JP3909722B2 - キーホルダ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は使い勝手のよい新規なキーホルダに関する。
【従来の技術】
従来の最も一般的なキーホルダでは、鍵はリング又はチェンに通してまとめてある。このような従来のキーホルダにおいては、鍵の不使用時、衣服のポケット又はハンドバッグ等の中で鍵が互にぶつかってガチャガチャ音がする。
【0002】
また、1つの鍵を用いる時、他の鍵が操作の邪魔になることがあること、更にまた、表玄関、戸室のドア等複数の個所で次々と別の鍵を用いる場合、対応する鍵を選択することがかなり面倒なことなどの問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明のキーホルダは、前述の問題点を悉く解決することを目的として提案されたものである。すなわち、鍵を使用していない収納時のポケット内又はハンドバッグ内等における発生騒音をなくすこと、1つの鍵を用いる時、他の鍵が邪魔にならず、それらを逆に把手として利用できるようにすること、及び、一まとまりとした複数の鍵をある順序で使用する時、それらの区別を容易に認識できるようにすること等を目的として提案されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明は、鍵のつまみ部を装着する嵌め孔を備えた偏平体であるつまみカバーの、少なくとも2つを組み付けて一体的に連結してなり、これら2つのつまみカバーを組み付けて一体的に連結するため、各つまみカバーの一の外面に横断面が円形の軸部を突設すると共に、この軸部の先端にフランジ部を一体に形成し、一方、各つまみカバーの、嵌め孔に関し一の外面とは反対側の他の外面に、上記軸部と摺動可能に係合する開口である軸受部及び軸部の差込み切欠とを連設した溝と、上記フランジ部と干渉しないように形成された空隙部とをつまみカバーの厚さ方向に連設して案内溝を形成すると共に、軸受部の開口端縁部内側の当接部を第1抜け止め手段とし、他方、上記軸受部及び差込み切欠の境界部分においてその幅寸法を軸部の直径よりやや小さくし、その幅狭部分で軸部を押え止めるようにして第2抜け止め手段を構成し、一のつまみカバーの軸部の先端を他のつまみカバーの差込み切欠から軸受部方向に差し込み、上記幅狭部分を弾性変形によって拡開させつつ軸部を軸受部に進入させることにより、一のつまみカバーと他のつまみカバーとを、軸部の中心軸を回動軸として相対回動可能に組み付けるようにしたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す2つの実施例に基いてこの発明について説明する。
図1〜図5は第1実施例を、図6は第2実施例をそれぞれ示している、なお、図1、図2、図3及び図6において、符号3で示す鍵におけるウォード及び鍵山はいずれもその記載が省略してある。
【0006】
この発明のキーホルダは、少くも2つのつまみカバー1を互に着脱可能に組み付けて構成される。図1〜図5に示す第1実施例では2つのつまみカバー1、1が組み付けてあり、図6に示す第2実施例では、3つのつまみカバー1、1及び1が組み付けてある。
【0007】
第1実施例において、各つまみカバー1は、適当な弾性を有する比較的硬質なABS樹脂、ポリプロピレンその他の合成樹脂材料で形成するを可とするが、適当な弾性を有する金属材料等他の材料で作ることもできる。
【0008】
図示例では、つまみカバー1の正面形は矩形状に作られているが、その形は任意に形成してよい。
【0009】
つまみカバー1における外面11と他方の外面12との間には鍵3のつまみ部31を底部側から挿入して装着するための嵌め孔13が設けてある。図中、符号32は鍵3のステム部を示している。
【0010】
図1(D)及び図5(A)に明示するように、つまみカバー1の上部にはリング4又はチェン等を挿通させるための通し孔24が設けてあり、その通し孔24の縁部には止め片14が一体に設けてある。
【0011】
この止め片14は嵌め孔13に差込まれた鍵3のつまみ部31における通し孔33の縁部に係合し、つまみカバー1の嵌め孔13から鍵3が抜け出すのを阻止している。
【0012】
前記の止め片14はつまみカバー1に対し鍵3のつまみ部31を抜き差しする時は、弾性的に変形する。但し、つまみカバー1の嵌め孔13が小さ目に作られた時は鍵3のつまみ部31は摩擦力のみによって係着させることもでき、この場合止め片14は省略し得る。
【0013】
つまみカバー1に対し鍵3は着脱可能としてもよいし、接着剤等で固着させてもよい。後者の場合つまみカバー1及び鍵3は互いに半恒久的に結合されることになる。
【0014】
また、つまみカバー1の一方の外面11における中央部には横断面が円形を成す軸部15が一体に又は別体として突設してあり、反対側の他方の外面12における中央部には、別の同形のつまみカバー1の軸部15が回転可能に嵌め込まれる軸受部16が設けてある。軸受部16は軸線に対する横断面が円形又は円の一部をなす受けを有する。
