JP3911108B2 - コンベクションオーブン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、食材などの被加熱物を加熱室内に収容して、雰囲気ガスの対流加熱によって調理するコンベクションオーブンの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
厨房などの調理室においては、加熱室内の主として空気および水蒸気などの雰囲気ガスをファンによって吸引し、前記加熱室に隣接して設けられる熱交換室内の熱交換器と熱交換し、この熱交換によって昇温された高温の雰囲気ガスを再び加熱室に供給して、加熱室内の被加熱物である食材を対流加熱するコンベクションオーブンが従来から用いられている。
【0003】
前記ファンは、加熱室および熱交換室を含む庫内空間で雰囲気ガスを循環しながら加熱室内で対流させ、加熱室内の温度分布を均一化するとともに、食材表面の低温ガス膜層を剥離し、食材の表面に常に高温の雰囲気ガスが接触するようにして、食材を最適な環境下で加熱して、希望する焼き色、火のとおり加減および水分の含有状態などの仕上がりに調理することができるように構成されている。
【0004】
前記コンベクションオーブンは、前記庫内空間を有するオーブン本体と、このオーブン本体の正面側で開閉自在な扉とから成る。前記オーブン本体の正面側から見て前記加熱室の一側方には、熱交換器である伝熱管と、加熱室内の雰囲気ガスを吸引して伝熱管と熱交換し、この熱交換によって昇温された雰囲気ガスを前記加熱室へ供給するファンとが設けられる。このファンは、サーボモータによって予め設定された一定の回転速度で回転駆動される。前記庫内空間は、バッフル板とも呼ばれる偏平な略四角形の隔壁によって、食材がホテルパンまたはトレーなどに乗載された状態で収容される加熱室と、前記伝熱管およびファンが設けられる熱交換室とに仕切られる。前記隔壁のほぼ中央部には、前記ファンの吸引口が形成される。またこの隔壁の4側縁辺を含む周縁部と庫室空間を規定する内面との間には、前記伝熱管との熱交換によって加熱された高温の雰囲気ガスが前記加熱室に向けて通過する給気口が形成される。
【0005】
このようなコンベクションオーブンは、食材の加熱調理時において、前記ファンが回転駆動されると、加熱室内の雰囲気ガスが前記隔壁のほぼ中央部に形成される吸引口から吸引され、ファンの回転による遠心力の作用によって半径方向外方へ吹き出される。こうしてファンから吹き出された雰囲気ガスは、伝熱管との熱交換によって昇温され、前記給気口から加熱室内へ供給される。このようにして循環する高温の雰囲気ガスは、加熱室内の食材を加熱した後、再び隔壁の吸引口から熱交換室内へ吸引され、再び伝熱管との熱交換によって昇温され、加熱室内でいわば強制的に対流させて、加熱室内に上下に多段階に収容される複数の食材を効率よく加熱して調理することができるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術では、ファンの回転速度が一定であるため、加熱室内に収容される各食材の形状が小さく、または個数が少なく、もしくはその双方である場合には、雰囲気ガスの食材によって奪われる吸収熱量が少なく、前記ファンによって熱交換室内に吸引される雰囲気ガスは、前記伝熱管との熱交換直後の雰囲気ガスに比べて温度がそれぼど低下していないにも拘わらず、前記一定の回転速度で回転するファンによって高温の雰囲気ガスが加熱室と熱交換室との間を循環される。また設定温度が170℃〜180℃以下の比較的低い温度に設定された場合であっても、前記ファンは170℃〜180℃を超える高温設定時の回転速度で回転する。このようなファンは、その消費電力がたとえば800W程度と大きく、コンベクションオーブンの全消費電力の約80%以上を占める。上記のように食材による吸収熱量が少なく、また加熱設定温度が低い場合、雰囲気ガスを高速で循環する必要がないにも拘わらず、ファンは常にフル回転で回転駆動されているため、無駄に電力を消費し、コンベクションオーブンの消費電力量が多く、経済性が劣るという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、消費電力量を低減して省エネルギ化を図り、経済性を向上することができるようにしたコンベクションオーブンを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、熱源と、熱源によって加熱される熱交換器と、熱交換器に近接して設けられるファンとを備え、被加熱物が収容される加熱室内の雰囲気ガスを前記ファンによって前記熱交換器およびファンが備えられる熱交換室内に吸引して前記熱交換器と熱交換し、この熱交換によって昇温された高温の雰囲気ガスを前記加熱室に供給して、前記加熱室に収容される被加熱物を加熱するコンベクションオーブンにおいて、
