JP3909093B2 - エレベータのかごの割り当ての告知方法 - Google Patents

エレベータのかごの割り当ての告知方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、エレベータの運行管理(出発管理)に関し、特に、乗場呼びの要求を満たすことを乗場で待っている乗客に告知する時間に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベータ運行管理論理では、登録された乗場呼びに応答して割り当てられたかごが委託点(コミットメント点)に到達したときに、乗場において割り当てられたかごの音声又は視覚的な表示による告知(announcement)を行っている。委託点は、エレベータが減速し始める位置として定義される。委託点通過後は、かごは停止階に停止しなければならず、告知を遅らせる利点はないので、委託点通過後直ちに告知され。従来の論理では、乗場呼びに対するかごの割り当てを制御するエレベータ運行管理装置(出発管理装置)が最良の割り当てをするために登録と告知との間の時間を利用しているので、すぐに告知することはない。この告知は、かごの扉が開き始める約2秒前に行われる。この従来の運行管理論理の例としては、米国特許4,815,568号の「Relative System Response Elevator Call Assignments」のRSR計画(RSR scheme)がある。
【0003】
RSRの欠点は、エレベータを待っている間に、乗客がどのかごが到着するかについて気掛かりになり、待ち時間が長くなるにつれてその程度が大きくなることである。この乗客の気掛かりの程度をかなり減少させることは可能である。
【0004】
日本のエレベータ市場では、待っている乗客が乗場呼びの登録をしたらすぐにかごの告知が行われることが要求されている。この特徴は、一般にICA、即ち、「即時かご割り当て」と呼ばれている。
【0005】
ICAの問題点は、乗場呼びが登録されたときに最初の割り当てについて良好な候補であると思われるかごが、最初の割り当て後に入力された乗場呼びおよびかご呼びに対する割り当てによって遅れることである。その結果、60秒以上の非常に長い時間待つ乗場呼びになるおそれがある。乗場呼びの割り当ては、例えば、最短の残存応答時間(RRT)を有するかごに対して行うことができる。残存応答時間(RRT)は、エレベータのかごが委託されるかご呼びおよび乗場呼びがある場合に、乗場呼びが登録された階の委託点にエレベータが到達するまでの所要時間の評価(見積り)、あるいは、エレベータのかごが委託されるかご呼びおよび乗場呼びがある場合に、乗場呼びが登録された階にエレベータが到達するまでの所要時間の評価(見積り)である。
【0006】
図1から図3はこの問題点を示している。これらの図では、6台のエレベータ群が18階までの間で運行する。図1に示すように、12階の新たな乗客によって下降乗場呼びが登録されている。この新たな乗場呼びに対する各々のかごについてのRRTは、かごの上方又は下方に示されている。この乗場呼びは、かご3に割り当てられる。かご3のRRTが他のかごよりも短かったからである。ICAが実施されているので、割り当てプロセスは繰り返し行われず、最初の割り当て以外の割り当てが良いか否かは決定されない。
【0007】
図1に示すシステムのスナップショットの時点では、かご#3が12階の上昇乗場呼びを取り消したところであり、12階で新たな乗客が下降乗場呼びを登録した時点でその扉は開いていた。12階で昇りの乗客がかごに乗り込む。
【0008】
昇りの乗客はまだかご呼びを登録していなかったので、新たな下降乗場呼びに対するかご3のRRTは5秒間だけであった。かご5は16階で新たな乗客を載せている。このかごは割り当てられた乗場呼びを有しており、新たな下降乗場呼びについて21秒間のRRTを有している。
【0009】
図2は、下降乗場呼び後のシステムが32秒間待っていたことを示している。12階で割り当てられた下降乗場呼びを取り消す代わりに、割り当てられたかご(かご3)が18階の方へ移動し、そのかご呼びを履行する。ICAのため、12階における下降乗場呼びは、かご3が戻るのを待たなければならない。かご5は既に12階を通過しており、かご6は12階を通過しようとしているところである。また、かご4は空であり、逆戻りして下降乗場呼びに応答するために14階の方へ移動している。
