JP3910076B2 - ドアクローザ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアを所望の開度でストップ保持するストップ保持手段を備えたドアクローザに関する。
【0002】
【従来の技術】
実公平1−30526号公報はストップ保持手段をクローザ本体のハウジング外部に備えたいわゆる外装式ドアクローザについて開示する。この外装式ドアクローザはクローザ本体とドア又はドア枠との間に配置されるリンク機構の関節部分にカムとボールを配置してなるもので、ドアを所望の角度で開くとカムとボールが係合してドアがその角度にストップ保持されるようになっている。
【0003】
ところが、外装式ドアクローザは一対のカムとボールによりドアのストップ位置を保持するため、過大な力がかかり摩耗等による耐久性に問題があり、グリース等の潤滑剤でメンテナンスする必要がある。また、カムとボールは外部に露呈するので風雨や塩害によりカムやボールに錆が発生しやすく、防錆対策が必要であるという問題があり、また、外観の見栄えを損なうという問題もある。さらに、外装式ドアクローザは、ストップ保持手段をリンク機構に組み込む必要があることから、部品点数が増加し、コストアップを招き、ストップ位置も適宜設定する必要があり、施工に時間がかかるという問題がある。
【0004】
このような外装式ドアクローザの欠点を解消するものとして、従来ストップ保持手段をクローザ本体のハウジング内に備えたいわゆる内装式ドアクローザが使用されている。特公平2−45749号公報は内装式ドアクローザについて開示する。この内装式ドアクローザは欠歯歯車を応用したものであり、ピストンのラックの末端歯と欠歯歯車であるピニオンの欠歯部外周との間に圧接力を与えピニオンの回転を止めることで扉を所望の開度にストップ保持するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特公平2−45749号公報のストップ保持手段は、ピニオンの欠歯部とラックとを摩擦により拘束するようになっているので、ドアの十分なストップ保持力が確保されず、また、ストップ保持の入・解除も使用者にとって感知し難いという問題がある。また、ドアのストップ保持後も風等にあおられてふらつきが発生しやすい。さらに、加工寸法に高精度が要求され、抵抗発生部には相当な硬度を確保するための熱処理等を必要とする。さらに、従来の内装式ドアクローザは、取り付け施工後にドアの開き角度を変更したり、ストップ保持機能自体を削除したりすることが困難である。
【0006】
また、本発明者は、そのような問題点を解決することを目的として、特願2001−269425においてストップ保持位置を容易に変更可能なドアクローザを開示したが、このストップ保持位置の調整は段階的に行う必要があり、またストップ位置を変更する場合は工具を必要とする。
【0007】
本発明は、ドアをより確実にストップ保持することが可能であり、ストップ保持位置を連続的に且つ簡易に調整可能なドアクローザを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、クローザ本体(C)に支持される、ドア(D)の開閉に連動して回転可能な回転軸(2)をクローザ本体(C)に対し所望の回転角度に拘束してドア(D)を所望の開度でストップ保持するストップ保持手段と、回転軸(2)を拘束する回転角度を加減してドア(D)のストップ位置を調整するストップ位置調整手段とを備えたドアクローザにおいて、上記クローザ本体(C)と上記回転軸(2)との間に双方に対し回動可能な軸受部材(1c)を備え、上記ストップ保持手段が、上記回転軸(2)と上記軸受部材(1c)とのうちの一方に設けられたカム(8)と、他方に設けられたこのカム(8)を所定角度位置で拘束するカムフォロア(3b)とを備え、上記ストップ位置調整手段が、上記軸受部材(1c)と上記クローザ本体(C)との隙間に互いに逆向きに形成された一対の楔溝(18a,18b)と、楔溝(18a,18b)内に挿入された一対の楔片(19a,19b)と、各楔片(19a,19b)を各楔溝(18a,18b)内に付勢する弾性体(20)と、楔溝(18a,18b)に対し楔片(19a,19b)を係脱させると共に、楔片(19a,19b)が楔溝(18a,18b)から離脱した状態において上記軸受部材(1c)を連れ回りさせさせることで上記カム(8)と上記カムフォロア(3b)との相対位置を変更する回動操作部材(21)とを備えたドアクローザを採用する。
【0009】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のドアクローザにおいて、楔片(19a,19b)が転動体であるドアクローザを採用する。
また、請求項3の発明は、請求項1に記載のドアクローザにおいて、回動操作部材(21)が、軸受部材(1c)の回りで回動可能なリング部(21a)と、このリング部(21a)から突出するレバー部(21b)と、上記リング部(21a)から各楔溝(18a,18b)内に突出して各楔片(19a,19b)に対向する係合解除片(24a,24b)とを備え、上記レバー部(30b)の操作に伴う上記リング部(30a)の回動により上記係合解除片(24a,24b)で楔片(19a,19b)を楔溝(18a,18b)に対し係脱させるようにしたことを特徴とし、請求項4の発明は、請求項1に記載のドアクローザにおいて、回動操作部材(30)が、軸受部材(1c)の回りで縮径可能な二分割され枢軸(31)で連結されたリング部(30a)と、このリング部(30a)の枢軸(31)と反対側からそれぞれ突出するレバー部(30b)と、上記リング部(30a)から各楔溝(18a,18b)内に突出して各楔片(19a,19b)に対向する係合解除片(24a,24b)とを備え、上記レバー部(30b)の操作に伴う上記リング部(30a)の解放又は縮径により上記係合解除片(24a,24b)で楔片(19a,19b)を楔溝(18a,18b)に対し係脱させるようにしたことを特徴とし、請求項5の発明は、請求項1に記載のドアクローザにおいて、バネ材からなる回動操作部材(33)が、軸受部材(1c)の回りで回動可能なリング部(33a)と、このリング部(33a)から突出するレバー部(33b)と、上記リング部(33a)から各楔溝(18a,18b)内に突出して各楔片(19a,19b)に対向する係合解除片(27a,27b)とを備え、この回動操作部材(33)の上記リング部(33a)からレバー部(33b)にわたる部分が反り返っており、上記レバー部(33b)の解放又は押し下げ操作により上記係合解除片(27a,27b)で楔片(19a,19b)を楔溝(18a,18b)に対し係脱させるようにしたことを特徴とし、請求項6の発明は、請求項3に記載のドアクローザにおいて、レバー部(30b)に棒状の工具(37)を挿入する係止穴(38)が設けられたことを特徴とし、請求項7の発明は、請求項1に記載のドアクローザにおいて、一対の楔溝(18a,18b)と、一対の楔片(19a,19b)と、弾性体(20)とが、軸受部材(1c)とクローザ本体(C)との隙間に複数組配置されたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳述する。