前記熱交換器に関して雰囲気ガスの流れ方向の上流側と下流側とに温度検出器が設けられ、各温度検出器によって検出される各検出温度の温度差が予め定める設定温度差以下になったとき、前記ファンの回転速度を低下させることを特徴とするコンベクションオーブンである。
【0009】
本発明に従えば、熱源によって加熱される熱交換器に近接してファンが備えられ、このファンによって被加熱物が収容される加熱室内の雰囲気ガスを強制的に対流させて、前記加熱室内の被加熱物が加熱される。このようなコンベクションオーブンにおいて、前記ファンに関して雰囲気ガスの流れ方向の上流側および下流側には、温度検出器がそれぞれ設けられ、各温度検出器によって検出される各検出温度の温度差が予め定める設定温度差以下になったとき、前記ファンの回転速度を低下させることによって、無駄な電力の消費を少なくして、省エネルギ化を図り、経済性が向上される。
【0010】
請求項2記載の本発明は、前記雰囲気ガスの流れ方向上流側に設けられる上流側温度検出器による検出温度の最小値と、前記雰囲気ガスの流れ方向下流側に設けられる下流側温度検出器による検出温度の最大値との温度差が、前記予め定める設定温度差以下になったとき、前記ファンの回転速度を低下させることを特徴とする。
【0011】
本発明に従えば、前記各温度検出器によって検出される各検出温度として、雰囲気ガスの流れ方向上流側に設けられる上流側温度検出器による検出温度の最小値と、前記雰囲気ガスの流れ方向下流側に設けられる下流側温度検出器による検出温度の最大値とが用いられ、これらの検出温度の最大値と最小値との差が予め定める設定温度差以下になったとき、前記ファンの回転速度を低下させるので、頻繁なファンの回転速度の低減が防がれ、これによって加熱室内の温度分布のばらつきを生じることなしに、無駄なファンの駆動を少なくして電力の消費量を削減し、省エネルギ化を図り、経済性が向上される。
【0012】
請求項3記載の本発明は、前記ファンの回転速度を低下させた状態が予め定める設定時間にわたって継続したとき、前記ファンの回転速度を前記低下させた状態よりもさらに低い第2の回転速度に低下させることを特徴とする。
【0013】
本発明に従えば、前記ファンの回転速度を低下させた状態が予め定める設定時間にわたって継続したとき、前記ファンの回転速度を前記低下させた状態よりもさらに低い第2の回転速度に低下させるので、ファンの回転速度がより細かく制御され、電力の消費量をより一層少なくして、省エネルギ化を図り、経済性が向上される。
【0014】
請求項4記載の本発明は、前記予め定める設定時間内に各温度検出器による検出温度の温度差が前記予め定める設定温度差を超えたとき、前記ファンの回転速度を上昇させることを特徴とする。
【0015】
本発明に従えば、前記予め定める設定時間内に各温度検出器による検出温度の温度差が前記予め定める設定温度差を超えたとき、前記ファンの回転速度を上昇させるので、被加熱物の加熱中に不所望な加熱室内の温度の低下が防がれ、加熱中の時間経過に伴う加熱室内の温度の大きな変動を防止し、無駄な電力の消費を少なくして、加熱室内の温度を被加熱物に応じて設定された設定温度付近に維持して、最適な庫内環境を実現することができる。
【0016】
請求項5記載の本発明は、熱源と、熱源によって加熱される熱交換器と、熱交換器に近接して設けられるファンとを備え、被加熱物が収容される加熱室内の雰囲気ガスを前記ファンによって前記熱交換器およびファンが備えられる熱交換室内に吸引して前記熱交換器と熱交換し、この熱交換によって昇温された高温の雰囲気ガスを前記加熱室に供給して、前記加熱室に収容される被加熱物を加熱するコンベクションオーブンにおいて、