【0010】
図3は、12階における下降乗場呼び後のシステムが67秒間待っていたことを示している。かご4は既に12階を通り過ぎている。一方、かご3は12階の方へ移動しているが、13階でかご呼びの停止をしなければならない。
【0011】
これらの図は、非常に短いRRTのため、かご#3が良好な割り当てであると最初に判断されたことを示している。あと知恵では、他の3つのかご(かご6、5又は4)のいずれかがより早く12階に到着したであろう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、乗場の登録とほぼ同時に、又は乗場呼びの要求を満たすために割り当てられたかごが委託点に到達した直後に、あるいはその間のどこかに到達した直後に、複数のかごのいずれのかごが乗場呼びの要求を満たすかについて告知することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
乗場呼びの登録と委託点との間で告知が行われる場合には、エレベータを待っている乗客は、その乗客が乗るエレベータの前にいるか、あるいは、その乗客が乗場呼びをした後にその乗客が乗ると思われる場所におり、一箇所にはいないので、エレベータを待っている一部の乗客のフラストレーションを減少させることができる。しかし、それよりもむしろ、乗客は、かごの告知を待っている短時間の間ある位置にいて、告知された後にかごの方へ移動し、その後短時間の間かごの到着を待つ第2の位置にいる方が良い。
【0014】
本発明によれば、登録された乗場呼びに応答して、実際の待ち時間を最小にするために、複数のかごのうち最良のかごであると思われる登録されたかごが、次に最小のRRTを有するかごよりも、割り当てられたかごの残存応答時間、乗客の待ち時間、および割り当てられたかごの最小の期待残存応答時間からのずれの量であるRRT延長因子(RRTインフレーション因子)の関数として算出された秒数だけ短いRRTを有するとき、およびそのときにのみ告知が行われる。これは、最初に割り当てられたかごが後に悪い選択となる早まった割り当てを避けると同時に、一般に、告知により待ち時間を2つのほぼ等しい時間に分割することによって、待ち時間が短くなったように感じさせるものである。
【0015】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本発明の実施例を説明する。
【0016】
図4は、A)割り当てられたかごの告知の時間、B)乗客がかごに接近する時間、C)かごの到着の告知、D)かごの到着時間によって、3つの異なったエレベータ運行管理ルーチンの乗場呼びに対する応答を示している。運行管理ルーチンは、ICA、ECA(本発明)およびRSRである。図4のタイムチャートの事象は乗場呼び(HC)の登録から始まる。ICAルーチンは、乗場呼びの登録後、時間Aの経過後に、どのかごが乗場呼びの要求を満たすかについての告知をする。乗客は、登録された乗場呼びの要求を満たすときに告知されたかごに接近し始める。時間Bの経過後に乗客がかごに到着した後、乗客が待っている階にもうすぐかごが到着することを示すホールランタン又はゴングによって到着の合図が告知されるまで、乗客は比較的長い時間待たなければならない。
【0017】
RSRでは、乗客は、どのかごが乗客の要求を満たすかがわかるまで比較的長い時間待たなければならない。どのかごが乗場呼びの要求を満たすかについての告知は、かごがその階に停止できるように減速し始めなければならない委託点で行われる。RSRでは、委託点の前では告知の合図をすることはない。RSRでは、かごの割り当ての評価又は再評価を行うために、乗場呼びの登録から委託点までの全ての時間を使用している。
【0018】
ECAの方法では、各々のかごiのRRTは、割り当てに最良のかごの最悪の場合のRRTと比較される。どのかごが最良であるかは、幾つかの運行管理アルゴリズムのいずれかによって決定される。「最悪の場合」のRRTは、RRTの延長時間に比例する量Δbestを加えることによって算出される。この「最悪の場合」のRRTより短いRRTを有するかごが多いほど、乗場呼びに対して割り当てられる合理的な代わりのかごが多くなる(図2参照)。