<実施の形態1>
図1乃至図3に示すように、ドアクローザは、クローザ本体Cと、リンク機構Lとを具備する。クローザ本体Cは、ヒンジHを介してドアフレームFに開閉可能に取り付けられたドアDに固定されている。
【0011】
クローザ本体Cは、図4乃至図11に示すような四角筒状のハウジング1を有する。ハウジング1は、その長さ方向に伸びるシリンダボア1aと、これに連通するようにして形成されたラック及びピニオン収容室1bとを有している。シリンダボア1aの一端は開放されるがプラグ1xによって閉塞され、ラック及びピニオン収容室1bの他端はクローザ本体Cと一体の壁によって閉塞されている。このハウジング1内は流体である油で満たされている。
【0012】
ハウジング1のラック及びピニオン収容室1b側には、回転軸2が、軸受部材である回転軸ブッシュ1c及びメタル1dを介して回転可能に支持されている。また、シール部材としてのOリング1eが圧油の流出を防止するために設けられている。
【0013】
回転軸2は、ハウジング1を上下に貫通し、その上端が回転軸ブッシュ1cとメタル1dを介してハウジング1の天壁に支持され、下端がハウジング1の底壁にメタル1dを介し支持される。
【0014】
軸受部材である回転軸ブッシュ1cは、クローザ本体Cのハウジング1と回転軸2との間に双方に対して回動可能なように挿入される。図15乃至図19に示すように、回転軸ブッシュ1cは、回転軸2の上端とハウジング1の天壁との間における環状空隙に入る環状部13と、環状部13からラック及びピニオン収容室1b内へと垂下する垂下部14とを備える。図10に示すように、回転軸ブッシュ1cはハウジング1内に挿入された後、止め具15によりハウジング1から抜け出ないようにハウジング1内に保持される。止め具15は、図24及び図25に示すように回転軸ブッシュ1cの輪郭に沿って湾曲する湾曲片として形成され、図8及び図10に示すように、止めネジ16によりハウジング1の天壁に固定される。回転軸ブッシュ1cの環状部13が止め具15に保持されつつ上記環状空隙内で回動すると、垂下部14は同時に回転軸2の周りを回動する。
【0015】
図9及び図10に示すように、ハウジング1のシリンダボア1a内には、シリンダ・ピストン装置のピストン4が往復摺動可能に配置され、このピストン4がシリンダボア1aを、プラグ1x側の第1室1axと、ラック及びピニオン収容室1b側の第2室1ayとに分割している。第1室1axと第2室1ayとは連通路(図示せず)を介して連通しており、この連通路に図6に示す速度調整弁1gが設けられている。
【0016】
ピストン4には、一方向弁4aが組み込まれている。一方向弁4aは、圧油が第2室1ayから一方向弁4aを通って第1室1axへ移動することを許容するが、圧油が第1室1axから一方向弁4aを通って第2室1ayへ移動することを阻止する。従って、ピストン4が図9及び図10において右側に移動する場合には、圧油は一方向弁4aを開放して、第2室1ayから第1室1axに移動可能である。従って、圧油は、この方向へのピストン4の移動に対して、大きな抵抗を生ずることはない。一方、ピストン4が図9及び図10において左側に移動する場合には、一方向弁4aは遮断されており、圧油の第1室1axから第2室1ayへの移動は、上述した速度調整弁1gが設けられた連通路を介して行われる。従って、速度調整弁1gの絞りの度合いに応じて、圧油は、この方向へのピストン4の移動に対して、大きな抵抗を生ずる。
【0017】
シリンダボア1a内にはピストンロッド5が配置され、その一端は、ピストンピン6を介してピストン4に連結されている。
【0018】
上述したシリンダ・ピストン装置は、伝動手段であるラック及びピニオンを介して上述した回転軸2に連結されている。即ち、ピストンロッド5の先端部にはラック5aが形成されており、一方、回転軸2の中央部には、図26(A)及び図27に示すように、ピニオン7が一体回転するように取り付けられている。ラック5aの歯はこのピニオン7の歯に噛み合っている。
【0019】
従って、ドアDの開閉に伴う回転軸2の回転が、ラック5a及びピニオン7を介してシリンダ・ピストン装置のピストン4に伝達される。即ち、ドアDの開閉に伴って、ピストン4がシリンダボア1a内を摺動する。このピストン4の摺動時に、その移動方向に応じて、圧油はピストン4に対して所定の抵抗力を付与する。この抵抗力は、ドアDを開閉する際の緩衝作用を生ぜしめる。ドアDが開放される際、ピストン4は図9及び図10において開扉方向である右側に移動し、一方、ドアDが閉じられる際、ピストン4は図9及び図10において閉扉方向である左側に移動する。
【0020】
図9及び図10に示すように、シリンダボア1a内には、ピストン4を閉扉方向に常時付勢する弾性部材である圧縮コイルバネ10が複数条収納されている。もちろん、圧縮コイルバネ10は一条のみ設けてもよい。圧縮コイルバネ10はドアDが開かれるとピストン4によって圧縮され、ドアDの自閉のための力を蓄勢する。ドアDが人手から開放されると、圧縮コイルバネ10の弾性力によりピストン4が閉扉方向に摺動し、ラック5a、ピニオン7及び回転軸2を介してドアDが自動的に閉じる。
【0021】
クローザ本体Cの内部における回転軸2の周辺には、回転軸2を所望の回転角度に拘束してドアDを所望の開度でストップ保持するストップ保持手段が設けられる。このストップ保持手段は、上記弾性部材である圧縮コイルバネ10の反力により反ピストン側に付勢される中間部材と、中間部材を介した圧縮コイルバネ10の反力の作用で係合することにより回転軸2を所望の角度位置に拘束するカム装置とから構成される。
【0022】
図9に示すように、中間部材はレバー部材3として形成され、圧縮コイルバネ10の反ピストン側に配置される。レバー部材3と回転軸2との間にはカム装置が配置され、カム装置のカム8が回転軸2側に設けられ、カム装置のカムフォロアであるローラ3bがレバー部材3側に設けられている。もちろん、カム8をレバー部材3側に設け、カムフォロアであるローラ3bを回転軸2側に設けることも可能である。
【0023】
レバー部材3は、図9、図20乃至図23に示すように、カム8及びピニオン7の外周に沿って湾曲する湾曲片として形成され、図12乃至図14に示すように、回転軸ブッシュ1cの垂下部14に枢軸であるピン3aにより支持されている。レバー部材3は後述するスライダ9の切欠内に入り込み、圧縮コイルバネ10によりスライダ9を介してカム8側に付勢される。レバー部材3におけるピニオン7及びラック5aに対応する箇所には切欠が形成され、その切欠内にピニオン7の歯とは噛み合わないがカム8の凹部8aと係合し得るカムフォロアであるピン状のローラ3bが軸支されている。ローラ3bとピニオン7の歯との接触は、レバー部材3の切欠の両側部分が回転軸ブッシュ1cに設けられた当接部に当接することで防止される。