前記加熱室内の上部領域と下部領域とに温度検出器が設けられ、各温度検出器によって検出される各検出温度の温度差が、予め定める設定温度差以下になったとき、前記ファンの回転速度を低下させることを特徴とするコンベクションオーブンである。
【0017】
本発明に従えば、熱源によって加熱される熱交換器に近接してファンが備えられ、このファンによって被加熱物が収容される加熱室内の雰囲気ガスを強制的に対流させて、前記加熱室内の被加熱物が加熱される。このようなコンベクションオーブンにおいて、加熱室の上部領域および下部領域に設けられる温度検出器による各検出温度の温度差が予め定める設定温度差以下になったとき、ファンの回転速度を低下させることによって、加熱室内に収容される被加熱物の形状、収容位置および収容量などによって雰囲気ガスの円滑な流れが妨げられる領域が生じても、その流れが変化し、加熱室内に大きな温度のばらつきが生じることが防がれ、ファンを一定の回転速度で回転し続けた場合に比べて、無駄な電力の消費が低減されるとともに、収容された被加熱物を均一に加熱することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態のコンベクションオーブン1の内部構造を示す一側方から見た断面図であり、図2は図1に示されるコンベクションオーブン1を正面側から見た断面図であり、図3はコンベクションオーブン1の外観を示す正面図であり、図4は図3の左側から見たコンベクションオーブン1の側面図であり、図5は図3の上方から見たコンベクションオーブン1の平面図である。厨房の床7に設置される基台8上には、本実施の形態のコンベクションオーブン1が載置される。このコンベクションオーブン1は、熱源であるガスバーナ2と、ガスバーナ2からの高温の排ガスが導かれて加熱され、大略的に四角形に屈曲した環状に形成される熱交換器である伝熱管3と、伝熱管3の内方のほぼ中央で伝熱管3に近接して外囲され、略水平な回転軸線まわりに回転自在に設けられるファン4とを備える。
【0019】
このようなコンベクションオーブン1は、被加熱物である食材が収容される加熱室5内の雰囲気ガスを前記伝熱管3およびファン4が備えられる熱交換室6内に吸引して、前記伝熱管3と間接熱交換し、この間接熱交換によって昇温された高温の雰囲気ガスを前記加熱室5に供給して、前記加熱室5に収容される食材をたとえば30〜300°Cの範囲で加熱温度を任意に設定して加熱することができる。前記ファン4は、サーボモータMによって予め定める回転方向Gに回転駆動される。サーボモータMは、後述する制御手段31によって、回転速度(以下、回転数[rpm]と同義とする)、回転方向、運転開始/停止動作が制御される。
【0020】
前記コンベクションオーブン1は、基台8に載置され、前記加熱室5を有するオーブン本体9と、オーブン本体9の正面側で略鉛直な軸線まわりに矢符A1,A2方向に開閉自在に設けられる扉10とを有する。扉10の遊端部には、開閉用操作ハンドル12が設けられ、この操作ハンドル12を把持して、図3に示される鉛直下方に垂下した状態から矢符B1方向に角変位すると、扉10のオーブン本体9に対するロック状態が解除され、扉10を開いて加熱室5を開放し、食材をホテルパンまたはトレーなどに乗載して加熱室5に対して出入れすることができる。前記ホテルパンおよびトレーは、たとえばステンレス鋼から成る。また操作ハンドル12を前記矢符B1方向に角変位させた状態から矢符B2方向に角変位することによって、扉10をオーブン本体9に対してロック状態にして、加熱室5を気密に閉鎖することができる。
【0021】
前記オーブン本体9の加熱室5の一側方、すなわち図2の左方には、前記伝熱管3およびファン4が設けられる熱交換室6が形成される。これらの加熱室5と熱交換室6とを含んで、庫内空間11を形成する。加熱室5と熱交換室6とは、バッフル板とも呼ばれる隔壁18によって仕切られている。この隔壁18は、たとえばステンレス鋼板から成り、中央部には厚み方向に貫通する複数の透孔19が相互に間隔をあけて設けられる吸引口20が形成され、上部および下部は上下各一対の略L字状の取付片25,26によって天板15および底板17にそれぞれ取付けられている。隔壁18の周縁部は、庫内空間11を規定する内面から内側に退避して離間しており、前記隔壁18の周縁部と前記内面との間には、ファン4の回転による遠心力の作用によって半径方向外方に吹き出され、伝熱管3と熱交換して昇温された高温の雰囲気ガスが熱交換室6から加熱室5に向かって通過する給気口21が設けられる。
