の略全長に亘って隙間を生ずることはなく、前記収納室14からの冷気の逃出を好適に防止することができる。また右上部ストッパ40および右下部ストッパ46は、後スライド扉19を開放した際に、該扉19の右端部が当接して緩衝材およびストッパとして機能し、大きな騒音が発生したり後スライド扉19が破損するのは防止される。なお、実施例のように上レール部材21に対して平板材36の上端部36aを直に支持するよう構成した場合は、前スライド扉18を閉成した際には該上端部36aが右上部ストッパ40に当接するが、このときであっても該ストッパ40は弾性材料から構成されているから平板材36が破損することはない。また、支持枠20にスライド可能に取付けた後スライド扉19により前記開口部16を閉成する場合や、前スライド扉18を開放する場合においての作用は、前述した場合と同様になる。
【0030】
前記上下の隙間45,50を塞ぐ遮蔽部44,49は、上下のレール部材21,22に装着される上下のストッパ40,41,46,47に設けられているから、該隙間45,50を塞ぐための別部材をネジ等を用いて取付ける必要はなく、部品点数や組付け工数が増加することはない。また上部ストッパ40,41に関しては、上レール部材21に嵌挿されているから、簡単に脱落することはない。
【0031】
前記下部ストッパ46,47に関しては、左右同一の構成のものを使用するようにしたから、左右を逆に装着することはなく、また加工コストを低廉に抑えると共に部品管理が簡単となる。また下部ストッパ46,47は下レール部材22に嵌挿されているだけなので、清掃に際して簡単に取外すことができ、常に衛生的に保ち得る。更に、下部ストッパ46,47の各稜部を傾斜面51としたことで、下レール部材22に装着した際に各傾斜面51と対向する部分に隙間を画成し、これらの隙間から下レール部材22に溜まる結露水等を排出することができる。
【0032】
実施例では、スライド扉を所定方向にスライドして対応する枠部材に当接することで開口部を閉成した際に、パッキンと上下のレール部材との間に夫々隙間を生ずる構成のショーケースの場合で説明したが、上または下の何れか一方にのみ隙間を生ずる構成のものであってもよく、対応する上また下の何れかのレール部材に遮蔽部を有する機能部材を装着するものであればよい。また実施例では、箱体に内部画成した収納室を冷却する構成で説明したが、収納室を加温するものであってもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明した如く、請求項1の発明に係るスライド扉の支持枠構造では、スライド扉により開口部を閉成した際に、パッキンと上レール部材との間に生ずる隙間を、一方のスライド扉を開放した際のストッパとして機能する機能部材に設けた遮蔽部で塞ぐよう構成したから、箱体の内部雰囲気が変化するのを防止することができる。また、請求項2の発明に係るスライド扉の支持枠構造では、スライド扉により開口部を閉成した際に、パッキンと下レール部材との間に生ずる隙間を、一方のスライド扉を開放した際のストッパとして機能する機能部材に設けた遮蔽部で塞ぐよう構成したから、箱体の内部雰囲気が変化するのを防止することができる。
【0034】
更に、請求項3の発明に係るスライド扉の支持枠構造では、スライド扉により開口部を閉成した際に、パッキンと上下のレール部材との間に生ずる夫々の隙間を、一方のスライド扉を開放した際のストッパとして機能する上下の機能部材に設けた上下の遮蔽部で夫々塞ぐよう構成したから、スライド扉の上下方向の略全長に亘って開口部を密閉することができ、箱体の内部雰囲気が変化するのを好適に防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係るスライド扉の支持枠構造における上レール部材および右枠部材の配設部位を示す縦断正面図である。
【図2】 実施例に係る支持枠構造が採用されるショーケースの正面図である。
【図3】 実施例に係る支持枠構造が採用されるショーケースの縦断側面図である。
【図4】 実施例に係る支持枠構造における上レール部材の配設部位を示す縦断側面図である。
【図5】 実施例に係る右上部ストッパを示す概略斜視図である。
【図6】 実施例に係る右上部ストッパを示す概略斜視図である。
【図7】 実施例に係る支持枠構造における下レール部材の配設部位を示す縦断側面図である。
【図8】 実施例に係る支持枠構造における下レール部材および右枠部材の配設部位を示す横断平面図である。
【図9】 実施例に係る支持枠構造における下レール部材および右枠部材の配設部位を示す縦断正面図である。
【図10】 実施例に係る右下部ストッパを示す概略斜視図である。
【図11】 実施例に係る右下部ストッパを示す概略斜視図である。
【符号の説明】
13 箱体,16 開口部,18 前スライド扉,19 後スライド扉