【0024】
カム装置のカム8はピニオン7と一体で形成され、その結果ピニオン7は欠歯歯車となっている。もちろん、カム8はピニオン7と別体に成形し、回転軸2にスプライン溝等により嵌め込むようにしてもよい。カム8には、図26(A)に示すように、カムフォロアであるローラ3bが係合する凹部8aを一つだけ設けてもよいが、同図(B)に示すように、二つの凹部8a,8bを形成してもよいし、三つ以上設けてもよい。上記圧縮コイルバネ10は、ピストン4をプラグ1x側に付勢しドアDを閉じる方向に弾性力を常時付与していることから、その反力がレバー部材3をカム8側に付勢する。従って、ドアDが開かれ回転軸2が回転すると、図35に示すように、ローラ3bは、圧縮コイルバネ10の反力の作用でカム8の凹部8aに嵌り込み、ドアDはその位置でストップ保持される。
【0025】
図9及び図10に示すように、上記レバー部材3と圧縮コイルバネ10の反ピストン側との間にはスライダ9が配置される。スライダ9は、図28乃至図32に示すように、貫通孔9aを有する円筒体として構成されており、クローザ本体Cのシリンダボア1a内にスライド可能に配置され、その貫通孔9a内にラック5aが摺動可能に挿入されている。ラック5aはその往復動の際にスライダ9の貫通孔9aにより案内される。スライダ9の側壁は部分的に切除されることによって切欠が形成され、この切欠内に回転軸2、ピニオン7及びカム8が入り込み、ピニオン7がラック5aと噛み合っている。スライダ9がレバー部材3に対向する箇所には、ローラ17が装着されている。スライダ9はこのローラ17を介しレバー部材3に滑らかに接触する。
【0026】
なお、スライダ9は場合により省略し、圧縮コイルバネ10の反力をレバー部材3に直に或いは座金等を介して作用させるようにしてもよい。
【0027】
このドアクローザでは以上のようにストップ保持手段がハウジング1に内装されているので、外装式の場合に比べ、流体として油が採用される場合はピニオン7及び回転軸2と一体のカム8がハウジング1内で常に作動油中で動作するためその潤滑作用でもって高い耐久性を実現することができ、また、部品点数が削減されるだけでなく外観もすっきりしドアの美観を損ねることもなく、異音も外部に漏れない。また、外装式の場合に比べて、カム8は回転軸2と一体となってドアDの動作と連動するため、レスポンスの高いストップ保持のON/OFF動作を体感することができる。
【0028】
このドアクローザは、カム8に対するレバー部材3の位置を移動させてドアDのストップ保持位置を変更するストップ位置調整手段を備える。すなわち、ドアDのストップ保持位置は、回転軸2に設けられたカム8の凹部8aにレバー部材3のローラ3bが入り込むまでの回転軸2の回転角度によって決まることから、この実施の形態1では、ストップ位置調整手段はレバー部材3を支持する回転軸ブッシュ1cをハウジング1に対し回転調節可能に支持する方式を採用する。より具体的には、ストップ位置調整手段は、図4、図5、図7、図8及び図10に示すように、軸受部材である回転軸ブッシュ1cとクローザ本体C側の止め具15との隙間に互いに逆向きに形成された一対の楔溝18a,18bと、楔溝18a,18b内に挿入された一対の楔片19a,19bと、各楔片19a,19bを各楔溝18a,18b内に付勢する弾性体である圧縮コイルバネ20と、回転軸ブッシュ1cの回りで一方向に回動操作されると一方の楔片19aを一方の楔溝18aから離脱させ、他方向に回動操作されると他方の楔片19bを他方の楔溝18bから離脱させて各々の方向に回転軸ブッシュ1cを共回りさせる、回転軸ブッシュ1cに取り付けられた回動操作部材21とを具備する。
【0029】
一対の楔溝18a,18bは、回転軸ブッシュ1cの環状部13に形成された切欠縁とクローザ本体Cに固定された止め具15の内縁とで形成される。両縁間の幅は環状部13の周縁を時計方向と反時計方向に向かうに連れて徐々に楔状に狭まる。
【0030】
楔片19a,19bは楔形等種々の形状に形成することができるが、望ましくは転動体である円柱形のローラに形成される。円柱形のローラに代えて球形のボールとしてもよい。一対の楔片19a,19bが楔溝18a,18b内に挿入され、両楔片19a,19b間に圧縮コイルバネ20が挿入される。圧縮コイルバネ20により両楔片19a,19bが各楔溝18a,18bの奥へと押し込まれることにより、回転軸ブッシュ1cはクローザ本体Cに対して回転しないように固定される。
【0031】
回動操作部材21は、図33及び図34に示すように、リング部21aと、リング部21aから突出するレバー部21bとを備える。
【0032】
リング部21aにはその中心の回りに湾曲する複数個の長穴であるガイド穴22が穿設され、図7及び図8に示すように、回転軸ブッシュ1cの環状部の上に植設された頭付きガイドピン23が各ガイド穴22に挿入されることにより、回転軸ブッシュ1cの環状部13上に保持される。リング部21aはガイド穴22の湾曲弧の角度分だけ環状部13上で回動可能である。この角度分は楔片19a,19bが楔溝18a,18bに対して係脱する際に移動する角度分に対応する。リング部21aの裏面には、各楔片19a,19bに対向するように楔溝18a,18b内に入り込む係合解除片24a,24bが突設される。リング部21aがガイド穴22の湾曲弧の角度の略半分だけ環状部13上で反時計方向に回されると、一方の係合解除片24aが一方の楔片19aを一方の楔溝18aから離脱させ、逆に時計方向に回されると、他方の係合解除片24bが他方の楔片19bを他方の楔溝18bから離脱させる。
【0033】
レバー部21bは、リング部21aからハウジング1の片方の側壁に向かって突出する。ハウジング1の天壁には凹部25が形成され、レバー部21bはこの凹部25に倣うように屈曲して伸び、ハウジング1の側壁外へと突出する。図8及び図5に示すように、ハウジング1の凹部25と側壁にはそれぞれドアDのストップ保持位置を変更する際の指標となる表示板26a,26bが設けられている。この表示板26a,26bには、ドアDのストップ角度すなわちドアDのストップ保持位置までの開度を大きくする向きと小さくする向きとが矢印、文字等で表示される。このドア開度の最大と最小を設定するため、図8に示すように、回転軸ブッシュ1cの環状部13には止め具15の両端に対応して夫々ストッパ部27a,27bが形成される。
【0034】
図44に示すように、当初回動操作部材21とカムフォロアであるローラ3bがドアDのストップ角度が中間の大きさになるようにセットされているものとすると、この状態では一対の楔片19a,19bが圧縮コイルバネ20の付勢力により各楔溝18a,18b内に食い込んでおり、この楔作用によって回転軸ブッシュ1cは当該位置に保持され、ローラ3bも回転軸2の周りの定位置に保持される。
【0035】