【0019】
即時の告知と「最後の瞬間」、即ち、委託点の告知との間の中間の告知が望ましい。一方では、できるだけ早くかごの告知をしたいが、他方では、いったんかごが乗場呼びに委託されてそのことが告知されると、そのかごが後の登録されない乗場呼びおよびかご呼びのような後の事象によって遅れることがないようにすることが望まれる。
【0020】
このようなことが、ECAを実施するために提案されている。即ち、最良のかごが、次に短いRRTを有するかごよりも少なくともΔbest秒だけ短いRRTを有するとき、あるいはそのときのみに告知をすることである。
【0021】
本発明の一つの形態は、以下の式2および3を使用している。Δbestは、基本的には、RRT因子のために、乗客が待っているときにゼロに近づく時間の関数である。
【0022】
【数2】
Figure 0003909093
【0023】
ここで、Wは現在まで待っていた時間、RRTは現在のRRT、IはRRT延長時間、Aは一定の桁移動子(a constant scaling factor)である。乗場呼びは以下の式を満たす場合に告知される。
【0024】
【数3】
Figure 0003909093
【0025】
ここで、RRTbestは割り当てについて最良のかごのRRT、Ibestは、かご割り当て論理を広く実行することによって最良のものとして選択されたかごについての対応するRRT延長値(RRTインフレーション値)である。次に、式2の理論的解釈について説明する。
【0026】
1)式2の{(W+RRT)/(2W+1)}2 は、期待される待ち時間の半分以上の時間に渡って乗客が待っていた後に迅速に減少する。期待される待ち時間は、乗場呼びの入力から乗場呼びが入力された階にエレベータが到着するまで乗客が期待する待ち時間である。これはΔbest一つの項であるので、Δbestもゼロまで減少する。
【0027】
2)RRTは、現在割り当てられているかごが委託点に接近したときに、Δbestをゼロまで減少させる。
【0028】
3)I2は、長いRRT延長時間(I)を有する割り当てについての告知を防止する。これは、RRTの評価に不確定な要素としての基本的な役割も果たすため2乗されている。この不確定さは、告知および最終的な割り当てに影響を与える。これは、従来の運行管理論理では行われなかった。
【0029】
4)Aは、この期間をRRTと一致させるために選択された一定の桁移動子である。Aの大きな値はシステムの告知をより遅くするとともに、小さな値はより早い告知を促進する。
【0030】
図5aは、残存応答時間(RRT)と最大残存応答時間(maxRRT)との重複によって判断したとき、乗場呼びの要求を満たすために、かご間で競合がない状態、幾らか競合する状態、およびより多く競合する状態を示している。
【0031】
図5aは、本発明の一般的な概念の動機づけをするのに役立つものである。式2と式3および図6のフローチャートは、本発明をさらに明確に示すものである。図5aの議論では、「最良の」かごが最短のRRTを有するかごであると仮定している。本発明は、最良のかごの選択が最短のRRT以外の論理に基づく場合には変わらない。
【0032】
図5aの差込み図は図5のキーである。この図には、乗場呼びの要求を満たすためのかご#3の期待残存応答時間(RRT)が示されている。これは期待に過ぎないので、例えば、かご#3の実際の残存応答時間は、実際にそれが乗場呼びの要求を満たすとしても、最大残存応答時間と同じくらい長くなるか、あるいはその間のいずれかの時間になるであろう。期待残存応答時間からのずれがRRT延長時間(I)である。
【0033】
ケースAは、4つのかごの群の全てのかごについての期待RRTおよびそれらに関連する最大値を示している。乗場呼びは登録される。運行管理論理は、かご#1が最良のかごであると決定し、乗場呼びの要求を満たすためにそれを割り当てる。また、この最良のかごは、偶然に最小のRRTを有している。ケースAでは、かご#1について競合はない。即ち、かご#1の最大RRTは、他のいずれのかごの(最小の)期待RRTよりも小さい。ケースBでは、最良のかご(即ち#1)と、期待RRTがかご#1の最大RRTよりも短いかご#2との間に幾らかの競合がある。ケースCでは、さらに多くの競合があり、最大RRTがかご#2および#3の期待RRT以上である。従って、かご#1が最良のかごであることは全く明らかになっていない。ECAによれば、ケースAが満たされるまで告知は行われない。