20 支持枠,21 上レール部材,22 下レール部材,24 左枠部材
25 右枠部材,35 パッキン,40 右上部ストッパ(上機能部材)
41 左上部ストッパ(上機能部材),44 上遮蔽部(遮蔽部)
45 上側の隙間,46 右下部ストッパ(下機能部材)
47 左下部ストッパ(下機能部材),49 下遮蔽部(遮蔽部)
50 下側の隙間

Claims (3)

  1. 箱体(13)に開設された開口部(16)の内周上に配設され、前後に離間して左右方向に平行に延在する通路 (26,27) および両通路 (26,27) の下部に左右方向に平行して夫々形成されて上下に貫通するレール溝 (28,29) を有する上レール部材(21) と、開口部 (16) の内周下側に配設され、前記上レール部材 (21) の各レール溝 (28,29) と対向する位置に左右方向の略全長に亘って突設したレール条 (30,31) を有する下レール部材 (22) と、開口部 (16) 内周左右に配設された一対の枠部材(24,25)から支持枠(20)が構成され、
    平板材 (36) における下側の外縁部に配設した下枠体 (39) の溝 (39a) を、前記下レール部材 (22) の対応するレール条 (30,31) にスライド可能に遊嵌すると共に、平板部 (36) の上端部 (36a) を前記上レール部材 (20) の対応するレール溝 (28,29) および通路 (26,27) に挿通して摺動可能に支持することで、前記開口部(16)を開閉する2枚のスライド扉(18,19)が前後の関係でスライド可能に支持され、
    各スライド扉 (18,19) における平板部 (36) の一側縁において上下方向に延在して配設されたパッキン (35) の上端が、各スライド扉 (18,19) を支持枠 (20) から取外す際に、前記下枠体 (39) の溝 (39a) がレール条 (30,31) から離脱し得る高さだけスライド扉 (18,19) を持上げたときに、前記上レール部材 (21) と干渉しない位置に設定され、
    スライド扉(18,19)を所定方向にスライドして対応する枠部材(24,25)に当接させて開口部(16)を閉成した際に、平板部 (36) の一側縁、パッキン (35) の上端、上レール部材 (21) および対応の枠部材 (24,25) の間に隙間 (45) を生ずるスライド扉の支持枠構造において、
    前記上レール部材 (21) の両通路 (26,27) を閉塞可能な寸法に設定した基部 (23) と、この基部 (23) における一方の側端面に前後の関係で平行に形成した長さの異なる一対の係止体 (42,43) とを有する上部ストッパ (40,41) が、各スライド扉 (18,19) を開放した際に該扉 (18,19) の他側縁が長尺な係止体 (42) に当接するように、一対の係止体 (42,43) を対応の通路 (26,27) に挿入した状態で上レール部材 (21) における扉スライド方向の両端部に夫々配設され、
    前記各上部ストッパ (40,41) には、前記基部 (23) の下方に突出して、各スライド扉(19,18)を閉成した際に生ずる前記隙間(45)を塞ぐ遮蔽部(44)を設けた
    ことを特徴とするスライド扉の支持枠構造。
  2. 箱体(13)に開設された開口部(16)の内周上に配設され、前後に離間して左右方向に平行に延在する通路 (26,27) および両通路 (26,27) の下部に左右方向に平行して夫々形成されて上下に貫通するレール溝 (28,29) を有する上レール部材(21) と、開口部 (16) の内周下側に配設され、前記上レール部材 (21) の各レール溝 (28,29) と対向する位置に左右方向の略全長に亘って突設したレール条 (30,31) を有する下レール部材 (22) と、開口部 (16) 内周左右に配設された一対の枠部材(24,25)から支持枠(20)が構成され、
    平板材 (36) における下側の外縁部に配設した下枠体 (39) の溝 (39a) を、前記下レール部材 (22) の対応するレール条 (30,31) にスライド可能に遊嵌すると共に、平板部 (36) の上端部 (36a) を前記上レール部材 (20) の対応するレール溝 (28,29) および通路 (26,27) に挿通して摺動可能に支持することで、前記開口部(16)を開閉する2枚のスライド扉(18,19)が前後の関係でスライド可能に支持され、
    各スライド扉 (18,19) における平板部 (36) の一側縁において上下方向に延在して配設されたパッキン (35) の下端が、前記下枠体 (39) の上端に略一致する位置に設定され、
    スライド扉(18,19)を所定方向にスライドして対応する枠部材(24,25)に当接させて開口部(16)を閉成した際に、平板部 (36) の一側縁、パッキン (35) の下端、下レール部材 (22) および対応の枠部材 (24,25) の間に隙間 (50) を生ずるスライド扉の支持枠構造において、