【0022】
前記給気口21は、隔壁18の周方向全周にわたって形成されるので、加熱室5内に矢符Cで示されるように、外周領域から内周領域にまわり込む雰囲気ガスの対流を形成して、図示しない複数のホテルパンまたはトレーに乗載されて上下に多段階に収容された食材に接触させ、各食材の表面に生じる低温ガス膜層を剥離して、効率よく均一に加熱することができる。
【0023】
伝熱管3は、その構成の一例として述べると、前記ガスバーナ2が接続され、略水平な軸線方向に延びる大径の燃焼管3a、燃焼管3aの他端部に屈曲して連なり、略鉛直な軸線に沿って上方に延びる小径の第1伝熱管部分3b、第1伝熱管部分3bの上端部に屈曲して連なり、略水平な軸線方向に延びる第2伝熱管部分3c、第2伝熱管部分3cの一端部に屈曲して連なり、略鉛直な軸線に沿って下方に延びる第3伝熱管部分3d、第3伝熱管部分3dの下端部に屈曲して連なり、略鉛直な軸線に沿って上方に延びる第4伝熱管部分3e、第4伝熱管部分3eの上端部に屈曲して連なり、略水平な軸線に沿って延びる第5伝熱管部分3f、第5伝熱管部分3fの前記第1伝熱管部分3b側の一端部に屈曲して連なり、略鉛直な軸線に沿って下方に延びる第6伝熱管部分3g、第6伝熱管部分3gの下端部に屈曲して連なり、略水平な軸線に沿って延びる第7伝熱管部分3h、第7伝熱管部分3hの前記第3および第4伝熱管部分3d,3e側の一端部に屈曲して連なり、略鉛直な軸線に沿って上方に延びる第8伝熱管部分3i、第8伝熱管部分3iの上端部に屈曲して連なり、上方になるにつれて前記第1および第6伝熱管部分3b,3g側(図1の右側)に傾斜する第9伝熱管部分3j、ならびに第9伝熱管部分3jの上端部に屈曲して連なり、前記第2および第5伝熱管部分3c,3fよりも上方で略水平な軸線に沿って延びる第10伝熱管部分3kを有する。
【0024】
このような伝熱管3は、熱交換器用鋼管または加熱炉用鋼管によって実現される。前記ガスバーナ2は、天然ガスを燃料ガスとし、燃焼用空気と混合して燃焼するブンゼン式ガスバーナが用いられる。このガスバーナ2によって燃焼管3a内で発生した高温の燃焼ガスは、第1伝熱管部分3bの前記燃焼管3aに連なる入口13から供給され、第10伝熱管部分3kの出口14から排出され、伝熱管3が過熱される。
【0025】
このようなコンベクションオーブン1には、前記伝熱管3に関して雰囲気ガスの流れ方向Cの上流側および下流側に、第1〜第6温度検出器S1〜S6が設けられる。これらの第1〜第6温度検出器S1〜S6は、図1および図2において×印によって簡略化して示されている。第1温度検出器S1は、加熱室5に上方から臨む天板15のほぼ中央に設けられ、第2温度検出器S2は、隔壁18の前記吸引口20とファン4の上部領域との間に設けられ、第3温度検出器S3は、熱交換室6内で天板15近傍の上部領域に扉10に近接して設けられる。また第4温度検出器S4は、熱交換室6内で底板17近傍の下部領域に扉10と対向する側板24に近接して設けられ、第5温度検出器S5は、熱交換室5内で天板15近傍の上部領域に前記側板24に近傍して設けられ、第6温度検出器S6は、加熱室5に下方から臨む底板17のほぼ中央に設けられる。
【0026】
上記の第1〜第6温度検出器S1〜S6のうち、第1および第6温度検出器S1,S6は、加熱室5内の上部および下部の温度のばらつきを確認するための温度検出器として用いられ、第2温度検出器S2は雰囲気ガスの流れ方向Cの最も下流側の温度を検出するための下流側温度検出器として用いられ、第3〜第5温度検出器S3〜S5は、前記雰囲気ガスの流れ方向C上流側の前記伝熱管3との熱交換直後の高温の雰囲気ガスの温度を検出するための上流側温度検出器として用いられる。これらの第1〜第6温度検出器S1〜S6は、たとえば熱電対などの温度変化を電圧変化として検出する温度検出素子によって実現されてもよい。
【0027】