そこで、ドアDのストップ角度を大きくするべく、図37(A)(B)に示すように、レバー部21bを持って回動操作部材21を反時計方向に回動操作すると、図38に示すように、一方の係合解除片24aが一方の楔片19aを一方の楔溝18aから離脱させ、さらにレバー部21bを回動させると、図38(C)(D)に示すように、リング部21aのガイド穴22の一端がピン23に接触することにより、または、他方の係合解除片24bが回転軸ブッシュ1cの当接部27dに当接することにより、回転軸ブッシュ1cを同方向に連れ回りさせる。また、この方向では他方の楔片19bは他方の楔溝18bから離脱しようとする。この結果、ローラ3bが回転軸2の周りを反時計方向に回動し、閉扉状態のカム8の凹部8aから遠ざかる。ドアDのストップ角度を所望量だけ大きくしたところでレバー部21bを解放すると、圧縮コイルバネ20の復元作用により一対の楔片19a,19bが各楔溝18a,18b内に押し込まれ、楔作用によって回転軸ブッシュ1cひいてはローラ3bは当該位置にセットされる。ドアDのストップ角度を最大にするには、図43に示すように、止め具15の一端が回転軸ブッシュ1cの一方のストッパ部27aに当接するまでレバー部21bを回した後にレバー部21bを解放する。
【0036】
また、ドアDのストップ角度を小さくするべく、図40(A)(B)に示すように、レバー部21bを持って回動操作部材21を時計方向に回動操作すると、図42に示すように、他方の係合解除片24bが他方の楔片19bを他方の楔溝18bから離脱させ、さらにレバー部21bを回動させると、図41(C)(D)に示すように、リング部21aのガイド穴22の他端がピン23に接触することにより、または、一方の係合解除片24aが回転軸ブッシュ1cの当接部27cに当接することにより、回転軸ブッシュ1cを同方向に連れ回りさせる。また、この方向では一方の楔片19aは一方の楔溝18aから離脱しようとする。この結果、カムフォロアであるローラ3bが回転軸2の周りを時計方向に回動し、閉扉状態のカム8の凹部8aに接近する。ドアDのストップ角度を所望量だけ小さくしたところでレバー部21bを解放すると、圧縮コイルバネ20の復元作用により一対の楔片19a,19bが各楔溝18a,18b内に押し込まれ、楔作用によって回転軸ブッシュ1cひいてはローラ3bは当該位置にセットされる。ドアDのストップ角度を最小にするには、図45に示すように、止め具15の他端が回転軸ブッシュ1cの他方のストッパ部27bに当接するまでレバー部21bを回した後にレバー部21bを解放する。
【0037】
また、このドアクローザには、ストップ保持手段のストップ保持機能をON/OFF切換したり、ストップ保持力を加減したりするストップ保持力調整手段が設けられている。先述したとおり、この実施の形態1におけるドアDのストップ保持機能は、クローザ本体C内に組み込まれている自閉用の弾性部材である圧縮コイルバネ10と、その反発力を受けたスライダ9及びレバー部材3がカム8の回転を抑止することで実現される。そこで、ドアDの開き角度に関係なく、スライダ9及びレバー部材3がカム8に作用しないようにすれば、ストップ機能を解除することができる。また、圧縮コイルバネ10のスライダ9及びレバー部材3に作用する力を加減することでストップ保持力を調整することができる。この実施の形態1におけるストップ保持力調整手段は、図5、図9及び図36に示すように、ストップ保持力調整ネジ28として設けられる。すなわち、ハウジング1のシリンダボア1aの一端を塞ぐ側壁をストップ保持力調整ネジ28がシリンダボア1aの長さ方向に貫通し、そのネジ軸がハウジング1の側壁に螺合する。そして、ストップ保持力調整ネジ28の先端がスライダ9の端面に穿設された係合穴29に入り込んでいる。このように、ストップ保持力調整ネジ28の先端がスライダ9の端面の係合穴29に入り込むことにより、スライダ9のハウジング1内での回転が阻止される。
【0038】
このストップ保持力調整ネジ28のハウジング1外に露呈した頭部を回動操作し、図36(A)のごとくストップ保持力調整ネジ28を最外位置まで螺進させスライダ9に干渉しないようにすることにより、ストップ保持力が最大に設定される。また、図36(B)のごとくストップ保持力調整ネジ28をハウジング1内へと螺進させスライダ9に接触させると、ストップ保持力が低減する。さらに、図36(C)のごとくストップ保持力調整ネジ28をハウジング1内へとさらに螺進させると、スライダ9がカムフォロアであるローラ3bを付勢しなくなり、ストップ保持力が解消される。
【0039】
次に、上述したドアクローザの作用を説明する。
【0040】
先ず、ストップ保持手段をOFFにしドアDのストップ保持を解除するには、図36(C)に示すような位置にストップ保持力調整ネジ28をセットする。この状態ではストップ保持力調整ネジ28によりスライダ9が圧縮コイルバネ10の付勢力に抗して反カム側に押圧され、その結果、カム8の凹部8aにローラ3bを係合させる力がレバー部材3に加わらなくなる。従って、ドアDを開けてドアDから手を離すと、ドアDを開く際に圧縮された圧縮コイルバネ10の弾性力によりドアDは停止することなく自閉する。
【0041】
ストップ保持手段をONにし作動状態にする場合には、図36(A)(B)に示すような位置にストップ保持力調整ネジ28をセットする。
【0042】
そこで、閉じたドアDを開くと、回転軸2はリンク機構Lの作用により回転する。このようなドアDの開放に伴う回転軸2の回転力は、ラック5aとピニオン7を介してシリンダ・ピストン装置のピストン4に伝達される。即ち、ドアDの開放に伴って、ピストン4がシリンダボア1a内を図9において右側すなわち閉扉方向に摺動する。この際、一方向弁4aの作用により、圧油は、ピストン4の移動に対して、大きな抵抗を生ずることはない。従って、圧縮コイルバネ10の弾性力よりも僅かに大きな最小限の力でドアDを開放することができる。このドアDの開動作に伴い、圧縮コイルバネ10はピストン4とスライダ9との間で圧縮され、ドアDの自閉力が蓄積される。
【0043】
ドアDが開放され、回転軸2が回転すると、カム8も同時に回転する。この際、レバー部材3のローラ3bは、圧縮コイルバネ10によってスライダ9を介しカム8の外周面に押圧される。このような状態で、カム8が所定の回転角度まで回転すると、レバー部材3のローラ3bは、カム8の凹部8aに係合する(図35(A)(B)(C)参照)。従って、カム8の回転が停止状態に保持される。これにより、回転軸2の回転が阻止され、その結果、ドアDは所定の開放位置であるストッパ保持位置に保持される。
【0044】
ドアDがストップ保持位置に保持された状態においては、レバー部材3のローラ3bは比較的大きな弾性係数を有する圧縮コイルバネ10の圧縮力によりカム8の凹部8aに嵌り込むので、ドアDは大きな保持力でストップ保持位置に保持される。
【0045】
このような状態からドアDが更に開放されると、カム8が更に回転し、レバー部材3のローラ3bはカム8の凹部8aから脱出し、その係合が解除され(図35(D)参照)、ドアDはその最大開放位置まで開放可能となる。
【0046】