    本体部 (48) の長手方向の一端部側の下面に形成され、前記下レール部材 (22) のレール条 (30,31) の何れか一方に嵌合可能な嵌合溝 (48a) を有し、各スライド扉 (18,19) を開放した際に該扉 (18,19) の他側縁が当接する下部ストッパ (46,47) が、下レール部材 (22) における扉スライド方向の両端部に夫々配設され、
    前記下部ストッパ (46,47) には、前記嵌合溝 (48a) が装着されるレール条 (30,31) とは反対のレール条 (31,30) 側に向けて突出して、各スライド扉(19,18)を閉成した際に生ずる前記隙間(50)を塞ぐ遮蔽部(49)を設けた
    ことを特徴とするスライド扉の支持枠構造。
  3. 箱体(13)に開設された開口部(16)の内周上に配設され、前後に離間して左右方向に平行に延在する通路 (26,27) および両通路 (26,27) の下部に左右方向に平行して夫々形成されて上下に貫通するレール溝 (28,29) を有する上レール部材(21) と、開口部 (16) の内周下側に配設され、前記上レール部材 (21) の各レール溝 (28,29) と対向する位置に左右方向の略全長に亘って突設したレール条 (30,31) を有する下レール部材 (22) と、開口部 (16) 内周左右に配設された一対の枠部材(24,25)から支持枠(20)が構成され、
    平板材 (36) における下側の外縁部に配設した下枠体 (39) の溝 (39a) を、前記下レール部材 (22) の対応するレール条 (30,31) にスライド可能に遊嵌すると共に、平板部 (36) の上端部 (36a) を前記上レール部材 (20) の対応するレール溝 (28,29) および通路 (26,27) に挿通して摺動可能に支持することで、前記開口部(16)を開閉する2枚のスライド扉(18,19)が前後の関係でスライド可能に支持され、
    各スライド扉 (18,19) における平板部 (36) の一側縁において上下方向に延在して配設されたパッキン (35) の上端が、各スライド扉 (18,19) を支持枠 (20) から取外す際に、前記下枠体 (39) の溝 (39a) がレール条 (30,31) から離脱し得る高さだけスライド扉 (18,19) を持上げたときに、前記上レール部材 (21) と干渉しない位置に設定されると共に、該パッキン (35) の下端が、前記下枠体 (39) の上端に略一致する位置に設定され、
    スライド扉(18,19)を所定方向にスライドして対応する枠部材(24,25)に当接させて開口部(16)を閉成した際に、平板部 (36) の一側縁、パッキン (35) の上端、上レール部材 (21) および対応の枠部材 (24,25) の間に隙間 (45) を生ずると共に、平板部 (36) の一側縁、パッキン (35) の下端、下レール部材 (22) および対応の枠部材 (24,25) の間に隙間 (50) を生ずるスライド扉の支持枠構造において、
    前記上レール部材 (21) の両通路 (26,27) を閉塞可能な寸法に設定した基部 (23) と、この基部 (23) における一方の側端面に前後の関係で平行に形成した長さの異なる一対の係止体 (42,43) とを有する上部ストッパ (40,41) が、各スライド扉 (18,19) を開放した際に該扉 (18,19) の他側縁が長尺な係止体 (42) に当接するように、一対の係止体 (42,43) を対応の通路 (26,27) に挿入した状態で上レール部材 (21) における扉スライド方向の両端部に夫々配設され、
    前記各上部ストッパ (40,41) には、前記基部 (23) の下方に突出して、各スライド扉(19,18)を閉成した際に生ずる前記隙間(45)を塞ぐ遮蔽部(44)を設け、
    本体部 (48) の長手方向の一端部側の下面に形成され、下レール部材 (22) のレール条 (30,31) の何れか一方に嵌合可能な嵌合溝 (48a) を有し、各スライド扉 (18,19) を開放した際に該扉 (18,19) の他側縁が当接する下部ストッパ (46,47) が、下レール部材 (22) における扉スライド方向の両端部に夫々配設され、
    前記下部ストッパ (46,47) には、前記嵌合溝 (48a) が装着されるレール条 (30,31) とは反対のレール条 (31,30) 側に向けて突出して、前記隙間(50)を塞ぐ遮蔽部(49)を設けた
    ことを特徴とするスライド扉の支持枠構造。
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