【0015】
図示例のつまみカバー1にあっては、軸受部16はその中心軸線と直角をなす方向に設けられた溝状をなす差込み切欠き17に連続させてある。
【0016】
あるつまみカバー1の軸部15が別のつまみカバー1の軸受部16に差込み切欠き17を経て装着されると、軸部15はその軸受部16において回転可能とされる。
【0017】
換言すれば、あるつまみカバー1とそれに組み付けられた別のつまみカバー1とは手指で操作することにより相対的な回転変位が可能であり、相互の角度位置は自由に変えられることになる。
【0018】
そして、この角度位置は0°から360°の範囲で任意に変更でき、1つの鍵3が使用される時、その位置は収納基準位置から例えば90°、180°又は270°等の角度をもって変えられる。
【0019】
あるつまみカバー1の軸部15は別のつまみカバー1の軸受部16に対し抜き差し可能であるが、それらの装着状態(嵌め込み状態)を保持させるため、つまみカバー1の軸部15とそれが装着される別のつまみカバー1の軸部15との間には少くも1つの抜け止め手段18、18aが備えられている。
【0020】
図示例の複数のつまみカバー1の組立体においては、軸部15の軸線方向の抜けを阻止する第1抜け止め手段18及び軸部15の軸線と直角方向(差込み切欠17に向かう方向)の抜けを阻止する第2抜け止め手段18aが設けてある。
【0021】
第1抜け止め手段18は、一つのつまみカバー1における軸部15の先端部に一体に設けたフランジ部19と別のな1における軸受部16の近傍の当接部20とによって構成される。
【0022】
また、第2抜け止め手段18aは、軸受部16と差込み切欠17との境界部分においてその幅寸法aを軸部15の直径よりやや小さくし、その幅狭部分で軸部15を押さえ止めるようにして構成してある。
【0023】
前記の幅狭部分で構成される第2抜け止め手段18aは、軸部15が軸受部16に対し着脱可能に抜き差しされる時は、幅狭部分の弾性変形により軸部16への通過が許容される。
【0024】
図示はしないが、つまみカバー1の軸部15は他のつまみカバー1の軸受部16に対し軸線方向に該軸部15に一体に設けたフランジ部19のような突部を弾性変形させつつ、強制的に押し込むようにしてもよい。
【0025】
この場合、抜け止め手段18は軸部15軸線方向の抜けを阻止するものだけを設ければよく、差込み切欠17は勿論設けることを要しない。
【0026】
図中、符号21はつまみカバー1における軸部15の先端面に一体に設けた任意数の突起で他のつまみカバー1における軸受部16の近傍の対向面22に摺接して、使用状態に展開された鍵3の角度位置を摩擦により保持させるものである。
【0027】
また、符号23は、前記の対向面22に設けた逃がし溝で、鍵3が収納状態に戻された時、その鍵3が装着されたつまみカバー1における突起21がクリック作用を呈しつつ嵌まり込むものである。この逃がし溝24は例えば90°の角度間隔で複数本設けることもできる。
【0028】
なお、1つの組立体における複数の単位組立体1、1として、互いに異なる色が施されたもの、又は互いに異なるマークガ施されたものを用いると、鍵3の選択又は区別の上で有利である。
【0029】
次に、上記構成のこの発明のキーホルダの使用について図1及び図2を参照して説明する。
【0030】
図1は2つの鍵3を共に使用していない収納時を示しており、2つの鍵3を含むキーホルダの全体はコンパクトに折り畳まれている。
【0031】
ここで、図2に示すように、使用しようとする鍵3をその鍵3を保持するつまみカバー1と共に手指で軸部15の中心軸線の回りに例えば180°回動変位させる。そして、所望の鍵3が使用位置に展開されたら、つまみカバー1及び他の鍵3のステム部31を手で持って対応する錠に対し施解錠操作を行う。
【0032】
施解錠させるべき錠が表玄関及び戸室のドア等のように続いて存在している時は、他の鍵3が使えるように持ち換えて後続の錠に対し施解錠操作を行う。
【0033】
所望の鍵3を使用した後は折り畳んで図1の収納状態に戻して保管することは言うまでもない。
【0034】
図6に示す第2実施例において、図1〜図5に示す第2実施例と同一の符号で指し示す部材は互いに等効の部材を表している。
【0035】
そして、図6の第2実施例においては、それぞれ異なる鍵3が装着された3つのつまみカバー1が組み付けられていることが第1実施例と異なるだけで、な1の構造は全く同一であり、使用についても上記の第1実施例のそれに準ずるので、ここではその詳しい説明は省略する。
【0036】
【発明の効果】
以上に説明したこの発明のキーホルダによれば、鍵の使用時又は収納時のいずれであっても、複数の鍵がぶつかり合ってガチャガチャと音を発生させるようなことがない。
【0037】
また、鍵を使用していない収納時複数の鍵は折り畳まれるようにして小さくまとめられるので、収納において便利である。
【0038】