ドアDがストッパ保持位置又は最大開放位置にある状態において、ドアDに閉じる方向に力を加えたりドアDから手を離したりすると、ピストン4は圧縮コイルバネ10の復元作用により、図9において閉扉方向である左側に移動する。このように圧縮コイルバネ10によってピストン4に与えられる力は、ラック5aとピニオン7を介して回転軸2に伝達され、従って、ドアDはこの圧縮コイルバネ10の作用によって自動的に閉じる。このようにピストン4が図9において左側に移動する場合には、一方向弁4aは遮断されており、圧油の第1室1axから第2室1ayへの移動は、速度調整弁が設けられた連通路を介して行われる。従って、速度調整弁の絞りの度合いに応じて、圧油は、この方向へのピストン4の移動に対して、大きな抵抗を生ずる。その結果、ドアDが閉じられる方向に回転する速度は、著しく減少する。これによりドアDは静粛に閉じる。
【0047】
また、ドアDのストップ保持位置を変更する場合は、次のようにストップ位置調整手段を操作する。
【0048】
当初、図44に示すように、ドアDのストップ角度が中間の大きさになるよう回動操作部材21とカムフォロアのローラ3bがセットされているものとすると、この状態では一対の楔片19a,19bが圧縮コイルバネ20の付勢力により各楔溝18a,18b内に食い込んでおり、この楔作用によって回転軸ブッシュ1cは当該位置に保持され、ローラ3bも回転軸2の周りの定位置に保持される。
【0049】
ドアDのストップ角度を大きくするには、図37(A)(B)に示すように、レバー部21bを持って回動操作部材21を反時計方向に回動操作し、図39に示すように、一方の係合解除片24aで一方の楔片19aを一方の楔溝18aから離脱させる。さらにレバー部21bを回動させると、図38(C)(D)に示すように、リング部21aのガイド穴22の一端がピン23に接触することにより、または、他方の係合解除片24bが回転軸ブッシュ1cの当接部27dに当接することにより、回転軸ブッシュ1cを同方向に連れ回りさせる。また、この方向では他方の楔片19bは他方の楔溝18bから離脱しようとする。この結果、ローラ3bが回転軸2の周りを反時計方向に回動し、閉扉状態のカム8の凹部8aから遠ざかる。ドアDのストップ角度を所望量だけ大きくしたところでレバー部21bを解放すると、圧縮コイルバネ20の復元作用により一対の楔片19a,19bが各楔溝18a,18b内に押し込まれ、楔作用によって回転軸ブッシュ1cひいてはカムフォロアは当該位置にセットされる。
【0050】
ドアDのストップ角度を最大にするには、図43に示すように、止め具15の一端が回転軸ブッシュ1cの一方のストッパ部27aに当接するまでレバー部21bを回した後にレバー部21bを解放する。これにより、圧縮コイルバネ20の復元作用で一対の楔片19a,19bが各楔溝18a,18b内に押し込まれ、楔作用によって回転軸ブッシュ1cとローラ3bが当該位置にセットされ、ドアDは最大開度の位置にストップ保持される。
【0051】
また、ドアDのストップ角度を小さくするには、図40(A)(B)に示すように、レバー部21bを持って回動操作部材21を時計方向に回動操作し、図42に示すように、他方の係合解除片24bで他方の楔片19bを他方の楔溝18bから離脱させる。さらに、レバー部21bを回動させると、図41(C)(D)に示すように、リング部21aのガイド穴22の他端がピン23に接触することにより、または、一方の係合解除片24aが回転軸ブッシュ1cの当接部27cに当接することにより、回転軸ブッシュ1cを同方向に連れ回りさせる。また、この方向では一方の楔片19aは一方の楔溝18aから離脱しようとする。この結果、ローラ3bが回転軸2の周りを時計方向に回動し、閉扉状態のカム8の凹部8aに接近する。ドアDのストップ角度を所望量だけ小さくしたところでレバー部21bを解放すると、圧縮コイルバネ20の復元作用により一対の楔片19a,19bが各楔溝18a,18b内に押し込まれ、楔作用によって回転軸ブッシュ1cひいてはローラ3bは当該位置にセットされる。
【0052】
ドアDのストップ角度を最小にするには、図45に示すように、止め具15の他端が回転軸ブッシュ1cの他方のストッパ部27bに当接するまでレバー部21bを回した後にレバー部21bを解放する。これにより、圧縮コイルバネ20の復元作用で一対の楔片19a,19bが各楔溝18a,18b内に押し込まれ、楔作用によって回転軸ブッシュ1cとローラ3bが当該位置にセットされ、ドアDは最小開度の位置にストップ保持される。
【0053】
このように、ストップ位置調整手段の回動操作部材21を操作することで上記楔作用を解き、回転軸ブッシュ1cを適宜回転させることでドアDのストップ保持位置を変更し、回動操作部材21から手を離すことで自動的にもとの楔状態へ復帰させ、瞬時に回転軸ブッシュ1cを固定状態に戻してストップ保持位置の設定操作を完了する。すなわち、固定→解除→位置変更→再固定といった操作を単一の回動操作部材21で一連の流れとして行うことができるので、円滑かつ確実にストップ保持位置の設定、変更が可能となる。
【0054】
また、このドアクローザのストップ保持力を加減するには、ストップ保持力調整ネジ28のハウジング1外に露呈した頭部を回動操作する。
【0055】
図36(A)のごとくストップ保持力調整ネジ28を最外位置まで螺進させスライダ9に干渉しないようにすることにより、ストップ保持力が最大に設定される。また、図36(B)のごとくストップ保持力調整ネジ28をハウジング1内へと螺進させスライダ9に接触させると、ストップ保持力が低減する。
<実施の形態2>
図46乃至図49に示すように、この実施の形態2におけるドアクローザでは、実施の形態1の場合と異なり、ストップ位置調整手段の回動操作部材が鋏状に形成されている。
【0056】
すなわち、回動操作部材30は、図46乃至図48に示すように、二分割されたリング部30aと、リング部30aから突出する二本のレバー部30bとを備える。二分割されたリング部30aは一端が枢軸31により連結され、枢軸31の反対側の端から夫々レバー部30bが突出する。リング部30aには複数個のガイド穴32が穿設され、回転軸ブッシュ1cの環状部13の上に植設された頭付きピン23が各ガイド穴32に挿入されることにより、回転軸ブッシュ1cの環状部13上に保持される。二本のレバー部30bが手で握られ相互に接近すると、頭付きピン23とガイド穴32との相対的スライドによりリング部30aは環状部13上で枢軸31を支点にして縮径方向に回動する。リング部30aの裏面には、図49に示すように、各楔片19a,19bに対向するように楔溝18a,18b内に入り込む係合解除片24a,24bが突設される。
【0057】
当初回動操作部材30とカムフォロアであるローラ3bがドアDのストップ角度が中間の大きさになるようにセットされているものとすると、図49(A)に示すように、この状態では一対の楔片19a,19bが圧縮コイルバネ20の付勢力により各楔溝18a,18b内に食い込んでおり、この楔作用によって回転軸ブッシュ1cは当該位置に保持され、ローラ3bも回転軸2の周りの定位置に保持される。