図6は、コンベクションオーブン1の概略的な電気的構成を示すブロック図である。なお、以下の説明において、前述のファン4はサーボモータMの出力軸に直接固定されているものとし、ファン4の回転速度はサーボモータMの出力軸の回転速度と同一であるものとして説明する。サーボモータMは、第1〜第6温度検出器S1〜S6からの各検出温度に基づいて運転開始/停止動作および回転速度制御手段31によって制御される。この制御手段31は、中央演算処理装置(略称CPU)によって実現される制御回路32と、この制御回路32からの制御信号に応答して前記サーボモータMを駆動する駆動回路33と、オーブン本体9の扉10の側方の正面壁22に設けられ、加熱モード、温度、湿度および時間などの調理条件を入力して設定するための入力操作パネル23とを含む。
【0028】
前記入力操作パネル23には、スチームの発生を伴わないオーブンモード、熱風の発生を伴わないスチームモードおよび熱風およびスチームの両者の発生を伴うコンビネーションモードなどの各種の運転モードを選択するための複数の設定モード選択キーと、この設定モード選択キーによって選択された設定モードにおける温度、湿度および時間などの設定値を設定するための置数ダイヤルつまみなどが設けられる。
【0029】
前記制御回路32は、下流側温度検出器である第2温度検出器S2の検出温度T2の最低温度Tminと、上流側温度検出器である第3〜第5温度検出器S3〜S5の各検出温度T3〜T5のうちの最高温度Tmaxとの温度差ΔT1、
ΔT1 = Tmax − Tmin …(1)
を求め、この温度差ΔT1が予め定める第1の設定温度差ΔTa1以下になったとき、サーボモータMの回転速度を低下させ、したがってファン4の回転速度を低下させる。前記予め定める第1の設定温度差ΔTa1は、7〜20°Cの範囲に選ばれ、好ましくは10°Cに選ばれる。
【0030】
前記制御回路32はまた、加熱室5内の上部領域の温度T1を前記第1温度検出器S1によって検出し、下部領域の温度T6を第6温度検出器S6によって検出し、加熱室5内の上下の各領域間の温度差ΔT2、
ΔT2 = │T1 − T6│ …(2)
が予め定める第2の設定温度差ΔTa2以下になったとき、サーボモータMの回転速度、したがってファン4の回転速度を低下させる。前記設定温度差ΔTa2は、たとえば20℃に選ばれる。
【0031】
このように加熱室5内の上下の各領域の温度T1,T6の温度差ΔT2が予め定める設定温度差ΔTa2以下になったとき、ファン4の回転速度を低下させるので、加熱室5内へのホテルパンの収容位置およびその枚数ならびに食材の収容位置、その形状および収容量などの影響によって、加熱室5内の雰囲気ガスの円滑な流れが妨げられる領域が生じても、その流れを変化させて、加熱室5内に温度分布の大きなばらつきが生じることが防がれ、食材を均一に加熱することができる。
【0032】
上記の第1の設定温度差ΔTa1によるサーボモータMの制御は、一例として述べると、検出温度差ΔT1が設定温度差ΔTa1を超えているときには、最大回転速度Nmaxに設定されており、検出温度差ΔT1が入力操作パネル23から入力して設定された第1の設定温度差ΔTa1以下になったとき、前記ファン4の回転速度を最高回転速度Nmaxよりも低い回転速度N1、
N1 = Nmax/2 …(3)
に低下させる。またファン4の回転速度をN1に低下させたときから予め定める設定時間W内に、前記検出温度差ΔT1が前記予め定める第1の設定温度差ΔTa1を超えたとき、前記ファン4の回転速度は、前記低い回転速度N1(=Nmax/2)から元の回転速度Nmaxに上昇させる。
【0033】
このような制御回路32によってファン4の回転速度が制御されるので、庫内空間11内の雰囲気ガスの循環・対流する速度および乱れの状態を変化させ、加熱室5に収容される食材に対する雰囲気ガスの接触する方向、強さおよび接触時間が変化して、その食材を最適な状態で加熱することができる。
【0034】
図7は、制御手段31の加熱調理時における制御動作を説明するためのフローチャートである。加熱調理が開始され、加熱室5には加熱されるべき食材がホテルパンまたはトレーなどに載置された状態で、上下に相互に間隔をあけて多段階に収容され、扉10は閉じられ、加熱室5は閉鎖されている。この状態で、入力操作パネル23によって、運転モード、温度、湿度および時間などが設定され、スタートスイッチ(図示せず)を押下して加熱が開始されると、ステップn1で、第1〜第6温度検出器S1〜S6による庫内温度の検出値が、制御回路32に時系列的に連続して、あるいは所定の時間間隔、たとえば0.3sec毎に入力されるとともに、ガスバーナ2の点火およびファン4の回転動作が開始され、加熱室5内の温度が前記入力操作パネル23によって設定された温度に向かって上昇し、上下に多段階的に収容される各食材の加熱動作が開始される。