【0034】
本発明のECAでは、乗場呼びに対するかごの割り当てと、割り当てられたかごを待っている乗客に対する告知との間の区別を維持しなければならない。乗場呼びの待ち時間中の全時間において、乗場呼びに割り当てられるかごがある。かごの割り当て論理を周期的に実行すれば、所望の場合には、乗場呼びを別のかごに再度割り当てることができる。このような再割り当ては、割り当てが告知される時まで待っている乗客にはわからない。告知後に乗場呼びの割り当てが固定され、通常は登録されない。図5bは、かごの告知が行われる情況を示している。図5bでは、以下の式を満たす状態にある。
【0035】
【数4】
Figure 0003909093
【0036】
図6は、本発明を実施するためのフローチャートである。ステップ1においてSTART後、ステップ2において特定の方向について特定の階で乗場呼びが登録される。次に、ステップ3において、適当なエレベータ運行管理論理を使用して乗場呼びに対して割り当て可能な「最良の」かごが選択される。適当な運行管理論理には、RSR、ICA又は他の運行管理論理が含まれる。このフローチャートのステップ4から10では、この最良のかごが乗場呼びに割り当てられ、この割り当ての告知を行ってもよいし、あるいは行わなくてもよい。次に、ステップ4において乗場呼びの現在までの待ち時間が決定される。ステップ5では、各々のかごについてこの乗場呼びに対する残存応答時間(RRT)が算出される。また、各々のかごについての期待RRTからのずれ、即ち、RRT延長時間も算出される。ステップ6では、このRRT延長因子がIbestとして示される。ステップ7では、最良のかごが明らかに競合の機会が殆どない最良のかご(割り当てられたかご)であるか否かについての決定について根拠あるものにするために、快適因子(comfort factor)が算出される。
【0037】
【数5】
Figure 0003909093
【0038】
次に、ステップ8では快適因子ΔbestにRRTbestが加えられる。この和が、その群の他の全てのかごの最小期待残存応答時間と比較される。この和がその群の他の全てのかごの残存応答時間より小さい場合には、乗場の点灯器具によってこの最良のかごが乗場呼びの要求を満たすことが告知される。この和がその群の他の全てのかごの残存応答時間以上である場合には、リターン(ステップ9)に進み、かごの割り当ての再評価を行うためにステップ2から8までのステップが繰り返される。従って、ステップ2から8は、ステップ8におけるYesの判定によって一つのかごが明らかに最良のかごであると決定されるまで繰り返される。ステップ10においていったん告知が行われて割り当てが固定されると、本発明が達成されることになる。最良のかごが乗場呼びの階に近づいたときにRRTbestがゼロに収斂することにより、ステップ10の実行が保証される。
【0039】
図7、8、9および10は、本発明により動作する場合のエレベータシステムの所定時間におけるスナップショットである。
【0040】
図7では、エレベータシステムは、9階と15階における下降乗場呼びの要求がそれぞれかごBおよびCによって満たされることを告知している。これは、9階と15階で待っている乗客の近くの陰影をつけたBおよびCによって描かれている。新たな下降乗場呼びが12階で登録されている。この12階の新たな下降乗場呼びに対するRRTおよびRRT延長時間(I)は、各々のかごの隣に示されている。この12階の新たな下降乗場呼びに対する割り当てのために、運行管理装置によってかごDが選択される。かごBに対する割り当ては9階の下降乗場呼びに対して過度の追加時間待たせることになるので、かごBは選択されなかった。9階の乗場呼びに対して乗客は既に長時間待っていたので、この9階の乗場呼びを「優先呼び(elderly call)」という。RRTは、かごBが本質的に不適当であることを示すために、大きな数(100,000)にセットされる。
【0041】