更にまた、1つの鍵を用いる時、他の鍵が邪魔にならず、むしろそれらを把手として利用できる。
【0039】
加えて、複数のつまみカバーと共に1つの組立体を構成する複数の鍵は、収納基準位置から90°、180°/及び又は270°のように角度を変えて変位展開することができるので、ある順序に従って使用する時、その区別ができ便利である、等種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のキーホルダの第1実施例を収納状態で示す図で、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は背面図、(D)は部分縦断側面図である。
【図2】 第1実施例を鍵の使用状態で示す図で、(A)は正面図、(B)は側面図である。但し、これらの図においてリングは記載が省略されている。
【図3】 第1実施例のキーホルダから取り外した1つのつまみカバーとそれに装着された1つの鍵の組をを示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図、(D)は背面図、(E)は底面図である。
【図4】 第1実施例から取り外した1つのつまみカバーのみを示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図、(D)は背面図、(E)は底面図である。
【図5】 1つのつまみカバーを断面で示す図で、(A)は図4にVA−VA線による縦断側面図、(B)は図4のVB−VB線による縦断背面図、(C)は図4のVC−VC線による縦断背面図である。
【図6】 この発明のキーホルダの第2実施例を収納状態において示す図で、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【符号の説明】
1 つまみカバー
11 一方の外面
12 他方の外面
13 嵌め孔
15 軸部
16 軸受部
18 抜け止め手段
3 鍵
31 つまみ部
Claims (1)
- 鍵のつまみ部を装着する嵌め孔を備えた偏平体であるつまみカバーの、少なくとも2つを組み付けて一体的に連結してなり、これら2つのつまみカバーを組み付けて一体的に連結するため、各つまみカバーの一の外面に横断面が円形の軸部を突設すると共に、この軸部の先端にフランジ部を一体に形成し、一方、各つまみカバーの、嵌め孔に関し一の外面とは反対側の他の外面に、上記軸部と摺動可能に係合する開口である軸受部及び軸部の差込み切欠とを連設した溝と、上記フランジ部と干渉しないように形成された空隙部とをつまみカバーの厚さ方向に連設して案内溝を形成すると共に、軸受部の開口端縁部内側の当接部を第1抜け止め手段とし、他方、上記軸受部及び差込み切欠の境界部分においてその幅寸法を軸部の直径よりやや小さくし、その幅狭部分で軸部を押え止めるようにして第2抜け止め手段を構成し、一のつまみカバーの軸部の先端を他のつまみカバーの差込み切欠から軸受部方向に差し込み、上記幅狭部分を弾性変形によって拡開させつつ軸部を軸受部に進入させることにより、一のつまみカバーと他のつまみカバーとを、軸部の中心軸を回動軸として相対回動可能に組み付けるようにしたことを特徴とするキーホルダ。
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JP09506297A JP3909722B2 (ja) | 1997-03-29 | 1997-03-29 | キーホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09506297A JP3909722B2 (ja) | 1997-03-29 | 1997-03-29 | キーホルダ |
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JPH10272053A JPH10272053A (ja) | 1998-10-13 |
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ID=14127543
Family Applications (1)
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JP09506297A Expired - Fee Related JP3909722B2 (ja) | 1997-03-29 | 1997-03-29 | キーホルダ |
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1997
- 1997-03-29 JP JP09506297A patent/JP3909722B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10272053A (ja) | 1998-10-13 |
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