【0035】
次に、ステップn2で、制御回路32は、上記のように入力操作パネル23によって設定された運転モード、温度、第1〜第6温度検出器S1〜S6によって検出される各検出温度T1〜T6、および加熱室5内の湿度などの各種のデータに基づいて信号処理を行った後、第1の検出温度差ΔT1に基づいて前記ファン4の回転速度、したがってサーボモータMの回転速度を制御する。
【0036】
すなわち、前記制御回路32は、第1の検出温度差ΔT1は、前述した式1によって、第2温度検出器S2による検出温度T2の最低温度Tminと、第3〜第5温度検出器S3〜S5の各検出温度T3〜T5のうちの最高温度Tmaxとの差(=Tmax−Tmin)として求められる。
【0037】
前記ステップn2において、上記の第1の検出温度差ΔT1が前記予め定める設定温度差ΔTa1を超えたときには、ステップn3へ移り、前記制御回路32は、サーボモータMの回転速度が最大回転速度Nmaxを保つように制御する。また上記の第1の検出温度差ΔT1が前記第1の設定温度差ΔTa1以下であれば、ステップn4へ移り、前記制御回路32は、サーボモータMの回転速度をN1に低下させる。このような制御回路32による制御は、後述のステップn5で前記入力操作パネル23によって設定された加熱時間が経過し、または手動によって停止スイッチが押圧操作されるまで繰り返され、上記のステップn2→ステップn3→ステップn5の第1の手順およびステップn2→ステップn4→ステップn5の第2の手順が繰り返されて食材が加熱される。
【0038】
上記のステップn5で、予め設定された加熱時間が経過し、または手動停止スイッチが押圧操作されて停止信号が制御回路32に入力されると、次のステップn6へ移り、制御回路32はモータ停止信号を駆動回路33に出力して、駆動回路33からのサーボモータMへの駆動電力の供給を停止させてファン4の回転を停止させるとともに、ガスバーナ2の燃焼を停止して、一連の加熱調理が終了する。
【0039】
図8は、本件発明者による庫内温度の測定実験の温度測定位置を示す簡略化したコンベクションオーブン1の斜視図である。本件発明者は、上述した図1〜図7の実施の形態と同様なコンベクションオーブン1を用いて、図8の×印によって示されるように、前記第1〜第6温度検出器S1〜S6のうち、第1〜第3温度検出器S1〜S3および第6温度検出器S6を用いて、蒸気によって加熱するいわばむらし調理を行うスチーム加熱モード、高温雰囲気ガスによって加熱するオーブン加熱モード、および蒸気と高温雰囲気ガスとの併用によって加熱するコンビネーション加熱モードの3つの各モードに対して、被加熱物およびホテルパンを収容しない負荷なしの状態と、水1リットルおよびホテルパン6枚を収容した負荷ありの状態とについて、スチーム加熱モードでは70°Cと100°C、オーブン加熱モードでは、170°C,250°C,300°C、コンビネーション加熱モードでは、170°C,250°C,300°Cの各種の設定温度に対する庫内温度の測定実験を行った。その実験結果を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
上記の表1から明らかなように、各モードに拘わらず設定温度が高くなるほど第1,第6温度検出器S1,S6の各検出温度T1,T6のうちの最高温度Tmaxと最低温度Tminとの差ΔT1は大きくなる。各モードにおいて、最高回転速度Nmaxでファン4を回転したときの温度差ΔT1Nmaxと、Nmax/2でファン4を回転したときの温度差ΔT1Nmax/2とを比較して、ΔT1Nmax/2/ΔT1Nmax/2を求めると、表1の「倍率」の欄に記載するとおりである。これらの「倍率」の値について、「負荷なし」の場合と「負荷あり」の場合とを比較すると、「負荷あり」の場合は、水1リットルと6枚のホテルパンとによる熱吸収があるにも拘わらず、「負荷なし」の場合とほとんど変わらず、負荷があってもファン4の回転速度を低下させることによって、温度差がNmax時の温度差に比べてむやみに大きくなることが抑制されていることが判る。