この時、12階の新たな下降乗場呼びの要求を満たすために割り当てられるかごとしてかごDを告知するか否かについて決定をしなければならない。図7の差込み図は、この時に告知をするか否かの決定を示している。運行管理装置によって最良のかごとしてかごDが選択される。
【0042】
【数6】
Figure 0003909093
【0043】
【数7】
Figure 0003909093
【0044】
【数8】
Figure 0003909093
【0045】
従って、これは告知をするための時間ではない。
【0046】
図8は、かごの割り当ての次の再評価の直前のスナップショットである。これは、12階の下降乗場呼びがかごDに割り当てられることを示している。しかし、割り当てDに陰影をつけずに示しているように、未だかごは告知されていない。かごの割り当ての再評価の時点では、かごが依然として最良のかごである。幾つかのかごの位置が変化しているので、RRT値および関連するRRT延長値も変化している。図8の差込み図の評価は、乗場で待っている乗客に、かごDが乗場呼びの要求を満たすことを告知するには依然として早すぎることを示している。
【0047】
図9は、12階の下降乗場呼びの登録の2秒後であって、かごの割り当ての再評価前のスナップショットである。ここでは、11階で新たな上昇乗場呼びが登録され、かごDに割り当てられている。この上昇乗場呼びの割り当てによって、かごDの建物上部又はその付近でかご呼びが生ずるかもしれない。これは、12階の下降乗場呼びに対するかごDのRRTをかなり増大させるであろう。12階の下降乗場呼びについての最良のかごとして、運行管理装置によってかごCが選択される。図9の差込み図の演算によって示されるように、かごCが乗場呼びの要求を満たすことを告知するには依然として早すぎる。
【0048】
図10は、時間ゼロにおける12階の乗場呼びの登録の10秒後のスナップショットである。かごDのRRTは、依然として12階の下降乗場呼びの要求を満たすために受け入れられるものではない。かごBは、既に12階を通過している。かごCは最良のかごであり、図10の差込み図の演算によって示されるように告知時間になっている。
【0049】
図11は、RRT延長因子(I)を供給するためのフローチャートである。最初に、最良のかごの位置が決定される。次に、かごの位置から、可能な停止位置の数を示す変数NSが決定される。最後に、NS、即ち停止位置の数の関数として、RRT延長因子(I)が算出される。これは、RRT延長因子を算出できる唯一の方法ではない。
【0050】
図12は、RRT延長因子(I)を示すエレベータシステムのスナップショットである。RRT延長因子(I)は、後の未知の停止によりRRTの現在の評価(見積り)が延長される範囲を調整する。かごDが移動して12階の新たな下降乗場呼びに到達する経路に沿って後の停止が起こる。かごが取り得る最も長い経路は最大経路と呼ばれ、太線で示されている。可能な停止位置は、合計15回の停止について上昇方向では9階から18階であり、下降方向では17階から13階である。最大経路上の各々の可能な停止位置について、かご呼び又は割り当てられた乗場呼びによって停止するためにいずれのかごも委託されない場合には、一つの延長ポイントが決定Iにあると考えられる。Iが算出されているかごが停止を委託されている場合には、さらに4ポイントが加えられる。1ポイントを加える理由は、他のいずれのかごも停止のための割り当てを有しない場合にいずれかの乗場呼びが登録されると、かごDがそれを受けなければならない可能性があるからである。後にいずれかの乗場呼びが登録される場合に他のかごによってその要求が満たされるかもしれないので、他のかごが停止する階にゼロの値が割り当てられる。図12の表は、かごDについてのRRT延長因子を示している。12階の下降乗場呼びについて、RRT延長因子は22である。
【0051】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、エレベータのかごが委託されるかご呼びおよび乗場呼びがある場合に、RRTが乗場呼びが登録される階にエレベータが到着するまでの所要時間の評価の統計的な変動を含むようにRRTを定義することができる。