【0058】
そこで、ドアDのストップ角度を大きくするべく、図49(B)に示すように、二本のレバー部30bを握って回動操作部材30のリング部30aを縮径操作すると、双方の係合解除片24a,24bが双方の楔片19a,19bを各楔溝18a,18bから離脱させる。そのままレバー部30bを反時計方向に回動させると、ガイド穴32とピン23との係合により回転軸ブッシュ1cを同方向に連れ回りさせる。この結果、ローラ3bが回転軸2の周りを反時計方向に回動し、閉扉状態におけるカム8の凹部8aから遠ざかる。ドアDのストップ角度を所望量だけ大きくしたところでレバー部30bを解放すると、圧縮コイルバネ20の復元作用により一対の楔片19a,19bが各楔溝18a,18b内に押し込まれ、楔作用によって回転軸ブッシュ1cひいてはローラ3bは当該位置にセットされる。
【0059】
ドアDのストップ角度を最大にするには、図49(C)(D)に示すように、止め具15の一端が回転軸ブッシュ1cの一方のストッパ部27aに当接するまでレバー部30bを回した後にレバー部30bを解放する。
【0060】
また、ドアDのストップ角度を小さくするには、図50(E)に示すように、二本のレバー部30bを握って回動操作部材30のリング部30aを縮径操作し、双方の係合解除片24a,24bにより双方の楔片19a,19bを各楔溝18a,18bから離脱させる。そのまま回動操作部材30を時計方向に回動操作すると、リング部30aのガイド穴32とピン23との係合により回転軸ブッシュ1cを同方向に連れ回りさせる。この結果、カムフォロアであるローラ3bが回転軸2の周りを時計方向に回動し、閉扉状態のカム8の凹部8aに接近する。ドアDのストップ角度を所望量だけ小さくしたところでレバー部30bを解放すると、圧縮コイルバネ20の復元作用により一対の楔片19a,19bが各楔溝18a,18b内に押し込まれ、楔作用によって回転軸ブッシュ1cひいてはローラ3bは当該位置にセットされる。
【0061】
ドアDのストップ角度を最小にするには、図50(F)に示すように、止め具15の他端が回転軸ブッシュ1cの他方のストッパ部27bに当接するまでレバー部30bを回した後にレバー部30bを解放する。
<実施の形態3>
図51及び図52に示すように、この実施の形態3におけるドアクローザでは、実施の形態1の場合と異なり、ストップ位置調整手段の回動操作部材33がバネ材で形成され、リング部33aの中ほどからレバー部33bにかけて上方に反り返りハウジング1の天壁から浮き上がっている。また、図53に示すように、リング部33aの裏面に設けられる一対の係合解除片27a,27bは、それぞれの内側が一対の楔片19a,19bのそれぞれの外側に対向するように形成される。係合解除片27a,27bの楔片19a,19bに対向する箇所には斜面34が形成される。この斜面34は楔片19a,19b側に設けるようにしてもよい。また、リング部33aには丸穴35が穿設され、各丸穴35に回転軸ブッシュ1cの頭付きピン23が挿入される。
【0062】
ドアDのストップ角度を変更する場合は、図52に示すように、レバー部33bを指で押し下げるように操作すると、図53(A)(B)(C)に示すように、双方の係合解除片27a,27bの斜面34が各楔片19a,19bの肩に当たり、圧縮コイルバネ20の付勢力に抗して双方の楔片19a,19bを各楔溝18a,18bから離脱させる。そのままレバー部33bを反時計方向又は時計方向に回動させると、丸穴35とピン23との係合により回転軸ブッシュ1cを同方向に連れ回りさせる。
【0063】
レバー部33bを反時計方向に回す場合は、カムフォロアであるローラ3bも回転軸2の周りを反時計方向に回動して閉扉状態におけるカム8の凹部8aから遠ざかり、ドアDのストップ角度が大きくなる。そこで、レバー部33bを解放すると、レバー部33bの復元作用で係合解除片27a,27bが楔片19a,19bから離反し、圧縮コイルバネ20の復元作用により楔片19a,19bが各楔溝18a,18b内に押し込まれ、楔作用によって回転軸ブッシュ1cひいてはローラ3bが当該位置にセットされる。
【0064】
レバー部33bを時計方向に回す場合は、ローラ3bも回転軸2の周りを時計方向に回動して閉扉状態におけるカム8の凹部8aに接近し、ドアDのストップ角度が小さくなる。そこで、レバー部33bを解放すると、レバー部33bの復元作用で係合解除片27a,27bが楔片19a,19bから離反し、圧縮コイルバネ20の復元作用により楔片19a,19bが各楔溝18a,18b内に押し込まれ、楔作用によって回転軸ブッシュ1cひいてはローラ3bが当該位置にセットされる。
<実施の形態4>
図54乃至図57に示すように、この実施の形態4におけるドアクローザでは、実施の形態1の場合と異なり、ストップ位置調整手段の回動操作部材36におけるレバー部36bに、ドライバ等の棒状の工具37を挿入し係止するための係止穴38が設けられている。
【0065】
図54に示すように、この係止穴38に工具37の先を挿入することで回動操作部材36を所望の方向に小さな力で簡易に回すことができる。これにより、実施の形態1の場合と同様にしてドアDのストップ位置が調整される。
<実施の形態5>
図58乃至図63に示すように、この実施の形態5におけるドアクローザでは、実施の形態4の場合と異なり、ストップ位置調整手段の構成要素の一部である一対の楔溝18a,18bと、一対の楔片19a,19bと、圧縮コイルバネ20とが、回転軸ブッシュ1cとクローザ本体Cとの隙間に二組配置される。
【0066】
これにより、ストップ位置調整操作が滑らかになり、また、回転軸ブッシュ1cとクローザ本体Cとの係合力が高まる。
【0067】
この回動操作部材39のリング部39aからは工具37を係止するための係止穴38を有したレバー部39bが突出しているが、このレバー部39bは係止穴38を省略した単に作業者が指を掛けるだけのものであってもよい。また、リング部39aに挿入される頭付きピン23は止め具15に植設されるが、実施の形態1と同様に回転軸ブッシュ1cの環状部13に植設してもよい。
<実施の形態6>
図64乃至図66に示すように、この実施の形態6におけるドアクローザでは、実施の形態5の場合と異なり、ストップ位置調整手段の構成要素の一部である一対の楔溝18a,18bと、一対の楔片19a,19bと、圧縮コイルバネ20とが、回転軸ブッシュ1cとクローザ本体Cとの隙間に四組配置される。楔溝18a,18bの片縁を形成すると共に回転軸ブッシュ1cをクローザ本体C内に留めるための止め具40は、リングとして形成され、クローザ本体Cに固定される。この止め具40上に複数本のガイド用の頭付きピン23が固定され、これらのピン23に回動操作部材41のリング部41aがガイド穴42を介して係止される。回動操作部材41は、図67乃至図70に示すように、板材をプレス成形することにより形成され、係合解除片27a,27b、レバー部41bの係止穴38等も同板材上に一体的に形成される。