【0042】
図9は、本件発明者の実験による庫内温度分布を計測したときの第1および第6温度検出器S1,S6の各検出温度T1,T6の温度差ΔT1と、第2および第3温度検出器S2,S3の各検出温度T2,T3の温度差ΔT2との関係を示すグラフである。第1および第6温度検出器S1,S6の各検出温度T1,T6は、加熱室5内における上部領域と下部領域との温度を示し、また第2および第3温度検出器S2,S3の各検出温度T2,T3は雰囲気ガスの流れ方向Cの上流側領域の温度と下流側領域の温度とを示す。前記加熱室5内の上下の各領域間の温度差、すなわち前記第2の温度差ΔTa2を、加熱されるべき食材に応じて選択的に決定し得るとき、この第2の温度差ΔTa2に対応する第1の温度差ΔTa1を図9から推定することができる。一例として述べると、第2の温度差ΔTa2が20°C程度が好ましい食材を加熱しようとする場合、同図から前記制御回路32に設定されるべき第1の温度差ΔTa1は、約7°Cである。
【0043】
本発明の実施の他の形態として、上記の制御回路32において、上記の第1の温度差ΔT1に基づいてサーボモータMの回転速度をNmaxからN1(=Nmax/2)に低下させた状態であっても、第2の検出温度差ΔT2が第2の設定温度差ΔTa2を超えると、加熱室5内の上下の各領域間の温度差が過大であるとして、サーボモータMの回転速度をN1(=Nmax/2)から元の最大回転速度Nmaxに戻し、加熱室5内の温度分布の大きなばらつきの発生を抑制し、食材の配置位置および大きさに拘わらず均一に加熱することができるように構成されてもよい。
【0044】
本発明の実施のさらに他の形態として、下流側温度検出器としての第2温度検出器S2および上流側温度検出器としての第3温度検出器S3によって検出される各検出温度T2,T3間の前記第1の検出温度差ΔT1が、予め定める第1の設定温度差ΔTa1以下になったとき、前記ファン4の回転速度をN1(=Nmax/2)に低下させた状態が予め定める設定時間W、たとえばW=10secにわたって継続したとき、前記ファン4の回転速度を前記N1(=Nmax/2)よりもさらに低い第2の回転速度N2、たとえばN2=Nmax/3に低下させるようにしてもよい。これによって、前記サーボモータMによる電力の消費量を、より一層少なくすることができる。
【0045】
本発明の実施のさらに他の形態として、前記第1の検出温度差ΔT1をたとえば7°C、10°C、14°C、17°C、20°Cと多段階的に設定し、これに対応して回転速度を、Nmax・4/5、Nmax・3/4、Nmax・3/4、Nmax/2に多段階的に変化させるように、前記制御手段31によって制御するようにしてもよい。これによって、前記サーボモータMによる電力の消費量を、さらに少なくすることができる。
【0046】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、各温度検出器によって検出される各検出温度の温度差が予め定める設定温度差以下になったとき、前記ファンの回転速度を低下させることによって、無駄な電力の消費を少なくして、省エネルギ化を図ることができる。
【0047】
請求項2記載の本発明によれば、検出温度の最大値と最小値との差が予め定める設定温度差以下になったとき、前記ファンの回転速度を低下させるので、頻繁なファンの回転速度の低減が防がれ、これによって加熱室内の温度分布のばらつきを生じることなしに、無駄なファンの駆動を少なくして電力消費量を低減し、省エネルギ化を図ることができる。
【0048】
請求項3記載の本発明によれば、前記ファンの回転速度を低下させた状態が予め定める設定時間にわたって継続したとき、前記ファンの回転速度を第2の回転速度に低下させるので、ファンよる無駄な電力の消費をより一層少なくすることができ、電力消費量を低減して省エネルギ化を図ることができる。
【0049】
請求項4記載の本発明によれば、前記予め定める設定時間内に各温度検出器による検出温度の温度差が前記予め定める設定温度差を超えたとき、前記ファンの回転速度を上昇させるので、被加熱物の加熱中に不所望な加熱室内の温度の低下が防がれ、時間経過に伴う温度分布のばらつきを防止することができる。
【0050】