【0052】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、乗場の登録とほぼ同時に、又は乗場呼びの要求を満たすために割り当てられたかごが委託点に到達した直後に、あるいはその間のどこかに到達した直後に、複数のかごのいずれのかごが乗場呼びの要求を満たすかについて告知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】最小残存応答時間のかご3が12階の新たな乗場呼びに割り当てられている状態のエレベータシステムのスナップショット。
【図2】図1に示される状態よりも後の状態であって、かご3が12階の乗場呼びに応答していない状態のエレベータシステムのスナップショット。
【図3】図2に示される状態よりも後の状態であって、かご3が依然として12階にの乗場呼びに応答していない状態のエレベータシステムのスナップショット。
【図4】A)割り当てられたかごの告知の時間、B)乗客が割り当てられたかごに接近する時間、C)かごの到着時間の告知、D)かごの到着時間によって、3つの異なったエレベータ運行管理ルーチンの乗場呼びに対する応答を示す図。
【図5】期待残存応答時間と最大残存応答時間の重複によって判断した場合の乗場呼びの要求を満たすためのかご間の競合を示す図。
【図6】早期かご告知(ECR)を実施するためのフローチャート。
【図7】本発明により動作する場合のエレベータシステムの所定時間におけるスナップショット。
【図8】本発明により動作する場合のエレベータシステムの所定時間におけるスナップショット。
【図9】本発明により動作する場合のエレベータシステムの所定時間におけるスナップショット。
【図10】本発明により動作する場合のエレベータシステムの所定時間におけるスナップショット。
【図11】RRT延長因子を供給するためのフローチャート。
【図12】RRT延長因子を示すためのエレベータシステムのスナップショット。

Claims (3)

  1. 多数のエレベータのかごの中で、エレベータを待っている乗客によって登録された乗場呼びの要求を満たすかごがいずれのかごであるかについて、その乗客に告知する方法において、
    前記乗場呼びに応答するために一時的に一つのかごを割り当て、そのかごを登録されたかごとし、
    前記乗場呼びの登録に応答して、前記多数のエレベータのかごの各々のかごについて残存応答時間(RRT)を判断し、かごの残存応答時間は、かごに既に委託されたかご呼びおよび乗場呼びを考慮した、乗場呼びが登録された階の委託点にエレベータが到着するまでの所要時間の評価であり、
    前記登録されたかごのRRT延長因子を、所定時における前記登録されたかごの位置と前記乗場呼びが登録された階との間における前記登録されたかごの停止可能な階の数の関数として供給し、RRT延長因子は、前記登録されたかごが、後の乗場呼び又はかご呼びに対して割り当てられることにより該登録されたかごの残存応答時間が延長される可能性を示し、
    前記登録されたかごが、該登録されたかごの次に最小の残存応答時間を有するかごよりも、少なくとも算出された秒数だけ短い残存応答時間を有するときに、前記乗場呼びの要求を満たすために前記登録されたかごを委託し、エレベータを待っている乗客にその割り当てを告知し、前記秒数は、RRT延長因子の関数として選択されることを特徴とする、エレベータのかごの割り当ての告知方法。
  2. 前記秒数が、前記乗場呼びの登録後にエレベータを待っている乗客の待ち時間、前記登録されたかごのRRT延長因子、および前記登録されたかごの残存応答時間に応答して供給されることを特徴とする、請求項1に記載のエレベータのかごの割り当ての告知方法。
  3. 前記秒数が以下の式によって供給されることを特徴とする、請求項1に記載のエレベータのかごの割り当ての告知方法。
    Figure 0003909093
    ここで、Wは乗場呼びを登録した乗客が現在までに待っている時間、RRT best 最良のかごの現在の残存応答時間、 best 最良のかごのRRT延長因子、Aは一定の桁移動子であり、Aが大きい値の場合は告知を遅くし、Aが小さい値の場合は告知を早くする。
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