【0068】
ドアDのストップ角度を変更する場合は、実施の形態1の場合と同様にレバー部41bを操作すればよい。レバー部41bを時計方向又は反時計方向に回すと、楔片19a,19bが楔溝18a,18bから離脱し、さらにレバー部41bを時計方向又は反時計方向に回すと、リング部41aの係合解除片27a,27bが回転軸ブッシュ1cに形成された四ヶ所の溝部HHの端に当たり、さらにレバー部41bを時計方向又は反時計方向に回すと、回転軸ブッシュ1cがクローザ本体Cのハウジング1に対して回転する。これにより、カムフォロアであるローラ3bは図71(A)の最小のストップ角度位置から同図(C)のごとく回転軸2の周りを反時計方向に回動して閉扉状態におけるカム8の凹部8aから遠ざかり、ドアDのストップ角度が大きくなる。さらに、レバー部41bを反時計方向に回すとローラ3bは同図(B)のごとく回転軸2の周りを時計方向に回動して閉扉状態におけるカム8の凹部8aから遠ざかり、ドアDのストップ角度が最大となる。
【0069】
また、ハウジング1の底部には、図66に示すように、回転軸ブッシュ1cを中心に湾曲するストッパ溝Hが形成され、このストッパ溝Hにピン3aの下端がスライド可能に入り込んでいる。上述したようにストップ角度を調整する際、ピン3aの下端がストッパ溝Hの端に当接することでストップ角度の上限と下限が設定される。
【0070】
この実施の形態6では、楔溝18a,18bと楔片19a,19bが回転軸ブッシュ1cの回りに隙間なく等間隔で配置されているので、一対の係合解除片27a又は27bが隣り合った二つの楔片19a,19bに対して楔作用をON・OFFする働きをする。
【0071】
なお、上記各実施の形態においては、クローザ本体CをドアDに取り付け、回転軸2をドアフレームF側に連結するものとして説明したが、クローザ本体CをドアフレームF側に取り付け、回転軸2をドアD側に連結するように構成することも可能である。
【0072】
また、上記各実施の形態においては、カム8を回転軸2に固定し、カムフォロアであるローラ3bをレバー部材3上に設けたが、カム8をレバー部材側に設け、カムフォロアを回転軸2側に取り付けるようにしても同様の作用を実現することができる。
【0073】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、クローザ本体(C)に支持される、ドア(D)の開閉に連動して回転可能な回転軸(2)をクローザ本体(C)に対し所望の回転角度に拘束してドア(D)を所望の開度でストップ保持するストップ保持手段と、回転軸(2)を拘束する回転角度を加減してドア(D)のストップ位置を調整するストップ位置調整手段とを備えたドアクローザにおいて、上記クローザ本体(C)と上記回転軸(2)との間に双方に対し回動可能な軸受部材(1c)を備え、上記ストップ保持手段が、上記回転軸(2)と上記軸受部材(1c)とのうちの一方に設けられたカム(8)と、他方に設けられたこのカム(8)を所定角度位置で拘束するカムフォロア(3b)とを備え、上記ストップ位置調整手段が、上記軸受部材(1c)と上記クローザ本体(C)との隙間に互いに逆向きに形成された一対の楔溝(18a,18b)と、楔溝(18a,18b)内に挿入された一対の楔片(19a,19b)と、各楔片(19a,19b)を各楔溝(18a,18b)内に付勢する弾性体(20)と、楔溝(18a,18b)に対し楔片(19a,19b)を係脱させると共に、楔片(19a,19b)が楔溝(18a,18b)から離脱した状態において上記軸受部材(1c)を連れ回りさせることで上記カム(8)と上記カムフォロア(3b)との相対位置を変更する回動操作部材(21)とを備えたドアクローザであるから、ストップ保持位置を工具を用いずとも極めて簡単に設定することができ、且つ無段階的に設定することができる。
【0074】
請求項2の発明によれば、請求項1に記載のドアクローザにおいて、楔片が転動体であるドアクローザであるから、接触抵抗を低減し効率よくストップ保持とその解除とを切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るドアクローザの作動状態を示す概略図である。
【図2】図1に示すドアクローザの正面図である。
【図3】図1に示すドアクローザの左側面図である。
【図4】図1に示すクローザ本体の正面図である。
【図5】図1に示すクローザ本体の右側面図である。
【図6】図1に示すクローザ本体の左側面図である。
【図7】図1に示すクローザ本体の平面図である。
【図8】図1に示すクローザ本体の回動操作部材を除いて示す平面図である。
【図9】図1に示すクローザ本体の水平断面図である。
【図10】図1に示すクローザ本体の垂直断面図である。
【図11】図1に示すクローザ本体の分解断面図である。
【図12】カムフォロアを支持した軸受部材の平面図である。
【図13】図12に示す軸受部材の縦断面図である。
【図14】図12に示す軸受部材の底面図である。
【図15】軸受部材の平面図である。
【図16】図15に示す軸受部材の半断面図である。
【図17】図15に示す軸受部材の底面図である。
【図18】図15に示す軸受部材の左側面図である。
【図19】図15に示す軸受部材の右側面図である。
【図20】カムフォロアを支持したレバー部材の平面図である。
【図21】図20に示すレバー部材の正面図である。
【図22】図20に示すレバー部材の左側面図である。
【図23】図20に示すレバー部材の縦断面図である。
【図24】軸受部材をクローザ本体に固定するための固定具の平面図である。
【図25】図24に示す固定具の縦断面図である。
【図26】(A)はカムを有する回転軸の平面図、(B)は(A)に示す回転軸の変形例を示す平面図である。
【図27】図26(A)に示す回転軸の正面図である。
【図28】スライダの正面図である。
【図29】図28に示すスライダの背面図である。
【図30】図28に示すスライダの左側面図である。
【図31】図28に示すスライダの右側面図である。
【図32】図28に示すスライダの垂直断面図である。
【図33】回動操作部材の平面図である。
【図34】図33に示す回動操作部材の正面図である。
【図35】ドアの開閉に伴うストップ保持手段の動作を示す説明図である。
【図36】ストップ保持力調整手段によるストップ保持力の調整を行う手順を説明する説明図である。
【図37】(A)(B)はストップ位置調整手段を一方向に操作してストップ位置調整を行う手順を示す説明図である。
【図38】(C)(D)はストップ位置調整手段を一方向に操作してストップ位置調整を行う手順を、図37(B)に続いて示す説明図である。
【図39】ストップ位置調整手段を一方向に操作した場合の楔溝及び楔片の動きを説明する説明図である。
【図40】(A)(B)はストップ位置調整手段を他方向に操作してストップ位置調整を行う手順を示す説明図である。
【図41】(C)(D)はストップ位置調整手段を他方向に操作してストップ位置調整を行う手順を、図40(B)に続いて示す説明図である。