請求項5記載の本発明によれば、加熱室の上部領域の温度と下部領域の温度との温度差が設定温度差以下になったときにファンの回転速度を低下させるので、被加熱物の形状、位置および収容量に拘らず加熱室内の温度分布のばらつきが抑制され、無駄な電力の消費が低減されるとともに、被加熱物を均一に加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のコンベクションオーブン1の内部構造を示す一側方から見た断面図である。
【図2】図1に示されるコンベクションオーブン1を正面側から見た断面図である。
【図3】コンベクションオーブン1の外観を示す正面図である。
【図4】図3の右側から見たコンベクションオーブン1の側面図である。
【図5】図3の上方からみたコンベクションオーブン1の平面図である。
【図6】コンベクションオーブン1の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
【図7】制御手段31の加熱調理時における制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】本件発明者による庫内温度の測定実験の温度測定位置を示す簡略化したコンベクションオーブン1の斜視図である。
【図9】本件発明者による庫内温度分布の実験結果である第1および第6温度検出器S1,S6の各検出温度T1,T6の温度差ΔT1と、第2および第3温度検出器S2,S3の各検出温度T2,T3の温度差ΔT2との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 コンベクションオーブン
2 ガスバーナ
3 伝熱管
4 ファン
5 加熱室
6 熱交換器
9 オーブン本体
10 扉
11 庫内空間
15 天板
17 底板
20 吸引口
21 給気口
23 入力操作パネル
31 制御手段
32 制御回路
33 駆動回路
S1〜S6 温度検出器
Claims (5)
- 熱源と、熱源によって加熱される熱交換器と、熱交換器に近接して設けられるファンとを備え、被加熱物が収容される加熱室内の雰囲気ガスを前記ファンによって前記熱交換器およびファンが備えられる熱交換室内に吸引して前記熱交換器と熱交換し、この熱交換によって昇温された高温の雰囲気ガスを前記加熱室に供給して、前記加熱室に収容される被加熱物を加熱するコンベクションオーブンにおいて、
前記熱交換器に関して雰囲気ガスの流れ方向の上流側と下流側とに温度検出器が設けられ、各温度検出器によって検出される各検出温度の温度差が予め定める設定温度差以下になったとき、前記ファンの回転速度を低下させることを特徴とするコンベクションオーブン。 - 前記雰囲気ガスの流れ方向上流側に設けられる上流側温度検出器による検出温度の最小値と、前記雰囲気ガスの流れ方向下流側に設けられる下流側温度検出器による検出温度の最大値との温度差が、前記予め定める設定温度差以下になったとき、前記ファンの回転速度を低下させることを特徴とする請求項1記載のコンベクションオーブン。
- 前記ファンの回転速度を低下させた状態が予め定める設定時間にわたって継続したとき、前記ファンの回転速度を前記低下させた状態よりもさらに低い第2の回転速度に低下させることを特徴とする請求項1または2記載のコンベクションオーブン。
- 前記予め定める設定時間内に各温度検出器による検出温度の温度差が前記予め定める設定温度差を超えたとき、前記ファンの回転速度を上昇させることを特徴とする請求項2または3記載のコンベクションオーブン。
- 熱源と、熱源によって加熱される熱交換器と、熱交換器に近接して設けられるファンとを備え、被加熱物が収容される加熱室内の雰囲気ガスを前記ファンによって前記熱交換器およびファンが備えられる熱交換室内に吸引して前記熱交換器と熱交換し、この熱交換によって昇温された高温の雰囲気ガスを前記加熱室に供給して、前記加熱室に収容される被加熱物を加熱するコンベクションオーブンにおいて、
前記加熱室内の上部領域と下部領域とに温度検出器が設けられ、各温度検出器によって検出される各検出温度の温度差が、予め定める設定温度差以下になったとき、前記ファンの回転速度を低下させることを特徴とするコンベクションオーブン。
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