【図42】ストップ位置調整手段を他方向に操作した場合の楔溝及び楔片の動きを説明する説明図である。
【図43】ストップ位置調整手段をドアの最大開度位置へと操作した状態を示す説明図である。
【図44】ストップ位置調整手段をドアの中程度の開度位置へと操作した状態を示す説明図である。
【図45】ストップ位置調整手段をドアの最小開度位置へと操作した状態を示す説明図である。
【図46】本発明の実施の形態2に係るクローザ本体の平面図である。
【図47】実施の形態2で使用される回動操作部材の平面図である。
【図48】図45に示す回動操作部材の正面図である。
【図49】(A)(B)(C)は、実施の形態2におけるストップ位置調整手段を一方向に操作してストップ位置調整を行う手順を示す説明図である。
【図50】(D)(E)(F)は、実施の形態2におけるストップ位置調整手段を一方向に操作してストップ位置調整を行う手順を、図49(C)に続いて示す説明図である。
【図51】本発明の実施の形態3に係るクローザ本体の要部の平面図である。
【図52】図48に示すクローザ本体の要部の正面図である。
【図53】実施の形態3におけるストップ位置調整手段を操作する手順を示す説明図であり、図51中、L−L線矢視断面図である。
【図54】本発明の実施の形態4に係るクローザ本体の要部の平面図である。
【図55】図54において回動操作部材を透視した状態の平面図である。
【図56】図54に示すクローザ本体の要部の正面図である。
【図57】図54に示すクローザ本体の要部の側面図である。
【図58】本発明の実施の形態5に係るクローザ本体の要部の平面図である。
【図59】図55に示すクローザ本体の要部の正面図である。
【図60】図58に示すクローザ本体の要部の側面図である。
【図61】図58に示すクローザ本体から回動操作部材を除いて示す平面図である。
【図62】図58に示すクローザ本体の要部の垂直断面図である。
【図63】図58に示すクローザ本体の要部の作用を説明する平面図である。
【図64】本発明の実施の形態6に係るクローザ本体の要部の平面図である。
【図65】図64に示すクローザ本体から回動操作部材を除いて示す平面図である。
【図66】図65中、LXIII−LXIII線矢視断面図である。
【図67】実施の形態6で使用される回動操作部材の底面図である。
【図68】図67中、LXV−LXV線矢視断面図である。
【図69】図64に示す回動操作部材の正面図である。
【図70】図64に示す回動操作部材の側面図である。
【図71】ストップ位置調整手段の操作によりストップ位置を変更する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
C…クローザ本体
D…ドア
1c…軸受部材
2…回転軸
8,3b…カム装置
18a,18b…楔溝
19a,19b…楔片
20…弾性体
21…回動操作部材

Claims (7)

  1. クローザ本体(C)に支持される、ドア(D)の開閉に連動して回転可能な回転軸(2)をクローザ本体(C)に対し所望の回転角度に拘束してドア(D)を所望の開度でストップ保持するストップ保持手段と、回転軸(2)を拘束する回転角度を加減してドア(D)のストップ位置を調整するストップ位置調整手段とを備えたドアクローザにおいて、上記クローザ本体(C)と上記回転軸(2)との間に双方に対し回動可能な軸受部材(1c)を備え、上記ストップ保持手段が、上記回転軸(2)と上記軸受部材(1c)とのうちの一方に設けられたカム(8)と、他方に設けられたこのカム(8)を所定角度位置で拘束するカムフォロア(3b)とを備え、上記ストップ位置調整手段が、上記軸受部材(1c)と上記クローザ本体(C)との隙間に互いに逆向きに形成された一対の楔溝(18a,18b)と、楔溝(18a,18b)内に挿入された一対の楔片(19a,19b)と、各楔片(19a,19b)を各楔溝(18a,18b)内に付勢する弾性体(20)と、楔溝(18a,18b)に対し楔片(19a,19b)を係脱させると共に、楔片(19a,19b)が楔溝(18a,18b)から離脱した状態において上記軸受部材(1c)を連れ回りさせることで上記カム(8)と上記カムフォロア(3b)との相対位置を変更する回動操作部材(21)とを備えたことを特徴とするドアクローザ。
  2. 請求項1に記載のドアクローザにおいて、楔片(19a,19b)が転動体であることを特徴とするドアクローザ。
  3. 請求項1に記載のドアクローザにおいて、回動操作部材(21)が、軸受部材(1c)の回りで回動可能なリング部(21a)と、このリング部(21a)から突出するレバー部(21b)と、上記リング部(21a)から各楔溝(18a,18b)内に突出して各楔片(19a,19b)に対向する係合解除片(24a,24b)とを備え、上記レバー部(30b)の操作に伴う上記リング部(30a)の回動により上記係合解除片(24a,24b)で楔片(19a,19b)を楔溝(18a,18b)に対し係脱させるようにしたことを特徴とするドアクローザ。
  4. 請求項1に記載のドアクローザにおいて、回動操作部材(30)が、軸受部材(1c)の回りで縮径可能な二分割され枢軸(31)で連結されたリング部(30a)と、このリング部(30a)の枢軸(31)と反対側からそれぞれ突出するレバー部(30b)と、上記リング部(30a)から各楔溝(18a,18b)内に突出して各楔片(19a,19b)に対向する係合解除片(24a,24b)とを備え、上記レバー部(30b)の操作に伴う上記リング部(30a)の解放又は縮径により上記係合解除片(24a,24b)で楔片(19a,19b)を楔溝(18a,18b)に対し係脱させるようにしたことを特徴とするドアクローザ。
  5. 請求項1に記載のドアクローザにおいて、バネ材からなる回動操作部材(33)が、軸受部材(1c)の回りで回動可能なリング部(33a)と、このリング部(33a)から突出するレバー部(33b)と、上記リング部(33a)から各楔溝(18a,18b)内に突出して各楔片(19a,19b)に対向する係合解除片(27a,27b)とを備え、この回動操作部材(33)の上記リング部(33a)からレバー部(33b)にわたる部分が反り返っており、上記レバー部(33b)の解放又は押し下げ操作により上記係合解除片(27a,27b)で楔片(19a,19b)を楔溝(18a,18b)に対し係脱させるようにしたことを特徴とするドアクローザ。
  6. 請求項3に記載のドアクローザにおいて、レバー部(30b)に棒状の工具(37)を挿入する係止穴(38)が設けられたことを特徴とするドアクローザ。
  7. 請求項1に記載のドアクローザにおいて、一対の楔溝(18a,18b)と、一対の楔片(19a,19b)と、弾性体(20)とが、軸受部材(1c)とクローザ本体(C)との隙間に複数組配置されたことを特徴とするドアクローザ。
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